Artist  Sólstafir
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Album  『Svartir Sandar』
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Track List
Disc I [Andvari]
01. Ljós Í Stormi
02. Fjara
03. Þín Orð
04. Sjúki Skugginn
05. Æra
06. Kukl

Disc II [Gola]
01. Melrakkablús
02. Draumfari
03. Stinningskaldi
04. Stormfari
05. Svartir Sandar
06. Djákninn

アイスランドはレイキャビーク出身の4人組、Sólstafirの約二年ぶりとなる通算四作目『Svartir Sandar』なんだけど、おいら自身彼らの作品が初体験となった前作の『Köld』といえば、ポストロック的なメロウネスやスラッジーなの轟音を取り込んだ、言わばAmesoeurs的な荒涼系ポストブラックにサイケ×アヴァンギャルド×デプレッシヴな要素を加えた、なんともオリジナリティの溢れたリンゴォもビックリのシブすぎる”荒野の漢泣き世界”を繰り広げてて、中でも#2のタイトルトラック”Köld”には俺の魂が熱く昂揚するほどの名曲だったんだが、霧の季節へと移籍し、ディスク1の[Andvari]とDisc2の[Gola]の二部構成からなる本作品でも、バンドの中心人物であるカリスマフロントマンAðalbjörn Tryggvasonの魂の雄叫びの如く熱唱するその圧倒的な存在感、前作以上にエロくメロウに歌い上げるそのボーカルパフォーマンスが大作の#1”Ljós í Stormi”から遺憾なく発揮され、そして女性ヴォーカルの絶妙なアクセントを加えたエモーショナルで美しい#2”Fjara”の名曲っぷりからして前作レベルの内容だと確信し(これはもはや俺たちに対してのクリスマスソングだ・・・)、密教系ポストメタルライクな#3とAltar Of Plaguesライクな#4、ストーナー的なリフとキラキラ系keyがまるでクリスマスイルミネーションのように舞い散り俺たちを苦しめる#5、ディスク1の締めを飾るはAmbientスタイルの#6。で、 ディスク2のオープニングを飾るはイントロから一際メロウな#1”Melrakkablús”、叙情的な密教系インストの#2、Tryggvasonの熱唱っぷりが凄い前半からクワイヤでスケール感を増す後半へと繋がる#5とシブ過ぎるイントロからストーナーリフで昂揚感を醸しながら力強く展開していく大作の#6”Djákninn”で〆る・・・そんなわけで本作は、持ち味である(Post)ブラック色は薄くなっているものの、 Aðalbjörn Tryggvasonのマイルドな歌を中心としたメロいDepressive-Post-Metalとして聴けば、ヒッジョーに楽しめる良作なんじゃないかな。これ、ちょっとアヴァンギャルドなポストブラックが聴きたい人にマジでオススメだは。

B

Svartir Sandar
Svartir Sandar
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