Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2013年04月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

Midas Fall 『Wilderness』 レビュー

Artist Midas Fall
Midas Fall

Album 『Wilderness』

Wilderness

Track List
1. The Unravelling King
2. Borders
3. Carnival Song
4. Our World Recedes
5. Tiny Pieces Will Always Remain
6. Fight First
7. Your Heart, Your Words, Your Nerves
8. The Moon and the Shine
9. BPD
10. Wilderness

世界最大のポストロックフェスとして知られるDunk!festivalの出演経験を持つ、UKはマンチェスターを拠点とするスコットランドはエディンバラ出身の三人トリオ、その名もMidas Fallの約三年ぶりとなる2ndフル『Wilderness』が、UKのOceansizeや同レーベルMonotreme Records所属の65 Days of Staticからの影響を露骨に感じさせる、実に俺好みのオルタナ/ポストロックをやってる件について。で、その音楽性としては、まるでEvanescenceエイミー・リーを彷彿とさせる、女性ボーカリストエリザベスの儚くも美しい...そして力強い歌声を中心に、レディオヘッドや65 Days of Staticを連想させる『凛』とした煌びやかなピアノやダンサンブルなエレクトロニカ、シガーロスやモグワイそしてMonoやExplosions In The Sky直系の優雅なストリングスを擁したキレイめ系ポストロックがプログレスにクロスオーヴァーした結果→というか、ほのかに香るゴス/イーサリアル特有の独特な空気やニオイだったり、同じUK界隈だという事も相まってか、昨年に衝撃的なデビューを飾った2:54の音世界に通ずる”ナニか”を感じ取ったほど、ほの暗いアトモス空間の中で『希望』という力強い前向きなメッセージを『魂』込めて歌い上げる、Voエリザベスのメランコリックな美声に胸を打たれ、そして心奪われること必須の...これはもはや”美しすぎる”という概念を超越した先にある”ナニか”だ。兎に角このバンド、同レーベル所属の65daysofstaticJenifereverは言わずもがな、日本のMONOやポーランドのTides From Nebulaのツアーサポート経験もある、というトコロからスデに”俺の界隈”向けのバンド、というわけなんだが、とりあえず2:54が好きな奴には「今年はコレ聴けッ!」と根拠のない自信を持って言いたい。まず間違いないから。でもまぁ正直なところ、影響を直に受けた大手のバンドほど”メジャー感”や”モダンさ”というのは一切なくて、イイ意味で”B級感”というか”クラシック”な”ヲタ臭さ”が漂ってる感じが、またこのバンドの一つの特徴であり大きなポイントなんだ。で、あくまでも誠実かつ叙情的な歌メロを奏でるVoエリザベスの実にエモーショナルなフィメール・ボーカルを重点に置いたスタイルからも、エヴァネを筆頭にマイナーなゴス/オルタナ系のメタルリスナーにも幅広くアピールする要素を持ち合わせている。だって、#2”Borders”なんかは(エヴァネノの新曲?)と思うぐらいポップだし。他もリリカルかつドラマティックな#1や#3、プログレスかつエモい#4や#9とか、割りと序盤に彼女らの本質と呼べる良曲が揃ってる。あと、どことなしか『和』のテイストを感じるジャケもイイね。そうこう言うとりますが、ナニはともあれ、これ見て気になったこの手の好き者なら聴いてみればいいんじゃないかな。今年のBESTに入賞確定ッ!!とまではいかないけど、実際それぐらい”キテる感”はあるよね、うん。

Wilderness
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Intronaut 『Habitual Levitations (Instilling Words With Tones)』 レビュー

Artist Intronaut
Intronaut

Album 『Habitual Levitations (Instilling Words With Tones)』
Habitual Levitations (Instilling Words With Tones)

Track List
01. Killing Birds With Stones
02. The Welding
03. Steps
04. A Sore Sight For Eyes
06. Harmonomicon
07. Eventual
08. Blood From A Stone
09. The Way Down

USはカリフォルニア州LA出身の四人組、Intronautの約三年ぶり通算四作目『Habitual Levitations (Instilling Words With Tones)』が、相変わらず「シブイねェ… まったくおたくシブイぜ…」としか言い様がない件について。で、俺的2010年度BESTにもランクインした前作の3rdValley of Smokeといえば、ハードコア/スラッジ/ジャズ/フュージョン/マス/プログレなど幾多の要素を大胆不敵に融合させた結果の良作だったが、その前作から約三年ぶりとなる本作品は、幕開けを飾る#1の”Killing Birds With Stones”を聴けばスグに察しがつくとおり、まるでCynicToolそしてIsisを連想させるほど、過去最高に”Progressive-Rock”かつ”Post-Rock(アトモス系)”的なオルタナ精神をフルに発揮した楽曲で、まさに本作の作風そのものを姿形にした、まさに本作の”鍵”と呼べる一曲。で、このバンドの大きな特徴である、ムッチムチでブッリブリなエロいベースとドラムによる変則的なリズムを基調としたテクニカル/変態スタイルは不変...とか言うても、確かにMastodon直系のスラッジ/ハードコア的な破天荒な獣性と重さ(ダイナミズム)や激しさ(アグレッション)は減少傾向にあるが、基本はその手のストーナー/ノイズ・ロック臭を漂わせながら夢心地なメロゥパートや持ち前の馬鹿テクパートを交錯させた、要するに前作の作風を忠実に踏襲すると同時に、(ツアーのサポート経験もある)偉大な先人達からの影響を巧みに自らのオリジナリティへと昇華させ、より”Progressive”かつ”experimental”な音世界を更に奥深く追求し、そして遂に辿り着いた深層世界でナニか(知性)に目覚めた彼らが出した”答え”その”結果”が本作、というわけだ。なんつーか、前作は展開に”静”と”動”のメリハリを効かせた、比較的シンプルで分かりやすい曲調が主だったが、今作はまるでIf These Trees Could Talkばりのポストロック大好き♥なストーリー性を含んだ展開および恍惚で繊細な音のアプローチをもって、これはもはや新境地と言っていい、いわゆる”ポストメタル”というジャンルの新たな可能性を見出すことに成功している。つまり、本作でメタルからの脱却に成功した結果→完全に”プログレ化”しちゃった(テヘペロ)、というお話。単純に、前作からスラッジ/ハードコアすなわち獣心をブッコ抜いて、残ったゆるふわサウンドその方向性を極限まで極めた感じ。それは一聴しただけで過去最高に”メロゥ”な作風だと理解ッできるほど。なんか遂にというか、もはやCult of LunaCynicと同じベクトルで語られるべき所までキテる感すらある...つうか、今回は特にインストに気合入りまくりで、とにかくシブい...シブすぎる...。とりあえず一つだけ言えることは、当ブログWelcome To My ”俺の感性”が大好き♥な癒し系プログレリスナーはマスト、だということ。そんな、前作から着実な”深化”を遂げた安定感抜群の一枚。

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Intronaut
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Amorphis 『Circle』 レビュー

Artist Amorphis
Amorphis

Album 『Circle』
Circle

Track List
02. Mission
03. The Wanderer
04. Narrow Path
06. Nightbird's Song
07. Into The Abyss
09. A New Day

今年でデビュー20周年を迎える北欧フィンランド一の”カレワラ”ヲタクこと、Amorphisの約二年ぶり通算11作目で、ミックス/プロデューサーとしてHypocrisyPainピーター・テクレンを迎えた最新作『Circle』がなかなか凄い件。自分の中で、彼らの作品といえば8th『Silent Waters』と9thSkyforgerの二択なんだけど(一番は9th)、前作の10thThe Beginning of Timesはその二作と比べるとメロディや曲の完成度の面で一段も二段も落ちる内容で、決して悪い内容というわけじゃあないが、やはり8thと9thとは明確な差があった。で、本作のアートワークも近作でお馴染みのトラヴィス・スミス氏ではなく、イギリスの新鋭イラストレーターTom Bates作という、そんなこんな流れの変化があっての本作。まず初っ端の#1”Shades Of Gray”という初期アモルフィスを彷彿とさせるデス成分満載な曲からして、ここ最近の慟哭/epicッ!!路線とは明らかに一線を画した作風、そんな印象と強烈なインパクトを与える。そして次の#2”Mission”や#3”The Wanderer”の著しく洗練された音が奏でる叙情的なメロディや超絶epicッ!!な展開とその構成力の高さを目の当たりにすれば、バンドの中心人物=エサ・ホロパイネンが本作を『過去最高傑作』だと自画自賛するのにも納得ッが生まれるし、中盤の流れに絶妙なアクセントを施す民謡風のフォーキーな音色をフューチャーした#4”Narrow Path”、シンフォニックかつシリアスな雰囲気を形成するkey主体の#5”Hopeless Days”、そして(おいおいブラックメタルか)と思うほどえげつないサタニズム/暴虐性を垣間見せる#6”Nightbird's Song”や#8”Enchanted By The Moon”などの言わば”デスメタル路線回帰”系の曲があるというだけでキテる感がハンパないし、ここまでの充実した流れ/勢いのまま本編ラストの”A New Day”まで、全9曲トータル約45分...ハッキリ言って隙が一切見当たらない。妙な冗長さを感じた前作よりも”ギュッ”と一つに凝縮された感というか、無駄な音というのが今回は一切なくてスゲー聴き応えがあるし、またピーターによる厚みのある骨太な音作りが俄然その説得力を増す重要なポイントとなっている。あとアモルフィス作品特有の後半(5,6曲目から)の”うーんこの尻すぼみ感”もないし、その辺は地味に高評価。とか言うても、確かに8thや9thにあるような万人受けする名曲こそないが、その”曲の完成度”はもとより”アルバムの完成度”という点では、少なくともここ最近の中では間違いなく一番だと思う。やはり前作でこの手の路線の”限界”を悟ったのか、この度ピーター・テクレンをプロデューサーとして迎え入れ、新たなる風を吹き込んだ結果が着実に本作の音に表れている。なんつーか、デビューから20周年を迎える大ベテランが辿り着いた一つの終着点であると同時に一つの新たなスタートという意味が込められた、そんな一枚。これは文句なしにオススメ。
 
The Circle
The Circle
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Amorphis
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【4/18】 DIR EN GREY 『TOUR 2013 TABURA RASA』@ZEPP名古屋

『TOUR 2013 TABURA RASA

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セットリスト
SE 狂骨の鳴り
 
かすみ
LOTUS
Unraveling
Unknown.Despair.a Lost
GLASS SKIN
輪郭
滴る朦朧
INWARD SCREAM
THE BLOSSOMING BEELZEBUB
蜜と唾
INWARD SCREAM
霧と繭
Agitated Screams of Maggots
冷血なりせば

EN
Garbage
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
羅刹国
THE FINAL

昨年11月のTOUR2012 IN SITUから約五ヶ月ぶりとなる今回の『TOUR 2013 TABURA RASA』は、当然新作のミニ(リメイク)アルバムTHE UNRAVELING輪郭に伴う形のツアー、というか、個人的な目的としてもその新作(曲)を目当てで参戦したナニがあって、まぁ、それなりに楽しみにしていたツアー、というわけ。で、整理番号900番台の自分は後列段の中央らへんから観戦。う~んこの絶景。そして遂に開演。オープニングSEの”狂骨の鳴り”からの~本編”かすみ”~”LOTUS”~”Unraveling”という初っ端の流れからMy Heart is UKIUIKI de warota状態のワイ→(おいおいおいおいおい、いきなりこの三連発とかもはや出落ちじゃねーかw)って。つうか、リメイク作の中でもお気に入りの一つである”かすみ”ちゃんが一曲目にキタのは『意外ッ』だった。お次の”LOTUS”もDum Spiro Speroの中でも一二を争うメロゥな曲だし、このワンツーには(おっ、ジックリ聴かせるね~)って。で、三曲目に個人的に本ツアーの目玉として注目していた”Unraveling”を披露。正直、予想以上に早い登場で少し面食らったが、ライブだと(おっ、思った以上にタイト)に感じたし、そしてサビの”Djentパート”に全神経を集中するワイ→(ダイきゅん頑張ってッ!頑張ってDjentっぽくソレっぽく弾いてッ!)という風に、まるで『はじめてのおつかい』を草場の影から心配そうに見守る母親のような気持ちで、Djentリフを必死に刻むダイ君の勇姿を見届けたわけ。だって、この曲の主役って京でも薫でもなく、このダイだからね。その曲に合わせて、後方のスクリーンにMVのフル版が映し出されるんだけど、なんか育児放棄的なナニをイメージさせる、ょぅι゛ょがメインの内容だった。その面食らうほどの序盤の流れを引き継いで、再びッ!!リメイク作から”Unknown.Despair.a Lost”からの”GLASS SKIN”の”あのイントロ”が会場に滴り落ちた瞬間のワイ→(うーんこの静寂・・・やっぱグラスキって神だわ。つうか、どんだけ”聴かせる”の...)って。まさに序盤の”聴かせる”流れを更に畳みかける一撃となった。そして・・・悲しみにくれた耽美なメロディが会場にこだまし、まるで『進撃の巨人』で巨人が”ウォール・マリア”を陥落させた時の人類の絶望感/終末感を表現するかのような、背筋がゾクゾクするほど扇情的な幕開けからその巨大な”輪郭”を壁の上からゾッと覗かせる。この曲、正直”Unraveling”よりもライブ映えするし、とにかく八重の桜のようにキレイな京の歌声とXの出山利三が「紅だあああああああああああああああああああああああああああ」と条件反射するレベルのGソロから終盤にかけてのドラマティックな展開が鳥肌モンのカッコ良さだった。もはやナゼ、アニメ『進撃の巨人』のOP曲に使わなかったのかとギモンに思うほど、この曲には只ならぬ”『進撃の巨人』感”というのがあって(歌詞もどことなしか進撃の謎/考察/テーマを彷彿とさせる)、『Unraveling』は『輪郭』を超えたと確信したハズの俺の中で、まさかの『”輪郭”再評価論』が巻き起こったほど。その輪郭の余韻を残して・・・ウッホ!ウッホウホホッ!という”滴る朦朧”からの~INWARD SCREAMこと一回目の(お京(経)タイムの時間だあああああああああああああああああああああああああああああああ)。そのDIR EN GREYの絶対的なフロントマン、京が生み落とす奇怪至極な亜空間と引かれ合うように”THE BLOSSOMING BEELZEBUB”~”蜜と唾”を披露し、さっきまでのメロゥに聴かせるウキウキ♥な気分から一転して奈落の底へと突き落とすかのような、”今のDIR EN GREY”という『進撃の巨人』の中に秘められた”漆黒の意志”および”最もドス黒い悪”の心をまざまざと見せつける。けど、正直この辺は(うーんこの”中だるみ感”)があった。そして再びッ!!二回目のINWARD SCREAMこと(寝起きドッキリッ!!京二ーの時間だああああああああああああああああああああああああああああああ)。で、京が死姦とかアブナイ言葉をつぶやき、そして最後に「ニンゲン・・・ニンゲン・・・」と囁きながら、まるで暗黒舞踏のような実に奇妙で奇怪なパフォーマンスをドヤ顔で披露し、会場全体を一種異様な異次元空間へと誘う。その流れのまま後半戦へと突入。個人的にリメイク曲で一番好きな”鴉”のまるでCynic『The Portal Tapes』ばりの宇宙空間をカーズ様の如く永遠に彷徨うワイ→(イイ曲過ぎて・・・そのうち考えるのをやめた)。ここで再びッ!!リメイク作から”業”~”霧と繭”~からの~定番”Agitated Screams of Maggots”で会場のボルテージは絶頂に達し、そのテンションを維持しつつラストの”冷血なりせば”まで、序盤とは正反対のゴッリゴリな曲でゴリ押す終盤の流れ。アンコール一曲目は”Garbage”からの~定番”激闇”では会場全体が一体となってヘドバンしまくりサビ歌わせまくり...もとい歌いまくりでめっちゃアツかった。そして”羅刹国”の勢いにノッて、まさしくファイナルを飾るに相応しい”THE FINAL”で終焉...。といった感じで、前回のTOUR2012 IN SITUと比べても、単純にセトリ的な意味でも京およびダイ君のパフォーマンス的な意味でも本ツアーのが上。とにかく中二病っぷりが凄まじかった。というか、個人的に聴きたい曲が多く聴けたんで大満足。今回はいわゆる”聴かせる曲”が中心のセトリで(このセトリだと”THE BLOSSOMING BEELZEBUB”ちゃん浮きすぎw)、お目当ての新曲&リメイクは勿論のこと、もはや℃-uteでいう”ダンバコ”に匹敵するライブの定番曲の”マゴッツ”と”THE FINAL”は流石に興奮したわ。特に”THE FINAL”の”あのイントロ”の(きたああああああああああああああああ)感は異常やね。あと会場フロアの中央および前方が一望できる後方から観てた自分視点だと、特に”マゴッツ”の時の会場の一体感というか、いわゆる”虜”とかいう”ナニか”の統率力ハンパないというか、これは℃-uteの現場でも同じように毎回思う事なんだが、ドルヲタとバンギャの統率力には只々驚かされる。それは今回のライブを観てもあらためて、DIR EN GREYというバンドは”バンギャ”という存在に支えられているからこそ”今のDIR EN GREY”があるんだなーと、『どんな時も♪どんな時も♪僕(地蔵)が僕(地蔵)らしくあるために~♪』をモットーとする至ってシンプルな超絶一般人の僕は、終演後にふとそんなことを思った。何はともあれ、いいライブでした。ちなみに、ネーちゃんの知り合いも観に来てたらしいwそんなん知らんがなw

Disperse 『Living Mirrors』 レビュー

Artist Disperse
Disperse

Album 『Living Mirrors』
Living Mirrors

Track List
01. Dancing With Endless Love
03. Profane The Ground
04. Prana
05. Message From Atlantis
06. WOW!
07. Universal Love
08. Be Afraid Of Nothing
10. Touching The Golden Cloud
11. Butoh
12. Choices Over Me
13. AUM

ポーランドはポトカルパチェ県出身の五人組、Disperseの約三年ぶり通算二作目となる『Living Mirrors』なんだけど、とりあえず霧の季節×Djent”というレアな組み合わせの時点で...そりゃもう聴くしかないっしょ、というわけ。2010年作のデビュー作は巷のプログレ好きの間でビッミョ~に話題になったようなならなかったような、つまり知る人ぞ知るネオ・プログレバンドという漠然とした印象しかなかった。しかし意外や意外、かのSeason of Mistからのリリースとなった本作では、例えるなら打ち込み系エレクトロニカ/アンビエント系アトモス空間を強調したTesseractもしくは1stのPeripheryを彷彿とさせる、中二病Djent成分配合の歌モノ系近未来型モダン・プログレ・メタルやってて、なんかインストの#1”Dancing With Endless Love”や#7”Universal Love”とかいう超エモいタイトルとか、さわやか3組ばりに超クールで超エモい曲を聴くだけで大体察しがつくんだけど、基本はスウェーデンのCarbon Based LifeformsDevin Townsend ProjectGhost『気』などのアンビエント/スピリチュアル系に通ずるファンタジックな神秘性や、近年のCloudkickerそしてCynic連想させるオルタナ/ジャズ/フュージョン的なアプローチを垣間見せながら、フロントマンRafał Biernackiによるジャニーズ系イケメンクリーンボイスとメシュガニキ直系のDjentリフで構成していく癒し系スタイル。要するにkeyの麗しく優雅な音色を効果的に使ったポップでキャッチーなDjent。その曲調的な意味でも音的な意味でもガチガチのDjentというよりは、あくまでも前作のネオ・プログレを基調とし、そこへ中二病Djent成分をブッ込んだ感じ。一番好きな曲は#6で、オルタナ調の序盤そして中盤から終盤にかけてのドラマティック&エモ過ぎる展開がCBLっぽくてツボ。#9や#11もイケメン。そんな感じで、お手軽に楽しめるDjentという意味でも、初(?)の霧の季節産Djentという意味でも聴く価値あり。

無駄にイケメンなMVも見どころ


Living Mirrors
Living Mirrors
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