Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2012年09月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

Susanne Sundfør 『The Silicone Veil』 レビュー

Artist Susanne Sundfør
Susanne Sundfør

Album 『The Silicone Veil』
The Silicone Veil

Track List
1. Diamonds
3. Rome
4. Can You Feel The Thunder
5. Meditation In An Emergency
6. Among Us
8. When
9. Stop (Don't Push The Button)
10. Your Prelude

北欧ノルウェイはオスロ出身のシンガーソングライター、Susanne Sundførの丸二年ぶり通算四作目『The Silicone Veil』なんだけど、かのEMIからリリースされ、彼女Susanneの存在を初めて知るキッカケとなった前作の『The Brothel』では、まるでアネク・ヴァン・ガースバーゲン期のThe Gatheringにバロック音楽的なクラシカルな要素をブチ込んだと同時にエレクトロニ化したような、荘厳かつ重厚でありながらJulianna Barwickバリの気品に満ちた神聖なるArt-Popをやっててなかなかツボったんだけど、本作はその前作とは少し毛色の違った作風となっていて、それはオープニングの#1や一際ポップな#2を聴いても明らかで、いわゆるシンセポップ的な音を積極的に取り入れたシンセ/電子ニカサウンドへの確かな変化が伺える。それ故、”俺の感性”が惹かれた要因である前作みたいな北国らしい陰のある冷ややかな哀愁とバロック調の重厚な音が織りなすトリップ感は少しばかり影を潜めている。しかし、個人的な好みでは前作を超えたわけではないが、その内容は前作に匹敵しうる良作の域の代物と言える。特に#4なんかはSusanneの透明感と哀愁をまとった芯のある歌声がより伸びやかに力強く体内へと浸透してくる曲で、やはり素直に良い。そんなわけで、音は若干シンセポップ寄りになってはいるが、アネクを彷彿とさせるSusanneのあの歌声が十二分に堪能できる作品なんで、前作が気に入った人ならまず聴いて損はないと思う。この人の音楽、やっぱ好きです。と、あらためて。

Silicone Veil
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Susanne Sundfor
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『いいにおいのするALCEST JAPAN TOUR 2012 in Nagoya』速攻感想

★三十分ぐらい開始が遅れた模様
★客は100人いるかいないかぐらい(名古屋飛ばしをしないALCEST=ネージュは人間の鑑すなわち神)

Vampillia編
★初めて観たけどVampillia凄かった。まさに”度肝を抜かれた”としか言いようがない。日本のメディアはVampilliaをゴリ推すべき。
★女ボーカルのワキ(^ω^)ペロペロ
★男ボーカルは893かなにか?みんな揃って個性強すぎィ! 
★ガッチャマンギターのダイブ失敗乙(ボディの破片落ちたぞ破片)
★ツインドラムカッケー
追記
★Vampilliaの女ボーカル(だと思っていた)が実は”男の娘”だと知ってなんとも言えない奇妙な気持ちになりました。もうこの際”男の娘”でもいいです(^ω^)ペロペロ

ALCEST編
マジで天へと昇る二秒前だった。ユラメキキラメキトキメキがハンパなかった。
★ネージュ氏イケメンイケメンアンドイケメン
★Winterhalter氏が霧の演出によって更に存在感が空気になってた。だがそこがいい。
★新譜メインのセトリだが、だいたい聞きたい曲が聞けたんで満足。特に2ndの”Écailles de lune - Part 1”と”Percées de lumière”にはマジテンション上がった。アンコールは1stのアレ。新譜の曲もライブで聞くと悪くなかった。
★名古屋飛ばしをしないALCEST=ネージュは人間の鑑すなわち神(再びッ!!)
★兎に角、アルセニー超キモティ良かったです。

The Pineapple Thief 『All the Wars』 レビュー

Artist The Pineapple Thief
パイナップル泥棒

Album 『All the Wars』
All the Wars

Track List
1. Burning Pieces
2. Warm Seas
3. Last Man Standing
5. Build A World
6. Give It Back
7. Someone Pull Me Out
8. One More Step Away
9. Reaching Out

UKはサマセット州ヨービル出身の四人組、The Pineapple Thiefの約二年ぶり通算9作目『All the Wars』なんだけど、かのKscopeから初めてリリースされた彼らの代表作で、”ソフト&ウェット”な叙情味に溢れたアコギを主軸にした、これぞまさしく”Post-Progressiveのキワミ”だった前々作の7th『Tightly Unwound』から、レーベルメイトであるUKの王ことANATHEMAWe're Here Because We're Here直系のオルタナ/アートロックへの路線変更に見事成功し、その年の俺的BESTにもランクインした前作の8thSomeone Here Is Missingでは、アートワークからして既にMuse(初期)からの影響を惜しげもなく露にしていた。その”エッジを効かせたMuse”という一貫した”ポップ”なコンセプトやスペーシーな電子系エレクトロニカやエッジの効いたギターは本作では大きく影を潜め、今回は俄然オーガニックな音でシブめなロックやってる感を強めつつ、The City of Prague Philharmonic Orchestraによる優美なストリングスを幅広く使うことにより、俄然アートロック的な落ち着きのある音嗜好をもって”至ってシンプル”なロックを目指した感じを受ける。一聴した印象では、まだ包み隠さずMuseやってた前作のが良かったというか、圧倒的に前作のがインパクトや曲の勢いを感じる。が、パイナップルらしい泣きの哀愁に溢れたアコギナンバーで、ドラマ仕立てのMVが見所の#4をはじめとした#7や#9などの”らしい”楽曲はやっぱ良いし、しっかりとそれなりのクオリティまで仕上げてくるのはサスガ。#8なんかはDead Letter Circusっぽい感。そんなわけで、前作や前々作ほどのフックはないが、Kscope界隈を中心とするこの手のポストプログレッシブリスナーなら聴いて損はない一枚。

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The Gathering 『Disclosure』 レビュー

Artist The Gathering
NEXT-Gathering

Album  Disclosure
Disclosure

Track List
01. Paper Waves
02. Meltdown
03. Paralyzed
04. Heroes For Ghosts
05. Gemini I
06. Missing Seasons
07. I Can See Four Miles
08. Gemini II

ノルウェイ人ボーカリストSilje Wergelandを迎えた前作のThe West Poleで”新生The Gathering”として新たなスタートを切ったオランダの至宝、The Gatheringの約三年ぶり通算11作目『Disclosure』が、前作的な”ソフト&ウェット”なオルタナ感を踏襲しながら、今は亡きUKのPRRやUSのPhantogram的な”Art-Rock/Post-Rock/Post-Progressive”への歩み寄りをみせた、すなわち超絶”俺好み”の作風となってて兎に角”スバラシイ”の一言。で、”The Gathering=アネク・ヴァン・ガースバーゲン”という絶対的な概念をブチ壊すような、もはや”NEXT-Gathering”が”芸術性の高み”を目指した先に辿り着いた一つの答えといっていい、本作に先駆けて先行公開された#4” Heroes For Ghosts ”を聴いた時点で傑作を確信したが、本作はまさに、その名曲” Heroes For Ghosts ”から嫌でもほとばる”化ける予感”と只ならぬ”スゴ味ッ”が作品全体に漂う見事な傑作となってて、ヴァイオリンやヴィオラそしてトランペットを操るゲストを擁しながら、Silje姐さんの透き通った歌声とバンドの核であるFrank Boeijenのkeyを中心とする優美なサウンドが、”NEXT-Gathering”のセカイを可憐に優雅に舞い踊り、そして淡く叙情的な物語を形成していく。そのオルタナ/ポストロック/プログレッシブ/アンビエント/トリップホップなど様々な感性を巧みに飲み込んだ芸術的な音世界は、まさしくArt-Rockあるいは”Kscope流Post-Progressive”そのもの、である。特に#2” Meltdown ”は#4に次ぐ、いや、それ以上に本作を象徴するかのような一曲で、聴いているだけで胸がワクワクドキドキ楽しい気分にさせてくれる。

 という風に、前作『The West Pole』の内容は決して悪くなかったが、ボーカリストSiljeの初お披露目作品言わば試作品的な感じに聴こえるトコも正直あったのは確かで、しかし今回は”やりたかったことを楽しくやってる感”がヒシヒシと音から伝わってくる。それ故の傑作、お見事。つまり、これにてついに”NEXT-Gathering”が始動する、というわけだ。そんなわけで、Silje姐さんも参加したKATATONIAの新作にショックを隠し切れない様子の俺たちを尻目に、まるで肩さんの汚名返上するかの如く、”俺の界隈”というニッチな界隈からの大きな期待に答えてくれたThe Gathering(NEXT)には心から敬意ッを表したい。
 
Disclosure
Disclosure
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Hypomanie 『Calm Down, You Weren't Set On Fire』 レビュー

Artist Hypomanie
Hypomanie

Album 『Calm Down, You Weren't Set On Fire』
Calm Down, You Weren't Set On Fire

Track List
01. 19 Stars And The Sweet Smell Of Cinnamon
02. Alissa Loves Perfume
03. If Only The Seas Were Merciful
04. Lullabye For Ian
05. Pale Blue
06. You Never Listened To The Birds

An Autumn for Crippled ChildrenCold Body Radiationと並んで、いわゆる”ダッチ産ポストブラック三連星”の一角を担う、スイーツ系男子S.氏による一人ポストブラックこと、Hypomanieの約一年ぶり通算三作目『Calm Down, You Weren't Set On Fire』なんだけど、本作品は良質なインスト系ポストブラックだった前作A City in Monoの延長線上にある、凍えるほどに冷たく、そして儚くも甘~いメロディが洪水のように聞き手に襲いかかる”スイーツ系ポストブラック”を素直に踏襲してて、シューゲ流れのチリチリとした細かい音の粒が痛風のような痛みを与えるデプレッシヴポストブラの#1からしてHypomanie節全開で、ポストパンク的なノリとポストロック的な穏やかでヒンヤリとしたメロディが北風小僧バリに吹き乱れる#2、あまりにも美しすぎる壮麗優美なメロディとポストロック然としたストーリー性をもって美しくも繊細な音世界を形成していく#3、序盤の悲哀に満ちた泣きメロから打ち込みを使った朗らかな中盤そして感動的なほど美しく壮麗なスケールに溢れた終盤という約10分間のクッソドラマティックな#4、初っ端からBlackgaze=ブラゲ然とした激しい疾走感と荒涼感をもって直走る#5、#5の疾走感を受継いだ#6で終わり。特に、まるでIf These Trees Could Talkバリに優美でリリカルな物語に心惹かれる#3” If Only The Seas Were Merciful ”と#4” Lullabye For Ia ”の二曲には、ポストブラだからといって決して侮ってはならない、ポストブラならではの確かな”良さ”がある。その完成度は前作以上かも。で、こうなると来月にリリースされるAn Autumn for Crippled Childrenの新作が俄然楽しみになってくるわけだが、さてさて。
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