Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

ANATHEMA

ana-themaの新作『The Optimist』が6月9日にリリース!

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前作の10thアルバム『Distant Satellites』から約三年ぶり通算11作目となる新作タイトルは『The Optimist』、意味は『楽観主義者』で、プロデューサーにはMogwaiをはじめ、国内ではくるりART-SCHOOLの作品を手がけたトニー・ドゥーガンを迎え、アイルランドのドニゴールとグラスゴーのスタジオで製作されたもの。アルバムのアイデア/コンセプトは、かのトラヴィス・スミス氏が手掛けたアートワーク的にも『 A Fine Day To Exit』の続編?、というか「完全版」みたいなアルバムになるとのこと。公開されたティザーの音源を聴くと、お馴染みのリー・ダグラス姐さんの凄艶過ぎる歌をフィーチャーしつつ、どこかほの暗い、もはや深淵の底まで到達した感のあるダークなサウンドで、自ら「挑戦的で予想外の音楽」と語るほどで、これは俄然期待しかない。
 

ねごと 『ETERNALBEAT』

Artist ねごと
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Album 『ETERNALBEAT』
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Tracklist
01. ETERNALBEAT
02. アシンメトリ
03. シグナル
04. mellow
05. 君の夢
06. DESTINY
07. cross motion
08. holy night
09. Ribbon
10. PLANET
11. 凛夜

DESTINY』のぼく
new_13「ねごとがNEXTステージへと向かうには【Satellites】のビートが必要だ(しかし、いくら優等生のねごとでも流石にできるわけがない!)」

    ねごと
蒼山幸子「できるわけがない!できるわけがない!できるわけがない!できるわけがない!」

   ぼく
new_20131031220005「ほら!『4回』も『できるわけがない』って言ったぁ!ねごとはオワコン!」

   ねごと
澤村小夜子「ANATHEMAの未来ことBoom Boom Satellitesと邂逅してシン・ねごとになったぞ」

  ぼく
new_UJ「なにそれすごい」

なんだろう、「運命の引かれ合い」って、漫画の世界の話だけじゃなくて現実の世界でも起こりうるんだなって、そう実感させられた出来事だった。僕は、2015年作のVISIONの時にねごとの事に対して、何の根拠もないままに「いま最も評価されるべきバンド」と断言したけれど、その言葉は何一つ間違っちゃいなかったんだって。
 
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というのも、その『VISION』から約3ヶ月後に発表されたシングルのDESTINYの時に、僕はねごとメンバーに対してANATHEMAの”Distant Satellites”みたいな曲が書けるかという『レッスン4 できるわけがない試練』を与えた。そのシングルのDESTINYで、ロックバンドとして一段と成熟した今のねごと「オルタナティブバンド」としてNEXTステージに行く為には、それこそ”Distant Satellites”みたいな実験的なロックを極めるしか他に道はないと。だから僕は前作『VISION』の時から記事中に【ANATHEMA】【Satellites】というキーワードという名の伏線を忍ばせていて、それ以降も事あるごとに執拗にねごとANATHEMAの存在をリンクさせてきた。



もっと面白いのはここからで、僕はねごと『VISION』を聴いた翌月に、(tricotに釣られて)名古屋クワトロでBoom Boom Satellitesのライブを観て、アルバムSHINE LIKE A BILLION SUNSを聴いて、そして【Boom Boom Satellites=ANATHEMAの未来】である事を確信した。ご存じのとおり、ANATHEMAは通算10作目となるアルバムDistant Satellitesの中で実験的な、それこそ「オルタナティブバンド」たる所以を証明するかのような、プログラミングやエレクトロな打ち込み系の音を駆使したダンサブルなサウンドを展開し、中でも表題曲となる”Distant Satellites”の鼓動を激しく打ち付けるようなエレクトロなビートとダイナミクスを内包したロックなビートが融合した姿は、まさにBoom Boom Satellitesの音世界そのものだった。
【2015年8月31日】ANATHEMA 奇跡の来日公演
【2016年5月31日】Boom Boom Satellites活動終了
【2017年3月19日】ねごとの『ETERNALBEAT』を書き上げる
【2017年3月20日】ねごとの『ETERNALBEAT』ツアーを観る(宇宙の終わり)
 
正直、あの時は「ねごとのNEXTステージはANATHEMAのDistant Satellites」だとか、「Boom Boom Satellites=ANATHEMAの未来」だとか、一体ナニを思って書いたのか自分でもよく分かっていなくて、そもそも自分は基本的にレビューを書く時に最も重視するのが「ひらめき」で、そしてスキあらば伏線を散りばめていく文章スタイルなのだけど、2014年にDistant Satellitesがこの世に爆誕して以降、その翌年の2015年にねごとANATHEMABoom Boom Satellitesのライブを観たこと、そして2016年にBoom Boom Satellitesが活動終了を発表するまで、それら一連の流れと伏線をまとめた上記の時系列を見れば、今回の『運命』すなわち『DESTINY』”引かれ合い”はその「ひらめき」が上手くハマった結果の出来事だったというのが分かるハズだ。というより、ここ三年はこのアルバムを書くためのちょっと長い準備期間だったのかもしれない。僕は常に、いつだってどんな時もどんな時もねごとの事を気にかけていた、というのは流石に嘘だけれど、ここ三年の僕は『地球』に存在しながらも『Satellites』という『衛生音楽』を介して『宇宙』を彷徨っていた、そんな気がしてならなかった。同時に僕は、2015年度BESTの記事の中で2015年は『繋がり』を強く意識させた年だと言及したけれど、その『繋がり』を感じた最もたる部分の一つが、他ならぬねごとを中心とした人物と音楽だったのは、今さら言うまでもない。

もう何を言いたいのかお分かりの方もいると思うが、このねごとは僕が与えた試練、その「答え」として、Boom Boom Satellitesが残した『魂』のビートを「受け継ぐ」ような形で、昨年の『アシンメトリ e.p.』、そして本作の『ETERNALBEAT』へと『繋がって』いる。その100点満点の回答に対して僕ができる唯一のことと言えば、赤ペン先生ばりに上から目線で100点満点の返信をするしかなくて、つうか、こんな回答出されたら100点付けて終わりじゃんこれ。俺もう何も言えねぇじゃん。「エモい」とか「泣ける」とか、そんなチープな言葉じゃ何も伝えられない。自分の語彙力のなさに泣けるくらい。というか、こんなとんでもねぇアルバム聴かせられたら、僕が何を書こうと『説得力』のカケラもないし、正直ナニも書けないからもうナニも書きたくないです。



ねごと
Boom Boom Satellites(ANATHEMAの未来)との邂逅という名の引かれ合いが実現した”アシンメトリ”は、シン・ねごとという名のシン・ブンブンサテライツ譲りのイントロから打ち込み主体のダンサブルな、鼓動を打ち付けるような音のビートが波紋のビートとなって体全体に刻み込み、中盤以降のアトモスフェリックな空間表現や崇高さ漂うコーラスワーク、そしてギターの残響音が宇宙を構成する無数無限の微粒子となり、それこそ【左右非対称】や【不均衡】という意味合いを持つ『アシンメトリ』という無数の四次元立方体(テッセラクト)が無限に不均衡に重なり合って、この『ETERNALBEAT』という名の三次元と五次元を繋ぐ『ワームホール』への入り口をこじ開けていく、その姿はまるで自らの手で『運命』『未来』を切り拓いていくねごとの生き様を、この宇宙この銀河の果てまで映し出すかのよう。

ねごとがデビュー当時から一貫してきた「オルタナティブ・ミュージック」への探究心は一つの極地へと到達し、この宇宙からもの凄く遠くて(Distant)、ありえないほど近い銀河の果てにある”ANATHEMA””Boom Boom”という2つの”Satellites=人工衛星”が取得した惑星データと量子データを応用して、相対性理論やくしまるえつこがソロで解き明かした宇宙最大の謎である「特異点」と同じ答えをワームホールに示し出し、そして遂にねごとは次元の壁を超えてThey=彼らと再会する。これにはえつこX次元へようこそとばかり、人工衛星マギオンからほくそ笑んでいるに違いない。冗談じゃなしに、今のシン・ねごとの比較対象ってその辺のガールズバンドじゃなくて、わりとマジでやくしまるえつこ率いる相対性理論だと思う。
 

ねごととダンスミュージックの融合、その相性はアルバムの幕開けを飾る表題曲の”ETERNALBEAT”から遺憾なく発揮されていて、前作のようなロック歌唱ではなくウェットでシットリした幸子(Vo,Key)のオトナ系ボーカルをリードに、この『ETERNALBEAT』という名の小宇宙の幕開けを飾るに相応しい、ミラーボールのようにカラフルなサウンドと永遠に鳴り止まない「始まり」のビートを刻んでいく。”アシンメトリ”と同じく、BBSの中野雅之氏がプロデュースを手掛けた#3”シグナル”は、クラブ系のイントロからバッキバキなエレクトロニカを効果的に鳴らしつつも、要所で幸子のボーカル&キーボードと瑞紀のギターでメリハリを効かせながら展開し、クライマックスではギターのリフとクラップで縦ノリ的な盛り上がりを見せる。

シングル『DESTINY』 の時に「グリッチホップっぽい」と一体どういう意図で書いたのか、自分でもよく分からないのだけど、この4曲目の”mellow”のグリッチホップ的なトラックを耳にしたら至極納得したというか、それこそ同シングルに収録された瑞紀が手がけた”シンクロマニカ”のリミックスという名の伏線を回収するかのような一曲だった。哀愁を帯びたメロディを歌いこなす幸子のボーカルと、そのリミックス風のクール&ドライなトラックが、絶妙な切なさとエモさを呼び起こすバラードナンバーだ。また幸子が奏でるマリンバのノスタルジックな音色が絶妙なアクセントとしてその存在感を示している。

まるで森田童子みたいなノスタルジーの世界へと誘うような、幸子の歌と小夜子と瑞紀のコーラスでゆるふわっと始まる#5”君の夢”は、ある種のドラムンベース的な疾走感溢れるビートを刻むトラックとファンタジックなプログラミングが、まるで白昼夢を見せられているかのような、摩訶不思議なシン・ねごとワールドを構築していく。



なんだろう、何度も言うけどこの”DESTINY”ってねごとの音楽人生、その未来を大きく変えた、言うなれば【特異点】だったと思うのだけど、なんだろう、「全てはここから始まった」じゃあないが、なんだろう、それこそ【過去のねごと】【現在進行系のねごと】【未来のねごと】を紡ぎ出すキートラックというか、なんだろう、ねごと『運命』すなわち『DESTINY』を繋ぐいわゆる四次元立方体(テッセラクト)的な役割を担っているのがこの曲で、このシン・ねごとによる『ETERNALBEAT』の実験的なアルバム前半の曲と、ex-ねごとらしいバンド・サウンド全開でお送りするアルバム後半の曲、それぞれ別次元に存在する粒子を同次元へと繋ぐワームホール、すなわち橋渡し的な役割を担っている。

この”DESTINY”という【特異点】を起点に、打ち込みを駆使したアルバム前半の実験的な流れから一転して、持ち前のエネルギッシュなバンド・サウンドを全面に押し出してくる。ROVOの益子樹氏プロデュースの#7”cross motion”やシングルにも収録された同氏プロデュースの#8”holy night”では、イントロからスペースワールド感&ピコピコ感マシマシの曲で、特に#7はガールズ・バンド界のレジェンドZONE愛を伺わせる幸子のボーカル・ワークが個人的にお気に入り。

アルバム終盤は、前作『VISION』のバンド・サウンドを継承した”Ribbon”、ゆるふわゲーこと『リトルビッグプラネット』風のゆるふわな世界観の中で軽快なロック・ビートを刻んでいく#10”PLANET”、そしてYUI”TOKYO”を彷彿とさせる切ない歌詞をエモく歌い上げる幸子の歌とバラエティ豊かな幅広いアレンジを効かせたアコースティックなトラックがサイコーなラストの#11”凛夜”まで、アルバム後半はex-ねごとらしいバンド・サウンド主体でありながらも、アルバム前半の実験的なサウンド・アプローチを受け継ぐ所はシッカリと受け継いでいる。とにかく、聴き終えた後の「余韻スゲぇ...なんだこのアルバム...宇宙かよ」ってなる。なんだろう、「傑作」とかそんな生半可なもんじゃあないです。単純に「僕の好き」が詰まってる。なんだこれ。

このアルバム、もはや『進化』というよりも『突然変異』と表現したほうが正しいのかもしれない。確かに、前作の『VISION』でド真ん中のストレートな、それこそ自分たちの中でナニかが吹っ切れたようなバンド・サウンドを展開していたねごとが、なぜ一転して打ち込み主体のダンサブルな縦ノリ系のバンドに変貌を遂げたのか?しかし、果たして本当に突然変異なのだろうか?元々、ねごとメンバーの4人が織りなすバンド・サウンドには、グルーヴィでアンサンブルな縦ノリにも横ノリにも強い、ロックバンドとしての柔軟性の高さとそのスキルが備わっていて、だからこの手の打ち込み系との相性もグンバツなのは聴く前から分かりきっていたし、そして何よりも以前からギターの沙田瑞紀がリミックス音源を通して「実験的」なサウンド×ねごとを散々試みてきた事もあって、むしろこの『突然変異』はイメージ通りでしかなかった。あの”アシンメトリ”にしても、そのまんまBoom Boom Satellitesのビートを借りてきたというわけじゃあなくて、あくまでもねごとがデビュー当時から一貫して探求してきた『宇宙』に対する強い”憧憬”と元々の素養から全ては内側から生まれ出た音であり、そのBBSから受け継いだ『魂』のビートと「ガールズバンドねごと」としてのファンタジックなポップネスが、ワームホールを抜けた先にある宇宙の果てでクロスオーバーした必然の結果に過ぎない。つまり、【彼ら=They】が作り出した五次元空間の中で見た【未来のねごと】は、その【彼ら=Theyの正体が実は【ex-ねごと】だったという宇宙の『真実』に到達していたんだ。

あらためて、今作はねごとの音楽的価値観が宇宙を一巡して一回り大きくなってスケール感を増した、シン・ねごとによるオトナ・サウンドを展開していく。彼女たちの音楽的な見識の広さとロック・バンドとしての柔軟性を垣間見せるような、それこそ「オルタナティブバンドとしてのねごと」が持つプライドとポテンシャルがビッグバンを起こした奇跡的な作品だ。楽曲のアレンジ力が格段にアップしたこと、特にトラック面の強化は目を見張るものがある。今作におけるボーカル&キーボード担当の幸子の歌は、無理に声を張り上げるような歌い方ではなく、非常に落ち着いていて相当耳障りが良くてオトナっぽいです。彼女の「ボーカリスト」としての成長および変化は、このアルバムの中で地味に大きな微粒子として存在しているし、ほんの微粒子レベルに些細なことかもしれないが、その微粒子レベルの変化が及ぼす大きな『バタフライ・エフェクト』は地味に評価されるべき所だと思う。単純に歌ってるメロディが心地いい。つうか、そろそろ幸子はANATHEMAヴィンセントChvrchesローレン・メイベリーみたいにドラム叩き始めそうな予感。
 
『繋がり』という点で言うと、シン・ねごとBoom Boom SatellitesROVOもソニー系列のバンドで、面白いことにANATHEMAも「彼らが最もオルタナティブやってた」と評される中期の頃に所属していたMusic for Nationsの親会社がソニー・ミュージックと合併してソニーBMGとなり(詳しくは『Fine Days: 1999 - 2004』参照)、そして2004年にMFNは正式に閉鎖され、ご存じそれ以降のANATHEMAは露頭に迷ってしまうのだが、しかし今思うと、その合併騒動がなければ【今のANATHEMA】は存在しなかったかもしれないし、そう考えると【バタフライ効果】【オルタナティブ】には”引かれ合う”「ナニか」があるのかもしれない。そういった些細な『繋がり』からも、ソニーがやってる事業で一番評価されるべきなのって、ソニー損保のCM事業でもゲーム事業でもなくて音楽事業だよなって再確認した次第。今のねごとは、ソニーの「モノづくり」に対する【オルタナティブ】な姿勢とその信念を受け継ぎ、それを守り続ける音楽界最後の砦、言うなれば「邦楽界のマシュー・マコノヒー」すなわち「シン・オルタナティブ・ヒーロー」だ。彼女たち4人の他に「代わりは、代わりはいないんだ」。

昨今は「ガールズバンド戦国時代」だなんだと囁かれているが、正直そんなことより「ガールズバンド戦国時代」という名の「殺し合いの螺旋」から降りた今のねごとの生き様に刮目せよと、「いま最も評価されるべきバンド」以前に、「いま最も面白いバンド」であり「いま最もカッコイイバンド」でもあり、そして「いま最もオルタナティブなバンド」がこいつらだって、今のねごとを正当に評価してから戦国時代だなんだと騒げよと、ハッキリ言って今のex-ねごとの前では「ガールズバンド戦国時代」なんて子供のお遊戯会でしかない。わかったか、ガルバンの当て振り鳩女ども。

実際にねごとは、「いま最も評価されるべきバンド」その根拠をこのアルバムで、宇宙最大の難問である「特異点」の方程式を解き明かすことで、それを証明してみせた。なんだろう、僕自身がこの『ETERNALBEAT』における『バタフライ・エフェクト』その一部の粒子として存在していた、な~んて勘違いも甚だしいのは重々承知の助だし、なんかもう「ありがとう...」それしか言う言葉がみつからないというか、こんなビッグバンレベルのアルバム出しちゃっていいのかよって。もう本当にナニも言えねぇ。当然、僕はこの【シン・ねごと路線】を全面的に支持するというか、ねごとはこれまで数々の伏線を辿ってきて『今』という『未来』を描いているので、やっぱ何も言えねぇし、やっぱ瑞紀サイコーだ。
 
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【9/1】 ANATHEMA 『ROCK OF CHAOS vol.2』二日目@恵比寿リキッドルーム

「ライオンキングみたい」

ANATHEMA二日目、待ちに待った一日目はあまりにも冷静を欠いた状態だったので、今だにあれは現実だったのか、はたまた夢だったのかすら理解できない状態だった。しかし二日目は存外落ち着いて鑑賞できた気がする。一日目と違って二日目はイス席で、しかも周りをガールに囲まれた状態になったから、「ANATHEMAはポスト-ジャニーズ系」とか思った。しかも僕の前方には可愛い子がいたりいなかったりで、この可愛い子がソルスターフィア目当てだったらクソ萌えるな...って思ったら、ソルスターフィア終演後にその可愛い子が連れの女性に「なんかライオン・キングみたい」とかいう感想を述べてて萌え死んだ。。。ということは、つまり彼女はアナセマフアンである事を暗に裏付けていて、「オイオイオイオイ、こんな可愛い子がアナセマフアンとか・・・ああ神様仏様」ってなった。この日のソルスターフィアは、一日目以上にフロントマンが演歌歌手さながらのスキンシップを観客へと図る。この日も短い持ち時間の中で強烈なパフォーマンスを印象づけていた。正直、ANATHEMAよりもソルスターフィアが日本で観れる事の方がレアだし、それこそ最初で最後の来日公演になりかねないくらい、とても貴重なパフォーマンスをシッカリと目に焼き付けた。

そしてANATHEMAの出番。メンバーが登場すると同時にダニーが「スタンドアップ!」と煽りを決める。そして一日目同様、バンド名を冠したANATHEMAから怒涛に幕を開ける。まるでこの世のカタストロフィや呪いを浄化せんとする世界観をはじめ、圧倒的な重厚感とスケール感が会場を覆い尽くすばかり。そして名曲アンタッチャブルパート1&2、からのザ・ロスト・ソングパート1~3までの組曲コンボを立て続けに披露し、確実にオーディエンスを殺りに来る。一日目にヴィンセントがセトリを変えると発言したとおり、このタイミングでArielをプレイ。リー姐さん主体の序盤からヴィンセントとの黄金のハーモニーを響かせる後半、そしてダニーによるアウトロまで、ライブではよりドラマティックな展開を見せる。その流れから日本初披露となるLightning Song~The Storm Before the Calmで会場をダンスフロアに変える。特にThe Storm Before the Calmは本公演のハイライトと言っても過言じゃあなかった。そして、ヴィンセントが「古いフアンに捧げる」的な事を言ってからのまさかのDeepという、最初期のデスメタル曲を期待したガチのオールドフアンの期待を他所に、もはや中期のフアンすら”オールド”であるという事実と、同時に今のアナセマとの違いを明確化するかのような一曲でもあった。正直、セトリを変えるにしても本編ラストの三曲と入れ替えかな~って予想してたから、まさか近年アナセマの代表曲であるThin AirとA Simple Mistakeを外すなんて思いもよらなかった。だからその予想外の展開はスゲー面白かったし、その二曲をセトリから外す勇気、外してもなお一日目を上回る神セトリを組める凄さ、ひとえにアナセマが持つソングライティングの賜物としか思えなかった。わかりやすい話→一日目がアルバム『We're Here Because We're Here』寄りのセトリで、二日目が『Weather Systems』~『Distant Satellites』寄りのセトリと言った感じ。だから、一日目のがバンド・サウンドを押し出したアグレッシヴな曲主体で、二日目はリー姐さん主体の癒し系というか横ノリ/ダンサンブル系が多めだった気がする。そういった意味では、二日目にガールが多かった事は幸運だったのかも? でもDeepが聴けた二日目のが絶対にレア度高い。しかしDreaming Lightを演らなかったのだけは『意外』だった。なんというか次回の来日公演までのお預け感凄い。あと二日目はサイドの立ち見を立入禁止にして代わりにカメラが入ってたので、もしかしたらワンチャン映像化ある・・・?でもダニーが肝心なところでピアノミスったのバレちゃうかららめえええええええええええええええ!

 『アナサーの姫プロジェクト』

これはアナセマもMCで強く言っていたのだけど、僕たちアナセマフアンは今回の来日に尽力してくれたマサ・イトーには感謝しても感謝しきれないです。もはや今年のBESTライブとかそういう次元の話じゃあなくて、もはや生涯のBESTライブ、いや僕の人生のピークがこの二日間だったと言っても決して過言じゃあないんだ。しかしアナセマは、「来年も来日するぜ!」的なマウスサービスをしてくれていて、是非とも来年のフジロックからの単独に期待したいところ。もう僕の人生のピークを超えるには、来年のフジロックで頭の弱そうな喋り方をした可愛いアナセマフアンをオタサーの姫ならぬアナサーの姫として祭りあげて、そしてアンタッチャブルパート1の時にアナサーの姫をアナサーのアナで囲って、「I had to let you go To the setting sun I had to let you go And find a way back home」と一般人を巻き込こんで数百人規模でシンガロングしながら一斉にジャンプするという、名づけて『アナサーの姫プロジェクト』を発足し実現させるしか他ないので、もし例の頭の弱そうな喋り方をした、なお且つソルスターフィアに対して「ライオンキングみたい」という名言を残したアナサーの姫がもしこのブログを見ていたとしたら、是非とも僕のツイッターかこのブログに直接ご連絡ください!僕の人生のピークを塗り替えるのはあなたしかいません!よろしくお願いします!どうか、この『アナサーの姫プロジェクト』に賛同頂ける方は拍手のほどよろしくお願いします!(圧倒的出会い厨)
 

???「スネーーク!まだだ!人生のピークはまだ終わっちゃいなーーい!」

セットリスト
1. Anathema
2. Untouchable, Part 1
3. Untouchable, Part 2
4. The Lost Song Part 1
5. The Lost Song Part 2
6. The Lost Song Part 3
7. Ariel
8. Lightning Song
9. The Storm Before the Calm
10. Deep
11. The Beginning and the End
12. Universal
13. Closer

SE Firelight

アンコール
14. Distant Satellites
15. A Natural Disaster
16. Fragile Dreams


「ピークが終わる、Vが目覚める。」
FTyrr
 

【8/31】 ANATHEMA 『ROCK OF CHAOS vol.2』@恵比寿リキッドルーム

神の中に悪魔を見た

今まで僕は、ANATHEMAは『神の使いだと信じきっていた。しかし、今回の初来日公演を観て、その考えが間違いだという事がわかった。ANATHEMAの音楽が黄金色に輝いていたのは、それこそ漫画『デビルマン』のラストシーンの如く、神の軍勢VSデビルマン=ANATHEMAの最終決戦、つまり悪魔の殺戮による神の 黄金の返り血 が、デビルマンであるANATHEMAを身体を黄金色に染め上げていたのだ。この初来日公演は、そんな狂気と恍惚が蠢くステージだった。そして、この初来日公演を観た日本一のジョジョヲタである僕は、ジョジョ8部『ジョジョリオン』が荒木飛呂彦流の『デビルマン』を描こうとしているのではないか? そんなキングクリムゾンばりの予測が脳裏に浮かび上がってきた。

…まあ、そんな冗談は置いといて→このライブを観て、やはり今のANATHEMAは究極のミニマルミュージックを体現していると確信した。とりあえず、初っ端からANATHEMAというバンド名を冠したアンセムによって、この日本に降りかかった呪いを解き放たんとする。ダニーによるあのピアノのメロディを浴びた瞬間、全身に鳥肌が逆立ち、まるで某X JAPANの出山ホームオブハート利三のように、リアルに涙で明日が見えなくなった。その『呪いを解く物語』から、ANATHEMA屈指の名曲アンタッチャブルパート1を披露する。イス席の客のナニを色々な意味でブチアゲる。この時のシンガロングは会場のオーディエンスを一つにした。パート2では、例の如くリー・ダグラス姐さんが登場し、その溢れんばかりの美声を会場に響かせる。手拍子の煽りを 受けた黄金の風を挟んで、最新作『Distant Satellites』から組曲ザ・ロストソングを立て続けに披露。結局のところ、このパート1は『デビルマン』の世界観を直に表しているといっても過言じゃあなくて、前作のアンタッチャブルと違って、イキ過ぎを抑制するダニエル・カルドーソによる俄然タイトなドラミングを軸に、ミニマルな音が繰り返し繰り返しぶつかり合って、最後には神の軍勢VSデビルマンばりの高みへと幾多の音をオーバードライブさせていく。再びリー姐さんをフューチャーしたパート2を挟んで、言うなればパート1の裏設定となるパート3では、いかに今のANATHEMAの音楽が究極のミニマルミュージックであるのか?を確信的に証明してみせる。そして、本公演のハイライトを飾るは、ダニエルのお気に入りであるA Sinple~だ。何もダニエルだけじゃあない、大多数のANATHEMAフアンがフェイバリットに挙げるであろうこの曲は、ミニマルな序盤から徐々にドラマティックに展開し、壮絶的かつ感動的なラストつまり極上のカタルシスを迎える。生で聴いたらマジで泣いちゃうんじゃあないかと思ってたけど、そのステージングがあまりにも迫真に迫る勢いで、泣くというよりも感極まり過ぎてただただ唖然とするしかなかった。ここまでの本気と書いてマジな流れに一息置くThe Begining〜、再び荘厳かつ崇高な世界観を引き連れるUniversal、本編ラストはヴィンセントのボコーダーボイスがクセになるCloser、ここでは作風同様ポストメタリックなヘヴィネスを際立たせる。

メンバーが引き上げると、間もなくSEが流れメンバーが再登場、SEの流れからアンコール一発目に最新作の表題曲を披露。あらためて、ここでも究極のミニマリズムを発揮する。そして、このライブでは新メンバーのダニエルカルドーソのドラミングが一つの聞き所となっている事に気づく。これまでドラムを務めていたダグラスは今回パーカッションでの参加となっているが(実質ツインドラム)、そのダグラスを窓際族に追いやるレベルのダニエルのドラマーとしてのポテンシャルが、このライブでは一際に輝いていた。とにかく、彼のドラミングには異様なグルーヴがあるし、今のANATHEMAに最も必要なメンバーと言っても過言じゃあない。再びリー姐さんをフューチャーした名曲A Natural〜では、ダニーが携帯のライトアップでステージを照らすようにオーディエンスに指示。しかし、いかんせん携帯の電池が30%を切っていた僕はその演出を泣く泣く断念。しかも充電器コッチに持ってくるの忘れたからリアルにピンチw で、アンコールラストには中期の名曲Fragile〜を披露し、旧来のフアンの心もシッカリと掴み取る。最後の最後はビートルズの曲に合わせてカンパーイw

ダニーによると二日目のセトリはちょっと変わるとかナントカ。そしてヴィンセントが来年も来日したい的な事を言っていたので、是非とも念願のフジロックに出てもらいましょう。ともあれ、オーディエンスに対するダニーの煽りがハンパなくて、色々な意味でANATHEMAはライブバンドであると証明するライブでもあった。そんなわけで、二日目も最高のライブになる事に違いないので、迷ってる人は死んでも観るべきライブです。つうか、感情の渦に飲み込まれて死ね。つうか、ここ最近安保だなんだ、ラブアンドピースだなんだと国会前で叫んでるシールズこそ、このANATHEMAのライブを観るべきなんじゃあないかって。ANATHEMAのライブを観てない輩がラブアンドピースを語るなんて笑止千万だ。本物のラブアンドピースはANATHEMAのライブにある、そう言い切れるほど実にピースフルでハートフルなライブだった。こんな幸せな空間は今まで経験した事がなかった。まさに、これこそ黄金体験』と呼ぶに相応しい、約1時間50分の『奇跡体験アンタッチャボー』だった。ちなみに、アイスランド出身のソルスターフィアは持ち時間が短いなりにも十分なインパクトを残せたと思う。特に、演歌歌手のように観客席に降りて客と握手して回ったフロントマンw 肝心のパフォーマンスはサザンブラックみたいで、とにかくシブさがハンパなくカッコ良かった。でもイス席ありの特殊なライブだったからメンバー的に少し戸惑いもあったのかなー。

セットリスト
1. ANATHEMA
2. Untouchable Part, 1
3. Untouchable Part, 2
4. Thin Air
5. The Lost Song Part 1
6. The Lost Song Part 2
7. The Lost Song Part 3
8. A Simple Mistake
9. The Beginning and the End
10. Universal
11. Closer

SE Firelight

アンコール
12. Distant Satellites
13. A Natural Disaster
14. Fragile Dreams

PS. お前らダニーやヴィンセントだけじゃなくてジミーちゃんにも声援を送ってやれよ…
PS 2. 会場BGMにDEPソロやカタトニアやCrosessの曲が流れててニヤリ
PS 3. スターレス高嶋いた?セーソクいた?

いよいよ

本日、待ちに待ったANATHEMA来日公演...すなわち今世紀最大の黄金体験』の時間だあああああああああああああああああああああああああ!!

・・・つうか、そんな事より、はたして俺は恵比寿リキッドルームに無事辿り着くことができるのか!?

aDGUD

「スネーク、人生最高の3日間にしよう(ザ・ボス感)」
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