Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

2012年度BEST

Xanthochroid 『Blessed He With Boils』 レビュー

Artist Xanthochroid
Xanthochroid

Album Blessed He With Boils
Blessed He with Boils

Track List
01. Aquatic Deathgate Existence
02. Blessed He With Boils
03. Winter's End
04. Long Live Our Lifeless King
05. Deus Absconditus: Part I
06. Deus Absconditus: Part II
07. The Leper's Prospect
08. In Putris Stagnum
09. "Here I'll Stay"
10. Rebirth Of An Old Nation

USはカルフォルニア州レイクフォレスト出身の五人組、その名もXanthochroidの1stフル『Blessed He With Boils』がヤバ過ぎる件。自身でも”Cinematic/epicッ!!-Black Metal”と謳っているように、Blind Guardianもビックリの大仰なクワイア&シンフォニックな肉厚のサウンドスケープが超絶epicッ!!かつ超絶壮大に演出する、EmperorDimmu Borgir直系のノルウェイゲン・シンフォブラ/メロブラを基本の世界に、そこへ露骨に『Still Life』期のOpeth大好き♥なアコギやフルートのフォーキーな音色が醸し出す郷愁の香りを自然な形で溶け込ませた、”静と動”のメリハリを効かせたいわゆる”オペにゃんスタイル”を展開すると同時にAgallochライクなアトモスブラック/ポストブラック的な要素も持ち合わせ、そして極めつけにあのイェンス・ボグレンがマスタリングを担当するという、まさにUS版Ne Obliviscarusという他に例えようがないエクストリーム・プログレッシブ・ブラックを繰り広げている。で、本作の内容はなんつーかもう”コイツらスゴ過ぎィ!”としか言い様がない傑作です。去年聴いてたら間違いなくBESTに入ってたというか、俺の中でNe ObliviscarusBorknagarの新譜を超えた。今コレ聴かなきゃ他にナニ聴くのってレベル。それぐらいブッ飛んでる(ゴメンちょっとだけ盛った)。 Opethを筆頭にICS Vortex=BorknagarWintersunIhsahn...要するにありとあらゆる”ソレ系”のバンドを連想させる楽曲ばっかなんだけど、もはやモノマネがどうとかなんて事はどうでもよくなるレベルの説得力があって、もはや”オリジナル”とその”フォロワー”という概念を超越した先の世界にいるのが、この”愛すべきバカメタル”ことXanthochroidなんだ。

 まるで『スカイリム』や『ダークソウル』、剣と魔法のファンタジー映画『指輪物語』さながらの圧倒的なスケール感と幻想的な世界観を構築するイントロの#1”Aquatic Deathgate Existence”=”病み村”に迷い込んだ結果→”人間性”を失った主人公は亡者となり、そのイントロに次ぐ#2”Blessed He With Boils”を耳にした瞬間に”ファッ!?”とかいう衝撃を受ける。出足からメロブラ然とした暴虐性を惜しげもなくさらけ出し、”オペにゃん”大好き♥なアコギやフルートが織りなす哀愁のハーモニーが目まぐるしい展開の中で自然に溶け込む中盤からの~突如”ICS Vortex化”する終盤のハイトーンボーカルに全てを持っていかれる、超絶ドラマティックかつ超絶epicッ!!な名曲。で、この衝撃は全盛期の”オペにゃん”の曲を初めて聴いた時のような感覚に近いナニがあった。アコギとフルートそして民謡的なボーカルが織りなす郷愁のハーモニーが、壮絶な戦いが待ち受ける過酷な旅路の途中で、一時の安らぎと癒しを施すかのような#3”Winter's End”、エクストリーム系プログレ・メタル風のリフと鳴り止むことのないエレクトリカルかつヒロイックなkeyの音色が激しく狂喜乱舞する勇姿にEmperorやIhsahnの影を嫌でも連想させ、そして一番の聴こどころとなる中盤からの不安感を煽るようなアトモス/アンビエント世界に精神が侵食される#4”Long Live Our Lifeless King”、再びアコギ主体の幻想的な曲で今度はAgallochやFenらのポストブラ勢を連想させる#5からの~可憐に響き渡るkeyと壮麗なクワイヤがキ・モ・チをウキウキに高める#6までの組曲”Deus Absconditus”は本作のハイライト。そして壮絶な幕切れに相応しい#10”Rebirth Of An Old Nation”の泣きメロとドラマティックな展開に感極まった主人公は遂に”人間性”をトレモロスッ!!・・・だいたいこんな感じの物語。で、不思議な魅力を醸し出す恵まれたこのジャケから恵まれたこの楽曲...う~ん、スバラスイィィ~。US産とは言えど音は完全にEUモノのクッサイクッサイ系のソレで、そのギャップがばくわら。それじゃあ皆で、あの葉加瀬太郎の満面の笑みが脳裏に浮かんできそうな”情熱大陸メタル”ことNe Obliviscarusよりも、愛すべきバカのXanthochroidをドヤ顔で推して通な人になろう(提案) なにはともあれ、昨年に衝撃的なデビューを飾ったこの二組の若武者の登場は、ブラックメタル界にとって非常に大きな朗報だったに違いない。同時になんつーか、やっぱボグボグってスゲーわ、って。言わずもがな、この手のジャンルが好きならマストなんで、気になった人は彼らのBandcampで全曲聴いて、どうぞ。ちなみに、EPのオススメは三曲目。



Blessed He With Boils
Blessed He With Boils
posted with amazlet at 13.01.25
Erthe and Axen Records (2012-12-21)

”俺の界隈”よ、これが映画だ

男のフェミニズム

そんなわけで、今年観た映画(DVD含む)で良かったBEST7をてきとーに(ネタバレあり)

『ドライヴ』 
『孤島の王』 
『別離』 
『私が、生きる肌』
『少年と自転車』
『少年は残酷な弓を射る』

『ダークナイト・ライジング』

・・・こんな感じ。この中ではUS産の『ドライヴ』 とノルウェイ(北欧)産の『孤島の王』 が俺の中では二強なんだけど、この二本は特に、サントラが欲しくなるくらい劇中の音楽が良かった。『孤島の王』 のストーリーはもはやショタ版タイタニックといっていい。『ドライヴ』の方はB級映画(使い方間違ってるけど)的な傑作だと思う。もうなんか雰囲気音楽ならぬ雰囲気映画の頂点です。まず、GTAバイスシティ的な超絶Coolな序盤から一転して中盤からのバイオレンスな展開とのギャップに驚く。そしてライアン・ゴズリングが演じる、ちょいとサイコな主人公のダーク・ヒーロー的な存在が、一挙一動に醸し出す”男のフェミニズム”に萌え死んだ。この映画は本当にデブ豚が『恋の予感』で出してる音とマッチしてると思った。当然グロテスクな描写もあるが、いわゆるゾンビ映画のノリと同じで、そのコミカルなシュールさに”俺の感性”がツボった一要素でもある。色んな面でジョジョ好きならマストと言える。で、時おり入るスローモーションを使ったクッサい演出も◯だし、何といっても脇役がいい味出してた。その『ドライヴ』を見終えたある時、昨年のBESTにも入れた『ブルーバレンタイン』の主演がライアン・ゴズリングだと知った時はファッ!?ってなった。役柄の違いにビビった。イラクの映画で、介護をテーマにした社会派?の『別離』はマジ見応えのある内容だった。あのラストはズーンと重くきた。『私が、生きる肌』は”アルモドバル監督×アントニオ・バンデラス×エレナ・アナヤ”の共演とかもう傑作が約束されたようなもんで、事実、変態映画の傑作でした。久々に映画観てて”エロい”って思った。日本の待機児童問題にインスピレーションを受けたとされる、ベルギー出身のダルデンヌ兄弟の最新作『少年と自転車』は、これまでのダルデンヌ作品と比べるとかなり身近なテーマだったんで、変に構えず身軽に鑑賞することができた。俺の中でダルデンヌと言えば『息子のまなざし』一択なんだが、『少年と自転車』のラストシーンにあるような、自転車に跨り明日を駆けていく、また一段と成長した少年の背中から、全てのダルデンヌ映画に共通するカタルシスを感じられたのは良かった。あのシーンは本当に「おっ、カタルシスゥー!」ってなった。オープニングの”ラ・トマティーナ”のシーンからグッと引き込まれた映画『少年は残酷な弓を射る』は、タイトルそのまんまのラストで結構衝撃的だった(原作は未読)。主演のティルダ・スウィントンを筆頭に、子役を含めた役者陣の演技力にただただ脱帽した。てか、『少年と自転車』で遂にグレた少年→『孤島の王』にブチ込まれる→とうとうブチ切れた『少年は残酷な弓を射る』・・・とかいうこの『少年三部作』はオススメ。念の為に断っておくが、ぼく別にショタコンとかじゃあないから(震え声)...最後に『ダークナイト・ライジング』を選んだのは、言わずもがなジョセフ・ゴードン=レヴィット君枠ですw 『ミステリアス・スキン』で初めて彼を知って以来のファンとしては、まさかここまで大物になるとは全くもって想定外で、ただただ嬉しい限りです。そんなわけで、NEXT-バットマンはジョセフ君でいこう(提案)

2012年度BEST16ッ!!

2012年度BEST16ッ!!

No.16 
Vales 『Clarity』
Clarity
★UK産/激情系HC/レビュー記事
★これはもう(ベクトルは違うが)限りなくポストブラックに近いナニかだと思う
★Favorite Track ”Surrender (Clarity)” ”Caves (Anxiety)”

No.15 Borknagar 『Urd』
Urd
★ノルウェイ産/ICS Vortex+Opethの3rd/レビュー記事
★初期メンICS Vortexの復帰で化けた
★Favorite Track ”The Winter Eclipse” ”Frostrite”

No.14 The Gathering 『Disclosure』
Disclosure
★オランダ産/NEXT-Gathering/レビュー記事
★帰ってきた俺たちのThe Gathering
★Favorite Track ”Heroes For Ghosts” ”Meltdown”

No.13 Powder! go away 『we don't know when it has begun, but we know that it will never end』
we don't know when
★おそロシア/epicッ!!系ポストロック/レビュー記事
★『2012』年の初め、まさかまさかの衝撃だった。
★Favorite Track ”10 July 2011. Storm.” ”File-Open-Trojan32.exe”

No.12 Athletics 『Who You Are Is Not Enough』
Who You Are Is Not Enough
★US産/激情系ポストロック/レビュー記事
★美メロ美メロアンド美メロ
★Favorite Track ”Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ”

No.11 If These Trees Could Talk 『Red Forest』
Red Forest
★US産/ホロ酔いポストロック/レビュー記事
★今年のポストロックでは一番だったかも
★Favorite Track ”The First Fire”

No.10 In Mourning 『The Weight of Oceans』
The Weight of Oceans
★スウェーデン産/スウェーデン界隈最後の砦/レビュー記事
★年間BEST皆勤賞を受賞
★Favorite Track ”Colossus” ”A Vow to Conquer the Ocean”

No.9 Baroness 『Yellow & Green』
Yellow & Green
★US産/男の哀愁/レビュー記事
★Welcome To My ”俺の界隈”
★Favorite Track ”Take My Bones Away” ”March to the Sea”

No.8 Ne Obliviscaris 『Portal Of I』
Portal Of I
★オーストラリア産/J-RPG型中二病メタル/レビュー記事
★ぼくがかんがえたさいきょうのえくすとりーむめたる
★Favorite Track ”Tapestry Of The Starless Abstract”

No.7 Les Discrets 『Ariettes oubliees...』
Ariettes oubliées...
★フランス産/シルビアのいる街で/レビュー記事
★あのAlcestを超えちゃったかもしれない2nd
★Favorite Track ”Ariettes oubliées” ”Au creux de l'hiver”

No.6 2:54 『2:54』
『254』
★UK産/妖艶BBA/レビュー記事
★Elsianeの新譜と同様に強い”引かれ合い”を感じた一枚。
Favorite Track ”Circuitry” ”You're Early”

No.5 Elsiane 『Mechanics of Emotion』
Mechanics of Emotion
★カナダ産/シャクレエロ/レビュー記事
★今年一番の”引かれ合い”を感じた一枚
Favorite Track ”Mechanics of Emotion” ”Nobody Knows”

No.4 Acid Black Cherry 『2012』
Acid Black Cherry
★国内産/ドエロの貴公子/レビュー記事/ライブ感想
★”俺の感性”の”原点”を再認識させた一枚
Favorite Track ”指輪物語” ”少女の祈りIII” ”イエス”

No.3 Deftones 『恋の予感』
Koi No Yokan
★US産/男のフェミニズム/レビュー記事
★My Heart is ”DOKIDOKI”&”WAKUWAKU”&”UKIUKI” de warota...
Favorite Track ”Leathers” ”Entombed”

No.2  Enslaved 『RIITIIR』
RIITIIR
★ノルウェイ産/孤島(バストイ)の王/レビュー記事
★プログレとブラックが運命的に出会った結果
★Favorite Track ”Roots Of The Mountain” ”Death In The Eyes Of Dawn”

No.1 ANATHEMA 『Weather Systems』
Weather Systems
★UK産/黄金の精神/レビュー記事
★もはや”俺の界隈”を象徴する”黄金のシンボル”となった、10年に一度の大傑作ッ!!
★Favorite Track ”Untouchable” ”Lightning Song”

2012年度BEST Song Top 5!!(文字数制限により5曲まで)順不同
Gojira ”Explosia
Cynic ”Mirror Child
℃-ute ”悲しきヘブン
Trespassers William ”Flicker
Katatonia ”The Racing Heart


・・・と、今年『2012』年の年間BESTは大体こんな感じに。No.1~5までは固定順位で、No.6以降は順不同的な扱いでOK。ジャンル的には例年通り?に(プログレ気味の)メタル色が濃い目。例年との違いといえば、今年はいわゆる”俺の界隈”が信条として掲げた”エロ”を全面に押し出した作品がNo1からNo5までズラリと並ぶ結果となったトコか。まず、レビューでも散々語り尽くしたが、それでもまだ語り足りないぐらいの”セカンドインパクト”=”黄金体験”を堪能させてくれた、ANATHEMAの『Weather Systems』との運命的な出会い...これはもう当ブログWelcome To My ”俺の感性”が追い求めていた音楽そのものであり、このブログを立ち上げた意味、もうなんか俺が生まれてきた意味や存在意義というのは、もはやこの作品と出会うためだったといっても決して過言じゃあない。それぐらい、ある意味で俺の人生における一つの”終着点”に辿り着いたような気がした。これはもう”俺の界隈”という一つの共同体が導き出した、たった一つのシンプルな”答え”だと思う。これ聴いてると、どーんなーに困難で、どんなに過酷な未来が待ち受けていようと、それを乗り越える”愛””勇気””希望”『力(エネルギー)』を与えてくれる、そんな気がするんだ。もうなんか俺という吉良吉影バリのクソカス人間の中に眠る一輪の黄金の精神”を呼び覚まし、その深い眠りから目覚めた黄金の精神”をもって、まるで岸辺露伴になりきった勢いで書き殴ったあのレビューは、数あるこれまでのレビューとは一線を画した、事実超絶epicッ!!な記事となった。このANATHEMAの『Weather Systems』を何百回何千回と聴いてゆく日々の中で、ある日突然ふとした瞬間に”ファッ!?”とかいう驚きと共に遂に悟った事を、あ…ありのまま今ッ起こった事を話すぜ!「もはやANATHEMAの『Weather Systems』って、XJAPANの『バラード・コレクション』的なナニかじゃん」って。要するに、あの”生命エネルギー”をズキュウウゥン!!と全身で浴びた事により、”俺の感性”は遂に”NEXTの世界”へ到達したと思われたが、それは全くの勘違いだった。な...なんと”俺の感性””一巡”していたんだ・・・な...何を言っているのか分からねえと思うが俺にも分からん...というわけだ。そう...”NEXTの世界””一巡”した先にあったッ!!・・・とかいう冗談は程々にして、それほどまでに、本作からは”俺の感性””原点”を感じる事ができたんだ。ここでその”原点”の話をすると、俺が青春時代の頃に死ぬほど聴いていたJanne Da Arcのフロントマンであり日本が誇る”ドエロの貴公子”こと、yasuのソロバンドAcid Black Cherryの新作『2012』を何げなーく耳にして、”あの頃””ぼくのおもひで”をフラッシュバックさせるほどの”衝撃”を受けたと同時に気づいた→(”俺の立ち位置”は”あの頃”と1ミリたりとも変わっちゃあいないんだ)...と。つまり色々な意味で、今年『2012』年は自分にとって”原点回帰”の年だったと言えるのかも。その”原点回帰”言うなれば”感性の一巡”という、この実に奇妙な現象にハッ!!っと気づかされた時は、ただただ失望そして愕然とした...あとスグにそれを上回る奇妙な感動が胸に押し寄せ、不思議と涙がちょちょぎれるぐらい嬉しくなった。そして忘れちゃあいけない、ANATHEMAの『Weather Systems』黄金の精神”すなわち『ジョジョ』そのもの、だという事を。何度でも書くが、ANATHEMAの『Weather Systems』はジョジョ8部『ジョジョリオン』の主人公”東方定助と広瀬康穂”Love & Peace”な関係性、すなわち黄金の関係性”を見事なまでに体現しているものだと。もはや”日本一のジョジョヲタ”を自称するレベルの俺が、この『Weather Systems』という”ナプキン”を掴み取るのはごく自然な出来事だったというか、もはや”ジョジョ好き”で本作品を聴いてない奴がいるとすれば、それはもう”ジョジョ好きではない”んだと思う。要するに、このANATHEMAの『Weather Systems』で描かれる黄金の関係性”=『ジョジョリオン』で描かれる黄金の関係性”だという事を理解ッしたジョジョヲタって今の日本にどれだけいるの、というお話。すなわちANATHEMAの『Weather Systems』=”SEX”という結論で、どぅぞ。もはや今の俺に語らせると、あのドラマで有名なセリフがこうなる→「か~んち!ANATHEMAの『Weather Systems』しよッ!!」って(なにいってだこいつ...) そしてもう一つ、忘れちゃあいけない事がある。ANATHEMAの『Weather Systems』=”Christer André Cederberg”だという事を。ノルウェイ人の彼は本作の”鍵”を握る最重要人物であり、本作において彼はもう一人のメンバーつまり”4+1”の存在、それほど大きな存在だったんだ。あのAnimal Alphaの生みの親である彼とANATHEMAの運命的な”引かれ合い”の実現に、素直に喜ぶこと以上にナニか別のアツいもの...そう、”灼熱の魂”が震え立つほどの感動を味わったのは、俺を含めて世界でもかなり少数なんじゃあないか、と。つまり、本作品を今年のBESTに、それこそNo.1に選ぶ人(当ブログ読者を含む)は腐るほどいると思うけど、じゃあその人達の中で、あの当時どれだけの人がAnimal Alphaの存在に気づくことができたんだろう、というお話。で要するに、約四年前、あの時の引かれ合いは決して偶然なんかじゃあなかった。それは今年、ANATHEMAの『Weather Systems』と出会うための、ワンピースもビックリの壮大な”伏線()”だった、というわけだ。どうやらそういうわけなんで、当ブログがナゼ本作を今年のBESTに、そしてNo,1にする”それなりの理由それなりの説得力”というのがウチのブログにはあるんじゃあないか、と。今年、その”俺の界隈”を創設して以来過去最大級の”引かれ合い”を目の当たりにした影響か、当ブログWelcome To My ”俺の感性”が発信することに、”根拠のない自信”が芽生えてきた気がする。以上、いかにして当ブログのNo.1がANATHEMAの『Weather Systems』となったのか、嫌というほど十分に”納得ッ”してもらえたハズです。

マヤの予言した『2012』年の終わり...
       これにてANATHEMAの『Weather Systems』が...
                    ”俺の界隈””基本の世界”となるッ!!

 ・・・ファッ!?ここまで今年の総括というより”あのレビュー”の続きじゃねーかwって話なんだが、まぁそれほど月までブッ飛ぶこの衝撃だったという事が読者に伝わればいいです。正直、近頃の”俺の界隈”のいわゆる”オルタナティブ・ヘヴィ”贔屓は、このAnimal Alphaと出会ってなかったら、コイツラが存在してなかったらあり得なかったわけで。当然、Animal Alphaの伝説の1stを聴いた時点では”Christer André Cederberg”の存在なんか知りもしなかった。だからこそ今回、そのANATHEMAとのまさかの”引かれ合い”に衝撃を超えたナニかを感じざるを得なかったんだ。何はともあれ、Animal Alphaがある日突然解散を発表して一時はどうなるかと思ったが、ノルウェイの森に棲む白髪鬼ことVoアグネットが新バンドDjervを結成し、セルフタイトルとなるデビュー作で目出度く復活したってのも、ANATHEMAの『Weather Systems』=”Christer André Cederberg”による”生命エネルギー”ズキュウウゥン!!と浴びたお陰か?なんつって。話は変わるが、あの池田信夫ニキも今年のBESTに『Weather Systems』の名を挙げたようで「意外ッ!」だったんだが、どちらかと言えば”原発推進派”のポジションにいる彼がこの『Weather Systems』をBESTに選ぶという行為に、なんとも言えないような面白みを感じた。だって、この『Weather Systems』って、どちらかと言えば”ソレ”とは真逆の立ち位置にある音楽だと”俺の感性”「通称(おれかん!)はそう解釈してるし、なんというか、だからこそ『人間』って面白れえッ!!って(なにいってだこいつ)

 今度こそ本当に話を戻して、今年は”俺の界隈”の二強であるANATHEMAKATATONIAの直接対決に注目を集めた。この両者、出自は似たようなもんだったが、今や”光の象徴”ANATHEMA”闇の象徴”KATATONIAとゆうてしまえるぐらい”対極”の音楽性へと変貌を遂げた。しかし・・・肝心の新作の内容も”対極”となってしまったのは、なんとも皮肉な出来事だった。この”俺の界隈”を象徴する二つのバンドのように、今年は”期待に答えてくれたバンド”と”そうでないバンド”との差がハッキリしたのが多かった印象。当然、Anathemaのように”期待に答えてくれたバンド”はBESTにランクインしてたりするんだが、逆にKatatoniaの『死の王』やパラロスそしてAlcestのような”そうでないバンド”らの新譜なんかは圧倒的に前作のが良かった。まぁそれでも名古屋飛ばしをしないネージュ氏は人間の鑑という事には変わりない。で、昨年はWhirrPhantogramそしてTrue Widowに只ならぬ”引かれ合い”を感じたが、今年は2:54Elsianeにそれと同様の”引かれ合い”を感じた。何故に全て女ボーカルなのか、自分でも興味深いところではある(笑 なにはともあれ、来年もこのような素晴らしき出会いがありますよーに。ここらへんで簡潔に総括すると、今年はNo.1~No.5までのエロエロアンドエロに全てを持ってかれた年でした。そして何よりも、ANATHEMAの『Weather Systems』の為にある年でした。

 再びッ!!あの話に戻るが・・・ANATHEMAの『Weather Systems』の誕生により、当ブログWelcome To My ”俺の感性”を始めるにあたっての目的が達成された事と、そのAnathemaと並び”俺の界隈”の二強の一角を担う肩さんの新作死の王の内容が、ジョジョ一部ラストのディオのように「こいつ…死んでいる…!」とでも言いたいぐらいショッキングなものだった事、この二つの”良い影響”と”悪い影響”により下半期は新譜を聴くモチベーションがガクッと落ちた結果→ブログの更新頻度が激減したのは言うまでもなく・・・そんな事よりも『Weather Systems』のレビュー記事の加筆してたほうが楽しいような気がしてアレ。つまり、いわゆる”俺の界隈”の最大勢力である、ここ最近のスウェーデン勢の凋落により突如発生した”サード・インパクト”すなわち”俺の界隈”の崩壊(リセット)・・・その補完活動として来年は”俺の界隈”の”再構築”を始めなきゃいけない予感ッ!?その”再構築”の手初めに最高の手助けとなってくれそうな、スウェーデンの最終兵器ことCult of Lunaクンの待望となる新作、そしてマリウスきゅん率いるRiversideの新作には大いに期待したい所。これで”俺の界隈”を...トリモロス!!何はともあれ、これにてWelcome To My ”俺の感性”とかいうブログを始めた目的及び答えに出会えたという事は、言い換えればもうブログを続ける理由がなくなってしまった、というわけ。なんで、これを書いている今はもう”喪失感”、いや、”幸福感”が物凄い。そういうわけなんで、来年もブログを続けていくかはまだ未定だが、もし続けたとしてもまったりとやっていく感じになりそうです。なんたって、ANATHEMAの『Weather Systems』という黄金の精神”を味方につけた今の俺に怖いものなし、だからね。

 約5年間、このブログで育んできた”俺の感性”は、今やジョジョ8部『ジョジョリオン』を120%理解ッするためのナニかに突然変異を遂げ、そのジョジョリオンの”広瀬康穂””東方大弥”、SBRの後期ルーシー・スティールから見る、言わば”荒木飛呂彦が考えるアイドル像”というのを作中で露骨に描写してきた事や、そして今年から”俺の界隈”のシンボルとなった『Weather Systems』=黄金の精神”、その黄金の精神とは何か”の答えを日本のアイドルから学んでみるのも面白いんじゃあないか、とかいうノリで、今年から”俺の界隈”に”アイドル枠”もとい”アヴドゥル枠”を新設したわけなんだが、偶然か必然か、そこでも一つの”引かれ合い”が発生した。そう、今年の4月1日からその”アヴドゥル枠”を担当する事となったのが、アヴドゥル界隈屈指の”武闘派アイドル”こと℃-uteだった。で、℃のMVを初めて見た瞬間に”これはライブバンドですわ””おれかん!”が漠然と確信ッしたと同時に、俺のキング・クリムゾンが黄金期”へと突入した”NEXT-℃”の未来を予測した結果→4月の末に行われた春ツアーの名古屋公演に(出会ってから一ヶ月もしない内に)速攻現場初参戦するとかいう、”いともたやすく行われるえげつない行為”に出たおいら。そして今月には冬ツアー神聖なるペンタグラムの名古屋公演に、人生二度目となる℃コンに参戦したわけなんだが、あの”引かれ合い”により初参戦する事となった春公演から冬公演までのたった半年で、あらゆる面においてここまで素直に成長してくるなんて、俺のクリムゾンをもってしても全く予測できない事だった。実際、あの名古屋の夜に行われた”神聖なるペンタグラム”に参戦し、100年に一度のあの名曲Untouchable, Part 1のソレに限りなく近い”灼熱の魂”を心から奮い立たせるパフォーマンスを黄金体験”してみて(当然今年のBESTライブアクト)、あの時の根拠のない自信確信ッへと変わったッ!!ナゼに”俺の界隈”の”アヴドゥル枠”に引かれ合ったのが℃だったのか、いわゆる”アイドル戦国時代”における”今の℃-uteの立ち位置”というのは、いわゆる”俺の界隈”という一つの共同体に共鳴するアーティスト達の”立ち位置”と全く同じソレだった、という事なんだ。つまり、ナゼに”OpethではなくKatatonia”、”PTではなくANATHEMA”、”ラルクではなくジャンヌ&ABC”、そして”モー娘。でも、ももクロでもなくナゼに℃-ute”だったのか、その”絶妙な立ち位置”おれかん!”根拠のない自信”をもって、全力でその”引かれ合い”を受け止めたわけなんだ。その中でも、鈴木愛理とかいうアイドルサイボーグの存在には只々驚かされた。時に広瀬康穂に、時にゴージャス・アイリンに、時に空条徐倫へと姿を変える...それはまるで辻彩のエステ『シンデレラ』に取り憑かれたように通いつめる山岸由花子の如く変幻自在なその表情、その仕草、その存在感は...まさしく『ジョジョ』に登場する”強く、気高く、美しく”の三拍子を取り揃えた、いわゆる”スゴ味”のある『ジョジョの女』そのものである...と。実際、今の鈴木愛理からは全盛期の松浦亜弥(あやや)を彷彿とさせる”ナニか”を感じるんだ。

 今年、これまでと同じような感覚で音楽を聴いてきたつもりだったけど、漠然と気づかされた事が一つだけあった。「音楽ってリアルに人を幸福にするんだな..」って。去年や一昨年ほど新譜を数多く聴いたわけではないけど、24年間生きてきた中で、今年ほど充実した音楽体験は初めてだったし(上半期は特に)、今後二度と味わうことはないと思う。この少数精鋭的な聞き方は実に理想的な音楽の聞き方だと思った。とか書いててなんか、当ブログWelcome To My ”俺の感性”の終焉に相応しい記事になったみたいで、最後に一言・・・今までの読者に、今まで出会った音楽に『ありがとう』...それしか言う言葉が見つからない...。そんなわけで、来年もよろしゅう。

Deftones 『恋の予感』 レビュー

Artist Deftones
デブ豚

Album 『恋の予感』
Koi No Yokan

Track List
01. Swerve City
02. Romantic Dreams
03. Leathers
04. Poltergeist
05. Entombed
06. Graphic Nature
07. Tempest
08. Gauze
09. Rosemary
10. Goon Squad
11. What Happened To You?

  俺は今ッ!!猛烈にデブ豚に『』をしている・・・ッ!! 

USはカリフォルニア州サクラメント出身のうそつきデブもといデブ豚ことDeftonesの約二年ぶり通算七作目『恋の予感(原題:Koi No Yokan)』が、まるで「KATATONIAよ、これがオルタナティブ・ヘヴィだ」と言わんばかりの、あまりにもエロ過ぎィ!る傑作な件。についてで、一昨年にリリースされた前作の6thDiamond Eyesといえば、Meshuggah直伝の鬼グルーヴを極めたステフ(Gt)によるゴッリゴリにヘヴィなド轟音を一番の売りとしたモダンで武骨な作風でありながら、いつもより控えめではあるがVoチノのエモーショナルな歌メロとの絶妙なバランスが極上のカタルシスを形成していく様は、その年のBESTに入っても可笑しくないレベルの、まさしく「究極のオルタナティブ・ヘヴィ」といっていいほどの傑作だった。その初期のヌーヌー言うてたチャラいデブ豚との決別、そして更生してマジメになった前作と同様にNick Raskulineczをプロデューサーとして迎え入れた本作品も、終始”轟音”一辺倒にゴリ押す前作ほど硬派な作風ではないものの、やはりメシュガニキ直系のモダン・ヘヴィネスと傑作の3rdや5thの頃の刹那的かつ繊細な表情を垣間見せるVoチノのフェミニンなエロぃ歌声が、極上のエモーショナルな感情となってより一層プログレスにまぐあいながら俺たちのクソカス魂を優しく包み込み、特に”デブらしさ”というのが”至ってシンプル”に凝縮された先行シングルの#3” Leathers ”を初めて聴いた時なんかは、今世紀最大の”Cool!!&スタイリッシュ!!”な傑作映画『ドライヴ』のサントラに使われてもおかしくないレベルの”男のフェミニズム”を感じざるを得なかったし、本来はKATATONIAが新作の死の王で鳴らすべきだった実に理想的な音を、今回のデブ豚は”絶妙な立ち位置”から鳴らしていて、その”今の等身大のデブ豚”の全てが凝縮された” Leathers ”から放たれる”泣き”の叙情美に恋焦がれた俺たちのMy Heart is eroticッ!! そして『恋の予感』に僕たちボーイズのハートは即キュン死♥した結果→My Heart is ”DOKIDOKI”&”WAKUWAKU”&”UKIUKI” de warota...これはエロいッ!!あまりにもエロ過ぎるぞッ!!それはまるで『ジョジョリオン』”広瀬康穂と東方定助”=”Love & Pieceすなわち黄金の関係性”に似たナニか・・・もはや”凄艶”じみたエロさだッ!!

 今回、感覚的には”ポスト-メシュガニキ”ぐらいの音というか、今流行のdjentに近いモダン&グルーヴィなサウンドを基本の世界にしてはいるんだけど、3rdや5thを彷彿とさせるシューゲ嗜好の強い叙情性とクッソいっやらしいセクシャルな音のアプローチからは本来のデブ豚の持ち味を嫌でも堪能させる。まるで「メシュガーガガ ガーガガ ガーガガ ガーガーガー×4」・・・と、あからさまにメシュガニキ大好き♡な前作を聴いた時は、やっぱコイツらメタル大好き♡なんやなぁって思ったけど、本作ではその”メタル好き♡”な表情と”これぞデブ豚ッ!!”って感じのポストロック/ドリームポップ/シューゲ/アンビエント流れの色気ムンムンとしたサクラメントの”あの香り”漂う”エロス”な表情が絶妙に調和することで生まれた傑作であり、その”媚びる”べきTime(時間) Place(場所) Occasion(場合)すなわちTPOをしっかりと理解ッしている、今のデブ豚の実に器用な立ち回りには心から敬意ッ!!を表したい。そして、日本が誇る”ドエロの伝道師”ことyasuニキの新作でもお馴染みの2012年という”エロ”が鍵となる年の終わりに、USのドエロ金髪豚野郎からの回答が”俺の界隈”にやってきたと同時に、デブ豚さんから「オルタナティブ・ヘヴィっつーもんはこうやるんだ」という模範解答を肩さんへプレゼントしてみせた。例えとして、傑作とされる3rd『White Pony』KATATONIAの最高傑作『Last Fair Deal Gone Down』、そして前作のDiamond EyesKATATONIANight Is the New Dayが同じ位置づけとするなら、最新作に当たる本作『恋の予感』とあの世紀の問題作死の王が同じ位置づけとなるわけで、しかしその内容の差は歴然で、いわゆる”俺の界隈”に属する”オルタナティブ・ヘヴィ界隈”の二強であり兄弟分であるデブ豚と肩さん、どこで差が付いた・・・慢心、環境の違い...。つまるところ、その二強の”間の子”的な存在であるDir en greyには更なる期待をせざるを得ない、というわけだ。

  恋しちゃったんだ♪たぶん~気づいてな~いでしょう?

 軽快なリズム&グルーヴと美しくかき鳴らされるギターのメロディが俄然”Cool!!&スタイリッシュ!!”な印象を与える、まさに”シンプル・イズ・ベスト”な#1”Swerve City”を耳にした瞬間に「ファッ!?これは・・・まさか『Koi No Yokan』ッ!?」を確信し、前作流れのプログレスな感度をもって場面を靭やかに切り替えていく#2”Romantic Dreams”、クッソエロいイントロからVoチノの激しいシャウトと轟音ニキからの~サビで叙情的に泣くギターとチノの歌メロ全てが完璧な#3”Leathers”、謎の手拍子で始まる#4”Poltergeist”や#10”Goon Squad”は3rdというか初期っぽいウネリとヤンチャな感じがあるし、マジ夢心地な異世界へと誘うデブ豚らしいコテコテなバラードの#5”Entombed”はアヘ顔しながら”ああ^~”ってなる事ウケアイなほどeroticッ!! で、グランジっぽいヤバ気な雰囲気の漂う#6と#8(#8は後半がシブい)、サビの入り方がすげーベタなメタルっぽい#7”Tempest”、イントロのロマンティックなメロディから前作の”Sextape”を彷彿とさせる#9”Rosemary”とかいうタイトルとは裏腹に、身体に纏わり付いて離さないゴリゴリしたリフの反復と超絶ドリーミーな音響を交錯させながら全体的に重低音を響かせる。ラストを飾る#11”What Happened To You?”も地味に心地いい良曲。
 そんな感じで、前作はゴッリゴリなGリフ主体の曲調で無骨な統一感をもって一気に聴かせる、悪く言えば単調でメリハリが弱く、それ故に一曲一曲が小粒な印象を受けたが(逆にそれがいい面でもあった)、しかし今回は一曲一曲に”個”と”味”があって、尚且つバラエティも豊富で捨て曲なし。中でも彼らの”メタル好き”が垣間見る事ができる#3の2分16秒からの”ポスト-轟音ニキ”的なヘヴィネスがポイントで、スウェーデン界隈最後の砦であるIn Mourningも近年の作品でソレに至極近い音を出してるってのが、なんか嬉しかった。なんか。んで思った、Dir en greyが次作で目指すべき音こそ『恋の予感』なんじゃないかと。まぁそれは兎も角として、個人的には前作と同じぐらい気に入ったし、#1から#5までの流れは完全に互角だが、後半の出来は本作のが一歩二歩も上手か。前作と比べると重心がややヘヴィロック寄りになった感じはする。なんというか、3rdのヘヴィロック的なノリと5thの妖しくエロく病的なほどキケンな空気感で音は6thを少しソフトにした感じ(てけとー)。要は彼らの集大成といっていい位置づけ。けどドラムの音とドラミングは(肩さんのダニエルっぽさのある)前作のが好みだった。しかしながら、あの前作から約二年という短いスパンにも関わらずこの完成度は素直に凄い、としか(この辺の功績はPの手腕によるものなんだろう)。完全にデブ豚の黄金期”は今だと言い切れる。このピュアな恋心がハジケ飛ぶ前に来日はよ。デブニーの時間はよ。裏ジャケの”TOKYO MASSAGE”eroticッ!!な事しにはよ。

 そんなわけで、 前作の内容には”やるじゃんデブ豚”って素直に感心したんだが、その前作の美味しい所を確かに継承しつつも中期の頃の”これぞデブ豚”というような要素が巧みに混ざり合った結果の傑作なのかな、と。ゆうても、やってることは”至ってシンプル”なデブ豚、つまり今の彼らの等身大をありのままに感じ取る事ができる。要するに、三船敏郎やクリント・イーストウッド=空条承太郎、そして映画『ドライヴ』の主人公のような「男らしさへの女々しいほどのこだわり」つまり「feminineであることがDeftonesをmasculineにする」という結論で、どうぞ。これはもはや”俺の感性”=”ジョジョの感性”が目指す先にある”一つの答え”なのかもしれない。少なからず今回、そのヒントととなる「”男のフェミニズム”とはナニか」を学ばせてもらったデブ豚には、『ありがとう』...それしか言う言葉が見つからない...。

                サンキューチッノ
 
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Baroness 『Yellow & Green』 レビュー

Artist Baroness
new_Baroness

Album Yellow & Green
Yellow & Green

Track List
Disc I
01. Yellow Theme
03. March To The Sea
04. Little Things
05. Twinkler
06. Cocainium
07. Back Where I Belong
08. Sea Lungs
09. Eula

Disc II
01. Green Theme
02. Board Up The House
03. Mtns. (The Crown & Anchor)
04. Foolsong
05. Collapse
06. Psalms Alive
07. Stretchmarker
08. The Line Between
09. If I Forget Thee, Lowcountry

USはジョージア州サバンナ出身の四人組、Baronessの約三年ぶり通算三作目Yellow & Greenなんだけど、CD2枚組のボリュームがどうとか以前に、まずはその作風その内容に驚いた。言うなれば、Mastodonの5thThe Hunterの”市場”を意思した”キャッチー&メジャー”な要素と歴史的名盤の4thCrack The Skyeの”クラシック&サイケデリック”なスタイルを、バロネス流の考えで解釈し仕立てあげ恋してみました的な感じで、サイケデリックやストーナー、オルタナやアコギ、そしてクラシックなHRテイスト溢れる男臭い歌による叙情的な要素をバロネス流のヘヴィサイケに落とし込んだ結果、今までにないバロネスの創造、新たなる世界を切り開いたバロネスの勇気ある行動に、僕は敬意を表するッ!!ってくらい、アメリカの雄大な大地と情緒が織りなす叙情美を、荒野に立つ”クリント・イーストウッド=空条承太郎”バリのシッブイシッブイ”男の哀愁”に変えて、イエロー・テンパランスVSハイエロファント・グリーンとかいうディスク二枚にコンパクトに凝縮した、まるでアメリカ大陸をバスで(時に大クラッシュしながら)横断するかのような(笑えねえ...)、まるでUS産ロードームービーでもあるかのようなビッグスケールで描かれる、そのハードボイルドな”男の世界”に俺たちの♡はウキウキしっぱなしよ。個人的に、丼の5thはドコか”コレジャナイ感”があって受け付けなかった、がしかしソレと全く同じ事をやってるハズの本作には不思議と嫌悪感はなく、むしろ好意的な感情が湧き上がった。丼のアレは無理矢理やらされてる感があったが、ソレみたいな不自然さがコレにはなくて、”NEXT-Baroness”が特に黄色の中で繰り広げる楽曲には、今やMastodonとの立場は逆転したといっても過言じゃあない、バロネスというバンドの確かな実力に裏打ちされた、聞き手に有無を言わすことのない、絶対的な”説得力”がそこにはある。その”説得力”に今回”大変貌”を遂げたバロネスに対しての”納得”というのが生まれるわけだ。つまり『納得』は全てに優先するぜッ!! 正直なところ、今までのバロネスの作品には”丼の亜種”とかいう漠然としたイメージしかなくて、心の底からハマりきれないでいたけど、この新作で初めてバロネスのことを本気で”好き”だと言える。とか言うても、1stや2ndのようなプログレメタル/マス的なテクや己の獣性を剥き出しにする咆哮そしてスラッジー流れの重厚なヘヴィネスは微塵もなくて、男の哀愁を帯びた叙情的なメロディに満ち溢れた、あくまでもクラシックでサイケデリック、オーガニックでキャッチーな作風なんで、賛否両論あるのは至極当然だが、ここまで思い切ったバロネスの覚悟ッ!!意外ッ!!性は評価すべきトコです。丼のアレが何故ダメで、この×が何故イイのか、その違いが分かる人にはハッキリと分かりますね。

    『ありがとう』...それしか言う言葉がみつからない

 まず、黄色盤の方は・・・フワフワとゆったりとしたイントロの#1で始まり、クラシックなHR調の曲で”テーィクマーイボ~~~ンズウェイッ!!”とかいうクッソ暑苦しいくらいにノリノリでつい一緒に歌いたくなるサビがイカす#2”Take My Bones Away”、一転して”男の哀愁”に満ちたキャッチーな歌とメロディに酔いしれる#3”March To The Sea”、とりあえずこの二曲だけでも今回のバロネスの変貌が嫌でも伺える。で、緩やかなメロディがユラリ揺らめくオルタナチューンの#4、フォーキーなアコギが醸し出す温かな郷愁とシミジミとした哀愁が胸に染み入る#5”Twinkler”、スペース×サイケ×70sプログレッシブが交錯したレトロな香り漂う#6”Cocainium”と#7”Back Where I Belong”では深~くてシブ~い叙情的な世界へと誘い、そのユル~い流れからの~トドメは超絶epicッ!!なHRチューンの#8”Sea Lungs”、そしてついつい”男泣き”してしまいそうなほど、クッソシッブイメロディとドリーミーな雰囲気に酔いしれる序盤から徐々にヘヴィサイケ化していく#9”Eula”で第一章の幕を閉じる。で、盤の方は・・・まるでCloudcikerやUSポストメタルを思わせるような、アメリカ西海岸に吹く風を肌で感じるインストの#1で幕を開け、”よりもユルくてアダルティなシブさを醸し出す”を象徴するかのような#2”Board Up The House”、アコギによるシンミリした哀愁ほとばしるオルタナ曲の#3”Mtns. (The Crown & Anchor)”、もはや60年バリにレトロでオトナの色気全開の雰囲気に飲まれる#4”Foolsong”、#4の流れを汲んだスペーシーな#5、まるでアメリカ西海岸的な”あの情緒”ある景色を脳裏に描写させるほど、Bucketheadバリにキモティアコギインストの#7”Stretchmarker”、の中で一番激しくそして浮いた存在の#8”The Line Between”、再びッ!!Cloudciker的なアンビエント系インストの#9で夢心地な気分のまま終幕を迎える。そんな感じで、黄(40分)緑(35分)トータル約75分にも関わらず、全てを聞き終えた後、その長旅の疲れを感じさせないほど、むしろ逆に晴れやかな充実感すなわち”『ありがとう』...それしか言う言葉がみつからない”というような一種のカタルシスを得ることができる。特に黄色の方はマジでスゲーです。捨て曲が無いのは言わずもがな、クラシックなハードロックもしくは70sプログレ好きにはドツボにハマること請け合いな楽曲の連続。で、一方のの方は、黄色よりユル~い雰囲気で少し大人びた感じの、例えるならBucketheadHelms AleeもしくはPelicanを彷彿とさせるような、サイケ一辺倒な音世界の中からほとばしる”アメリカ西海岸”臭がこれまたイイッ!!アメリカニシカイガンガーアメリカニシカイガンガーアメリカニシカイガンガー
 
 そんなわけで、そこまで思い入れのあるわけでもないバロネスに対して、まさかここまで感動させられるとは思ってもみなかった・・・これは意外ッ!!そして今ッ!!猛烈にライブが観たくなったッ!! それほどまでに、本作Yellow & Greenでバロネスがやってる音楽というのは、まさしく”俺の界隈”の”音”そのもの、なんだ。これはEnslavedの新作RIITIIRでも書いたけど、”脱メタル化”して”プログレ化”した成功例がまた一つ。

Yellow & Green
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