Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

オランダ

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

The Gathering 『Disclosure』 レビュー

Artist The Gathering
NEXT-Gathering

Album  Disclosure
Disclosure

Track List
01. Paper Waves
02. Meltdown
03. Paralyzed
04. Heroes For Ghosts
05. Gemini I
06. Missing Seasons
07. I Can See Four Miles
08. Gemini II

ノルウェイ人ボーカリストSilje Wergelandを迎えた前作のThe West Poleで”新生The Gathering”として新たなスタートを切ったオランダの至宝、The Gatheringの約三年ぶり通算11作目『Disclosure』が、前作的な”ソフト&ウェット”なオルタナ感を踏襲しながら、今は亡きUKのPRRやUSのPhantogram的な”Art-Rock/Post-Rock/Post-Progressive”への歩み寄りをみせた、すなわち超絶”俺好み”の作風となってて兎に角”スバラシイ”の一言。で、”The Gathering=アネク・ヴァン・ガースバーゲン”という絶対的な概念をブチ壊すような、もはや”NEXT-Gathering”が”芸術性の高み”を目指した先に辿り着いた一つの答えといっていい、本作に先駆けて先行公開された#4” Heroes For Ghosts ”を聴いた時点で傑作を確信したが、本作はまさに、その名曲” Heroes For Ghosts ”から嫌でもほとばる”化ける予感”と只ならぬ”スゴ味ッ”が作品全体に漂う見事な傑作となってて、ヴァイオリンやヴィオラそしてトランペットを操るゲストを擁しながら、Silje姐さんの透き通った歌声とバンドの核であるFrank Boeijenのkeyを中心とする優美なサウンドが、”NEXT-Gathering”のセカイを可憐に優雅に舞い踊り、そして淡く叙情的な物語を形成していく。そのオルタナ/ポストロック/プログレッシブ/アンビエント/トリップホップなど様々な感性を巧みに飲み込んだ芸術的な音世界は、まさしくArt-Rockあるいは”Kscope流Post-Progressive”そのもの、である。特に#2” Meltdown ”は#4に次ぐ、いや、それ以上に本作を象徴するかのような一曲で、聴いているだけで胸がワクワクドキドキ楽しい気分にさせてくれる。

 という風に、前作『The West Pole』の内容は決して悪くなかったが、ボーカリストSiljeの初お披露目作品言わば試作品的な感じに聴こえるトコも正直あったのは確かで、しかし今回は”やりたかったことを楽しくやってる感”がヒシヒシと音から伝わってくる。それ故の傑作、お見事。つまり、これにてついに”NEXT-Gathering”が始動する、というわけだ。そんなわけで、Silje姐さんも参加したKATATONIAの新作にショックを隠し切れない様子の俺たちを尻目に、まるで肩さんの汚名返上するかの如く、”俺の界隈”というニッチな界隈からの大きな期待に答えてくれたThe Gathering(NEXT)には心から敬意ッを表したい。
 
Disclosure
Disclosure
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The Gathering
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Hypomanie 『Calm Down, You Weren't Set On Fire』 レビュー

Artist Hypomanie
Hypomanie

Album 『Calm Down, You Weren't Set On Fire』
Calm Down, You Weren't Set On Fire

Track List
01. 19 Stars And The Sweet Smell Of Cinnamon
02. Alissa Loves Perfume
03. If Only The Seas Were Merciful
04. Lullabye For Ian
05. Pale Blue
06. You Never Listened To The Birds

An Autumn for Crippled ChildrenCold Body Radiationと並んで、いわゆる”ダッチ産ポストブラック三連星”の一角を担う、スイーツ系男子S.氏による一人ポストブラックこと、Hypomanieの約一年ぶり通算三作目『Calm Down, You Weren't Set On Fire』なんだけど、本作品は良質なインスト系ポストブラックだった前作A City in Monoの延長線上にある、凍えるほどに冷たく、そして儚くも甘~いメロディが洪水のように聞き手に襲いかかる”スイーツ系ポストブラック”を素直に踏襲してて、シューゲ流れのチリチリとした細かい音の粒が痛風のような痛みを与えるデプレッシヴポストブラの#1からしてHypomanie節全開で、ポストパンク的なノリとポストロック的な穏やかでヒンヤリとしたメロディが北風小僧バリに吹き乱れる#2、あまりにも美しすぎる壮麗優美なメロディとポストロック然としたストーリー性をもって美しくも繊細な音世界を形成していく#3、序盤の悲哀に満ちた泣きメロから打ち込みを使った朗らかな中盤そして感動的なほど美しく壮麗なスケールに溢れた終盤という約10分間のクッソドラマティックな#4、初っ端からBlackgaze=ブラゲ然とした激しい疾走感と荒涼感をもって直走る#5、#5の疾走感を受継いだ#6で終わり。特に、まるでIf These Trees Could Talkバリに優美でリリカルな物語に心惹かれる#3” If Only The Seas Were Merciful ”と#4” Lullabye For Ia ”の二曲には、ポストブラだからといって決して侮ってはならない、ポストブラならではの確かな”良さ”がある。その完成度は前作以上かも。で、こうなると来月にリリースされるAn Autumn for Crippled Childrenの新作が俄然楽しみになってくるわけだが、さてさて。

Epica 『Requiem For The Indifferent』 レビュー

Artist Epica
Epica

Album 『Requiem For The Indifferent』
Requiem For The Indifferent

Track List
01. Karma
02. Monopoly On Truth
03. Storm The Sorrow
04. Delirium
05. Internal Warfare
06. Requiem For The Indifferent
07. Anima
08. Guilty Demeanor
09. Deep Water Horizon
10. Stay The Course
11. Deter The Tyrant
12. Avalanche
13. Serenade Of Self-Destruction

メタル界屈指の変顔嬢王ことシモーネ・シモンズ率いるオランダの至宝、Epicaの約二年半ぶりとなる通算五作目『Requiem For The Indifferent』なんだけど、このバンドといえば、3rdの『The Divine Conspiracy』で大きく化けて、当ブログの2009年度BESTにもランクインした前作の4thDesign Your Universeでメタル界の絶対的なバンドとなった感があるんだが、その3rdそして4thと立て続けに傑作をリリースし、さて期待と不安が入り交じる本作はというと・・・ジャケを見た時から嫌な予感はしてたが、その嫌な予感が的中してしまった。聴き始めてまず自分の耳を疑った、あの名作3rdと4thを世に放ったバンドとはまるで思えないほど、単純に第一印象のインパクトが弱く、全体的にクサミやパンチに欠け、リフや楽曲の構成力もフックが乏しい。3rdや4thには間違いなくあった”凄み”や”覇気”もどこかへ消え去っている。バンドのキモであるVoシモーネの美声をフューチャーした楽曲の耳に残らない具合もアレだし、粗削りなゴリゴリ感を持ち味としたバックのサウンドも以前までのキレが全く感じられず、平凡でヌルい。要するに、下手にプログレ・メタルをやろうやろうと変に意識しちゃった結果ダメになった典型をやってのけてる。つうか、ギターの音が死んだような、迫力がなさ過ぎる音質が更に本作のダサさを増長させる。これはもうイカンでしょ。褒める要素すら皆無。どうしちゃったのマーク・ヤンセン・・・。となると、俺たちは彼らのナニをドコを聴けばいいのかも分からなくなってしまい、結局、何がしたかったアルバムなのかも分からない。ここまで色々とアレだと、内容がこんなんだからジャケもあれでええやろ~的なノリだったんだろう。あれだ、Epicaは多分、本作を最初から最後までノンストップで聴き続けることができたドMには、ご褒美としてシモーネの変顔ブロマイドをプレゼントするというファニーな計画でも立ててるんだと思う。うん、きっとそうだ。冗談は置いといて、昨年にウィズインやナイトウィッシュがそれなりの新作を出してきて、さて仕上げはコイツらという場面で、正直かなりの期待感があっただけに、これは今年のワーストアルバム候補になっちゃいそうな予感。当然、オススメなんかできません。

レクイエム・フォー・ジ・インディフェレント
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Anneke van Giersbergen 『Everything Is Changing』 レビュー

Artist Anneke van Giersbergen
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Album 『Everything Is Changing』
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Track List
01. Feel Alive
03. Everything Is Changing
05. I Wake Up
06. Circles
07. My Boy
08. Stay
09. Hope, Pray, Dance, Play
10. Slow Me Down
11. Too Late
12. 1000 Miles Away From You

俺の界隈のマドンナこと、元The Gatheringアネク・ヴァン・ガースバーゲンがシンガーソングライターとして籍を置く、Anneke van Giersbergenの約三年ぶりの二作目『Everything Is Changing』で、本格的なソロと呼べるこのバンドでアネク姐さんがやってる音楽というのは、ギャザやAgua de Anniqueと比べると俄然ストレートなオルタナ系ロックをやってて、アネクの歌が元気に弾けるポップネスとスペーシーなkeyやエレクトロニカ、ストリングスやピアノをアッパーなロックサウンドに乗せたダイナミックなスタイルには純粋に心の高鳴りを憶え、中でも#1”Feel Alive”や#2”You Want To Be Free”やMVにもなっている#4”Take Me Home”を筆頭とするポップでハード、力強くそしてポジティブ=希望に満ちた前向きな感情を露にする楽曲を中心に、後期ギャザみたく艶なムードのあるアネクの歌がシットリと胸に染み入るトリップ・ホップ的な#3”Everything Is Changing”やストリングス×ピアノのピュアバラードの#6”Circles”、90sユーロポップを意識したデジタルな電子音がイカす#5”I Wake Up”、本作のハイライトでありMuseばりのスケール感とエピックネスが共鳴するサビがパない#7”My Boy”、ダークでヘヴィな#8と#11に挟まれたポップな#10、クライマックスに相応しい#12で〆・・・といった感じの幅広い曲調で楽しませる本作、これが予想以上にクオリティが高くて、Agua de Anniqueの最新作『In Your Room』と比較しても曲の質、作品の完成度共にレベルが違う。要するに、今のアネクらしさの全てが詰まった、まさしく集大成と呼ぶに相応しいアルバム。特に7曲目までの流れは圧巻で、これぞ真珠のバラードと呼べる#6から感情の高鳴りを憶える#7への流れ、そして後半のヘヴィな流れにも( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまうほど、文句なしの良作。しかしながら、どの曲調スタイルにもアネクニキの歌声は嫌味なく映えるなぁと、再確認した一枚。オススメ。

B

Everything Is Changing
Everything Is Changing
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Anneke Van Giersbergen
Play It Again Sam UK (2012-02-14)

An Autumn for Crippled Children 『Everything』 レビュー

Artist An Autumn for Crippled Children
58538471

Album 『Everything』
An-Autumn-For-Crippled-Children-Everything

Track List
01. Forever Never Fails
02. Formlessness
03. Absence Of Contrast
04. We All Fall
05. Nothing/Everything
06. Her Dress As A Poem, Her Death As The Night
07. I Am The Veil
08. Cold Spring
09. Rain

オランダはフリースラント出身のMXMTXTCXCによる三つ子ポストブラックこと、An Autumn for Crippled Childrenの約一年ぶりの二作目『Everything』がメロ過ぎて、どうしてこんなにkawaiiんだろう・・・について早速なんだけど、昨年突如としてこの界隈に現われたこのバンド、まるで脳ミソを電ノコで削るかのような、そのまさしくBlackgaze然としたノイジー過ぎるギターと胸を掻き毟りながら絶叫し続ける重度の精神病患者のMXM氏とkeyの美メロのまぐあいによる、まるで”精神病棟のススメ”を提唱するかのような、恐ろしいほどデプレッシヴな世界を極めたマジキチブラックは、前作よりも格段とオルタナ/ポストブラックライクな、扇情的でありながらもどこか不安感を誘うスウィーティ&シュガーな美メロの洪水に溢れ、この儚くも女々しい安らぎのメロディこそポストブラ界隈の絶対なる証であり、要するに・・・まさにその存在を恥じながら死ねッ!

 ピコピコした電子的keyやアニソンばりに壮麗なストリングスが色鮮やかに咲き誇る#1”Forever Never Fails”からして、なんて女々しいッ!女々しいッ!!女々しいッ!!!けど・・・kawaiiッ!・・・次いで、みんなで手を取り合いながら華やかで優美なメロディに心躍らせる#2”Formlessness”は、これはもうブラック・ミュージックを極め一巡して辿り着く”本当の優しさ”を感じる。うん、なんてkawaiiんだろう・・・。華麗に舞い散るkeyのメロがkawaii過ぎる3”Absence Of Contrast”、ルンルン♪気分な幸せ過ぎる美メロとメランコリーかつエピックなギターのメロに悶絶必須な#4”We All Fall”、再び壮(躁)麗なるドラマティックな絶望kawaii世界を繰り広げる#5”Nothing/Everything”はもはや”激情系ブラック”とでも呼びたいレベル。で、ドゥーミーな#6、ポスト・パンクっぽくて儚くもkawaiiよぉ・・・な#7はブラストやクリーンVoを交えて展開。とにかく#1~#5までの流れがスゴイ。くっそメロkawaii。
 前作よりも7分ほど短いトータル約44分、最初から最後まで(躁)状態を持続させた超ハイテンションッ!な美メロ祭り・・・となると曲の区別がどうしても付きづらい難点こそあるが、それでもこの手の音楽スキーなヤツなら四の五の言わずにブヒってると思う。全体のイメージとしてはLifelover『Konkurs』的な、常に”躁状態”にあるオルタナ系デプレ・ブラックっぽいなぁって。・・・というわけで、なんとも女々しくそしてkawai過ぎるインテリア系カタワ隔離施設である本作品は、同郷のHypomanieFenら辺のポストブラック好きなら絶対的マスト。

        その女々しさを恥じろッ!そして生きろッ!

B

Everything
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