Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

俺の界隈の再構築

KATATONIA 『Dethroned & Uncrowned』 レビュー

Artist KATATONIA
KATATONIA

Album 『Dethroned & Uncrowned』
Dethroned & Uncrowned

Track List
01. The Parting
02. The One You Are Looking For Is Not Here
03. Hypnone
04. The Racing Heart
05. Buildings
06. Leech
07. Ambitions
08. Undo You
09. Lethean
10. First Prayer
11. Dead Letters

      『死の王、復活するってよ』

あの日、KATATONIA死の王を産み落としたあの日、長きにわたって築き上げてきた”俺の界隈”は腐海へと沈んだ。2011年、スウェーデンの皇帝KATATONIAがリリースした『死の王』によって、いわゆる俺の界隈の崩壊すなわちサード・インパクトが起きた事は、読者も既にご存知のはずだが、それについてを詳細に記した愛のある肩叩きの中で、”オルタナ/トリップ系がやりたいのかメタルがやりたいのかハッキリしない(あいまいなのは『男』じゃあない)”と言う吉良吉影のような事や、アレンジャーのフランク・デフォルトの異常なゴリ押し感を聴いて、もういっそのこと”ニカバンド”になってくれたほうがよかったンゴ...とかナントカ書いたりした。しかし本作を耳にした時→あの『死の王』というのは元々トリップ系にすることを前提に作られた作品だったんじゃあないか?本来はコッチがKATATONIAの”本性”だったんじゃあないか?というような疑問がまず頭を過ぎった。もしそうだとすれば、レビューにも書いたヨナスの歌に関する違和感や俺たちのイェンス・ボグレンを左遷した結果→音の凡個性化を筆頭に、フランク・デフォルトのゴリ押しノーマン兄弟の脱退など、あの時に感じたありとあらゆる疑問や謎に納得ッが生まれる、というか、『死の王』のレビューに記した事に対する約一年越しの伏線()回収だと解釈すれば、それら全ての辻褄が合ってくる。それこそ、まるで日本語で書かれたその”肩叩き”の内容をKATATONIAが理解ッしたように、『死の王』をアコースティック/アンプラグド風に再構築(リメイク)したのが、この新作『Dethroned & Uncrowned』というわけ。

    ANATONIA

 確か...あれは8thの傑作Night Is the New Dayがリリースされた頃のインタビューだったかな、アンダースヨナス「俺たちはニカバンドにはならないよ(キリッ」とドヤ顔で答えた結果、今回→「嘘ンゴ。カタトニクス最高ンゴ」というアツい手のひら返し・・・もとい、これまでのお話の展開その着地点=”答え”となった、この度のKscopeからの運命的なリリースに一瞬は驚きながらも、一方では”やっぱり”と思う冷静な自分がいた。おいら、LovePeaceの提唱者こと秘密結社Kscopeの皇帝であり黄金の精神を持つANATHEMA『死の王』として知られる”漆黒の意思”を持つKATATONIAは一心同体の存在、すなわち【ANATHEMA(ジョニィ・ジョースター) × KATATONIA(吉良吉影)=ANATONIA(東方定助)】という、日本一のジョジョヲタとしての考察および独自の解釈を持っていて、当然、それはジョジョ8部『ジョジョリオン』の物語に関係する部分ではあるんだけれど、まぁ、それはそうとして→今回のKscopeKATATONIA”引かれ合い”は、まさに俺のキング・クリムゾンが予測していた通りの出来事で、ある程度の予測はしていても実際に起こってみるとやっぱ!?ってなるし、あの時ありのまま素直に”肩叩き”したことは何一つ間違っちゃあいなかったんだと、正しい行動だったんだと、この『Dethroned & Uncrowned』が産み落とされた今となっては、あの時の自分を”よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし”とチョコラータ風に褒めてやりたいぐらいだ。つまり、『死の王』という俺の界隈を崩壊させた元凶を再構築すること、それすなわち”俺の界隈の再構築”と全く同じ意味を持ち、要するにこの『D&U』の存在というのは、あの時の自分と今の自分を繋ぎ合わせる”救世主”であると同時に、”あの日”を境に絶望の淵へと追いやられた俺の界隈に棲む廃人に対するKATATONIAからの鎮魂歌でもある、それこそANATHEMAWeather Systemsという黄金のシンボル”が光り輝く俺の界隈を再び漆黒色に染め上げるかのような、そんな様々な意味合いを持つ一作。しかも、今年で25歳になった僕が活動25周年を迎えたKATATONIAの復活作を聴いている、そしてこのタイミングでANATHEMAのライブ作品『Universal』Kscopeからリリースされ、更には『ジョジョ』生誕25周年を祝う荒木飛呂彦先生の画集『ジョジョベラー』も同時に発売されるとか・・・なんて...なんて面白すぎる出来事なんだッ!これはもう『運命』としか言いようがないッ!これこそ”俺の界隈の再構築”の答えだッ!つうか、そんなことより、さっさとヨナスヴィンセントの薄い本はよ!

KATATONIA×KSCOPE

 『再構築』ということで、スウェーデン一の”ゆるふわ系男子”ことヨナスきゅんのボーカルだけはオリジナル版の音源を使っていて、バックのトラックがヘヴィなギターに替ってアコギやストリングスやシンセ、ドラムに替わってパーカッションを用いた、わかりやすい話→KATATONIAANATHEMA『Hindsight』的な事やってみた、というわけ。で、オリジナル版『死の王』の一曲目”The Parting”を初めて聴いた時は→日本一のカタヲタを自称している自分ですら全く耳に馴染まなかったというか、初っ端の”In the weak light”というヨナスのボーカルの入れ方からして「ナニかがおかしい...こんなことは許されない・・・」と、漠然とした違和感を感じていた。しかし、再構築された本作の”The Parting”は異常なほど耳に馴染むというか、まるで「プログレッシブな俺たちかっけええええええええええ!!」というアンダースのドヤ顔が浮かんできそうなほど、クソみたいにダサいGリフがないだけでここまで変わるなんて・・・ちょっと想像した以上だったし、あらためて『死の王』という作品がいかにして”Bサイド向け”に作られていたか、という真実が理解ッできた瞬間は素直に嬉しかった。で、The GatheringSilje Wergelandがゲストとして参加した#2”The One You Are Looking For Is Not Here”ではフェミニンなアンビエンス空間に包み込まれ、続く#3”Hypnone”は原曲でも鍵を握っていたキーボードの儚いメロディを主体としながら、歪みが抑えられた泣きのGソロにKATATONIAの本質というのを痛烈に感じつつ、 原作の中でも唯一これだけは名曲だと認めざるを得なかった#4”The Racing Heart”では、Bサイド屈指の名曲”Sold Heart”風すなわちフランク・デフォルト特有のアレンジが施された結果→もはや原曲を超えるある種の”凄み”を放っていて、内側に内側にヒシヒシと燃えたぎる『灼熱の魂』が外側へと開放されるようなヨナスの歌声は、それこそKATATONIAの本性と共にカタトニクスの真髄をまざまざと見せつけられた気分にさせる。これぞBサイドのセカイだと...ッ! そして...原作では”捨て曲四兄弟”だった#5”Buildings”,#6”Leech”,#7”Ambitions”,#8”Undo You”という中盤の変貌っぷりには、いい意味で驚かされた。原作『死の王』が駄作だと確信させたレベルのクッソダサいリズム刻みやがるGリフが消え失せ、同郷の盟友Opethを彷彿とさせるダーティなアコギがダークジャズ風の耽美なムードを形成する#5、ジャジーなピアノとヨナスの叙情的な歌声がレトロちっくに織りなすアダルティなダンディズムに心酔する#6、アンプラグド化したGソロの残響音が漆黒という亜空間の中を幽玄に揺らめく#7、どこか懐かしいキモチにさせるドラクエ的な謎の郷愁感とSWソロ風の童話ちっくなアレンジが聴きどころの#8まで、原作では死んでいた中盤の楽曲が今回のリアレンジによってズキュウウウンという擬音と共に”漆黒の意思”が注入され、死に体から息を吹き返した結果→まさにこの『Dethroned & Uncrowned』こそが真の『死の王』だという事を確信させ、同時に『死の王の復活』を宣言するかのような凄みすらある。中でも”Ambitions”の化けっぷりには度肝を抜かれたね。で、終盤の#9”Lethean”,#10”First Prayer”,#11”Dead Letters”までの、原作では”あと一歩”の印象だった曲も見事に化けている。#9は前作の”Day and then the Shade”をルーツとする曲だったんだなぁとか、#11はBサイドは元よりKATATONIA史上最高傑作”Unfurl”風のアレンジが際立っていたりとか、あらためて『死の王』を真正面から見つめ直し、より深い視点から楽しむことができた。なんかこれを聴いてると、まるで腐海に沈んだ極東の島国の畔で、東京五輪という名の死のカーニバル、暗黒舞踏会を繰り広げるかのような情景が浮かんでくる。なんにしても、今回は『死の王』を丸々リメイクというのが一番のポイントだと思う。

 いやはや、あのクッソダサいリフとピロピロ系Gソロという名の”雑音”が存在しない、つまり『死の王』特有のダサさがなくなった、というか薄くなっただけなのに、ここまで別物に聴こえるなんて想像もしていなかった。しかも、ただのアコギアレンジで終わらせるんではなくて、曲それぞれに合ったアレンジの仕方をしてて、それにより原曲とは比べものにならないほどの味わい深さとシブ味が増したことで、尚さら原作とは全く別の作品として聴くことができる。単純に、音そのものの作りがオリジナル版『死の王』のような異物感がない。ある意味、我流の【ATMSフィールド】を身にまとった”雰囲気バンド”としての本領を最大限に発揮してる作品なのかも。あと、これは原作に対する自分の印象が悪く過ぎたせいもあるだろうけど、リメイク版はヨナスの歌声や吐息がより近く明瞭に、より生々しい表現として聞こえる。極端な話→もはやヨナスのソロアルバムかと思うぐらい、ここまで素直にヨナニーできるメランコリックなKATA作品は他にないんじゃないかって。まさに”染みわたる”という言葉以外、僕の浅い知性では他に表現する言葉が見当たらないし、こうやって改めてヨナスのボーカルを中心に聴いてみると→ヨナスのボーカルメロディ自体は決して悪いモノではないし、むしろ過去最高に”ボーカリスト”としてのポテンシャルを発揮しているように思う。ということは・・・オリジナル版『死の王』を駄作にした戦犯は、やっぱり当時スカイリムやりまくってたリーダーのアンダースだったんだな...って。要するにアンダース許すまじ!

 俺たちカタヲタがKATATONIAに”求めているもの”であると同時に、俺たちカタヲタがKATATONIAに”求めていないもの”でもある本作品、しかしあの時に”愛のある肩叩き”をした自分は本作を”求めていたもの”として聴くことができる。そして、この『D&U』を誰よりも理解ッし、誰よりも楽しんで聴いているに違いないと、日本一のカタヲタを自称している今の自分にはハッキリとわかる。結局のところ、原作の『死の王』を聴いた時点で、KATATONIAKscopeに取り込まれてBサイド的な作品をリリースする未来をどれだけの人が予測できたんだろう...と。これが予測できたのは、少なくとも日本では自分だけだと思う。だからこそ、当ブログWelcome To My ”俺の感性”2013年度BEST頂点にこの『D&U』を掲げる、という行為に大きな意味や説得力が生まれるというか、『D&U』俺の界隈頂点にすることによって、栄冠(魂)を取り戻した『死の王』は腐海の底から目覚め、これにて俺の界隈の再構築の最終フェーズが完了する...そして...一度は王の称号(王冠)を失った『死の王』が...これにて俺の界隈皇帝に再即位するッ!!

 「“帝王”はこのKATATONIAだッ!!依然変わりなくッ!



 この最新インタビューを聞いてもわかるように、なぜ『死の王』をリメイクしたのか?という質問に対して、ヨナスとアンダースは二人共に『死の王』のポテンシャル(可能性)と自らを試す(チャレンジ)だと語っていて、いつ頃リメイクしようと決めたのか?という問いには→『死の王』をミキシングしている時だと答えてたり、なぜPeacevilleではなくKscopeからリリースしたのか?という問いに対して→Kscopeが掲げる音楽的思想と『D&U』の作風がマッチしていて、尚且つジャンルレスなレーベルだからと答え、Kscopeのバンドで好きなバンドは?という問いに→共にSW先生の名を挙げ、更にPTやパイナップル泥棒そしてANATHEMAの名前を挙げていたのが興味深かった。

 案の定、既に従来のKATAファンからは”愛のない肩叩き”がなされているみたいなんだが、しかしKATATONIA自身は【オリジナル VS, リメイク】という対立構造なんかクソくらえ、という声明を早くも出していて、これにはあくまでも”別作品”として聴いてくれという彼らの明確な意思が感じ取れる。ちなみに、アートワーク/デザインを手がけたのは毎度のトラヴィス・スミス氏。そして当然ながら、本作のクレジットにはイェンス・ボグレンという名前は刻まれておらず、あらためて近年KATA作品のアレンジャーとして知られるフランク・デフォルトとエンジニアのデイビッド・カスティロが中心となって生まれた作品なんだと、それは本作の内容を聴けば嫌でも理解ッできると同時に、悲しいかな...これはイェンス・ボグレンとの決別を意味してるんだと思う。

    DIR EN GREYを食らうKATATONIA

 ところで『再構築』といえば、KATATONIAの実子に当たるDIR EN GREYも今年の初めに初期の楽曲をリメイクしたTHE UNRAVELINGをリリースした事が記憶に新しく、そのアンラべでは親であるKATATONIAを豪快に食らう様子を見せていた。しかし、今回では「我が子を食らうサトゥルヌス」ならぬ「DIR EN GREYを食らうKATATONIA」という逆パターンの食らい返しが実現し、まるで「DIR EN GREYよ、これが再構築だ」と言わんばかりの、親が子に威厳を示すかのようなお話の流れがあって実に面白い。当然、DIR EN GREYKATATONIAの影響を受けているバンドの一つだし、既に本作の『Dethroned & Uncrowned』もチェックしているんだろうけど、そんな当たり前なことよりも、DIR EN GREYの秋ツアー『TOUR2013 GHOUL』の会場BGMとして、この『D&U』の楽曲を流すor流さないかが気になって仕方ない。・・・と、まだチケ取ってない自分が言うのもアレなんだが、正直ライブの内容よりもその事が気になって夜も眠れない。だって、DIR EN GREYがこの『D&U』から学ぶことって意外とたくさんありそうな気がしたからね。特に#3と#7のGソロは薫きゅんに是非とも聴いて学んでほしい(いや、既に聴いてるか?)。そんな風に、KATATONIADIR EN GREY漆黒の関係性を考察していてふと思った、もしフランク・デフォルトがDIR EN GREYの楽曲をアンプラグド化したらどうなるんだろう...ってね。

 さて、これからのKATATONIAについてなんだが、このままKscopeの傀儡としてゾンビのように生きていくのか、それとも従来のオルタナティブ・ヘヴィ路線に戻るのか、彼らの今後が今から楽しみで仕方がないし、それこそガチでBサイド路線やってくれたら面白いとは思うけどね。けど、もう二度と『死の王』みたいなオリジナル&リメイクという、どっちつかずでハッキリしない(あいまいなのは『男』じゃあない)と、『ジョジョリオン』の吉良吉影が激おこプンプンしそうな作品だけはやめてほしい。方向性をどちらか一本に絞ることができれば、KATATONIAは本当の意味で復活できると思うよ。まぁ何にせよ、ノーマン兄弟というバンドの”核”を失い、首の皮一枚で繋がった瀕死状態って時に、この絶妙なタイミングでKscopeに救済を求めたのは懸命だったというか、こうなることはもはや『運命』で決まっていたと言わざるをえない。何にしても、KATATONIAの作品にKscopeという文字が刻まれているというだけで、自分は問答無用にアヘ顔デフヘヴン状態になりますけどね。どうやら今後、リリースから10周年を記念して6th『Viva Emptiness』のリメイク/リマスターも予定しているらしいので、そちらも期待して待ちたい。最後に一言→この度、『死の王』の再構築という名の俺の界隈の再構築すなわちフォース・インパクトを起こしたKATATONIAには、 本当に…本当に…「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…。

Dethroned & Uncrowned
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Katatonia
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Sadistik 『Flowers for My Father』 レビュー

Artist Sadistik
new_Sadistik

Album 『Flowers for My Father』
Flowers For My Father

Track List
1. Petrichor
2. Russian Roulette (feat. Cage & Yes Alexander)
3. City in Amber (feat. Lotte Kestner)
4. Snow White
5. The Beast
6. Kill the King (feat. Deacon the Villain)
7. Song for the End of the World
8. Palmreader (feat. Child Actor)
10. Seven Devils
11. Exit Theme (feat. Astronautalis & Lotte Kestner)
12. Melancholia
13. A Long Winter (feat. Ceschi)

『ぼくがかんがえたさいきょうのひっぷほっぷ』

USはシアトル出身の実力派ラッパー、Sadistik(コディ・フォスター)の約五年ぶり通算二作目となる『Flowers for My Father』なんだけど、そのタイトルが意味するとおり→”突如他界した父親(スティーヴン・フォスター)に捧げるアルバム・・・”らしい本作品、ゲストにTrespassers WilliamLotte KestnerBlue Sky Black Deathの作品で知られるYes Alexanderほか多数のラッパーが参加し、更にそれらの楽曲をプロデュースしたのが重鎮Blue Sky Black Deathという...もはや(おいおい俺得以外の誰得なんだ?)としか他に言いようがなくて、気になるその内容も当たり前のように俺好みだった件。

 おいら、ヒップホップの知識なんて皆無なんだが、これまでの人生で思い返してみるとBlack Eyed Peas”Don't Phunk with My Heart”という曲だけは、何故だか昔よく聴きまくってた憶えがある。そんな知識レベルの自分が想像するヒップホップといえば・・・YO!!YO!!チェケラーッ!とか、父ちゃん母ちゃんマジリスペクトとか、日本語ラップwwwZeebraさんwwwとかいうドイヒーなイメージしかないんだけど、このSadistikがやってるアブストラクト・ヒップホップなるジャンルというのは、いわゆるトリップ・ホップの別名みたいなもんらしく、要するにヒップ・ホップとトリップ・ホップが融合した結果がアブストラクト・ヒップホップということらしいです(適当)



 さすが、今や全米屈指のプロデューサーとして知られるあのBlue Sky Black Deathが関わっているだけあって、そのスタイルもBSBD直系のインダストリアルなアンビエント系ヒップホップ(トリップ・ホップ)なんだけど、まずはオープニングを飾る#1”Petrichor”から、まるで(おいおいポストロックか)と思うほど繊細かつリリカルに描き出す、ノスタルジックな【ATMSフィールド】を展開するオルタナやってて、終盤での予想だにしないGリフの登場に只ならぬ”スゴ味”を感じてしまった。そしてヒンヤリと冷たいファッキンエモーショナル(くそエモい)な音響空間の中で、ゲストラッパーCageによるBEP風のラップとYes Alexanderのロリキュートな萌声が異種格闘する#2”Russian Roulette”、イントロから胸が締めつけられるほど内省的(悲哀)なムードを醸し出しながら、神妙かつ荘厳なオーケストラをバックにLotte Kestnerの透明感のある囁きの如し歌声が、もはやこの世のものとは思えないほど儚くも美しく...そして悲劇的な情景をシネマティックに映し出す#3”City in Amber”まで、あのBlue Sky Black Deathがプロデュースした(#2,#3)を含む序盤の流れ(ツカミ)は完璧で、ただただ唖然としたというか度肝を抜かれた。その流れから、あのサマソニ大阪でのマイク・シノダを回想させるほど激しいビートを刻むコディのバッキバキなラップとそのバッキングで響きわたる幽玄かつ耽美なメロディが、まるで初期リンキンを彷彿とさせる無機質な世界観を描き出す#4”Snow White”、そして再びッ!!BSBDがプロデュースした、女性Voや壮麗優美なオケを交えながらファッキンドリーミーな癒し系アンビエンス空間を形成していく#5”The Beast”は間違いなく本作『サンキューパッパ』のハイライトで、特に4:17秒のコディの「グワァ!」すき。で、序盤はGod Is An Astronaut顔負けの【ATMSフィールド】を展開し、中盤からはCarbon Based LifeformsInterloper的な感じに突如チルアウト化する#7”Song for the End of the World”←この曲が醸しだす異色のPost-Progressive精神に謎の感動を憶え、そのCBLATMS空間を引き継いだシューゲ曲でゲストにChild Actorを迎えた#8”Palmreader”、妙にUlverさんっぽさのある#9”Micheal”、そして中盤のハイライトを飾る#10”Seven Devils”なんだけど・・・この曲、まるでTesseracTMothliteを連想させる言わばKscope界隈ライクなアート/ニカ性のある曲で、中でも全盛期のParadise Lostや初期Riversideも驚愕するレベルのエレクトリック・ギターを使った叙情的な泣きのGソロに悶絶死してしまった・・・。まさかヒップホップ聴いててパラロス顔負けの幽玄なGソロを聴くことになるなんて...リアルに→「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!『おれはヒップホップを聴いていたと思ったら いつのまにかゴシックメタルを聴いていた』 な…何を言ってるのか わからねーと思う(ry」ってなったし、初めて聴いた時はリアルに「ファ」って変な声出たわ。で、再びッ!!Lotte Kestnerを迎えた#11”Exit Theme”は父スティーヴンを天国へと送り出すかのような天使の如しロッテの歌声をバックに、ゲストラッパーAstronautalisとコディのラップが叙情的(リリカル)にお互いを高め合う、これぞ父スティーヴンに捧げられた鎮魂花で、正直こんなん聴かせられたら天国でも地獄でも安心してスッヤスヤですわ。そのパッパを浄化するようなレクイエムから、その名のとおり幻想的なノスタルジアを形成する#12”Melancholia”、再びッ!!BSBDがプロデュースを担当しゲストにCeschiを迎えた#13”A Long Winter”まで、全13曲トータル約一時間弱。自分が洋楽を聴き始める一つのキッカケだったリンキンをはじめ、まさかのパラロスUlver界隈からのKscope界隈その頂点に君臨するANATHEMAまで、もはや全世界のATMS厨歓喜のヒップホップがココに...ッ!とでも叫びたいぐらい、もうなんか俺たちATMS厨『夢』『希望』『思ひで』の全てが詰まった名盤です。

 これを初めて聴いた時、スウェーデンのCBLを初めて聴いた時の衝撃と全く同じデジャブを感じた。あれっ?これもうヒップホッパーいらないんじゃね?ってほど、荘厳なオーケストレーションやチルくてメランコリックな耽美メロが神秘的かつシネマティックなリリシズムを発揮しながら、中期Ulverを彷彿とさせるexperimentalismおよびPost-Progressiveなセンスをクロスオーヴァーさせた結果の名盤、というわけです。つまりノルウェイの森の熊さんことKristoffer Ryggが好きそうな感じのムーディ&シリアスなサウンド。いやマジで→【熊さん×Blue Sky Black Death】←わりとマジでワンチャンあるんちゃう?って。 要するに、俺たちATMS厨が長年追い求めていた真のATMSがコレにはあって、いわゆる”俺の界隈”【ATMS自治区】に棲む住人ならばコレ聴いてアヘ顔すること請け合いだし、とにかく”ATMSとはナニか?”が知りたければこれ聴けばいいと思うよ。これこそATMS界の王=キング・オブ・ATMS】と言える。正直ここまでファッキンエモーショナル(くそエモい)ヒップホップ他にないと思うわ。いやマジでヒップホップに目覚めてヒップホップニキになりそうな勢いだし、Zeebraさんもこれ聴いてナニかに目覚めてほしいわ(えっ)



 まさかヒップホップ界隈に当ブログWelcome To My ”俺の感性”が歩んできた音楽道を総括するような、まるで”俺の感性”のルーツと今を繋ぎ合わせる”音楽体験ヒストリア”的な作品が現れるなんて夢にも思ってなかったし、これには素直に感動した。このような”引かれ合い”を演出してくれたLotte Kestner姉さんとYes Alexanderちゃんには、いわゆる”俺の界隈”を代表して感謝しきれないほどの感謝をッ。ホント、なんかもう完全に”俺のために生まれた音楽”だと確信したというか...今の俺だからこそ理解できる音楽というか...それこそ”俺の界隈の再構築”という今年の目的その”答え”と言っていいぐらい、要は自分が今まで聴いてきた音嗜好の全てが本作に凝縮されてると言っても過言じゃあない。幸か不幸か、一年に一回ぐらいこういう嬉しい出会い(引かれ合い)があるから、いつまで経っても音楽聴くのやめられねーんだよな...ホント、どれだけ俺を『幸福』にすれば気が済むんだ・・・。なにはともあれ、「サンキューパッパ...」それしか言う言葉が見つからない...。

 少し話は逸れるが、本作のCD(デジパック)の背表紙の名前表記が”sadisitk”になってるという前代未聞の誤表記を発見して唖然としてしまった。つうか、CoLといい、AoPといい、今年の年間BESTに入るアルバムはワザと誤表記しなきゃいけない業界の裏ルール(しきたり)的な何かがあるの?って。しかも間違いの程度が大きければ大きいほど名作になってるし(笑) まぁ、何にしても興味深い法則を発見して勝手に喜んでる。ちなみに、ブックレットの表紙を飾っているのは父のスティーヴンと幼少期コディのツーショット写真で、裏表紙に”for Dad”と記されている所からも、実にラッパーらしい父ちゃんマジリスペクト感あって超Loveい。けど、そんな大好きなパッパに捧げる大切なアルバムでこんな間違いを犯しちゃうのは少しカッコ悪いというか、ラッパー特有のダサさ加減が垣間見れてなんか嬉しかった、なんか。

 去年はANATHEMA黄金の精神”ことWeather Systemsが堂々の一位を獲得したけど、まさか今年の一位がヒップホップって...これもうわかんねぇな。まぁ、一位はまだ確定ではないけれど、少なくとも年間BESTトップ5位内にはランクインしてくるだろうし、ヘタしたらこのまま一位取っちゃう可能性も当然あります。実際、一位でも納得できる内容してるし。ジャケもThe Oceanの新譜に匹敵するシュワシュワ~っとした超絶チルいジャケで完璧。ちなみに、MVはストーリー仕立てになってて見応えあります。そのMVの中でコディがダリオ・アルジェントTシャツ着てるあたりに好感。だから僕は本作を飛呂彦に強くオススメしたいチェケラ~♫

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2013年上半期的なナニか

             たっぷり

まぁ、例年どおりよく分からない『上半期的なナニか』なんですけど、お察しのとおり今年は【俺の界隈の再構築】を目的としたナニがあって、今年の初めにリリースされたCult of Lunaインテリ系男子RiversideワタミそしてSW先生The Raven That Refused To Singは期待どおりの内容だったが、その後はイマイチパッとしない流れが続いて(去年の反動で今年は不作かな?)と思いかけてたんだけど、偶然か必然か、今年の初頭にイェンス・ボグレン記事を書いて伏線()を張った結果→『イェンスという名の電車』に乗って完全復活を遂げたSoilworkThe Living Infinite、まさかの『The Ocean×イェンス・ボグレン』が実現した能年玲奈がその伏線()を見事に回収してくれたお陰で、(ん?もしかして今年も豊作である可能性ッ!?)という印象に徐々に変わっていき、そして明らかにAltar of Plagues百田夏菜子から流れ変わったな。またしてもボグボグ兄さんがスウェーデンのDT野郎を【俺の界隈】に導いてくれた吉井和哉や現代オサレジェント界のアイドルであり最高峰である事を証明してみせたTesseracTスパイス・ボーイズ、そしてピッチフォーク厨も大絶賛の俺たち【ファッションサブカル系男子】の貴公子ことデフヘヴンオサレ先生ときて再びッ!!ボグ兄が手がけ大化けしたLeprousレ・プラスで怒涛の6月が終わりを告げたか...と思った矢先の凛として時雨×イェンス・ボグレン=フェッ!?←これには流石のおいらも「これもうわかんねえな...」としか他に言いようがなかったし、まさか...まさか今年の初めから張り巡らせた”イェンス・ボグレン”という伏線()が、誰も予想だにしないこんな形で回収されるなんて...いやはや思ってもみなかった。これはレビューにも書いたけど、「もはや”虫の知らせ”ならぬ”イェンスの知らせ”だな...」という謎の感動を憶えたほど。そして(いいぞ~俺の感性いいぞ~)とヨシヨシしながらご褒美として角砂糖を三個食べたガリガリガリガリガリガリ。結論として、今年は”イェンスの年”というわけです。当然、その関係でイェンス関連以外はほとんど聴けてない状態というね・・・。

 さて、ここで今年の下半期についてチョットなんだけど、まず【俺の界隈の再構築】に到った経緯として、元はといえばANATHEMAと並び”俺の界隈”の二強その一角を担うKATATONIA死の王とかいうサード・インパクトすなわち『俺の界隈が死んだ日』が全ての元凶なわけで、その『死の王』のリミックス版『Dethroned & Uncrowned』が9月にKscopeからリリースされると知った時は条件反射で「勝った!!」と思っちゃったというか、『死の王』のレビューおっ立てた『愛のある”肩叩き”』いう一年越しの伏線()をココで遂に回収しに来たかッ...と、そんな日本一のカタヲタを自称する今の”俺の感性”はその新作に向けて全神経を集中しているデフヘヴン状態で、そんなこんな事情もあって上半期にある程度のBESTが出揃ったのは、自分としては非常に好都合な出来事だったと言える。恐らく、この『Dethroned & Uncrowned』『死の王』”本性”というか”真の姿”だと確信してるんで、そらもう楽しみに待ちたい。そしてこの『Dethroned & Uncrowned』の降臨よって、【俺の界隈の再構築】その最終局面を迎えると同時にWelcome To My ”俺の感性”【第一章】も遂に完結を迎える時だという事も...ッ。さすがにもう『凛として時雨×イェンス・ボグレン=フェッ!?』を超えるイェンス関連のサプライズはないと思うしね。つうか、下半期ぐらい大人しくカタトニーさせてーなw

     全ては俺の界隈の計画通りに...

 ヨナスの新プロジェクトであるWisdom of Crowdsのデビュー作でも少し書いたように、【漆黒の意志】を持つ『死の王』ことKATATONIALovePeace】の提唱者=Kscope界隈の帝王であり黄金の精神】を持つANATHEMAの運命的な”引かれ合い”すなわち『ANATHEMA(ジョニィ・ジョースター)×KATATONIA(吉良吉影)=ANATONIA(東方定助)』という(まだ片方がジョニィと決まったわけじゃあないけど)、まさにジョジョ8部『ジョジョリオン』の物語と同調するかのように、いわゆる”俺の界隈”でも全く同じような出来事が起きている事に驚きを隠せないでいる。しかし日本一のジョジョヲタを自称するオレが言える事はただ一つ→これが”引かれ合い”の究極系だって、はっきりわかんだね。なんにしても、『死の王』イェンス・ボグレンを左遷した結果→そのイェンスが【俺の界隈の再構築】の中心的存在となったのは何とも皮肉なことで、実に面白い出来事でもあった。

 ライブ関連で言えば、℃-uteDIR EN GREYという2月生まれが過半数を占める五人組のライブに行ったぐらいで、特に何もない。強いて言えば、もはや俺の解釈からすれば【℃-ute=DIR EN GREY】みたいなモンですし...という事ぐらい。そうそう、伏線()と言えばDIR EN GREYの再構築アルバムTHE UNRAVELINGでも似たような現象があったね。昨年のTOUR2012 IN SITUの会場BGMにKATATONIATesseracTの曲が連続で流れてきたその伏線()その答えが”Unraveling”だった、というわけ。これには素直に驚いた。

      あまちゃん

 話は大きく変わるけども、4月から新しく始まったNHKの朝ドラ『あまちゃん』が面白い。なんつーか、去年の4月から俺の界隈アイドル枠を新設した伏線()がここでも回収されたみたいで、ここ最近は朝8時からの『あまちゃん』で一日が始まり、そして夜11時からの『あまちゃん』で一日が終わるというような生活してる。どうやら物語は遂に東京編に突入したみたいで、今後の展開に期待と不安が入り混じりながらも、個人的には橋本愛ちゃん演じるユイも東京編にガッツリ出てほしいなぁと願った結果→典型的な田舎のヤンキーになってたンゴ・・・くっそ!こうなったらGMT47能年玲奈ちゃんが一推しで二推しは若干あやや似の入間しおりちゃんや!・・・という冗談は置いといて、最近の界隈で起きた愛理による炎上商法が『あまちゃん』の今後の展開の伏線()になってるような気がしないでもなくて...やっぱアヴドゥル界隈おもすれェ!ってアヘ顔してるんだけど、しかしクドカンはどこまで考えてるのか...まるで読めない。結局のところ、おいらがここまで『あまちゃん』にハマってる理由、その答えが81話『おら、大女優の付き人になる』で明らかにされたわけなんだけど、これは81話を観た人ならスデに知ってると思うけど、話の内容は大体こんな感じ↓

『おら(アキ)、付き人になるだぁの巻』的な話の流れの中で...

アキ 「おらが付き人にぃ!?考えさせてもらってもいいですか?」

薬師丸ひろ子 「じょじょ」
じょじょ1

アキ&オレ (じょじょ!?)

じょじょ!?

アキ 「ひょっとして...同情してんのですか?」

薬師丸ひろ子 「じょじょ」
じょじょ

オレ 「ファッ!?(まさか...)」

種市先輩の登場に驚くアキ 「じぇじぇ!?」
じぇじぇ

薬師丸ひろ子 「”じぇじぇ”かぁ...あっ!だよねぇ、”ジョジョ”は奇妙な冒険よねぇHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」
薬師丸ひろ子がジョジョ発言

アキ (なんだこのBBA!?(ドン引き))
ドン引き

ここでピエール瀧のジョジョ立ち(しかもアドリブ)
ジョジョ立ち

この一連の流れを観たオレ→「ファーーーーwwwwwwwwwwww」

・・・というお話の流れ。で、今年の朝ドラが東北が舞台で宮城出身のクドカンが脚本だと知って、昨年紅白の石川さゆり×荒木飛呂彦【荒木飛呂彦×千住明】など、ここ最近のNHKによる”荒木飛呂彦押し”からしても同じ宮城出身の飛呂彦=『ジョジョ』ネタぶっ込んでくる可能性がワンチャン、ほんとワンチャンあるんでねぇか?という微々たる思いが心の奥底に存在してたから、今回のビッグサプライズにはホンマ驚いたし、ナゼにオレが『あまちゃん』に対して異常な”引かれ合い”を感じたのか、その理由をこの81話のシーンから言葉ではなく『心』で理解することができた。当然、クドカンも飛呂彦が同じ東北(宮城)出身だということを知っての小ネタなんだろうけど、まさか東京編が始まってスグのこのタイミングで薬師丸ひろ子とかいう超大物女優にジョジョネタぶっ込ませるとか・・・これは『IWGP』でも散々感じた事だけども、やっぱクドカン只者じゃねーなwって。しかもピエール瀧のジョジョ立ちがアドリブだったとかwホンマ笑ったわ。いくら『あまちゃん』がマンガやアニメのような2.5次元的ドラマだからといって、この展開は俺のキング・クリムゾンでも全く予測できなかったし、この回を観たジョジョヲタは「勝ったッ!『あまちゃん』完!」と思ったハズ。当然、おいらもその内の一人。ハッキリ言って感動したよね、クドカンの黄金の精神』に感動した。その黄金の精神』に敬意を示すべくオレ氏、円盤を買うことを決意。で、結局ここまで『あまちゃん』が好評な理由って、クドカンの脚本というよりも能年玲奈ちゃんの2.5次元力の高さによって成り立ってるドラマというか、当然『桐島、部活やめるってよ』『冷たい熱帯魚』で知られる実力派な豪華キャストの力もあるんだろうけど、それよりも何よりも能年玲奈ちゃんがヒロインのアキを演じているからこそ、そこで初めて成立するドラマなんだと思う。きっとクドカンも能年玲奈ちゃん様様やと思ってるハズw 個人的に、あまちゃんが終わったら【能年玲奈×満島ひかり】という【水と油】みたく対照的な二人にいつか映画で共演してもらいたい。そうだ、ここは満島ちゃんの旦那の新作映画でどうでしょう?当然、満島ちゃんとダブル主演的な感じで。この二人に共通するのは、単純にオレの嗜好wじゃあなくて、お互い2.5次元世界の住人(キャラ)だというところ(℃で例えるならnksk的な)。でも『あまちゃん』で最も2.5次元的なキャラは潜水土木科の先生ですw この先生、ハッキリ言ってこのドラマの裏の立役者といっても過言じゃあない、それぐらいの存在感ある。なにはともあれ、クドカンが描く”アイドル像”とやらをどこまで見せてくれるか?今から期待に夢が膨らみンゴだし、それもこれも全て『後期SBR~ジョジョリオン』で飛呂彦が描き始めた”荒木飛呂彦が考えるアイドル像”とやらを徹底的に理解ッするために必要な教養だから...ね。なんにせよGMT47は今年の紅白に出て、どうぞ。

 それにしても、『あまちゃん』を観てるとAcid Black Cherryのレクリシリーズが一層よく聴こえる件について。序盤の方でもテレサ・テンの名前が出たり、レクリ2では東京編にも出てる鈴鹿ひろ美こと薬師丸ひろ子の”セーラー服と機関銃”をカバーしてるぐらいだからね。要するに、ABCのレクリシリーズも『あまちゃん』をより一層楽しむための伏線()だった、という事でここは一つ(強引)。つうか、やっぱyasuも『あまちゃん』観てるのかな?

 今年の上半期は何回アヘ顔しただろうか?どうして俺の界隈の奴らは俺にアヘ顔させるのだろうか?下半期はどんなアヘ顔させてくれるんだろうか?とかいう思いを馳せながら、今年2013年の上半期を一言で総括してみると...「イェンスニーキモティイイイ!!」 というわけです。そんなわけで、当ブログも『あまちゃん』と同じように、上半期でニッチな俺の界隈編という東北編は終わりを告げ、下半期は東京編(アイドル編)すなわちアイドルブログとして頑張っていきます!今までありがとう!

       「なーにいってだこいつ」
なーにいってだこいつ

凛として時雨 『i'mperfect』 レビュー

Artist 凛として時雨
凛として時雨
Mixed (#6) Jens Bogren
Jens Bogren

Album 『i'mperfect』
i'mperfect

Track List
1. Beautiful Circus
2. abnormalize
3. Metamorphose
4. Filmsick Mystery
5. Sitai miss me
6. make up syndrome (album mix)
7. MONSTER
8. キミトオク
9. Missing ling

凛として時雨×イェンス・ボグレン=フェッ!?』

おいら、この凛として時雨の思い出は、時雨の【初期衝動】という名の【中二病精神】が暴走した2nd『Inspiration Is Dead』と続く3rd『just A moment』の頃が最もネツを上げていた時期で、思い返してみると約4年前の2009年上半期ベストにもちゃっかり3rdの名を挙げてたりするんだけど、しかし明らかに初期の衝動的な勢いが消え失せ、これまでとは違って【experimentalism】を押し出した4th『still a Sigure virgin?』以降はTKソロを含め時雨の動きも一切追っていなかった。そして今回、約三年ぶり通算五作目となる新作『i'mperfect』で遂に実現してしまった、まさか...まさかの凛として時雨×イェンス・ボグレンという今世紀最大のビッグサプライズに対して→「これが”虫の知らせ”ならぬ”イェンスの知らせ”ってやつか...『ありがとうイェンス...それしか言う言葉が見つからない...」←リアルにこんな状態になったんだけども、まぁ、わかりやすい話、今年の初めからボグボグボグボグ...と散々煽りに煽って伏線()立てまくった結果→その極めつけがまさかの『凛として時雨×イェンス・ボグレン=フェッ!?』だったというわけ。こんなん俺のキング・クリムゾンでも予測できなさすぎて、この”引かれ合い”を知った時は只々アヘ顔で笑うしかなかったわ。もうなんかThe Ocean×イェンスの衝撃を軽く超えたわ。それにしても、まさかあの伏線()回収者が凛として時雨TKだったとは・・・これには感動を超えたナニかを憶えたし、マジでTK is God...としか。というわけで、本当にあのイェンス・ボグレン凛として時雨の楽曲を手がけているのかを確認するため、さっそくクレジットを確かめた結果↓

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお?」
クレジット
                   ↓
Ling tosite sigure×イェンス・ボグレン
この瞬間の俺→ヤッダーバアアアアアアアアァァァァァァァァ!!しかもFascination Street StudioswwwwwwwwwwFascination Street StudioswwwwwwwwwwFascination Street Studioswwwwwwwwwwwファーーーーーーーーーーwwwwwwwwww」とアヘ顔デフヘヴン状態に。

 俺の中で、イェンスと意味深な関係を持ってる国産のバンドと言ったら当然DIR EN GREYの一択なんだけど、そのDIR EN GREY凛として時雨ってナニかしらの関係性があるというか、両者が創り出す音楽の根底には【中二病精神】という絶対的な共通部分があったりする。だから冷静に考えてみると、今回の凛として時雨×イェンス・ボグレン』は意外でもサプライズですらない、むしろ”必然的”な”引かれ合い”だったのかもしれない。しかしながら、間違いなく2013年度上半期の大きな流れを作ったイェンス・ボグレンという俺の界隈の裏方に目をつけたTKってやっぱスゲーわ。 なにはともあれ、割りとマジでこれから【邦楽バンド×イェンス・ボグレン】ってケース増えてくると思うよ←これ予言ね。

DT×イェンス・ボグレン】←わかる
The Ocean×イェンス・ボグレン】←まぁわかる
Ling tosite sigure×イェンス・ボグレン】←フェッ!?


僕のなかで、ミックスは曲作りと完全にいっしょなんですけど、僕はプロのエンジニアではないので、自分が作業することによって失われる部分があったとしたら、それは単純に嫌だなって。自分を疑うことは、自分を信じることと同じか、それ以上に大事なことだと思うんです・・・と、WEBのインタビューでこのように語るTK、そんなパーフェクト超人である彼が選んだ”プロ”の海外エンジニアがイェンス・ボグレンだった、というわけ。で、このインタビューを見ても「やっぱTKって神だわ」としか言いようがないんだが、なんだかんだ今でもメタル界隈に目を向けてくれてるんだなって、妙な安心感というか安堵感がこれにはあったし、#6のクレジットにシッカリとFascination Street Studiosと明記している所からも、やっぱTKわかってんなぁ...って、なんか泣きそうになった。要するに、時雨よりもまずイェンス・ボグレンという名前を目当てにコレを聴いてる奴って、ひょっとして世界中でWelcome To My ”俺の感性”の管理人すなわちただ一人だけなんじゃねーか・・・?というお話。つうか、どういった経緯でミックスをイェンスに任せる事になったんだろう?その辺チョ~知りたい件。

 話を戻して、この凛として時雨の音楽性といえば、【シューゲ/ポストロック/オルタナ/インディ/マスロック/メタル/カオティックHC/Post-V系】など多彩な要素を、DIRの京も驚愕するレベルのTKによる中二病精神全開のカオティックなスクリーム、345の青臭くてエモーティヴな歌声、まるでXのヨシキが憑依したかのようなピエール中野のツーバスドコドコ系ドラム、このスリーピースが織りなす激情系ポストハードコアに落としこみ、それぞれの音にズキュウウゥンと込められた刹那的な感情が真正面からぶつかり合い、そこへプログレッシヴな感度が重なり合ってトライアングルに交錯した瞬間に解き放たれる轟音ノイズという名の・・・そう、『人間の魂』だッ!!←というような音楽性。で、本作『i'mperfect』でもその根本的な部分は不変で、混沌と静寂の間で揺れ動くセンチメンタルな感情がまるでエヴァのシンジ君のように暴走する、実に凛として時雨らしい激しくも繊細な音世界を繰り広げているんだけど、意識的にexperimentalismを高めた前作とは一味違い、本作は2ndや3rdの頃の激情系ポストハードコアに回帰してる面も確かにあって、洗練された繊細なメロディとメタリックな激しさとのバランス的な意味でも、個人的に時雨の最高傑作だと思ってる3rdを彷彿とさせる感じが好き。当然、初期の頃の勢いや良い意味で青臭い中二病精神はもはや皆無に近いけど、相変わらず一曲一曲に凝縮された情報量の多さにチビる。特に#5”Sitai miss me”から#6”make up syndrome”そして#7”MONSTER”までの流れは本作のハイライトで、#5は初期に通じるカオティックな攻撃性と前作の”this is is this?”に通じる独特のexperimentalismがあるし、イェンスが手がけた#6はイェンスらしいバランスの良いミキシングで新鮮に聴けたし(どうしよう...他の曲のミックスと全く区別がつかなかったなんて言えない...でもドラムの音は独特かも...うん、きっとそうだ(震え声))、初期の時雨らしいプログレスな感覚が蘇る#7もノスタルジックな感覚とTKの歌い始めすき。そしてラストを飾るバラード調の#9”Missing ling”の存在も初期への回帰感に拍車をかける。全9曲トータル38分。なんかもの凄いオーソドックスで分かりやすいスタイルというか、無駄な音や臭みというのが一切ない、存外アッサリとした過去最高に耳馴染みがよくて聴きやすい作風、そんな印象。

 おいら、今や武道館で演れる所まで彼らをのし上げた大きな源である初期の名作を語る上で最も欠かせないモノもしくは人物って、バンドの心臓部であるTKでもなくピエールでもなく345の存在だと思うんだけど、極端な話、初期の1stから3rdまでは345がカギを握るバンドというイメージがあって、しかし4thは意識的に”TK中心”のサウンドへとシフトした感が猛烈にあったから(今思うとこの”変化”が時雨に対するネツが冷めた要因なのかもしれない)、今回は「じゃあ本作は?」という観点から聴いたナニもあったわけなんだけど、結局この『i'mperfect』でもその”TK中心”という4thからのイメージが覆ることはなかった。だからどうというわけではないけど。。。要するに、初期の”形だけのプログレッシヴ”ではなく、今の時雨は本来の意味での”プログレッシヴな音楽”やってるんだと、前作そして本作を聴いて確信した。けど個人的には、2ndと3rdは甲乙つけがたいんだけど、椎名林檎直系のメンヘラ精神とノルウェイの22を彷彿とさせるウェットにヌレたマスロック的な音の質感、そして過去最高にメタル色が濃かった3rdの『just A moment』が一番のお気に入りだということに変わりはないし、やっぱ初期の名作と比較すると天と地の差が明確にあったりするけど、しかし今回ばかりは内容どうこうよりも【イェンス・ボグレン】という一人の男の存在が”俺の感性”の全てを納得ッさせてくれた。だから、少なくとも前作よりは良作だということは確か。あと相変わらず中二臭全開のオサレな歌詞カードも◯
 
i'mperfect
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Bruce Soord with Jonas Renkse 『Wisdom of Crowds』 レビュー

Artist Wisdom of Crowds
Wisdom of Crowds

Album 『Wisdom of Crowds』
Wisdom of Crowds

Track List
01. Pleasure
02. Wisdom of Crowds
03. Radio Star
05. The Light
06. Stacked Naked
07. Pretend
08. Centre of Gravity
09. Flows Through You

  『ヨナスきゅん×Kscope=引かれ合い』 

UK出身のThe Pineapple Thiefのフロントマンブルース・ソードKATATONIAのフロントマンヨナス・レンクスによる新プロジェクト、その名もWisdom of Crowds(Bruce Soord with Jonas Renkse)のデビュー作『s/t』なんだけど...って、まずパイナップル泥棒のブルースと肩さんのヨナスきゅんという”異色”のコラボが実現すると知った時は驚きを隠せなかったし、とりえあずその【ヨナス×ブルース】よりもヨナスきゅんの電撃的なKscope入りがまさか...まさかこんな形で実現するなんて...一体誰が予想したよ? まぁ、言うてもいずれは【漆黒の意志】を持つKATATONIALovePeaceの提唱者であるKscope”引かれ合い”は必ず起きるとある程度の予測はしてたけれど、まさかこのタイミングで【ヨナス×Kscope】が実現するなんて...これは俺のキング・クリムゾンをもってしても予測できなかったし、もはや今年一番のサプライズと言っていいぐらい衝撃的な出来事だった。ちなみに、Kscope創設から五周年を記念したメモリアルフェス『Two Nights at The Garage』に、このWisdom of Crowds(ヨナス)ANATHEMAが共に出演する事が決まっており、このラインナップには”俺の界隈”に棲む住人もアヘ顔デフヘヴン状態で→「ケースコポォォォォォォ~」

 その音楽性としては、レコーディング&インスト面は全てブルースが担当、そしてボーカルにはヨナスという、もはや説明不要なぐらい”Post-Progressive”の王道を繰り広げているんだけども、ダブ/アンビエント/クラシカル/フォーク/ノイズなど、UKのPure Reason RevolutionMidas Fallを連想させるエレクトロニカ/デジタルな音を中心としたexpelimentalなトリップ・ホップ/オルタナと、KATATONIAの時とは少し違って持ち前の鬱成分を抑えた、アダルトな雰囲気を醸し出すヨナスのムーディかつダンディな歌声が”ジャズ/クラシック”な塩梅をもって絶妙な相性を発揮し、その英国特有の仄暗い叙情性と北欧独自の淡い情緒が自然な流れの中で溶け込んでいる。わかりやすい話、SW先生No-ManDeftonesチノFarのメンバーによるプロジェクトこと†††の【北欧×英】バージョンみたいな感じを想像してもらえればいいんじゃないかと。で、寂寥感を煽るトレモロ風ギターが淡い情景を描き出す北欧ポストロック的なイントロで始まって、ダブやニカそしてデジロック風のギターが叙情的に交錯する#1”Pleasure”、UlverChildhood's Endを思わせるファンキーなイントロからメランコリックでレトロな世界へと誘う#2”Wisdom of Crowds”という序盤の流れだけで、その情緒感に溢れた独特の世界観に引き込むには十分で、特に#2はまさに自身の音楽性とやらを語るかのような、タイトルトラックに相応しい名曲。アコギのアルペジオとストリングスが泣ける#4~#5の流れはハイライト。特にヨナスの本領発揮って感じの#5”The Light”は一番好き。アップテンポなデジロック調の#6は新鮮だし、No-Man直系の優美なストリングスやノイズが心チルい気分にさせる#7と#8、ラストの#9はデジロック風の前半~無音部分~そして後半からのIsis直系の【ATMS】型キーボードとアコギがムーディかつアダルティに彩る、それこそ【チノ×Isis=Palms】ならぬ【ヨナス×Isis=ヨナシス】みたいなハイパーヨナニータイムまで、全9曲トータル57分。

 と言った感じで、ここ最近のKscope界隈がゴリ推しているこの手のダンサンブル&デジタルな電子音とヨナスの歌って一見相性悪そうな感じなんだけど、実際にコレを聴いてしまうとその考えを改めざるを得なくなるほど、その相性は「意外ッ」なほど”イイ”です。けど個人的には、もうちょっと”シンプル”にしても良かったんじゃないかと思うし、近年The Pineapple Thief直系の(ちょっとダサめ)なデジロック調のギターは控えめにして欲しかったかも。あと、どうせなら近年KATA作品で知られるフランク・デフォルトをエンジニアもしくはプロディーサーとして迎えたらもっと面白くなったんじゃね?って一瞬妄想したけど、それだとKATATONIAのいわゆる”Bサイド”と丸かぶりするからアレか...ってスグに(納得)。でも、その肩さんのBサイドとも毛色が全く違う作風だからこそ、ここまで面白く新鮮なキモチで聴けたんだとは思う。なんだかんだ、あくまでも”ブルース・ソード主導”といった感覚もあったりするけど、聴けば聴くほどジワリジワリと染みこんでくるような、そしてふと気づいたら”ヨナニー”してる、つまり”ヨナ充”できる一枚だということは間違いないです。

 実際のところ、”KATATONIAのヨナス”とは一味違った一面を垣間見せると同時に、”ヨナス・レンクス”という一人の”ぽっちゃり系男子”もとい一人の”ボーカリスト”としての”自然体な歌声”そのポテンシャルを存分に堪能させてくれるし、決して悪くはないんだけども、やっぱヨナスって”KATATONIAで歌ってナンボ”みたいな所あるなぁと再確認したナニもあって...とかナントカ言うても、過度な期待をしなければそれなりに楽しめる質の高い作品ではある。で、結局のところ、今回の”異色”のコラボが意味する本来の目的というのは、9月にKscopeからリリースされる(←ココ大事)本家KATATONIAの問題作死の王のリミックス作品『Dethroned & Uncrowned』の序章扱いというか、それこそ諸葛亮の”三顧の礼”じゃあないが、本家KATATONIAの新作を前に一足先にヨナスきゅん単独でKscopeへと乗り込み、この度は一足先に挨拶に参ったというわけ。そんなこんなで、”おれかん!”の意識はスデにその新作『Dethroned & Uncrowned』に向いてるんだけども、その辺の話は上半期的なナニかの時に詳しく書くとして、なにはともあれ、いわゆる【俺の界隈の再構築】はそろそろ総仕上げの段階にキテいるということは確かです。
 
Wisdom of Crowds
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