02. infinite synthesis
03. fermata~Akkord:fortissimo~
04. lost dimension
05. I'm believing you
06. Secret of my heart
07. eternal reality
08. black bullet
09. rain of tears
10. scorching heart
11. waiting for the moment
12. always be with you
13. true resonance
~僕の声優遍歴~
今から約8年前→ハルヒ全盛期のAya-Styleこと平野綾
その数カ月後→地獄少女全盛期の能登麻美子
その数カ月後→癒されBar若本全盛期の若本規夫
(約6年の空白期間)
現在→内田真礼&上坂すみれさん&ナンジョルノ
光の能年玲奈、闇の内田真礼 ・・・おいら、約7,8年くらい前に某こえ部で若本規夫さんの声マネやってて、いま思い出すだけでも自傷行為レベルの黒歴史なんだが、しかもそのこえ部が今でも存続していることに驚愕した。しかし、なぜ数年ぶりに再び声優界隈に興味を持ち始めたかというと→それはANATHEMAの『Distant Satellites』を紐解く存在が声優の内田真礼だという結論に至った事が一つの大きなキッカケであることは事実で、『あまちゃん』の能年玲奈に唯一対抗できる存在こそ個撮時代の内田真礼だと確信した瞬間、ふと【光の能年玲奈、闇の内田真礼】なる図式が脳裏に浮かび上がって、更にその『あまちゃん』の成田りな役の人が声優だったと知って、しかも上坂すみれさんのおっぱいがクソでかい!ということを知って、極めつけに『ジョジョの奇妙な冒険』のジョルノ・ジョバーナと親和性を持つナンジョルノこと南條愛乃なる声優が声優界に存在すると知ったのが主な理由だ(まぁ、ホンネはBiSが解散してアイドル界隈に飽きてきたからなんだけれども)。で、さすがに約8年前くらいに一線張ってた声優はどっかに消失してて、本当に誰も知らない状態というか、最近では『言の葉の庭』でヒロインを演じた花澤香菜さんを久々に”声優” として認識したくらいで、 それ以外は”あらっ、いいですねー”さんどこいった?能登かわいいよ能登どこった?アナゴさんどこいった?って、完全に浦島太郎状態になった。
ぼくラブライバー ・・・アニメ『ラブライブ!』の推しメンは星空凛と小泉花陽の”クソ地味コンビ”で、危うくシーズン2の第4話を観て矢澤にこ氏に推し変しかけたが、次の第5話を観て「やっぱりクソ地味コンビがナンバーワン!」と我に返った、そんな経緯がある。でも五話以降はまだ観ていなかったりする。いや、何の話だっつーのも、その大人気萌豚アニメ『ラブライブ!』の絢瀬絵里役を演じているのがナンジョルノ・ジョバーナなんだ。そのナンジョルノがボーカルを務める、satこと八木沼悟志のプロジェクトfripSideの3rdアルバム『infinite synthesis 2』がリリースされらしいので、さっそく聴いてみた。
TKサウンド ・・・あらためて、今やラブライブ声優として名を馳せているナンジョルノだが、このfripSideではボーカルというアーティストとしてのナンジョルノを披露している。ただの音楽好きとしては、CV活動よりもアーティスト活動のが推しやすいし追いかけやすいってのがホンネで、じゃあこのfripSideでどんな音楽やってるの?っつー話で、この手のユニットから「Perfumeみたいなテクノ・ポップ系かな?」と推測できるが、その答えは再生ボタンを押せば直ぐにわかる。それはオープニングを飾る#1”sister's noise”のバッキバキなシンセサイザーが分厚い壁となって迫り来るイントロから、まるでTKすなわち小室哲哉やTMネットワークやaccessを彷彿とさせる、まるでJ-Popの全盛期とも言えるあの時代の音に驚かされる。そして続く#2”infinite synthesis”の”僕”と”君”すなわちボクっ娘系の歌詞を90年代J-Pop特有の煌びやかなアレンジを効かせた、全盛期の浜崎あゆみを思わせるバラード調に乗せて始まる幕開けには→「なに?さっきの曲といい、声優業界はエイベックスと提携でも組んでんの?」と疑わざるを得ないほどだった。サビメロから始まるアニソンナンバーの#3”fermata~Akkord:fortissimo~”、某ガンダムWのOPリスペクトな#4”lost dimension”ではエレクトロ・ポップ風のアレンジを効かせた四つ打ちナンバーで、スケール感のある力強いサビメロとPerfumeの”Spring of Life”を彷彿とさせるギターソロの前に入るリズム&ビート感が特にカッコイイ。そのBPM指数の高い、スピード感あふれる懐かしいアニソン風の流れから一転して、まるで全盛期の華原朋美ばりにミドルテンポで切なく聴かせる#5”I'm believing you”から、初期ハロプロにありそうな只ならぬつんく♂感を憶える少しオトナっぽいアレンジを効かせた歌謡バラードの#6”Secret of my heart”までの辛気臭さい流れは懐かし過ぎてブヒれる。
田中将大の投球術 ・・・ここまで、もはやいつ何時「恋しさと せつなさと 心強さと~」って歌い出すのかとワクワクしながら待ち構えるぐらい、つんく♂や小室哲哉や一線張ってたあの頃を彷彿とさせる、それこそエイベックス全盛の90sサウンドが繰り広げられていて、このsatとやらは浅倉大介リスペクトな見た目から音までエイベックス一色に染まってる人なんだと理解できる。彼は決して中田ヤスタカに目がくれる人なんかじゃあない。で、再び全盛期の華原朋美の魂がナンジョルノに乗り移ったかのような、キャッチーな歌メロから音作りまで全てが小室哲哉風の#7”eternal reality”は、まさに90sリバイバルだ。それもそのはず、この曲は小室哲哉が手がけている。それを知って、「なんだ、fripSideってTKサウンドそのものじゃん」ってようやく納得した。ここまでマイナーコード主体のストレートな配球が続いたところで、ここぞとばかりに絶妙な変化球(アクセント)として登場するのが、本作のハイライトを飾る#10”scorching heart”で、まるでday after tomorrowあるいはEvery Little Thingを連想させる、川崎海氏による90年代の清涼飲料水のCMに使われてそうな爽やかなアレンジやナンジョルノの歌い方をはじめ、これまでの楽曲とは一線を画した曲だ。ここまで辛気臭さい流れが続いていただけに、この曲の存在感というのは本当に凄くて、ナンジョルノの歌い方はピッチに無理がないし自然体で歌えている。あらためて、まるでマー君こと田中将大の伝家の宝刀スプリッターを駆使した投球術のように修正力の高いナンジョルノの歌い方やビジュアルにブヒってしまう。
ナンジョルノ×堤真由美キャスター ・・・正直、この手の音楽は全く詳しくないんだけれど、強いて言えば浅倉大介の弟分であるkiyoがJanne Da Arcで鳴らしてたようなキラメキユラメキトキメキ系シンセとの親和性を見出だせたくらいか。基本的には、マイナーコードかつ四つ打ち系のアッパーな曲調が中心で、わりとロック調のGソロが数多くあったりして、とにかくノリがいい。なんつーか、往年のエイベサウンドすなわちTKサウンドとアニソンとの親和性を感じたというか、アニソン界隈が10数年遅れでエイベに追いついた感あって、色々な意味で面白いアルバムだった。自分みたいな歌番組全盛の世代には懐かしさしかなかった。でも自分の中では、ナンジョルノとBSニュースの堤真由美キャスターに謎の親和性を感じてしまったのが全てで、少し鼻にかかったようなナンジョルノの歌声は、萌アニメ声優だからと言って特別ヘンなクセがあるというわけではなく、ラブライブ!でもハラショー言ってるだけの良い意味で目立たない演技と似たような感覚だから、声豚じゃなくても普通に聴けちゃうレベルではある。でも要所でブヒれるパートはある。ちなみに、初回仕様には”infinite synthesis”のMVや昨年のアニマックスやリスアニ!でのライブ映像が特典収録されている。なんかMVに小島よしおが出てて謎過ぎた。ホント謎過ぎた。でもライブ映像見たらライブ行きたくなった。でもサイリウムは無理。マジ無理。
infinite synthesis 2(初回限定盤CD+Blu-ray)
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