Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

Live感想

【5/19】 BAND-MAID 『初One-manお給仕 Tour 2017(MISA抜き)』@名古屋CLUB QUATTRO

new_スクリーンショット (34)「こんばんわ、稲川VR淳二です。」

new_スクリーンショット (34)「えー本日私はですねぇ、昨年ソニーが発表したPSVRの新機能『VRLIVE』の体験会に来てます」

new_スクリーンショット (34)「この『VRLIVE』を端的に説明しますとね、自宅にいながらにしてリアルタイムで開催されている音楽ライブをPSVRを通して極限までリアルに体験、いや体感できる、実に画期的な新機能なんです。」

new_スクリーンショット (34)「んでもって、私がこの『VRLIVE』を体験するにあたって選んだアーティスト、それこそメイド服を着たガチのロックバンドことBAND-MAIDなんですねぇ。実は私ねぇ、今年の3月に開催されたパンクイベントで初めて彼女たちのライブを生で鑑賞しまして、その時にボーカルの彩姫さんに一目惚れしてしまいましてねぇ。ですから本日の『VRLIVE』も俄然楽しみにしていました。」

new_スクリーンショット (34)「おっ、そうともしない内に、そろそろメンバーが登場する時間帯ですね・・・うわぁっ!」

new_スクリーンショット (34)「彩姫さんが目の前にいるぅ!!近い近い近い彩ちゃん近い!うわっ、まぶしっ!うわっ、彩ちゃんのデコまぶしっ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!彩ちゃんレスくださーーーーーーーーーーーい!!彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃんSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAI-CHANSAISAISAISAISAISAISAI彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃん彩ちゃんAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANAYA-CHANあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

new_スクリーンショット (34)「ハァ・・・ハァ・・・大変失礼しました。あまりにもリアルで、限りなく本物に近い臨場感溢れるVR映像でつい興奮してしまいましたよ。でも妙に変だなぁ・・・?だっておかしいじゃない、例えば『サマーレッスン』だとヒロインのJKのスカートの中を覗こうとすると画面が黒く暗転するのに、一方で彩ちゃんがステージ前の足場に足をかけた時に、彩ちゃんのバミューダトライアングルの中がギリギリ見えそうで見えない、でも暗転しないのよぉ。うわぁ~ヤダなぁ~怖いなぁ~って、ザワザワザワザワ~って妙な寒気を感じて、目元のゴーグルらしきナニかを外してみたら私ねぇ、気づいちゃったんですよ。」

「あぁ、これ本物の彩ちゃんだって」
new_スクリーンショット (35)

                                                                                                         

いや、さすがに「まさかの展開」過ぎて「えっ・・・えっ?」って2度見した。本日昼頃、まさかのベースのMISAがインフルエンザB型に発症したとのことで、今日の名古屋公演と明後日の大阪公演は欠席、名古屋公演と大阪公演はMISAなしの体制で、またライブの内容を変更して開催されるとBAND-MAID公式からアナウンスがあった(つまり「ベースいらなくね」の世界)。わりとマジで楽しみにしていただけに、というか、ただでさえ1月にメジャー1stフルアルバムJust Bring Itを出して、それから発表されたワンマンツアーが5月10日とかおせーよ(なお、その日がメイドの日と知って何も言い返せなかった模様)、2月に新作出して翌月には(茜も観に行ってた)ツアーファイナルやってるねごとを見習えやと、つうか1月から5月までに俺がバンメに飽きてたらどーすんねんと思ってて、んで今回、そこから更に振替公演or払い戻しで延期とか・・・さすがに全然テンション萎えてない無問題って言ったら嘘になる。それくらい、わりとマジでショックで、昼間にこの事を知ってからしばらくNero lights up the night 18th to 19th of July, AD 64と延々繰り返すヤバい人みたくなってたわ。とにかく、「飽きた」とはまた違ったベクトルの、なんともいい難い気分になったのは確か。

で、MISA抜きの小鳩彩ちゃん歌波茜の4人で一体なにすんねん?と。最前から三列目で待機していた僕は、天上のシャンデリアやステージ上にあるドラムキットやアコギを見て妄想を膨らませながら、開演時間となる7時を待った。7時ちょっと過ぎに彩ちゃんと歌波がステージに登場。彩ちゃんがMISAのことをちょこっと話して、「アコースティックVerレアかな?聴いてね」的なことを言って、それに対して観客も温かい拍手で迎え入れていたのはとても印象的な光景だった。で、彩ちゃんと歌波は椅子らしきナニかに腰を掛けて、新作から”Awkward”のアコースティックVerを披露。歌波のコーラス・ワークが効果的に演出する(初めて歌波の声聴いた)。それが終わると、「もう一曲聴いてくれますか」という彩ちゃんの言葉から”YOLO”のアコースティックVerを披露。その「まさかのアコギ」を目の前にして、自分の半径5メートル以内に彩ちゃんがいるという現実に戸惑いながら、その前に「うわうわうわうわ、彩ちゃん可愛すぎ顔ちっさすぎ網タイツエッチ過ぎスタイル良すぎだろ...」ってなった。

おいら、FallujahDreamlessの記事で「歌波はそろそろアコギ弾き始めるぞ」的なことを言及していて、だから今日の歌波はその伏線を見事に回収してきた、というか展開はえーよってなった。そして、あらためてBAND-MAIDというバンド、その楽曲が持つ柔軟性に驚かされた。

彩ちゃんと歌波で2曲だけアコギ版を演奏した後、歌波が袖に履けて、彩ちゃんが後ろのドラムキットを目で指しながら「四人でやれるだけのことを~」的なことと適度にオラつたMCでその場を和ませる。その流れで小鳩ミクと茜と歌波が登場すると、彩ちゃんの「(ソールドアウトした)沢山の人で埋まった会場を見て泣きそうになった。泣いてないけどぉ~」というドSなMCに対して小鳩ミクが同意しつつ、そしてまさかの「MISA抜きのバンド編成」で新作から”Don't you tell ME”のイントロが始まると、さっきまでのシットリとした雰囲気と大人しさから一転して、観客のテンションはブチ上がり、それに混じって僕も見よう見真似に「オイオイ」コールと拳を高らかにブチ上げる。そして僕の読み通り、真正面に彩ちゃんがくるポジション取りに成功していた。マジで上記の稲川VR淳二みたいになってた。そして、やはりこの曲のソロパートの歌波は、Fallujahスコット・カーステアーズ顔負けのギターヒーローと化していた。

いわゆる「MISA抜きのバンド編成」になって、ちょっと「粋」だなと思ったのは、MISAがいない下手側の観客に配慮して小鳩ミクがMISA寄りの立ち位置にポジショニングするみたいなことは一切なくて、ちゃんとMISAが居るべきスペースを開けて演奏してたのは、それは当たり前のことかもしれないけど、ちょっと「粋」ならぬこれが「絆」だなと思った。

立て続けに”REAL EXISTENCE”を披露すると、観客のボルテージは更に増していく。ところで、今日のライブは内容変更とのこともあってか、アコギ編成でもあったからか、少なくとも3列目でも圧縮やモッシュなどの圧迫祭りは一切発生せず、思いのほか快適に鑑賞することができた。事実、この”REAL EXISTENCE”の速くてスラッシーなパートでも快適さにあふれていた。また、歌波が観客側に身を乗り出して弾き倒す超絶怒涛のギターソロにはただただ圧倒されたし、同時に「歌波の絶対領域ペロペロペロペロペロ~!」ってなった。

その流れでライブの定番である”FREEDOM”のイントロが始まると、周りのガチ勢以上に俺のテンションがMAXに。で疑問に思ったのは、「え、この曲サビで飛ばねーの?」ってこと。いつも音源で聴いてると「ここ絶対にライブで飛ぶやつや」って思ってるくらいで、でも今日のライブだと誰も飛んでなかったから、個人的に”FREEDOM”のサビは飛ぶべきだと思う。つうか、飛んでいいですか?

短時間で会場のボルテージはアッツアツに、その勢いのまま新作から”you.”を披露。個人的に、新作の中で一二を争うくらいフェイバリットな曲だから、「もうヤバいもうヤバいもうヤバいもうヤバい」ってなった。”you.”が終わると、「四人でできるのはここまで」的な彩ちゃんの言葉に対して観客は「え~!」と言い返す、すると彩ちゃん「私もそっちの立場だったらえーって言う」に笑いが起きる。そのままラストの”the non-fiction days”で一気に駆け抜ける。そして、初めてまともに喋った小鳩ミクが「今日のチケットは燃やしたり食べたり捨てたり無くしたりしないで」的な忠告と、今度は「五人」で、やたらと「五人」を強調してリベンジを誓い、最後の挨拶となった。

MISA抜きの小鳩ミク彩ちゃん茜歌波の四人は、アコースティックを入れて全7曲、約40分ものパフォーマンスを見せつけた。正直、途中でMISA不在なことを忘れるくらい、「まさかまさかの展開」ばかりで「なにこれ楽しい」ってなったし、「MISAありがとう・・・」と不謹慎ながらMISAに感謝していた。なんだろう、MISA欠席を知った昼頃のローテンションから数時間でテンションMAXになってて笑うし、ショックどころじゃなくてむしろ振替公演早くして!ということ以外考えられないくらい本番への期待度上げたわ。もちろん、メンバー的にも緊急の話で中止するか悩んだと思うし、そういった諸々あって、なんだろう、なんでこいつらたった40分でこんなにエモく泣かせにきてんだよ・・・って。こいつらまだまだビッグになる気満々やんと。つまずいても何倍にして起き上がる気満々やんと。

確かに、僕みたいな地元民はまだしも、遠方から参戦する予定だった人には少し災難だったかもしれないが、ライブ中止じゃなくてメンバーの心意気で「四人でやれるだけ」やってくれたバンメンバーには感謝すべきだと思うし、それプラス振替公演or払い戻しアリはかなり良心的な対応だと思う。でも彩ちゃんだけは内心「だりぃ~」って思ってそう、てか思ってて欲しいw

しきりに「五人」というワードを強調していた小鳩ミクを見てもそうなのだけど、「メイドのバンド」的に最も縁起の良い日であるメイドの日に「初ワンマン」が始まったばかりなのに早速つまずいて、悔しい思いをしているのは今日のステージに立った「四人」のメンバーだと思うし、そのメンバーの誰よりも悔やんでも悔やみきれないでいるのは他ならぬMISA本人だろう。しかし誰だってアンラッキーな日はあるし、それが偶々ライブの日に重なったというちょっとした不運なだけであって、これはもう「しょうがない」としか言いようがない。でも実のところ、今回のライブ延期で一番「ラッキー☆」みたいな軽いノリで喜んでるのって小鳩ミクだと思う。だって、もし新作から”モラトリアム”を演った場合、歌波がメシュガーのフレドリック・トーデンダル化するソロパートんとこのバッキングがまともに弾けなくて、僕に「当て振り鳩女ァ!」って煽られずに済んだわけだしw

とにかく、今はMISAの容態が早く回復することを願うばかりで、今日の名古屋公演や明後日の大阪公演はレアなイベントが一回多く、しかもタダで見れてラッキーと考えるべきだし、僕的には彩ちゃんを拝む機会が一回増えたって考えたらラッキー以外ナニモノでもなかった。音楽ライブの振替公演とか初めての経験だから、今日と整番同じなのか分からないけど、あの近距離でまた彩ちゃんを今度はフルタイムで拝めるとかヤバみ。つうか、MISA不在で一番大変なのって茜だろ。何食わぬ顔して叩いてたけど茜凄すぎだろ。こいつアンドロイドかよw

当たり前だけど、今年の三月にパンクイベントで初めて遠目から見たライブと、今日の三列目から観たライブはまるで景色が違っていた。まず一番に彩ちゃんの真正面に来るポジショニング確認を皮切りに、楽曲の「オイオイ」コールを入れる場所だったり、「ここ飛べるだろ」みたいな新しい発見だったりと、あらゆる面で「予習」ができたのは嬉しい誤算だった。これ振替公演ガチるだろ。

おいら、バンメの「初ワンマン」は伝説になると確信していて、実はと言うと大阪公演も最終先行抽選で滑り込み当選して明後日も参戦する予定だった。だから今の僕のショック度は、どうにも共感してもらえそうにない。でも「幸運」だと思ったのは、まだ新幹線の座席を予約していなかったことで、もし席取ってからMISA欠席が発表されてたら間違いなく自分の記憶からバンメの存在を抹消していた。こればかりは面倒くさがりな自分の性格に助けられた。もちろん、今日の名古屋公演を観終えたら明後日も行きて~ってなったけど、さすがに大阪公演は振替公演待ちになりそうだ。でも大阪公演のチケットを持ってる人は絶対に行くべきだと思う。もちろんドリンク代徴収制度はないし、彩ちゃんも言ってたように「レア」と捉えて行くべきです。事実、明後日の大阪公演が延期になって先日公開された映画『メッセージ』観に行けるやん!ラッキー!みたいなノリあるし。

何度も言うけど想定外過ぎた。だから今日や明後日のことはなかったことにして、振替公演という名の本当の「初ワンマン」を、そしてMISAが復活した「五人のBAND-MAID」のお給仕を楽しみに待ちたい。じゃなきゃこちとら書けるものも書けなくなる。とりあえず、冒頭の稲川VR淳二ネタは間違いなく使いまわすけど許して☆

【4/9】 ンアルセストゥ 『いいにおいのするALCEST JAPAN TOUR 2017』@名古屋Rad Seven

「ANATHEMAの新譜に伴うツアーに抜擢されたAlcestすごい」
↓↓↓
「そんなAlcestと対バンするVampilliaすごい」 
↓↓↓
「そんなVampilliaのライブを3回観る俺すごい」

・・・僕はそんな謎理論を展開しつつ、2014年に4月に開催された前回の来日ツアーから約二年ぶり通算三度目となる、フランスの貴公子ンネージュゥ率いるAlcestのジャパンツアーに行ってきた。基本的にAlcestの来日ツアーって、初来日となる2012年のツアーから謎の音楽集団Vampillia主催の「いいにおいのする」シリーズに招待される形で来日公演を行っていて、三度目となる今回のツアーもVampilliaの招待があって実現したツアーだ。

自分の中でのVampilliaって、それこそ新生アイドル研究会BiS戸川純とコラボした『the divine move』と実質1stフルアルバムの『my beautiful twisted nightmares in aurora rainbow darkness』というダブルアルバムを聴いて以降時間が止まってて、ここで僕と同じく「最近のポンピリャ~って何してんの?」と疑問に思ってる人の気持ちを代弁すると、最近のエビフリャ~といえば、派生バンドのVMOを立ち上げたり、二年前に縁があった戸川純と再び本格的なコラボアルバムをリリースしたり、そのコラボがてら漫画『ハンターハンター』の作者で知られる冨樫先生にイラストを描いてもらったりしてて、これには「もっと仕事選べよ富樫、つうか仕事しろ富樫、あっ、仕事してんのか富樫」ってツッコんだ憶えがある。

そんなポンピリャ~の本日の予定は、本来なら意識高い系フェスでお馴染みの『After Hours'17』に誘われて出演する予定だった(きっと、きっとそうに違いない)、そう、きっと誘われている「ハズ」だったその豪華イベントを蹴ってまで、このンアルセストゥを名古屋に連れてきてくれたエビフリャ~には改めて感謝の言葉を贈りたい。

7時に開演すると、まずベースのミッチーがステージに出てきて「漫談でも始めんのか?」って思いきや、「いつもセトリが変わらないヴァンピリアだけど、今日は新しいアルバムに収録される新曲二曲を初披露するよ」とのミッチーによる前説があり、そして竜巻太郎氏と吉田達也氏のツインドラムを携えたエビフリャ~の面々が登場。一発目はお馴染みの曲で、モンゴロイドの咆哮や男の娘の喘ぎ声、ヴァイオリンのお姉さんやピアノの先生、いつものギターとベース、真部(行方不明)そしてツインドラムを駆使した、いわゆる「静と動」のコントラストと緩急を効かせた超絶怒涛のサウンドスケープを展開する。やはり、この日本でンアルセストゥ-スタイルに唯一対抗できるバンドはエビフリャ~しかいないと再確認させられた。

僕自身、ポンピリャ~のライブを観るのは前回のンアルセストゥ来日ツアーの時以来、今回で三度目となる。とは言え、今日のポンピリャ~は全部で6曲か7曲披露したセトリの中で、僕が認識できた曲は一曲目と名曲"endless summer"くらいで、だから僕にとっては知らない曲=新曲みたいなもんで、だからどれが前説でミッチーが言ってた新曲なのか分からなかった。けど、2曲目はモンゴロイドがデフヘヴンっぽくて激しかったし、3曲目はマスロックなアプローチあったりして、とにかく本日披露した全曲良かったから新譜はかなり期待できると思う(適当)。あと、ここまで近い距離でポンピリャ~のライブを観たのは初めてだったから、ヴァイオリン弾きのお姉さんの美しみに惚れたし、いつヴァイオリンの弓がモンゴの頭に突き刺さるかヒヤヒヤしたというか、よくあんな狭い空間でお互いに接触せず激しいパフォーマンスできるな、って妙に感心してしまった。正直、今日のポンピリャ~は過去に観た二度のライブを余裕で超えるくらいのベストライブだった。

「ンアルセストゥマジビッグ・イン・ジャパン」

お次はお目当てのンアルセストゥの出番だ。このンアルセストゥもヴァンピリアと同じでライブを観るのは三度目だ。この日は日曜日で、いくら名古屋と言ったってンアルセストゥの出番が始まる前にはスタッフから後ろが詰まってるから前に詰めてください的なアナウンスがあったくらい、フロアはほぼ満員御礼で、俄然「ンアルセストゥマジビッグ・イン・ジャパン」ってなった。

8時半に開演。カーテンが開くと地べたに座ってるネージュの後ろ姿が完全に女形にした見えなかったのと、立ち上がって正面を向いたネージュが手にしているのは、他ならぬ白のフェンダー・ジャズマスターのシングル・コイルだ。そして、新作『Kodama』のエンディングを飾る”Onyx”をライブのオープニングとして幕を開ける。

『会場の僕ら』
a12c4df9

そのオープニングに次いで始まったのが、他ならぬ『Kodama』を象徴する表題曲の”Kodama”だ。なんかもう、白いジャズマス抱えて2:54ばりのガリガリしたダーティなリフを弾き倒すネージュが完全に90年代のオルタナ系のギタリストにしか見えなかったのと、というかもう完全に「オルタナティブ・ロックバンドとしてのAlcest」のソレだった。Winterhalterによる力強いリズムを刻むドラミングをフィーチャーしながらダイナミックに展開しながら、宮﨑駿の最高傑作である『もののけ姫』ばりの崇高な世界観を描き出し、それはやがてシシ神となってステージ上に舞い降り、ほぼ満員の会場にいる僕たちは森の妖精「コダマ」となって「わーい!シシ神様だー!」と狂喜乱舞する。もう完全に俺ら『もののけ姫』に出てくるコダマだったわ。

『Kodama』は、これまでの作品とは違ったアプローチで挑まれた作品で、その中でも特にドラマーのWinterhalterはロック然としたグルーヴ感やポストパンクばりに跳躍感溢れるリズムを刻んでいて、そんな彼の活躍が顕著に現れた2曲目に披露された”Je Suis D'ailleurs”をライブで聴いたら、俄然そのドラムビートとグルーヴ感を体全体で感じることができたし、改めて『Kodama』の中に込められたAlcestの生々しいオーガニックな部分がより立体的に具現化して見えた。

その新譜からの流れで、2ndアルバムの”Écailles de lune - Part 2”へと違和感なく繋いでみせる。やはり、『Kodama』に最も近いイメージを持つ2ndアルバム『Écailles de lune』との相性はグンバツだ。次に3rdアルバムから”Autre Temps”でシンプルかつキャッチーに盛り上げる。

そして再び「オルタナティブ・ロックバンドとしてのAlcest」を垣間見せる、新譜から”Oiseaux de Proie”とライブのハイライトを飾る”Eclosion”を立て続けに披露。こう新譜からネージュのスクリーム連発されると本当にAlcestが帰ってきたんだって感慨深くなる。その後は、再び2ndアルバムから”Là où naissent les couleurs nouvelles”、そして前回のライブから恒例となった4thアルバム『シェルター』から”Délivrance”で一人ずつ退場していく謎の感動を呼ぶ演出を最後に、トータル約70分におよぶライブは幕を閉じた。で、アンコール待ちの時にようやくネージュが出てきたかと思ったら手首の空時計を指差して「ジカンマジヤバイ」みたいなアピールしだして、結局ハコの時間の都合でアンコールは演らずに皆んなで記念撮影して終わった。これは毎回思うんだけど、Alcestのアンコールやりそうやらない雰囲気ほんと苦手。

Alcestの凄いところって、新譜の『Kodama』で往年のンアルセストゥ-スタイルに回帰しているように見えて、実はこれまでにない全く新しいアプローチから曲作りしてる所で、このライブでは往年のンアルセストゥと全く新しいシン・ンアルセストゥが共存する姿を、それこそ『もののけ姫』のテーマのように、人と人が、人と動物が、そして人と自然が共存する、人類が目指すべき社会を訴えかけるようだった。そういった意味でも、過去二回のライブとは間違いなく一線をがしたライブだったと言える。

alllc

【4/5】 EPICA 『JAPAN TOUR 2017』@名古屋クラブクアトロ

エピカ

【4/5】EPICA セットリスト

1. Eidola
2. Edge of the Blade
3. A Phantasmic Parade
4. Sensorium
5. Unleashed
6. The Essence Of Silence
7. Storm the Sorrow
8. The Obsessive Devotion
9. Ascension - Dream State Armageddon
10. Dancing in a Hurricane
11. Unchain Utopia
12. Cry for the Moon
EN
13. Sancta Terra
14. Beyond the Matrix
15. Consign to Oblivion

とりあえず、先日オープンしたレゴランドが絶賛大爆死中の「名古屋飛ばし」をしないシモーネたそマジ天使というか、Epica初来日決定と聞いてまず驚いたことって、東京大阪に次いでまさかの名古屋公演がブッキングされていたことで、普通に考えて安定の「名古屋飛ばし」だろうって思うじゃん。まぁ、そこは素直に喜ぶとして、一番の問題は客入りだ。いくら「絶対に来日したくないメタルバンドランキング」で上位に食い込むエピカが遂に奇跡の初来日を果たすったって、エピカのフアン層って正直未知数過ぎるし、それプラス「名古屋」だったり、「チケ代約8K(レゴランドの入場料よりも高い←こう書くとレゴランドが安く見える不思議!)」、そして「平日ど真ん中」という3つの悪条件が役満ばりに揃ってて、下手したらデフヘヴンの初来日公演で客が13人しかいなかった「伝説の名古屋公演」の再来、その記録を更新してしまうんじゃないかって、あの「伝説の名古屋公演」を観た伝説の13人の内の1人だった僕は、その悪魔=トラウマが蘇って「うっ、頭が...」ってなりながらも、開演3分前くらいに会場に入ったら流石に満員御礼ではないものの、普通に半分以上は埋まってて何か感動した。伝説の13人どころじゃない、100人単位だ。

僕が入場する間もなく、暗転して最新作『The Holographic Principle』のオープニングSEが鳴り始め、そしてメンバーが一人ずつ登場し、最後はお待ちかねのシモーネたそが登場からの"Edge of the Blade"を披露。その後はもう新譜の曲を中心に、初期の楽曲や全盛期の3rdアルバム『The Divine Conspiracy』からエピカ屈指の名曲"The Obsessive Devotion"や4thアルバム『Design Your Universe』から"Unleashed"をはじめとした新旧の曲を満遍なく織り交ぜながら、これぞ「プロフェッショナル」かつ「ベテラン」のライブパフォーマンス、そしてメンバー一人一人による、もはや初来日公演とは思えないような客煽りとノセる上手さに脱帽させられた。今日の客も客で、シモーネたそに「一緒に歌って」と煽られたら余裕で歌っちゃう、下手したら10年以上も来日を待ち望んでいたエピカガチ勢たちのアツい想いに感動したし、素直にスゲーってなった。

実際、マークはじめ楽器隊の煽りでアンコールを含めて三回くらいちっこ可愛いサーコーピッ!が起きたし、アンコ最後の曲ではちっこ可愛いWODが発生した。なんだろう、それくらい音源ではわからなかったエピカというバンドの多様性が具現化したようなライブだった気がする。勿論、バンドの花であるシモーネたその美声が冴え渡る楽曲もさることながら、シンフォニック・メタルとしてのダイナミックなスケール感から、エクストリーム・メタルとしてのブルータルな側面が目まぐるしくスリリングに場面転換していく姿は、なんだろう素直に「いいバンド」としか他に言葉にしようがなかった。

とにかく、シモーネたそのパッツンパッツンのレギンスの間に挟まれてそのまま昇天したいと思っちゃったんだからしょうがない。今日のシモーネたそはちょっとヒラヒラした漆黒の衣装で、歌の上手さなんて今更言うまでもなく、勿論バンド一の存在感を放っていた。とにかく、シモーネたその一挙手一投足の仕草がとにかくチャーミングでブヒれるし、そして何よりもシモーネたその美しい赤髪がファサ~と右へ左へ靡く「世界一美しいヘドバン」を生で見れただけでもう満足。あのサラサラヘアーにファサ~されたいと思っちゃったんだからしょうがない。

バンドの中心人物であるマーク・ヤンセンは、タンクトップいっちょでガッツリグロウルしたり煽ったりで終始楽しそうにしてて噂通りのイケメンだった。特に"The Obsessive Devotion"のマークマジイケメン。けど、メンバーの中で一番楽しそうだったのはキーボードのコーエン・ヤンセンで、始めはクルクルする回転式のキーボードで普通に演奏してたと思ったら、中盤からは太鼓式のキーボードでステージ前方に出てきて何か楽しそうにしてるなと思ったら、アンコールでフロア後方のカウンターの上に乗って弾き出した時は吹いた。振り向いたらすぐ後ろに何かデカい坊主頭のオッサンおったw

でも昨日の大阪のセトリ確認したら新譜の名曲"Universal Death Squad"と4thの名曲"Martyr Of The Free Word"演ってたみたいで、その個人的にオキニの二曲は名古屋では演ってくれなかったから泣いた。でも、その代わりに"Ascension - Dream State Armageddon"と、コーエンがウキウキに演奏する"Dancing in a Hurricane"は名古屋だけのレア曲かも。てか名古屋のセトリ結構玄人向けじゃなかった?しかし、ナゼ頑なに"Never Enough"を演らないんだ・・・。ネバイナやってくれよ。

個人的に、正直ここまでコテコテの「ザ・メタル」のライブって実は初めてかもしれなくて、いややっっぱメタルっていいなって思った。

【3/20】 ねごとワンマンツアー2017 「ETERNALBEAT」@名古屋クワトロ

snsnsnsns

いや別に、別に、ステージ上で歌うフロントマンの幸子がBoom Boom Satellitesの川島さんと重なって見えたとか、正直その手のクサい話には一切興味がなくて、でもその『繋がり』を一切無視するなんて事は最新作の『ETERNALBEAT』が許さなくて、それらの諸々のことを含めて色々な想いはあるけれど、それよりも今回のツアーで一番気になる所といえば、Boom Boom Satellitesから受け継いたエレクトロな打ち込みを大胆に取り込んだ新曲陣をライブでどう『表現』し、そしてライブでどう『再現』
するのかに他ならなかった。

確かに、前作の『VISION』ねごとのバンド・サウンドを極めたような傑作で、特にベースの佑とドラムの小夜子のリズム隊が織りなす極上のグルーヴとアンサンブルが、横にも縦にもノラせる一種の魔法のような化学反応を起こしていた。これは仕方ないことだが、そのねごとを支えるキモと言っていい二人の存在は、一転して新作の『ETERNALBEAT』では作風的にも『VISION』ほどの存在感というのはなくて、となるとライブでもバンドの生命線であるグルーヴ&アンサンブルが消滅し、つまり「ロックバンド」としてのブレが生じてしまうのではないか、という一抹の不安は無きにしもあらずだった。が、ライブの幕開けを飾るゆるふわ系の”PLANET”から、ねごとの「特異点」である”DESTINY”から”Ribbon”までの序盤の流れを聴いたら、その不安は一瞬にして吹き飛んだ。二年ぶりに目にしたねごとは、全てが「変わった」ように見えて、何も変わっちゃあいなかったんだ。確かに、新作で「変わった」ところは変わっているのだけど、でもねごとの「ロックバンド」としての根幹の部分は何一つ変わっちゃあいなかった。

新作の『ETERNALBEAT』は、「ロックバンド」としてのねごとを幾倍にも成長させると同時に、一方で「ライブバンド」としてのねごとを目覚めさせたアルバムでもあったんだ。序盤からベースの佑はシンセベースを駆使してバインバインとフロアを揺らすし、ドラムの小夜子は頭まで使ってタイトなドラム鳴らすし、ギターの瑞紀は二年前と比べると「ロックギタリスト」として貫禄が出てきた。そして、このライブで一番印象に残ったシーンは、中盤のハイライトとなる”mellow”の時に、マイクスタンドを外してステージ上を「自由」に動き回って何時にもなく感情的に歌い上げる幸子が、そのバラードな曲調的にも全盛期の大塚愛にしか見えなくて、多分二年前のライブでは「マイクスタンドのまま歌う幸子」という固定の位置でしか見たことなかったから、その「曲中に動く幸子」はもの凄く新鮮だったし、正直その「動く幸子」を見てたら不思議と鳥肌立ったというか、何故か泣きそうになった。その光景は、まさに新作の『ETERNALBEAT』ねごとを「ライブバンド」としてNEXTステージへとブチ上げた一つの証明でもあって、つまり「ロックバンドはこうじゃなきゃいけない」とか「ねごとはこうじゃなきゃいけない」とか、そういった「固定概念」から解放されたねごとのシン化した姿そのものだった。

新作の『ETERNALBEAT』は、ねごとの楽曲面での表現の幅と可能性を大きく広げたアルバムであると同時に、ねごとのライブ面での表現の幅と可能性を無限に広げるようなアルバムでもあったんだ。ライブ序盤はいつも通りの、それこそ二年前と変わらない、彼女たちのウリである「どんとこい横ノリ縦ノリ」なバンド・サウンドが炸裂する曲でテンポよく、コールやクラップを曲の一部としてオーディエンスとの一体感をもってノリノリに盛り上げていくのだが、自分はてっきり『ETERNALBEAT』ツアーだから一曲目から表題曲や”アシンメトリ”を持ってくるセトリだろうと予想してたから、こう序盤~中盤と「二年前とほぼ変わらないねごと」を見せられたことに面食らった。しかし、ライブで聴くと俄然好きになった中盤の”cross motion”から、先ほどの「固定概念」から解放されて「自由」を得たねごとが露となる”mellow”を皮切りに、シティポップみたいな幸子の歌と楽器隊のコーラスワーク、そして照明演出が冴え渡る”君の夢”を聴いたら改めて今のねごとの比較対象って相対性理論だよなって思うし、その流れで新作の鍵を握る曲の一つである”シグナル”を披露して「おやおや?妙に変だなぁ・・・?」ってなって、この次に前作の”endless”を挟んで、からの”アシンメトリ”のイントロがendlessにループし始めて、その瞬間この「ライブハウス」は「クラブハウス」でもあったという真実に気付かされ、そのまま最後に”ETERNALBEAT”の鳴り止まないビートをエンドレスに刻んでいく。

もうなんだろう、「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!俺はねごとのライブを観ていたと思ったら いつの間にか宇宙にいた」ってくらい、新作の『ETERNALBEAT』に込められた『魂』のビート、本日名古屋クワトロでねごとが放ったendlessに鳴り止まないビートは、まさに【2015年5月13日】に名古屋クワトロで観たBoom Boom Satellitesのライブで『体感』した『衝動的』なビート、そして【2015年9月01日】に恵比寿リキッドルームで観たANATHEMAのライブで『体験』した『黄金』のビートと全く同じ波長のビートを刻んでいたんだ。僕は、このライブハウスという不均衡な四次元立方体の中で、ねごとが放つ音の粒子が作り出した三次元と五次元へを繋ぐワームホールの中で、僕が『過去』に観た中野さんと川島さんが歌う姿、そしてANATHEMA「Satellites」を描き出した『過去』のライブを再演していた、というより、もはや僕の『魂』はこのライブハウスという名のワームホールの中で、ねごとが編み出した『サテライツ・ミュージック』を介して『過去』に行っていたんだ。だから今日、僕が観たねごとのライブの中では川島さんは確かに歌っていたし、僕が観たこの約100分ほどのライブの中では確かに命を繋いでいたんだ。しかし、僕マシュー・マコノヒーが『過去』に行って感傷に浸っていた頃、ねごとは自らの『過去』を顧みず、あまりにも前向きで、あまりにもポジティブな、そしてあまりにも眩いくらいの『未来』を見据えていた。

とにかく、二年前とは比べ物にならないくらい激しさマシマシのロックバンド然としてて、ねごとは紛れもなく「ロックバンド」であり、これからも「ロックバンド」としてシン化し続けるバンドだと自己申告するかのようなアツいライブだった。最後のMCで瑞紀も言ってたけど、アルバム毎に変わり続けるねごと、その変わった後の『今のねごと』は『今』しか味わえないし、それこそ「オルタナティブバンド」としてのねごとのシンの姿なんだって。だから、『今のねごと』は絶対に『今』観ておかないと損すると思うし、少なくとも今日のライブは今年の年間BESTライブ確定です(KATATONIAが来日しない限りは)。正直、『今のねごと』ほど追ってて「面白い」と感じるバンドって、少なくとも今の日本にはいなんじゃあないか。

セトリは新作『ETERNALBEAT』『アシンメトリ e.p.』中心のセトリだが、過去の曲も違和感なく馴染んでたと思うし、アンコールではバンド結成10周年とのMCと繋げて”ループ”と新作からラストチューンの”凛夜”を披露した。ところで、新作の『ETERNALBEAT』って中野さんがプロデュースした楽曲が目に見えて「実験的」なイメージを与えるけれど、実は今のねごとにとって新作で最も「実験的」な曲って他ならぬ”凛夜”なんじゃねーかって、今日のライブで聴いてみて俄然そう強く感じたというか、この曲でもマイクスタンドを外して歌う幸子やアコギを靡かせる瑞紀だったり、この曲ほどねごとのNEXTステージ、ねごとの『未来』を予感させる「新機軸」な曲って他にないと思ったくらい。しかし、”endless”から”アシンメトリ”の流れは粋ってレベルじゃないし、独りで「繋がってるぅ!繋がってるってばあああああああああ!!つつ繋がったあああああああああ!!」ってなった。

相変わらずベースの佑は一番小さいのに一番ノリノリで楽しそうにピョンピョンしてたし、ドラムの小夜子も何か新しい試みっぽいことしてたし、ギターの瑞紀もやっぱスゲー存在感あったし、でも今回ばかりは幸子の存在感サマサマな所があったのは間違いない。自分はフロア後方から真正面に幸子が見えるポジションから観てた事もあって、特にマイクスタンドを外して歌った”アシンメトリ””ETERNALBEAT””mellow””凛夜”での幸子は本当にエモ過ぎたし、とにかく今日の幸子のパフォーマンスはガチでグッときた。中でも”mellow”聴いた時とか、「ちょっと待って、幸子めっちゃエモいやん!」ってなった。あと幸子がインタビューで「いいメロディを作る、いい曲を作る」と語るとおり、新作の【ダンスミュージック×ねごと】という目に見えて新しい『変化』に注目するのもいいが、それよりも改めてねごとが持つメロディセンスに注目すべきライブなんじゃあないかって。あと今日の幸子見てたらいつかガチでツインドラムやり始めるだろこれって思った。

ちなみに、今日のライブで瑞紀が使ってたギターはかのZEMAITISで、ZEMAITISといえばご存じBAND-MAID当て振り鳩女こと小鳩ミクちゃんもZEMAITIS使いなのだが、瑞紀がZEMAITISを持って弾いている時の「型」と当て振り鳩女ZEMAITISを持ってアテフリしてる時の「型」、同じZEMAITISでもこうも違うのかよと、それこそ「プロの型」と「ドシロウトの型」というか、「本物」と「ニセモノ」の違いというか、やっぱりギタリストってギター抱える立ち絵=「型」だけでその人の技量が雰囲気として出ますね。今日のバッリバリの「ロックギタリスト」としてシン化した瑞紀の「型」と比べると、当て振り鳩女はその辺の量産型アイドルに初めてギターを持たせたみたいな立ち絵のソレで、そもそも瑞紀と当て振り鳩女を比べること自体瑞紀に失礼なんだが、要するに同じZEMAITIS使いとして当て振り鳩女は瑞紀にギター教えてもらえよ。つうか、ねごとのツアーファイナル行って勉強してこいよ。わかったか、当て振り鳩女。いや、でも、やっぱ瑞紀推せるわ~と再確認。

【3/20】セットリスト 
01. PLANET
02. DESTINY
03. Ribbon
04. holy night
(MC)
05. 天使か悪魔か
06. school out
07. シンクロマニカ
08. cross motion
09. mellow
(MC)
10. メルシールー
11. 君の夢
12. シグナル
13. endless
14. アシンメトリ
15. ETERNALBEAT

(MC)
16. ループ
17. 凛夜

【3/5】 EASTSIDEROCKERZ pre PUNK AROUND THE WORLD VOL.78

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「えー本日私はですねぇ、名古屋県は豊橋市に来ています」

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「と言うのはですねぇ、ここ徳川家康ゆかりの地である豊橋には、1853年のペリー来航時にペリーが徳川幕府への手土産として一人のメイドをこの地に残したという、そんな嘘かホントかわからない逸話があることで有名でしてね」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「しかし、ペリーの無理難題な要求に激怒した徳川幕府はですねぇ、その手土産のメイドを惨殺したっていう恐ろしい話があるんですよ」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「その無残にも惨殺されたメイドの怨念とでも言いましょうかねぇ、そのメイドの『呪い』が徳川ゆかりの地に降り掛かった、この豊橋という地には、そんな言い伝えが密かに今でも残ってるんですねぇ」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「その嘘かマコトかわからない都市伝説の真相を確かめに、私ははるばる豊橋にやって来たというわけです」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「そんでもって、夜な夜なメイドの格好をした幽霊が現れるっていう豊橋clubKNOTとかいうライブハウスがここです」 

new_スクリーンショット (36)

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「うわぁっ!入り口に近づいただけでもの凄い寒気というか、見てくださいこの鳥肌。やだな~怖いな~」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「しかし中は至って普通のライブハウスといった感じですねぇ。ざっと見積もってキャパは150~200人くらいですか。意外にも広いです。」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「あぁ、ちなみに今日はパンクイベントの『PUNK AROUND THE WORLD VOL.78』が開催されている日でして、ちょうどオープニングアクトが登場する時間ですが・・・あっ、来ました来ました」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「うわぁっ!ボーカルが腕に入れ墨してるぅ!だめだだめだだめだ。こいつだめだ。こいつ怖い。こいつ危ない。」

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「噂によるとですねぇ、そろそろメイド姿の霊が出没するという時間帯ですが・・・」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「うわぁっ!でました!メイドのバンドです!しかも五人!うわうわうわ、よく見れば五人の内の二人は黒っぽい衣装でメイドっぽくないですが、それはともかくもの凄い激しい音を奏でています!まるでメイドの怨念が音霊となって現れてるようです!」 

  ???
new_スクリーンショット-2016-10-29-2「萌え萌え!キュンキュン!」

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「うわぁっ!呪われるぅ!やだな~怖いな~...というよりイタいな~...だっておかしいじゃない、推定アラサー付近のいい年した女がメイド服のコスプレして「くるっぽ~」とか「萌え萌え!キュンキュン!」とか言い出すんだもん。だめだだめだだめだ。こいつだめだ。こいつ怖い。こいつ危ない。」 

ぼく稲川VR淳二
new_スクリーンショット (34)「しかしこのメイド、喋る他にもギターも弾くんですねぇ・・・おや?妙に変だなぁ・・・?私ねぇ、ナニかおかしいと思って、下手側のメイドの手元をジ~~ッと、念入りにジ~~~ッと見てて、そしたら私ねぇ、気づいちゃったんですよ」 

new_スクリーンショット (35)
「あぁ、こいつが妖怪当て振り鳩女だって」 
                                                 

そもそも、パンク系の対バンイベントにBAND-MAIDって、誰もがただの客寄せパンダならぬ客寄せメイドだって思うかもしれないが、それは全くの勘違いで、実はインディ時代のバンメってめちゃくちゃパンクっぽいことやってて、だから今回のパンクイベントで一番気になる所はセットリストで、「パンク」のイベントだけあってインディ時代の『New Beginning』縛りのセトリでくるのか、はたまた5月からのツアーを想定して新曲多めでくるのか、でもそれだと「パンクのイベント」に出る立場としてどうなの?みたいな所はあるのだけど、結果から言ってしまえば、「パンク?何それおいしいの?」みたいな新曲+代表曲を織り交ぜた全10曲を披露した。

【3/5】 BAND-MAID
セットリスト
01. REAL EXISTENCE
02. Don’t let me down
03. Don't you tell ME
04. Unfair game
05. LOOK AT ME
06. secret My lips
07. the non-fiction days
08. FREEDOM
09. YOLO
10. alone

まずはステージの幕が開くと、ちょっとシャレたSEを挟んで、メタリカをはじめ80年代のスラッシュ・メタル顔負けのオープニングのリフが鳴り響き、「バンメの曲にこんなリフあったっけ?」と思ったら、まさかの二番手としてバンメンバーが登場。正直、バンメの出番は三番手だと勝手に思い込んでたから、まさかの二番手で驚いた。そして、彩姫さんの「お給仕はじめます」の決めゼリフを皮切りに、まずは自己紹介がてら”REAL EXISTENCE”とパンクスの反応も上々な”Don’t let me down”というインディ時代に培ったバンメのパンク精神をブチかまし、「これは初期縛りのセトリか?」と思ったのも束の間、続いて新譜から”Don't you tell ME”から、シングル『YOLO』のカップリング曲の”Unfair game”のイントロの「ハァッ!?」ってSEが聞こえてきた時は「え、マジか」って声が漏れた。この曲をライブで演るとは全く想像してなくて不意を突かれたというか、この曲はやっぱり彩姫さんのパンチの効いた歌が凄くハマってるし、あと歌波の不気味なリフと超絶ギターソロがヤバ過ぎた。で、コテコテのハードロック曲の”LOOK AT ME”から、再び新譜のクライマックスを飾る曲であり個人的にもオキニの”secret My lips”を、ここで、このタイミングでやっちゃうんだって、再び私は虚を突かれた思いがした。この曲はちょっとDjentっぽいモダンさがあって、音源では彩姫さんのエコーがかった序盤のボーカルが晴れる瞬間の気持ちよさがサイコーにエモーショナルな曲だ。でもやっぱり、この曲のイメージって傑作だった新譜のラストを飾る、つまり「ライブでも最後に聴きたい曲」みたいなイメージが自分にはあったから、いやこれは最後にやってナンボだろってなった。逆に”YOLO”を出し惜しみし過ぎじゃねーかと思ったけど、でもそれだけ大事な曲ってことなんだろうなって、今回のセトリの曲順を見て感じた。で、名曲の”the non-fiction days”の後に当て振り鳩女のMCという名の”おまじないタイム”が入って、客のパンクスと「萌え萌え!キュンキュン!」の掛け合いしだして素で「なんだこいつ・・・」ってなったし、その当て振り鳩女のMCを彩姫さんが「忘れて」とクールにアシラってから始まる、個人的にバンメの曲で一番再生回数が多い”FREEDOM”は単純にアガった。この曲の彩姫さんクソカッコイイからマジで。

正直、個人的にはあくまでも5月10日から始まるワンマンツアーに標準を合わせていて、でも5月は未来過ぎるということで、そのワンマン前にザックリとしたイメージでも知っておくのも悪くないと、どうやら3月に名古屋県は豊橋市でパンクイベントに出演すると聞いて速攻でチケを取って、この度は約一時間かけて豊橋まで足を運んだ次第だ。決して、「彩姫さんを一日でも早くこの目で見たい」という下僕的な下心ではなく、あくまでもバンメの全体的なイメージ像を少しでも知っておきたいという至極真っ当な理由だ。と言ってみても、それこそ「バンメを知らない稲川淳二」みたいなキャラ設定で挑むつもりが、いざ生彩姫さんを目の前にして見ると流石に素でテンション上がったし、何よりも楽器隊の安定感に溢れたパフォーマンスに驚かされた。

自分はフロアの後方から、しかし彩姫さんが真正面にくる立ち位置からまったりとライブを見させてもらったのだけど、ぼく下僕が彩姫さんに対して懸念を感じていた「ハスキーボイスはニッチ」に対する回答は、ライブでは全くと言っていいほど「ハスキーさ」はないし、むしろライブだと低域が強調されたイメージも薄くて、逆に高域までしっかりと声が出てて普通に上手かった。それなりにフィジカルとメンタルと歌唱力を必要とされる音楽性だけに、鬼ごっついバンド・サウンドに彩姫さんの声が埋もれてしまわないかと心配してたけど、全然そんなことはなかった。というより、楽器隊が彩姫さんに対して相当気を使ってるというか、楽器隊の優しさを垣間見た気がした。それは音圧的な意味でも同じだ。とにかく、僕はなんて余計な心配をしていたんだと自分を恥じた。確かに、初めの数曲は声が安定しないパートも所々あったけど、「YOLO」カップリング曲の”Unfair game”から急速に安定感が増していった。なんだろう、あらためて彩姫さんに調教されたい願望が強くなった。その「安定感」で言えば、MISAと茜のリズム隊の安定感、特に茜のドラミングはちょっと尋常じゃない巧さだった。なんだろう、「特別に意識せずとも茜のドラムは常にそこに存在する」みたいな安心感が凄かった。

下僕達の天敵である当て振り鳩女は、MCの時は一人で目立ってるけど、曲になるととたんに空気みたいに目立たなくなる。そもそも歌ってる時よりもMCの時の方が声量あって笑う。つうか、小鳩ミク一人でMCやって一人だけ自己紹介するって逆にスゲーっつーか、そんなバンド今まで見たことなかった。だから強烈な闇を感じたわ。あと最初のMCで今年一番テンションが高いとか言い出して、こいつ危険ドラッグでもやってんじゃねーかって、いやそこはパンクだけに「当て振りダイブ」しろよってツッコんだ。でも流石にワンマンでは彩姫さんのMCあるよね?というか、頑なに小鳩ミク以外にMCさせない理由ってなんだ?他のガルバンとの差別化?ミステリアスなキャラ付け?それともただ小鳩ミクがMCの独占権を取得してるから?まぁ、小鳩ミクのユルいMCもいいけど、メンバーのMCからバンドの内情を知ることができたりするから、そろそろ他のメンバーがどんな考えでやってるとか、ライブの意気込みだとか、そういった内面的な部分をもっと出していくべき時期なんじゃあないかって。要するに、MCの部分にもバンメのウリである「ギャップ萌え」に対するこだわりが欲しい。だって普通に歌波のMCとか聞きたくない?

この日のBAND-MAIDは二番手の登場で、一番手のOAを務めた地元豊橋のバンドであるsolid red styleは、やけに気のいいボーカルのあんちゃんが煽り上手で、バンメの前に会場をいい具合に温めてくれた。バンメを挟んで、三番手は名古屋出身のスリーピースバンドENTHで、どうやらギターの子が豊橋出身で今日のライブにも親族が観に来てて、だからかやけに気合の入ったギターをブチ鳴らしてた。あと童貞臭いギタボのキモロンゲが「くるっぽ~」をネタにしてた。音は良質なメロコアだった。そして、本イベントのトリを飾るのはNAMBA69で、ご存じハイスタの難波さん率いるジャパニーズ・パンク界のレジェンドだ。と言いながらも、自分の中でNAMBA69って「名前は聞いたことある」くらいの知識しかなくて、でも本当にパンク・ロックが好きなんだなってのが十二分に伝わってくるクソアツいパフォーマンスを、それこそ「パンクとはナニか」と、言わば「パンクの真髄」とやらを見せつけられたライブだった。中でも客のパンクスをステージに上げて、逆に難波さんがフロアに降りて演奏し始めた時は「これがパンクや!」としか他に言いようがないブッ飛んだ光景だった。いくら初期のバンメがパンクっぽいと言ってみても、やっぱり本職でパンクロックやってる人らにはパンクスに対する煽り方を含めて敵わない。

そのNAMBA69は、4月5日にミニアルバム「HEROES」をリリースするとのことで、今日のライブでお披露目された2つの新曲も、一曲はデスボイス入りの鬼ごっついハードコアチューンで、もう一曲はスカを取り入れたスカダンス推奨曲で、どっちも激しくノレるキラーチューンだった。なお、ギターの人が加入して初の作品らしく、特に一曲目はメタル/ハードコア担当である彼の音楽的嗜好がより強く出ていた。あとMCでバンメと楽屋が一緒だったらしく、バンメの着替えの時に気を使った話とか、素直に羨ましかった。今のメイドってそんなサービスしてんのかよ!

今日のバンメのライブを見たら俄然5月のワンマンが楽しみになったし、今回のガチパンク勢との対バンはバンメにとっても大きなプラスになったに違いない。でも散々、1月にアルバムをリリースして5月にツアーとか遅すぎだろって思ってたけど、小鳩ミクがワンマンツアーの宣伝の時に「5月10はメイドの日っぽ~」みたいなこと言ってて、妙に納得したような納得しないような・・・。つうか、豊橋の駅前にメイド喫茶があって笑った。小鳩ミクの次の就職先かな? つうか、豊橋ってもはや名古屋県じゃなくて浜松っつーか静岡だよなって。あと、あの彩姫さんが「トヨハシ~!」ってクソ田舎の地名を口にした瞬間は間違いなくこの日最大の「ギャップ萌え」だったわ。この二ヶ月後に「ナゴヤ~!」って大田舎の地名を口にする彩姫さんを想像しただけで夜も眠れない。だからワンマンは前方狙っていきたい。良番こいこいこいこい。こいつだめだ。こいつ怖い。こいつ危ない。

C6PNdjTUsAA4bxE
記事検索
月別アーカイブ