Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

ABC

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

【11/26】 Acid Black Cherry 『2015 arena tour L—エルー』@日本ガイシホール

ガール「アタシABC聴くよ。ライブは行ったことないけど」

ぼく「マジで!?ライブといえば2012年のクリスマスライブの時に初っ端のMCでヤス何て言ったと思う?」

ガール「え~、わかんない」

ぼく「ヒントはクリスマスにちなんだネタ」

ガール「え~???」

ぼく「メリー?」

ガール「クリ◯リス!」

ぼく「正解!」

ぼく&ガール「ギャハハハハハ!!」

我に返ったぼく「(俺は一体何をやってるんだ・・・)」

最近はAcid Black Cherryを知っている(聴いている)ガールに半ば強引に、半ば合法的に、しかしあくまでも自然に下ネタを言わせた会話の後、猛烈な自己嫌悪に陥っている今日このごろ、皆さん如何お過ごしですか? そんな僕はといえば、約二年ぶりとなるAcid Black Cherryのライブへ、その名もアリーナツアー『2015 arena tour L—エルー』、11月26日に名古屋の日本ガイシホールで行われた二日目の公演を観に行ってきた。本来ならば、夏に企画されたフリーライブで久々に林の姿が観れるはずだったんだが、しかし結果はまさかの落選で、「えっ、これって落選すんの?林フザケンナ」って、そんな苦い思い出を経て、今回遂に満を持してというわけ。

515280f7・・・「こちらスネーク、日本ガイシホールに潜入した」 

aa230d8a・・・「よくやったスネーク。今回の任務はコードネーム『L』の正体を暴き出すことだ」

515280f7・・・「コードネーム『L』・・・?一体誰なんだそれは」

aa230d8a・・・「FOXの諜報班によれば、どうやら『L』はイギリス人のローレン・メイベリーである可能性が高いとのこと」

515280f7・・・「『L』はLauren Mayberryの頭文字というわけか」

aa230d8a・・・「そうだスネーク。至急、現地に向かってくれ。それと『L』とされる人物の肖像画も添付しておく。確認してくれ」

aaaa

515280f7・・・「性欲を持て余す」

Setlist
01. versus G
02. liar or LIAR ?
03. Greed Greed Greed
04. 黒猫 ~Adult Black Cat~
05. scar
06. INCUBUS
07. Round & Round
08. 君がいない、あの日から...
09. 眠れぬ夜
10. 7 colors
11. DRAGON CARNIVAL
12. cord name【JUSTICE】
13. Black Cherry
14. エストエム

EN1
01. L-エル-
02. & you

EN2
01. 少女の祈りⅢ
02. 20+∞Century Boys

林もMCのネタにするくらい有名な、いわゆる「日本三大ブス」の産地の一角を担う名古屋が、"ある時"だけ「日本三大ブス」から解き放たれる瞬間がある。その"ある時"とは、他でもないAcid Black Cherryのライブが名古屋で行われる時だ。それこそ『L』すなわちメンヘラクソビッチと呼ぶに相応しいガールが沢山いて、「あの子はピンクのセーラー服を着たレイヤー!あの子はJK!JK!JK!あの子はガールズバー勤務っぽいし、あの子はエスエム嬢っぽいな。あの子はピンサロ嬢っぽいし・・・う~ん、あの子はデリヘル嬢かな?あの子は・・・マイナンバー制度に怯えるソープ嬢だ!」という風に、まるで有吉弘行あるいは伊集院光ばりにゲスい目線でTEAM-ABCのガールをチラ見ウォッチするのが、俺たちTEAM-ABC男子部としてのABCのライブにおける役割で、僕は今回もその責務を全うしていた。

まぁ、そんな冗談はさて置き→今回のツアーは、言わずもがな2月にリリースされた新作L -エル-に伴うツアーで、新作のアルバム曲は勿論のこと、ABC史上最もコンセプト/ストーリーに力を入れた作品だけあって、ライブの演出面にも大きな期待がかかる。とりま僕は一般先行のチケットで、振り返れば立ち見がいる...つまりスタンド席の最上階という見事なクソ席からの鑑賞となった。今回の舞台構成は、ステージの真ん中と左右にスクリーンが設置してあって、そこにメンバーの姿や映像などを織り交ぜながらライブをドラマティックに演出していく。

このライブの真の目的は、謎に包まれた『L』の正体を掴むことで、となると一曲目の存在が非常に重要になってくるのだが、しかし僕スネークは開演と同時に『L』の正体を目の当たりにし、そしてド肝を抜かれた。まずは6時半、開演すると同時にスクリーンに『L』のアートワークが映し出され、それが鏡のようにヒビ割れる演出から、『L』の正体とされるローレン・メイベリー率いるChvrches”Science/Visions”が始まったかと思えば、いやそうではない、猛烈なエレクトロ感溢れるライブ・アレンジを加えたイントロで始まったのは、他でもないAcid Black Cherry”versus G”だ。「やはり『L』の正体はLauren Mayberryだったか...」と、早々にコードネーム『L』の正体を暴くことに成功し、無事任務を遂行した僕スネークは、満足気にABCのライブに浸り始めるのであった。

林のヘロヘロラップがキモである一曲目の”versus G”を聴いてまず気づいたのは、ここ最近の急激な寒波に見舞われたことや二日目の影響なのか知る由もないが、林の声が明らかに不調であることと、恐らくクソ席であるせいでバンドの音もペラペラで、この曲が持ち味とするゴリゴリのヘヴィネスまで全てが迫力不足で、今になって二年前のライブは良席に恵まれていたのだと理解した。その流れでアルバム『L』のリードトラックである”liar or LIAR ?”からの”Greed Greed Greed”まで、序盤はラウドな曲で一気に畳みかける。次の”黒猫”では林主宰のキャバレーとばかりLED照明によるド派手な演出で観客を賑わせる。次はバラードの”scar”で一息入れつつ、そしてこのツアーの見せ場となる中盤の流れに突入する。左右中央に用意されたスクリーンにMVの演出が織り込まれた”INCUBUS”、続いてアルバム『L』の「もう一人の主人公」であるオヴェス君とエルが絵となってスクリーンに映し出され、未来のエルに襲いかかる壮絶な人生を暗示した”Round & Round”、オヴェスのエルに対する想いが込められたバラード”君がいない、あの日から...”、からの”眠れぬ夜”ときてABCらしいシャッフル曲の”7 colors”まで、アルバム『L』の重厚なコンセプトを一箇所に凝縮したような中盤の流れは、このツアーの大きな見所でありハイライトだった。終盤は過去作から定番曲が並び、本編ラストに”ピストル”の代役を担うには十分な”エストエム”を持ってくる名采配。しかし、まだまだ『L推し』は終わらない。アンコールには表題曲と”& you”を立て続けに、畳みかけるようにしてアルバム『L』の楽曲をこれでもかとゴリ押してくる。ダブルアンコールには、ヘドバン曲の”少女の祈りⅢ”とお馴染みの”20+∞Century Boys”で幕を閉じる。

当然、アルバム『L』に伴うツアーであるからして必然的に新作中心のセトリだし、必然的に『L』のコンセプト/ストーリーをライブの演出面にゴリ押しとばかり組み込んできている。音響の良し悪しは別にして、新作の曲がほぼ全て聴けたのは素直に良かった。当然、『L』は過去作と比べて大人しめの楽曲が多く、いわゆる”暴れ曲”が少ないため、そういった点ではイマイチ盛り上がり”に欠けた気がするのも正直な感想。とは言え、『L』のコンセプトを演出の基にしながらも、ABCのライブとして楽しませる最低限の器量はあったライブだと思うし、このツアーでしか味わえない演出や見所も十二分にあったと思う。”liar or LIAR ?”の入りの格好良さは勿論のこと、個人的にアルバム曲で生で聴いてみて存外良かったのは”7 colors”で、曲調やカラフルな演出面も踏まえてABCらしさに溢れていた。

前回から変わらず、ツイッターで募集した質問にメンバーが答えるコーナーが定番のMCとなっている。序盤のMCでは、「昔の曲を自分で聴いたりするか」とか「ライブでミスったらどうやって誤魔化すか」とかの質問の他に、「ギターのピックやドラムのスティックも0.2ミリ単位で音が違ってくる世界らしい」とか「林のマイクスタンドにも”こだわり”がある」みたいな、ABCにしてはエラくマジメな質問ばっかで、はじめて「ABCってプロのバンドだったんだ!すごい!」って感心した。HIROさんはライブでミスったらローディのせいにするABC一番のぐう畜。しかし二回目のMCコーナーでは、「新婚で月一しかしないセックスレス夫婦」とか「逆に彼氏が寝る暇もないくらいセックスモンスター」とか、それらの質問から「性欲を持て余す」話に変わって林が「一人運動会して寝たのに夢の妖精にあった」とか言い出して「夢の妖精」ってなんだ?って一瞬考えたけど普通に夢精の話だった。自分はこの日のために10日くらいオナ禁してたんだけど、一向に夢の妖精を見る気配がないからやっぱり個人差があるのかも。その代わりに朝立ちがハンパなくなる。お陰で最近は朝起きるとパンツを素早く降ろしてビターン!!ビターン!!するのがマイブーム(何の話だ)。でも”Black Cherry”の「顔にかけて」のタイミングでスクリーンに林の顔がアップで映し出された瞬間、「林、イクぞ!」みたいなノリでほぼイキかけたけどギリ我慢した。他には、早口言葉ネタはボツって「バンドマンの彼氏が客相手に浮気してるからチンコ切り落としたい」とか、まぁ、いつもの下ネタ成分多めなMCだった。今回は自分が過去に観たライブMCほどの名言はなかった気がする。つい「おいおいマジメか!」ってツッコみたくなるくらいに。MCもちょっと長く感じた。

約二年前、名古屋の2公演を観に行って以来久々にABCのライブを観て、林は喉の調子は不安を残すものの、しかしステージング/パフォーマンスは相変わらずの格好良さで安心した。ライブ自体9月のANATHEMA以来三ヶ月ぶりで、やっぱりナマはイイもんだなと再確認できた。この勢いで来月のX JAPANのライブに行って人生のピークを迎えるぜ!と意気込んでみたものの、当然チケットは取れるはずもなく・・・二度目の「林フザケンナ」。色々な意味で、この不完全燃焼みたいなモヤモヤを晴らすために、とりまABCのライブハウスツアー『S』に行きて~。

そういえば、終演後の帰り際に外国人の美女を見かけたのだけど、まるでエルが成長して大人になって"リアルエル"となってABCのライブを観に来たようでもあって、今日のライブで最も粋で妙にロマンチックな演出だなーと自分の中で独りでに思いながら、僕は会場を後にした。でも、もし彼女がフランス人だったとしたら?例のMCを聞いて彼女は一体何を思ったのだろう?林は本当にスタンドが見えていたのか?本当にアリーナが見えていたのか?林よ、今はコンプライアンスの時代やぞ。

【祝】Apple Musicサービス開始!

2015年6月30日、日本では7月1日、遂にApple Musicのサンビスが開始された。そこには、新しい音楽の未来が広がっていた。

さて、近頃はゴネ得ババアもといアメリカの歌姫テイラー・スウィフトと収益についてアツいプロレスを繰り広げていたApple Musicさんだが、この日本でも何事もなく無事にサンビスが開始されたということで、さっそくApple Musicを使ってみた。まずApple Musicを利用するには、初めにクレカの登録もしくはitunesの残高が980円以上ある人しか利用できないという若干ハードルを設けており、サンビス開始から三ヶ月間無料なのにも関わらずバリバリ課金させる前提のApple Musicさんだが、まぁ、それは仕方がないとして、とりあえずどんな音楽が配信されてるのか、一番に気になる所だ。手始めに当ブログでもお馴染みのスティーヴン・ウィルソンANATHEMA率いるPost-Progressive勢をチェックした結果、当然のように最新作以外のほぼ全アルバム配信されてて素直に驚いたというか、「海外の人はこんなバケモンチートツールを数年前から日常的に使ってたのか・・・」みたいな、なんかスゲー時代というか世界に取り残された感あったし、それこそ「音楽界の夜明けぜよ...」的な坂本龍馬もビックリの衝撃を受けた。でもなにか足りないことに気づいた、ANATHEMAがソニー傘下のMusic for Nationsからリリースした『Judgement』『A Fine Day to Exit』『A Natural Disaster』、通称Fine Days 1999 - 2004だけピンポイントで配信されてない!ソニー許すまじ!

JDAとABCのトップソングに連なる月光花とイエスを見たyasu→「俺たちはバラードバンドじゃない!」

勿論、洋楽はほぼほぼ揃ってる。それなら邦楽およびV系界隈はどうか調べてみた。まず驚いたのは、Janne Da ArcAcid Black Cherryがほぼ全アルバム、ABCに至ってはカバーアルバムまで配信されてたのは予想外だった。Janne Da Arcはまだしも、というかJDAはエイベが仕掛けた国産定額制ストリーミングサービスAWAの広告塔になってたから、てっきりAWA独占かと思ってた。それよりも驚いたのはABCの方だ。イメージ的に、yasuってこの手のサンビスにどちらかと言えば否定的な人間だと思ってたから、余計に驚いたというか、やっぱJanne Da Arcyasuって本当にリスペクトできる存在だなって、考えが改まった。しかもka-yuのソロプロジェクトであるDAMIJAWkiyoのソロ・アルバムまで配信されてるってんだから、ジャンヌメンバーには本当に頭が上がらない。だってさ、腐っても一応は海外でも活動しているDIR EN GREYXなんかは一切配信されていないし、やっぱ俺の中でDIR EN GREYJanne Da Arcを超えることはないなって、この出来事からも再認識した次第だ。正直、Xに至ってはヨシキがツイッターで「俺たちは世界で人気だぜ!」みたいなハッタリかましといて、こういう音楽シーンの動きには全く疎いから俄然日頃の発言に説得力が生まれないというか、しかーし、X JAPANの約20年ぶりとなる新作の発表コメントに→YOSHIKI「今後音楽がストリーミングに移行していく中、なぜフルアルバムが必要なのかと考え...」とあって、これから日本にも『大ストリーミング時代』がやって来ることをきちんと理解してるみたいだから許した。ついでにX JAPAN主宰の『Xフェス』『救世主復活』させたらもっと許す。とは言え、楽曲を配信するor配信しないなんてのは所属レーベルの方針だってのは百も承知だし、配信しているアーティストが偉いだとか配信してないアーティストがダメとかの話ではないけど、それでもやっぱり配信してないアーティストってちょっとダサいと思う。皮肉なもんで、活動休止状態のJanne Da Arcが定額制に積極的な未来志向を持ったバンドで、今現在活動中のDIR EN GREYが旧来志向であるという逆転現象は何とも皮肉な面白さしかない。というか、むしろV系みたいなバンギャ主導のニッチな界隈にこそ、定額制ストリーミングを積極的に使ってパンピーを引っ張って来るべき、そういう時代だと思うんだけど。ともあれ、やっぱりJanne Da Arcがナンバーワン!林LOVE!


もう一つ気になったのは→「CDはもうダメでしょ」の名言で知られる椎名林檎の動向で、それが物の見事に配信してなくて正直「ん?」ってなった。まさかあんな発言しといて配信なしとか→「なに?日出処のジャケみたいにテイラー・スウィフトごっこでもしてんの?lol」って、あの発言からこの動きはちょっと説得力に欠けるなって、ちょっと皮肉交じりに小言を言いたくなった。とは言え、何度も言うけど配信するしないはアーティストの意向というより各レーベルの方針でしかなくて、実際に大手のソニーはApple Musicに楽曲提供しないことを以前から表明していて、事実ソニー系列のねごとは一曲も配信されていなかった(LINE MUSIC独占?)。しかし近い世代のtricot赤い公園tricotに至ってはシングルを含め(つまりヒロミ・ヒロヒロ作曲のダイバーまで!)最新作やEP含む全アルバム配信していてサスガだなと関心した。意外だったのは相対性理論が全アルバム配信してた事(さすが俺たちのえつこ!LOVEズキュウウウン!!)。で、今年メジャー移籍組のShiggy Jr.きのこ帝国はメジャー移籍後の最新シングルのみ配信されている所を見るに、やっぱり以前まで所属していた各レーベルに大きな権限があるのだと理解できる。最も関心したのは、tricotに至ってはいち早くApple Musicを利用したライブの宣伝をツイッターに投下していて、それは「今なら無料だから予習してライブに来てね」という趣旨の話だ。個人的にタイムリーな話になるんだが、おいら、今年に入ってtricotのワンマンライブを「音源の予習ができなかったから」という理由でチケを発券したにも関わらず行かなかった、という苦い経験がある。つまり、もしApple Musicのサンビス開始があと数カ月早まっていたなら、このようにApple Musicで音源を予習してtricotのワンマンを観に行ったという、そんな"もう一つの未来"もあったかもしれないわけだ。しかし、このApple Musicの登場によって、もう二度と僕のような過ちを犯す人はまず大幅に軽減されるだろうし、CDは買わないけどApple Music含む定額制音楽サンビスで音源を聴いて、そして気に入ったからライブへ足を運ぶ(運んでみよう)とする、この【CD→ライブ】という一連の流れこそ新時代の音楽体験、この【CD→ライブ】への移行こそ今後の主流となってくるのではないか?というお話。というより、このやり方が新時代を迎えた日本の音楽シーンで、バンドおよびアーティストが生き残っていく唯一の方法なんじゃあないかって。これも皮肉なもんで、椎名林檎の影響を受けた赤い公園tricotが常に邦楽界の最先端を歩んできた椎名林檎を追い抜いて、既に定額制音楽サービスを駆使した最先端の音楽活動を始めている、この逆転現象は皮肉と面白さしかない。だから今の若い子やキッズは、椎名林檎ねごとよりも、tricot赤い公園のライブに、それこそ上記ツイートのライブに率先して行ってやって欲しい。そして、他でもないこいつらが新時代の音楽シーンに生きる最先端のバンドだって、そう信じてサポートしてやって欲しい。さすれば君は、晴れて俺たちペリー提督率いる黒船団の新たな一員として仲間入りを果たすだろう。まぁ、それは冗談として→そんな事よりテメーらApple Musicヒロミ・ヒロヒロ”ダイバー”を聴いて萌死ね!

おいら、『創作の価値』なんて小難しい話ができるほど頭が良くないので、その辺の議論は知識人に任せます。一つ要望を挙げるとすれば、プレイリスト機能を使って『◯◯の曲で打線組んだ』シリーズ作りたいんで、プレイリストをブログに埋め込みできるようにして欲しい。ともあれ、これからは配信していないアーティスト=時代遅れのダサいアーティストみたいな角印を押されかねない時代になってくるんじゃあないかって。だから今の林檎、ちょっとダセーなw そしてソニー、やっぱりダセーなw

Acid Black Cherry 『L-エル-』

Artist Acid Black Cherry
Acid Black Cherry

Album 『L-エル-』
L-エル-

Tracklist

01. Round & Round
02. liar or LIAR ?
03. エストエム
04. 君がいない、あの日から...
05. Lーエルー
06. Greed Greed Greed
07. 7 colors
08. 〜Le Chat Noir〜
09. 黒猫〜Adult Black Cat〜
10. versus G
11. 眠れぬ夜
12. INCUBUS
13. Loves
14. & you

「Lたそぐうかわ」 ・・・ってなわけで、朝ドラ『マッサン』のヒロインエリーの母親役の役者が”INCUBUS”のMVで主役を演じていたのは少し驚きだったのだけど、そんなエリーならぬエルーの波瀾万丈な人生をテーマにした、林保徳ことJanne Da Arcyasuのソロ・プロジェクトAcid Black Cherryの4thアルバム『L-エル-』は、大まかに言っちゃえば『もう一つのレ・ミゼラブル』だ。

コンセプト・アルバム ・・・およそ100ページにも及ぶストーリーブックからして、ABC史上最も"コンセプト"に力を入れたこの物語『もう一つのレ・ミゼラブル』、いかにも"コンセプト・アルバム"な幕開けを飾る”Round & Round”からこのストーリーは始まる。これから壮絶な人生を歩んでいくLたそを強く想う何者かの暗示(メッセージ)か、ストーリーブックの内容とリンクさせた歌詞と夢のように幻想的なアレンジ、山崎慶君によるex-KATATONIA(現In Mourning)のダニエルくん顔負けの俄然タイトでセクシャルなドラミングを軸としたミドルテンポな力強いリズムと叙情的なメロディを中心に展開していく、前作で言うところの”Fallin' Angel”を彷彿とさせるドラマティックな曲で、それこそ今ツアーの一発目に演ったらちょっとマジで感動しちゃいそうな曲だ。この高音と低音を巧みに使い分けるメロディの組み立て方は実に林らしい。そこから間髪入れずに始まる”liar or LIAR ?”は、このアルバムのリード・トラック的な位置づけにあり、今作の中では最も"ABCらしい"というか、逆に存在が浮いてる曲でもあって、前作で言うところの”Re:birth””CRISIS”系統のyasuらしいフレーズとフックを効かせた疾走感溢れるアッパーな楽曲だ。で、ダメ男に嘘(liar)をつかれ散々裏切られたLたそが遂にメンヘラクソビッチ化してしまう”エストエム”は、まんま前作の”ピストル”をオマージュしたかのような激しいヘドバンチューンで、林のヘラったボーカル・エフェクトがジャンヌっぽいというか、Janne Da Arc”ピストル”っぽい事やってみた感あって、ジャンナー的には懐かしく面白く聴ける。歌詞といい”Wing”みたいな最高にハイ!ってヤツのノリある。そしてシングルバラードの”君がいない、あの日から...”
 
L=ローレン・メイベリー説

L=ローレン・メイベリー説 ・・・ここまでの序盤の流れを聴くだけでは、なんだかんだ3rdアルバム2012を踏襲した楽曲が続くので、それほど"コンセプト・アルバム"という意識は薄い・・・が、次の表題曲である”Lーエルー”の冒頭→「L、おはよう」とかいうフレーズに「!?」っとド肝を抜かれる。さっきまでの荒れ狂ったLとは一転して多幸感溢れる歌詞をはじめ、その曲調としては林なりのクリスマス・ソングみたいな曲で、前作の”その日が来るまで”とはまた違った演劇的なイメージがあって、何よりも今作が"コンセプト・アルバム"であること、そのイメージを半ば強制的に植えつけるような、少なくとも今作の鍵を握る楽曲であるのは確かだ。その夢のように幸福な雰囲気から一転して、「我が人生は金!暴力!SEX!SEX!アンドSEX!」とかいう欲望をむき出しに、Lたそが再びメンヘラクソビッチに目覚めてしまうシングルのGreed Greed Greed、また一転して、それこそLたその人生の如く急転して、主に”チェリーチェリー”に代表される林の専売特許であるシャッフル曲の”7 colors”、ナイトクラブの賑やかなSEを挟んでからの~通称"日南響子ズンドコソング"黒猫、そして神様をも逝かせるレベルの夜の街の嬢王となり、Lたそは人生の絶頂期を迎える・・・が、その幸福な時間もつかの間、Lたその前に過去の"因縁"が襲いかかるッ! 「ハッ!?Lたその正体はローレン・メイベリー(Lauren Mayberry)だった!?」ってなるくらい、俺たちのローレン・メイベリー率いるCHVRCHES”Science/Visions”を彷彿とさせるハウス/エレクトロなイントロから、メタル然としたゴッリゴリなヘヴィネスと共に林のヘロヘロラップを織り交ぜながら、ミステリアスでインダストリアルな雰囲気を醸し出す”versus G”は、2ndアルバムの『Q.E.D.』をイメージさせる。再び人生のドン底まで堕ちて絶望に苛まれたLは、あの頃の”眠れぬ夜”を思い出す。この曲は、カバーアルバム『Recreation』シリーズを彷彿とさせる昭和歌謡チックなノスタルジーと『Q.E.D.』”眠り姫”っぽいサビのフレーズが印象的なバラード。



・・・今作の中で、この『L-エル-』のコンセプティブな世界観を一曲で表現している楽曲こそ、アルバムにおける最後のシングルとなった”INCUBUS”で、冒頭でも述べたように、朝ドラ『マッサン』のヒロインのオカン役の俳優を起用した、それこそ映画『レ・ミゼラブル』リスペクトなMVを観れば一目瞭然で、アルバムのハイライトを飾るに相応しいダークでドラマティックな展開をウリとする曲だ。そして刑期を終え、数十年の月日が過ぎ、悪夢にうなされる日々を送る老婆のLたそ。目覚めてもなお悪夢の中を亡霊のようにな迷い続け、人々が行き交う路上で永遠に眠りについたLたそは、夢の中で故郷"La vie en rose"へと帰郷する。で、yasuの『L-エル-』に対するなみなみならぬ”こだわり”を感じたのが”Loves”という曲で、この曲の林はまるで舞台役者の如く、それこそ物語の主人公オヴェスとLの運命的な再会を一人二役で演じてみせる美しすぎるハモリと女性的な色気ほとばしるファルセット、からの映画音楽ばりのストリングスまでの展開に涙不可避。そのアウトロ的な存在感を放つ”& you”を最後に、この物語『メンヘラ界の貴公子オヴェス』は盛大に幕を閉じる(センチュリーボーイズ感)。そしてLは、"色のない街"ではなく沢山の花(色)に埋め尽くされた"La vie en rose"の花畑の中で生き続け、その夢の世界の中でLが最後に手にしたのは、身近にあるちょっとした幸せ、それこそ泡のような真実の愛だった・・・(aiko感)。そして遂にLは、自らの名前が花京院典明ばりの"LeroLeroLeroLeroLeroLeroLeroLeroLeroLeroLeroLero"というエロい舌使いに必要な"L"、もといLOVEの頭文字"L"だったという真実に気づくッ!「ガシッ!ボカッ!」アタシは死んだ。スイーツ(笑)

「哀しみより先に子宮が疼きます」

ストーリーブックを読み始めたぼく→「まともな登場人物がキャバレーの
オーナーとアンナとしかおれへん・・・で、次はいつセックスするんだ?」

その直後のぼく→「・・・は?アンナもオーナーもクソやんけ!つうか登場人物全員クソやんけ!」

Lたそ→「いつか私を素敵な王子様が迎えに来てくれると思っていました。でも私を迎えに来たのは王子様ではなく警察官でした。

ぼく→「おっ、そうだな」

ストーリー終盤のぼく→「もうLとかどうでもええねん!もう希望はオヴェス君しかおれへん!リノたそと幸せになるんやで!ファッ!?リノたそはアンナの娘だった!?」←この伏線回収はアツかった。予想した通りだったけど。

クライマックスのぼく→「オヴェスくーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!うわあああああああああああああああああああ!!ハッ、この物語はオヴェスくんの物語だった!?」

・・・この物語を読み終えた僕は、まるでLの呪いにかけられたようにメンヘラクソ野郎と化していたヘラヘラ。Lたそのメンヘラ魂は何時だって僕たちの心の中に眠っているんだヘラヘラ。で、この100ページにも及ぶストーリーブック、序盤は"色のない街"で典型的な不幸少女の生い立ちやオヴェスとの思い出を描き、次の舞台となる大都会セラヴィーでは女をボッコボコにぶん殴った後に優しく接する典型的なDV男や妻子持ちの医者に振り回されながらも夜の嬢王に成り上がっていく中盤、裏の世界の堕ちた人間は二度とカタギの世界には戻れない、という真理を深裂に描き出す終盤、そして子供の頃からの夢だったシンデレラになるクライマックスまで、なかでも「ねえ、エル。君に見せたい未来があるんだよ」からの見開きの絵の演出はグッときた。でも最後の98ページの存在は賛否両論あるかも。当然、それは全て夢オチだったという現実を示すには必要不可欠な場面だけど、前の97ページで終わらせても良かった感はある。そこまで読みづらいような無理くりな展開はないし、絵柄もワールド・ネバーランドみたいな独特の味があって、最後まで一気に読ませる質は保証されている。このストーリーブックを読むと読まないでは、今作の楽曲や歌詞に対する理解度が全然違ってくる。

紗倉まな「自分の性欲に気づいたとき、あのドロドロのラブソングに救われた」 

ぼく「おいおい初めてモノリスに触れたサルか」

紗倉まな「もしかしてLの正体は私かもしれない(笑)」

ぼく「紗倉まなはヌケない。鈴村あいり最高!松岡ちな最高!北野のぞみ最高!」 

シングルの存在感 ・・・正直なところ、今回のシングル曲をどうアルバムに落とし込むのか若干不安に思っていた所もあったのだけど、フタを開けてみるとむしろ逆にシングル曲をストーリーの軸として置くことで、聴き手によりコンセプティブなイメージを意識づけている。それほど今回はシングル曲がアルバムの重要な役割を担っているし、同時にシングル曲の良さをあらためて再確認させられた。なんだろう、シングルに頼らざるをえない状況は一見悪いことのように思えるけど、そのシングル自体がアルバム曲っぽいお陰で違和感なく他の曲と馴染んでいるという、良いのか悪いのかよく分からない謎の相乗効果を生んでいる。それは"コンセプト・アルバム"だからトータルで聴かせるという意味では間違いじゃないし、逆に”イエス”みたいな良くも悪くも突出した曲があったら作品のパワー・バランスが崩れる懸念もあるし。しかし大きな見せ場がないまま気づいたらラストシーン・・・みたいな感覚はまるでフランス映画のよう。今作は曲順にも大きな意味を持たせていて、ヒロインのオヴェスが夢の中で見たLの未来と現実世界のL、Lの波瀾万丈な人生とオヴェスのひたむきな努力とLに対する想いが複雑に入り乱れるような、つまり『夢と現実』の対比が曲順という演出方法で表現されている。だからこの曲順に文句を言うのはナンセンスだし、むしろこの曲順であるからこそ、ダメ男に翻弄されて堕ちるところまで堕ちて幸せの絶頂から再び転落していく、言わば急転直下な人生模様という意味ではこれ以上ないベストな曲順だと。それは同時に、それぞれの人生模様が音で描かれている事でもあって、例えばLの人生をテーマにした楽曲(#2,3,6,9,10,12)は、その転落人生のようにヘヴィでアグレッシブなナンバーで、これはシングルの”GGG”で示したように、音自体は2ndアルバムの『Q.E.D.』の音を更にソリッドに研ぎ澄ました、俄然メタリックなヘヴィネスをカチ鳴らしている。一方のオヴェスくん視点からは→「君に見せたい未来があるんだ」という言葉のように、Lを想う純粋な恋心と"色のない街"を本当の"La vie en rose"へと変える大きな『夢』が込められた楽曲(#1,4,5,7,13)を中心に展開し、これはコンセプトの部分と林のソングライターとしての幅広い作曲能力の高さを裏付けている。これまでも"コンセプト"を題材にしたアルバムだったが、それはあくまでも上辺だけのテーマであって、しかし今作はストーリーブックや楽曲的な面でも他でもない紛れもなく本物のコンセプトアルバムと言える。

実質3rdアルバム ・・・もう何十年も創作に勤しんでいる人間というのは、 時として『ジョジョリオン』荒木飛呂彦だって、奇才スティーヴン・ウィルソンだって駄作を世に送り出してしまうわけで、少なくともこの『L-エル-』に対して"最高傑作"だなんて言葉を使うTEAM-ABCは誰一人として存在しないだろう。海外のメタルバンドでも"コンセプト・アルバム"=地雷みたいな風潮あって、だからメタルバンド「次のアルバムはコンセプト・アルバムになるで!」 メタラー「あっ・・・(察し)」みたいな風潮あって、どうしても"コンセプト・アルバム"となると、そのストーリーやテーマにエネルギーを注力し過ぎて肝心のライティングは二の次みたいになりがちで、この『L-エル-』にはそんなネガティブなイメージが微塵も浮かばないわけでは決してないのだ。確かに、過去作のフレーズやJanne Da Arcを想起させる様々な要素が詰まったアルバムではあるが、だからといってAcid Black Cherryの集大成と呼べるようなアルバムでもなくて、特に表題曲や”7 colors””眠れぬ夜”と過去作に収録されたこの手の楽曲を比べてみると、いかんせんメロディが煮えきらないというか、あえてそうした可能性もなくはないが、"コンセプト"に注力し過ぎて肝心の曲が蔑ろになっている、つまり林のライティング能力が著しく低下していると言われたら否定できないかもしれない。とはいえ、少なくとも前作の『2012』よりはABCらしさというのはあって、そもそも『2012』は持ち前のヘヴィネスよりキャッチーなポップさ、つまり大衆性を重視した"特殊"なアルバムだったわけで、この『L-エル-』はコンセプトこそ前作寄りかもしれないが、音自体は『Q.E.D.』の頃に回帰しているキライもあるので、本来なら今作が三作目になるハズだった、みたいな感覚もある。結局ナニが言いたいかって、コンセプト・アルバムは逃げ・・・というわけじゃあないが、そろそろ林は”いい曲”とはナニか?を素直に考える時期に来ているんじゃあないかって。

親和性

流行りのDV男 ・・・奇しくも、Janne Da Arcのフロントマンyasu"ソロ・プロジェクト"Acid Black Cherry"4thアルバム"『L -エル-』と同日(2月25日)に、Porcupine Treeのフロントマンの"ソロ・プロジェクト"スティーヴン・ウィルソン"4thアルバム"『Hand. Cannot. Erase.』が、DV男によって命を落としたジョイスという名の一人の女性の悲劇からインスピレーションを受けた"コンセプト・アルバム"をリリースしている。なぜABCDIR EN GREYのフロントマンンギョウのソロ・プロジェクト、sukekiyoVITIUMとの同発を回避してSW『Hand. Cannot. Erase.』と同じ日にズレ込んだのか、それはSWが活動停止中であるPorcupine Treeの復活を匂わしている事にヒントがあるのではないか?と僕は考えた(なお、本人は否定している模様)。つまり・・・もしかしてこの『L -エル-』『救世主』の復活を示唆しているんじゃあないか?って。まぁ、それは冗談としても、しかし奇しくも偶然にしてはなかなか面白い出来事だった。話を戻すと→このアルバムは最高傑作と呼ばれることはないが、難産なりにそれなりにシッカリとまとめてくる、シングルを含めたアルバム作りの巧さは"ソロ・プロジェクト"としての円熟を感じさせた。例えそうでなくても及第点はあるし、コンセプト・アルバムとしては普通に傑作だと思う。しかし気になるのは、今作の曲やコンセプトがライブでどう化けるかで、ライブでの演出面に俄然期待される。なお、アルバムに封入されたライブのシリアル抽選は余裕で落選した模様。これは完全に愚痴だが、ほぼ空売りに近いシリアルをドヤ顔で封入するのだけはダサいからやめて欲しい。なぜなら、前作の『2012』は"売れなきゃいけないアルバム"だったが、このアルバムは特別売れなくてもいいアルバム、というより完全にメンヘラクソビッチもとい従来のABCファンに向けられた作品だからだ。なので心優しきメンヘラクソビッチもといTEAM-ABCの可愛い皆さん、TEAM-ABCメンヘラクソ野郎部の代表である僕にチケットを恵んでくださいヘラヘラ。

L-エル- (CD+DVD) (Project『Shangri-la』LIVE 盤)
Acid Black Cherry
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売り上げランキング: 39

【5/20.22】 Acid Black Cherry 『Shangri-la』 Encore Season~Arena tour~@日本ガイシホール

スネーク
スネーク「こちらスネーク、日本ガイシホールに潜入した」


大佐
大佐「よくやったスネーク。今回の任務は日本ガイシホールに紛れ込んだ”黒猫”を探し出すことだ」

スネーク

スネーク「黒猫・・・?一体誰なんだそれは?」

大佐
大佐「ところでスネーク、君は日南響子ちゃんか佐野ひなこちゃん、どちらが好みだ?私は日南響子ちゃんだ」

スネーク
スネーク「急に何を言っているんだ大佐」

大佐
大佐「らりるれろ!らりるれろ!!らりるれろ!!!」


スネーク
スネーク「性欲をもてあます」


・・・ということで、昨年から続くAcid Black Cherry『Shangri-la』 Encore Season~Arena tour~の日本ガイシ公演2デイズを観てきたので感想をば。

【5/20】のセットリスト
Greed Greed Greed
Murdar Licence
楽園
1954 LOVE/HATE
黒猫 〜Adult Black Cat〜
君がいない、あの日から・・・
Maria
so…good night
ピストル
罪と罰
ブラチェリ
シャングリラ 
EN
優しい嘘
冬の幻
黒い太陽
SPELL MAGIC

【5/22】のセットリスト
sins
CRISIS
I'm not a ghost
黒猫 〜Adult Black Cat〜
scar
Greed Greed Greed
眠り姫
君がいない、あの日から・・・
DRAGON CARNIVAL
少女の祈りⅢ
黒い太陽
少女の祈り
SPELL MAGIC
EN
イエス
罪と罰
ピストル
シャングリラ

ABCのライブは一昨年のクリスマスに行われた5th Anniversary Live “Erect”以来約一年半ぶりで、今回のツアーの個人的な目的としては→あのPIERROTが復活し、同期のDIR EN GREYの京がソロを始めたとなると・・・さてJanne Da Arcの林は今何やってんのか?を確認するために、当然それは建て前だが、まず昨年のホールツアーに行けなかった事をはじめ、ここ最近リリースされた新曲の”君がいない、あの日から・・・””黒猫 〜Adult Black Cat〜””Greed Greed Greed”をライブで体験することが主な目的で、セトリを見れば分かるように両日とも新曲を披露している。

20日は一曲目から”Greed Greed Greed”を披露し、さすがに初っ端とあって演奏やyasuの歌も少しトチってる感じだったけど、それでもオープニングを飾るに相応しいゴッリゴリのヘヴィナンバーだったし、決して派手な演出ではないが、開演直後のレーザー演出から新曲の”君がいない、あの日から・・・”では、まるで星空のような照明演出を駆使して只々壮観だった。特に20日は”君がいない~”から”Maria”~”so…good night”の流れはこの日のハイライトで、このツアーのコンセプトを強烈に印象づける流れだった。で、”黒猫 〜Adult Black Cat〜”では、皆んなしっかりとサビでクラップ入れてて「さすがに調教されてんな~」って関心した。あと”君がいない~”でもそうだけど、”黒猫”の淳士さんのドラムがカッコ良かったし、yasuのフリも可愛かった。

今ツアーのMCはツイッターで募った質問にメンが答える形式で、20日のMCは22日と比べてgdgd感があってあんまり記憶に無いけど、自己紹介がてらのMCでは、食べ物(食べ合わせ)の話題が中心で、名古屋人は味噌ばっかかけよるネタや淳二さんは納豆とパンを合わせて食べると旨いネタとか、お馴染みのシモネタや売れてないグッズの営業トークやメンバーのパンツの色からのワンショルダーパンツの淳二さんネタを織り交ぜたMCで、でも最後はアンコールリクエストで当選した17歳DTのたっちゃんが全部持ってった。なお、たっちゃんはアリーナに蠢くマドモアゼルに筆下ろししてもらった模様(嘘)。よかったな~たっちゃん。

20日は『Shangri-la』というツアーコンセプト、その根幹を担うようなマッタリ系の楽曲が中心のセトリ、22日は一転して初期作のハードな楽曲中心のセトリで、明らかに22日のセトリのがいいじゃねーかと思うのは僕だけじゃあないハズ。なんつうか、20日がニワカ向けで、22日がガチ勢向けのセトリだった。特に22日は”少女の祈りⅢ”から”黒い太陽”から”少女の祈り”そして”SPELL MAGIC”という終盤の畳み掛けが凄かったし、間違いなくこの日のハイライトだった。やっぱスペルマの決めポーズはカッケーわ。

22日のMCでは、ツイッターの「17歳の頃は何をしていましたか?」的な質問に、初めにドラムの淳士さんが師匠である真也さんに尽くしてたとか、ベースのSHUSEさんはバンドマンの夢を諦めて大学に行くために勉強して現役で志望校に合格したとか、ギターのYUKIは高校を10日で辞めてギターの道を極めてたら仕事が入って今に至るとか、HIROさんはロックスターになりたくてギター極めてたら今に至るとか、yasuは「プロになれるわけないやん」とか思ってたらしく、17歳の時のyasu(長髪)は彼女と遊んでたらしい。そして、この話の全てに通じるのが「根拠の無い自信」で、淳士さんが楽器屋で働いてた時にSUGIZOに「その根拠の無い自信は大事だから」と言われたらしい。この日のMCは、ABCにしては珍しくマトモというか、もの凄く関心するような内容だった。クソつまらないシモネタに頼らんでも全然イケるやん!って。セブンティーンのたっちゃんにこそ為になる話やで!って。あとパートチェンジ(yasuはドラム)からのドラムの淳士さんが初めてコピーしたXの”Vanishing Love”をカバーし始めてガチでテンション上がったわ。でも、X(初期)の曲自体知らない人のが多かったんじゃねーか?アリーナガチ勢はまだしもスタンド勢は特に。しっかし、yasuのボーカルwwwフニャチンwww その他の質問では→yasu、巷で沸き起こっているホモ疑惑を払拭。なおハイドは神の模様。 あと20日と同じで氷結買収ネタ。この日のMCの裏ハイライトは”携帯バイブでイク女”、に直ぐ様YUKIが反応。

最後の質問コーナーは『名古屋は日本三大ブスの産地について』で、yasuが言うて名古屋は普通に可愛い子が多いやん、との回答。確かに、名古屋であそこまで可愛い子が集まる場所って、ABCのライブしかねーんじゃねーかって名古屋人の僕も切に思いましたね。まぁ、そんな冗談は置いといて、単純に客層の年齢層が若い。あと名古屋は男もカッコイイだってさ。いや~、やちゅりん照れるわ~/// あとyasuの呼び名に対する質問で、スタッフの話によるとファンの間で呼び方が【yasu、yasuさん、林】って3通りあるらしくて、その時みんな林ー!林ー!って叫びだしてウケたけど、ここでyasuが「せめて君つけろや」的な発言。でも、”やちゅりん(39)”は無かったな・・・なんで?

あと、22日のアンコールリクエストに選ばれた女の子が、yasuの「ABCどこで知ったん?」の質問に「ジャンヌ・ダルク時代から応援してる」と答えたんだけど、その時は正直テンション上がったよね。俺なら遠慮しちゃもんな。ABCのライブで”ジャンヌ・ダルク”ってタブーみたいな勝手なイメージがあったから、案外そうでもないんだというか、yasuも「あぁ、ありがとう」的な自然な返しを見た場面は、個人的にこのツアー一番のハイライトだった。

しっかし、開演までジョジョの電子マンガを呼んで暇をつぶすナードの自分は、相変わらずABCのライブのノリには慣れない。手扇子などのフリコピやヘドバンがデフォで、地蔵に自信ニキの僕は間違いなく浮いていたに違いない。これはツイッターの質問コーナーにも繋がるけど、やっぱりABCのライブは怖い(確信) 特に後ろのバンギャがヘドバンギャーだと常に恐怖を感じることになる。そう、22日の僕のように・・・。でも、二日間ともスタンドP列から眺めるアリーナの一体感は素直にスゲーとは思ったと同時に、おっかねー・・・とも思った。このノリって結局ゴールデンボンバーみたいな感じなんだと思ったら、なんかヘンな気分になった。つうか、アリーナ後方よりスタンドP列あたりのが絶対yasuに近いよなって、前回のセンターステージで観た米粒みたいなyasuではなく、あの距離から等身大のyasuが見れたってだけでちょっと感動した。どうせ立ち見と大差ないクソ席だと思ってたから、これはいい意味で誤算だった。あと相変わらず男女比が1:9で、先週のデッヘボンの客層との対比が面白かった。実際デッへからのABCに行った奴って俺くらいだろう。

これはちょっと意外だったけど、名古屋での2デイズは今回が初めてらしく、その影響か22日は自分の左側二席空席だった。それより、全体的に『2012』からの曲が少なかった気が・・・まぁ、それはシャングリラツアーということで曲の枠が演出に奪われているってのもあるし、でも”ピストル”と”黒い太陽”って両日やるほどの曲か?とは思った。その替りに”in the Mirror”や”Fallin' Angel”、そして”指輪物語”があれば個人的に完璧なセトリだった。あと両日観てるガチ勢だと二日目のアンコールは”罪と罰”よりも”ジグソー” のが良かったかな。いや、でも”罪と罰”好きだからナイスチョイスだとは思ったし、”イエス”も20日のMCネタで出てきたバカップルを伏線的に考えれば擁護できなくもない。正直、個人的に大好きな”指輪物語”をリクしないニワカばっかで萎えた・・・というのは冗談で、ニワカガチ勢の俺なら指輪物語リクしてドヤ顔するけどね。その当選者を発表する時に→「俺の半券引けやyasu」って思ったけど、内心「引くな引くな引くな」って念仏唱えてたチキンな自分がいた。

今回の日本ガイシホール2デイズを総括すると→セトリ、パフォーマンス、MCからのサプライズ演出まで全てにおいて22日のが良かった。極端な話、20日はたっちゃんしか印象に残らなかったから。ちょっと差つけ過ぎなんちゃう?ってほど。で、相変わらずやちゅりんアイドル演じてまんなぁ、と。林よ、同期のDIR EN GREY、yasuと同じくソロを始めた京に対して創作者/表現者としての差を感じたりはしないか、と。いや、別にそういう意味じゃあなくてね。ダーミージョ~、ダーミージョ~。

『Shangri-la』 Encore Season~Arena tour~

Acid Black Cherryの新曲『君がいない、あの日から...』を聴いた。

   君がいない、あの日から...

【風にのって】
・・・おいら、これまで音楽を聴いて泣いたことなんて一度もないんだが、しかしJanne Da Arc”風にのって”だけは唯一の例外だ。普段は歌詞なんか意識しない人間なんだけど、この”風にのって”の歌詞を頭の中で確認しながら、その情景をイメージして聴いていたらふと気づくと泣いていた。この”風にのって”は、2005年にリリースされたJanne Da Arcの6thアルバム『Joker』に収録された曲で、ベーシストのka-yuが作曲を手がけ、スマトラ島沖地震に関するドキュメンタリーを見てインスピレーションを受けたyasuが歌詞を書いた真珠のバラードで、kiyoちゃんのキーボードによる儚くも美しい幻想的な空間形成をはじめ、Shujiおじさんのリズムを大事にしたドラミング、ギタリストyouちゃんによる抒情的な旋律を奏でるギター、ジャンヌ一のソングライティング能力の高さを見せつけるka-yu、そしてフロントマンyasuの優しく包み込むような繊細でいて力強い歌声を、その淡く儚い物語を繊細に紡ぐような歌詞に乗せて、それらバンドメンバーひとりひとりの持ち味そのポテンシャルが最大限に発揮された結果生まれた、JDAの中でもトップクラスの完成度を誇る名曲なんだ。この曲、実はシングル化される予定だったらしいけど、個人的にこれはアルバム曲だからこそ活きるタイプの楽曲だと思うから(シングルだと少しあざとい)、結果的にシングル化されなくてよかった。正直、自分が今まで聴いてきた曲の中で最も再生回数が多いんじゃないか?ってくらい好きな曲だ。音楽を聴いて泣くなんて事は、後にも先にもこの”風にのって”を聴いた時以外ない。

【3.11】・・・僕がリスペクトしている『ジョジョ』荒木飛呂彦と、子供の頃から漫画が好きで漫画家になりたかったJanne Da Arcyasuこと林保徳が、あの三年前に起きた【3.11】を自身の作品に取り入れるなんて事は、もはや必然的な出来事だった。この新曲『君がいない、あの日から…』は、昨年から始動したProject『Shangri-la』のトリを飾る第3弾シングル。で、これまではリリース前にラジオの音源やMVを期間限定で先行公開していたが、しかしこの曲はそれらの情報が一切シャットアウトされ、しかもフラゲ不可能という売り手側の徹底した姿勢を見れば、いかに今作が【3.11】という”あの日”を意識した楽曲なのかが理解できる。しっかし、ここまで徹底したリリース厳守が成せるのはエイベ様様って感じではある。

(別バージョン)


【エイベの曲】・・・初期Janne Da Arcで言うところの”Vanity”を彷彿とさせる、まるで月光蟲が光り瞬くような幻想的な幕開けと共に、yasuが裏声を駆使して歌い上げるエモーショナルなサビから→「予想したとおり、やっぱバラードだな」って一息ついた次の瞬間、ロック然とした派手なバンド・サウンドによるダイナミックな展開に意表を突かれた僕は→「これは単なるロックバラードじゃない」と悟った。それはAメロBメロでのyasuの歌声を聴けば分かるように→喜怒哀楽の感情と抑揚を押し殺し、それこそ喪に服したようなyasuの寡黙な歌声は、まるで『Recreation』に収録された中村雅俊”心の色”をyasuなりにオマージュしたかのようだ。その”低域”を強調したyasuの歌声や、歌詞の言葉尻の音階や曲の終わり方を見るに、それこそレクリシリーズを彷彿とさせる80年代の昭和歌謡色が濃い楽曲と言える。イントロからAメロBメロをはじめ、サビの部分もABCらしくなくて、だからと言ってJDAみたいな感じでもないし、これは極端な話だが→”エイベックスの曲”←そんな印象を持った。とにかくメジャーレーベルらしい、耳馴染みのいいクセのないサビメロっつーか。少なくとも、自分のように”風にのって”のような曲を想像すると肩透かしを食らうし、それとは全くと言っていいほどの別モノだった。サポメンはいつものメンバーであるにも関わらず、ABCらしい音は一つもなく、強いて言えばHIROによる鎮魂歌を奏でるようなGソロくらいで、唯一”ABCらしい”と言えるのは3.11にリリースした事なのかも。本家Janne Da Arcではこんな偽善クサい真似できないだろうし、第一マドモアゼルが許さないだろうからね。だから今回のリリースは、メンヘラクソビッチ相手にアイドル顔負けのアコギな商売やってる”メンヘラクソビッチのアイドル”ことやちゅりん(39)のソロ・プロジェクトだから出来た事なんだって。だから僕は、そこに”納得”できる。

【君】・・・このABCと言えば→そのメンヘラ力もとい女子力の高い歌詞もポイントだ。プロジェクト第一弾のGreed Greed Greedでは【金!暴力!SEX!】という人間のリアルな欲望を描き、前作の第二弾黒猫 〜Adult Black Cat〜(キリッでは日南響子という名のリアル黒猫が夜の世界で成り上がっていく様を描き出していた。当然、プロジェクトのラストを飾る今作はそんなフザけた歌詞ではなくて、一転してマジメだ。まず、リリース日の【3.11】『君がいない、あの日から...』というタイトルの時点で、さぞかし”あの日”を狙った偽善的な歌詞なんだろうと想像させる。しかし、歌い始めのサビの歌詞に【の名を呼ぶ僕の声】【がいない、あの日から・・・】【ねぇ は今どこにいるの?】【に逢いたい】とあるように、つまり【君】が今作のキーワードとなっていて、その【君】といえば→Janne Da Arc”EDEN~君がいない~””Rainy~愛の調べ~”、そしてヒット曲の”月光花”なんかを思い浮かべると思う。それら含めて、沢田知可子”会いたい”をカバーしている所からしても、もはややちゅりん(39)”ロック界の西野カナ”だという事がわかる。まぁ、それはともかくとして→露骨に【3.11】をイメージさせる偽善的な歌詞では決してなくて、あくまでも”君に逢いたい”という誰もが共感できる、至ってシンプルな想いを歌詞に込めて唄っている。これはyasuがインタビューで語っているように、十人いれば十人十色の【君】に対する解釈が生まれるということ。一例として挙げると→FF10のユウナがティーダという名の【君】を想うキモチを謳った歌詞、そんなアホな解釈しちゃっても全然問題ないわけ。この歌詞はyasuの低域を強調した歌声も相まって、かなり詩的に聴こえなくもない。どうでもいいけど、これ初めて聴いた時にBメロの「覚えているかな 海へ”星”を見に行ったよね」の”星”が”潮”に聞こえて「えらいシブい歌詞やなぁ」って思ったw

MV

【アイドルyasu】・・・先述のとおり、曲情報が一切シャットアウトされていたため、今まで先行アップされていたMVも当然ながら公開されていない。しかし今回のテーマがテーマなだけに、このMVだけはどうしても気になったから、いつもは394円盤で済ませていたのを今回はDVD付き盤を手に入れたわけ。で、前作の『黒猫』は随分とカネのかかったMVだったが、その反動からか、今作のMVは俄然シンプルなモノとなっていて→yasuの黒ジャケットからHIRO&YUKIの漆黒のギター、そしてドラムセットまで喪に服すような黒一色の衣装で物静かに演奏するシーンを中心に、そこへ白yasuのカットシーンを織り交ぜた至極シンプルなMVだ。このを基調とした感じは『GGG』を思い出す。正直、期待したほどのMVじゃないし、逆に℃-uteのMV並に安上がりな(ヤスだけにテヘペロ)MVとなっている。クロネコと比べると手抜きには変わりないけど、個人的にはシンプルで嫌いじゃないです。逆にヘンに映像化するより全然いいです。ちなみに、オフショットには『Shangri-la』ツアーのライブ初日の様子や、47都道府県のイオン諸々をドサ回りという名のハイタッチ会というアイドル顔負けの映像を挟みながら、あの【3.11】に対するyasuの想いを語ったインタビューを中心に記録されている。そして、yasuにとっての【君】【ファンの人】というように、念を押して多様な解釈が持てる楽曲だと宣言している。

【KATATONIAの曲】・・・結論として→これはもうKATATONIAの曲だという結論に至った。今作のサポメンはギターにHIRO、ベースはお馴染みのSHUSE、ドラムには前作と同じ若手ドラマーの山崎慶くんの編成でレコーディングされている。前作の『黒猫』で初めて山崎慶くんのドラムを聴いた時は→さすがやちゅりん(39)のお墨付きだけあって、非常にタイトで非常に丁寧なドラミングを持ち味とする印象を受けた。その山崎くんのドラミング、そのポテンシャルは今作でも遺憾なく発揮されている。ではナゼ”KATATONIAの曲”という結論に至ったのか?その答えを紐解く者こそ、この山崎くんのドラムプレイにある。立体的な空間の作り方、でしゃばり過ぎない程度の絶妙な手数、その時おり官能的ですらある妖麗なドラミングに→KATATONIAの推しメンドラマーDaniel Liljekvistに似たセンスを感じたんだ。言うなれば→KATAONIAの名盤『Last Fair Deal Gone Down』から『The Great Cold Distance』あたりの音の硬さ、そしてタイトなリズム感およびグルーヴ感までドコか通ずるものがある。この新曲自体もAメロBメロでゆったり展開して、そして山崎くんのドラム主導で始まるサビでドンッ!と盛り上げる曲調からも、俄然KATATONIAをイメージさせた。その決して明るい曲ではなんだけど、未来という希望に向かって力強い一歩を踏み出す勇気を与えてくれるようなサビとか、もはやKATATONIAの名曲”Teargas”に匹敵するレベル。個人的に、この手の曲展開はツボだ。しっかし、国内にこんなドラマーが存在するなんて驚いた。そして→ABCらしくない今作の中で、唯一”ABCらしい”と感じたギタリストHIRO”イエス”直伝の泣きのGソロやメタルっぽいパワーのあるリフも聴きどころだ。要するに→主に低域を強調したyasuのスキルフルな歌声だけじゃあなくて、それら楽器隊による確かな技量に裏打ちされた、より強固な”バンド・サウンド”を発することで、”ただのバラード”という一言で終わらせない確かな説得力を曲に与えている。曲の構成自体は至ってシンプルなんだけれど、ついつい何度もリピートしたくなるこの感覚、言うなれば”ABCの底力”的なエネルギーを感じる。だから個人的には、”ロックバラード”というより”メタルバラード”として聴ける。なんつーか、歌詞的にも『2012』”Fallin' Angel”をバラード化したみたいな雰囲気も。いわゆるシットリ系のバラードとかそんなんじゃなくて、あくまでも前向きな力強いyasuの歌声とダイナミックなバンド・サウンドが一体化した結果の曲なんだって。

【救世主の復活】・・・正直、正直なところ、必然的に比較対象となってしまうJanne Da Arcの名曲”風にのって”の足元にも及ばない曲だし、”シングル”としてもあの”イエス”と比べるとパンチが弱いのは確か。それはABCらしさが過去最高に薄く、同様にサビもクセがなくアッサリしているからなのか...。しかし【3.11】という付加価値あって初めて”シングル”としての絶対的な価値が生まれている。とは言いつつも、なんだかんだ”イエス”のバカップルにラリアットぶちかましたくなるくらいには好きです。なんにしても、実質的にProject『Shangri-la』の序章だった『2012』から始まって、そのプロジェクトの完結を飾るのがこの曲の役割だ。そして今までABCに全く興味がなかった僕にビビらせた、そのアルバム『2012』からABCらしい曲が書けなくなっているのか、逆にわざとジャンヌっぽい曲を書いているのか・・・?はいささか疑問だが、僕にとっては【救世主復活】を予感(予兆)させた事が何よりの収穫だった。ということは...そろそろですね。世界中のジャンナーよ、覚悟はいいか?俺はできてる。

オリコン週間二位

【TEAM-AB℃】・・・ところで、つい先日のMステのCDシングルランキングで、一位HKT48(博多のアイドル)→二位ABC(メンヘラクソビッチのアイドル)→三位でんぱ組(秋葉のアイドル)がズラリと並んでいるのを見て→「全部アイドルじゃねーか!」ってツッコんだ僕は何一つ間違っちゃあいない。リリースから二周目なのにも関わらず、さり気なく6位に℃-uteの新曲がランクインしてた所が俺的ハイライトだった。そんな、意地でもMステに出ない、もしくは呼ばれない立ち位置にいる似たもの同士すき。いやマジメに→矢島舞美の3.11に関するブログと今回のyasuの黄金の精神性”その親和性や、岡井と同じBOOWY(氷室京介)リスペクトという共通点、そして愛理とyasuの万能型ボーカリストとしての親和性、そして地方のイオンにドサ回りしているアイドル然とした所や、℃の新曲がオリコン週間2位を獲得した翌週にABCも週間2位で仲良くフィニッシュしているところからも、あたらめて”ロック界の西野カナ”ことABCと”アイドル界の西野カナ”こと℃-ute、すなわち【ABC×℃=TEAM-AB℃】が実現しなきゃ℃は一生ブレイクできないし、このまま”Youtubeでしか出会えないアイドル”で終わってしまう。現にベビメタは、あらゆる伏線()を回収したからこそ今の立ち位置にいるわけで。まぁ、それはともかくとして→Janne Da Arc”風にのって”松浦亜弥(あやや)”草原の人”に親和性を感じている自分としては、”現代の松浦亜弥”である鈴木愛理にこの”君がいない、あの日から...”をカバーさせたいと思ってしまった次第で。

【NEXT-ABC】・・・そんな感じで、やちゅりん(39)会いたい会いたい会いたいなというメンヘラクソビッチの切実な想いを謳っている今作、俺たちTEAM-AB℃の男子部としても、俺たちのアイドル日南響子ちゃんを筆頭とした『黒猫』ちゃんにワンチャン”会いたい会いたい会いたいな”という隠れた思惑もあって、Project『Shangri-la』のラストを飾る5月からのホールツアー、そのガイシ公演に2公演とも当選してしまって拍子抜けしている自分だが、ヘタしたらABCのライブを観るのはこれで最後かもしれないから、なんだかんだで5月のライブが待ち遠しいです。自分の目で、昨年から続くプロジェクトの完結を見届けてきます。そして、その先に一体ナニがあるのか?【メシアの復活】はあるのか?それはいずれ分かること・・・。

君がいない、あの日から… (CD+DVD)
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