Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

レビュー (K)

【次回予告】崖っぷちのスーパーヒーロー

Kero Kero Bonito 『Bonito Generation』

Artist Kero Kero Bonito
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Album 『Bonito Generation』
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Tracklist
01. Waking Up
02. Heard A Song
03. Graduation
04. Fish Bowl
05. Big City
06. Break
08. Try Me
09. Paintbrush
11. Picture This
12. Hey Parents

この一際目を引くジャケを初めて目にした時に→「妙に日本人っぽい雰囲気あるけど、なんだこれ」みたいな好奇心から始まり、そしてたどり着いたのは、日英ミックスのサラ・ミドリ・ペリーとロンドン郊外出身のジェイミーとガスによる三人トリオ、その名もKero Kero Bonito(ケロケロボニト)の1stアルバム『Bonito Generation』だった。つうか、ケロケロボニトゴーゴーペンギンで韻踏める。

さっそくアルバムを再生してみたら、そこにはどこかで聴いたことあるような、しかし全てが新しくもあるような新感覚なサブカルミュージックを展開していた。相対性理論以降の新世代ラッパーDAOKO水曜日のカンパネラをはじめとした渋谷系のシティ・ポップ、そしてきゃりーぱみゅぱみゅPerfume中田ヤスタカ界隈にも精通する、イマドキのサブカルクソ女界への刺客としてイギリスから送り込まれたのが...いや、これはむしろ日本のサブカルチャーが海外に与えた影響が形となって生まれた音楽、その答え=Answerがこのケロケロボニトだ。

ケロケロボニトの大きな魅力でありウリの一つに、日本語と英語を織り交ぜた歌詞という独自のスタイルがあって、さすがにボーカルのサラが日英ミックスだけあって、ハリウッド映画に出てくるようなカタコトの日本語ではなくほぼネイティブの発音だから違和感はないし、その日本語と英語の組み合わせや日英ミックスならではの会話風のセンスがグンバツで、とにかく言葉遊びのリズムと繋ぎを自然に聴かせる。日本語パートだけを聴くと本当にイマドキ流行りの日本のサブカルクソ女そのものだし、それが英語パートに切り替わると普通のティーン・エイジャー向けの青春ポップスに様変わりするギャップがまず面白いし、とにかく一度聴いてしまえば、まるで名作リズムダンスゲーム『パラッパラッパー』ばりにコミカルでファニーな世界観と、その摩訶不思議でkawaiiケロケロワールドの虜になってしまうこと請け合いだ。
 

JKの朝は早い。目覚まし代わりのアブストラクトなトラックを合図に、「ふあ~クソネミ」と愚痴りながら体を「Wake Up!!」させて鏡を見たらJKと体が入れ替わってて、考える暇もないのでとりあえず”Waking Up”し始める幕開けから、「パワーアップして戻ってきたぜ 無敵のヒーロー、それがボニト」という感じで自己紹介がてら摩訶不思議なケロケロワールドへと聴き手を誘う。『パラッパラッパー』風のコミカルなSEやJKラップを織り交ぜながら、初期相対性理論を彷彿とさせるサブカルな脱力感がクセになる超絶ポップでキュートなエレクトロ/シンセ・ポップの”Heard A Song”、続く”Graduation”の「先生、みんな、さようなら先生、みんな、さようなら先生、みんな、さようなら、耳の中で卒業」という現実逃避サイコーな日本語パートとか「おいおい3776かよ」ってなるくらいロリ系アイドルにも精通する振り幅を垣間見せたり、でもって”Fish Bowl”のメインコーラスなんかマイラバのakkoかよってくらい謎の癒し効果を発揮するし、そしてPerfume”Magic of Love”が始まったかと勘違いするくらいシティ・ポップ然としたノスタルジックなイントロから日本語歌詞まで超絶ポップでキャッチーに展開する”Big City”まで進むと、「ハッ!?まさか「ケロケロボニト」の「ケロケロ」は広島出身のPerfumeをリスペクトして名付けられた・・・?」という衝撃の事実に辿り着く。
 

日本語ラップメインの”Break”、悪夢にうなされているかのような初っ端の「やめろぉ(棒)」から出オチで笑える”Lipslap”水曜日のカンパネラリスペクトなバキバキでウィンウィンなビートを刻むトラックが聴きどころで、”Try Me”の日本語パートも3776を彷彿とさせるし、オール日本語で展開する”Paintbrush”、再びPerfumeリスペクトな超絶ポップチューンの”Trampoline”の「信じればいい↑↑んだよ~」には「グリーンだよ~!!」返ししたくなるし、「放課後のプリクラ しゃめとってじどりして おくってかえしてとこして」というSNS時代のJKワードを駆使して最後のJK生活を満喫する”Picture This”、そして「ずっと子供でいたいのに」というJKの切実な願いが篭った”Hey Parents”を最後に、無事に卒業証書が授与される。

再び「Wake Up!!」してDayDreamから朝、目覚めるとなぜか涙を流していた。恐る恐る鏡の前に立つと、冴えない中年おっさんの姿に逆戻りしていた。そう、さっきまでのDreamは、JKボニトと体が入れ替わってJK気分で華やかな学園生活を疑似体験する変態おじさん妄想だったのだ。人生の悩みとは無縁の、クソポジティブな「JK」とかいう無敵人間の超絶ハッピーな学園生活、そして卒業までの前向きなメッセージとJKワードを盛り込んだ歌詞をゆるかわなJKラップでチェケラ!!と刻む、それこそパリピならぬパリポ(パーリー・ポップス)あるいは「JKポップ」としか他に例えようがないケロケロワールド炸裂ッ!

一見、サラのぐうかわラップやボーカル面や歌い回しに耳が行きがちだが、実はジェイミーとガスの二人のトラックメーカーによるサウンドもなかなか面白い。一応ジャンルとしては、それこそChvrchesみたいなエレクトロポップ/シンセ・ポップ主体の、良くも悪くもティーン・エイジャー向けに振り切ったポップでキャッチーな青春パリポ(パーリー・ポップス)だが、JKボニトの学園生活を色鮮やかに彩るゆるカワ系のトラックは、一部ではバブルガム・ポップとも呼ばれているが、プレティーンやティーン・エイジャー向けだからといって決して侮るなかれ、そのトラックは実に個性的かつユニークだし、聴いていて素直に楽しい気分にさせてくれる。

この手の音楽って日本独自の音楽というか、あっても日本がブッチギリで強いと思ってたけど、まさかPerfumeのフォロワーが海外から出てくるなて夢にも思わなかったというか、もしこのケロケロボニトが海外で受けたら日本のサブカルクソ女が海外進出するにあたっての間口がグッと広がる可能性だって大いにあるし、つまりボニトが海外でどれだけ受け入れられるかによって、果たして日本のサブカルチャーはどれだけ海外で受け入れられてるのか?その一種の指標にもなると思うし、それこそきゃりーぱみゅぱみゅやパフュームの「海外人気」とやらにも俄然『説得力』が増すってもんです。むしろ逆に、逆にケロケロボニトの登場が日本サブカルクソ女界隈にどのような影響を及ぼすのか?今から楽しみでしょうがない。

これプロデュースやマーケティング次第では日本のキッズやティーンにもバカウケすると思うし、上手くいけばMステ出演もワンチャンあると思うよ。で、「いいこと思いついた、おいコムアイ、ボニト日本に連れてこいよ」と思ったら、既にコムアイとボニトは2015年のSWSWで共演してて、しかもツーショットチェキも撮ってて笑った。しかもそのツイートにさり気なくShiggy Jr.池田智子が絡んでるのがクソウケる。確かに、考えてみるとShiggy Jr.も一種のバブルガム・ポップの日本代表だなって。とにかく、待望の1stフルアルバムがリリースされたことで、きっと日本のサブカルクソ女界隈との絡みも増えてくるだろうし、個人的な期待というか要望としては中田ヤスタカから楽曲提供プリーズみたいな、それかチャーチズのサポートで来日プリーズみたいな。とにかく、このケロケロワールドが織りなす摩訶不思議なVR感覚を沢山の人に体感してほしいし、これはもはや僕たちが待ち望んでいた、JK生活を疑似体験できる一種のVRミュージックだ。
 
BONITO GENERATION
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KATATONIA 『サンクティテュード』

Artist KATATONIA
KATATONIA

Live 『サンクティテュード』
サンクティテュード

Tracklist
01. In The White
02. Ambitions
03. Teargas
04. Gone
05. A Darkness Coming
06. One Year From Now
07. The Racing Heart
08. Tonight's Music
09. Sleeper
10. Undo You
11. Lethean
12. Day
13. Idle Blood
14. Unfurl
15. Omerta
16. Evidence
17. The One You Are Looking For Is Not Here

電撃加入 ・・・最近のKATATONIA関連のニュースで驚いた事といえば→昨年、「ギャラの取り分少ねーよ(家族との時間を優先したい)」という理由のため、惜しまれつつKATATONIAを脱退したドラマーのDaniel Liljekvistが、以前から僕が贔屓にしている同郷のIn Mourningに電撃加入!?という今世紀最大のビッグニュースで、てっきりもう二度と彼のドラムを聴くことはないと失望してたもんだから、この衝撃ニュースが飛び込んできた時は大喜びしたと同時にクソ笑った。そんな古参メンバーであるダニエルノーマン兄弟が脱退した後のKATATONIAは、Bloodbathで知られるギタリストのペル・エリクソンとベースのニクラス・サンディンを新メンバーとして迎え入れたが、ダニエルが脱退すると間もなくペルも脱退する事となり、現時点のメンバーはアンダースヨナス、そしてニクラスの三人体制となっている。その三人体制で、昨年にロンドンの歴史的な教会として知られるユニオン・チャペルで行われた、アコースティック・ライブの様子を収めた映像作品『サンクティテュード』が発表された。

KATATONIA第二章 ・・・良くも悪くもKATATONIAに大きな変化をもたらした問題作『死の王』こと『Dead End Kings』を発表した事で、KATATONIA第一章は終わりを告げ、その『死の王』を再解釈/再構築し、新たにKATATONIA第二章として産声を上げた『Dethroned & Uncrowned』に伴うツアーを収めたライブ作品で、その『D&U』の楽曲を中心に、歴代アルバムの名曲がアコースティック・アレンジで甦る、それこそKATATONIAファンが待ち望んだ夢のようなライブとなっている。サポート・メンバーには、ヨナスとのコラボ(Wisdom of Crowds)でも知られ、先日初来日を果たしたThe Pineapple Thiefブルース・ソードとアルバム『D&U』でもお馴染みのJPがパーカッションとして参加している。結果論ではあるが、もしギタリストのペルが脱退していなかったら、今回のブルースとカタトニアによる夢のコラボは実現する事はなかったと思うとアレ。

雰囲気ライブ ・・・まるで聖者(死の王)の復活を祝う信者の集いの如く、リーダーのアンダースはバリトン・アコースティック・ギターを、ヨナスはエレキ・ギターを抱えて椅子に腰掛けながら演奏し、そのメンバーと対等に観客も着席スタイルのライブとなっている。それ即ち、ギターを弾くヨナスの姿がまじまじと見ることができる大変貴重なライブとも言える。ヨナスはMCで「緊張している」と連呼する割には、体形的な意味でも歌声的な意味でも共にベスト・コンディションで、そこにアンダースとブルースのコーラスが重なって、あまりにも贅沢過ぎる絵面が生まれている。で、さすがにユニオン・チャペルという伝統的な教会だけあって、そのステージ上には淡色に揺蕩うキャンドルの灯火と暗闇の中を射すひとひらの光の如しライトアップによって、まるで『ブラッドボーン』の世界の如し荘厳かつ耽美的な世界観をシンプルに演出してみせる。その神聖な会場から醸し出される独特の空気感とアコースティックな楽器の音が繊細かつ優美に、そして生々しく会場に響きわたる。とはいえ、やっぱり基本的に映像は暗いです。それこそ『LIFE!』女優の石橋杏奈ちゃんが嬉し泣きしそうな最高の"雰囲気音楽"、すなわち"雰囲気ライブ"の極みで、しかしその雰囲気をブチ壊すような観客のガヤが時たま入るのが、海外ライブらしいというかフリーダムな感じで嫌いじゃないですw

Unplugged ・・・おいら、何度でも言うけど『死の王』は元々"アンプラグド化"する事を前提に制作されたアルバムだと信じてやまなくて、実際このライブ音源を聴いてしまうと、もうアンプラグド版の方が"オリジナル"にしか聴こえない。それくらい、KATATONIAの楽曲と"Unplugged"の相性はバツグンである事を証明している。そもそもKATATONIAといえば、メタリックなヘヴィネスと儚くも美しいメロディが絶妙なバランスで共存した音楽をウリとするバンドだが、このライブではバンドの一番のウリと言っても過言じゃあない天性のメロディセンス、そしてヨナスによる魅惑的なボーカル・メロディがより鮮明かつ表面的に、より繊細かつ濃厚に堪能することができる。ライブ・アレンジが加えられたヨナスのボーカルをはじめ、五感に沁み渡るようなメロディの洪水に、まるで割礼の儀を受けているかの如し『清らか』な音空間が静かに拡がっていく。あらためて、元々フォーキーで情緒的なメロディを持ち味とするKATATONIAが、このようなアコースティック・ライブを敢行するなんて事は、意外でもない想定内の出来事だった。特に”The Racing Heart”から”Tonight's Music”の流れは本公演のハイライトだし、涙なしには見れない初期の名曲”Day””Idle Blood”→本編ラストを飾る”Unfurl”までの終盤は実に感動的。アンコールの”The One You Are Looking For Is Not Here”では、アルバムにも参加したThe Gatheringのシリエが登場してヨナスとのディエットを披露する。いわゆる"Bサイド"と呼ばれる近年の楽曲や過去の名曲のアコギ・アレンジ、プロフェッショナルな他アーティストとのコラボレーション、そしてカタトニアの"音響"に対する"こだわり"を垣間見せるような、文字どおり"スペシャル"なライブとなっている。それこそ過去のKATATONIA今のKATATONIAを繋ぎ合わせるような、カタトニアの"オルタナティブ"な音楽性に何一つのブレもない、揺るぎない信念が貫かれた音楽であることを証明するかのようなライブだった。アコースティック・ライブとしては十分な曲数と演奏時間だと思うし、何よりもヨナスきゅんのパーカッション姿が見られるのはこのライブだけ!平成ヨナス合戦ぽんぽこ!

ANATONIA ・・・ANATHEMA『Universal』というライブ作品をリリースしているが、音楽的にもバンドイメージ的にも陰と陽を象徴する対極であり対等なバンドが、一方のANATHEMAが大仰なオーケストラを擁し、一方でKATATONIAが静かなアコースティックをフューチャーするという、このようにライブでも対極的な景色を描き出しているのはとても興味深いし、本当に面白いと思う。ANATHEMA『Universal』がロックバンドとしてのダイナミクスを全面に押し出した、圧倒的な多幸感と激情的なエモーションに溢れた世界的なショーなら、このKATATONIAは絶望の中に希望を見出すような、地域密着型の庶民的で温かいアトモスフィアを形成していく。ライブでも双方の違いを証明すると同時に、互いに引かれ合う存在=ANATONIAとして確かに"リンク"する場面が見えてくる。流石に映像の質やカメラワークの演出的な部分ではANATHEMAに劣るが、チョイと酒を引っ掛けながら作業用BGMに近い感覚で気軽に観られるのは断然KATATONIAの方だ。しかし、まさか『Damnation』みたいな作品を出している盟友のOpethより先にアコースティック・ライブを映像化するなんて、10年前じゃまず考えられなかった事だろう。

ドキュメンタリー ・・・ライブ本編以外には、ヨナスとアンダースがインタビューに質問形式で答える、約60分に及ぶドキュメンタリーが収録されている。 今回のアコースティック・ライブについての質問が大半を占める中、数多くある質問の中で、僕が特に興味深いと思ったのは→「ライブが音楽業界の主な収入源となっていること」に対する答えと、「フランク・デフォルトがカタトニアに与えた影響と賛否両論」という鋭い質問で、以前から近年KATATONIAに与えたフランクの影響、その大きさに言及してきた僕としては非常に興味深い話だった。今は関係良好のまま互いに別の道を行くことに決めたらしく、今後はフランクとのコラボの可能性はないとも答えている。確かに、このライブにフランクが参加していない時点でナニか違和感あるし、そのことについてもアンダースは残念だと嘆いている。そして古参メンバーの脱退、特にダニエルの脱退を非常に残念がっていて、あらためてフランクとダニエルがバンドに与えた影響、その存在の大きさが見て取れる。そんな中、既に新作のアイデアを集めているという嬉しい情報もあり、そして作曲における"色"の大事さや、「作曲しながらアニメーションを作っている感覚」というアンダースの創作技術を暴露する回答もあったりして、ファンとしてはとても面白い話ばかりだった。あと「余計なものを削ぎ落した」というヨナスとアンダースの言葉で思い出すのは、昨年リリースされたDIR EN GREY(一巡)の9thアルバム『ARCHE』の存在で、お互いに表現方法こそ明確な違いはあるものの、やはりKATATONIADIR EN GREYは血縁関係にある事を再認識させた。ライブ本編はMCらしいMCはなくテンポよく進むので、ライブ本編だけ観られればいいという人は無理に字幕付きの国内盤を買う必要はないです。でもドキュメンタリーまでジックリ見たいって人は、字幕付きの国内盤をオススメします。本作、本当に素晴らしいライブ作品なのだけど、やはりダニエルがこの夢のような絵面の中に存在しないのが唯一の残念だ。なお、ダニエルはIn Mourningで先輩風吹かせながら音楽活動をエンジョイしている模様w

きのこ帝国 『フェイクワールドワンダーランド』

Artist きのこ帝国
きのこ帝国

Album 『フェイクワールドワンダーランド』
フェイクワールドワンダーランド

Tracklist
01.東京
03.ヴァージン・スーサイド
04.You outside my window
05.Unknown Planet
06.あるゆえ
07.24
08.フェイクワールドワンダーランド
09.ラストデイ
10.疾走
11.Telepathy/Overdrive

脱アンダーグラウンド ・・・奇才津野米咲率いる赤い公園は、日本レコード大賞の優秀アルバム賞を受賞した2ndアルバム猛烈リトミックの中で、いわゆる"超えちゃいけないライン"の上で"売れたい、売りたい"の精神を両手に新時代の"J-POP"へと猛烈な勢いで振り切っていたが、その赤い公園のボーカルであり"ガールズ・ロック界の研ナオコ"こと佐藤千明と同姓同名の佐藤千亜紀率いる4人組、きのこ帝国の2ndアルバム『フェイクワールドワンダーランド』も、言うなれば"脱アンダーグラウンド"の方向性へと振り切っている。



東京 ・・・おいら、遠い昔は初期YUIすなわち全盛期YUIのファンで、YUIは1stアルバム以外認めないほどの人間で、そのYUIの1stアルバム『FROM ME TO YOU』にも"TOKYO"という曲がある。最近ではパスピエの2ndアルバム幕の内ISMにも"トーキョーシティー・アンダーグラウンド"とかいう曲があったりするし、他にも"東京"をテーマにした曲は山ほどある。で、先ほどの"脱アンダーグラウンド"というイメージは、『LIFE!』女優の臼田あさ美を起用したMVが話題を呼んだ一曲目の"東京"や二曲目の"クロノスタシス"のような、いわゆる"シティ・ポップ"感あふれる本作のリード・トラックを耳にすれば分かるハズだ。初めて"東京"を聴いた時は→「あり?こいつらってこんなバンドだったっけ?どうでもいいけど、こういう大衆ウケを狙った音だけど私たちノイズ/シューゲにもバリバリ精通してます(テヘペロ)みたいな、ちょっとキドった邦楽ロックもういいから・・・ホントもういいから・・・」というネガティヴな感想を持ってて、しかし心の奥底には(でもスゲーいい曲だな...)という正直な想いも確かに存在していて、そんな妙な"引っかかり"みたいなのがあって、つまり赤い公園と同じように2ndアルバムで"脱アンダーグラウンド"へと振り切ったその理由、その"意思"に僕は大いに興味を惹かれたのである。

ガール「ねぇ、クロノスタシスって知ってる?」

ぼく「いや、知らない。クロノトリガーなら知ってる(どやっ!)」←モテない

ガール「時計の針が止まって見える現象のことだよ」

ぼく「DIOのスタンド攻撃かな?」←モテない



シン・シティ・ポップ ・・・このアルバム、ネクラでヒキコモリの中二病系サブカル豚野郎相手にドヤってたミニアルバムの『渦になる』やEPの『ロンググッドバイ』、そして前作の1stアルバム『eureka』とは一線を画していて、"らしさ"のあるダウナーな狂気性と前向きでポジティブな力強いエモーションがユラユラと不安定に揺れ動く"東京"は、荒波のような時の流れと焦燥感あふれる東京の街を再現するかのような轟音に、東京を舞台に"アナタ"という『光』あるいは『希望』を見出した刹那い系の歌詞を、椎名林檎は元より初期YUIや新星Aimerを連想させる、都会の孤独感や疎外感をウリにしたシンガー・ソングライター的な存在感を発揮するVo佐藤が感情を高ぶらせながら俄然エモーショナルに歌い上げる、まるでバンドを次のステージにブチ上げるかのような、もはやきのこ帝国を代表するアンセムと成りうる名曲だ。ちなみに、赤い公園猛烈リトミックにも"TOKYO HARBOR"というゲストにKREVAを迎えたシティ・ポップナンバーがあるが、二曲目の"クロノスタシス"は夢遊病患者の夢ような幻想的かつノスタルジックな世界の中で、ポエマーみたいなリリックをソウル/ラップ調のボーカルでシットリとリリカルに聴かせる楽曲で、この頭の二曲できのこ帝国なりの"シティ・ポップ"の新たなる形をシーンに掲示してみせる。

椎名林檎×YUI=きのこ帝国 ・・・このアルバム、例えるなら『勝訴ストリップ』あたりの椎名林檎初期YUIのちょうど中間に位置する、メジャーっぽくもありインディっぽくもあるサブカルみたいなスゲー面白い立ち位置にいて、特に初期Whirrを彷彿とさせるダウナー系胸キュンシューゲの#3"ヴァージン・スーサイド"や不協和音のような不快感を煽る狂ったようなノイズを放つ#6"あるゆえ"、そして今の季節にピッタリな素朴な歌詞が染みわたる#9"ラストデイ"で聴けるような初期椎名林檎を彷彿とさせるアンニュイでシニカルなボーカルを耳にすれば、フロントマンの佐藤千亜紀"ボーカリスト"としての自覚が芽生えているのがわかる。???「私は楽器じゃない!」・・・その姿は、まるで相対性理論TOWN AGEやくしまるえつこのようだ。当然、その歌唱力は決して褒められたもんじゃあないが、ほとばしる妙なヘタウマみたいな感覚はまさにYUIそのもので、中でも今は行方不明者となってしまった全盛期のYUIが現代に蘇ったかのよな#10"疾走"のインパクトったらなくて、もはや今後のきのこ帝国の方向性を見定める一曲になるんじゃあないか?ってくらい、ネクラだった奴が生まれて初めて真っ直ぐなキモチを歌った、それこそ"大衆性"に満ち溢れたポップ・チューンだ。で、もしこれが初期椎名林檎だけをイメージさせるアルバムだったなら、その辺にいるサブカルバンドとなんら変わらないし、いわゆる"俺の感性"もここまでの反応を示さなかったと思う。でも初期椎名林檎初期YUIのハイブリット型J-POPってんなら話は違ってくる。僕は赤い公園猛烈リトミックの記事の中で→「"売れたい"という"意思"を感じないきのこ帝国には興味がない(キリッ)」みたいな事を書いたが、ありゃとんだ誤解だった。今のこいつら、、、ドチャクソ面白いです。

超えちゃいけないライン

猛烈リトミック』≠『フェイク~』 ・・・このアルバム、インダストリアルやアコギをフューチャーしたトリップ・ホップ系のインストをはじめ、ハーモニカを使ったカントリー調の楽曲などの新機軸的な発想を絶妙なアクセントとして落とし込んでいる。だから思いのほかゴチャゴチャしているというか、初期椎名林檎がシューゲ化したかと思いきや、一転してYUIあるいはチャットモンキー風のメジャーなJ-POPに聴こえる曲もあったりして、正直かなり"おいしい"立ち位置にいるというか、当然それは各方面からの影響を取り込んだ結果でもあって、とにかく過去最高に"私たち色んなことできますアピール"が凄いアルバムだ。良く言えば幅広い、悪く言えば曲の向いている意識がバラバラだ。でもこれを赤い公園猛烈リトミックと同じように"バラエティ豊か"なんて安直に表現するのは少し間違っているというか、あれだけ多くのジャンルが交錯しているのにも関わらず一つのアルバムとして成立しちゃってるのが『猛烈リトミック』の凄い所でもあって、逆にこの『フェイクワールドワンダーランド』は"中途半端"だから面白いというか、なんだろう"超えちゃいけないライン"を目の前にしてウジウジしてるような、まだどこか過去の自分を引きずってるような戸惑いや迷いみたいなのがあって、でも逆にそれが"らしさ"に繋がっている気がしないでもなくて、要するに"開かれている"を体現したような『猛烈リトミック』と比べたらまだまだ全然"アンダーグラウンド"だし、インディの殻をブチ破れていないってのが正直なところ。いや・・・僕はきのこ帝国を例に出してまで赤い人を持ち上げたいわけではなくて、確かに赤い人『猛烈リトミック』は日本中の音楽好きが反応してやらなきゃいけない、すなわち"売れなきゃいけないアルバム"だった。しかし、この『フェイクワールドワンダーランド』は別に"売れなきゃいけないアルバム"でもないし、日本の音楽リスナーが特別に"反応しなきゃいけないアルバム"でもなくて、一見すると双方似た境遇、似た立ち位置にあるアルバムのように見えて実は全くベクトルの違う作品なのだ。むしろ『猛烈リトミック』に対する"カウンター"みたいな解釈を持って聴くと俄然面白くなるというか、「じぇいぽっぱー?阿呆くせぇ・・・日和ってんじゃねーよブス」とでも言いたげな佐藤千亜紀の凛々しさに惚れる。実際、高揚感を煽るエピカルなオルタネーターっぷりを発揮する”You outside my window”の歌詞にある「阿呆くせぇ」と同じノリで佐藤に「イカ臭ぇ」って罵られたい系男子絶賛急増中じゃん・・・?ともあれ、赤い人は過去の自分を全て引っ括めてNEXTステージにブチ上げたが、きのこ帝国はまだまだヒキコモリのネクラ精神が抜け切れていない。だからこのアルバムは、"ブレイク"を目前にしてモジモジしてるウヴな女の子感に萌えるアルバムなのだ。

裏BESTアルバム ・・・このアルバム、これまでの洋楽志向の強い音から一転して邦楽志向の強い音に振り切ってるのが最も大きな"変化"で、正直"マニア向けのシューゲイザー"の域を抜け出せていなかった過去作よりは色々な意味で面白いです。でも技術的な面からメロディやアレンジ面、そして音作りからソングライティング面も含めて、まだまだ力量が自らの理想像に追いついていない状態で、要するに→本作が今のきのこ帝国が振り切ることのできる限界ラインと設定すると、恐らくは"超えちゃいけないライン"の上に立つであろう次のアルバムが早くも楽しみになってくるし、それはきっと"売れなきゃいけないアルバム"になるに違いない。そこで初めて『猛烈リトミック』と同じ景色が見れるんだろう。だから、もっともっと振り切っていい。例えば赤い公園津野米咲をプロデューサーとして迎えるとか、橋本愛似の端正な顔立ちからイメージされるミステリアスな雰囲気をブチ壊すような、例えば佐藤千亜紀が萌え豚アニメのコスプレしながらライブするくらい振り切っちゃっていい。まぁ、それは冗談として→結論から言えば、今のちんこ帝国もといきのこ帝国ほど面白いバンドって他にいないんじゃあないか、ってお話。つうか、なんか久々にドイヒーなレビューになってしまったので、反省の意味を込めて、ゆらゆら帝国妖精帝國を筆頭としたいわゆる"帝国系バンド"の一角を担うきのこ帝国"サVカル系男子"こと率いるsukekiyoの対バンが発表されるまで更新停止します。

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Killer Be Killed 『Killer Be Killed』

Artist Killer Be Killed
Killer Be Killed

Album 『Killer Be Killed』
Killer Be Killed

Tracklist
01. Wings Of Feather And Wax
02. Face Down
03. Melting Of My Marrow
04. Snakes Of Jehova
05. Curb Crusher
06. Save The Robots
07. Fire To Your Flag
08. I.E.D.
09. Dust Into Darkness
10. Twelve Labors
11. Forbidden Fire

【DEP×丼×Soulfly×The Mars Volta】・・・先日、Opethミカエル・オーカーフェルトIn Flamesビョーン・イエロッテMastodonビル・ケリハーによる新プロジェクトが発表された。Opethのミカエルはコラボの常連だが、そのミカエルとビョーンのスウェディッシュ勢とUS勢のビルとの組み合わせはちょっと想像つかなかった。しかし、ビルと同じマストドンのベーシストトロイ・サンダースは、一足先にThe Dillinger Escape PlanSoulfly/ex-Sepulturaの主要メンバーらとコラボしてたりする。そのスーパーバンドこそ、このKiller Be Killedだ。

【kojiki-Metal】・・・これまたムッサ苦しいくらい濃ゆいメンツで、この獣臭い髭もじゃ野郎たちで繰り広げるメタルはさぞかしムッサい”kojiki-Metal”なんだろうと想像したとおり→とりあえず、一曲目の”Wings Of Feather And Wax”を聴けば分かるように、アメリカン・モダンヘヴィネス/グルーヴ・メタルとブラジリアン・スラッシュがエクストリーム合体した、なんかもう”計算され尽くしたメタルコア”といった感じの曲で、リードボーカルはトロイでサビメロはDEPのグレッグが担当し、転調してからはマックス・カヴァレラの独壇場だ。普段はバカテクのカオティックなハードコアを本職としている連中には、もはや「メタルコアなんてチョロいっす」みたいなノリというか余裕すらある。実際スゲー良い曲なんだけど、本家でやってる音楽性から見ると「へーすごい(棒)」みたいな感想しか出てこないのは、本家のDEPやマストドンの”凄み”を表しているのか、それともDjentに立ち位置を奪われたメタルコアというジャンルに倦怠感を感じているからなのか?まぁ、それはさて置き、それ以降は「メロディなんかクソ食らえ」と言わんばかりの、ブルータリティ溢れる重心の低い極悪なヘヴィネス一辺倒で全てを捻り潰していく。そして、マストドン譲りのプログレッシヴな展開力を発揮しながら、ザックザクに刻み込むリフに乗せてトロイ&グレッグ&カヴァレラの野性的かつ獰猛な咆哮のかけ合いが、半ば強制的にヘドバンを誘発する。その中でも、グレッグ中心のDeftonesライクなオルタナティブ・ヘヴィの#3”Melting Of My Marrow”や#6”Save The Robots”、スラッシーな#4”Snakes Of Jehovah”、ミドルテンポ主体で凶悪なヘヴィネスを轟かせる#5、カオティック・ハードコアの#7”Fire To Your Flag”、もはや当たり前のようにGojiraライクなハードコアパンク/デスロールの#8”I.E.D.”、オルタナ期のメタリカっぽい#11”Forbidden Fire”など、各メンバーそれぞれの持ち味を活かした男気あふれる硬派なエクストリーム・ハードコアをよりどりみどり取り揃えている。例えるなら→グルーヴ・メタル化したConvergeみたいな雰囲気すらある。

最大手Nuclear Blastからのリリースということで、言わずもがな、その内容は折り紙つきだ。メタルコアというより、メロディを極力排除したガチなハードコアファン向けって感じだけど、どちらかと言えば各メンバーが属するバンドのコアなファン向けの企画モノなのかもしれない。



Killer Be Killed
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KATATONIAからドラムのDaniel Liljekvistが脱退

KATATONIA

     「get a normal job


スウェーデンの皇帝KATATONIAからドラマーのDaniel Liljekvistが脱退した。主な理由は、海外のバンドにありがちな『家族』の事を考えた結果、とのこと。約10年間、KATATONIAのドラマーとして人生を捧げてきた彼の存在は、プロデューサーのイェンス・ボグレンと共にこのKATATONIAがここまで大きくなれた理由、言わば裏の立役者だった。そんな彼がそれなりに有名なバンドマンとしての地位よりも、いわゆる”普通の仕事”の方を優先するなんて・・・ダニエルの深い心の内までは知る由もないけど、いま思えば一昨年にノーマン兄弟が似たような理由で脱退したのを皮切りに、同年にリリースされた9thアルバム『死の王』のまるで打ち込みのように生気のないドラミング、そして昨年のリメイク作『Dethroned & Uncrowned』が大きな決め手となったのか、今年このタイミングで脱退する伏線()はこれまでに沢山あった。



確かに、『Dethroned & Uncrowned』の時に音楽に特化したクラウドファンディングPledgeMusicでカンパを募っていたが、その時は「おっ、KATATONIAも流行りに乗って新しい試みに挑戦するのか!」くらいにしか思ってなくて、まさかその裏にこんな事情があったなんて・・・。正直、KATATONIAほどの大物ですらバンド一本で食っていけない現状に、あらゆる意味でショックを隠せない。しかし、これが今の音楽シーンの現状なんだって、無理やり自分を納得させた。確かに、このKATATONIAは音楽性も安定性のない情緒不安定なバンドではあるが、それでもメタル界隈でここまでの地位を築き上げてきたのにも関わらず、”get a normal job(ゲット・ア・ノーマル・ジョブ)”と言えちゃう人生...ステキやん。この脱退劇を見たら、あらためて僕が世界一リスペクトしているドラマー、その推しメンへの想いがより強固なものとなった。しかしノーマン兄弟、そしてドラマーのダニエルが脱退したとなると、今後のKATATONIAの路線に大きな影響を与えることは不可避で、同郷のOpethがミカエルのワンマンバンドになってしまったように、このKATATONIAもオリジナルメンバーのアンダースとヨナスのツーマンバンドになることは容易に想像できる。現に、それはここ最近の作品のクレジットを見れば顕著だ。しっかし、なぜスウェーデン人はそんなところまでインギーリスペクトなのか・・・。なにはともあれ、これにてKATATONIA黄金は終わりを告げ、物語はKATATONIA第二章へと繋がっていく。



約十数年前、鳴り物入りでKATATONIAに加入したダニエル君だが、僕がKATATONIAの最高傑作だと思っている2001年作の5thアルバム『Last Fair Deal Gone Down』から、持ち前のタイトでグルーヴ感のあるドラミング、そのポテンシャルを遺憾なく発揮していた。その時から既に、まだ少しあどけなさ(絶妙な不安定さ)を残しながらもどこか妖艶な雰囲気を醸し出していた。続く6thアルバム『Viva Emptiness』では、前作の倍ほどの手数の多さと俄然メタリックでアグレッシヴなドラミングを聴かせ、7thの『The Great Cold Distance』では5thの頃のタイト感から更に上品かつ献身的なプレイを身につけていた。そしてダニエルのドラマー人生、KATATONIA人生の集大成を飾る8thアルバム『Night Is the New Day』では、只ならぬ凄艶さと謎の貫禄を身につけ、もはや今作一番の聴きどころと言っていいほどのダーティ&アダルトなドラミングを披露していた。しかし、実質的に彼の遺作となった『Dead End Kings』では、これまでの色気のあるイキイキとしたドラミングは跡形もなく消え、その生気を失ったドラミングと比例するように、作品の完成度も決していい内容とは言えなかった。そもそもKATATONIAの曲って、基本的にダニエル君のドラムが発するタイトなリズム&グルーヴ中心に作られていて、その独特のリズム&ビートに合わせてアンダースのギターとヨナスのボーカルで肉付けしていくスタイル、つまりダニエル君のドラムがダメだと作品そのものがダメになってしまう。それを皮肉にも証明したのが『Dead End Kings』で、この作品だけドラムが後付っぽいというか、それまでの名作陣と比較しても唯一ドラムが主導権を握っていない作品なんだよね。つまり、この作品がダニエルの脱退を予言していた説。



僕は思う、違法ダウンロードを規制したらCDが売れるなどという幻想を追いかけているこのガラパゴス日本じゃあ、クラウドファンディングなんか一生かかっても根付かないし、そもそもその考え自体が根本的に間違ってるんじゃあないか?ってね。この話とは全然関係ないけど、この日本にも上陸間近と噂されるSpotify(スポティファイ)は非常に便利な音楽ツールだが、では作り手側がスポティファイを利用するメリット、利益って果たしてあるんだろうか?って。損得の比率が聴き手側に傾きすぎているんじゃあないか?決して作り手側の利益にはならないんじゃあないか?という疑いが晴れない。これはトム・ヨークの言葉にも繋がってくるんだけど、それはここでは割愛して・・・今回の件を踏まえて考えると、僕は現状のままではスポティファイの存在には反対だ。そのスポティファイやクラウドファンディングを利用した音楽の新しいカタチが徐々に広まっていき、音楽シーンおよび音楽制作の現場の変化が著しい昨今だが、今後の音楽シーン、特に聴き手側は”聴き手という名の支援者”と”聴き手という名の聴き手”の2つに大きく分かれていくだろう。そして今一度、日本の音楽好きに考えてほしい、「誰が音楽を殺すの?」かを。もしかするとそれが自分かもしれない、ということを。・・・という風に、自身に対する自虐や皮肉で話をまとめながらも、結局僕たちリスナー(聴き手側)がアーティストに対してできる主な事といえば→ライブを観に行ったり、音源(CDやBandcamp)やグッズを買って支援するくらいしかなくて、要するに僕が言いたいことはたった一言・・・

             get a normal job

                         もとい... 

ダニエル君の時として激しく、時として堅実(タイト)に、時として官能的(エロス)なドラミングを聴けええええええええええええええええええええええ!!(いともたやすく行われるえげつないアフィ)

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