Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2013年10月

【次回予告】ゴジラゴジラゴジラがやってきた♪

Cyclamen 『Ashura』 レビュー

Artist Cyclamen
Cyclamen

Album 『Ashura』
Ashura

Track List
1. 破邪顕正 (Haja-Kenshou)
2. 紫電一閃 (Shiden-Issen)
3. 百折不撓 (Hyakusetsu-Futou)
4. 臥薪嘗胆 (Gashin-Shoutan)
5. 悲歌慷慨 (Hika-Kougai)
6. 夢幻泡影 (Mugen-Houyou)
7. 余韻嫋々 (Yoin-Joujou)
8. 疾風怒濤 (Shippu-Dotou)
9. 神武不殺 (Shimbu-Fusatsu)
10. 空即是色 (Kusoku-Zeshiki)

『偶然』・・・最近、ふとCyclamenって今ナニしてるんだっけ?もしシクラメンがBiSに楽曲提供なんかしたら面白いなぁ...とかいうしょーもない妄想に耽っていたそんな矢先、当ブログにシクラメンの創設者である今西勇人氏から直接「新譜がリリースされた」というコメントを頂き、こんな偶然もあるもんだなぁ...と少し驚きながらも、さっそく新譜を聴かせてもらった、というお話の流れ。

『Sikth is God』・・・その前に、あの伝説のUKバンドSikthのメンバーが参加し話題を呼んだデビュー作のSenjyuといえば→まさにSikth直系のブルブルブルータルなテクデスをベースに、マスロックやポストロックに通じるメロゥなインテリズム、今西ニキの刹那的な感情を吐き散らす激情HC直系のカオティックな咆哮やエモーショナルなロキノン系クリーンボイス、そして【怒りと悲しみ】...【絶望と希望】が込められたメッセージ性の強い歌詞が、まさしく『千手観音』の如くエクストリーム合体した結果だった。もはやコレを聴いてない奴はモグリだと断言できるぐらい、それこそCloudkickerBeaconsに匹敵する、これぞ知る人ぞ知るDjent界の隠れた名盤と言える。自分自身、これを期に久々に聴いてみたんだが→コレってやっぱクラスト系ハードコアパンク勢だったり、マスい複雑な変拍子を組み込んだエッグい轟音ギターが波状攻撃のように襲いかかる、この破天荒なハチャメチャ感は初期のProtest the Heroに通じる部分あるよなぁ...と、あらためて謎の感動をおぼえたほど。

『Cyclamen-Sikth=Djent?』・・・そんな、衝撃のデビュー作から約三年ぶりとなる待望の新作、その名も『Ashura』なんだけど、今作でもシクラメンの持ち味であるブルータルな暴虐パートと、『希望』に満ち溢れた感情(エモーション)をエモい歌詞に込めて解き放つ、それこそ”シクラメン”という名の希望の花を咲かせるクリーンパートの対比は建材・・・と言いたいところだが、今回はSikthのメンバーが関わっていないという事もあって、やはり前作とのギャップを感じる。その前作の大きな特徴である、Sikth直系のガッチガチな音質面やメロディのあるクリーンパートに関しても、この『Ashura』では前作を象徴するそれらの要素が消え失せてしまったせいか、とにかく前作よりも”ダーク”で”ヘヴィ”、そして”アグレッシヴ”な作風だなぁ・・・という第一印象を持った。わかりやすい話→前作のような、Sikth直系のデロデロレロレロガッガガッガガッガガッガ...的なバカリズムを刻むテクデス/ジェントというよりは、ほのかにテクニカルなプログレッシブ系メタルコア/デスコア的なアプローチを強めた作風で、その結果→ポストロック/ポストメタル/マスロック成分の減退に繋がっている。

『変化』・・・それらの”変化”もしくは”違和感”は、この『阿修羅』の幕開けを飾る#1”破邪顕正”から顕著で、イマニシ氏によるリアルスクリーモばりにリアルな咆哮や凶暴な低音グロウル、そして全てを焼き尽くすように猪突猛進するシンフォブラばりに邪悪なオープニングから、前作Senjyuとの”違い”をその一瞬で明確化してみせる。と同時に、この曲を聴いた時→「あれ?音がDjentじゃない?ギョンギョンしてない!?」という、漠然とした違和感を感じた。ポストメタル的な立体感のあるソリッドな音だった前作のイメージが強く耳に残っていたせいか、率直な意見として→「これ、音悪すぎない?」って。なんというか、最近のTriviumみたいに、エッジを削がれたモコモコ感のある篭もり気味の音というか・・・。少なくとも、ジェントというジャンルの鉄則すなわちオキテである”音で聴かせる音”ではない、どちらかと言えばオーガニックな音。しかし、今作に対するイマニシ氏のインタビューから『Ashura』のコンセプト/テーマを知り、その作風を理解ッしたらスグに”納得”が生まれ、そして→「これはジェントではない・・・」という結論に至った。なんつーか、Peripheryの1stから2ndまでの”変化”を想像してもらうと分かりやすいかもしれない。

『コンセプトは”怒り”』・・・ジャケからイメージされるように、前作の『Senjyu』が”祈り”もしくは”希望”をコンセプトとした作品ならば、今作の『Ashura』は”怒り”をコンセプトとした作品で、その”怒り”を一点に込めて激昂する今西氏の咆哮中心のボーカルパートを筆頭に、とにかく曲展開からリフまで全ての音エネルギーが、それこそ『阿修羅』の如く憤怒し、激しく怒り狂っている。そのエゲツナイ音の塊が映し出す絶望的な光景は、まるでガンツの仏像編を読んでいるかのようだ。それはオープニングを飾る#1”破邪顕正”をはじめ、フュージョン系のGソロやリフからジェント的な匂いを感じる#2”紫電一閃”、前作譲りのカオティックなハチャメチャ感のある#3”百折不撓”、そしてエモくて力強い歌詞が聞き手に訴えかける#4”臥薪嘗胆”までは、いわゆるオペにゃんを長としたプログレッシヴ・ヘヴィ直系の殺傷力の高いリフで曲を組み立てていく。それ以降は、前作の”Hope”の続編と言っていい#5”悲歌慷慨”やメッセージ性の強い#6”夢幻泡影”、特に本作のハイライトを飾る#9神武不殺のようなインテリ感のある曲は前作を彷彿とさせたりして、これこそ”俺たちがシクラメンに求めていた”と言える名曲だし、Cloudkickerを彷彿とさせるアコギをフューチャーしたラストの#10”空即是色”までシッカリと聴かせる。さすがに三部作というだけあって、前作との関連性や対比を要所で垣間見せながら、今作のコンセプトである”怒り”を厳格に、生々しく表現している。また、曲のタイトルが仏教語となっているところも、この作品のコンセプト、そのメッセージ性をより強く表している。

『NoDjent』・・・確かに、音のプロダクションを含めて全てが”Djentそのもの”だったSenjyuのようなSikthリスペクトな作風を期待すると肩透かしを食らいそうだが・・・しかし、”日本のベン・シャープ”こと今西勇人氏を中心とした、激情と静寂の間で揺れ動くエモーショナルな歌と極楽浄土のブルータリティ、そして仏教の教えに沿った”生と死”を深裂に映し出す歌詞まで、全てにおいてスケール感が増した現代的なヘヴィネス、計算されたプログレスに納得ッさせられる一枚。もはやジェントだ、いやジェジェジェ!?だ、いやジェントじゃないはどうでもいい、それぐらい総合的な完成度では前作を凌ぐ勢いがある。

『三部作』・・・現在はタイで活動していると言う今西氏のインタビューによると、既に次回作のタイトルは『AMIDA』と決まっていて、どうやら三部作として繋がっているらしく、物語的には『ASHURA』から『SENJYU』に進んで、次の『AMIDA』が最終章という構成、とのこと。何にせよ、DIY精神をもって音楽に取り組む今西氏の姿勢にあらためて感銘を受けたし、Sikthが解散してしまった今(なにやら復活するという噂もあるが)、彼らの精神と音を受け継ぐ存在となり得るのは、唯一このシクラメンしかいないと勝手に思っているので、是非ともシクラメンにはCloudkickerのBen Sharpニキとの対バンを日本で実現してもらいたいです(願望)
 
Ashura
Ashura
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Realising Media (2013-10-13)

Gris 『À l'âme enflammée, l'äme constellée...』 レビュー

Artist Gris
Gris

Album 『À l'âme enflammée, l'äme constellée...』
À l'âme enflammée, l'äme constellée...

Track List
Disc I
01. L'Aube
02. Les Forges
03. Samsara
04. Igneus
05. Dil

Disc II
01. Moksha
02. Seizième Prière
03. Sem
04. Une Épitaphe De Suie
05. Nadir

『ポストブラックの分類』・・・そもそも、いわゆるポストブラックとかいうジャンルは、大雑把に3つのタイプに分類する事ができるんだが→まず1つ目は【マイブラ系もも色シューゲ×激情系HC】のDeafheavenタイプ、2つ目は【ポストロック/ドリームポップ×ブラゲ】のAlcestLes Discretsタイプ、そして3つ目は【ネオフォーク/アンビエント/ATMS×デプレ・ブラック】のAgallochさんを筆頭とした初期Ulver初期KATATONIAタイプの三種類あって、このカナダを拠点に活動するIcare氏とNeptune氏による二人ポストブラックことGrisは、その分類の中で言うとAgallochタイプとAlcestタイプの美味しいとこ取りした感じのブラックで、その手の好き者に高く評価された1stフルの『Il Était Une Forêt...』から約六年ぶり通算二作目となる本作の『À l'âme enflammée, l'äme constellée...』、しかも二枚組の幕開けを飾る#1”L'Aube”から只ならぬ情緒感を醸し出すアコギナンバーで、そして約15分ある長尺の#2Les Forgesを聴けば理解できるように、スーサイド願望に満ち溢れたIcareによる悲痛な叫びと、アコギを中心に琴や尺八などの和楽器やチェロやヴァイオリンを擁した壮麗優美なストリングスが、まるで初期Opethを思わせる”美と醜”の対比を強弱を効かせながら表現していく、わかりやすい話→スウェーデンのShining直系のジジジジ...ノイジーなデプレブラックに、本作のジャケを手がけたFursy Teyssier率いるLes DiscretsAlcestを連想させるオリエンタルなフレフレフレンチ感や、USのポストブラックレジェンドAgallochさん直系のタンビ(耽美)エントな要素がしなやかかつエレガントに交錯する、要するにみんな大好きATMS系ポストブラックやってるわけ。ちなみに、アルバムタイトルや曲目を見ればわかるように、全編フランス語の歌詞となっている。

 やはり今作の大きなポイントとして→キュルキュル♪と弦の音が生々しく鳴り響く、ほのかにメランコリックで麗しげなアコギを筆頭に、オーストラリア産のネ・バブリシャス(Ne Obliviscaris)顔負けの、天空を駆け巡るように超絶epicッ!!なヴァイオリンによるネオクラシカルなメロディセンスだろう。もはやこのバンド最大の持ち味と言っていい、それらのアコギやストリングスは、Disc1&2共に約40分トータル80分という作品全編に渡って美しく幻想的に、そして優雅に曲を彩っていて、その中でもDisc1とDisc2最後を締めくくる”Dil”と”Nadir”は涙なくして聴けない。あと#4”Igneus”のアウトロとか聴いたら、マジでネ・バブリシャスと対決させたくなる。で、基本的にDisc1と2も似たような構成で、【オープニング→大作→短いインスト→再び大作→泣きのアコギ】みたいな流れで、どちらも完成度が高く甲乙つけ難い。

 このバンド、単なるAgallochや初期Alcestのコピーバンドというわけではなくて、特に一枚目の名曲#2”Les Forges”の7分以降の展開や、二枚目の#2”Seizième Prière”あたりで垣間見せる、Rosettaなどのポストメタル勢からの影響を巧みに昇華した部分も聴きどころの一つとなっていて、もはやこの手の界隈を代表するその二組に引けをとらない、ヘタしたらそれ以上のポテンシャルを誇っている。間違いなく、今年のポストブラック界隈ではマストな一枚。
 
L'ame Enflammee, L'ame Constellee
Gris

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Ulver 『Messe I.X-VI.X』 レビュー

Artist Ulver
Ulver

Album 『Messe I.X-VI.X』
Messe I.X-VI.X

Track List
01. As Syrians Pour In, Lebanon Grapples With Ghosts Of A Bloody Past
02. Shri Schneider
03. Glamour Box (Ostinati)
04. Son Of Man
05. Noche Oscura del Alma
06. Mother Of Mercy

ノルウェイに棲む”森のクマさん”こと、奇才Kristoffer Rygg率いる異才音楽集団Ulverというのは、初期の頃こそネオフォークやいわゆるポストブラックとかいうジャンルの原点および先駆け的な存在としてその名を上げていたが、2000年作の傑作『Perdition City』以降はトリップ感のある電子音楽/実験音楽的な音楽性へとシフトし、その流れで映画のサントラを手がけたり、近年では映像作品のThe Norwegian National Operaを、更には60s/70sのサイケロックをカバーしたChildhood's Endをリリースしたりと、そんな異様異質異形な音楽変遷を辿っている彼ら。初期の頃から現在まで、ここまで音楽性の変化その振り幅が大きいバンドって、このUlverの他に居ないんじゃあないか?

 そのUlverと同国のTromsø Chamber Orchestraのコラボが実現した本作の『Messe I.X-VI.X』、気になるその作風としては→かのKscopeとの引かれ合いが実現した前作のWars Of The Rosesとは明らかに毛色が違って、中心人物のKristoffer Ryggガルムが前々作『Shadows Of The Sun』姉妹作だと語るように、確かに『Shadows Of The Sun』、その中でも”Like Music””What Happened?”を連想させるクラシカルかつアンビエーションな雰囲気を踏襲しつつ、近年Ulverが得意とするエレクトロニカとフルオーケストラによる重厚なクラシック音楽がクロスオーヴァーした、実にアヴァンギャルドかつアンニュイなモダンクラシカルを繰り広げている。また、日本人ヴァイオリニストの川見優子さんがオケの一人として参加してるのも一つのポイント。

 今思えば、ピッチフォークのレビューで散々こき下ろされた『Perdition City』って、あのKscopeが掲げるポストプログレッシブサウンドの先駆け的なアルバムだったんだな・・・って、あらためてUlverの先見の明、そのセンスに脱帽するばかり。で、このUlverが所属するKscopeというのは、いわゆるLOVEPEACEを思想/信条としながらも、一方で人間社会の非情さや無情さから目をそらさず、むしろ逆に人間の心に潜む『闇』すなわち負のエネルギーを儚くも美しい旋律に変えて、それこそ人間世界の悲惨の「線」を深裂に描き出していく、そんなKscopeが提唱スル音楽理念およびUlverの音楽に対する真意な姿勢に、あらためて僕は敬意を表したい。

 そんなKscopeの音楽的理念、そして本作のメインテーマである【Ulver×Tromsø Chamber Orchestra】が顕著に感じられる、オープニングを飾る#1As Syrians Pour In, Lebanon Grapples With Ghosts Of A Bloody Pastでは、小動物の鳴き声や小鳥のさえずり、銃撃戦や爆撃機のSEによって紛争地帯という名のダークサイドに引きずり込むような演出から、それはもはやオドロオドロしい暗黒を超えた漆黒...人間同士の争いで犠牲となった死者の霊魂が彷徨い続ける黒い小宇宙を生成しながら、いわゆる【ATMSフィールド】全開の不気味な音響亜空間、その奈落の底へと沈み込むような重厚なオーケストラと哀しい旋律を奏でるピアノの音色によって、まるで映画のサントラのような、それこそ人間の業と悲しみ...復讐が復讐を生む輪廻...絶えることなく繰り返される戦争の悲劇を描いた映画『ビフォア・ザ・レイン』の如し、人間の心に潜む『漆黒の狂気』を美しく静かに、しかし深裂に描き出している。この曲、初めて聴いた時は鳥肌たったというか、あまりにも生々しすぎてゾッとしたというか、おぞましいほどの恐怖を感じた。それぐらい、『人間の狂気』というものを内面から容赦なくエグり出している。なんつーか、Cult of Lunaの名曲”Vicarious Redemption”に匹敵する”凄み”すらあった。

 本作『Messe I.X-VI.X』を象徴するかのような、その素晴らしきオープニングに続いて、スウェーデンのCarbon Based Lifeformsを彷彿とさせるサイケ/トリップ感のあるヒーラー系エレクトロニカとクラシック音楽が現代的な出会いを果たす#2”Shri Schneider”、その流れからの#3”Glamour Box”ではミニマルなニカとピアノのカラミ、そしてスケール感を施すスリリングなオケが、クライマックスに向かうにつれて徐々に静寂のダイナミズムを形成していく。で、ここまで聴くと(本作はTromsø Chamber Orchestraを中心としたインストモノかな?)と思うが、本作のハイライトを飾る#4”Son Of Man”のオープニングで遂に森のクマさん...もといガルムの人類に語りかけるようなダンディなボーカルが導入され、教会の鐘や神々しい賛美歌、そして崇高かつ大仰なオーケストラが悲劇的かつ壮大な物語を演出していく、それこそ黒い旧約聖書を音で描き出すかのような、圧倒的なスケール感および展開力の高さを見せつける。この曲を聴いてしまうと、本作があくまでも”オーケストラ中心”の作風だという事がわかる。それぐらいオケの本領発揮ってやつだ。

 本作の中では一番サントラ風というか、曲の展開にあまり起伏のない#5”Noche Oscura Del Alma”では、Ulverらしいレトロ感を醸し出す老舗のレイトショー的なSEが鳴り響く。そしてラストを飾る”Mother Of Mercy”はと言うと、再びガルムのムーディな歌声とオケの優美な音色が聖地エルサレムで共鳴しながら、しかしふとした瞬間に#1と瓜二つのダークサイドに迷い込んでいる事に気づいてしまったら最後→これにて『輪廻転生』が完了する...。当然、いくら『Shadows Of The Sun』の姉妹作だと言っても、約6年前のUlverと今現在のUlverが別物である事と同じように、コレとソレは全てにおいて別物であるのは確かで、本格的なクラシック音楽と電子音楽がUlverという名の数奇な運命を辿りし巨人(奇行種)の体内で出会った結果→まぁ、一言でいっちゃえばヤケに洗練されたヒーリング音楽です。さすが、本作のマスタリングを担当したのが、惜しくも解散したAltar of Plaguesの新作を手がけたJaime Gomez Arellano氏というだけあって、とにかく”音”がいい。

 そんなわけで、ANATHEMAUniversalでオーケストラとの共演を成功させたように、Ulverもこの『Messe I.X-VI.X』で成功させた。ANATHEMAのダニー・キャバナーが出演したシリアのラジオ番組『Souriali』のインタビューを筆頭に、最近のKscope界隈の流行りはシリア問題すなわち中東問題らしく、もうなんか【オーケストラ×中東問題=Kscope】という認識でエエんちゃうの?ってくらいの中東ブームで、これにはダニー・キャバナー「I LOVE Cyria!! I LOVE Cyria!!」と子供のように大喜びしているハズ。当然、本作も流行りの中東問題に対する痛烈なメッセージや祈りが込められた作品で、つまり彼らが『Shadows Of The Sun』で描き出していた『人類の創始』および『人類の夜明け』を、今現在のUlver流の解釈をもって輪廻(一巡)させた先の世界がこの『Messe I.X-VI.X』、というのが僕の見解。

Messe I.X-VI.X
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Ulver
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【10/19】 ℃-ute コンサートツアー2013秋『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』@日本特殊陶業市民会館 フォレストホール

Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~

セットリスト
01. Kiss me 愛してる
02. ★憧れ My STAR★
03. 都会の一人暮らし
04. ベーグルにハム&チーズ
05. 日曜日は大好きよ
06. 夏DOKIリップスティック
07. 悲しきヘブン
08. 世界一HAPPYな女の子 
09. Crazy 完全な大人
10. 悲しき雨降り
【チャレンジアクト】
11. One's LIFE(アカペラ)
12. 僕らの輝き(アコースティックVer.)
13. たどり着いた女戦士
14. 会いたい会いたい会いたいな
15. まっさらブルージーンズ
16. 都会っ子 純情
17. Danceでバコーン!
18. 愛ってもっと斬新
19. 涙も出ない 悲しくもない なんにもしたくない
20. これ以上 嫌われたくないの
21. ザ☆トレジャーボックス
22. SHINES

ENCORE
23. キャンパスライフ~生まれて来てよかった~
24. 超WONDERFUL!
25. JUMP
 
 『ガラコンの原因』・・・この度の℃コン名古屋公演がガラガランゴ・・・の悲劇となった要因をいくつか挙げるとするなら→まず1つ目は【チケット価格の謎の高騰】、それが【名古屋人のドケチ】っぷりに拍車をかけ、そして【武道館2デイズ】で地方の集客/パイを奪った影響、それらの牌が揃った結果の役満(ガラコン不可避)です。そもそも、名前は英語表記ではあるものの外タレでもないし、今の時代ハロプロなんて・・・という人が大半の中、ほぼ無名に近いアイドルに7Kは正直高いし、今の℃のライブにその値段相応の価値や満足度があるかと聞かれたら...う~んどうでしょう。

 『本来は』・・・アダイブシングルの名古屋リリイベに干された事で初まり、「ケッ、値上げしやがって、無名アイドルのくせに・・・」という名古屋人らしい排他性やケチ臭さを発揮したり、武道館2デイズの影響で100%ガラガランゴじゃん・・・という色々な萎え要素があったから、今回の℃コンは完全に回避する予定だったんだが、しかしご存知のとおり、℃が出演した『BOMBER-E』の収録に当選してしまったので、これは℃コンに行くしか!と思い、本公演の直前にチケを発券した結果→もはや俺の指定席である一階最後列ンゴゴゴゴゴゴ・・・しかも中央。そんなこんな事情もあって、さっそく今回の℃-uteコンサートツアー2013秋『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』の名古屋公演(夜)に参戦した感想をば。

 『オープニング』・・・いつものように、開演から約30分前の6時ぐらいに自分の座席に着く。そして6時半、遂に開演。神殿を司ったステージ上方にある横長のスクリーンに、『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』とかいうオープニングタイトルが出現。それから歴代のシングル/アルバムのジャケが画面に次々と映し出され、そして最後に℃メンの後ろ姿が映しだされ、一曲目の”Kiss Me”のイントロが始まると同時に、ステージ中央のコックピット付きの回転扉型からトレンチコート風の派手な衣装に身をまとった℃メンがドヤ顔で登場。

 『より洗練されたライブ』・・・これは春公演『トレジャーボックス』でも思った事なんだけれど、一曲目の”Kiss Me”から、メンバー紹介演出が入る二曲目の”★憧れ My STAR★”ときて、そして新曲”都会の一人暮らし”まで観たところで、ふと→(おぉ...いい具合に洗練されてきてんなぁ)と、持ち前のダンスを筆頭にボーカルの安定感も含めて、少なくとも去年の春公演と比べると、漠然としながらもそう感じた。当然、一ミリもズレずに揃えているというわけではなくて、それぞれの個性を出しながら、揃える所はシッカリと揃える意識の高さを感じさせた。

 『衣装チェンジ』・・・春公演『トレジャーボックス』の目玉は剣劇だった。では、この『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』の目玉となる演出はなんだろうと、序盤はそれに注目というか意識しながら観ていた。まず一曲目の”Kiss Me”の時点では、体全体を覆い隠すような衣装だったんだが、それが終わってステージが暗転する瞬間に、メガネ女教師風の衣装に一瞬の内に変身して、二曲目の”★憧れ My STAR★”を披露。その衣装のまま、三曲目の新曲”岡井の衣装が裏表逆”もとい”都会の一人暮らし”からアルバム曲の”ベーグルにハム&チーズ”と”日曜日は大好きよ”まで。そして矢中萩コンビの6曲目の”夏DOKIリップスティック”で再び衣装チェンジして、それが終わると、入れ替わりで回転扉から衣装チェンジした愛理岡井コンビが登場して”悲しきヘブン”を披露、その途中から再び衣装チェンジした矢中萩が合流。この時の衣装はマイマイさんがファッショナブルな衣装で、nkskがスーツ系の衣装で、特に舞美がラムちゃん風というか猛虎魂感じる虎柄の衣装で一番よかった。その衣装で演る”悲しき雨降り”は舞美様様やったね。それにしても、今日はヤケに衣装チェンジ多いな、毎回こんなもんだっけ?という伏線()

 『MCが微妙に面白くなった、微妙に』・・・前半のMCタイムでは、nkskが「数字に弱い」、愛理が「ママから言われたショックな一言」、マイマイさんが「苺ミルク」というネタを披露。ご存知のとおり、nkskの”九九ができない”ネタや15時30分と17時30分の違いがわからない、つまり12時間表示と24時間表示の違いが苦手らしく、ある日マッマに冷静な顔で「nksk・・・九九できないの?恥ずかしくないの?」って言われたらしい、クッソウケる。あとnkskによると8×9は42らしい・・・あっ、やっぱ馬鹿だコイツッ! で、愛理はある日マッマと子供の頃の話になって、マッマに「生まれた時は可愛くなかったんだよ・・・」とショックな一言を言われ、けどパッパことプロゴルファーの鈴木亨は「可愛い可愛い」言ってたらしく、それを見たマッマが「ファッ!?この人頭おかしいんじゃないの?」と思ったらしい・・・亨ンゴwwww 最後に、マイマイさんはよく岡井と一緒に帰ることが多いらしく、電車が到着するアナウンスが流れてから、(一人約20秒かかる)紙コップ式の自動販売機で「苺ミルク」を岡井より先に買って、一足先に電車に乗り込んで焦る岡井を眺めて楽しむという、マイマイさんの性格マジでエゲツナイ・・・まるで『ジョジョリオン』に登場するジョジョキャラっぽいというか、東方常秀ばりの『漆黒の意思』があって嫌いじゃあない、むしろそのキャラ性がイイんだよなぁ・・・といった感じのトーク三連発で、なんか過去の℃コンで聞いたMCの中では一番面白く感じた。このMC、ある程度トーク時間が過ぎると、ピンポンピンポンと合図が鳴る仕組みになっていて、その辺も℃のトークのgdgd感を最小限に、逆にスムーズなトークテンポを生む効果があったのかなぁと。あと℃メン自身いつもの変な緊張感がなくて、気のせいかリラックスして話をしてたような気も。

 『序盤という課題の克服』・・・個人的に、℃コンというのは言わばインテル長友みたいなもんだと認識していて、要するに序盤含む前半は肩慣らしすなわちアップみたいなもんだから、いつも自分はあまり集中せずにマッタリとライブを眺める、つまり地蔵スタイルを取っているんだけど、しかし今日に限ってはそういうわけにはいかなかった。本日のセトリを見てもらえればわかるように、一発目から”Kiss me”からの”★憧れ My STAR★”をブッ込んできやがった。確かに、新曲とアルバム曲が連ねる3,4,5曲目までの流れは少し落ち着くものの、六曲目の”夏DOKI~”から再びテンション爆アゲで、それ以降は昨年の名曲”悲しきヘブン”から、”世界一HAPPYな女の子 ”ときて”Crazy 完全な大人”、そして”悲しき雨降り”まで突っ走る。この中でも、やっぱ”クレ完”って良曲だわって確信したというか、あのイントロの回転エネルギーから勢いのあるビートに乗って力強く突き進む感じマジかっけ~って、まさかここで再びこの曲の良さを再確認するとは思わなんだ。あと、新曲”都会~”がライブでは意外と盛り上がってた事も、この『序盤という課題の克服』に一役買っていたと考えられる。まぁ、今思えば前回の『トレジャーボックス』の序盤が酷すぎたってものあるw

 『テンポの良さ』・・・ここまで、前半戦で気づいた事をいくつか述べたが、前半戦の率直な感想を言うなら→とにかく「テンポがよかった」、この一言に尽きる。ここ最近の課題だった前半をシッカリとまとめるだけで、こうも全体的にテンポよく進むんだなって。それこそ前半はインテル長友のように左サイドという名のステージを駆けまわっていた。前回のトレボツアーの反省を活かし、しっかりとセトリを考えてきたのは評価したい。特に”この街”とかいうクソを入れなかった所を評価したい。欲を言うなら、今年一番の当たり曲の”あったかい腕で包んで”がセトリにあったら文句なしだった。けど、あれは特殊な曲だからセトリに入れる隙がないと気づいた・・・。で、前半戦を終えると一旦℃メンは袖にはけ、ここでチャレンジアクトでハロプロ研修生が”めぐる恋の季節”を披露。

 『後半戦』・・・研修生によるチャレンジアクトが終わると、再びステージが明転、そこにはロングドレス風の派手めの衣装を着た℃メンが輪を作るように並び、そこから初期曲の”One's LIFE”とアコギアレンジの”僕らの輝き”の二曲をアカペラで披露。これ、五人のハモリを効かせたわりとガチなアカペラで、特に愛理の「ヒュウィゴー」からの岡井の「ワンモアタイム」に笑った。アカペラは確かに凄いけど、でもこれは今回限りで十分かな・・・って。そんな感じに、前半戦とは一転して落ち着いた雰囲気で後半戦の幕を開け、その流れからバラードのツアーテーマ曲”たどり着いた女戦士”を披露。上方のスクリーンに幼少の頃から今までのメンバーの写真が映し出される演出や、つんく♂から武道館に辿り着いた℃に対してのメッセージ的な歌詞的にも、本日の会場は三階四階閉鎖という明らかに”辿り着いてない女戦士”なのにも関わらず、これは武道館で聴いたら感動するやろなぁ...って、少しエモい気分になった。

 『ハイライトは”会いたい×3な”』・・・前半戦から見所としてあった衣装チェンジという名の伏線()、前回のトレボの目玉が剣劇ならば、今ツアーの目玉は衣装チェンジだと確信させる、ある出来事が起こった。それは”会いたい×3な”の時で、ポルナレフ的な話で言うと→あ...ありのまま 今 起こった事を話すぜ!「俺はここで”会いたい×3な”かよ謎セトリ過ぎ・・・アダイブやんねーの?と思っていた、しかし曲中にステージが一秒ほど暗転したその瞬間ッ、先ほどのアカペラとは違って身軽そうな衣装で踊っていたはずの℃メンの衣装が、その一瞬の内に早変わりしていたんだ・・・」 な... 何を言ってるのか わからねーと思うが おれも何をされたのかわからなかった... そんな、リアルにキング・クリムゾンの能力で時をスッ飛ばされたような錯覚に陥った。あと曲の終盤で研修生?が黒いマント姿で踊るのカッコ良かった。DIR EN GREYのライブで京さんがマント姿だったのは伏線()だったんだな...って。それが終わると、”まっさらブルージーンズ”のイントロが流れ始め、暗転した会場にLED衣装を身にまとい、メンバーカラーに色が変幻自在に変わっていく℃メンが踊る姿を観たら「ファッ!?」ってなった。だって自分の座席からだと、やけに図体のデカいクソデブ、それこそブリジストンのキャラクターで知られるビバンダムが五体踊ってるように見えてクソ笑った。でもこの演出は悪くなかった。そりゃPerfumeがやってるような本格的なLED衣装とは天と地の差があるけどね。

 『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』・・・というタイトルどおり、いつの間にか聖闘士星矢すなわち聖闘℃星矢風の女戦士に変身した℃メン、そのまま”都会っ子 純情”からの”Danceでバコーン!”ときて新曲の”愛ってもっと斬新”、そしてアルバム曲の”涙も出ない 悲しくもない なんにもしたくない”で畳みかける流れ。特にゾクゾクするイントロから只ならぬ名曲臭を漂わせる、マイマイさんメインのアルバム曲”涙も出ない~”は、最近のモー娘。の使い回しみたいなユーロビート/エレクトロ/ダブステップ風の曲調で、初めて聴いたけど予想以上に良かった。恐らくアルバム曲ではこの曲が一番良さそう。気に入ったからライブから帰ったら速攻itunesでDLしたわ。あと、やっぱ℃の強みである後半の流れ、今日で言うと”都会っ子”からの”ダンバコ”の流れが、会場の盛り上がり/ボルテージ的な意味でも一番epicッ!!だったかなぁと。新曲の”愛って~”は、(やっぱこの曲のサビってピンクレディーのUFOリスペクトだよなぁ)とか思いながら観てた。ライブだとダンスに迫力あって良かった。あと終盤になるとマイマイさんがいい具合に汗で乱れ髪になってて、まるで(おいおい北斗の拳のマミヤか)ってレベルの異常な色気でヤバかった。それこそリアルクイーンやったわ。やっぱりマイマイさんがナンバーワン!

 『終盤戦』・・・後半は今ツアーの見せ所となる衣装の早着替えやLED演出、そのハイライトを飾った”会いたい×3な”からアルバム曲の”涙も出ない~”までの流れが個人的に一番epicッ!!に高まった。それ以降は、”聞こえますか?神様イエーイ!!”とかいうフザけた歌詞に笑う→”これ以上 嫌われたくないの”から”ザ☆トレジャーボックス”ときて本編ラストの”SHINES”まで。まさか前回のツアータイトル曲を、何食わぬ顔で終盤にブッ込んでくるとは思わなかった。でもなんだかんだ盛り上がるからね、仕方ないね。アンコールは”いつもの”で、ここでもクイーンすなわち女王様の如くゴージャスな衣装と冠をかぶった℃メンや、℃がウリ()としているらしい布面積の少ない衣装まで、最後まで今ツアーの見せどころである多彩な衣装、その”℃-ute七変化”を見せつける。で、最後のMCで面白かったのは、岡井が「”たどり着いた女戦士”で舞美ちゃんのファンの人多いなと思ったら、歌うメンバーに合わせて℃型サイリウムの色を変えてるんだな・・・でも年齢順じゃないからか舞ちゃんのところだけ...」と言ったら、メンバーから「年齢順だよ」と訂正を受けたが、「舞ちゃんのところだけ...」で会話が止まった所にマイマイさんが食いついて岡井を脅す展開クッソ笑った。マイマイさんの臆病なキャラ性の高さをあらためて思い知った瞬間だった。それから愛理によるアツいおまいつディス。

 『ガラコン宣言』・・・そして遂に、nkskのラストMCで”アレ”に関する言及→nksk「この会館(フォレストホール)は℃-uteにとってレベル高いんですよ(会場一同HAHAHA)。”たどり着いた女戦士”の”ここからの景色を見て”って歌詞、武道館ではたどり着いたって感じだったんですけど、今日はあ~、たどり着いてないなって(会場爆笑) 3階、4階も埋まるようになったら、改めてこの曲を歌いたいなって思います。だから友達連れてきてください!」的なガラコン宣言きたああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!まるで(おいおい俺のブログで以前「名古屋勢からすればフォレストホール>>>武道館」と書いたことに対する私信か)と思った(自意識過剰)。つうか、nkskが「友達連れて来いや」って言うと自虐っぽくて笑えるんですがそれは。でもあれだよな、毎回毎回MCで会場が埋まる埋まらないと話すような、そんなゲスい必死さが滲み出てる貧乏臭いアイドルに客がつくか?といったら答えはNoですね。
 
 『名古屋公演をSOULD OUTさせるには』・・・おいら、ずっと前から言ってるんだが、℃がもう一段上にステップアップするためには、つんく♂の弟であるyasuに楽曲提供およびプロデュースをお願いするしかないって。そして、ここ最近の℃がMVや一部雑誌やファンブックで推し進めている”ファッションシュール”路線を極めた先に、ジョジョの荒木飛呂彦先生とのコラボを実現させれば、名古屋公演完売待ったなし!・・・という冗談は程々にして、名古屋の会場を埋めるために名古屋公演だけはチケ価格5000円にして、そのまま名古屋のご当地アイドルを目指そう(提案) ・・・とは言っても、自分が知るかぎりでは、今年の春公演と去年の冬公演は3,4階前列まで埋まってたハズなんだが...となると、やっぱりチケ価格の高騰や武道館2デイズが名古屋の集客に与えた影響、そして今回は近場の静岡浜松でも℃コンが組まれてるってのが、この悲劇のガラコンに繋がったんだと考えられる。ちなみに、今日は一階最後列から観戦した自分が見た限りでは、少なくとも一階は最後列までシッカリと埋まっていた、のは確か。だから去年の春公演よりはガラコンじゃないから(震え声) 10年後には埋まる計算だから(震え声)

 『MVP』・・・特に後半の新曲”愛ってもっと斬新”あたりからかなぁ。あれ?今日の舞美むっちゃ声出てね?って、ふと気づいたんだよね。最近の℃は、音源でもライブでも愛理と岡井のボーカルが抜きん出てる印象があって、しかし今日に限ってはその二人よりも舞美の声が終盤まで、むしろ終盤に向かうにつれて”凄み”を増していったように思ったほど。で、今日の愛理は、序盤は声の抜けが妙に悪いというか、微妙に声がカスれてたような気がした。けど、その違和感はいつの間にか消え、いつものアイドルサイボーグになってて安心した。あとnkskの唯一の見せ場であるトレボの二番の歌い始めのシャウトはシビれた。だってトレボ一番の聞き所ってこのnkskパートだと思うからね。歌を課題とするマイマイさんは、何度か声が裏返るシーンがあっただけで、一時の悲惨な状況と比べるとかなり改善されてた。そんなこんなで、今日のMVPは舞美に決まりです。気のせいか、なんか今日は全体的に赤Tシャツの舞美ヲタが多かった気がするしね。

 『総括』・・・自分自身、去年の春公演から現場に行き始めて、今日で四回目の℃コンだったわけなんだけど、自分でもそろそろ℃コンに”飽き”てくる頃かなぁ?と思っていんだが、全然そうはならなかった。むしろ逆に、なんか色々なネタ的な意味でも、ヘタしたら過去最高に”面白かった”℃コンだったかもしれない。とにかくテンポのいい面白いトークを筆頭に、課題だった序盤の退屈さを感じさせないセトリ、変幻自在の衣装チェンジによる℃-ute七変化、悪夢のガラコン再びッ!!などなど・・・とにかく開演から見逃せない演出があったりして、個人的にここまで集中した℃コンは今までなかったかもしれない。当然、トレボみたく大掛かりな演出ではないし、それと比べると小じんまりした”至ってシンプル”な構成だったような気もするし、でもこれがまた『黄金比』で形成された℃メンの体幹を活かした”衣装で魅せる”コンセプトだったりして、やっぱ℃には℃派手は演出よりも”至ってシンプル”に魅せるコンセプトのが似合ってるのかなぁと。それにしても、最後までチケ価格が高騰した理由がイマイチわからなかった、というか内容に一切反映されてなかったけど、ナニワトモアレ参戦してよかったし、確かに℃-ute第二章の幕開けを感じさせる、これは前回も言ったような気がするけど、本当の意味で集大成でありスタートと呼べるライブだったんじゃあないかと。なお、3,4階には辿り着いてない模様。

【10/17】 ℃-uteが出演したメーテレ『BOMBER-E』の収録に参加した結果wwwww

    BOMBER-E

最近の”俺の界隈”のアイドル事情といえば、7月にリリースされた℃-ute『悲しき雨降り / アダムとイブのジレンマ』のシリアル抽選で名古屋リリイベに落選した結果→7月のフリーダムナゴヤでBiS、8月のサマソニ大阪では再びBiSBABYMETAL、そして9月にはBiSの名古屋ワンマンライブを観て、更に今月にはニコ生のプレゼント企画で当選したBiSのサイン色紙が届いたりと、ここ数ヶ月はBiS充ってレベルじゃなかった。正直なところ、℃の名古屋リリイベに落選した瞬間℃に対する熱が一気に冷めた感があったんだが、去年からDIR EN GREYのライブを観た後は、不思議と℃コンを観なきゃ気がすまない体になっちゃってるので、やはり先日行われたDIR EN GREYの名古屋公演後に、あぁ次は℃コンの季節か・・・みたいな雰囲気になった。しかし、その名古屋℃コンの前に、(ローカルな話で申し訳ないが)名古屋のメーテレ制作『BOMBER-E』に℃が出演するという情報が耳に入ったので、どうせだからこの抽選の結果で℃コンに行くor行かないを決めるかぁ・・・みたいな軽いノリで、℃が出演する『BOMBER-E』のトーク&ライブ収録の観覧募集に応募した結果→ヤッダーバァァアアアアアアアア

 先日のBiSのサイン色紙(バ◯ブイラスト付き)といい、いやはや『SBR』のポコロコばりにツイてる。とか言うても、どうせ当選するんやろなぁ...というキモチがあったんで、別段驚きはなかった。何にせよ、これでリリイベ落選はチャラになった。で、名古屋を拠点に活動しているHOME MADE 家族MICROさんが番組総合司会を務めるこの『BOMBER-E』とかいう総合エンターテインメント番組は、過去に観たことあるような、ないような・・・少なくとも名前だけは知ってるレベルのアレで、なんだかんだ今年で10周年を迎える長寿番組らしい。その番組収録に参加してきたので、さっそく報告的なナニかです。

 この日は仕事を定時で切り上げ、だいたい6時半くらいにメーテレ本社玄関前の受付を済ませて、与えられた番号順に整列(約120名。抽選で選別したんだと思うけど、ヘタしたら半数は女ヲタだったんじゃねぇかって)、そして7時ちょい過ぎぐらいにスタッフに連れられて5階にある「メ~テレBスタジオ」に移動開始、という流れ。道なる廊下には視聴率の数字が書いてる紙が何枚も貼ってあって、僕は(うわぁなんかスゲーテレビ局っぽいんですがそれは...)とか思ってたら遂にBスタジオに到着。そこには円形のステージがあって、僕は(うわぁなんかスゲー番組収録っぽいんですがそれは...)とか思いながら、自分はスタッフの指示通りに右側(ステージから見ると左)の観覧スペースにポジった。とりあえず、ステージと観客の距離が(近すぎィ!)ってぐらい近くて、自分はどちらかと言えば後列だったんだけど、それでも十分クッソ近い。この距離から℃が観れるのはもう二度とないやろなぁ・・・。



 ここで前説的な感じで、ブーちゃんとかいうディレクターからの太田プロ所属の若手芸人バルバロイが登場し、軽い番組説明的なナニかがあった。その後、司会のMICROさんと塩尻奈都子アナが登場して遂に収録開始。二人のオープニングMCから、遂に猛虎魂を感じる迷彩柄の衣装に身をまとった℃-uteが登場し、左右の観客の間を通り抜けて中央のステージへと駆け上がる。やっぱり(CHIKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!)とか思いながら、さっそく一曲目に新曲の”都会の一人暮らし”を披露。いかんせん最近はBiSにドップリだったもんで、℃の新しいアルバムや新曲の知識がまるでない状態だったから、この曲が始まった瞬間は→(あれ?こんな曲あったっけ?あっ、新曲か・・・察し)ってなった。つうか、℃メンとの距離感があまりにも近すぎた結果→脳のCPU使用率が視覚に一点集中したせいで、正直この新曲の感じとか覚えてないんだけど、たぶんクソ曲もとい典型的なハロプロ曲だった(上記MV参照)。この曲はオルタナ風というか、そんな軽い雰囲気のあるギターアレンジが一つのポイントで、全体的にアレンジで聴かせる曲っぽい(適当) それが終わると自己紹介的なMCを挟んで、二曲目にライブの定番”Danceでバコーン‼”を披露。この近距離からダンバコとか・・・とにかく迫力あり過ぎて笑った。あとこの曲の時に、自分の右側にいた℃ヲタガチ勢が”ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー”みたいなコール入れてて笑った。あれ℃メンも踊りながら笑ってたやろ。



 その流れから”都会っ子純情”とかいうマイマイさん独壇場の曲から、最後に新曲の”愛ってもっと斬新”をフルで披露。第一印象では”都会の一人暮らし”よりもコッチのが良かった。この”愛ってもっと斬新”だけをA面にすればいいのに、無理に両A面にする必要ないじゃん(ないじゃん)って思った。で、その曲調としては→まるで前シングル”悲しき雨降り”のサビ以外の部分、つまりプログレデス風のバッキバキなリズムでゴリ押していくサビ・・・というか、もはやサビそのものが存在しない曲で、もはや「サビが書けないならサビをなくしてやろう」←そんな前衛的な姿勢はプログレそのもの。でも、上記の廃墟系MVで聴いてみたら全然そんな事なかった・・・うーんこのサビ(てかこのMVのタイトルアップ出オチ過ぎんだろ・・・)。あとサビっぽい所のリズムはピンクレディーのUFOリスペクトで悪くない。そしてなんといっても、この曲はダンスが激しい。もうなんか℃は激しいダンス踊らせとけばエエんやろ?と言わんばかりの、とにかくアグレッシヴなダンスが目に焼き付いて離れなかった。フリはなんというかアラビアンというか、オリエンタルな雰囲気のあるフリで、特に首のクネクネがいい意味で気持ち悪かった。自分が観てる場所からは、フォーメーション的にマイマイさんが正面に来る場合が多かったから、僕は(うぉ~マイマイさんの首クネクネキメぇ~・・・愛理の顔クッソ小せぇ・・・からの首クネクネキメぇ~・・・岡井リバウンドしてねぇ~・・・)とか思った。そんな感じで、℃メンとの距離が近いだけに、どうしても視覚面からの感想がメインとなってしなうんだけど、そんな中、唯一愛理の歌だけは視覚以上に聴覚に訴えかけえる歌声を発揮してた。これは流石やね。

 ここまで新曲含む全4曲をフルで披露した後、ここで一旦℃メンが退場。再び芸人が登場して、メーテレグッズや℃メンのサイン入りグッズを賭けて謎のじゃんけん大会が始まる(自分は見事に三連敗)。で、再び司会の二人が登場すると共に℃メンが再登場してトークタイムが始まる。先ほどのじゃんけん大会の間に準備されたステージ上のボードに、「秘密」や「〇〇BEST3」や「筋トレ」や「マイブーム」などのお題が書かれたパネルが全部で7か8つあって、司会のMICROさんが選んだパネルの話題についてトークしていく、といった流れ。MICROさんが最初に選んだのは「マイブーム」で、そのパネルをめくると「料理」「一眼レフ」「足つぼ」という3つのキーワードが出現。まず、「料理」は岡井の趣味らしく、弟たちに毎朝お弁当を作ってるとか、朝晩も自分で作るけどフレンチも作るよwwwとかナントカ。てか岡井の自炊ネタって何度目だ? 続いて「一眼レフ」はnkskの趣味で、友達がいないからボッチで動物園に行ってゴリラの写真を撮ったとかナントカ。最後の「足つぼ」は愛理の趣味で、台湾式の足つぼがオススメらしい。メンバーを誘って行く事もあるけど、nkskだけは一回行った以後は嫌がって誘っても来ないから更にボッチ。ここでMICROさんが足つぼされてる姿を一眼レフで撮ればいいのに、という(提案)があった。で、次に「秘密」のパネルをめくると、そこには「ほくろ」というキーワードがあって、つい最近愛理が気づいたらしいけど→なにやら岡井の耳の裏に耳を挟むようにしてほくろが何個かあるらしい。この時に彼女募集中らしいカメラマンが岡井のそばに寄って耳の裏をアップで撮ってたから、このシーンはワンチャンOAされる可能性高そう。

 そして最後のお題は「〇〇BEST3」で、パネルをめくるとnkskの「リフォームの不便ベスト3」と「矢島伝説」というのがあって・・・「リフォーム」はnkskの実家が大規模なリフォームを行っているらしく、三位は何か忘れたけど、二位がキッチンが取り壊されてアカンことになってるとか、一位は朝起きると大工さんが家にいて何て挨拶すればいいか迷うとか、大工に会わずに生活すればいいのかとか・・・なんかジョジョっぽいストーリーが生まれそうな感じで笑った。このnkskのリフォームネタもワンチャンOAされる可能性高い。そして「矢島伝説」は・・・

三位 ホテルの薄いスリッパでバスに乗り込んだ ←まぁわかる
二位 クリニカと間違えてクレアラシルで歯を磨いた ←同じ青色だし・・・多少はね?
一位 おしぼりと間違えて大根を握り潰した ←ファッ!?


 これには(おいおいアイドル界の和田アキ子もしくはアイドル界のミカサ・アッカーマンか)とツッコミ入れたくなった。これはOA確定やろなぁ。他にも、マイマイさんの頭部が岡井の肩にフィットして寝やすいとか、名古屋人は地元愛が凄いとかナントカ。で、ここで約40分間のトークが終了。最後にリーダー舞美の一言で締めくくる。要約すると→「名古屋の味噌カス共はさっさと℃コンに来てフォレストホールの座席埋めろやゴルアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」・・・というのは冗談で、「まだ名古屋の会場が埋められないから友達連れてきて欲しい、この番組を観て少しでも℃に興味を持ってくれた嬉しい」的な発言。その時のワイ→(エエ話や・・・自分、涙いいすか?しかしワイはnkskと同じでボッチなんや、すまんな・・・ハッ!?nkskもボッチ?つまりnkskはオレなんだッ!オレなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!)。 で、℃メンが退場した後に、司会のMICROさんが「℃のキャラをもっと全面に押し出せば名古屋でも売れる」的なアドバイスしてた。やっぱ楽曲で勝負できない分、持ち前のキャラ性で勝負するしかないんやろなぁ。。。確かに、名古屋人は見栄っ張りな気質というか基本的に地元マンセーな性格してるし、そこが名古屋人が排他的と言われる一番の理由なんだと思うけど・・・。でも℃と名古屋って微妙に似てるよな。それなりの都市(アイドル)なのに、なんかパッとしない、悪く言えば地味で目立たないところがソックリ。だからある意味、名古屋人は日本で一番℃コンに行くべき人種と言えるわけです。どうせだから℃はこのまま名古屋のご当地アイドルを目指そう(提案) そんな感じで、色々あってトータル約1時間半。長くても一時間くらいかな?と予想してたから、思いのほかトークの時間が長くて、兎にも角にも濃ゆ~い時間だった。今日のハイライトは塩尻アナが℃メンよりも美脚だったことw

 そんなこんなで、普段は編集されている℃のトークをこの度カットなしで聞いた結果→基本的にマイマイさんがツッコミ役を担当してて、他は相変わらずガヤガヤ...しながら、こりゃ編集するのも大変やろなぁ...とお察しするレベルの、こいつら本当に自由だなぁ・・・初出演の番組収録なのにも関わらず本当に自由だなぁ・・・つうか、これホントに番組収録なのかもわっかんねぇなぁ・・・としか言いようがないフリーダムなトークを繰り広げていて、いい意味で緊張感がないというかマイペースというか・・・伊達にこの道十年やってないっすね(震え声)って。で、このトークを観て聞いてたら、なんかMICROさんに申し訳ない気持ちになった。決して悪気があるわけじゃあないんです・・・こいつらはただ自分に素直なだけなんです・・・って弁解したくなった。あと、これはこの近距離だからわかった事なんだけど→ライブ中やトーク中はマイマイさんと何度も目が合いまくった気がするし(自意識過剰)、そのマイマイさんと舞美の舞コンビはわりと観客にレスくれるけど、他の三人はそこまでレスしない印象で、その辺もメンによってそれぞれ違いがあって面白かった。もはやマイマイさんなんかは俺にだけレスしてたと言っても過言じゃあない・・・(震え声) やっぱりマイマイさんがナンバーワン!

 もはや℃のトーク内容がどうこうよりも、ある意味で社会見学じゃあないが、TV収録の仕組みが多少なりとも知れた事がよかった。何にせよ、この近距離から℃のライブとトークが観れたのは貴重な経験だったし、今回℃をゲストとして迎え入れた『BOMBER-E』およびメーテレさんには、「ありがとう...それしか言う言葉が見つからない...」。ちなみに、放送日は11月19日らしいです。キャー!!観ないでー!!

 そんなわけで、当初の約束どおり、このライブ&トークイベが終わった後に(10/19)の℃コン(夜公演)のチケを発券した結果→まさかの一階席だったけど俗にいう糞席ンゴ・・・ガラガランゴ・・・。まーた舞美のお友達連れてきてねMCを聞くことになるのか・・・胸が熱くなるな・・・。
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