Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

モダンメタル

VOLBEAT 『Outlaw Gentlemen & Shady Ladies』 レビュー

Artist Volbeat
Volbeat

Album 『Outlaw Gentlemen & Shady Ladies』
Outlaw Gentlemen & Shady Ladies

Track List
01. Let's Shake Some Dust
02. Pearl Hart
03. The Nameless One
04. Dead But Rising
06. Room 24 [Feat. King Diamond]
07. The Hangman's Body Count
08. My Body [Young The Giant Cover]
09. Lola Montez
10. Black Bart
11. The Lonesome Rider [Feat. Sarah Blackwood]
12. The Sinner Is You
13. Doc Holliday
14. Our Loved Ones

     【祝!!サマソニ2013参戦決定ッ!!

いきなりだけど、当ブログWelcome To My ”俺の感性”に流入検索キーワードで一番多いのってなんだと思う?そう、実はその答えこそ”Volbeat”なんだよね。ずっと前から自分でも疑問に感じてたんだけど、まるで今回の『サマソニ2013』への出演決定がその答えおよび伏線であるかのように、つまり長年のギモン対して納得ッが生まれた瞬間、というわけ。案の定、サマソニ参戦が決まったお陰で、過去のVolbeatのレビュー記事のアクセス数が急激に増えた結果→当ブログWelcome To My ”俺の感性”の2ちゃんねるデビューも相まって、過去最高のアクセス(ユニーク)数を記録w これはもう『VOLBEAT応援ブログ』としてやってけっつー事ですかぁ?

 まぁ、そんな前置きは置いといて、今や欧州のメタルフェスでその名前を見ない日はないと言っても過言じゃないぐらいのモンスターバンドへと成り上がった、北欧デンマークが世界に誇るロカビリー/エルヴィス・メタルバンド、Volbeatの前作Beyond Hell / Above Heavenからは約三年ぶりとなる通算五作目『Outlaw Gentlemen & Shady Ladies』なんだけど、本作品は2011年にギタリストのThomas Bredahlが脱退した代わりに元アンスラックスのギタリストRob Caggianoを新メンバーとして迎え入れ、そしてエンジニア/プロデューサーには毎度お馴染みの(Anubis Gateで知られる)ヤコブ・ハンセンを...つまりこれ以上ない万全の布陣で制作された待望の新作。で、この”デンマークのメタリカ”もしくは”デンマークのマシへ”の特徴といえば、ヘヴィ&グルーヴ/カントリー/クラシックHR/ストーナー/パンク/ブルース/スラッシュ/R&Rなど幾多の要素を実にデンマークらしいモダニズムに溢れた通称”ヤコブ・サウンド”へと落とし込み、そしてサマソニでも共演するメタリカジェームズ・ヘットフィールドリスペクトなフロントマン、Michael Poulsen男爵のまるでミュージカル俳優顔負けの”オトコの色気”を帯びた野太くダンディな雄叫びがアリーナ級のスケール感と圧倒的なダイナミズムを演出する、要は単純に聴いてるだけで自然と楽しくウキウキな気分にさせる、それこそまさにサマソニ(フェス)向けのノッリノリなメタルンロールをやってるわけ。で、デビュー作の頃はスラッシーなビートに身を任せたゴリゴリかつダークなヘヴィメタルやってた彼らだが、最高傑作と名高い2007年作の2ndフルRock The Rebel / Metal The Devilを期にカントリーやロカビリー的なノリノリな要素を著しく強めた結果→今の”Volbeatサウンド”を確立する事に成功し、その勢いで一気に今の地位まで上り詰めた、というわけ。事実、2008年作の3rdGuitar Gangsters & Cadillac Bloodや特に前作の4thBeyond Hell / Above Heavenなんかはその大衆受けを狙ったメジャー嗜好が強く感じられたが、その4thの流れを着実に汲んだ本作で”遂に”というか、そのいわゆる”メインストリーム”な市場を明確に意識した、Volbeat史上最もポップでキャッチーな作風に仕上がっている。それは初期のゴリゴリ感やモダンヘヴィネスが皆無で、露骨にメインストリームを意識した歌モノAORの#2”Pearl Hart”やクラシックHR調の#3”The Nameless One”を聴いて(おいおいニッケルバックか)って思うぐらい顕著に表れていて、そしてシングル曲の#5”Cape Of Our Hero”を聴いて(おいおいおいおいマジでニッケルバックじゃねーかw)って確信するぐらい、もはや叙情的な香りすらある実にメロディアスなHRを展開している。だって、ゲストVoにKing Diamondを迎えた#6や#7を聴いてやっと初めてコイツらがメタル畑出身だという事にハッ!!っと気づかされたぐらいだし...。過去作ではHank WilliamsJimmy WorkそしてDusty Springfieldsの曲をカバーしてたが、今回はYoung The Giantの”My Body”をカバーしてる。そしてゲストVoとしてカナダ出身のSarah Blackwoodを迎えた#11、エスニックな音を使った#13、ラストを飾るバラード調の#14まで、全14曲トータル約一時間程度。そんな感じで、ぶっちゃけると今作はニッケルバック大好き♥な歌モノ系オルタナ/ハードロック色が強すぎて、あくまでも初期というか2ndの頃のグルーヴ/ヘヴィ/カントリー/ブルージー/スラッシュ/R&Rなどの要素をバランスよく取り込んでモダンに昇華した作風こそ彼らの持ち味およびスタイルだと信じてやまない人からは、色々な面で少し物足りなさを感じると思う。確かに、これまでの作品と比較しても明らかにスラッシュ的な”勢い”やメタル的な”重さ”が大幅に削がれたつまり”軽い”内容ではあるが、逆に言えば初めてVolbeatを聴くっていう人には打って付けの、過去最高に取っ付きやすい(聴きやすい)洗練された作風とも言えなくはないし、それこそ今年のサマソニの予習がてら聴くにはこれとない一枚だと思う。けど、やっぱり個人的な好みだと2ndをゴリ押ししたい。マジで傑作だから。ヴォアッ!! こう言っちゃ何だが、そもそもVolbeatの曲調って似たような感じの金太郎飴が多いし、むしろそれが”Volbeatらしさ”というか、だがそれがいい、みたいな風潮あるじゃん?だからサマソニの予習として最低限押さえとくベキなのって、やっぱ初期の傑作2ndと新作の二枚になるんじゃね?って。4thも名曲多いけどね。

 何はともあれ、当ブログの読者および俺たちからすればホント今更かよ...って感じだが、今回まさかのサマソニ参戦という、やっと彼らの名前が日本で知れ渡る大きなキッカケというのができて本当になにより。つうか、欧州ではトリを飾るレベルの彼らがサマソニではこんなに小さい(低い)扱いを受けているトコロに、日本での知名度のなさ...というよりも、主催者側からVolbeatへ対する敬意が一切感じられないのがアレ。しかしながら、こんな無礼を顧みず初来日を決意したVolbeatに、僕は敬意を表したい。



Outlaw Gentlemen & Shady Ladies
Volbeat
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Bullet For My Valentine 『Temper Temper』 レビュー

Artist Bullet For My Valentine
Bullet For My Valentine

Album 『Temper Temper』
Temper Temper

Track List
01. Breaking Point
02. Truth Hurts
03. Temper Temper
04. P.O.W.
05. Dirty Little Secret
06. Leech
07. Dead To The World
08. Riot
09. Saints & Sinners
10. Tears Don't Fall (Part 2)
11. Livin' Life (On the Edge of a Knife)

今月に来日公演を控えたUKの五人組、Bullet For My Valentineの約三年ぶり通算四作目『Temper Temper』なんだけど、メタル界に衝撃を与えたデビューアルバム『The Poison』が誇るB4MV屈指の名曲”Tears Don't Fall”の(Part 2)が本作の10曲目に収録されてるってトコロからしてハードルブチageな本作品、気になるその内容としては...彼らB4MVの確かな初期衝動により誕生した1st『The Poison』と2ndScream Aim Fireのようなエモ系メタルコア/モダンスラッシュっぽさはもはや皆無で、結論から言えばただの”モダン(オルタナ)メタル”になってるンゴ・・・。その”モダン化”は前作の3rdFeverから顕著に表れてはいたが(ショージキ前作の曲は記憶にない)、そのモダン化の流れを直に受け継いだ本作で遂に”究極完全態モダンメタル”になってる。この手のキッズ向けのバンドがモダンメタル化するのは別に構わないし、むしろ想定内なんだが、如何せん肝心の曲が書けてないのが致命的で・・・(アカン) 単純な話、リフというリフが存在しないし、歌メロという歌メロも存在しないし、取り残されたギターソロを聴くだけの行為に何の意味があるのか?と聞かれたら”ない”です。あと今回の音もよくわからない。単純に曲を聴いててアツくならないし、オレの”キッズ魂”に火がつかない。約5年前、ナニを覚えた猿のように2ndを聴いて”馬鹿チョップッ!!お馬鹿チョップッ!!”だってよwww空耳wwwってウケてた自分が懐かしい。俺の中でB4MVは2ndで終わったと言える。もう何が何だがわからない・・・どうしてこうなった。分かりやすい話、マット・タックがガチムチになった結果→その筋肉と反比例するかのように曲の中身がスカスカになったンゴ・・・というお話。ここまで自信を持って駄作と呼べる作品はなかなか珍しい。本作の目玉となる#10”Tears Don't Fall (Part 2)”を聴いても、もうなんかスゲー今更感しかない。これ以上ナニを書けばいいのかも分からない...なァ...お前たちだってそう思うだろ?
 
Temper Temper
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IN FLAMES 『Sounds of a Playground Fading』 レビュー

Artist In Flames


Album 『Sounds of a Playground Fading』


Track List
01. Sounds Of A Playground Fading
02. Deliver Us
03. All For Me
04. The Puzzle
05. Fear Is The Weakness
06. Where The Dead Ships Dwell
07. The Attic
08. Darker Times
09. Ropes
10. Enter Tragedy
11. Jester's Door
12. A New Dawn
13. Liberation

北欧スウェーデンが生んだいわゆる”ヨーテボリ・スタイル”の第一人者こと、In Flamesの約3年ぶり通算10作目となる新作『Sounds Of A Playground Fading』は、バンドの創始者でありギタリストのイェスパー・ストロムブラードがアル中により長年苦しんだ末・・・遂にバンドを脱退、代わりにEngelのギタリストニクラスを再び迎え入れ、ついでにレーベルをCentury Mediaに移しての最新作。

 イェスパーの脱退という衝撃的な出来事を乗り越えての本作、、、気になるそのサウンドとしては、一足先に綺麗な花火が舞い散るMVが公開された”Deliver Us ”を聴けば分かるとおり、2000年代から続く”ポップなインフレ”をやはり踏襲し、曲の雰囲気やアンダースの歌からは2002年作の『Reroute To Remain』を強く彷彿とさせる。がしかし、『リルート』や『サウンドトラック』期の北欧メロデス然としたヲタ臭いあのモダンさや儚いアコギが奏でるあの荒涼感っつーのはもはや皆無に近く、やはりイェスパー脱退の影響が大きいのか、近年の彼らに対して嘆かれている”アメリカンナイズ=親米ネトウヨ”っぷりが更に一段と表面化した、前作の流れを汲んだインダストリアルっぽいアレンジでポップに聴かせるユニクロ系ヘヴィ・ロックを展開している、といった印象。で、”ヘヴィ・ロック×ヨーテボリ×糞音質”の掛け合いが見事だった前作の『パーパス』と比べてみると、まず音質が多少”マシ”になってる(ドラムの音は相変わらずブサイクだが)。もはや”ヨーテボリ・スタイル”の先駆者たる面影はなく、ヘヴィなキザミリフを多用したミドルテンポの曲を中心に、実にオルタナ・メタル然としたスタイルを基本の世界にしている。っつーか、イェスパーが抜けたことにより完全に”インフレらしさ”というのは消滅し、極端に言うてしまえば”似非IN FLAMES”として聴いたほうが楽しめる作品なのかも。インフレらしいギターの叙情性ももはや過去のもの、”インフレと言えばアコギ”っちゅーても過言じゃないそのアコギの音が一切ないっつーのは流石に驚いた。アルバム全体の感触としては、音質が極悪だった前作よりは”ヨサゲ”、いや・・・”どっこいどっこい”だが、近年インフレの完成型である『Come Clarity』には遠く及ばない、といった感じ。結論としては、あんたらいい加減にイェンスと仕事しやがれバーローです。それか親米らしく”デフォルト=原点”のスタイルに立ち返ったらどうだろう、という皮肉っぽい事でも言うてみる。

 本作のイチバンの聴きどころとなるはVoアンダースの歌で、彼の持ち味とする”泣き虫ボイス”は相変わらず、#3や#9や#13などでは今まで聴いた事のないような声質や歌い方を披露してはいるが、正直そこまでの魅力が感じられないのが如何せん辛い。ポジティヴに言うなら表現力が増したっつーか。中でもラストの#13なんかは露骨にUSを意識した歌メロっつーかそんな感じで、イェスパーが居なくなったとなれば自然とボーカリストであるアンダースが俺が俺がと前に出てこないわけないじゃないのが本作というアルバムです。分かりやすく言えば、イェスパーの不在でギター・パートがクソつまらなくなった代わりにアンちゃんの歌がフリーダムになってるという言わば”帳尻合わせ”的な作品。そして気づくんだ、『俺、インフレが好きなんじゃなくてイェスパーが好きだったんだ・・・と』
 そもそもだ、このバンドっつーのは6thの『リルート』で『俺はメロデスをやめるぞーッ!』っと叫び完全に脱童貞、じゃなくて脱メロデスしたわけで、初期のインフレと後期のインフレ、違うのはシマムラ派かユニクロ派か、ってだけです。えっ。

 インフレらしい(しかし似非)荒涼感を漂わせるイントロで幕を開ける#1”Sounds Of A Playground Fading”からして、ミッドテンポのキザミリフと扇情的なシンセ、そしてVoアンダースの感情的に歌い上げるサビパート、という近年インフレのまさしく典型をやってのける。シングルの#2”Deliver Us ”はアンダースのキャッチーな歌をメインに聴かせる曲。で、シンセをカンガンに効かせた#3、疾走感を持った#4、哀愁を匂わすkeyのメロディがイイ#5、アンダースの傷心的な歌がイイ#6”Where The Dead Ships Dwell”までの流れは好印象。で、中盤から若干テンションが落ちるものの、イントロの似非ツインリードからヴァイオリンやビオラやチェロを擁しドラマティックに展開する#12”A New Dawn”の聴き応え、ラストの#13”Liberation”で新機軸的なアンダースの歌でバラードちっくに締める。といった感じで、完全にアンダースの歌がメインディッシュとなってる本作、しかし意外と最後まで聴けちゃうあたりは流石かと(※だが全て”似非”)

 ビルボード初登場27位、ドイツで1位母国SWEで2位という、彼らが望んだ結果は万々歳なんだが、完全に名前で売れている感じはFFブランドに近い哀愁が漂っている・・・というわけで、イェスパーみたくリアルに老体になってしもたら元も子もないが、前作から”メロデス四天王”の座を退き年金暮らしの身となった”近年インフレ”という事を頭に置いて、そして過度な期待をしなければ結構”それなり”には楽しめるんじゃないかな。しかしこれを手放しで褒めるってんなら、それはIN FLAMESを知らない人なんだろう。


7.5 / 10


Sounds of a Playground Fading
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AMARANTHE 『S/T』 レビュー

Artist Amaranthe


Album
Amaranthe


Track List
01. Leave Everything Behind
02. Hunger
03. 1.000.000 Lightyears
04. Automatic
05. My Transition
06. Amaranthine
07. Rain
08. Call Out My Name
09. Enter The Maze
10. Director's Cut
11. Act Of Desperation
12. Serendipity

Kamelot
のバッキングボーカルなどで知られる紅一点のElize嬢、元DREAM EVILで現DREAMLANDJake E、デス声パートを担うWithin YAndy Solveströmらのトリプルボーカルをフューチャーした、7月に来日も決まった今話題の北欧スウェーデン/デンマーク出身の6人組、Amarantheのデビュー作『S/T』なんだけど、なにこれすごい。
 そのサウンドは、コッテコテ&クッサクサのパワー・メタル+イェテボリ・スタイル+Dead By April 的 ピコピコ系モダン/ポップ・メタル+フィーメイルVoをゴッチャ混ぜにした、言わば”ハイパー・ウルトラ・エクストリーム・ポップ・メタ ル”とでも呼びたい、メジャー市場をひっじょーに強く意識した音楽性で、ここまでスウェーデンの今と昔の音楽を繋ぎ合わせたバンドが過去にあっただろう か、いや存在しないでしょう。それほどまでにこのAmarantheっつーバンドは、今のスウェーデンからしか生まれ得ないメタルバンドなわけだ。
 超絶Z級MVになってる#2”Hunger ” を聴いてもらえれば他に説明は不要で、このアニソン臭い”胸熱感”こそメタル、この”ド派手”こそめたる、この”ダサカッコ良さ”こそMETAL、つまり はコイツら全てにおいてメタル、というわけなんだ。ここまで”日本人好み”なメタルは久々かもしれない。だって#9なんかFair Warningみたいだもん。そもそも、元DREAM EVILのJake Eって時点で懐かしすぎる。まさかまさか、こんな形でまた彼の声が聴けるとは...笑。つうか、デス声担当のアンディのスクリームがめちゃくちゃカッコイ イ件。今回で初めて知ったわ。

 という感じで、どっかで聴いたことあるよーな、その没個性的なメロディや似たり寄ったりな曲調に対してどう感じるかによるけども、とにかくポップでノリノリなメタルが好きって人には素直にオススメできる、これからの夏にピッタリなポップ・メタルアルバムです。


7.5 / 10


Amaranthe
Amaranthe
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Amaranthe
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James LaBrie 「Static Impulse」 レビュー


メタルなCDをてけとーにレビューするブログ
カナダはオンタリオ州ペネッタンギシェンを拠点とする、USテクニカル系プログレ・メタルバンドDream Theater のフロントマン、James LaBrie のソロ作の約5年ぶりの3作目「Static Impulse」を紹介。


01. One More Time              ★★★★★
02. Jekyll Or Hyde              ★★★★
03. Mislead                   ★★★★★
04. Euphoric                  ★★★★
05. Over The Edge              ★★★☆
06. I Need You                 ★★★★
07. Who You Think I Am           ★★★☆
08. I Tried                    ★★★★☆
09. Just Watch Me              ★★★
10. This Is War                 ★★★★☆
11. Superstar                  ★★★☆
12. Coming Home               ★★★★★
13. Jekyll Or Hyde [demo]
14. Coming Home [alternate mix]


メタル界屈指のドラマー、ポートノイさんの衝撃的な脱退劇が今年度最大のニュース(個人的にはスティーヴ・リーの死だが・・・)となったDream Theater のフロントマン、ジェイムス・ラブリエのソロ3作目「Static Impulse」なんだけど、個人的にラブリエのソロはコレが初聴きとなるんだけど、聴いてまず驚いたのが、やってる音楽が意外にも「モダン」な音楽性だったのと(想像してたのは比較的トラディショナルなHM)、ダートラやソイルばりの「北欧イエテボリ・スタイル」+「Dream Theater」+「モダン・メタル」という宣伝というか謳い文句が実に的確な表現だなぁと感心するほどに、そのまんまdtやソイル系のイエテボリ/メロデス・スタイルを基盤に、DT譲りのテクニカル性や最近で言うとRaunchy の新譜みたくモダンでキラキラしたkeyをふんだんに盛り込んだ「エクストリーム系メロディック・ヘヴィ・メタル」なんだけど、それ+Voラブリエの巧い歌唱が合わされば、そりゃあもう言うことなしの良作が生まれる、というわけなんだ。

 このバンドの特徴であるイエテボリ/メロデスちっくなサウンドは、Darkane のドラマーのピーターが在籍しているからなんだと思うけど、にしてもドラム叩きながらスクリームするって器用な人だなぁとwてか、ラブリエの声って激しめな音楽との相性結構いいんだなぁって確認できました。まーメタル・ボーカリストだから当たり前っちゃ当たり前なんだけどねー。兎に角も「流石」の一言ですね。

 このバンドのスタイル、つまりは「イエテボリ・スタイル+モダン+ポストDT」をミックスしたエクストリームなサウンドがこの一曲に凝縮されたと言うても過言じゃない1曲目のキラーチューン”One More Time”で幕を開け、イエテボリ系の音とモダンな音が融合した2の”Jekyll Or Hyde”、キラキラ系のキーボードが特徴的な3の”Mislead”は疾走感のあるサビが一際にカッコよくて、メロディックに弾きまくるGソロも○ バラード系となる4の”Euphoric”12の”Coming Home”ではラブリエの歌に酔えます。特に12はラブリエの真骨頂が垣間見れる美しいバラード。1曲目と同じくイエテボリ系エクストリーム・メタルな10の”This Is War”もイイ曲です。13曲目は2のデモバージョンで、14曲目は12のオルタナバージョンみたいなの。
 全体の印象としては、捨て曲っぽいのが一応はあるっちゃあるけども、その分イイ曲はホントにクオリティーが高いです。DTでは聴くことのできないエクストリーム系の曲や王道的なメロディック・メタル曲やらラブリエの歌声がDTの時以上に輝いて聞こえる美メロなバラードナンバーまで、とにかく飽きさせない流れはとても好印象で、本作品に「完成度の高さ」や「高品質」なイメージを与えているんだ。

 という事で、DT好きは言わずもがな、「質の高いメタル」が聴きたいって人に強くオススメしたい良作です。あと、極端にメロディックなメロデスが好きッて人にも是非。


7.5 / 10



Static Impulse
Static Impulse
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