Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

レビュー (F)

fripSide 『infinite synthesis 2』

Artist fripSide
fripSide

Album 『infinite synthesis 2』
infinite synthesis 2

Tracklist
01. sister's noise
02. infinite synthesis
03. fermata~Akkord:fortissimo~
04. lost dimension
05. I'm believing you
06. Secret of my heart
07. eternal reality
08. black bullet
09. rain of tears
10. scorching heart
11. waiting for the moment
12. always be with you
13. true resonance

~僕の声優遍歴~

今から約8年前→ハルヒ全盛期のAya-Styleこと平野綾

その数カ月後→地獄少女全盛期の能登麻美子

その数カ月後→癒されBar若本全盛期の若本規夫

(約6年の空白期間)

現在→内田真礼&上坂すみれさん&ナンジョルノ


光の能年玲奈、闇の内田真礼 ・・・おいら、約7,8年くらい前に某こえ部で若本規夫さんの声マネやってて、いま思い出すだけでも自傷行為レベルの黒歴史なんだが、しかもそのこえ部が今でも存続していることに驚愕した。しかし、なぜ数年ぶりに再び声優界隈に興味を持ち始めたかというと→それはANATHEMADistant Satellitesを紐解く存在が声優の内田真礼だという結論に至った事が一つの大きなキッカケであることは事実で、『あまちゃん』能年玲奈に唯一対抗できる存在こそ個撮時代の内田真礼だと確信した瞬間、ふと【光の能年玲奈、闇の内田真礼】なる図式が脳裏に浮かび上がって、更にその『あまちゃん』の成田りな役の人が声優だったと知って、しかも上坂すみれさんのおっぱいがクソでかい!ということを知って、極めつけに『ジョジョの奇妙な冒険』ジョルノ・ジョバーナと親和性を持つナンジョルノこと南條愛乃なる声優が声優界に存在すると知ったのが主な理由だ(まぁ、ホンネはBiSが解散してアイドル界隈に飽きてきたからなんだけれども)。で、さすがに約8年前くらいに一線張ってた声優はどっかに消失してて、本当に誰も知らない状態というか、最近では『言の葉の庭』でヒロインを演じた花澤香菜さんを久々に”声優” として認識したくらいで、 それ以外は”あらっ、いいですねー”さんどこいった?能登かわいいよ能登どこった?アナゴさんどこいった?って、完全に浦島太郎状態になった。

ぼくラブライバー ・・・アニメ『ラブライブ!』の推しメンは星空凛と小泉花陽の”クソ地味コンビ”で、危うくシーズン2の第4話を観て矢澤にこ氏に推し変しかけたが、次の第5話を観て「やっぱりクソ地味コンビがナンバーワン!」と我に返った、そんな経緯がある。でも五話以降はまだ観ていなかったりする。いや、何の話だっつーのも、その大人気萌豚アニメ『ラブライブ!』の絢瀬絵里役を演じているのがナンジョルノ・ジョバーナなんだ。そのナンジョルノがボーカルを務める、satこと八木沼悟志のプロジェクトfripSideの3rdアルバム『infinite synthesis 2』がリリースされらしいので、さっそく聴いてみた。

TKサウンド ・・・あらためて、今やラブライブ声優として名を馳せているナンジョルノだが、このfripSideではボーカルというアーティストとしてのナンジョルノを披露している。ただの音楽好きとしては、CV活動よりもアーティスト活動のが推しやすいし追いかけやすいってのがホンネで、じゃあこのfripSideでどんな音楽やってるの?っつー話で、この手のユニットから「Perfumeみたいなテクノ・ポップ系かな?」と推測できるが、その答えは再生ボタンを押せば直ぐにわかる。それはオープニングを飾る#1”sister's noise”のバッキバキなシンセサイザーが分厚い壁となって迫り来るイントロから、まるでTKすなわち小室哲哉TMネットワークaccessを彷彿とさせる、まるでJ-Popの全盛期とも言えるあの時代の音に驚かされる。そして続く#2”infinite synthesis”の”僕”と”君”すなわちボクっ娘系の歌詞を90年代J-Pop特有の煌びやかなアレンジを効かせた、全盛期の浜崎あゆみを思わせるバラード調に乗せて始まる幕開けには→「なに?さっきの曲といい、声優業界はエイベックスと提携でも組んでんの?」と疑わざるを得ないほどだった。サビメロから始まるアニソンナンバーの#3”fermata~Akkord:fortissimo~”、某ガンダムWのOPリスペクトな#4”lost dimension”ではエレクトロ・ポップ風のアレンジを効かせた四つ打ちナンバーで、スケール感のある力強いサビメロとPerfume”Spring of Life”を彷彿とさせるギターソロの前に入るリズム&ビート感が特にカッコイイ。そのBPM指数の高い、スピード感あふれる懐かしいアニソン風の流れから一転して、まるで全盛期の華原朋美ばりにミドルテンポで切なく聴かせる#5”I'm believing you”から、初期ハロプロにありそうな只ならぬつんく♂感を憶える少しオトナっぽいアレンジを効かせた歌謡バラードの#6”Secret of my heart”までの辛気臭さい流れは懐かし過ぎてブヒれる。

田中将大の投球術 ・・・ここまで、もはやいつ何時「恋しさと せつなさと 心強さと~」って歌い出すのかとワクワクしながら待ち構えるぐらい、つんく♂や小室哲哉や一線張ってたあの頃を彷彿とさせる、それこそエイベックス全盛の90sサウンドが繰り広げられていて、このsatとやらは浅倉大介リスペクトな見た目から音までエイベックス一色に染まってる人なんだと理解できる。彼は決して中田ヤスタカに目がくれる人なんかじゃあない。で、再び全盛期の華原朋美の魂がナンジョルノに乗り移ったかのような、キャッチーな歌メロから音作りまで全てが小室哲哉風の#7”eternal reality”は、まさに90sリバイバルだ。それもそのはず、この曲は小室哲哉が手がけている。それを知って、「なんだ、fripSideってTKサウンドそのものじゃん」ってようやく納得した。ここまでマイナーコード主体のストレートな配球が続いたところで、ここぞとばかりに絶妙な変化球(アクセント)として登場するのが、本作のハイライトを飾る#10”scorching heart”で、まるでday after tomorrowあるいはEvery Little Thingを連想させる、川崎海氏による90年代の清涼飲料水のCMに使われてそうな爽やかなアレンジやナンジョルノの歌い方をはじめ、これまでの楽曲とは一線を画した曲だ。ここまで辛気臭さい流れが続いていただけに、この曲の存在感というのは本当に凄くて、ナンジョルノの歌い方はピッチに無理がないし自然体で歌えている。あらためて、まるでマー君こと田中将大の伝家の宝刀スプリッターを駆使した投球術のように修正力の高いナンジョルノの歌い方やビジュアルにブヒってしまう。

ナンジョルノ×堤真由美キャスター ・・・正直、この手の音楽は全く詳しくないんだけれど、強いて言えば浅倉大介の弟分であるkiyoJanne Da Arcで鳴らしてたようなキラメキユラメキトキメキ系シンセとの親和性を見出だせたくらいか。基本的には、マイナーコードかつ四つ打ち系のアッパーな曲調が中心で、わりとロック調のGソロが数多くあったりして、とにかくノリがいい。なんつーか、往年のエイベサウンドすなわちTKサウンドとアニソンとの親和性を感じたというか、アニソン界隈が10数年遅れでエイベに追いついた感あって、色々な意味で面白いアルバムだった。自分みたいな歌番組全盛の世代には懐かしさしかなかった。でも自分の中では、ナンジョルノとBSニュースの堤真由美キャスターに謎の親和性を感じてしまったのが全てで、少し鼻にかかったようなナンジョルノの歌声は、萌アニメ声優だからと言って特別ヘンなクセがあるというわけではなく、ラブライブ!でもハラショー言ってるだけの良い意味で目立たない演技と似たような感覚だから、声豚じゃなくても普通に聴けちゃうレベルではある。でも要所でブヒれるパートはある。ちなみに、初回仕様には”infinite synthesis”のMVや昨年のアニマックスやリスアニ!でのライブ映像が特典収録されている。なんかMVに小島よしおが出てて謎過ぎた。ホント謎過ぎた。でもライブ映像見たらライブ行きたくなった。でもサイリウムは無理。マジ無理。
 
infinite synthesis 2(初回限定盤CD+Blu-ray)
fripSide
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Fallujah 『The Flesh Prevails』

Artist Fallujah
Fallujah

Album 『The Flesh Prevails』
天使と悪魔

Tracklist
01. Starlit Path
02. Carved From Stone
03. The Night Reveals
04. The Flesh Prevails
05. Levitation
06. Alone With You
07. Allure
08. Sapphire
09. Chemical Cave

Atmospheric Music ・・・2007年にUSはサンフランシスコで結成され、2009年にEP『Leper Colony』でデビュー、2011年にUnique Leaderから1stフル『The Harvest Wombs』をリリースし、昨年のEP『Nomadic』で遂にATMS界隈の住人すなわちATMS厨に見っかっちゃった五人組、Fallujahの2ndフル『The Flesh Prevails』は→1stフルこそジャケからして”ありがち”なデスコアだったけど、先のEPで培ったAmbient/Atmosphericな美意識を高め、その才能が更に開花したのが本作である。

天使悪魔 ・・・その音楽性としては→基本はブラストを多用したデスメタル寄りのブラッケンド・デスコア/テクデス系の邪悪な凶暴性と、いわゆるAtmosphericな音響(宇宙)空間すなわちATMSフィールドの中で生成される美意識が融け合った、それこそMTG風の『天使と悪魔』を体現したような今作のアートワークの如し暴虐無人なスタイルで、その美(メロディ)と醜(デス)の要素がソリッドな緊張感と共に絶妙な均衡を保っている。そして何といっても、バンドのキーパーソンとなるギタリストのScott Carstairsによる、全盛期Opethミカエル・オーカーフェルトを彷彿とさせる流麗なギター・ソロ、そのギターの導入法というか取り入れ方のセンスが異常で、それは本作の幕開けを飾る#1”Starlit Path”のギター・ソロからして顕著だ。そのDjentにも精通する、歴代のギター・ヒーロー顔負けのギター・センスは全編にわたって発揮されているが、中でも#3”The Night Reveals”のエピカルで叙情的かつ耽美なメロディ、そしてPortalあるいはCynicリスペクトなフュージョン風のフェノミナンなギター・プレイを聴かせる#4”The Flesh Prevails”や#5”Levitation”は、もはやPost-Djentと言っても差し支えないレベルだ。

Ope-Style ・・・極めつけには→その#4や#5でもそのフェミニンな存在感を示していた女性ボーカリストRoniit Alkayamのウィスパーボイスをフューチャーした、Born of Osirisで言うところの”A Solution”や前作のEP『Nomadic』で言うところの”Silent”、そしてスウェーデンのCarbon Based Lifeformsを彷彿とさせる、インダストリアリズム溢れるシャレオツでチルいサイビエント/アンビエントナンバーを#6にドヤ顔でブッ込んでくるあたりもクソ憎らしいというかクソあざとい演出で、まさにFallujahAmbient/Atmospheric Musicに対する意識の高さ、ココに極まれりって感じだ。それこそ”真性デスメタルの皮を被ったAtmospheric Music”という本来の姿、その本性を堂々さらけ出している。それはまるで、デスメタルという偽りの姿で70sプログレやってた全盛期のOpethと存在が重なって見える。とにかく、デスメタルという醜い音楽性から”美しさ”を見い出すというドM行為、そのAya-StyleもといOpe-Styleを極めしオシャンティなセンスは全盛期のオペにゃんに匹敵するし、事実それを現代で極めてるのって最近だとOGのNe Obliviscaris(ネ・バブリシャス)しか僕は知らない。現に扇情感を煽るクリーンなメロディをブラストに乗せて天まで駆け上がる超絶epicッ!!な展開力はバブリシャスと瓜二つだ。

Fallujah VS, BoO ・・・今回、比較対象としたBorn of Osirisとは少し違って、ジェント・リーなリフ回しでDjentへのフィーリングを垣間みせるのではなく、あくまでもギターのエロいテクニックやソロプレイでDjent感をさり気なくほとばしらせていく玄人風のスタイルで、もはや「キーボード()とか邪道、男は黙ってギター!」と言わんばかりの、キッズ向けのBoOよりも俄然”ツウ好み”な圧倒的ソングライティング、BoOのギタリストLee Mckinneyを凌駕し、あのトシン・アバシに迫りゆく圧倒的なギター・ミュージックに涙不可避な快作だ。現在の所属レーベルはUnique Leaderだけど、これを聴く限り次作あたりでSumerianに移籍しても全然驚かないし、むしろ今のBoOより全然勢いある。
 
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Fen 『Dustwalker』 レビュー

Artist Fen
Fen

Album 『Dustwalker』
Dustwalker

Track List
01. Consequence
02. Hands Of Dust
03. Spectre
04. Reflections
05. Wolf Sun
06. The Black Sound
07. Walking The Crowpath

今やAgallochさんのツアーのサポートに抜擢されるまで成り上がった、The Watcher(Vo,Gt)と"Grungyn"(Vo,Ba)の二人を中心とするUKはロンドン出身の三人トリオ、Fenの約二年ぶり通算三作目『Dustwalker』なんだけど、彼らの音楽的特徴である、粗暴性や荒涼感を撒き散らしながらありのままの自分を曝け出すブラストを使った疾走パートと、無慈悲な静寂と仄暗い不穏な空気感を形成するポストロック流れのユラリ揺らめくユウゲンなメロウネスを緩急&プログレスに交錯させた、要するにUSのAgallochさん直系のアトモス系ポストブラック/ブラックゲイズスタイルは本作でも特別大きな変化はないが、昨年またしてもキーボードのÆðelwalhとドラマーの"Theutus"が脱退した影響か、キモチワルイぐらいにユウゲンな世界観を形成していたkeyによるアトモス成分がかなり希薄になった結果→俄然オーガニックなプログレッシブ・ブラック風味の強い作風となっている。その冷徹でありながら仄かにロマンティックなkeyが主役級の活躍を魅せる前作の2ndEpochは捨て曲なしの良作だったが、今回はやはりそのkeyの脱退が直接的に強く作風に影響してて、結論から言っちゃえば2ndや1stほどのインパクトはない。そう考えると、keyという過剰な味付けがない分、本作は1st寄りの作風と言えるのかも。しかし楽曲の質は過去作のが圧倒的に上。ショージキなトコロ、2ndの曲と比べるとイマイチ盛り上がりに欠けるというか、少なくともおいらみたいな”アトモス厨”にはウケが悪そう。これは典型的なプログレ・ブラックの#1”Consequence”を筆頭に、イントロからまるでシガーロスばりのトレモロやアイルランドのPrimordialやオランダのHypomanieを連想させる#2”Hands Of Dust”、最初から最後までAlcestリスペクトな#3”Spectre”、そしてUSのChrome Wavesを彷彿とさせるepicッ!!系ポストブラックの#5”Wolf Sun”を聴けば特に顕著に感じる事なんだが、全体的に曲の雰囲気が妙に薄明るくなったというか、これまで以上にAlcest風ポストロック的なアプローチが強い印象。ソレによって、彼らの大きな持ち味である『ドス黒い悪』すなわち”らしさ”は極めて薄くなっている。そんなわけで、微妙な作風の変化はあるし、前作の名曲”Carrier Of Echoes”を超える曲はないものの、この手のポストブラリスナーを十分に納得ッさせるだけの内容してるのは確かだし流石。

Dustwalker
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Fen
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Fairies 『Tweet Dream / Sparkle』 レビュー

Artist Fairies
Fairies

Single 『Tweet Dream / Sparkle』
Tweet Dream  Sparkle

Track List
03. Tweet Dream(Instrumental)
04. Sparkle(Instrumental)

昨今、ももクロの躍進を皮切りに、一層の盛り上がりを見せるアヴドゥル(モハメド)戦国時代において、いわゆる”パフォーマンス”を重視する”俺の感性”は、まず手初めにハロプロの℃-uteにその”引力”を感じたわけなんだが、あの安室奈美恵が所属するヴィジョン・ファクトリーにも、俺たち”パフォーマンス厨”の魂を大きく揺さぶるグループが存在している。それが今回紹介するFairiesとかいう七人組のグループで、いわゆるアヴドゥル戦国時代に”パフォーマンス”を重視する人ならスデに注目しているハズだが、このフェアリーズの(必修化が決まった)ヒップホップダンスを基本の世界としたパフォーマンスもなかなかのもんで、なんせダンス界のあらゆる大会で頂点に立っているKENZOさん(DA PUMP)がダンス/振り付けの指導を担当してるってんだから、そらもうダンスダンスアンドダンスを極めた超絶パフォーマンスよ。とか言うても、このフェアリーズ、結成されてからまだ一年ちょっとらしいので、人気やパフォの質はまだまだ未知数な面が多い、そんな印象。

 で、この度はナゼに℃ヲタのおいらがこのフェアリーズに注目するに至ったキッカケというのを説明すると、昨年9月のデビューシングルから今年の4月にリリースされた前作の3rdシングルまでは、MAXやSPEED、安室奈美恵やフォルダー5で知られる”沖縄アクターズスクール”的な、つまり”今時のアイドル”からイメージされるソレとは一線を画した、いわゆる”大きなお友達”ではなく、JCJSをターゲットに絞った”カッコE系”の楽曲や変に媚びない衣装をウリにしていたのが、今回、またしても両A面となった4thシングル『Tweet Dream / Sparkle』の曲調やMVを観れば理解ッできるとおり、”はじめて”と言っていいほど露骨に”kawaii”を全面に押し出した、要するに”今時のアイドル”からイメージされるソレというのを”はじめて”聞き手にアピールしてきた#1” Tweet Dream ”と、一方で本来のフェアリーズらしいカッコE系のダンスダンスアンドダンスナンバーであり、そして”NEXT-Fairies”=”ドヤリーズ”だとおいらが結論づけた#2” Sparkle ”のMVで垣間見せる妖精メンのドヤァ・・・っぷりにある種のスゴ味ッを感じ、その他諸々総括して今回の”引かれ合い”に至る、というわけなんだ。で、”キスしてもっとライカベイベー”こと1stシングルの”More Kiss”で始まり、なかなかのぐう糞曲の2ndシングル”HERO”、そして3rdの”Beat Generation”(全て両A面)までは”カッコE系”の楽曲を売りにしていたが、今回はそらもうフォロフォロツイツイよとばかり、分かりやすいほどにキャッチーな”kawaii系”の楽曲をメインに勝負してきたところに、事務所=ヴィジョンファクトリーの”攻め”という名の”路線変更”を感じざるをえなくて、今まではJSJCの”憧れの的”的なソレっぽい感じの、アイドルなのか?それともアーティストなのか?、そんな”なあなあ”なイメージから一変して露骨に”ドルヲタ向け”の路線/売り方になったのは実に面白い。とりあえず、1st~3rdシングルから迸る”沖縄アクターズスクール”然とした妙な古臭さが楽曲やビジュアル面から抜けたのは非常に大きな変化だと思うし、新曲MVで垣間見せるメンバーの表情には更なる洗練を感じ、ディ・モールトッ良いッ状態で本作をリリースしてきたのかがよく分かる。んだが、今さら路線変更して結局どうしたいのか、アイドルで攻めるのか、それとも違うのか、フェアリーズの迷走はまだしばらく続きそうな予感。だけども、今回の新曲のように、”Tweet Dream”=”kawaii系”の曲は徹底的に可愛く、一方の”Sparkle”=”カッコE系”の曲は徹底的に格好良く、その振り幅が極端な”ギャップ”を売りにした今回の路線を暫く続けてみるのもアリだと思う。むしろ、この新曲でやっと”アイドルグループとしてのフェアリーズ”としてスタートラインに立てたというか(悪く言えば振り出しに戻った)、少なくとも”対応者”でしかなかった今までのシングルとは確実に一線を画した、ある意味これが本当の”1stシングル”と呼ぶことができる、しかしもう後戻りできない、進むべき道=方向性が定まった、ナニかしらの”攻め”が感じられる一枚なのは確か。なので、”次”のシングルもしくは1stアルバムが、今後のフェアリーズの命運を握る、いわゆる”勝負時”なのかもしれない。そんなこんなで、重要な鍵を握る事となりそうな”次”の一手がディ・モールト楽しみになってくるわけだが・・・ッ!?

 で、一つ提案なんだが、これからは”カッコE系”の曲は今までどおり萌々香がセンターで、一方の”kawaii系”の曲では、明らかなビジュアルメンであり、フェアリーズの中で唯一、未知数の”アイドル力”を秘めた真尋をセンターに抜擢する戦術で、どうぞ。つまり、いかにして”現代的なアイドル”的なソレを秘めた真尋の存在を、どれだけヲタDD界隈にアピールできるか否かに、いわゆるアヴドゥル戦国時代における今後のフェアリーズの立ち位置を決定づける、ヒッジョーに大きなポイントとなりそう。つうか、既にツイート・ドリームのMVで真尋センター張ってるんだよなぁ・・・どうみても伏線だよなぁ・・・。とか言うても、タレント力が一番高そうな伊藤萌々香がセンターだからこそ生まれる”グループ”としての今の絶妙なバランスはとても魅力的で、ライブや曲別にセンターをイジったりするのは全然アリだが、しかしあくまでも”フェアリーズのセンターは萌々香”じゃなきゃあダメだ。実際、萌々香の”kawaii魅せ方を知ってる感”はハンパない。この子、伊達にセンター張ってないです。つうか、事務所的には萌々香をももクロの百田夏菜子みたいなタレントキャラにしたいのかな。ねーか。

 どうやらフェアリーズのWikiによると《平均年齢13.6歳での日本レコード大賞最優秀新人賞は、2007年の℃-uteと並ぶ史上最年少タイ記録》、とかいう結構どーでもいいけど一応℃との縁があったりするらしいんで、ここは思い切って℃に弟子入りして、”パフォーマンスアイドルとはナニか”を学ばせてもらえばいいと思うよ(提案) つまり、フェアリーズは今の℃が目指してるような、”あくまでも《アイドル》という《立ち位置》なんだけども《パフォーマンス》結構スゴイよ路線”を目標にしたらいいかもしれない。その、”kawaii系”の曲もできて”カッコE系”の曲も歌い踊り熟せる今の℃が居る実に”理想的な立ち位置”にビッミョ~に近づいた感のある今回の新曲は、個人的にその点では大いに支持できる路線変更だと思う。特にブラック真尋は同じ”グランジ系アイドル”の先輩であるマイマイさんに個別でレッスンしてもらおう。んで、愛理と岡井ちゃんから”生歌”の極意を教えてもらって、妖精は”口パク”という”悪”から早いとこ卒業して、本作でも感じる根本的な”ボーカルの弱さ”を克服しよう。で、その愛理(℃-ute)が初MCを担当したテレ東のエンタメ通信が近々放送される(された)らしいんだけど、その回に偶然にもフェアリーズがゲストとして出演するらしいんだよなぁ・・・。キラキラの岡田先生繋がりなのは明白だけども、今の俺的にはヒッジョーに喜ばしい、予想以上に早いファーストコンタクト=”引かれ合い”なんだよなぁ・・・。愛理とフェアリーズの直接的な絡みは無さそうだけど、これは観て損はねェよなぁ。

 まだ最近知ったばかりのおいらが思うに、AKB系列を筆頭とした”アイドル組織”ではなく、(主に10人以下で構成される)”アイドルグループ”に必要とされるメンバーの”個”はそれなりに持ち合わせていると思うし、ビジュアル/出身地的な意味でも”アイドル組織”≠”アイドルグループ”に最低限必要とされるハードルとバランスはあるし、やっぱ注目スべきポイントとしては九州出身のメンが三人もいるっつートコで、おいらの遺伝子にも組み込まれている鹿児島魂を醸し出すブサカワ嬢王の野元、熊本のオアシスオアシスアンドオアシスこと清村川音、そして・・・まるで幕末の長崎”出島ッ!!”のイメージがこれ以上ないほど実に馴染むぞッ、伝統的なヤマトナデシコの美しさと妖麗さをこの年で醸し出す井上理香子の”大正義”っぷりったらないんだけど、ナゼ理香子=”出島姐さん”が大正義なのか、ナゼ出島姐さんが”裏のセンター”なのか、それは彼女の中には”ダンスの哲学”・・・的なナニかが確実に存在しているからであって、初見では空や萌々香のダンスに目が行きがちだが、しかしその二人にはない、ダンスへの確かな敬意ッを感じさせるトコが”大正義”たる所以やと思うよ。で、その九州薩摩勢力の安心感=オアシスとは打って変わって、いわゆる”ちょっと男子~系女子”で構成される前列メンのセンター萌々香、ブラック真尋、ミキミキこと下村実生(前列メンではミキミキは中立派)、スパークルのMVの53秒からのシーンが完全にジョジョキャラ状態の藤田みりあ(目の位置とかタレ方とか唇のパーツが元々ジョジョっぽい)。そーえば、本作の初回限定特典に付いてるカードは萌々香だった。けど俺には”ちょっと男子~系女子”は推せねえんだよォォォ。推せねえんだよォォォォォ。言うてこの前列メンで将来一番出世しそうなのはミキミキやろなぁとは思う(フィルダー5の満島ひかりちゃん的な立ち位置的な意味で)。こんな感じで、”箱”で推せる最低限のポテンシャルはある。が、おいらとしてはやはり”大正義=井上理香子擁するフェアリーズ”という認識でウォッチしていくが、ここ三年ぐらいメンバーの離脱とかがなければ、パフォもそれなりにモノになってると思うし、かなりいい位置まで行きそうな予感はする。それには、萌々香は同世代を中心に”外向き”の人気を、真尋は内向きのいわゆる”大きなお友達”人気をこれまで以上に引っ張ってくる事が絶対条件だが。そんなこんなで、ルックスやパフォの質はそれなりに高いだけに、このまま”イオン大好き芸人”ならぬ、”イオン大好きアイドル”で終わらせてしまうには至極勿体ない。そうはならないように、今回本格的に”攻め”はじめてきたんだと思うが、なんだかんだ言うて楽曲の質が最低限それなりに高くないといかんでしょ、とは思うので、結局のところ”いい曲”に出会えるかそうでないか、なんだろう。ちなみに、妖精のコンセプトとして「海外で勝負していける、世界に通用する実力派グループ」キリッと謳ってるらしいけど、正直現状のままじゃあ”おまえは何を言っているんだ”としか言い様がないので、つうか、ホントに世界狙うんならSkrillexのソニー・ムーアきゅんに楽曲提供してもらおう(適当)ヒーヒーヒー♪ヴィヴィヴィ♪

 そもそも、まだまだ未熟な今のパフォのままTVでゴリ推すよりも、しっかりとパフォの質を高めてから二,三年後くらいにゴリ推しはじめるのが本来は理想だったと思う。いかんせん推し急いでる感があるし、案の定、レコ大新人賞を獲得したアーティスト達に共通する謎のジンクスを早速痛いぐらいに味わってるみたいだし。つまり、ゴリ推すにもタイミングゥ!が大事なんやなーと。なにわともあれ、今のアイドル界隈でここまでキマったドヤ顔で魅せてくれるのはこのドヤリーズしかいないので、次の新曲MVでもドヤ顔ってくれたらもうなんでもいいですw

 つうか、そんなことは”もはや”どーでもよくて、遂に”西野カナ化”してしまった℃の新曲『会いたい 会いたい 会いたいな』の910の日に関連したリリイベに名古屋場所キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!ついでに冬単独もキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!正直、今の℃ならダイヤモンドホールじゃあなくZEPPでどうぞ、って思ったけど・・・とりあえず神事務所ですわ。このままの勢いで名古屋城陥落させちゃって、どうぞ。で、今回の新曲はカップリングが二曲あるらしいんで、とりあえずAは確定として、あとは個人的にジャケが好みなBを買ってリリイベの抽選にかける予定。う~ん、それにしても近頃”俺の界隈”のアイドル枠がますます面白くなってきた気がして・・・素直にヤッダーバァアァァァァアアアアアアアアァァァァアアアアアアアアアアアアアァァァァアアアアア

そして僕は声高らかに宣言するッ!!”℃-uteの岡井ちゃん&ももクロのあーりん&ドヤリーズの井上理香子”から連想される黄金のキーワード=??を”信条”として掲げた、いわゆる”三国同盟”をココに締結するッ!!(なにいってだこいつ)





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FALLOCH 『Where Distant Spirits Remain』 レビュー

Artist Falloch
66713876

Album 『Where Distant Spirits Remain』
Falloch-Where-Distant-Spirits-Remain-e1311034296260

Track List
2. Beyond Embers & The Earth
3. Horizons
4. Where We Believe
5. The Carrying Light
6. To Walk Amongst The Dead
7. Solace

俺達のヒップスター・ミュージック界隈に突如として現われた、
UKスコットランドはグラスゴウ出身の二人組、その名もFallochのデビュー作『Where Distant Spirits Remain』なんだけど、そのスタイルとしては、この手の界隈のトップに君臨するAlcestAgallochさん超絶ライクな遊牧民系ポスト・ブラックをやってて、そもそもFallochっていうバンド名からしてアレなんだが・・・やってるサウンドはそのまんま”初期アルセ×アガロッチさん”で、アイルランドの民族楽器であるティン・ホイッスルが奏でるアイリッシュ風味の土着的な郷愁を生むケルティックな音色やフォーキーなアコギを主成分としつつ、ポストロック/シューゲライクな幻想世界をチェロやヴァイオリン、KeyやフィメールVoを擁しながら優雅に色鮮やかに彩り、美しくドラマティックに花開いていく温もりの郷愁世界は、これぞまさしく究極のヒップスター・ミュージックそのものなんだ。

 とか言うても、アルセばりの上品さや神々しいほどの神聖な世界観はないし、アガロッチさんばりのブラッキーな退廃的な荒涼感っつーのも薄く、一応は叫び声的なモノは入ってるけど、
Voアンディは基本的には全てクリーンで歌うスタイルで、しかしその歌が如何せんエモいっつーか弱々し過ぎてフニャチンに聴こえるのは唯一のご愛嬌としか。この辺からはまだまだ音のチープさが残る。っつーか、もはやブラック的な要素はないに等しい。んだけれども、難点のヒョロいボーカルや音のオリジナリティの面ではまだまだ改善の余地がありそうだけど、正直デビュー作でこれだけアルセやアガロッチさんをコピれるのは素直に凄い。名前も。UKではFenと並んで二強になるんじゃないかな。

 オープニングの#1”
We Are Gathering Dust”からして露骨にAlcestのEPLe Secretライクな名曲で、さざ波のSEと胸に染み入るシンミリとした民謡風のアコギ~モロに初期アルセな美しくも儚いメランコリーから粗暴に爆走する展開からして、まさしくポストブラックの王道をやってのける、まるで映画『麦の穂をゆらす風』を観ているような美しくも儚いドラマティックな名曲です。壮麗なストリングスとティン・ホイッスルが奏でる郷愁の温かいメロディが絡みあう#2”Beyond Embers & The Earth”は効果的にアコギを擁してプログレッシブに展開していく。心を清めるかのようなティン・ホイッスルの美しさを超えた音色でアイルランドの緑豊かな広大な風景を脳裏に浮かばせる#3”Horizons”、ドゥーミーなパートや疾走パートを交えてKeyの哀メロや綺麗なアコギを擁しながらラストの女性Voまで華やかかつドラマティックに展開していく#4”Where We Believe”、美しきストリングスと泣きまくりな超絶Gソロがパないポストロックな#5ときてからの再び10分を超える大作の#6”To Walk Amongst The Dead”はFallochの全てを注ぎ込んだような、土着的なメランコリズムとスケール感を持ち合わせた耽美なる名曲で、力強いストリングスと叙情的なギターで展開するラストがエピック過ぎてやびゃあ。で、ピアノがメインの#7で静かに哀しげに〆る。中でも#1や#4のプログレッシブな展開美は見事で、彼らが期待そして評価される所以が分かるはずです。

 ・・・といった感じで、教科書どおりの叙情派ポストブラックをやってのける、優しく聞き手を包み込む人夢げな美メロマンティック世界はほぼ完璧に近いんだけど、やっぱりこのボーカルだけが唯一惜しい所。しかしながらこの手の界隈の期待の新星と呼ぶには十分すぎる良作です。この手の界隈が好きならマストだし、この界隈の入門編としてもオススメできます。

B
 
Where Distant Spirits Remain
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