Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2011年12月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

2011年度BEST Album Top 22!!

2011年度BEST Album Top 22!!

22 Sleepmakeswaves 『.​.​.​And So We Destroyed Everything』
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オーストラリア/ニカニカ系Post-Rock/レビュー記事
Best Track To you they are birds, to me they are voices in the forest ...and so we destroyed everything

21 Defeater 『Empty Days & Sleepless Nights』

USボストン/刹那系激情HC/レビュー記事
Best Track Dear Father” ”Quiet The Longing

20 Our Ceasing Voice 『When The Headline Hit Home』
Our Ceasing Voice - When The Headline Hit Home
☆オーストリア/神聖Post-Rock/レビュー記事
Best Track ”Without Even Breathing” ”Highway Lights


19 Phantogram 『Nightlife』
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USニューヨーク/エロkawaii系Trip-Hop/レビュー記事
Best Track ”Make A Fist” ”Nightlife

18 Whirr 『Distressor』
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USカルフォルニア/桃尻女とShoegazer/レビュー記事
Best Track ”Ghost” ”Child” ”Leave

17 True Widow 『As High As the Highest Heavens and From the Center to the Circumference of the Earth』

☆USテキサス/自称Stonegaze/レビュー記事
Best Track ”Jackyl” ”Skull Eyes

16 Evanescence 『Evanescence』
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☆US/オルタナティブ・ブヒィ/レビュー記事
Best Track ”Erase This” ”My Heart Is Broken” ”Never Go Back

15 Devin Townsend Project 『Ghost』

☆カナダ/kawaii系Post-Progressive/レビュー記事
Best Track ”Feather” ”Ghost

14 DIR EN GREY 『Dum Spiro Spero』
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☆日本/ヤンキーが良い事したらやけに褒められる系オルタナティブ・ヘヴィ/レビュー記事
Best Track ”LOTUS” ”VANITAS

13 Opeth 『Heritage』
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☆スウェーデン/働くおっさん懐古Progressive/レビュー記事
Best Track ”Haxprocess” ”Folklore

12 Light Bearer 『Lapsus』
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☆UK/ハイブリットPost-Metal/レビュー記事
Best Track ”Primum Movens” ”Lapsus

11 Steven Wilson 『Grace For Drowning』
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☆UK/Jazz-Progressive/レビュー記事
Best Track ”Sectarian” ”Deform To Form A Star

10 Scale The Summit 『The Collective』
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USロサンゼルス/Cynic系Progressive/レビュー記事
Best Track ”Whales” ”Black Hills” ”Balkan

9 Amia Venera Landscape 『The Long Procession』
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☆イタリア/Progressive-Post-Metal/レビュー記事
Best Track ”Empire” ”Nicholas” ”A New Aurora

8 Born Of Osiris 『The Discovery』

☆USシカゴ/キッズ系Djent/レビュー記事
Best Track ”Recreate” ”Follow The Signs” ”A Solution

7 Junius 『Reports From the Threshold of Death』
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☆USボストン/耽美派Post-Metal/レビュー記事
Best Track ”All Shall Float” ”Transcend the Ghost” ”Dance on Blood

6 KEN mode 『Venerable』
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☆カナダ/初期衝動Sludge/レビュー記事
Best Track ”Batholith” ”Book Of Muscle” ”Flight Of The Echo Hawk

5 Deafheaven 『Roads To Judah』

☆USサンフランシスコ/激情系USBM/レビュー記事
Best Track ”Violet” ”Language Games

4 Ghost Brigade 『Until Fear No Longer Defines US』
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☆フィンランド/覇道のPost-Metal/レビュー記事
Best Track ”Clawmaster” ”Chamber” ”Breakwater

3 40 Watt Sun 『The Inside Room』
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☆UK/耽美派Doom/レビュー記事
Best Track ”Restless” ”Open My Eyes” ”Carry Me Home

2 Fair to Midland 『Arrows & Anchors』
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☆USテキサス/農民系オルタナティブ・ヘヴィ/レビュー記事
Best Track ”Whiskey & Ritalin” ”Bright Bulbs & Sharp Tools” ”Short-Haired Tornado

1 Grown Below 『The Long Now』
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☆ベルギー/俺の界隈Post-Metal/レビュー記事
Best Track ”Trojan Horses (They Ride)” ”The Abyss” ”The Long Now

2011年度BEST Song 20!!(BESTアルバム以外の作品から順不同)
The Joy Formidable The Everchanging Spectrum of a Lie
Textures ”Sanguine Draws The Oath
††† ”Op†ion
The Gathering ”Heroes For Ghosts
M83 ”Midnight City
True Widow ”I.N.O.”
Mastodon ”Octopus Has No Friends
Iroha ”Autumn Leaves
Whirr ”Junebouvier
Riverside ”Forgotten Land
TesseracT ”Deception
Sólstafir ”Fjara
Within Temptation ”Iron
Helms Alee ”Music Box
Ulver ”Providence
Blue Sky Black Death ”Heart Attack
Obscure Sphinx ”Nastiez
Sybreed ”Challenger
Boris ”フレア
Danger Mouse & Daniele Luppi ”Season's Trees


・・・という感じで、今年の”俺の感性”の集合体がコレです(ドヤッ。なんというか、実にオイラらしいBESTになってるんじゃないかなーと。このランクのポイントとしては、全21枚の内6枚はデビュー作という意外なところにあって(Top10圏内に4作品)、中でもNo1のGrown BelowやNo3の40 Watt Sun、そしてDeafheavenのデビュー作には耳がブッ飛ぶぐらい驚かされたし、俺の感性との必然的な引かれ合いだったと思う。で、今年2011年の個人的な感想としては、昨年とほぼ変わらぬ”俺の界隈”=”絶妙な立ち位置”から音楽界隈に耳を傾け、そして純粋に音楽を楽しむことができたんじゃないかなーと。細かい目線で見ると、全体的に今年はポストブラックやらポストメタルなどのいわゆる”Post系”に趣向が傾倒していたような気がする。まさしくポスト厨の年でした。ヘヴィ界隈では”djent”の本格進出が目立ち、時はまさに大djent時代を迎えたと言っても過言ではなく、中でもこの界隈の秘蔵っ子=最終兵器であるスウェーデンのVildhjartaやUKのTesseracTらのデビュー作には存分に楽しませてもらった。しかし、TesseracTの方はボーカルが早くも脱退したりと、”djent”という悪く言えば所詮アングラなジャンルに対しての先行きが不透明な感もある。まぁ、この勢いが一時的なものになるかは、来年に新作が予定されているUSのPeripheryやスイスのSybreedの出来次第って事になりそう。だからこそ、この2バンドの新作には俄然楽しみにしている。そしてSkrillexの爆発的キッズ人気から見るコーン×ダブステやdjent×ダブステなどのコラボもあったような、なかったような。実際Skrillexは下手なメタルよりも頭振れるから侮れないです。

 期待はずれだったというか、賛否が激しかったところでは・・・世間では予予高評価が付いているマストドンの新作『The Hunter』やオーペスの新作『Heritage』、マシへの『Unto The Locust』などなど・・・今年はRR勢が案の定というか、えらい散々な出来でお気の毒だったんだが、オーペスは通算10作目となる”節目だからこそ”の作風だと好意的に理解ッしてだ(言うて期待するほどのスルメ盤にはならなかったが・・・)、マストドンの方は色々とコレジャナイ感じがアレ過ぎて・・・次作に期待せざるをえない、としか。つうか、丼の新譜を褒めてる人って、とりあえず”USメタルの頂点=丼”となった彼らを褒めときゃまず間違いないだろう的な感じがアレ。あとdredgの新作なんて存在しなかった。

 で、早くも来年の話なんだが、 年初めから俺たちのヒップスターことネージュ氏率いるAlcestの新作がリリースされたり、2008年度BESTや一昨年の2009年度BESTに名を挙げた皇帝Katatoniaや至宝Riverside、昨年の覇者Anathemaや嬢王The Gathering、厳王Pradise Lostや美獣Epica、スウェでは頭脳派集団Cult of Lunaや新星In Mourningの新作に俄然強い期待をしている(Kataは確定ではないが)。特にIn Mourningは名盤1stの頃の”あのキザミ”と”あのグルーヴ感”が復活していることに期待。案外djent的なリフを使うのもアリだと思うんだが、さてさて。兎に角、通算三作目という事で、今後のバンド方向性を決定づける至極大事なリリースとなりそう。これも俄然期待。

 というわけで最後に・・・このブログも始めてから3~4年くらいになりますけども、今年はこれまで以上に”俺の感性”を交えながら、それなりに楽しくネタ記事が書けたんで、今までこのブログを”継続”する事ができてまぁ良かったかなぁと。それなりに、それなりに影響力も出てきたみたいだし。それでもチェックしきれなかった、レビューできなかった作品がまだ沢山あったのが唯一の心残りかな。

では、また来年。

Helms Alee 『Weatherhead』 レビュー

Artist Helms Alee
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Album 『Weatherhead』
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Track List
1. Intro
2. Elbow Grease
3. 8/16
4. Music Box
5. Pretty as Pie
6. Anemone of the Wound
7. Mad Mouth
8. Epic Adventure Through the Wood
9. Speed Sk8r
10. Pig Pile
11. Revel!
12. Ripper No Lube
13. Born in Fiberglass
14. Weatherhead

2005年に解散したHarkonenBen Verellen率いる、2007年にUSはシアトルで結成された3人組、Helms Aleeの約三年ぶりの2作目『Weatherhead』なんだけど、男女ツインボーカルを特徴としたこのバンドのスタイルとしては、メルヴィンズやボリスを彷彿とさせるノイズ×ストーナーにマストドン的なスラッジやポストロック、サイケやアコギなどの様々な音をプログレっつーかマスい感度を持って仕立て上げたような、言わばJulie Christmasみたいなオルタナ系轟音ロックで、Pelicanが在籍していたHydra Head Records所属だったり、本作の”エピック×猫kawaii”をモチーフにした芸術的なアートワーク/デザインをアーロン・ターナー兄さんとフェイス姐さんコンビが担当しているあたり、彼らのサウンドの根底にはその手のハードコア精神やオルタナ精神が確実に存在し、そして前作同様にプロデューサーには初期のMastodonIsisを手掛けた大物マット・ベイルズが担当しているってんだから、そりゃ素晴らしい内容が確約されてるってもんですね。とりあえず言えるのは、KylesaTrue Widowが好きならまず間違いないバンド、という事。なんつーか、ソフトなKylesaっつーか、そんな感じで、シアトル出身なのにテキサスっぽい香りがするのが特にツボ。兎に角、US男女混成ツインボーカルの三強はコイツらで決まりです。

 イントロの#1に次いでBaronessライクなストーナー世界を繰り広げる#2”Elbow Grease”、暗黒轟魔神を召喚するスラッジーなヘヴィサイケリフと摩訶不思議でkawaiiメロディをプログレスに交錯させる#3”8/16”、まるでTrue Widowを聴いているかのような、ベンとダナの脱力系ツインボーカルが織り成す絶妙なコーラスとハーモニーが温かく夢心地な世界へと聞き手を誘う#4”Music Box”はガチ名曲。で、スペーシーなオルタナ的イントロで始まりマスく刻むヘヴィなリフでスローに進んでから色鮮やかなメロウネスへと展開する#5”Pretty as Pie”、シブい哀愁が滴り落ちるフォーキーなアコギインストで作品の流れに絶妙なアクセントを施す#6”Anemone of the Wound”、ポストロック的な美メロで幻夢世界へと誘い込んでからノイジーなギターとベンの野獣バリの咆哮を轟かせる#7”Mad Mouth”、ポップなメロいパートと超絶ドリーミーなダナの歌パートが演出するイソップの”金の斧世界”とその夢の世界を吹き飛ばすスラッジーな轟音と共にベンの咆哮が襲いかかる#8”Epic Adventure Through the Wood”、マストドン的なリフ回しで攻撃的ななハードコア精神を魅せる#9”Speed Sk8r”、再び童話のようなアコギナンバーの#10”Pig Pile”、曲後半のスラッジーな轟音とギターのソロパートとの鬩ぎ合いがカッコイイ#11”Revel!”、ウネリを効かせたヘヴィな轟音リフの応酬を聴かせる#12”Ripper No Lube”、パンキッシュなボーカルとスラッシーなリフで疾走するタイトルトラックの#14”Weatherhead”でハードコアに〆る。捨て曲がないのは言わずもがななんだが、アルバムの流れとしては、前半にメロウな新機軸的ナンバーを置いて、後半の曲は前作みたいなヘヴィ/jハードコア路線を踏襲した感じ。

 前作『Night Terror』みたいな、男女混声ボーカルの絶妙な掛け合いと硬派なリフを主体に作られた音のヘヴィネスは気薄にはなったが、その代わりにドリーム・ポップ的なオルタナ/ポストロック寄りのメロディが格段に増えていて、それがまた作風にジャケみたく色鮮やかさと楽曲のバラエティさを生む大きな要因となり、前作から着実に”進化”したと感じるその”変化”を存分に楽しませてくれる一枚となっている。個人的には1stよりも好きだし、今年のBESTに入ってもおかしくないレベル。・・・そんなわけで、前作よりも格段とメロディを強めた本作も素晴らしくイイ内容。今年はKylesaの精神を宿すTrue Widowの新作とEPとの出会いに驚き、そして楽しませてもらったが、本作はそれらと勝るとも劣らないレベルの良作です。オススメ。

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Weatherhead
Weatherhead
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Helms Alee
Hydrahead Records (2011-06-21)
売り上げランキング: 544667

Omega Massif 『Karpatia』 レビュー

Artist Omega Massif
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Album 『Karpatia』
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Track List
01. Aura
02. Wölfe
03. Ursus Arctos
04. Im Karst
05. Karpatia
06. Steinernes Meer

ドイツはバイエルン州ヴュルツブルク出身の4人組、Omega Massifの約4年ぶりの通算三作目で初のフルアルバムとなる『Karpatia』なんだけど、そのスタイルとしては、言わば”覇道のPost-Metal””密教系Post-Metal”との間の子的な立ち位置からドゥーミーな成分を加えた激低重音Doom×インスト世界を繰り広げており、密教的なイントロからアグレッシヴな覇道リフを主体にこの腐海に沈んだ暗黒世界を彷徨う#1”Aura”から見る幽玄かつ耽美な静寂パートには同郷のLong Distance Callingを彷彿とさせ、ザクザクとヘヴィに刻むPower×Doomな#2、ひたすら暗く妖しげな密教的イントロで始まり地を這いつくばる暗黒激重リフと安らぎの静寂パートとの落差が凄まじい#3”Ursus Arctos”、引き続き糞遅重いイントロから激情的に起伏する展開に胸を熱くする#4、繊細なメロディと重いリフで進行し最後に真っ黒な腐海の底へと沈む・・・というわけで、ガチドゥーミーな重た~いポストメタルが好きならオススメの一枚。

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Karpatia
Karpatia
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Omega Massif
Denovali (2011-09-08)
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Sólstafir 『Svartir Sandar』 レビュー

Artist  Sólstafir
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Album  『Svartir Sandar』
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Track List
Disc I [Andvari]
01. Ljós Í Stormi
02. Fjara
03. Þín Orð
04. Sjúki Skugginn
05. Æra
06. Kukl

Disc II [Gola]
01. Melrakkablús
02. Draumfari
03. Stinningskaldi
04. Stormfari
05. Svartir Sandar
06. Djákninn

アイスランドはレイキャビーク出身の4人組、Sólstafirの約二年ぶりとなる通算四作目『Svartir Sandar』なんだけど、おいら自身彼らの作品が初体験となった前作の『Köld』といえば、ポストロック的なメロウネスやスラッジーなの轟音を取り込んだ、言わばAmesoeurs的な荒涼系ポストブラックにサイケ×アヴァンギャルド×デプレッシヴな要素を加えた、なんともオリジナリティの溢れたリンゴォもビックリのシブすぎる”荒野の漢泣き世界”を繰り広げてて、中でも#2のタイトルトラック”Köld”には俺の魂が熱く昂揚するほどの名曲だったんだが、霧の季節へと移籍し、ディスク1の[Andvari]とDisc2の[Gola]の二部構成からなる本作品でも、バンドの中心人物であるカリスマフロントマンAðalbjörn Tryggvasonの魂の雄叫びの如く熱唱するその圧倒的な存在感、前作以上にエロくメロウに歌い上げるそのボーカルパフォーマンスが大作の#1”Ljós í Stormi”から遺憾なく発揮され、そして女性ヴォーカルの絶妙なアクセントを加えたエモーショナルで美しい#2”Fjara”の名曲っぷりからして前作レベルの内容だと確信し(これはもはや俺たちに対してのクリスマスソングだ・・・)、密教系ポストメタルライクな#3とAltar Of Plaguesライクな#4、ストーナー的なリフとキラキラ系keyがまるでクリスマスイルミネーションのように舞い散り俺たちを苦しめる#5、ディスク1の締めを飾るはAmbientスタイルの#6。で、 ディスク2のオープニングを飾るはイントロから一際メロウな#1”Melrakkablús”、叙情的な密教系インストの#2、Tryggvasonの熱唱っぷりが凄い前半からクワイヤでスケール感を増す後半へと繋がる#5とシブ過ぎるイントロからストーナーリフで昂揚感を醸しながら力強く展開していく大作の#6”Djákninn”で〆る・・・そんなわけで本作は、持ち味である(Post)ブラック色は薄くなっているものの、 Aðalbjörn Tryggvasonのマイルドな歌を中心としたメロいDepressive-Post-Metalとして聴けば、ヒッジョーに楽しめる良作なんじゃないかな。これ、ちょっとアヴァンギャルドなポストブラックが聴きたい人にマジでオススメだは。

B

Svartir Sandar
Svartir Sandar
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Solstafir
Season of Mist (2011-10-18)
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Hands 『Give Me Rest』 レビュー

Artist Hands
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Album 『Give Me Rest』
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Track List
1. I Will
2. Water
3. Cube
4. The Helix
5. Here I Am
6. Jovian
7. Northern Lights
8. 2005
9. Restart
10. Give Me Rest

USノースダコタ州はファーゴ出身の三人組、Handsの約二年ぶりの通算三作目『Give Me Rest』が結構な良作なんだけど、彼らのスタイルとしては、”ポストハードコア~ポストメタル~スラッジ~ポストロック”などの様々な音階を右往左往する、新作が好評のJuniusみたいなハイブリット型の”Post"スタイルで、はち切れんばかりに押し寄せるブロッコリーの様に凝縮された轟音と共に激しいスクリームと低音グロウルやエモいクリーンボイスを操り、そしてプロスレスな感触を与えながら変幻自在に展開していく。そのまさしく”Post"な音楽性は、同じUSのEast Of The Wallとの共通点を多く見いだす事ができる。けど、EotWよりも俄然ポストHC/メタルコア寄りで、Intronaut的なexperimentarismを垣間見せる場面もある。つうか、所属がFacedown Recordsってのが、またなんとも分かりやすいですね。

  とりあえず、ハードコアな怒号とエモいメロウネスがプログレスに交錯する#1”I Will”、オルタナ的な雰囲気がメロディアスにそしてエモーショナルに演出する場面と激しくけたたましい轟音を取っ替え引っ替えする#2”Water”からしてツカミは文句なしで、実にポストHC的なリフとヘヴィな轟音が激しくせめぎ合う#3”Cube”、Intronautっぽいアトモスフェリック/ポストロック的メロウネスとTool的なキザミを擁した前半からドヘヴィな怒轟音ッをブチ鳴らす後半へと繋がる#4”The Helix”、突き抜けるほど爽やかな終盤のクリーンVoが聴きどころの#5、今度はズッシリと重たいヘヴィネスが迫り来る前半から心地よいメロウネスが安らかに響き渡る後半へと展開する#6”Jovian”、ポップなノリでエモく展開する#7”Northern Lights”、 Intronaut 的な独特の浮遊感やGojira的なバンッ!バンッ!するグルーヴィがパない#8、キザミリフを擁してプログレスに展開する#9、メロウな#10で〆る・・・という感じで、”この一曲”と呼べるのは#1や#2、又は#4だけかもしれないが、どの曲も平均を優に越えてて捨て曲がないのは◯

 ・・・兎にも角にも、Juniusの新譜Reports From The Threshold of Deathが気に入った人は聴いてみるといいかも知れない。今のJuniusから耽美性を抜いて代わりにGojira的なハードコア精神をブチ込んでからemoってみた感じのサウンドで、素直にカッコイイです。つーわけでこれ、轟音好きならマストだは。

B

Give Me Rest
Give Me Rest
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Hands
Facedown (2011-07-05)
売り上げランキング: 110217
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