Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2011年01月

DIR EN GREY 『LOTUS』 感想

アーティスト DIR EN GREY
メタルなCDをてけとーにレビューするブログ

シングル 『LOTUS』
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今や世界を股にかける日本のロックバンドDIR EN GREYの、おととしの12月にリリースされた”激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇 ”から、約13ヶ月ぶりとなる待望のニューシングル”LOTUS ”は、ミックスに【”激闇”を手がけたイェンス・ボグレンではなく】TRIVIUMやALL THAT REMAINSなどのUS勢を手がけたジェイソン・スーコフを起用した新曲で、気になるその曲調としては、”暴虐のむきだし”が如く攻撃的なファストナンバーだった”激闇”から一転して、ディルアングレイらしい儚く繊細なメロディで綴るミドルバラードを聴かせるんだけど、いわゆる”バラード”と一概に言うても、今回の”Lotus”は単なるバラードではなくて、”美しく、そして凛と咲く蓮の花=ロータス”が如く繊細な単音系のメロディ、その”美しき静寂”を容赦なく踏みにじりボロボロに破壊する、ズッシリとした重厚感を備えた”ヘヴィ”なギター、Vo京がお得意のハイトーンで歌う、実にディルアングレイらしい妖しさと艶やかさがクセになるサビメロ、これらのパーツを約4分間の尺の中で、”美しき静寂”と”哀しき激動”のメリハリを効かせ、”プログレッシヴ”なアプローチで起伏をつけて展開するその姿は、まさしく”Katatoniaスタイル”と呼べる”オルタナ・メタル”で、あらゆる経験を積んだ”今のDIR EN GREY”だからこそできた、孤高に咲く”無二の花”をリリカルな表現法で描いている。

 本作”LOTUS”を耳にしてまず思い浮かぶのは、アルバムUROBOROS収録の”Glass Skin”で、両者の特徴である”美しく繊細なメロディ”や”多彩なアレンジ”という共通するモノがあるんだけど、しかし、”Glass Skin”にはない”ヘヴィ”なアプローチがこの”LOTUS”にはあって、やっぱ尚更に普通のバラードじゃない、というか、こりゃぁ最早バラードと呼んでいいのか?っつーほどに、軽々しい態度じゃ聴けない、色々な意味で重厚かつ威厳に満ちたバラードである事には違いないし、決して単調ではない、ある意味で”複雑”と言えそうなほど練り込まれた楽曲は、聴く度に新しい発見があります。つーか、前に”激闇”について記事にした時、”ディルの持ち味はミドルでアレンジを効かせた~”的な事を書いたような気ーするけど、リアルに今回、まさにそう書いた通り、僕が望んだ形の曲になっててちょっと驚いたわ。てか、バラード寄りの曲でこんだけ”ヘヴィ”なら、次のアルバムって相当ヘヴィな作風になるんじゃね?・・・っと予想するか、それともその想像とは全く違った結果になるか・・・非常に楽しみではある。・・・ふとここで思った、【『ウロボロス』を超える=”Vinushka”を超える】って事だよなーって。
 そりゃ一応は”バラード”として認知される曲やから、その”サビ”に注目が集まるのは当たり前な事で、バラードだからといってド派手になり過ぎす、けれど地味にもなり過ぎない、そんな絶妙なメロディセンスを発揮するVo京が高音で歌い上げるサビ、その”サビ”のバッキングで確かな存在感を魅せつける、独特な”ウネるグルーヴ”を意識したGリフがオイラ的にドツボで、京=主役のボーカルをより一層際立たせるためにあるギターの存在かと思いきや、”自分が主役”だと言わんばかりの圧倒的な音圧が猛獣の如く聴き手に襲いかかり、一瞬”キザミ”を入れる場面のカッコ良さったらなんのって。。。うん、このリフはカッコイイッ!!そこにシビれる!あこがれるゥ!・・・そしてこの”ヘヴィ・ロック(造語)~オルタナ・メタル”の血が通った音の質感、そして気持いいほどに”グルーヴィ”な曲調はUSのEvanescenceやSWEのKatatonia(主に『TGCD』期)に共通する、実に”オルタナ・メタル”然としたサウンドだという事が分かります。ちなみに、これはオイラの至極勝手な持論なんだけど、エヴァネの1st『Fallen 』とカタの『TGCD 』は”感性”が同じ”穴兄弟”だと思ってる。
 僕がどういった理由で”今のディルアングレイ”を聴いているのか、この”LOTUS”を聴いてその理由がまた少し理解できたような気がする。まさしく、この”LOTUS”こそが”今のDIR EN GREY”の象徴であり感性で、そして同時に”今の僕の感性”でもあるんだ。特に、Vo京が艶やかな中域で歌う、2分18秒からの”あの静寂”に”俺の感性”が潜んでいると言うても過言じゃないです。それほどまでに、この”LOTUS”から【Next DIR EN GREY】の意志が感じられる、というか、さらなる高みを目指す”NEXT”を感じろおおおおおッ!!

注目の対決ッ!?イェンス・ボグレン【”激闇”担当 VS ジェイソン・スーコフLotus”担当

 イェンス・ボグレン【”激闇”担当・・・界隈の大御所ではスウェーデンのKatatoniaやOpethなど、他にも様々なメタルバンドと仕事をしているイェンス・ボグレン氏が作る音の印象としては、一つ一つの楽器(Voを含む)を満遍なく平均的に鳴らす、なんというか”オーガニック”な、というか”タイト”なイメージがあるんだけど、一方でバンドの個性や音のメリハリをなくすという欠点?とも呼べそうな、悪く言えば”凡個性的”、というか、(特にギターやドラムの)音源を聴けば直ぐに彼のミックスだと分かっちゃうほど(例外あり)、イェンスの音って結構特徴的で、彼が手がけた”激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇”の場合なんかは、これ以上ないほどコッテコテな”イェンスの音”だったわけ。いい意味でも悪い意味でも”特徴的”過ぎた音質だった『ウロボロス』以降、【Next DIR EN GREY】を示す一発目の新曲”激闇”を初めて耳にした時は、(ウロボと比較してみて)”音質イイッ!”って感じるんだけど、よくよく考えてみると、ディルのような”雰囲気バンド”に”激闇”をのような”オーガニックさ”は必要か?という疑問も生まれるわけで。と考えると、やっぱりイェンスの音は”相性”というのが一番に大事なのかも。おいら的には、”イェンスらしい音”ではなく、kataの『Night is the New Day 』みたいな音でなら、今のディルと気が合わなくもないんじゃないかなーって思うけど。兎に角、大雑把なイメージとしては、イェンスの音は”EU的”な音と思ってくれればいいかと。
 ちなみに、おいらがイェンスの音で”失敗”だと感じている作品はOPETHの『Watershed 』なんだけど(しかしこれはブート的な音を再現したという一説もあったりするんだよね・・・)、その前作の名盤『Ghost Reveries 』はなんら問題なかったのに、『Watershed』に限っては”異様”に感じてしまった。けど、今年リリースされるオペスの新作では、なんと!”スティーヴン・ウィルソン×イェンス・ボグレン”という夢のマッチングが実現しており、その内容に俄然と期待が高まっている、と同時に、その期待と同じくらいの不安も正直あります。

 ジェイソン・スーコフLotus”担当 ・・・1stシングルの”激闇”に次いで2ndシングルとなる、今回の新曲”LOTUS”を手がけたジェイソン・スーコフ氏が作る音の印象は、前者のイェンスが鳴らす音よりも俄然”ヘヴィ”で”メタル”な芯の通った重厚感があり、とりあえず一番にギターを太く大きくゴリゴリに鳴らす音を特徴とした、”グルーヴィ”で”立体的”な実に”US的”な感覚があって、この”LOTUS”ではディル史上最も”重い”音を聴かせてるんじゃない?ってほどヘヴィだし、イェンスの音よりも横の広がりがない分、縦の奥行きというか、音の深みが感じられて、今回のようなメロディを重視したミドルバラードとの相性はバツグンだなぁと。てか、このジェイソン氏、主にUSメタルコア系を得意とするってんなら、どっちかっつーと、”メタルコア”寄りだった”激闇”の方を手がけるべきだったんじゃ・・・っつーツッコミは今更なしだよなぁ。けど、これは誰もが感じる疑問だと思う。いやまぁタイミングとか色々あるのは重々承知なんだけども。

 で、結局イェンスとジェイソンどっちが良かったんだよ?っつーワケなんですが、勿論どっちも”音質がイイ”という事を前提にして言うと、おいら的には、今回の”LOTUS”を手がけた後者のジェイソン氏が鳴らす音の方が、【Next DIR EN GREY】が作る楽曲との相性が良いような気がしました。音質関係なしに、曲としても”激闇”よりも”LOTUS”のが個人的に好みだったから、そういう選択になったのかもしれんけど(結構アッサリとした儚げな終わり方も好き)。だからこそ、”激闇”をジェイソン氏の音で聴いてみたいという思いが一層に強くなるわけで。
 まっ、個人的な感想は置いといて・・・とにかく言いたいのは、一応は”唯一無二”を掲げるバンドならば、自身も認める”雰囲気バンド”であるならば、DIR EN GREYの魅力を最大限に引き出してくれる”音質”というひっっじょーに大切な部分にも、トコトンこだわって探求して欲しいということです。・・・どうやら巷ではイェンスのが人気みたいだねwやっぱり。

 という感じで、ディルアングレイらしく?”中二病”的なノリで書き殴ってみました。正直いって自分でも何書いてんのかよく分かりませんw当サイトはあくまで”てけとー”なブログなんで、そこん所よろしくですw


LOTUS
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ハッピーセットの新CMはメタル

シャベッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwはカルトメタル

Cloudkicker 『Beacons』 レビュー

アーティスト Cloudkicker
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アルバム 
『Beacons』
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Track List
1. We are going to invert...
2. Here, wait a minute! Damn it!
3. We're goin' in. We're going down.
4. Oh, god.
5. I admit it now. I was scared.
6. We were all scared.
7. Push it way up!
8. ...it's just wide-open field.
9. It's bad. We're hit, man, we are hit.
10. Amy, I love you.


近ごろ大きな盛り上がりを見せている”Djent”界隈では、Periphery やUKのTesseracT と並ぶ”エース候補”の一角で、ギター&ベースやプログラミングを全部一人でこなすベン・シャープという人物からなる”CloudKick-Ass!!”なワンマンバンド、USはオハイオ出身のCloudkickerの2作目『Beacons』なんだけど、やってる音楽性としては、わりやすく言っちゃえば、USの”Intronaut 的ポスト・メタル”の解釈で”Djent”界の長であるMeshuggah をやってみました、的な感じの無機質なinstrumentalを主体としたDjent系ポスト・メタルなんだけど、God Is An AstronautHammock に 通じるambient/Atmosphericなポストロック的アプローチやら、界隈の『おーさ!』であるメシュガー組直系、メシュガーLikeな典型 的djentやら、ドゥーミッシュな”重み”を含んだポスト・メタルな曲まで、例えるならカメレオンの如く変幻自在、マスかきながら多種多様に展開する experimentalな楽曲陣は、”Djent界のエース”を名乗るに相応しい、他のdjent系を軽く抜きん出るほどの、確かなソングライティング 能力は”ワンランク上のおっさん”=”凄み”を感じさせるモノがあります。

 イントロの1から次いで始まる2の”Here, wait a minute! Damn it!”からハンパないDjent!!Djent!!Djent!!をブチかましてきて、まさに”疾走系Djent”なスピードと展開、そしてメシュガー兄貴直系のウネり弾むグルーヴ感がヤバ過ぎカッコ良すぎなキラーチューン。とにかくプログレシヴでマスい3の”We're goin' in. We're going down.”は、メリハリの効いたキレのある展開美がクソカッコイイ。ポストロック的な柔い空気とポスト・メタルな轟音が調和した独特な空間を生み出す4の”Oh, god.”、短尺の5曲目”I admit it now. I was scared.”と6の”We were all scared.”はアンビエント/アトモスフェリックな浮遊感のある癒され雰囲気がツボ。再び激しく轟く、実に”プログレッシヴ・ポスト・メタル”な7の”Push it way up!”、Hammock的なポストロックを聴かせる8の”...it's just wide-open field.”、ヘヴィなパートとメロウなパートでメリハリを効かせた9の”It's bad. We're hit, man, we are hit.”、ズッシリと重い轟音を鳴らす10の”Amy, I love you.”・・・という感じで、尺の短い”メロウ”な曲を効果的に挟み、尺の長い曲を活かした構成は聴き手を飽きさせず、耳から離さない。

  正直、インストでここまで面白く、気持よく聴けたバンドは久しぶり、というか、初めてかもしれない。それほどに凄くて、そして単純にカッコイイ作品でした。昨年のBESTに入ってても全くおかしくない内容です。この手の 界隈によくある、単なるメシュガーのコピーや亜種じゃない所が、このCloudkickerの良さであり、個性=オリジナリティを感じさせる部分となって るんだ。・・・というワケで、(セルフリリースが多いこの界隈では別に珍しくもないが)・・・ありがたい事に、Cloudkickerの公式サイトにて、 本作の音源がフルで聴けちゃうんで、気になった方は是非→http://cloudkicker.bandcamp.com/

B

EF 『Mourning Golden Morning』 レビュー

アーティスト EF
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アルバム 
Mourning Golden Morning
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Track List

1. Escapade #1
2. Sons Of Ghosts
3. K-141 KYPCK
4. Longing For Colors
5. Fyra
6. 401 Lwa
7. Alp Lugens And Beyond


北欧スウェーデンはイエテボリ出身の3人組(+サブメン2人)、EFの約2年ぶりとなる新作で、通算で3作目になる本作の『Mourning Golden Morning』でも、オルガンやアコーディオンなどの鍵盤楽器を積極的に擁した、”北欧的幽玄世界”を創造するEFらしい”壮麗”なポストロックは普遍なんだけど、3の”K-141 KYPCK”や4の”Longing For Colors”や6の”401 Lwa”などでは、いわゆる”轟音系”へのアプローチを垣間見せたりと、本来のEfらしさを保ちながらも、多少なりの音の変化をつけてきた今作は流石の完成度で、タイトルの『Mourning Golden Morning』=『黄金の朝』という名のとおり、ヒマワリが野原一面に広がった”黄金畑”という絶景を脳裏に描写させるほど、自然に喜びが溢れ出す高揚感に満ちたメロディは、聴き手をホッコリと優しく包みこむように、”黄金に輝く朝”へと優しく誘い、最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア!・・・元い、最高に清々しく穏やかな目覚めを提供してくれるんだ。この”黄金”に光り輝く”壮麗”な世界観は、UKのANATHEMAOceansize の昨年リリースされた新作に共通するナニかがあります。
 ちょいと前に同郷の”A Swarm of the Sun と比較して楽しむ~”的な、そんな”てきとー”な事を書いた気がするけど、今回で”轟音系”へのアプローチを見せた事により、それが結構的確な文になっちゃってるまた面白くて、同時に”スウェーデン”という土地柄で通じる北欧然とした独特の郷愁感というかメランコリーなメロディは、今作でさらに、より分かりやすい表現がなされており、その言葉の説得力も増すとか増さないとか。

 本作”北欧壮麗世界”の幕開けを飾る1の”Escapade #1”で荘厳かつ壮大なオープニングを飾り、1の流れを継いで、イントロから意気揚々とした美しくピアノの音色を鳴らす2の”Sons Of Ghosts”は、女性Voとの優しいハーモニーを聴かせる中盤と、凛々しくたくましいトランペットの音で大仰に盛り上げる終盤でリリックかつドラマティックに展開。初っ端から激しく”轟音系”な音を出す3の”K-141 KYPCK”は、実に北欧らしくメランコリーに泣くパートを中盤に挟み、最後は再び”轟音”を豪快に鳴らして終わります。軽快なノリと北欧然とした”幽玄世界”がたまらんちな4の”Longing For Colors”は、女性Voとのハーモニーを”再び、再びかァァ―――ッ!!”ってな感じで、全体的にプログレチックに展開。6の”401 Lwa”も露骨な”轟音系”へのアプローチが凄まじい。・・・つまりは捨て曲なしって事です。

 というワケなんだけど、僕が所持している1stと比較すると、やはり”変化”しているな、と、切に感じることができました。さっきも書いたとおり、ANATHEMAとOceansizeの新作が気に入ったって人に是非とも手にしてもらいたい、眩しすぎるほどに輝かしい、そして”美しすぎる”一枚!!


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CYCLAMEN 『Senjyu』 レビュー

アーティスト CYCLAMEN
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アルバム 『Senjyu』
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Track List
1. Mother
2. The Seeker
3. Thirst
4. Hope
5. Comfort
6. With Our Hands
7. Grand Annihilation
8. Devoid
9. Hellrise
10. Revenge (of the Geeks)
11. Senjyu
12. Full Moon Night


スウェーデンの覇王ことMESHUGGAH を『族長(おーさ!)族長(おーさ!)族長(おーさ!)』・・・開祖とする、今のメタル界隈で最も注目されているといっても過言じゃない、いわゆる”Djent系”のUKを代表するSikTh (解散済)や今年デビュー作を出す若手のホープTesseracT 、昨年ロードランナーからデビュー作をリリースしたUSのPeriphery らのメンバーがゲスト参加した、在英日本人のハヤト・イマニシHayato Imanishi)氏を中心にイギリスを拠点に活動している5人組、Cyclamen(シクラメン)のデビュー作『Senjyu』がパネーくらいに”Djent!Djent!!Djent!!!”なDjent精神に忠実に則った、ハイテンション過ぎるテクニカル/マスかきメタルをやってて、そのサウンドは言わずもがなメシュガー譲りのコテコテなdjentスタイルで、簡単に言っちゃえばメンバーがゲストで参加しているSikTh的な暴虐性の高いブルータリティを押し出した、いわゆるテクニカル・デス的なプログレメタルなんだけども、それで終わらないのがこのCyclamenの面白いところで、ハヤト氏の激情系スクリーミングや、聞き手の心へ真っ直ぐに訴えかける、”この世の絶望と希望、そして未来”をテーマにした日本語歌詞を力強く歌い上げるクリーン・ボーカル、轟音系ポストロックな叙情的アプローチがあるバンドの曲を聞けば分かるとおり、日本のEnvy からの影響が多大に感じられる、”美”と”激”が絶妙に調和したカオスな”激情系djent世界”は、もはや”Djent界のダークホース”とでも称したいほどのインパクトがあります。

 捨て曲の無い今作の中でも、そのまんまSikThな”テク・デス”ナンバーで、激しくブルータルなパートとメロウなクリーンパートの対比が素晴らしい、その名も”ハイパーオーラdjent!!”な2の”The Seeker”、超絶カオティック系”Djent”な3の”Thirst”、この2,3の強烈すぎるツートップでツカミは◎で、本作のハイライト的な6曲目の”With Our Hands”は、”僕らの手で戻すのさ未来を、扉を開く勇気を、力を信じて”という、力強いサビが良すぎるキラーチューン。そしてタイトルトラックとなる11の”Senjyu”は、リリカルに展開するポストロックチューンで、その壮麗なる神々しさに、本作ジャケのkawaii観音様についつい”手と手をあわせて幸せ~”とかなんとか言いたくなっちゃうほどなんだ。その他にも、2009年作のEP『Dreamers』に収録されてる”Never Ending Dream ”って曲もイイんだよねェ。つーことで、シクラメンをもっと知りた行って方は彼らのyoutubeへ今すぐGo→http://www.youtube.com/user/thiscyclamen#p/u

 というワケで、昨年に新作をリリースした、いわゆる”Djent”界隈の”エース三本柱”こと、TesseracTPeripheryCloudkicker と並び、”半和製djent”ことCyclamenの豪華なゲスト陣を迎えたデビュー作『Senjyu』も超マストな作品となってます。てかコレ聞いてない奴はDjent語る資格ないわ~ホントないわ~。って言いたくなるほど個人的に超オススメッ!オススメッ!!オススメッ!!!・・・もはや”デスコア”はオワコン、これからの時代は”Djent”じゃ!!


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