Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

映画

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・・・じゃねーのかよ!

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新海誠監督の新作映画『言の葉の庭』を観た。

 ポストカード
    
       
【ネタバレ注意】


新海誠
監督の新作映画『言の葉の庭』を観てきた。結論から言えば...泣いた。

    『言の葉の庭』=『フェチ映画』

おいら、新海誠監督の作品は『新海誠特集』がTVでやってた時にひと通り鑑賞した記憶があるんだが(『雲のむこう、約束の場所』だけは未見)、その中でも一番に評価が高い『秒速5センチメートル』は数回観たことがあって、その都度KATATONIA状態すなわち鬱状態になったりするほど、まさに最高傑作に相応しい良作だった。その次の作品となった長編『星を追う子ども』は露骨にジブリを意識した作風で、正直なところあまり良い作品とは言い難かった。そして、その前作から約二年ぶりの新作となる本作『言の葉の庭』は、上映時間が45分の中編モノで、ストーリーは”現代の東京を舞台に、男子高校生と生きることに不器用な年上の女性の淡い恋の物語”という感じの、ハッキリ言えば【シスコン映画】みたいなソレというか、馬鹿でもわかる至ってシンプルなラブストーリー的なアレ。で、今回のキャラデザは前作に引き続いて土屋堅一さんの担当で、靴職人を目指す高校生の主人公秋月孝雄を演じるのはパヤオ『千と千尋の神隠し』のハク役としても有名な入野自由君、ヒロインの雪野百香里を演じるのは人気若手声優の花澤香菜さんという、まぁ、いわゆる”声ヲタ”にもバッチリ”ブヒらせ”アピールしてますよ的なキャスティングで、入野君は僕と同い年とは思えないほど完璧な演技力を、オットリとした大人しい感じの声でブヒらせる花澤さんの演技も(こんな教師おるか?)とか若干思いながらも、最終的には”この人しかいない”と納得させるほどの存在感を見せている。しかもお互いに”2月生まれ”ということで(花澤さんに至っては僕の誕生日と一日違い)、やっぱ”2月生まれ””雨”の相性って抜群やなッ!と再確認した次第で、なんつーか成功するべくして成功した作品なんだと納得(えっ)。で、新海監督の作品といえば、ご存知の通りその【映像美】が高く評価されているが、この『言の葉の庭』の序盤にも緑と情緒に溢れた、まるでパヤオの『千と千尋』もしくは『ポニョ』を連想させる、【トンネルを抜けた先】にある【あの世とこの世の間】の異次元空間、それこそ夢の世界のように幻想的な日本庭園が登場するんだけど、まずこの日本庭園の絵があまりにも美しく壮観で思わず引き込まれた。で、本作の舞台と言っていいその庭園に引かれ合うように、15歳の少年と27歳のオトナの女性の淡く儚く刹那的な恋物語を、まるで【梅雨の始まり】を知らせるかのような池泉が奏でる雨音と同じように繊細かつ丁寧に紡いでいき、”雨”というノスタルジックな魔法に限定されたロマンティックな「雨宿り」の物語は、【梅雨の終わり】と共にテンポよく一気にクライマックスへと向かっていく。っと、その前に、話の中盤に孝雄が靴を作っていると言ってユキノの足を採寸する場面で、ヒールを脱いだユキノの足に孝雄が人差し指で触れるシーンからの絵のワンカットワンカットの魅せ方に(あっ、この監督【おはD】もとい【変態】だわ)と確信したというか、さすが【日本一の変態】と名高いパヤオの影響を直に受けているだけあって、過去作品にはないある種の【エロス】というか、本作一番の見せ場および作画ニキの真骨頂というか、新海誠流の【男のフェミニズム】を感じ取れた俺的瞬間最高視聴率がこのシーンだった。だって、アニメであんなにも綺麗な足って今まで見たことなかったもん。これには割りとマジで足フェチな”俺の感性”にビビッとキタ。要するに、『言の葉の庭』=『フェチ映画』というわけです。

  『パヤオ(ロリコン) VS 新海誠(シスコン)』

 話を元に戻して、やはり本作『言の葉の庭』の目玉はクライマックスの”あのシーン”で、まぁ、ベタでクサいシーンではあるんだが、一回りも年齢の離れたカレシを持つ母親の子供とはまるで思えないほどマジメで誠実に生きる孝雄、一方で教師イジメにあって”金麦ヤケ酒BBA”と化したユキノ先生、互いに大人しく素朴な性格の男女が感情をむき出し(愛のむきだし)にして本音でぶつかり合い、遂にユキノが孝雄を抱きしめて互いに泣きじゃくると同時に、まるで(クンニしろオラァァァ)ならぬ(オラオラ泣けよオラァァァ)と言わんばかりの、秦基博さんによる主題歌”Rain”が流れ出すというベッタベタでクサいクライマックスの展開にMy Heart is epicッ!! この新海誠作品史上最もエモーショナルな場面の入野君と花澤さんの演技には盛大な拍手を送りたい。ハイライトは孝雄の「あんたは一生ずっとそうやって、大事な言葉は絶対に言わないで、自分は関係無いって顔して、ずっとひとりで、生きてくんだ!」の場面(特に「大事な言葉は絶対に言わないで」のトコロすき)。そしてこの孝雄とユキノが抱きしめ合う超絶エモいシーンで、ユキノの左足の指の描き方を見てまたしても新海監督マジ変態紳士やと思った。わかりやすい話、ユキノの家でDT孝雄フラれて出て行く→ユキノ泣きながら孝雄のセリフを回想→BGMが流れ出すと同時にユキノ怒りの裸足ダッシュからのズコー!(ユキノの美しい足はもうボロボロ)からの~スパロボばりに無駄にイカしたカットインからの激おこ状態の孝雄→「金麦クソババア!」からのワイ→(自分、涙いいすか?)からの秦基博→「言葉にでき~ず~♪」。なにやらこの主題歌、大江千里さんの”Rain”が原曲のカバー曲らしいんだけど、なんか初めて聴いた印象は【山崎まさよし×ケツメイシ】的な雰囲気のある曲で、本作のストーリー/コンセプトとマッチしてるように感じた。けど、俺の中で【新海誠映画=山崎まさよし】というイメージが完全に出来上がっちゃってるせいで、正直なところ(まさよしー!早く来てくれー!)ってなったのは言うまでもない。

 本作、『秒速5センチメートル』みたいな、まるでSEKAI NO OWARIのような後味の悪いラストではなくて、むしろ今回は逆に主人公とヒロインの二人が再び【未来】へと歩き出す(再生の物語)、まるでSBRみたいに【希望】に満ちたラストで、確かに完全なハッピーエンドではないかもしれないが、見終わった後に妙な清々しさを感じたほど、少なくとも『秒速』が地獄とすると『言の葉』の後味は天国のように感じるレベル。本編約45分という上映時間の短さを微塵も感じさせないほど”濃密”な、本当に無駄のないストーリー展開は見事としか言いようがない。申し訳ないが前作は黒歴史と言ってしまいたいぐらい。結論として、所々に入る金麦や伊右衛門の露骨な宣伝やイイ意味でダサいカットインの演出や『秒速』リスペクトな中二病ポエム的なセリフなどなど、色々な意味で『秒速』より好きですコレ。もっかい劇場で観たいけど、そこは早くも今月にDVD/ブルーレイ化されるまで我慢。だけど、本作の物語に大きく関わってる”梅雨”の時期の今だからこそ、せめて一回は劇場で観ることをオススメしたい。しかし(あれっ?なんでオレ一人で『言の葉の庭』とかいうラブストーリーを観ているんだろう・・・えっ泣)ってなるならないの保証はできない。俺が唯一言えることは、シスコン野郎は大人しく観ときゃエエんちゃうん?そんで(雪野タソ~ブヒィ!)とか叫んどけばエエんちゃうん?という事ぐらい。あと思ったのは、一回りも年齢の離れたカレシを持つ孝雄の母親と、孝雄とユキノが置かれた状況がまるで同じなのはナニか深い意味があるんやろか?この孝雄の母親が割りとマジでクズ設定にした理由が知りたくなった。なにはともあれ、この『言の葉の庭』は俺のフェチ心をくすぐるような、それこそ新海誠の【映像美】ここに極まれりな作品でした。

 ちなみに、同時上映されたショートフィルムの『だれかのまなざし』はコチラも新海誠監督の作品で、父子家庭的な親子とネコの思ひでポロポロ的なストーリーでまぁまぁシンミリできて良かった。この短編では、『言の葉の庭』で孝雄の母役を演じていたベテラン声優の平野文さんが語り役として出演している。そして『言の葉の庭』が完全に幕を閉じた後に、パヤオことスタジオジブリの新作『風立ちぬ』の予告映像が四分間流れ始めた。主演にエヴァの庵野秀明監督という謎のキャスティングから、音楽には久石譲ユーミンとかいう最強の布陣。ストーリーは1920年代の日本で、あの当時の若者の生き様を描いた、いわゆる【戦争モノ】っぽいんだけども、どうやら実在の人物であり零戦の設計者である堀越二郎の半生を描いた映画とのこと。これも予告編だけでスデに涙が出てきそうな感じだった。7月20日に公開らしい。なんつーか、『ポニョ』よりもパヤオ映画っぽい雰囲気だったから、なおさら期待したい。

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