Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2011年04月

JOLLY 『The Audio Guide To Happiness (Part I)』

Artist Jolly


Album 『The Audio Guide To Happiness (Part I)』


Track List
1. Guidance One
2. Ends Where It Starts
3. Joy
4. Pretty Darlin'
5. The Pattern
6. Storytime
7. Guidance Two
8. Still A Dream
9. Radiae
10. Where Everything's Perfect
11. Dorothy's Lament
12. Intermission

USはNY出身の4人組、Jollyの約2年ぶりの2作目『The Audio Guide To Happiness (Part I)』なんだが、このJollyっつーバンドはだ、主に同レーベルInsideOut所属のRiversideやUKのPorcupine Tree、USのToolやSWEのKatatoniaを代表とするこの手の”ダーク・プログレッシブ/オルタナティブ・ヘヴィ”界隈、つまりはいわゆる”俺の界隈”の末端に属するUSの若手で、その音楽性も言わずもがな、随分とマニアックでモダンなオルタナティブ系プログレッシブ・メタルをやってるわけで、アンビエンスに薄霧がかったポストゴシック的な薄暗い雰囲気、90s的というか若干レトロなムードを醸し出す(こちらも同レーベルの)Devin Townsend的アート/モダン・メタルなサウンドを基本としながら、DTばりに華麗なkeyを擁して”クサイ”&”ドラマティック”なアプローチをあざとくも魅せるのが、このJollyの大きな特徴であり武器であり、本作では#3の”Joy”がその”特徴”を大きく感じさせる曲で、イントロのココロ踊るkeyからしてZARDの曲が始まったのかと一瞬勘違いするほどの歌謡的哀愁やHIM的なゴシック/メランコリックなエレメンツを感じさせるキラーチューンで、デヴィンっぽいモダン・メタルな#2”Ends Where It Starts”や#8”Still A Dream”、#5”The Pattern”ではMeshugghaDjentパートを織り込んだガチプログ・メタルを聴かせるあたり、一応デビュー当時から注目していたバンドだが、『やっぱコイツら只者じゃないなぁ』という思いが更に強くなり、そして”ポストRiverside”の座に相応しい真の後継者だということを確信しました(って、大きく言うてるわりには如何せん知名度が低すぎるのが・・・泣)。 アメリカ産らしからぬ?90sチックなイモ臭さといい、色々と音のクセが強いが、あらゆるバンドからの影響が伺えるそのヲタッキーなサウンドは、この手の 音楽がスキーなら一聴の価値大アリな良作です。しかもなんと、今回の東日本大震災を受けて”Help Japan”として寄付&支援してくれてるので、少しでも気になった方は是非とも買ってやって下さい→コチラ  失礼かもだが、知名度的にドマイナーな彼らが支援を表明してくれるなんて、本当にありがたい事です。

  本作は(Part One)となってるけど、本作(Part One)の中身は物語のフェーズⅠ(#1~#6)からフェーズⅡ(#7~#11)までで、続編となる(Part Two)に収録される予定のフェーズⅢからフェーズⅣは本作には収録されていないので注意が必要。で、本作の後編にあたる(Part Two)は、Twitter上でで確認したところによると、日程は不明だがリリースの予定がちゃんとあるとの事。なんで、僕と同じような疑問を持った方は ご安心を。ちなみに本作のミックス&マスター&アートワークは、ドラマーでありプロデューサーでもあるLouis Abramsom氏が全て一人でやってるらしいです。まぁこんな感じで、続編の(Part Two)にも期待・・・!!


8.0 / 10


Audio Guide to Happiness
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Jolly
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Dream Theater The Spirit Carries

Dream Theater - The Spirit Carries On Episode 1
http://www.youtube.com/watch?v=L609JsPFmmI
これは見る価値ありますよ。つーか卍ー二さんすげェw

Dream Theater - The Spirit Carries On Episode 2
http://www.youtube.com/watch?v=-vaDfcKzLbY
皆さんどんだけキャラ濃いのw

Dream Theater - The Spirit Carries On Episode 3
http://www.youtube.com/watch?v=2QHMQjH17aw
というわけで、Dream Theaterのニュードラマーはやっぱり卍ー二氏に決定!!
つーかFFのBGMっぽいのがあった件。

やはりこの人だったか・・・!!つうか卍ー二氏の驚きようったらガチwいやぁこれは楽しみすぎる!!

FEN 『Epoch』 レビュー

Artist Fen


Album 『Epoch』


Track List
1. Epoch
2. Ghosts of the Flood
3. Of Wilderness and Ruin
4. The Gibbet Elms
5. Carrier of Echoes
6. Half-Light Eternal
7. A Warning Solace
8. Ashbringer

本日紹介するのは、主にフランスのAlcestやUSのAgallochなどを中心とする、いわゆる”ポスト・ブラック”界隈のUKを代表するイングランド出身の4人組、FENの約2年ぶりの2作目『Epoch』なんだが、この手の界隈を深く掘り下げてみるとだ、ノルウェーの異端児Ulverさんのデビュー作『Bergtatt』が言わば”Post-Blackの原点”であるとオイラは勝手に思ってるんだけど、その”原点”の意志は現代流の形となってUSのAgallochへと受け継がれ、その流派の影響下に置ける前作『The Malediction Fields』をリリースして、小規模ではあるがこの界隈に衝撃を与えるデビューを飾った彼らですが、それに次ぐ本作品でも、前作同様にアルセ譲りの”儚さ”を帯びたポストロック/シューゲイザーへのアプローチを強く踏襲しながら、バンドの鍵である超Atmosphericな冷気の霧を放つシンセを前作以上に効果的に擁する事により、ただでさえ暗いFenの音はゴシックホラーばりにミステリアスで不穏な空気に纏われ、更なる深淵な闇へと身を潜め、その凍てつくように寒い漆黒空間からアートワークのような群青色に淀んだ”幽幻霧世界”を創造し、儚くも美しくムーディな幻想空間を創造する静寂/叙情パートと、The Watcher氏(Gt&Vo)とGrungyn氏(Ba&Vo)のツインVoの悲痛な絶叫と共にAgalloch譲りの”荒涼感”を激しく撒き散らす実にブラック・メタル然とした暴虐パート、その落差のある緩急はお見事で、まさしく、これぞ”ポスト・ブラック・アルバム”そのものなんだ。

 再生した途端にシリアスなムードと冷気が幽玄に漂う#1”Epoch”からしてFen流の幻想世界が夢のように広がり、それに繋がって初っ端から暴虐に激走し荒涼を四方八方にブチ撒ける#2”Ghosts of the Flood”は、お得意の静と動の”メリハリ”を効かせた展開が叙情的すぎてたまんない。。。とりあえず#1と#2の流れが素晴らしすぎ。で、コッテコテの”しゅーげいざー・ぶらっくめたる”な#3、壮麗なるメランコリカが妖美に舞い踊り感動的な世界へと誘う#4”The Gibbet Elms”、そして約10分を超える大作で本作のハイライトとなる#5”Carrier of Echoes”は、ストリングスやアコギを擁してドラマティックかつ叙情的に、そしてプログレッシヴに展開するロマンティックがとまらない名曲。これは”ポストブラック”界屈指の名曲でしょう。特に6分頃からの美しき儚さが滲み出るパートが至高。んで、嫌でもアルセのネージュ氏を想起させる遊牧的な歌でまったりと心地よく始まる#6”Half-Light Eternal”は、スペーシーなkeyを擁しながら徐々に混沌さと暴虐性が増していくコチラも名曲で、オペスみたいなアコギの入れ方とかツボやん。約10分近くある曲でメリハリを効かせながらリリカルに展開する”ポスト・ブラロック”な#8、ラストをスピーディかつ劇的に飾る#9”Ashbringer”・・・と、まぁこんな感じで、前作の荒廃したクライモリをやっとこさ抜けたと思ったら、その先には更なる漆黒の闇が広がっていました鬱・・・みたいな流れ。で、個人的には、前作よりも”個”を主張し、オリジナルな”独創性”を強く感じさせる本作のが好みです。最後までしっかりと聴かせるしね。
 このFenっつーのは、簡単に言うてしまえば、”フォーク色を削いだAgalloch”又は”暴虐性が増したアルセ”、つまりはそれらの”間の子”的な存在なんだが、その2バンドとの大きな違いである超アトモスフェリックなkey/シンセの音色が、本作ではその”keyが一番のキモ”っちゅーても決して過言じゃないほど、それほどまでにkeyが醸し出すヴェリィムーディ・・・シリアスェ・・・な空気がマージでたまんねーです。

 という感じで、今年のBEST行きが予想される本作『Epoch』は、”ポストブラック”界に大きくその名を轟かせるであろう名作です。というわけでして、ようこそ・・・

                至高の幽幻霧世界”へ・・・

8.5 / 10



Epoch
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The Human Abstract 『Digital Veil』 レビュー

Artist The Human Abstract


Album 『Digital Veil』


Track List
1. Elegiac
2. Complex Terms
3. Digital Veil
4. Faust
5. Antebellum
6. Holographic Sight
7. Horizon To Zenith
8. Patterns

USはLA出身の5人組、The Human Abstractの約3年ぶりとなる通算3作目『Digital Veil』なんだけど、おいら、このバンドの音源を聴くのは今回が初めてなんだが(名前は知ってたけど)、昨年にオリジナルボーカリストのNathan Ellsが脱退という、バンドの存続に関わる事態が起きたが、しかしバンドは直ぐ様にThe Color of ViolenceTravis Richterをニューシンガーとして迎え入れ、更に2007年にバンドを脱退していたA.J. Minette(Gt&Piano)がバンドに復帰し、更には2009年にE1 Musicと新しい契約を結んでの、要は”New!! The Human Abstract”、ある意味”新人バンド”としても聴くことができちゃう本作品の印象としてはだ、先日新作EPをリリースしたBetween the Buried and Meや、同じく新作をリリースしたProtest the Hero系統のカオティック/メタルコア系プログレッシヴ・メタルをプレイスタイルとしており、言うなれば”ポストBtBaM”といったところ。なんだが、ガチムチギタリストA. J. Minetteがクラシカルに引き倒すギター&ピアノのInstrumentalパートを聴けば一目瞭然で、あらゆる場面から高濃度の”ネオクラ臭”がプンプンしてくるTHAのガチヲタサウンドは、PtHやBtBaMとは一線を画した確かな違いを見せており、前作=2ndの評判がすこぶる悪いのが若干気になるが、、、しかし本作は紛れもなく”良作”と呼べるクオリティの高さを誇ってるんだ。

 溢れんばかりに泣きじゃくる超絶クラシカルなインストの#1”Elegiac”からして、なにかしらの”予感”をオープニングから感じさせ、変調子を多用したガチプログレッシゔ・メタルコアな#2”Complex Terms”は、クリーンVoのクラシカルなアプローチがイカすドラマティックなナンバー。んで、ブルータル&カオティックに複雑怪奇に暴れ狂う#3”Digital Veil ”、インギー様ばりのガチなネオクラっぷりが見事な#4”Faust ”、アコギやアルペジオなどの音で粋な味付けをしながらドラマティックに展開する#5”Antebellum”、とりあえず#1~#5までの流れが兎に角スゴイ。その後も聴き応え十分なネオクラ系メタルコアが濃密に堪能できます。まず一番にギターの弾きまくるプレイに注目やね。

 というわけで、この手のジャンルが好きならマストだし、当然”泣き”のネオクラが好きな人にもオススメできますね。正直PtHの新作よりもずっと良く聴こえるかも。いやはやコイツらスゲーです。


8.0 / 10


Digital Veil
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Human Abstract
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AMON AMARTH 『Surtur Rising』 レビュー

Artist Amon Amarth


Album 『Surtur Rising』


Track List
01. War Of The Gods
02. Töck's Taunt - Loke's Treachery Part II
03. Destroyer Of The Universe
04. Slaves Of Fear
05. Live Without Regrets
06. The Last Stand Of Frej
07. For Victory Or Death
08. Wrath Of The Norsemen
09. A Beast Am I
10. Doom Over Dead Man

スウェーデンはイエテボリが世界に誇る”漢のヴァイキング”こと、Amon Amarthの約3ぶり通算8作目となる『Surtur Rising』は、北欧神”雷神トール”と”大蛇ヨルムンガンド”が激しい死闘を繰り広げた前作Twilight Of The Thunder Godの流れを踏襲した、赤裸々にぶつかり合うオトコ達の血肉踊る勇姿を再びかァーッ!!、そしてギンギンに漲る抑えきれない高揚感に満ち溢れた、雄々しくも勇壮なメロデス/ヴァイキング・メタルをドストレートに貫き通した本作品は、ムッサ苦しいほどに燃え滾る熱き魂を持つフロントマンJohan Hegg兄貴の大地を轟かすけたたましい咆哮と、それをバックからサポートするスウェディッシュ/イエテボリ・スタイルは、もはや”マンネリズム”というのも烏滸がましい、ベテラン然とした円熟した安定感を見せつけ、本作”男の世界”の幕開けを飾る#1の”War Of The Gods ”からして前作譲りの怒涛な勢いと勇壮なる”漢のメロディ”を擁したキラーチューンで、ミドルテンポで力強く展開する#2、前作にはなかったデスメタル的ブルータリティを発揮する#3、勇壮なGソロと”漢泣き”必須な”漢のメロディ”に悶絶する#4”Slaves Of Fear ”、溢れんばかりの勢いとエピックな高揚感丸出しな#7”For Victory Or Death”、ガチメロデスな#9”A Beast Am ”などを筆頭に、どこを切ってもアモアマらしい”女子禁制”な曲ばかりで、評価が高かった前作よりも、むしろ本作のが彼ら”集大成”と呼べる作品なんじゃないかなーって。それほどまでに”スウェーデンの重鎮”という威厳を威風堂々と漂わせているんだ。

 前作と同じく、Fascination Street Studiosにてイェンス・ボグレン氏がプロデュース&ミックス&マスタリングを手掛けており、様々な面において前作を踏襲した形ではあるんだけど、前作ほどの即効性や突進力やエピック成分は薄く、名曲”Twilight Of The Thunder God”や”Live For The Kill”みたいな”ド”が付くほどストレートな胸熱キラーチューンはないけども、どの曲も前作を凌ぐ勢いと完成度があるし、なんというか、本作の曲の方が表現の幅が広いような気がするというか、かなりメロデス寄りの攻撃性やギターの叙情性が目立ち、同時にソリッドでヘヴィな重みも強調され、曲調のバラエティさやベテランらしい味わい深さも存分に堪能できます。要は前作よりも”スルメ”な感覚っつーのかな。ホント、微妙な違いではあるんだけどね。大雑把にいうとだ、前作は”雷神トールVSヨルムンガンド”が織り成す”ヴァイキング”寄りの作風で、本作は”アモアマVS巨人スルト”が織り成す”バトル・メタル”っつーイメージかな。特に#4のGソロとか勇壮すぎてマジで戦闘モードです。
 前作では雷神トールになりきっていたVoヨハンだが、今回は”デスメタルボーカリスト”としてのポテンシャルを俄然強く高め、そのドスが増したヨハンの低音グロウルにも注目が集まります。

 というわけで、SP盤ボートラのSOADのカバーは賛否両論ありますが、肝心の本編の内容はビルボード初登場34位【過去最高順位】も納得、文句なしの出来です。前作が気に入った人なら、まず聴いて損はないよ。

             これぞ”漢のマンネリズム”だッ・・・!!

8.0 / 10



焔の巨人スルト襲来
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