Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2013年度BEST

CHVRCHES 『The Bones Of What You Believe』 レビュー

Artist CHVRCHES
CHVRCHES

Album 『The Bones Of What You Believe』
The Bones Of What You Believe

Tracklist
01. The Mother We Share
02. We Sink
03. Gun
04. Tether
05. Lies
06. Under the Tide
07. Recover
08. Night Sky
09. Science/Visions
10. Lungs
11. By The Throat
12. You Caught The Light
13. Strong Hand *
14. Broken Bones *
15. Gun (KDA Remix) *
16. The Mother We Share (We Were Promised Jetpacks Remix) *
17. The Mother We Share (Blood Diamonds Remix) *
18. The Mother We Share (Kowton's Feeling Fragile Remix) *

【ローレンコピペ】・・・ローレン!ローレン!ローレン!ローレンぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ローレンローレンローレンぅううぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんはぁっ!ローレン・メイベリーたんのブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!サマソニのローレンたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!再来日決まって良かったねローレンたん!あぁあああああ!かわいい!ローレンたん!かわいい!あっああぁああ!デビューアルバムも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!デビューアルバムなんて現実じゃない!!!!あ…サマソニも再来日もよく考えたら…ロ ー レ ン ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!グラスゴーぁああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のローレンちゃんが僕を見てる?表紙絵のローレンちゃんが僕を見てるぞ!ローレンちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のローレンちゃんが僕を見てるぞ!!再来日のローレンちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはローレンちゃんがいる!!やったよ!!ひとりでできるもん!!!あ、デビューアルバムのローレンちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあぁあ!!イ、イアン・クック!!マーティン・ドハー ティぃいいいいいい!!!ぁあああ!!ううっうぅうう!!俺の想いよローレンへ届け!!グラスゴーのローレンへ届け!

【チャーチズ】・・・2013年間BESTの記事でも少し書いたが、今年にデビュー作を出したシンセ・ポップ系で個人的に一番ツボにハマったアーティストに、スウェーデンのPostiljonenという三人トリオがいるが、それに匹敵する・・・いやそれ以上の存在となったのが、先ほどのクソキモいローレンコピペをリアルで叫びたくなるほどの激カワVoローレン・メイベリー、あのIsisとも共作をリリースしているAereogrammeイアン・クックThe Twilight Sadでも知られるマーティン・ドハー ティからなる、2011年にUKはグラスゴーで結成された三人組、その名もCHVRCHESなんだ。とりあえず、このアー写のイアンの可愛さに・・・もとい、まるで全盛期のキャリスタ・フロックハートを彷彿とさせるローレンの可愛さにKOされる。しかも自分と同い年という事もあって、これはガチ恋不可避。ちなみに、これはつい先日知った事なんだけど、どうやら今年のサマソニで初来日してたらしい・・・。しかも自分が参戦した大阪にも出演してたらしい。なぜ僕はBiSとかいうファッキンビッチなんかにうつつを抜かしていたのだろう・・・。



【ロリコンクソ野郎】
・・・その音楽性としては→前座を任された経験もあるDepeche Modeをはじめとした80sシンセポップの強い影響下にあるサウンドに、そこへM83を彷彿とさせる綺羅びやかなエレクトロな音色を交えた甘味なトラック、そしてUKアイドルポップスの系譜にあるローレンのロリコンクソ声豚野郎がブヒりそうなクッソ可愛い萌声が、ダンサンブルなリズム&ビートを刻みながらポップにハジける、実にカラフルなポップミュージックを展開している。この手の最先端を行くM83Washed Outなど今風のアーティストからの影響を巧みに昇華しなながら、80年代の音楽をリスペクトした懐かしのシンセを駆使したイアンとマーティンによる、ポップでありながらも時に激しく時にメランコリックなATMSフィールドを形成していく、まるで孔雀の羽の如く変幻自在にその姿を変えていくトラックとの対比、掛け合いは大きな聴きどころ。さすがに、IsisとコラボしたポストロックバンドAereogrammeThe Twilight Sad関連のメンバーを中心としているだけあって、いわゆるATMS系ポストロックやポストパンクに通じる艶美な空間形成は、彼らがパンピーをはじめロックリスナーも巻き込んで幅広く支持される一つの要因として存在している。



【アイドル】
・・・まずオープニングを飾るのは、各シングルの中では最も評価の高い2ndシングルの”The Mother We Share”で、この曲はPostiljonenの新譜で言うところの”Help”にも共通する、M83彷彿とさせる温もりのあるドリーミーなアレンジ感覚を持った、今作の幕開けを飾るに相応しいスウィーティなシンセポップ然とした曲だ。その#1とは打って変わって、イントロからピコピコ系エレクトロニカが緩やかに鮮やかなビートを刻んでいく#2、そしてフックの効いたローレンのクッソ可愛い萌声とGTAリバティシティを思わせる80sリスペクトな懐かしのシンセがキャッチーにポップに絡み合う4thシングルの#3”Gun”まで、まずここまでのツカミは完璧と言っていい。中でも、チャーチズの”ポップ”なDNAが込められた”Gun”は、Postiljonenの激エモチューンSupremeを凌駕する極上の胸キュンポップ・サウンドを展開している。この曲のMVを見て毎回思うのは→なぜシンセポップ系のMVには、お決まりのようにエアロビみたいな謎のお笑い要素が入ってるのだろう?という事。だがそこが更に80sリスペクトな感じでイイ。で、再びローテンポなシューゲ/ドリーム・ポップ風のイントロで始まり、中盤から静寂感を煽るアブストラクトなATMS空間から突如”ナニか”に目覚め、まるで青春時代に経験した刹那的な感情(エモーション)を爆発させるようにダンサンブルなシンセが打ち上げ花火のようにハジケ飛ぶ#4”Tether”、まるで元Flyleafのレイシーを思わせるようなローレンのロリキュートな歌声を中心に、Phantogram風のリズムとアレンジで聴かせる1stシングルの#5”Lies”、メインボーカルにUKのエモ系にありがちな声質の持ち主であるマーティンを迎えた、まるで星空のようにキラキラと煌めくシンセが眩いくらいの音のプラネタリウムを形成していく#6、そして名曲”Gun”と双頭をなす3rdシングルの#7”Recover”は、それこそ同郷のスパイス・ガールズや初期アヴリルなどの”アイドル・ポップス”を連想させる、ほのかに哀愁めいた力強いローレンの歌声が胸に迫る。続く#8も、ほのかにあどけなさを残しながらアップテンポに歌い上げるサビが聴きどころの、今作の中でも一際ポップな曲で、アウトロはチルいニカでクールにキメる。



【ポストロック系シンセポップ】・・・ここまで、このチャーチズが持つ極上のポップセンスを堪能させる流れの後は→まるで#8のクールなアウトロから引き継ぐように、テクノ/トランスちっくなイントロから始まってマーティンのコーラスを交えながら、クライマックスにかけて力強いダンサンブルなビートをもって徐々に気分を高ぶらせていく#9”Science/Visions”、ほのかにダブステッパーなアプローチや近年のPhantogram的なインディトロニカ風のアレンジを効かせたコッテコテなニカ曲の#10、まるで桜の花びらのようにエレクトロニカが可憐に舞い散る#11、そして本編ラストを飾る、再びメインボーカルにマーティンを迎えた#12は、まるでGod Is An AstronautJesuそしてWashed Outを連想させる、幻想的な夢の世界へ誘うようなチルいATMSナンバーで、それこそAereogrammeThe Twilight Sadで活躍していたメンバーだからこそ成せる、実にポストロッキンな一曲と言える。それ以降に収録されているボートラの#13”Strong Hand”は、開始直後から軽快なリズムで進み、途中バッキバキにラウドなシンセから疾走感のあるアイドル顔負けのエネルギッシュなローレンの歌へと展開していくサビ、そのサビ(後半)のバッキングコーラスがまたFuneral For A FriendみたいなUKポストハードコアっぽいコーラスで、とにかく本編の曲にはない”UKロック”特有のノリがあってクソ面白い。あと”Gun”のコーラスもFFAFっぽいね。

【CHVRCHES(妹)×Phantogram(姉)】
・・・その他にも、国内盤のボートラには→少しコジャレたクラブで流れてても違和感ない、リラクゼーショナルなハウス/トランス風のリミックスで仕上げた”Gun”(KDA Remix)”、そして”The Mother We Share”PhantogramのEP風にリミックスした(Blood Diamonds Remix)や、ボーカル抜きのインダストリアルなリミックスが施された(Knowton's Feeling Fragile Remix)は、聴いて損はないと断言できるほど最高にイカす。けど、やっぱりRecover”Lies”のリミックスも収録して欲しかった感は正直ある。しかしこれらのリミックスを聴くと、あらためてやっぱUSのPhantogramに通じるインディ/オルタナ的なセンスあるよなぁと。例えだが→このCHVRCHESがキッズ向けとするなら、アッチのPhantogramはアダルト向けみたいな...まるで姉妹のような感覚すらある。なんにせよ、まさか一昨年の年間BESTに名を挙げたPhantogramの存在が伏線()として、今年このチャーチズに繋がってくるなんて...なんか本当に面白いなぁって。となると、来年の2月にリリースされるPhantogramの待望の2ndフルに俄然期待がかかるわけで。

【36位】・・・正直、ここまでポップだと”飽きやすそう”なイメージが拭えないし、もはや”イギリスのPerfume”かってくらい、極端な話”アイドル”という認識で聴いちゃっても差し支えないようなビジュアルおよび音楽性であるにも関わらず、あのピッチフォークの年間BESTアルバムで36位に選ばれたりしてて、へ~あのピッチも顔で選ぶんだなーとか思いながらも、各大手音楽メディアからこうも高く評価されているってのは素直に驚きで、これって地味に凄い事なのかもなーって。でもやっぱり案の定”ファッキンピッチ!!”とかいう風にパンピーからディスられたりして、しかもそのディスりに直ぐさま反応して反論文まで書いちゃうローレンたそマジ萌え~です。このアイドル顔負けのビジュアルでありながら、このフェミニズム全開の気丈な性格とのギャップ萌え~。でも、今年の年間BESTにデフヘヴンの『サンベイザー』を挙げちゃうような、それこそファッション・サブカル系ロリコンクソ野郎みたいなヤツが一番嫌いなんだろうね、彼女。ヒエッ・・・。

【来日公演】・・・そんなわけで、もう既に来年の二月に単独来日公演が決まっている(なお、名古屋飛ばしの模様)、メインストリームの女性ボーカルものとして今最もキテるチャーチズだが、果たして”一発屋”として終わるのか、はたまたローレンが美魔女になるまで続いていくのか、色々な意味で今後が楽しみな三人組だという事は確かブヒ。
 
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チャーチズ
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2013年BESTアルバムトップ15

なーにいってだこいつ

15. KATATONIA 『Viva Emptiness (2013)』

Viva Emptiness (Anti-Utopian MMXIII Edition)
★スウェーデン/ビバ!イェンス左遷!/Peaceville
Favorite Track ”Ghost of the Sun” ”Sleeper”

14. True Widow 『Circumambulation』
Circumambulation
★US/遅漏系岩ゲイズ/Relapse
Favorite Track ”Four Teeth” ”S:H:S

13. Chelsea Wolfe 『Pain Is Beauty』
Pain Is Beauty
★US/チェルシー狼/Sargent House
Favorite Track ”Feral Love” ”The Warden”

12. Ulver 『Messe I.X-VI.X』
Messe I.X-VI.X
★ノルウェイの森/のクマさん/Kscope
Favorite Track ”As Syrians Pour In, Lebanon Grapples With Ghosts Of A Bloody Past”

11. Steven Wilson 『The Raven That Refused To Sing (And Other Stories)』
The Raven That Refused To Sing (And Other Stories)
★UK/ぼくがかんがえたさいきょうのぷろぐれ/Kscope
Favorite Track ”Luminol

10. Riverside 『Shrine of New Generation Slaves』
Shrine of New Generation Slaves
★ポーランド/ノマドと社畜/InsideOut
Favorite Track ”The Depth of Self-Delusion”

9. Esben and the Witch 『Wash the Sins Not Only the Face』
Wash the Sins Not Only the Face
★UK/エスベンと魔女/Matador
Favorite Track ”Slow Wave” ”Deathwaltz

8. TesseracT 『Altered State』
Altered State
UK/Djent界のアイドルことスパイス・ボーイズ/Century Media
Favorite Track ”Singularity” ”Retrospect”

7. Vaura 『The Missing』
The Missing
★US//Profound Lore
Favorite Track ”The Missing” ”Incomplete Burning”

6. Deafheaven 『Sunbather』
Sunbather
★US/ファッション・サブカルクソ野郎/Deathwish Inc.
Favorite Track ”Dream House” ”Sunbather”

5. Altar of Plagues 『Teethed Glory and Injury』
Teethed Glory and Injury
★アイルランド/ポストブラック界の伝説/Profound Lore
Favorite Track ”God Alone” ”A Remedy And A Fever”

4. Cult of Luna 『Vertikal』&『Vertikal II』
Vertikal
★スウェーデン/現在進行形プログレ/Indie Recordings
Favorite Track ”Vicarious Redemption” ”In Awe Of”

3. Sadistik 『Flowers for My Father』
Flowers For My Father
★US/ATMS系ヒップホップ/Fake Four
Favorite Track ”Seven Devils” ”The Beast”

2. KATATONIA 『Dethroned & Uncrowned』
Dethroned & Uncrowned
★スウェーデン/『死の王』の復活/Kscope
Favorite Track ”The Racing Heart” ”Ambitions”

1. ANATHEMA 『Universal』
Universal
★UK/ANATHEMAがジョジョである事への証明/Kscope
Favorite Track ”A Simple Mistake” ”Dreaming Light”

今年よく聴いた気がする楽曲部門(BESTアルバム以外で)
Acid Black Cherry ”Stop it love
CHVRCHES ”Gun
Postiljonen ”Supreme
Rhye ”Open
Negicco ”ときめきのヘッドライナー
でんぱ組.inc ”でんでんぱっしょん
BiS ”Hide out cut
BiS ”DiE
BiS ”STUPiG
Vampillia ”endless summer
相対性理論 ”キッズ・ノーリターン
黒のフィールド ”X-Ray
KEN Mode ”The Promises Of God
DIR EN GREY ”Unraveling
Dream Theater ”The Enemy inside
宇多田ヒカル ”桜流し


【2013年BEST】・・・なんか、今年も色々あったような、なかったような気がするんだけど、今年も例年どおり年間BESTを発表する季節がやってきた、というわけです。さっそく、ザッとランキングを眺めてみると、なんという意外性のない、つうかKscopeばっかじゃねーか!って自分でもツッコみたくなるくらい、見ててあまりワクワクしないランキングだなぁと。でも、素直に良作を並べた結果だからね。先日のイェンス・ボグレン編が上半期のBESTだとすると、このBESTは下半期のBESTという認識でいいんじゃあないかと。

SWのSWによるSWのためのプログレランキング・・・そんなこんなで、今年もあらゆる音楽メディアが年間BESTをドヤ顔で発表しているが、その中でも特に僕の興味を引くBESTを発見した。それはイギリスのプログレ雑誌『Prog Magazine』の年間BESTで、もうなんか当然のようにスティーヴン・ウィルソン先生のキモカワイイ新譜が一位を飾っているが、残念ながらそこは今回のポイントではなくて、リンク先にあるランキングを見てもらえばわかるように→頂点に君臨するSW先生の次にTesseract、そしてDT『D(jen)T』が3位に選出されている。この、いわゆるプログレと呼ばれるソレとは少し違った、言わばDjentと呼ばれる作品が上位に名を連ねている所に、UKメディアの懐の深さを感じた。そして、かのKscopeからはWisdom of CrowdsAmplifier、そしてKATATONIAのリメイク作が12位に、まさかのイーサン叔父貴Cult of Lunaまで、更には65Daysofstaticが選ばれていたりと、要するに「UK最強他はクソ」って感じの、もう懐が深いのか浅いのか分かんねぇランキングだな・・・って。ちなみに、映像部門の一位には、ブルガリアの古劇場でのライブを収めたANATHEMA『Universal』が選ばれている。

【マイ・ベスト】・・・再び、当ブログのBESTに話を戻して→まずは下位からなんだけど、いきなりKATATONIAViva Emptiness (Anti-Utopian MMXIII Edition)という時点で、だいたい察してもらえると思うんだが・・・14.はTrue WidowCircumambulation、13.と12.はチェルシー狼姐さんとノルウェイの森のクマさんの狼コンビ、11.と10.にはSW先生Riversideというお馴染みのプログレ勢が続き、9.には今年の2:54枠が確定したエスベンと魔女、8.には今やDjent界のアイドルとなったTesseracTスパイス・ボーイズ、そして・・・(おっ、グッチの広告かな?)と勘違いしそうなほどファッショナブルなピンク色のジャケを挟むようにして、Vaura虹色おっぱいAltar of Plagues百田夏菜子というProfound Lore勢が名を連ねている。で、先ほどのランキングにもあるように、大手プログレ系メディアに認められるほどの、いわゆるプログレというジャンルの新たな可能性すなわち【現在進行形プログレ】を完成させた、Cult of Luna『ヴァーティカル・シリーズ』には映画『ゼロ・グラビティ』の映像美に匹敵する感動を覚えた。そんな彼らだが、どうやら約七年の沈黙を破って遂に完成させた『ヴァーティカル・シリーズ』で全ての精根を使い果たしちゃったらしく、なんと来年以降は冬眠期間すなわち無期限の活動休止、つまり事実上の解散という声明を聞いて、地味にショックを受けている。いくらインテリ集団だからって、前作から七年寝て起きてまた永久に眠るとか・・・お前らはシグルイの岩本虎眼かw なんにせよ、この発表を耳にして密かに歓喜しているのは、CoLと共に今はなきポストメタル界のレジェンドIsisの王位を狙っていた、イェンス・ボグレン編のBESTでも能年玲奈が一位を獲得したThe Oceanなんじゃあないか?そして、個人的に今年一番に僕の嗜好のツボにハマったのがSadistikFlowers for My Fatherで、これはもはや”突如他界したコディの父親(スティーヴン・フォスター)に捧げるアルバム”であると同時に、いわゆる”俺の界隈”に属するATMS界の頂点に立つアルバム、すなわち”ぼくがかんがえたさいきょうのひっぷほっぷ”と言っても過言じゃあない。今年は一位と二位が言わずと知れた”アレ”なんで、これが実質今年の一位だと思う。

【豊作の年】・・・この他にも、今年の年間BESTに劣らない良作が山ほどあって→ポストブラ系で言えばGrisVallendusk、USのCastevetSo Hideous【NEXT-DEAFHEAVEN】と噂される██████やイタリアのProgenie Terrestre Pura、エクストリーム/プログ系ではArcane RootsMisery SignalsKarnivoolHacrideAnciientsExiviousそしてOranssi Pazuzu、ハードコア系ではKEN ModeOathbreaker、女性ボーカル系ではUKのDaughterLondon GrammarMidas Fall、SSW系のJulia HolterJulianna Barwick、シンセポップ系のChvrchesPostiljonen、邦楽ではPerfume相対性理論、アングラ系ではSubrosaInter ArmaそしてKylesaあたりが良かった。けど、時間がなくてほとんど聴き込めてないってのが正直なところ。その中でも、Kayo Dot『Hubardo』はもはや”化けた”と言っていいくらい、まるでデヴィッド・リンチの映画を音で表現するかのような、ある種のエクスペリメンタル系ポストブラックやってて、精神の深淵に迫りくる狂気と凄みに圧倒された。それこそイーサン叔父貴SW先生が(お前それは掟破りやろ・・・)と訴えを起こしそうなほどのエクストリーム・ブラックの傑作だった。正直、今までは聴かず嫌いしてたバンドだったけど、ここまで他のブラック勢を脅かすガチブラックやってる(やれる)なんて想像してなかったから、ちょっとマジメに驚かされた。BESTから漏れた理由としては→今作からマトモに聴き始めた自分がBESTに入れても説得力がないだけだから、あえて外した。けど、ブラック界隈の中では今年一番のマストなのは確かだと。なんにせよ、今年も【豊作の年】で大変満足してます。

デフヘヴンの年・・・そして、コイツラの話をしなきゃ今年は語れないし終われない。そう、ことし最もヘヴィミュージック界いや音楽業界を賑わせ、世界有数の音楽メディアとして知られるPitchforkで高得点(8.9点)を獲得し、年間BESTアルバムの6位を、そしてStereogum厨とRolling Stone誌が選ぶメタル部門で堂々の一位を獲得した、左翼系男子のジョージ・クラークとネトウヨ系ギタリストのケリー・マッコイ率いるDeafheavenサンベイザーだ。



【わたし今デフヘヴンにハマってるんですよ~】・・・あらためて、今年は【デフヘヴンの年】と言ってもいいくらいで、かのピッチフォークをはじめ、あらゆる音楽メディアの年間BESTを総ナメにしている『サンベイザー』ですが・・・コレ、もうなんかハードナッツ系サブカル女優の橋本愛ちゃんあたりが→「わたし今デフヘヴンにハマってるんですよ~」とか言い出してもおかしくないレベルのサブカル音楽です。ハッ!まさか来年の春に来日が噂されているデフへの来日公演に、ワンチャン橋本愛ちゃんと能年玲奈ちゃんの”アキユイコンビ”すなわち潮騒のメモリーズが観に来る可能性がッ!?あるわけねーよ・・・。なんにせよ、俺たちファッション・サブカル系男子あらため映画『キック・アス』の主人公、もしくはそのツレのサエない非リア男子は、能年玲奈ちゃんや橋本愛ちゃんもしくはnkskを推しメンとしながら、ハルキ・ムラカミ『ノルウェイの森』を片手に、サンベイザーTシャツもしくは『ジョジョ』のラヴ・デラックスTシャツを着用して、「ファッショーーーーーーーーンwwwファッショーーーーーーーンwww」とかいう気狂いめいた謎の奇声を上げながら、アヘ顔デフヘヴン状態で会場へと入場するように。そして終演後は、ファッション感覚でデフヘヴン聴いちゃってるような、橋本愛ちゃんもしくは能年玲奈ちゃんみたいなサブカル女子と合コンしたいぜ!

キックアス

伝説の名古屋公演・・・お話しを戻して→正直、ここまで大手音楽メディアから(おいおい、お前はヘヴィミュージック界の剛力彩芽か)ってくらいゴリ押しされたら、 当然の如くデフへをディスり始める輩も出てくるわけで、でも個人的には「さすがにそのディスはダセーわ」って思ったりするんだけど、とか言うて昨年の11月に行われた奇跡の来日公演を生で目撃した身としては、そんなんクソどーでもいい話でしかなくて。実際、観客が20人もいなかった伝説の名古屋公演を観た奴だけでしょ、今のデフへに対してドーコー言っても許される奴って。つまり・・・イッツミー(キリッ)。いや事実、今年この『サンベイザー』を祭り上げてる奴らって、明らかにデビュー作の時に乗り遅れたキョロ充ばっかだからね。まぁ、どこぞのメディアやどこぞのレーベルとまでは言わないが。。。で、この『サンベイザー』が6位となった主な理由としては、単純にポストブラックとしての完成度やイントロからクライマックス!な【初期衝動がデビュー作のユダ王国への道に総じて劣るのと、その年の2011年度BESTの順位(5位)を踏まえた結果です。それともう一つ理由があって、ポストブラックの新たな可能性を見出した『百田夏菜子』という名の伝説を残して儚く散ったAltar of Plaguesよりも、このサブカルクソ野郎を高く評価するなんてことは、僕のポストブラック厨としてのプライドが許さなかった。その証拠として→Vaura(7位)AoP(5位)Profound Lore勢、通称ピッチブラックD F H V N(6位)をガッツリ囲い込んでいる所から、僕のささやかなプライドのようなナニかを感じてもらえれば...と。そのプライドといえば→各音楽メディアの中でも、このデフヘヴンを一番高く評価しているピッチフォークも例外ではなくて、年間BESTの4位にマイブラの『mvb』を挙げることが、この『サンベイザー』に対するささやかな抵抗のようにも、ある種の皮肉のようにも感じられて俄然面白いなぁって。



【ファッション・サブカルクソ野郎】・・・とか言いつつも、まるでジョセフ・ゴードン=レヴィット君主演の映画『ミステリアス・スキン』のような、まるでナニを覚えて初めてイッた瞬間に似た、それらの幼少期に経験したどこか懐かしくもある刹那的かつ激情的なラヴ♥エモーションと、まるで彼らの出身地である西海岸のビーチで日光浴に勤しみながらキャッキャウフフと戯れる男女の官能的かつ艶美な様子を、俺たちファッション・サブカルクソ野郎に嫌味っぽく見せつけるような、まさしく今世紀最大のファッキン・エモーショナル(クソエモい)メロディセンスは素直に評価したい。その中でも、ピッチフォークの楽曲部門で9位にランクインした”ドリームハウス”は、それこそ今作の『サンベイザー』を象徴するような名曲で、この曲を初めて耳にした瞬間は、映画『ミステリアス・スキン』の激情的かつ官能的な映像やまるで東洋人のようなゴードン君の華奢な裸体が脳裏にフラッシュバックしたほど。もはや、このサンベイザーを年間BESTにドヤ顔で挙げてるやつで、その『ミステリアス・スキン』を観てなやつは正直モグリだと思うわ。というか、説得力に欠ける。でもなんかアレだな、試される大地じゃあないが、今年この『サンベイザー』をどのように評価するかによって、聴き手の嗜好や立ち位置が分かっちゃうというか、なんつーか、今年は全ての音楽界隈の住人がD F H V N”試されている”ような気がしないでもない。なんにせよ、今やiPhoneの広告塔に抜擢されるまでに、そして俺たちファッション・サブカル系男子のアイドルでありアイコンとなったD F H V Nは来年のサマソニに来いやって感じでっす。

【ANATONIAの年】・・・年間BESTの15位を見た時点で察してくれた人もあると思うが、今年は【デフヘヴンの年】であると同時に、【ANATONIAの年】でもあった(うん、「また」なんだ、すまない)。 ご存知のとおり、昨年2012年はANATHEMAの名盤Weather SystemsKATATONIA死の王が、いい意味でも悪い意味でも”俺の界隈”を賑わせてくれた。その、いわゆる”俺の界隈”を象徴する2つで一つのバンドが、また今年も年間BESTを総ナメにするなんて思っても見なかった。しかも、今年はANATHEMAだけでなく、KATATONIAが地獄の底から復活した事が何よりも大きかった。昨年、『死の王』で腐海へと沈んだ瞬間から、彼らは僕の知っているKATATONIAではなくなってしまった。しかし、今まで約20年にわたって培ってきたプライドを捨て、皇帝ANATHEMAが君臨するKscopeのお力添えを借りて、つまりKATATONIAではなくANATONIAとして、あの『死の王』を黄金の生命エネルギーを注入することで再構築したDethroned & Uncrownedとして、新しく生まれ変わったのだ。なんと...あの『死の王』が腐海の底から蘇ったのだ。そして昨年、俺の界隈の黄金のシンボル”となったANATHEMA『Weather Systems』を引っさげて、ブルガリアの伝統的な古劇場で行われたライブ作品Universalが堂々今年のNo.1だ。このライブ作品は、ANATHEMA=『ジョジョ』だという事を確信させたほど、メンバーひとり一人のエモーショナルなパフォーマンスが織りなす、溢れ出すほどの生命エネルギーが積み上げていく圧倒的な多幸感に、僕は素直に感動することしかできなかった。そんな彼ら、遂に新作のレコーディングを終えたらしく、来年の夏にリリース予定とのこと。要するに→来年も【ANATHEMAの年】になる事を願って、だからデフへと一緒に来年のサマソニに呼んでくださいお願いします。

【楽曲部門】・・・ここで少しだけ楽曲部門について言及すると→まずABCのカバーアルバムRecreation 3に収録された”Stop it love”なんだけど、この曲は日本いや世界で一番聴いてる自信と確信があるくらい、暇さえあればほぼ毎日のように、それこそナニを覚えた猿のように聴いてたような気がする。この曲はテレビかラジオの企画でyasuが某アイドルに提供した楽曲、そのセルフカバーなだけあって、歌詞もyasuにしては珍しく”純”な思春期の恋模様(三角関係)を描いてて新鮮だし、メロディもyasuのエモーショナルな歌声を活かすメロで最高だ。で、これを数百回と聴き込んだ末、遂にyasuと℃の鈴木愛理の歌声に”ある親和性”を見出してしまった自分からすると、これは是非とも愛理に歌って欲しいと切実に思った。歌詞からしても絶対にハマると思う。そのアイドル関連で言えば→BiSの存在を初めて知った”Hide out cut”が今年の曲だと気づいて微妙に驚いたのと、BiSにハマる大きなキッカケとなった”DiE”は激情系ポストブラックでツボった。そして念願のワンマンライブ『BiSそして終わりのない悲しみ』を観たあの光景は、今でも目に焼き付いて離れない。そんな、来年初めにリリースされるSTUPiGのMVで【アイドル界のDIR EN GREY】、その証明を見せてくれているBiSだが、はたして本当に来年解散してしまうのか?今後も色々な意味で目が離せない。そのBiSと同じく”曲が良い”と噂される、新潟のご当地アイドルことNegiccoは、話題を呼んだ”アイドルばかり聴かないで”よりも、この”ときめきのヘッドライナー”の方が、曲の展開力だったり独特のレトロ感が個人的にツボにハマった。先ほどのBiSとも交流の深いでんぱ組.inc”でんでんぱっしょん”は、でんぱヲタじゃない自分でもついつい「もがパイブヒ~」とか言いたくなっちゃうほど、でんぱ節全開の電波なヲタエネルギーにブッ飛んだ。MVも見応えある。で、その次のシングルとなる、かのヒャダインが書いた”W.W.D Ⅱ”NEXT-ももクロ宣言したでんぱ組は、今のアイドル界で最もブレイクに近い存在と言っていい。これまたBiS繋がりで、VampilliaAlcestの前座で観た以来だったけど、相対性理論を脱退した真部ちゃんがVampilliaに加入したと知って→「コラコラコラコラ~ッ!(`o´) 真部~!こんな所でナニやってだ~!」とか思いながら、この新曲”endless summer”を聴いた結果→「あれ?こんなポストブラック然とした曲書けるバンドだったんだ...」と妙に関心した。その真部ちゃん不在のまま作られた、やくしまるえつこ率いる相対性理論『TOWN AGE』は賛否両論あったが個人的には嫌いじゃなかったし、その中でも”キッズ・ノーリターン”は俺好みのPost-Progressiveでツボった。BiS【アイドル界のDIR EN GREY】だとするならば、本家DIR EN GREY”Unraveling”DT”The Enemy inside”は、完全にDjentと呼ばれるソレやっててツボった。それにしても、普段はジェントしてないバンドが突然ジェントっぽい事やるとなんでこんなに面白いんだろうな~って。エヴァの主題歌にもなったヒッキーの”桜流し”は、一応は去年の曲だけど今年よく聴いた。この曲はANATHEMA”Untouchable, Part 2”に通じる神々しさと展開力があるし、いわゆるATMS系バラードの傑作だと思う。洋楽で言うと、俺たち非リアのアイドルことローレンたそ率いるCHVRCHES”Gun”と、スウェーデンのPostiljonen”Supreme”は80s回帰系シンセポップ好きなら必聴だし、話題のバンドRhye”Open”はMV込みで俺たち非リアを殺りに来てた。その中でも、CHVRCHESとPostiljonenの新譜は年間BESTに入ってもおかしくない内容で、しかも今年のサマソニでチャーチズが初来日してたと今頃知って→「なぜオレはBiSとかいうファッキンビッチなんかにうつつを抜かしていたんだろう・・・」と後悔したほど。なお、来年の単独公演は名古屋飛ばし余裕な模様・・・ファッ。

【ビートたけしよ、これがネットの戦いだ】・・・全ては日本一のジョジョヲタを自称するオレをプッツンさせた瞬間から始まった。『ジョジョニウム』の一巻&二巻が届いた。の記事で→「ジョジョヲタよ、今こそ立ち上がる時だ!」と日本中のジョジョヲタガチ勢に号令をかけ、その呼びかけに共鳴し賛同して頂いた大手まとめブログに、当ブログの記事を拡散して頂いたわけなんだが、それもこれも全て僕の計画どおり・・・というのは冗談で、まぁ単純に晒されただけなんだけどw しかしこうなってくると、未だダンマリを決め込んでいる集英社は、そろそろナニカシラの声明を発表せざるを得ない状況に追い込まれたんじゃあないか?って。でも正直、ここまで事が大きくなるとは自分でも思ってなくて、はたして偶然か必然か、それとも運命か、こうやって日本一のジョジョヲタを自称している当ブログの記事が、大手まとめブログを巻き込んで広範囲に拡散されたとあらば、さすがに集英社もことの重大さを把握するだろうし、いずれ今回の件が間接的にでも飛呂彦の耳に伝わる可能性も出てきた、というわけ。だから、僕は来年以降のジョジョ関連作品については、さほど大きな心配はしていない。飛呂彦なら、それなりの対応を検討してくれるハズだからね。なんにせよ、来年の年始めくらいには集英社側からナニカシラの反応があると予測しているので、僕は依然首を長くしてお待ちしております。

【来年のWelcome To My ”俺の感性”】・・・今年も刹那的に音楽を聴いてきたつもりだったけど、なんかちょっと色々な意味でマンネリ感が出てきた気がする。気分転換にレビューの書き方を少し変えてみたりして、微妙ながらもモチベーションを取り戻しつつあるような、ないような。そんな中でも、The Ocean『能年玲奈』が書けたことはいい思い出に残っている。あの記事は、レビューの新たな可能性というか、レビューの幅を広げる一つの大きなヒントになったような気がする。けど、あんなクッソ気持ち悪い記事は二度と書けないだろうから、全く参考にならないw となると、来年も”いつもどおり”になりそうな予感がします。というか、Vertikal IIの最後に書いた嘘が誠となってしまったCoLが永久に冬眠するらしいので、どうせだから僕も一緒に冬眠しようと思います。今までありがとう。そしておやすみー!

            Welcome To My ”俺の感性” ~fin~

2013年度BESTアルバムトップ10(イェンス・ボグレン編)

10. In Vain 『Ænigma』
Ænigma
★ノルウェイの森/ICS Vortex系男子

9. Orphaned Land 『All Is One』
All Is One
★イスラエル/変幻ジーザス系男子

8. Haken 『The Mountain』
The Mountain
★UK/派遣切りされた系絶望プログレ

7. Extol 『S/T』
Extol
★ノルウェイの森/技巧派エクストリームメタル

6. 凛として時雨 『i'mperfect』
i'mperfect
★日本/TK is メタラー系男子

5. Soilwork 『The Living Infinite』
The Living Infinite
★スウェーデン/元嫁が怪談作家系メロデス

4. Ihsahn 『Das Seelenbrechen』
Das Seelenbrechen
★ノルウェイの森/精神崩壊系男子

3. Leprous 『Coal』
Coal
★ノルウェイの森/レ・ミゼラブル系ミュージカル

2. Dark Tranquillity 『Construct』
Construct
★スウェーデン/吉井和哉系メロデス

1. The Ocean 『Pelagial』
Pelagial
★ドイツ/あまちゃん系ポストメタル

Jens Bogren
Jens Bogren

【イェンス・ボグレンの年】・・・この言葉どおり、今年2013年は【イェンス・ボグレンの年】だったように思う。今年の初めに俺の界隈の裏方として彼を紹介したのが伏線()だったのか、今年ほどイェンス関連の作品が充実した年はないんじゃあないか?ってくらいで、特に上半期は【ボグボグの年】と呼ぶに相応しいリリースラッシュだった。いま振り返ってみると→3月にイェンスという名の電車に乗って完全復活を遂げたSoilworkの新作を皮切りに、4月にIn VainÆnigma、そして5月にはまさかの【The Ocean×Jens Bogren】が実現した能年玲奈。この記事については、今年の流行語大賞を受賞した”じぇじぇじぇ”でお馴染みの『あまちゃん』や話題のアニメネタを盛り込んだ、久々にクソ気持ち悪いレビューが書けたような気がするし、自分でも大変満足している。当然、今年リリースされたイェンス作品の中では文句なしのトップだ。で、6月にはDTがイェンス色に染まった吉井和哉、そしてイーサン叔父貴の舎弟のLeprousがレ・ミゼラブル化したレ・プラスの流れ。正直、まさかここまでDTとイェンスの相性が良いなんて思っても見なかったし、一方のレプラスは謎の貫禄すらあった。7月に入ると→セルフタイトルを掲げた復活作でイェンスを迎えたExtol、これまた予想どおりの相性の良さを見せつけたOrphaned LandAll Is One、そして今年一番のサプライズと言っていい、凛として時雨i'mperfectにはシブヤ系女子の如くファッ!?って驚かされたし、そして何よりもTKの審美眼に脱帽した。ここまでは、主に上半期を中心にイェンス関連の作品が続き、しかもその殆どが自身の最高傑作と呼べそうな作品ばかりで、少し大袈裟だが上半期が終わった時点で今年は【イェンス・ボグレンの年】だと確信したぐらい。下半期で一番のインパクトだったのは→来年に皇帝復活を目前に控えたイーサン叔父貴精神崩壊で、まるで叔父貴の本性を最後の最後に、赤裸々に見せつけるかのような内容だった。他にも、UKのHakenDTのフロントマンJames LaBrieオジちゃんのソロ作品もイェンス・ボグレンが手がけている。

【怒りのイェンス・ボグレン】・・・彼すなわち、今やメタル界隈のNo1,エンジニアとして世界中のバンドから引っ張りダコのイェンス兄さんといえば→スウェーデンの皇帝KATATONIAが昨年リリースした『死の王』でまさかの左遷にあい、近頃は絶賛激おこプンプン丸状態のイェンス兄さん、まるでその鬱憤を発散するかの如く、その怒りを音エネルギーに変えたお陰で、今年は良作を連発することができたのかも? さて、そんなイェンス兄さんだが、かの”ベビメタ大好きおじさん”ことメタリカの新作に、俺たちのイェンス兄さんが携わっているという一部の噂は本当なのか?恐らく、来年リリースされるであろう、今現在は何故か南極でライブを行っている”ベビメタ大好きおじさん”の新作を楽しみにして待ちたい。そして、果たして来年は【Jens Bogren×dt=DT】【Jens Bogren×The Ocean=能年玲奈】、そして【Jens Bogren×Ling tosite sigure=ファッ!?】を超える”引かれ合い”は生まれるのか?とにかく楽しみで仕方ない。個人的な思いを述べるなら→スウェーデンのIn Mourningはいつイェンスと一緒に仕事するの?今でしょ!

【さ~て、来年のイェンス・ボグレンさんは?】・・・例年とは少し違って、このように別枠を設けて年間BESTを決めなきゃならないほど、今年は素直にイェンスニーできる良作ばかりで、中でもランキングのトップ3までは本家?年間BESTにランクインしてもおかしくないレベルの傑作だった。その中でも、オーシャンの能年玲奈のレビューは、あらためて見ても自画自賛したいくらいのクッソ気持ち悪い傑作記事が書けたように思う。恐らく、アレを超えるレビューはもう二度と書けないだろうw そんなわけで、来年2014年も、今年以上に俺たちイェンス厨の耳を楽しませてくれることを願って、終わりの挨拶とさせていただきます。

ANATHEMAのライブ作品『Universal』を観た。

       Universal

ANATHEMAWeather Systems『ジョジョ』

                    ・・・誰かがそう言った。


正直迷った、「いいのだろうか、来年のサマソニにANATHEMAが出演する前に(なぜか既に俺の中で勝手に出ると決まっているw)コレを観てしまって・・・」という、謎の罪悪感がひしめき合いながら、心の中で二人の自分が葛藤していた。

黄金の精神』を持つ僕→「押しちゃダメだ押しちゃダメだ押しちゃダメだ」

『漆黒の意思』を持つ僕→「あっ、ふーん。ポチー」

僕は再生ボタンを押した

 気を取り直して、本作品は昨年の9月にブルガリアの古代劇場Ancient Theatre Of Philippopolisで行われたライブを収めた映像作品で、地元のプロヴディフ・フィルハーモニー管弦楽団(Plovdiv Philharmonic Orchestra)と共演し、ミキシングには名盤Weather Systemsのプロデューサーとして知られるChrister André Cederberg氏を、映像監督にはSteven WilsonPorcupine TreeOpethDream Theaterのライブ作品でも知られるLasse Hoile氏を迎えた世界最強の布陣。気になるセットリストはここ最近の二作、彼らの存在を天までブチ上げた最新作の9th『Weather Systems』SW先生が携わった8thWe're Here Because We're Hereの楽曲を中心に、そこへ過去の名曲を惜しげもなく贅沢に盛り込んだ、これ以上ないってほどBEST of BESTなセトリとなっている。ちなみに、ブルーレイ盤には特典としてA NIGHT AT THE UNION CHAPELの模様が追加で収録されている。

Track List
Untouchable, Part 1
Thin Air
Dreaming Light
Lightning Song
The Storm Before the Calm
Everything
A Simple Mistake
The Beginning and the End
Closer
A Natural Disaster
Deep
One Last Goodbye
Flying
Fragile Dreams

【ENCORE】
Panic
Emotional Winter / Wings of God
Internal Landscapes
Fragile Dreams

【A NIGHT AT THE UNION CHAPEL
Kingdom
Angels Walk Among Us
A Natural Disaster
Fragile Dreams

 本公演黄金体験』の幕を切り拓くのは、今のANATHEMAを代表する名曲Untouchable, Part 1で、終盤クライマックスに向かうにつれて徐々にファッキンエモーショナル(くそエモい)感情という名のリミッターを解除(起爆)させていく、フロントマンヴィンセント・キャバナー黄金の精神』が込められた歌声から溢れだす”生命エネルギー”が、ズキュウウゥンという擬音とともに僕の身体を一直線に貫いたその瞬間ッ、遂に僕はアヘ顔デフヘヴン状態に・・・。その流れから組曲の後編となるUntouchable, Part 2では、つい先ほど『灼熱の魂』を燃えたぎらせたヴィンセントと真っ赤な衣装を身にまとった俺たちのリー・ダグラス姐さんが引力、即ち愛(ラブ)!!を語り合うかのような、まるで『ジョジョ』一部ジョナサン・ジョースターエリナ・ペンドルトンのような関係性、すなわちLOVEPEACE黄金の関係性』を見せつける(なんて...なんてエモいんだ...)。そんな黄金体験』の入り口をくぐり抜けた先に待ち受ける→8th『We're Here Because We're Here』から黄金の風』が緩やかになびく”Thin Air”からの名曲バラードDreaming Lightときてリー姐さん主演の”Lightning Song”まで、もはや【多幸感】とかいう臭い言葉では言い表せないぐらいの、まるで黄金長方形の軌跡を描き出すかのような一連の流れを目の当たりにした僕は、ただ一言「クッソLOVEいッ!」。特に”Dreaming Light”のクライマックスで見せるヴィンセントのパフォーマンス(仕草)があまりにもエモ過ぎて・・・観てるコッチが”エモ死”するかと思ったし、お次の”Lightning Song”で天を仰ぐ聖母マリアの如しリー姐さんの美声と”完熟おはDボディ”を目の前にしたら→My Heart is 色々な意味で震えた。なんつーか、流石に『WHBWH』の曲は演り慣れてるなぁと感心したというか、生のオケアレンジが入った事で過去の曲が”完全究極体”に化けてて、これは凄いと思った。で、ここまでのLOVEPEACEな雰囲気から一転して、9th『Weather Systems』でも台風の目として異色の存在感を放っていた長尺の”The Storm Before the Calm”を披露。この曲はオリジナルの音源にはない、ダニーによるギターソロ/アレンジが聴きどころ。そして再び『WHBWH』からヴィンセントとリー姐さんによる黄金のハーモニーを聴かせる”Everything”からの名曲”A Simple Mistake”という、人間が内に秘めた狂気や人類の幸不幸を容赦なく深裂に、それこそ人間世界の悲惨の『線』をいともたやすく描き出すエゲツナイ行為は超絶epicッ!!で、間違いなく本公演のハイライトだと断言できる。特に”A Simple Mistake”は生オケとの相性が驚くほど抜群で、そのオケが与える音エネルギーによって、この曲が持つ崇高さとスケール感が著しく増し、そして新たに品格が芽生えた結果→より(悲)劇的な曲として、まさに完全究極体として大化けしている。中でもクライマックスでIt's never too late!と繰り返し叫ぶヴィンセントの鬼気迫る表情は→まるで「なっ! 何をするだァーーーーッ ゆるさんッ!」と激怒したジョナサン・ジョースターばりに迫真で、本公演一番のエモさのピークを迎えると同時に、これまでに蓄積された怒りや悲しみ、そして痛みという名の感情(エモーション)を爆発させ、極上のカタルシスを産み落とす・・・。本当に、この瞬間は英国人のヴィンセント・キャバナー英国人のジョナサン・ジョースターが完全に一致した瞬間で、まるで「ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!おおおおおっ 刻むぞ血液のビート!」という『灼熱の魂』の叫び、それこそバンド発足から20年以上に渡って築き上げてきたANATHEMAの歴史という名の『人間賛歌』、その集大成をまざまざと見せつけられた気がした。正直、ANATHEMAが今までやってきた事の全てが、この時この一瞬に集約されていると言っても過言じゃあない。また、この時のカメラワークによる演出が俄然そのエモさに拍車をかけていて、それこそジョナサン・ジョースター「き…切れた ぼくの体の中で何かが切れた…決定的な何かが…」と最後の波紋を放出した時のような、全身全霊をかけて全ての生命エネルギーを捧げた結果→燃え尽きて灰(ハイ!)になったような、まさにファッキンエモーショナル(くそエモい)界の『神』が降臨した瞬間だった。その只ならぬ”凄み”に圧倒された僕は→為す術もなくただただ「ヘヘヘ・・・エッモwエッモw」とかアホなこと呟きながら、呆然とした中でほぼイキかけました(昇天)。なんかもうこれを観てるだけで、この世の全てのカタストロフィから救われる気がしてくるし、なんかもうこの世の全ての懺悔を赦してしまいたくなるレベル。とにかくメンのパフォやオケ、カメラワーク/演出の全てが完璧だ。あと中盤のヘヴィパートに突入する前に、ダニーが「シーッ...」みたいな吐息をシッカリと再現してる細かな所はマニアなポイント(でも原曲を聴き直してみたらそんなパートなかった・・・じゃあなんだこのデジャブみたいな感じ)

      ジョナサン・ジョースター

 その壮絶的なカタルシスを超越した先に待ち受けていたのは、一時の安息を与えるかのようなピアノメインの”The Beginning and the End”、そしてタイトルトラックとなる”Universal”は原曲との印象がまるで違って、重厚な生オケを全面に展開する事によって、より荘厳かつ神妙な雰囲気がダイレクトに伝わってきて素直に感動的だし、色々な意味で彼らの人気を確固たるものとした8th『WHBWH』から9th『WS』までの流れを総括するに相応しい一曲となっている。で、ここからは過去の名曲集的な、ある意味本公演のメインディッシュ→まずは7th『A Natural Disaster』からレディへライクなボコーダーを駆使した”Closer”、同じく7thから”リー・ダグラス”といえばこの名曲”A Natural Disaster”、中期の名盤と名高い5th『Judgement』から代表曲の”Deep”からの名曲”One Last Goodbye”という、まさに神がかり的な流れを目の当たりにした僕は再びアヘ顔石仮面状態となり人間を超越する・・・ッ。そして”Flying”から本編ラストの”Fragile Dreams”で、本公演黄金体験』は一旦幕を閉じる。特に”Flying”はオーディエンスが一体となって合唱する場面とか最高にLOVEいし、この時のヴィンセントの感極まった表情や仕草を目にしたら反射的に「エモすぎィ!」って声が出ちゃったほど。その合唱の後に、この伝統的な劇場を美しく彩るかのような打ち上げ花火が華を添え、その流れから指揮者と奏者の紹介があり、そして本編ラストの”Fragile Dreams”(『Hindsight』Ver)へと繋がって感動のラストを迎える。ここでオケと指揮者が退場し、観客もメンバーもリラックスした雰囲気と『幸福』に満ち溢れた表情で、遂にアンコールが始まる・・・と同時にダニーが「ロックするぜ!」という言葉どおり、6th『A Fine Day to Exit』から”Panic”のまるでロックバンドのようなノリや疾走感を聴いて、ふとある事に気づく→「あっ、そういえばANATHEMAってロックバンドなんじゃん!」って。お次は5thから”Emotional Winter / Wings of God”を立て続けに披露し、あの語りから始まる”Internal Landscapes”、そしてラストの”Fragile Dreams”(『Alternative 4』Ver)で感動的なエンディングを迎える。全20曲トータル約2時間20分、全てを見終えた率直な感想としては→画面越しにも関わらずここまで胸に迫るものがあるってんだから、実際に生で観たら僕は一体どうなってしまうんだろう・・・という謎の恐怖を感じた。しかも鑑賞してる最中は、なんかもうANATHEMA is LOVE...ANATHEMA is PEACE...ANATHEMA is Make Me Happy...そんなワケワカラン言葉しか出てこなかったし、ただただ見入ってしまった。少なくとも言えるのは、この時この空間は『天国』すなわち『メイド・イン・ヘブン』だったに違いない、ということ。

        き…切れた ぼくの体の中で何かが切れた…決定的な何かが…

 正直ここまでエモいライブは、ゲスエモアイドルとして知られるBiSのライブでも経験できないだろう。つい先月、名古屋で行われたBiSのミチバヤシ生誕ワンマンライブBiSそして終わりのない悲しみに参戦して”エモ慣れ”していなかったら、間違いなく”エモ死”してた自信ある。大袈裟じゃなしに、それぐらいアイドルのライブを超える【多幸感】がこの『Universal』にはあった。と同時に、ANATHEMAのライブ日本のアイドル(Japanese idol)のライブの親和性の高さを垣間見た(確信した)決定的瞬間でもあった。それこそ24時間テレビもビックリ...いや、そんな茶番とは比べ物にならない本物のLOVEPEACEな空間がそこには広がっていたんだ。そして、もはや”俺の解釈”からすれば→ANATHEMA is IDOLという解釈が成立し、そのANATHEMAというIDOLの存在を更により深く理解ッするためには、やはり日本のアイドルのライブを観ることが一番の近道なんだと、あらためて再確認する事となった。それにしても、まさかBiSの名古屋ワンマンが今回の伏線()になっていたとは・・・。そもそも、ナゼ自分がここまでBiSとかいうアイドルみたいなナニかにハマっているのかというと→それはBiSの”Praimal.という曲に、ANATHEMAの”Untouchable, Part 1直系の超絶epicッ!!なエモーションを感じ取ったからであって、もしサウンドPの松隈さんがBiSに”Praimal.”を書き与えていなかったら、自分はここまでBiSにハマる事は絶対になかったって、はっきりわかんだね。それがANATHEMA is IDOLだという一つの根拠・・・となっているかは正直わかんないけど、少なくとも日本一のアナシマニアを自称している僕は、今のANATHEMAをそういったブッ飛んだ視点から楽しんでいたりするわけ。要するに→世界一エモいバンドANATHEMAの精神性と世界一エモいアイドルBiS(黄金期)が持つ精神性は、一見真逆のように見えて実は紙一重にある関係性、というわけです。何はともあれ、是非ともBiSメンには本作を観て”本物のエモとはナニか”を学んでもらいたい。それでもやっぱりワッキーがナンバーワン!

 話を元に戻して、遂に実現したANATHEMAとオーケストラの共演(融合)、それに至るまでの経緯を軽く説明すると→初期から弦楽器と相性のいいバンドではあったが、ストリングスを大々的に取り入れたリメイク作の『Hindsight』を皮切りに、重鎮デイヴ・スチュワートを従えて本格的にストリングスを応用し始めた8thの『WHBWH』、その流れを確信的なモノへと変えたのが9thの『Weather Systems』というわけ。で、そういった流れを踏まえた上で、もはや必然的と言えるこの度の【ANATHEMA×オーケストラ】の共演は、個人的にメタリカの『S&M』を超えるエモーショナルな衝撃を受けた。なんつーか、下手にシンフォニックな印象を与えていないのが良い。あくまでも”味付け”程度に、原曲の良さを殺すことなく至極丁寧に丁寧にその存在感を発揮していて、さっきも書いたように近年ANATHEMAの音楽性とオーケストラの相性は抜群と言える。やっぱり生オケは迫力と雰囲気があって良いね。また古代ロマン溢れる劇場とバンドの相性も抜群で、特に中期の楽曲は流石に雰囲気出るし、単純に映える。

 パフォーマンス面については、とにかくフロントマンヴィンセント・キャバナーの一挙一動がエモ過ぎるのと、ちょくちょく観客をわりと適当な感じに煽るダニーが面白かった。二人のメインボーカルの歌やバックの演奏は言うことなし。ただ、最近のリー姐さんは度重なるライブで酷使され過ぎなイメージが自分の中にはあって、加入時と比べると声が大幅に劣化してるキライがあるというか...ヘタしたらそろそろ脱退もあるんじゃあないか?って、漠然としながらもそんな風に思っていた面があった。しかし、このライブを観たら一瞬でもそんな風に思った自分をブッ飛ばしてやりたくなった。だって、リー姐さんが主演の”Lightning Song””A Natural Disaster”での歌声を聴いて、あらためて確信したんだ→この声はANATHEMAが発掘した最大の宝だと、俺たちのビッグママだと・・・。そしてノルウェイの森(Ulver)のクマさんとも関わりのある、知る人ぞ知る新メンバーのタンバリン担当もとい鍵盤奏者ダニエル・カルドーソは”デキる男”の雰囲気というか、ナニか独特の雰囲気を持った人で、終始曲に合わせて口パクしながら演奏する姿からも、ANATHEMAの存在を非常にリスペクトしているのがよく分かる。単純に”絵”になる人物だと思うし、恐らく・・・というか間違いなく、次の新作の大きなキーマンとなる重要人物だろうからね。あとベースのジミーちゃんは相変わらず地味ーちゃん。

 そしてこの『Universal』を観て、今のANATHEMAがなぜここまでエモいのか?なぜここまでLOVEいのか?あのWeather Systemsが何故『ジョジョ』すなわち黄金の精神』なのか?ここ数年疑問に感じていた問に対する答え、それを裏付けるかのような長兄ダニー・キャバナーのインタビューを発見した。それはシリアの首都ダマスカスのラジオ番組『Souriali』によるインタビューで、その内容としては→昨今のシリア問題/中東問題に関するお話の中で、ANATHEMAのファンとシリア市民へのメッセージを記録したもの↓↓



 ・・・以上のとおり、ダニーの口からLOVE”PEACE”といったエモい言葉がひっきりなしに出てきて、これを聞いた僕は(もはやプログレ界のジョン・レノンだな・・・)とか思いつつ、でもこの”アツいキモチ”を持っているからこそ、その『灼熱の魂』を一つの曲として形にした結果が、あの『Weather Systems』という十年に一度の傑作に繋がったんだなぁと、ただただ納得する事しかできなかったし、もはや『ANATHEMAという存在の耐えられないエモさ』とかいうタイトルで映画化したくなるぐらいエモい気分になった。しかも、シリアの人々に対するメッセージビデオをYoutubeにアップしたり、自身の公式Twitterでロシアに対する怒りをぶちまけていたりと、ハッキリ言って一般人がこんな発言してたらドン引くレベルなんだけど、これはダニーがミュージシャンすなわちクリエイティヴ・ヒューマンだからこそ許される発言というか、それらの反テロリズム/反プロパガンダ的なメッセージは、ANATHEMAの存在その音楽が”説得力”となる事で、半ば強制的に全てを納得させてしまう。このインタビューにもあるように、現代のジョン・レノンであるダニーを”核”としたANATHEMAの音楽性も→【The Beatles×Pink Floyd】みたいなもんだから、そもそも意外でも何でもないし、あのイギリスがシリアへの軍事介入を事実上断念した本当の理由も、このダニーが裏で黄金の精神』を発揮していたからに違いない、きっとそうだ。で、こういったLOVEPEACEな思想は、この手の界隈の音楽を聴いてると嫌でも耳に入ってくるし、特に最近の『WHBWH』『Weather Systems』の中で書かれている歌詞なんかは、そのANATHEMA(ダニエル)の思想その信条というのが惜しげもなく反映された結果で、そのアツいエモーションすなわち『灼熱の魂』をANATHEMAの曲にズキュウウゥンと注入して世界中に拡散している、というわけ。要するに→そういったメッセージ性の強いリリックを大事にするダニー・キャバナーの音楽に対する姿勢は、まさしく同郷リヴァプール出身のビートルズ(ジョン・レノン)イマジン思想を直に受け継いでいる唯一の存在なんじゃあないか、ってね。

 どうしても極東の島国に住んでいると、そういった世界情勢的な情報が極端に少ない中で生活することに慣れ過ぎてしまって、極端な話だが非現実的な出来事のように感じてしまう。しかし、こうやってダニーの話を聞いたりすると、これは実際に起こっている現実問題なんだと考えさせられる。それと全く同じ現実問題として、この日本という国が抱えているのが原発問題だ。はたして今の日本人に、2020年の東京五輪を開催するに相応しい精神、その心はあるか?と誰かに聞かれたら、少なくとも今の僕は安倍総理のように「あっ大丈夫っす・・・原発事故はコントロールしたんで大丈夫っす・・・」と(震え声)で逃げ出すことしかできない。だから人としてまだまだ未熟な僕は、このANATHEMAから黄金の精神』とはナニか、ビートルズ直系のイマジン思想とはナニかを、これからも学び続ければならないんだと思った。その学びの一つとして、この『Universal』は大変いい教材になったし、今まで体験したことのない無限の生命エネルギーを感じるライブだった。なんにせよ、このダニーのインタビューを聞いて、やはり今の僕は日本一のアナシマニアとして、今のANATHEMAを徹底的に理解ッできていると同時に、彼の思想その信条を言葉ではなく心で理解ッできた気がする。そして遂に、ここ数年疑問に思い続けていた事が確信へと変わった→世界一エモーショナルなバンドANATHEMA=世界一エモーショナルな漫画『ジョジョ』なんだという事を...ッ!!

 だから僕は、本作品を荒木飛呂彦先生に観て感じてもらいたい、ただその想いだけなんだ。飛呂彦に対して、「この作品から溢れだす『幸福』という名の『黄金の精神』は『ジョジョ』そのものなんです」という想い(エモーション)を伝えたい、ただそれだけなんだ。

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KATATONIA 『Dethroned & Uncrowned』 レビュー

Artist KATATONIA
KATATONIA

Album 『Dethroned & Uncrowned』
Dethroned & Uncrowned

Track List
01. The Parting
02. The One You Are Looking For Is Not Here
03. Hypnone
04. The Racing Heart
05. Buildings
06. Leech
07. Ambitions
08. Undo You
09. Lethean
10. First Prayer
11. Dead Letters

      『死の王、復活するってよ』

あの日、KATATONIA死の王を産み落としたあの日、長きにわたって築き上げてきた”俺の界隈”は腐海へと沈んだ。2011年、スウェーデンの皇帝KATATONIAがリリースした『死の王』によって、いわゆる俺の界隈の崩壊すなわちサード・インパクトが起きた事は、読者も既にご存知のはずだが、それについてを詳細に記した愛のある肩叩きの中で、”オルタナ/トリップ系がやりたいのかメタルがやりたいのかハッキリしない(あいまいなのは『男』じゃあない)”と言う吉良吉影のような事や、アレンジャーのフランク・デフォルトの異常なゴリ押し感を聴いて、もういっそのこと”ニカバンド”になってくれたほうがよかったンゴ...とかナントカ書いたりした。しかし本作を耳にした時→あの『死の王』というのは元々トリップ系にすることを前提に作られた作品だったんじゃあないか?本来はコッチがKATATONIAの”本性”だったんじゃあないか?というような疑問がまず頭を過ぎった。もしそうだとすれば、レビューにも書いたヨナスの歌に関する違和感や俺たちのイェンス・ボグレンを左遷した結果→音の凡個性化を筆頭に、フランク・デフォルトのゴリ押しノーマン兄弟の脱退など、あの時に感じたありとあらゆる疑問や謎に納得ッが生まれる、というか、『死の王』のレビューに記した事に対する約一年越しの伏線()回収だと解釈すれば、それら全ての辻褄が合ってくる。それこそ、まるで日本語で書かれたその”肩叩き”の内容をKATATONIAが理解ッしたように、『死の王』をアコースティック/アンプラグド風に再構築(リメイク)したのが、この新作『Dethroned & Uncrowned』というわけ。

    ANATONIA

 確か...あれは8thの傑作Night Is the New Dayがリリースされた頃のインタビューだったかな、アンダースヨナス「俺たちはニカバンドにはならないよ(キリッ」とドヤ顔で答えた結果、今回→「嘘ンゴ。カタトニクス最高ンゴ」というアツい手のひら返し・・・もとい、これまでのお話の展開その着地点=”答え”となった、この度のKscopeからの運命的なリリースに一瞬は驚きながらも、一方では”やっぱり”と思う冷静な自分がいた。おいら、LovePeaceの提唱者こと秘密結社Kscopeの皇帝であり黄金の精神を持つANATHEMA『死の王』として知られる”漆黒の意思”を持つKATATONIAは一心同体の存在、すなわち【ANATHEMA(ジョニィ・ジョースター) × KATATONIA(吉良吉影)=ANATONIA(東方定助)】という、日本一のジョジョヲタとしての考察および独自の解釈を持っていて、当然、それはジョジョ8部『ジョジョリオン』の物語に関係する部分ではあるんだけれど、まぁ、それはそうとして→今回のKscopeKATATONIA”引かれ合い”は、まさに俺のキング・クリムゾンが予測していた通りの出来事で、ある程度の予測はしていても実際に起こってみるとやっぱ!?ってなるし、あの時ありのまま素直に”肩叩き”したことは何一つ間違っちゃあいなかったんだと、正しい行動だったんだと、この『Dethroned & Uncrowned』が産み落とされた今となっては、あの時の自分を”よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし”とチョコラータ風に褒めてやりたいぐらいだ。つまり、『死の王』という俺の界隈を崩壊させた元凶を再構築すること、それすなわち”俺の界隈の再構築”と全く同じ意味を持ち、要するにこの『D&U』の存在というのは、あの時の自分と今の自分を繋ぎ合わせる”救世主”であると同時に、”あの日”を境に絶望の淵へと追いやられた俺の界隈に棲む廃人に対するKATATONIAからの鎮魂歌でもある、それこそANATHEMAWeather Systemsという黄金のシンボル”が光り輝く俺の界隈を再び漆黒色に染め上げるかのような、そんな様々な意味合いを持つ一作。しかも、今年で25歳になった僕が活動25周年を迎えたKATATONIAの復活作を聴いている、そしてこのタイミングでANATHEMAのライブ作品『Universal』Kscopeからリリースされ、更には『ジョジョ』生誕25周年を祝う荒木飛呂彦先生の画集『ジョジョベラー』も同時に発売されるとか・・・なんて...なんて面白すぎる出来事なんだッ!これはもう『運命』としか言いようがないッ!これこそ”俺の界隈の再構築”の答えだッ!つうか、そんなことより、さっさとヨナスヴィンセントの薄い本はよ!

KATATONIA×KSCOPE

 『再構築』ということで、スウェーデン一の”ゆるふわ系男子”ことヨナスきゅんのボーカルだけはオリジナル版の音源を使っていて、バックのトラックがヘヴィなギターに替ってアコギやストリングスやシンセ、ドラムに替わってパーカッションを用いた、わかりやすい話→KATATONIAANATHEMA『Hindsight』的な事やってみた、というわけ。で、オリジナル版『死の王』の一曲目”The Parting”を初めて聴いた時は→日本一のカタヲタを自称している自分ですら全く耳に馴染まなかったというか、初っ端の”In the weak light”というヨナスのボーカルの入れ方からして「ナニかがおかしい...こんなことは許されない・・・」と、漠然とした違和感を感じていた。しかし、再構築された本作の”The Parting”は異常なほど耳に馴染むというか、まるで「プログレッシブな俺たちかっけええええええええええ!!」というアンダースのドヤ顔が浮かんできそうなほど、クソみたいにダサいGリフがないだけでここまで変わるなんて・・・ちょっと想像した以上だったし、あらためて『死の王』という作品がいかにして”Bサイド向け”に作られていたか、という真実が理解ッできた瞬間は素直に嬉しかった。で、The GatheringSilje Wergelandがゲストとして参加した#2”The One You Are Looking For Is Not Here”ではフェミニンなアンビエンス空間に包み込まれ、続く#3”Hypnone”は原曲でも鍵を握っていたキーボードの儚いメロディを主体としながら、歪みが抑えられた泣きのGソロにKATATONIAの本質というのを痛烈に感じつつ、 原作の中でも唯一これだけは名曲だと認めざるを得なかった#4”The Racing Heart”では、Bサイド屈指の名曲”Sold Heart”風すなわちフランク・デフォルト特有のアレンジが施された結果→もはや原曲を超えるある種の”凄み”を放っていて、内側に内側にヒシヒシと燃えたぎる『灼熱の魂』が外側へと開放されるようなヨナスの歌声は、それこそKATATONIAの本性と共にカタトニクスの真髄をまざまざと見せつけられた気分にさせる。これぞBサイドのセカイだと...ッ! そして...原作では”捨て曲四兄弟”だった#5”Buildings”,#6”Leech”,#7”Ambitions”,#8”Undo You”という中盤の変貌っぷりには、いい意味で驚かされた。原作『死の王』が駄作だと確信させたレベルのクッソダサいリズム刻みやがるGリフが消え失せ、同郷の盟友Opethを彷彿とさせるダーティなアコギがダークジャズ風の耽美なムードを形成する#5、ジャジーなピアノとヨナスの叙情的な歌声がレトロちっくに織りなすアダルティなダンディズムに心酔する#6、アンプラグド化したGソロの残響音が漆黒という亜空間の中を幽玄に揺らめく#7、どこか懐かしいキモチにさせるドラクエ的な謎の郷愁感とSWソロ風の童話ちっくなアレンジが聴きどころの#8まで、原作では死んでいた中盤の楽曲が今回のリアレンジによってズキュウウウンという擬音と共に”漆黒の意思”が注入され、死に体から息を吹き返した結果→まさにこの『Dethroned & Uncrowned』こそが真の『死の王』だという事を確信させ、同時に『死の王の復活』を宣言するかのような凄みすらある。中でも”Ambitions”の化けっぷりには度肝を抜かれたね。で、終盤の#9”Lethean”,#10”First Prayer”,#11”Dead Letters”までの、原作では”あと一歩”の印象だった曲も見事に化けている。#9は前作の”Day and then the Shade”をルーツとする曲だったんだなぁとか、#11はBサイドは元よりKATATONIA史上最高傑作”Unfurl”風のアレンジが際立っていたりとか、あらためて『死の王』を真正面から見つめ直し、より深い視点から楽しむことができた。なんかこれを聴いてると、まるで腐海に沈んだ極東の島国の畔で、東京五輪という名の死のカーニバル、暗黒舞踏会を繰り広げるかのような情景が浮かんでくる。なんにしても、今回は『死の王』を丸々リメイクというのが一番のポイントだと思う。

 いやはや、あのクッソダサいリフとピロピロ系Gソロという名の”雑音”が存在しない、つまり『死の王』特有のダサさがなくなった、というか薄くなっただけなのに、ここまで別物に聴こえるなんて想像もしていなかった。しかも、ただのアコギアレンジで終わらせるんではなくて、曲それぞれに合ったアレンジの仕方をしてて、それにより原曲とは比べものにならないほどの味わい深さとシブ味が増したことで、尚さら原作とは全く別の作品として聴くことができる。単純に、音そのものの作りがオリジナル版『死の王』のような異物感がない。ある意味、我流の【ATMSフィールド】を身にまとった”雰囲気バンド”としての本領を最大限に発揮してる作品なのかも。あと、これは原作に対する自分の印象が悪く過ぎたせいもあるだろうけど、リメイク版はヨナスの歌声や吐息がより近く明瞭に、より生々しい表現として聞こえる。極端な話→もはやヨナスのソロアルバムかと思うぐらい、ここまで素直にヨナニーできるメランコリックなKATA作品は他にないんじゃないかって。まさに”染みわたる”という言葉以外、僕の浅い知性では他に表現する言葉が見当たらないし、こうやって改めてヨナスのボーカルを中心に聴いてみると→ヨナスのボーカルメロディ自体は決して悪いモノではないし、むしろ過去最高に”ボーカリスト”としてのポテンシャルを発揮しているように思う。ということは・・・オリジナル版『死の王』を駄作にした戦犯は、やっぱり当時スカイリムやりまくってたリーダーのアンダースだったんだな...って。要するにアンダース許すまじ!

 俺たちカタヲタがKATATONIAに”求めているもの”であると同時に、俺たちカタヲタがKATATONIAに”求めていないもの”でもある本作品、しかしあの時に”愛のある肩叩き”をした自分は本作を”求めていたもの”として聴くことができる。そして、この『D&U』を誰よりも理解ッし、誰よりも楽しんで聴いているに違いないと、日本一のカタヲタを自称している今の自分にはハッキリとわかる。結局のところ、原作の『死の王』を聴いた時点で、KATATONIAKscopeに取り込まれてBサイド的な作品をリリースする未来をどれだけの人が予測できたんだろう...と。これが予測できたのは、少なくとも日本では自分だけだと思う。だからこそ、当ブログWelcome To My ”俺の感性”2013年度BEST頂点にこの『D&U』を掲げる、という行為に大きな意味や説得力が生まれるというか、『D&U』俺の界隈頂点にすることによって、栄冠(魂)を取り戻した『死の王』は腐海の底から目覚め、これにて俺の界隈の再構築の最終フェーズが完了する...そして...一度は王の称号(王冠)を失った『死の王』が...これにて俺の界隈皇帝に再即位するッ!!

 「“帝王”はこのKATATONIAだッ!!依然変わりなくッ!



 この最新インタビューを聞いてもわかるように、なぜ『死の王』をリメイクしたのか?という質問に対して、ヨナスとアンダースは二人共に『死の王』のポテンシャル(可能性)と自らを試す(チャレンジ)だと語っていて、いつ頃リメイクしようと決めたのか?という問いには→『死の王』をミキシングしている時だと答えてたり、なぜPeacevilleではなくKscopeからリリースしたのか?という問いに対して→Kscopeが掲げる音楽的思想と『D&U』の作風がマッチしていて、尚且つジャンルレスなレーベルだからと答え、Kscopeのバンドで好きなバンドは?という問いに→共にSW先生の名を挙げ、更にPTやパイナップル泥棒そしてANATHEMAの名前を挙げていたのが興味深かった。

 案の定、既に従来のKATAファンからは”愛のない肩叩き”がなされているみたいなんだが、しかしKATATONIA自身は【オリジナル VS, リメイク】という対立構造なんかクソくらえ、という声明を早くも出していて、これにはあくまでも”別作品”として聴いてくれという彼らの明確な意思が感じ取れる。ちなみに、アートワーク/デザインを手がけたのは毎度のトラヴィス・スミス氏。そして当然ながら、本作のクレジットにはイェンス・ボグレンという名前は刻まれておらず、あらためて近年KATA作品のアレンジャーとして知られるフランク・デフォルトとエンジニアのデイビッド・カスティロが中心となって生まれた作品なんだと、それは本作の内容を聴けば嫌でも理解ッできると同時に、悲しいかな...これはイェンス・ボグレンとの決別を意味してるんだと思う。

    DIR EN GREYを食らうKATATONIA

 ところで『再構築』といえば、KATATONIAの実子に当たるDIR EN GREYも今年の初めに初期の楽曲をリメイクしたTHE UNRAVELINGをリリースした事が記憶に新しく、そのアンラべでは親であるKATATONIAを豪快に食らう様子を見せていた。しかし、今回では「我が子を食らうサトゥルヌス」ならぬ「DIR EN GREYを食らうKATATONIA」という逆パターンの食らい返しが実現し、まるで「DIR EN GREYよ、これが再構築だ」と言わんばかりの、親が子に威厳を示すかのようなお話の流れがあって実に面白い。当然、DIR EN GREYKATATONIAの影響を受けているバンドの一つだし、既に本作の『Dethroned & Uncrowned』もチェックしているんだろうけど、そんな当たり前なことよりも、DIR EN GREYの秋ツアー『TOUR2013 GHOUL』の会場BGMとして、この『D&U』の楽曲を流すor流さないかが気になって仕方ない。・・・と、まだチケ取ってない自分が言うのもアレなんだが、正直ライブの内容よりもその事が気になって夜も眠れない。だって、DIR EN GREYがこの『D&U』から学ぶことって意外とたくさんありそうな気がしたからね。特に#3と#7のGソロは薫きゅんに是非とも聴いて学んでほしい(いや、既に聴いてるか?)。そんな風に、KATATONIADIR EN GREY漆黒の関係性を考察していてふと思った、もしフランク・デフォルトがDIR EN GREYの楽曲をアンプラグド化したらどうなるんだろう...ってね。

 さて、これからのKATATONIAについてなんだが、このままKscopeの傀儡としてゾンビのように生きていくのか、それとも従来のオルタナティブ・ヘヴィ路線に戻るのか、彼らの今後が今から楽しみで仕方がないし、それこそガチでBサイド路線やってくれたら面白いとは思うけどね。けど、もう二度と『死の王』みたいなオリジナル&リメイクという、どっちつかずでハッキリしない(あいまいなのは『男』じゃあない)と、『ジョジョリオン』の吉良吉影が激おこプンプンしそうな作品だけはやめてほしい。方向性をどちらか一本に絞ることができれば、KATATONIAは本当の意味で復活できると思うよ。まぁ何にせよ、ノーマン兄弟というバンドの”核”を失い、首の皮一枚で繋がった瀕死状態って時に、この絶妙なタイミングでKscopeに救済を求めたのは懸命だったというか、こうなることはもはや『運命』で決まっていたと言わざるをえない。何にしても、KATATONIAの作品にKscopeという文字が刻まれているというだけで、自分は問答無用にアヘ顔デフヘヴン状態になりますけどね。どうやら今後、リリースから10周年を記念して6th『Viva Emptiness』のリメイク/リマスターも予定しているらしいので、そちらも期待して待ちたい。最後に一言→この度、『死の王』の再構築という名の俺の界隈の再構築すなわちフォース・インパクトを起こしたKATATONIAには、 本当に…本当に…「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…。

Dethroned & Uncrowned
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