Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2015年01月

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

【1/24】 相対性理論 presents「回折II」@Zepp Nagoya

 相対性理論 presents「回折II」

最近ちょっと驚いた事といえば→僕とやくしまるえつこが同い年だったという事実で(キャリア的に三十路くらいかと...)、そのやくしまるえつこ率いる相対性理論が1月に名古屋で自主企画ライブを開催するらしいとの事で、相対性理論が名古屋でライブするのって一体何年ぶりだ?って・・・


<<<<<<<<<初>>>>>>>>>


まさか相対性理論"初"となる名古屋のライブが、中心人物だった真部脩一西浦謙助が居ない相対性理論とかわりとウケる。そんなこんなで、名古屋待望の相対性理論の自主企画『回折II』を観に行ってきたわけです。で、自分は先行の超特大チケットを購入したのだけど、肝心の整理番号が600番代後半で→「あれ?意外と番号悪いのね」なーんて思いながら、6時半開演に合わせて、だいたい6時ちょい過ぎにZepp名古屋に到着したんよ~。すると・・・

スタッフ「Aの100番の方~」

ぼく「えっ、まだ100番代なのか。押しぎみ~?」なーんて思いながら、暫くその辺で待ってたんよ~。

・・・

・・・・・

・・・・・・・

【開演五分前】

番号呼びのスタッフ「Dの650番の方~」

ぼく「えっ、開演五分前なのにまだ600番台とか押しすぎじゃね?でも番号近いから入れるかもwDUM-DUMってきっと"D"の事だろうしなw」

チケット確認スタッフ「はいどうぞ~」

ぼく「うん?妙に変だなぁ・・・」って稲川淳二風に疑いながら・・・ここで私、気づいちゃったんですよ。

「あぁ、もしかして超特大チケットはA番より先に入場できたヤツなんじゃあないか?」って・・・

・・・気づいた時はもう時スデにお寿司! 「あぁ、死にたい・・・特大チケットだなんて、慣れないことするんじゃあないな・・・」ってテンション爆サゲのまま入場すると、既に会場は満員状態。言わずもがな、自分は最後列からの鑑賞となってしまった。気になる男女比的には→サブカルクソ野郎とサブカルクソ女がほぼ五分五分で、中心人物のデトックス真部が脱退して新作の『TOWN AGE』が賛否両論を呼んだにも関わらず、バンド存続の危機を物ともしない余裕の集客率・・・未だ相対性理論人気は衰えず、といった所か。でも実際に15分くらい押してから開演。謎のSEが終わり、幕開けを飾るのは『TOWN AGE』から”たまたまニュータウン”で、生えつことえつこの生歌を耳にして、そして初っ端から解き放たれる轟音ノイズに、ついさっきまでテンション爆サゲだった自分が嘘のように、脳が目が耳が五感が一気に冴え渡った。最後列から辛うじて見える生えつこと生歌に終始顔ニヤけっぱなしだったのは言うまでもなく、二曲目は聴いたことない曲だなと思ったら新曲らしい。良くも悪くも"らしい"新曲だった気がする。そして、あのイントロのメロディが鳴り響き、新作を代表する名曲”キッズ・ノーリターン”を披露。この曲、ライブだとアレンジが、特にギターの音がクソカッコよくてマジで「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」って感じに高まった。その流れで初めてのMC→

やくしまるえつこ「相対性理論プレゼンツ、回折II。チャンネルは、メ~テレに」とかいうMCから”テレ東”を披露。

ぼく「”テレ東”なのにテレ朝系列のメーテレとはこれいかにぃwww」って、ローカルネタに対して心の中でツッコんだ。

やっぱり『ハイファイ新書』はイイな~なんて思いながら、大胆なアレンジを効かせた”ジョンQ”、から初期の名曲”LOVEずっきゅん”、そして新譜の中では”キッズ・ノーリターン”と双璧をなす”ほうき星”を立て続けに披露して一気に畳みかける。で、遂にえつこから念願のラブズキュウウウン!!された僕はもう死んでいいと思った。再び、ここでMC→

やくしまるえつこ「第六天魔王、えつこ」

ぼく「ファッ!?」


もはやMCと呼んでいいのかわからないMCから3rdアルバム『シンクロニシティーン』”三千万年”、続いて新譜から”YOU & IDOL””BATACO”、そしてここでまさかの”こきゅうとす”を披露。正直、声優の花澤香菜さんに楽曲提供した”こきゅうとす(相対性理論Ver)”ワンチャンあるかも?って予想してたから→「うおおおおおおおおおおおおおおおおおえつこおおおおおおおおおおおお愛してるぜええええええええええええええええええええ!!」って感じに超アガった。そしてMC→

やくしまるえつこ「フィアンセに、なってみや~ち~」

ぼく「でた~名古屋芸人宮地」


再びMCでローカルネタをぶっ込んで、ここで映像と照明を使った演出を本公演の目玉(ハイライト)として持ってくる。なんかよくわかんねーけど超宇宙を彷徨うような、一種のプラネタリウム的な映像とレーザービームをフル稼働した照明演出に感動するというよりは只々圧倒された。まさに"相対性理論ワールド"の真骨頂とやらをぐうの音も出ないほど、まじまじと見せつけられた気分だった。その演出とバックのインストに挟みこむように”救心”、次の”上海an”ではリコーダーえつこや和楽器による濃ゆいアレンジでジックリと聴かせ、そして”気になるあの娘”を披露。そしてMC→

やくしまるえつこ「シュワッチの、チっている?」

ぼく「し、しらんがな・・・」 


みたいなMCから新曲したらしいけど、どんなだったか覚えてない。これも良くも悪くも系だった。ここで本編は終了。アンコールではソロの”ロンリープラネット”から初期の名曲”スマトラ警備隊”ときて、最後はやくしまるえつこが「バイバイ」とかいう可愛い捨て台詞を吐いて終演。


・・・とにかく、生えつこ最高だった。ライブが終わった後は、それしか言う言葉が見つからない状態で、 時にドリーミーで時にアグレッシヴに動き回る変幻自在かつ正確な演奏をはじめ、ライブでしか味わえない曲の各アレンジだったり、映像と照明をフルに駆使した演出面だったり、そして何と言ってもやくしまるえつこのどちゃ可愛い萌声やピカピカ光る謎の棒あるいはサイリウムらしきナニカみたいなのとか、いかんせん最後列からじゃあ見えるものもマトモに見えない所もあったけど、しかし最後列からでも最初から最後まで存分に楽しむことができたし、実に刺激的で実に”プロフェッショナル”なライブだった。確かに、4thアルバム『TOWN AGE』中心のセトリだったし、もっと他に聴きたい曲があったのだけど(地獄先生とかハイファイ系)”LOVEずっきゅん””テレ東””スマトラ警備隊”を筆頭に各アルバムを代表する名曲がライブで聴けたのは素直に嬉しかったし、特に”気になるあの娘””スマトラ警備隊”では一瞬にして”ロックバンドとしての相対性理論”へと変貌する瞬間、その感覚(ギャップ)に身震いするほどだった。あらためて、その音楽性の幅広さに関心したというか、それは『意外!』なほどの”バンド・サウンド”に魅了されっぱなしだった。もちろん、真部デトックス脩一や西浦さんが今も相対性理論に在籍していたらもっと凄かったんだろうけど、しかし彼らの不在を物ともしない圧倒的なライブ力と演出力に、そしてDIR EN GREYもビックリのMCの少なさにド肝抜かれた。いわゆる"スタジオバンド"or"ライブバンド"で言うと、この相対性理論は前者の"スタジオバンド"というイメージがずっと自分の中であったのだけど、しかし初めての相対性理論でこんなライブ見せつけられちゃあ、そのバカな考えを改めざるを得ないよね。それくらい、この日のライブは完全に"ライブバンド"のソレだった。さすが終身名誉ジョジョヲタであるやくしまるえつこと言った所か。やっぱえつこってスゲーわ。しっかし、今年一発目のライブがコレってかなりの贅沢というか、もう今年はコレ以上のものはないだろうってくらい良かった。気づけばチケットで失敗した事が記憶から消え去るほど。今まで名古屋で演らなかったのが本当に不思議で仕方ないが(確かに、相対性理論と名古屋って相性悪そうだがw)、その”初”を生で体験できたのは一生の思い出になりました。早いとこ次も観たい。だからえつこ頼む!スティーヴン・ウィルソンとの対バンで来い!

森は生きている 『グッド・ナイト』

Artist 森は生きている
森は生きている

Album 『グッド・ナイト』
グッド・ナイト

Tracklist
01. プレリュード
02. 影の問答
03. 磨硝子
04. 風の仕業
05. 痕跡地図
06. 気まぐれな朝
07. 煙夜の夢
  a. 香水壜と少女
  b. 空虚な肖像画
  c. 煙夜の夢(夜が固まる前)
08. 青磁色の空
09. グッド・ナイト



あ...ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 「いや~、やっぱりスティーヴン・ウィルソンの新作イイな~」・・・なんて思ったら日本のバンドだった・・・。な...何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をされたのか わからなかった...頭がどうにかなりそうだった...催眠術だとか超スピードだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ...

邦楽界にプログレの波がキテいる・・・これは紛れもない事実だ。それを真っ向から証明するかのようなバンドが、東京は武蔵野生まれの6人組、その名も森は生きているだ。何が驚いたって、彼らの2ndアルバム『グッド・ナイト』に収録された"煙夜の夢"という約17分の大作ナンバーの存在で、まずはじめに、その大作をMVにしちゃう彼らの心意気に、そのプログレ魂に僕は敬意を表したいと思う。この”煙夜の夢”は、第一幕に”香水壜と少女”、第二幕に”空虚な肖像画”、そして第三幕に”煙夜の夢 (夜が固まる前)”に分かれた三部構成となっていて、まず第一幕の”香水壜と少女”からゴイスー。まずイントロのアコギの靡かせ方からのフルートの導入部からして→「スティーヴン・ウィルソンの新曲かな?」って勘違いするくらい、完全にSW関連事業の音使いというか"プログレ"以外ナニモノでもない幕開けから始まって、とりまプログレ然とした音や楽器をあざとくもふんだんに使ってプログレヲタの琴線をブヒらせながら、時に優美に、時に喜劇的に入り乱れながら、時に中東の民謡音楽ばりのエスニックな旋律をもって、秋枯れの荻が生い茂ったどこまでもつづく原野の如し情緒感あふれる素朴な風景を描き出し、そこから中期Porcupine Treeを想起させるクラシック・ロック然としたギター・リフ~アコギとフロイドリスペクトなエフェクティブなサウンドをバックに、この物語の語り部となる竹川悟史の歌へと繋がっていく。続く第二幕の”空虚な肖像画”では、リーダーの岡田拓郎をメインボーカルに携えてTemples顔負けのインディ・サイケ~アンビエントなシーンへと物語は移り変わっていき、そして最終章となる第三幕の”煙夜の夢 (夜が固まる前)”では、一転してカントリー調のポップなリズムにノッて、森のせせらぎと共にランランラ~ン♪と鼻歌交じりに妖精さんが舞い踊るクライマックスのシーンを最後に、このラノベ小説『メンヘラ彼女とボク』は盛大に幕を閉じる。このキング・クリムゾンやピンク・フロイドをはじめとしたプログレレジェンドに匹敵する大胆な構成力と抒情的かつ緊張感のある展開力は、なまじハタチそこそこの文学青年が演るレベルをゆうに逸脱している。これはもうスティーヴン・ウィルソンPorcupine Treeの名曲”Anesthetize”をも凌駕する...いや、歴代のプログレレジェンドを過去のモノとするッ!これこそ現代のプログレッシブ(J)ポップ絵巻だッ!・・・ってのは少し大袈裟かもしれないが、この森は生きているの圧倒的なクリエイティビティと若者的咀嚼エネルギーが爆発した名曲であるのは確かで、持ち前のオサレでシュールな歌詞世界をはじめ、フォーク/サイケ/プログレ/アヴァンギャルド/ジャズなどのジャンルを変幻自在に操る、若者らしからぬ大人びた落ち着いたアナログな演奏、とにかくこの曲に彼らの全てが詰まっていると言っても過言じゃあないし、その音楽的素養の深さと"音"に対する"こだわり"が初期衝動的な勢いで伝わってくる。様々なジャンルや過去の偉大なバンドからの影響を自らの音へと巧みに昇華し、それらを洗練されたポップ・ミュージックに仕立て上げる柔軟性の高さはスティーヴン・ウィルソンとダブる。実際、想像した以上に柔軟性の高いバンドで、ヲタク丸出しのプログレからキャッチーなポップスもできるのはバンドとして大きな強みだろう。で、その"影響"といえば→神戸在住のThe fin.もモダンな海外バンドからの影響が色濃くあったが、近代的な彼らより古典的すなわちクラシックでアナログ感あふれるレトロフューチャーボンバーなのが森は生きているだ。この2つのバンドに共通するのは、若くして作曲からミックスまでこなす卓越した才能を持ったYuto Uchino岡田拓郎という未来の邦楽界を背負って立つであろう存在か。ここで少し話は変わるが→最近、自分の中で"いい音楽"を選別する判断材料として→赤い公園の津野米咲がアヒャヒャとブヒりそうな音楽か否か】みたいな謎の測りを設け始めていて、昨年にThe fin.の1stアルバムDays With Uncertaintyを聴いた時も→「あっ、これぜってぇ津野米咲が好きなヤツや」ってなったし、そして今回この森は生きているに対しても同じことを思っちゃったから、だから「これはきっと"いい音楽"に違いないんだ」という結論に至った、というわけです。その将来性はThe fin.以上かもしれない。

ハルキスト ・・・そのタイトルどおり本作の”プレリュード”となる幕開けから、「走り出す少女は 影に惹かれて 風に似て行ってしまったのです」とかいう村上春樹ばりの文学的な歌詞をはじめ、マンドリンやハーモニカ、鉄琴や木琴などの鍵盤打楽器、フルートやパーカッションなど様々な楽器やさり気ないエレクトロニクスを駆使しながら、Voの竹川悟史による斉藤和義風の歌声とバンドの頭脳である岡田拓郎のコーラスが朝焼けの匂いを醸し出す、アルバムのオープニングを飾るに相応しいムーディなフォーク・ソングで、続く2曲目の”影の問答”では、60年代~70年代を想起させるクラシックなギター・リフとビートルズやピンク・フロイドを最高権威者としたUKネオ・プログレッシブ・ロック直系のフェミニンなメロディが織りなすサイケデリックなサウンドに、まるで夢遊病者ように無表情で不協和音のように虚ろなボーカルと幽玄なコーラスがアンニュイに交錯していき、そして江戸川乱歩の短編に出てきそうな【男A】【男B】の会話を描いた一風変わった歌詞からも、異常にセンスフルかつ俄然文学的な彼らのアーティスティックな一面を垣間みせる。一転して陽気な気分でカントリー風のチェンバー・ポップやってのける3曲目の”磨硝子”は、マンドリンとフルートの優美な音色が遊牧民のユル~い日常を描き出し、中盤からは重厚なヴァイオリンを合図に、まるでどこかのデブが「音の宝石箱や~」と言わんばかりのキラキラ☆綺羅びやかでカラフルな音使いとモダンなアンビエント感をもって、それこそ後期UlverKayo Dot顔負けのアヴァンギャルディな文系力を発揮していく。正直、この展開にはプログレ好きは「キター!」って感じだし、まさかVampillia以外の邦楽バンドにコレができる集団が他に実在するなんて思いもしなかったから素直に驚いた。というか、もしかするとKayo DotSteven Wilsonを繋ぐ架け橋となる存在こそ、彼ら森は生きているなのかもしれない。で、ここまでの"知的"な文学青年あるいはハルキスト然とした流れから一転して、"ポスト-くるり"を襲名するかのようなゆるふわ系のポップスを聴かせる4曲目の”風の仕業”岡田拓郎をメインボーカルに迎えたシンプルなサイケ・ロックを披露する5曲目の”痕跡地図”、再びフロイド的なゆるフワッと感と"ポスト-くるり"っぽさを醸しながら、前二曲と同様に比較的シンプルな曲かと思いきややっぱりプログレッシブかつエキゾチックなニクい演出が光る6曲目の”気まぐれな朝”、そして三部作の”煙夜の夢”、まるでモノクロの白昼夢の中を彷徨うかのようなアコギ主体の”青磁色の空”、そして表題曲の”グッド・ナイト”を最後に、全9曲トータル約48分の『夢』は地平線のようにどこまでも続いていく・・・。

アニミズム ・・・おいら、インディとかよく知らないしどうでもいいんだが、この作品だけはインディっつーよりも"プログレ"として聴いたほうが絶対に面白いです。しかし、その森は生きているの郷土愛や自然崇拝に満ち溢れたDIY精神は、自給自足系ブラックメタルに通じるインディペンデント感というか謎のスケール感すら内包している。これはもう一つの純文学であり一つの"文芸作品"と言っていいだろう。もはや音楽界の太宰治賞を与えたいくらいだ。この勢いで今話題のTemplesと対バンしたら面白いと思う。あと赤い公園よりも森は生きているのがSWプロデュースの可能性あるな(願望)って思っちゃったんだからしょうがない。ともあれ→"今の邦楽界は面白い"・・・という一説を裏付けるような、2014年の代表する一枚でした。
 
グッド・ナイト
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森は生きている
Pヴァイン・レコード (2014-11-19)
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宇宙コンビニ 『月の反射でみてた』

Artist 宇宙コンビニ
宇宙コンビニ

EP 『月の反射でみてた』
月の反射でみてた

Tracklist
1. origin
2. EverythingChanges
3. セピア色の車窓から
4. 光の加減で話した
5. 闇には祝福を
6. 成仏してしまった男
7. 足跡

NEXT-ゲスの極み乙女はコイツラだ!

近頃ではtricot赤い公園を筆頭に、「邦楽界にプログレの波がキテる」・・・そんな事がにわかに囁かれ始めているのは読者もスデにご存知のハズだが、その"波"を象徴する最もたるバンドこそ、2012年に結成され先日解散することを発表した京都出身の三人組、その名も宇宙コンビニだ。しかし・・・まさかリッピング真っ最中に解散宣言されるなんて人生初めての経験だった。



その音楽性としては→このMVを見てもらえればわかるように、ギターのだいじろーとドラムのなずおが織りなす、2ndや4thの頃のScale the Summitを彷彿とさせる変拍子を駆使したテクニカルでマスいリズム&グルーヴを刻みながらドリーミーでファンタジックな世界観を構築していくインストゥルメンタルに、ボーカル&ベースの紅一点フロントマンえみちょによる初期YUI顔負けのシロウト臭いヘタウマな萌声が抒情的に絡み合い、その名の通り壮大な"宇宙"を駆け巡るように、しかし"ビニ本"もとい"コンビニ"のように身近で爽やかなキモヲタ一本釣りのプログレッシブ・ポップは、あのツルピカユーチューバーAnthony Fantanoをも唸らせるほどの、平均年齢21才とは思えない宇宙のように無限大のポテンシャルを感じさせる。

結果的に、宇宙コンビニの遺作となった2ndミニアルバムの『月の反射でみてた』は、同時購入して同じタイミングでリッピングしたデビューの1stアルバム『染まる音を確認したら』と比べると、俄然洗練されたスタイリッシュな音使いで聴かせに来ている。それはリード・トラックの”EverythingChanges”やポストロック的なスケール感を持つ”光の加減で話した”を筆頭に、幕開けを飾る”origin””セピア色の車窓から”、そして”成仏してしまった男”などのインストナンバーにギュッと凝縮されている。一つ一つに彼らの魅力が詰まった小宇宙のようだ。そう遠くない未来に、コンビニに行く感覚で宇宙旅行ができる時代がやってくるかもしれない、それを音で実現させようとした宇宙コンビニの解散は残念でしょうがない。とりあえずギターの人はDjent界に来ればイイんじゃあないか?(適当)

てなわけで、お別れはリッピング最中に解散宣言された時の僕の表情↓↓リッピング真っ最中に解散宣言された時

月の反射でみてた
月の反射でみてた
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宇宙コンビニ
No Big Deal Records (2014-08-06)
売り上げランキング: 1,613

2014年BEST

「あけまして出産記念パーティーだ!」
赤い子


No,14 BABYMETAL 『BABYMETAL』
BABYMETAL
favorite track "ギミチョコ!!"

No,13 Phantogram 『Voices』
Voices
favorite track "Fall In Love"

No,12 Warpaint 『Warpaint』
Warpaint
favorite track "Intro"

No,11 Alcest 『Shelter』
Shelter
favorite track "Délivrance"

No,10 fripSide 『Infinite Synthesis 2』
infinite synthesis 2
favorite track "Lost Dimension"

No,9 パスピエ 『幕の内ISM』
幕の内ISM
favorite track "とおりゃんせ"

No,8 きのこ帝国 『フェイクワールドワンダーランド』
フェイクワールドワンダーランド
favorite track "You outside my window"

No,7 Vampillia 『the divine move』
the divine move
favorite track "endless summer"

No,6 Shiggy Jr. 『LISTEN TO THE MUSIC』
LISTEN TO THE MUSIC
favorite track "LISTEN TO THE MUSIC"

No,5 The fin. 『Days With Uncertainty』
Days With Uncertainty
favorite track "Night Time"

No,4  sukekiyo 『IMMORTALIS』
IMMORTALIS
favorite track "zephyr"

No,1 ANATHEMA 『Distant Satellites』
Distant Satellites
favorite track "ANATHEMA"

No,1 DIR EN GREY 『ARCHE』
ARCHE
favorite track "Phenomenon"

No,1 赤い公園 『猛烈リトミック』
猛烈リトミック
favorite track "NOW ON AIR"


BEST SONG編
Nothing "Dig"
Deafheaven "From the Kettle Onto the Coil"
Ne Obliviscaris "Painters of the Tempest"
††† "Bitches Brew"
VERSA "Wanderlust"
Pallbearer "Foundations"
Cynic "True Hallucination Speak"
Opeth "Moon Above, Sun Below"
Vampillia "my beautiful twisted nightmares in aurora rainbow darkness"
BiS "STUPiG"
Nothing More "This Is The Time (Ballast)"
Sólstafir "Ótta"
橋本仁 "STAND PROUD"
Animals as Leaders "Ka$cade"
2:54 "South"
Sadistik "Orange"
Dirty Loops "Hit Me"
やくしまるえつこ "X次元へようこそ"

内田真礼 "ギミー!レボリューション"

上坂すみれ"来たれ!暁の同志"
花澤香菜 "こきゅうとす"
Acid Black Cherry "君がいない、あの日から・・・"


・・・聴いてない、全然メタル聴いてない。これは昨年の反動もあってか、今年は"ピンポイント"にかい摘みながら音楽を聴いた年だったような気がする。まず、上半期で衝撃的だったのはベビメタちゃんとsukekiyoちゃんなんですが、下半期に"例の三枚"が現れたせいで完全に"例の三枚"の年になっちゃった感あって、あと今時アイドル作品を年間BESTに入れてドヤ顔するのも→「古臭いしナンセンスだと思うんスよ~」と言った某V系バンドマンみたいに、上半期と下半期で考え方が180度手のひら返った事もあって、だからベビメタちゃんをBESTに入れるのも野暮かなと思ったけど、でもヒネクレ者アピールのためにやっぱ入れなきゃ!みたいな、目に見えないナニカに対する予防線を張った選考になっております。なんだろう、今年のベビメタって昨年のDEAFHEAVENみたいな立ち位置というか、一種の"踏み絵"になっていて、ベビメタという存在が国内および海外のメタルシーンに及ぼした影響や問題提起だったり、その何か一つのキッカケを与える存在として考えると俄然面白いアイドルだとは思う。恐らく、ベビメタちゃんのレビューは今年最もアクセスが多かった記事です。その一方で"サVカル系男子"こと京のソロプロジェクトsukekiyoにもド肝抜かれた。古き良き懐かしのV系に回帰しつつもレトロモダンな禁断のエロスに、その手の好き者の心は亀甲縛り状態になったハズ。実際、本家DIR EN GREYsukekiyoを超えられるのか?ってくらいのアルバム完成度だった。しかし、本家DIR EN GREY『ARCHE』はその一抹の不安を良くも悪くも超越してきた。この辺の事は『ARCHE』のレビューに全て書き記したので端折るが、というより、下半期はANATHEMA『Distant Satellites』を皮切りに、赤い公園『猛烈リトミック』ときて、その締めくくりとして『ARCHE』が登場した感じ。だから自分の中で、今年の下半期というか2014年はこの三枚の年と言っていいほど。なまじ『Distant Satellites』=『猛烈リトミック』=『ARCHE』だと"俺の感性"『理解』してしまったのが悪い。この辺の親和性も全てレビューに書いてあるので是非(アツい宣伝)。そう、『アルケー』を一言で語るなら→海外での人気をベビメタやクロスフェイスにブチ抜かれて日和った結果、完全無欠のロキノン系男子化したDIR EN GREY(一巡)のデビュー作にして最高傑作(駄作とは言ってない)ということ。ただ最も想定外だったのが赤い公園の存在で、これまでは"ただのブサイク"だったのに『猛烈リトミック』では"kawaiiブサイク"になってて、その勢いで過去作聴いたら津野米咲の闇の深さに背筋が凍りついた。でも結果的に、今年の初めの「ANATHEMAの年になる」という予想どおりだった。ちょっと違うのは、ANATHEMAと肩を並べるバンドが増えたってだけで。

2014年だけに14枚のアルバムをセレクト。今年は"例の三枚"の年ということで、"あえて"その三枚が馴染むように"繋がり"のあるBESTになりました。そうじゃなきゃ説得力のある年間BESTにならないと思ったからだ。自分の中で、例の三枚全てが"Post-JPOP"という解釈に行き着いた結果というか、今年は"邦楽""声優"が一つのキーワードになってた所もあって、こんな感じの結果に。とりあえず、何度も言うけどVampilliaは1stアルバムより企画盤の『the divine move』のが面白いって事。新星のThe fin.Shiggy Jr.".枠"もとい邦楽界のNEXT-ブレイク枠で、今年の初めにWarpaint~今年の終わりにThe fin.という流れは→「ここで繋がった!」ような気がして嬉しかった。実はきのこ帝国『ファイクワールドワンダーランド』DIR EN GREY『アルケー』にも親和性を感じた。とりあえず可愛い方の佐藤ちあきに「イカ臭ぇ」って蔑まれたいと思っちゃったんだからしょうがない。長女のやくしまるえつこ、三女の池田智子、そして次女の大胡田なつき率いるパスピエと声優枠のfripSideの新譜も妙な懐かしさがあって良かった。見事に"黄金界隈"の仲間入りを果たしたAlcestPhantogramも終わってみれば印象的だった。なんだかんだで、"アイドル界のDIR EN GREY"ことBABYMETALに始まり本家DIR EN GREYに終わるなんてステキやん。

これは『アルケー』のレビューにも書いたのだけど、DIR EN GREY主催のフェスやって今年のBESTアルバム・アーティスト全部呼んでくれねーかなって。そこにダブル林も呼んでもらって...。つうか、2015年はANATHEMA来日の可能性にしか興味ないんだが、むしろDIR EN GREY主催のフェスで来てもらってもいいなって。まぁ、そんな冗談は置いといて→今年は本当に"例の三枚"に尽きます。というわけで、今年はDIR EN GREY『アルケー』を見習って引き続き声優を推していこうと思います(そんなわけアルケー)。
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