Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

ANATHEMA

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

【9/1】 ANATHEMA 『ROCK OF CHAOS vol.2』二日目@恵比寿リキッドルーム

「ライオンキングみたい」

ANATHEMA二日目、待ちに待った一日目はあまりにも冷静を欠いた状態だったので、今だにあれは現実だったのか、はたまた夢だったのかすら理解できない状態だった。しかし二日目は存外落ち着いて鑑賞できた気がする。一日目と違って二日目はイス席で、しかも周りをガールに囲まれた状態になったから、「ANATHEMAはポスト-ジャニーズ系」とか思った。しかも僕の前方には可愛い子がいたりいなかったりで、この可愛い子がソルスターフィア目当てだったらクソ萌えるな...って思ったら、ソルスターフィア終演後にその可愛い子が連れの女性に「なんかライオン・キングみたい」とかいう感想を述べてて萌え死んだ。。。ということは、つまり彼女はアナセマフアンである事を暗に裏付けていて、「オイオイオイオイ、こんな可愛い子がアナセマフアンとか・・・ああ神様仏様」ってなった。この日のソルスターフィアは、一日目以上にフロントマンが演歌歌手さながらのスキンシップを観客へと図る。この日も短い持ち時間の中で強烈なパフォーマンスを印象づけていた。正直、ANATHEMAよりもソルスターフィアが日本で観れる事の方がレアだし、それこそ最初で最後の来日公演になりかねないくらい、とても貴重なパフォーマンスをシッカリと目に焼き付けた。

そしてANATHEMAの出番。メンバーが登場すると同時にダニーが「スタンドアップ!」と煽りを決める。そして一日目同様、バンド名を冠したANATHEMAから怒涛に幕を開ける。まるでこの世のカタストロフィや呪いを浄化せんとする世界観をはじめ、圧倒的な重厚感とスケール感が会場を覆い尽くすばかり。そして名曲アンタッチャブルパート1&2、からのザ・ロスト・ソングパート1~3までの組曲コンボを立て続けに披露し、確実にオーディエンスを殺りに来る。一日目にヴィンセントがセトリを変えると発言したとおり、このタイミングでArielをプレイ。リー姐さん主体の序盤からヴィンセントとの黄金のハーモニーを響かせる後半、そしてダニーによるアウトロまで、ライブではよりドラマティックな展開を見せる。その流れから日本初披露となるLightning Song~The Storm Before the Calmで会場をダンスフロアに変える。特にThe Storm Before the Calmは本公演のハイライトと言っても過言じゃあなかった。そして、ヴィンセントが「古いフアンに捧げる」的な事を言ってからのまさかのDeepという、最初期のデスメタル曲を期待したガチのオールドフアンの期待を他所に、もはや中期のフアンすら”オールド”であるという事実と、同時に今のアナセマとの違いを明確化するかのような一曲でもあった。正直、セトリを変えるにしても本編ラストの三曲と入れ替えかな~って予想してたから、まさか近年アナセマの代表曲であるThin AirとA Simple Mistakeを外すなんて思いもよらなかった。だからその予想外の展開はスゲー面白かったし、その二曲をセトリから外す勇気、外してもなお一日目を上回る神セトリを組める凄さ、ひとえにアナセマが持つソングライティングの賜物としか思えなかった。わかりやすい話→一日目がアルバム『We're Here Because We're Here』寄りのセトリで、二日目が『Weather Systems』~『Distant Satellites』寄りのセトリと言った感じ。だから、一日目のがバンド・サウンドを押し出したアグレッシヴな曲主体で、二日目はリー姐さん主体の癒し系というか横ノリ/ダンサンブル系が多めだった気がする。そういった意味では、二日目にガールが多かった事は幸運だったのかも? でもDeepが聴けた二日目のが絶対にレア度高い。しかしDreaming Lightを演らなかったのだけは『意外』だった。なんというか次回の来日公演までのお預け感凄い。あと二日目はサイドの立ち見を立入禁止にして代わりにカメラが入ってたので、もしかしたらワンチャン映像化ある・・・?でもダニーが肝心なところでピアノミスったのバレちゃうかららめえええええええええええええええ!

 『アナサーの姫プロジェクト』

これはアナセマもMCで強く言っていたのだけど、僕たちアナセマフアンは今回の来日に尽力してくれたマサ・イトーには感謝しても感謝しきれないです。もはや今年のBESTライブとかそういう次元の話じゃあなくて、もはや生涯のBESTライブ、いや僕の人生のピークがこの二日間だったと言っても決して過言じゃあないんだ。しかしアナセマは、「来年も来日するぜ!」的なマウスサービスをしてくれていて、是非とも来年のフジロックからの単独に期待したいところ。もう僕の人生のピークを超えるには、来年のフジロックで頭の弱そうな喋り方をした可愛いアナセマフアンをオタサーの姫ならぬアナサーの姫として祭りあげて、そしてアンタッチャブルパート1の時にアナサーの姫をアナサーのアナで囲って、「I had to let you go To the setting sun I had to let you go And find a way back home」と一般人を巻き込こんで数百人規模でシンガロングしながら一斉にジャンプするという、名づけて『アナサーの姫プロジェクト』を発足し実現させるしか他ないので、もし例の頭の弱そうな喋り方をした、なお且つソルスターフィアに対して「ライオンキングみたい」という名言を残したアナサーの姫がもしこのブログを見ていたとしたら、是非とも僕のツイッターかこのブログに直接ご連絡ください!僕の人生のピークを塗り替えるのはあなたしかいません!よろしくお願いします!どうか、この『アナサーの姫プロジェクト』に賛同頂ける方は拍手のほどよろしくお願いします!(圧倒的出会い厨)
 

???「スネーーク!まだだ!人生のピークはまだ終わっちゃいなーーい!」

セットリスト
1. Anathema
2. Untouchable, Part 1
3. Untouchable, Part 2
4. The Lost Song Part 1
5. The Lost Song Part 2
6. The Lost Song Part 3
7. Ariel
8. Lightning Song
9. The Storm Before the Calm
10. Deep
11. The Beginning and the End
12. Universal
13. Closer

SE Firelight

アンコール
14. Distant Satellites
15. A Natural Disaster
16. Fragile Dreams


「ピークが終わる、Vが目覚める。」
FTyrr
 

【8/31】 ANATHEMA 『ROCK OF CHAOS vol.2』@恵比寿リキッドルーム

神の中に悪魔を見た

今まで僕は、ANATHEMAは『神の使いだと信じきっていた。しかし、今回の初来日公演を観て、その考えが間違いだという事がわかった。ANATHEMAの音楽が黄金色に輝いていたのは、それこそ漫画『デビルマン』のラストシーンの如く、神の軍勢VSデビルマン=ANATHEMAの最終決戦、つまり悪魔の殺戮による神の 黄金の返り血 が、デビルマンであるANATHEMAを身体を黄金色に染め上げていたのだ。この初来日公演は、そんな狂気と恍惚が蠢くステージだった。そして、この初来日公演を観た日本一のジョジョヲタである僕は、ジョジョ8部『ジョジョリオン』が荒木飛呂彦流の『デビルマン』を描こうとしているのではないか? そんなキングクリムゾンばりの予測が脳裏に浮かび上がってきた。

…まあ、そんな冗談は置いといて→このライブを観て、やはり今のANATHEMAは究極のミニマルミュージックを体現していると確信した。とりあえず、初っ端からANATHEMAというバンド名を冠したアンセムによって、この日本に降りかかった呪いを解き放たんとする。ダニーによるあのピアノのメロディを浴びた瞬間、全身に鳥肌が逆立ち、まるで某X JAPANの出山ホームオブハート利三のように、リアルに涙で明日が見えなくなった。その『呪いを解く物語』から、ANATHEMA屈指の名曲アンタッチャブルパート1を披露する。イス席の客のナニを色々な意味でブチアゲる。この時のシンガロングは会場のオーディエンスを一つにした。パート2では、例の如くリー・ダグラス姐さんが登場し、その溢れんばかりの美声を会場に響かせる。手拍子の煽りを 受けた黄金の風を挟んで、最新作『Distant Satellites』から組曲ザ・ロストソングを立て続けに披露。結局のところ、このパート1は『デビルマン』の世界観を直に表しているといっても過言じゃあなくて、前作のアンタッチャブルと違って、イキ過ぎを抑制するダニエル・カルドーソによる俄然タイトなドラミングを軸に、ミニマルな音が繰り返し繰り返しぶつかり合って、最後には神の軍勢VSデビルマンばりの高みへと幾多の音をオーバードライブさせていく。再びリー姐さんをフューチャーしたパート2を挟んで、言うなればパート1の裏設定となるパート3では、いかに今のANATHEMAの音楽が究極のミニマルミュージックであるのか?を確信的に証明してみせる。そして、本公演のハイライトを飾るは、ダニエルのお気に入りであるA Sinple~だ。何もダニエルだけじゃあない、大多数のANATHEMAフアンがフェイバリットに挙げるであろうこの曲は、ミニマルな序盤から徐々にドラマティックに展開し、壮絶的かつ感動的なラストつまり極上のカタルシスを迎える。生で聴いたらマジで泣いちゃうんじゃあないかと思ってたけど、そのステージングがあまりにも迫真に迫る勢いで、泣くというよりも感極まり過ぎてただただ唖然とするしかなかった。ここまでの本気と書いてマジな流れに一息置くThe Begining〜、再び荘厳かつ崇高な世界観を引き連れるUniversal、本編ラストはヴィンセントのボコーダーボイスがクセになるCloser、ここでは作風同様ポストメタリックなヘヴィネスを際立たせる。

メンバーが引き上げると、間もなくSEが流れメンバーが再登場、SEの流れからアンコール一発目に最新作の表題曲を披露。あらためて、ここでも究極のミニマリズムを発揮する。そして、このライブでは新メンバーのダニエルカルドーソのドラミングが一つの聞き所となっている事に気づく。これまでドラムを務めていたダグラスは今回パーカッションでの参加となっているが(実質ツインドラム)、そのダグラスを窓際族に追いやるレベルのダニエルのドラマーとしてのポテンシャルが、このライブでは一際に輝いていた。とにかく、彼のドラミングには異様なグルーヴがあるし、今のANATHEMAに最も必要なメンバーと言っても過言じゃあない。再びリー姐さんをフューチャーした名曲A Natural〜では、ダニーが携帯のライトアップでステージを照らすようにオーディエンスに指示。しかし、いかんせん携帯の電池が30%を切っていた僕はその演出を泣く泣く断念。しかも充電器コッチに持ってくるの忘れたからリアルにピンチw で、アンコールラストには中期の名曲Fragile〜を披露し、旧来のフアンの心もシッカリと掴み取る。最後の最後はビートルズの曲に合わせてカンパーイw

ダニーによると二日目のセトリはちょっと変わるとかナントカ。そしてヴィンセントが来年も来日したい的な事を言っていたので、是非とも念願のフジロックに出てもらいましょう。ともあれ、オーディエンスに対するダニーの煽りがハンパなくて、色々な意味でANATHEMAはライブバンドであると証明するライブでもあった。そんなわけで、二日目も最高のライブになる事に違いないので、迷ってる人は死んでも観るべきライブです。つうか、感情の渦に飲み込まれて死ね。つうか、ここ最近安保だなんだ、ラブアンドピースだなんだと国会前で叫んでるシールズこそ、このANATHEMAのライブを観るべきなんじゃあないかって。ANATHEMAのライブを観てない輩がラブアンドピースを語るなんて笑止千万だ。本物のラブアンドピースはANATHEMAのライブにある、そう言い切れるほど実にピースフルでハートフルなライブだった。こんな幸せな空間は今まで経験した事がなかった。まさに、これこそ黄金体験』と呼ぶに相応しい、約1時間50分の『奇跡体験アンタッチャボー』だった。ちなみに、アイスランド出身のソルスターフィアは持ち時間が短いなりにも十分なインパクトを残せたと思う。特に、演歌歌手のように観客席に降りて客と握手して回ったフロントマンw 肝心のパフォーマンスはサザンブラックみたいで、とにかくシブさがハンパなくカッコ良かった。でもイス席ありの特殊なライブだったからメンバー的に少し戸惑いもあったのかなー。

セットリスト
1. ANATHEMA
2. Untouchable Part, 1
3. Untouchable Part, 2
4. Thin Air
5. The Lost Song Part 1
6. The Lost Song Part 2
7. The Lost Song Part 3
8. A Simple Mistake
9. The Beginning and the End
10. Universal
11. Closer

SE Firelight

アンコール
12. Distant Satellites
13. A Natural Disaster
14. Fragile Dreams

PS. お前らダニーやヴィンセントだけじゃなくてジミーちゃんにも声援を送ってやれよ…
PS 2. 会場BGMにDEPソロやカタトニアやCrosessの曲が流れててニヤリ
PS 3. スターレス高嶋いた?セーソクいた?

いよいよ

本日、待ちに待ったANATHEMA来日公演...すなわち今世紀最大の黄金体験』の時間だあああああああああああああああああああああああああ!!

・・・つうか、そんな事より、はたして俺は恵比寿リキッドルームに無事辿り着くことができるのか!?

aDGUD

「スネーク、人生最高の3日間にしよう(ザ・ボス感)」

椎名林檎 『日出処』

Artist 椎名林檎
new_Land+of+the+Rising+Sun+2014

Album 『日出処』
日出処

Tracklist
01. 静かなる逆襲
02. 自由へ道連れ
03. 走れゎナンバー
04. 赤道を越えたら
05. JL005便で
06. ちちんぷいぷい
07. 今
08. いろはにほへと
09. ありきたりな女
10. カーネーション
11. 孤独のあかつき
12. NIPPON
13. ありあまる富

Post-Progressive界の第一人者 ・・・事の発端は、昨年リリースされた赤い公園猛烈リトミック、そしてきのこ帝国フェイクワールドワンダーランドで、今年に入ってからは相対性理論のライブを皮切りに、tricotねごとはじめとした、それらのガールズ・ロックおよび女性ボーカルバンドの楽曲を聴いてもの凄く痛感した事があって、それは椎名林檎という一人のババアもとい一人の女性アーティストの存在が、いかに日本の音楽シーンに多大な影響を与えてきたのかという事で、それに伴って→【なぜ日本におけるPost-Progressiveが女性的なジャンルであるのか?】という疑問にブチ当たった。何を話そう、その疑問に対する答えは、既に約10年以上前の椎名林檎が証明していると言っても過言じゃあなくて、それこそ昨年リリースされたオリジナル・アルバムとしては約5年半ぶりとなる5thアルバム『日出処』は、この椎名林檎が日本におけるPost-Progressive界の第一人者であるという事実を物語るような一枚となっている。
 

音楽の王道』=『黄金の道 ・・・まるで椎名林檎が執り仕切るキャバレーの開演を知らせる合図の如く、トランペットやサックスが織りなすダーティなブラスとジャジーでアダルトな世界観を繰り広げていく#1静かなる逆襲”は、初っ端の「東京なんてのは危険なトコよ」とかいう歌詞をはじめ"らしさ"のあるシニカルな歌詞からして、つい最近きのこ帝国のアンダーグラウンドからメインストリームへの移行を目の当たりにした身には痛く染みるほど、もはやソレに対する皮肉にも聞こえて俄然面白いし、お得意の転調から巻き舌風にオラオラと捲し立てる大サビまでのポスト-な展開力にはぐうの音も出ない。で、まるでRATMばりのUSヘヴィロック然とした縦ノリグルーヴで幕開けを飾り、ハードロック調のアッパーなノリで展開していく#2自由へ道ずれ”は、それこそアルバムのリード・トラックと呼ぶに相応しい、驚くほどストレートでシンプルかつキャッチーな、そして作品の明確なツカミとしてその大胆不敵な存在感を放っている。一転してフルートのエスニックな音色とファンキーなバンド・サウンドが、初期の傑作勝訴ストリップ虚言症”をフラッシュバックさせるワチャワチャしたリズム&グルーヴを刻んでいく#3走れわナンバー”、それに負けじとイヴァン・リンスのボイスとトロンボーンをフューチャーしたジャズナンバーの#4”赤道を越えたら”、また一転してエレクトロな打ち込みと壮麗優美なストリングスがシリアスに交錯する、それこそPost-Progressiveに精通するオルタナチューンの#5JLOO5便”、まるで気分は怪盗ルパン三世あるいはカウボーイビバップな映画音楽顔負けのスケール感溢れるブラスとド派手なストリングス、そしてGrimesSusanne SundførをはじめとしたSSW/海外アート・ポップ勢に負けず劣らずな日本人らしいコピー能力の高さを発揮する林ンゴのオリエンタルなボーカル、極めつけは「テレッテッテッテーテレレテーレレレ…Ringo!!」とかいうアゲアゲなコーラスに草木生える#6”ちちんぷいぷい”、また一転してケルティックなアレンジと壮麗なストリングスを擁したドラマティックなバラードナンバーの#7”今”、若作りに必死なババアの激萌えボーカルとチェンバロの摩訶不思議な音色が織りなす、一種のおとぎ話のようにアンニュイでメルヘンチックな世界へと聴く者を誘い込んで行き、そして転調に次ぐ転調を見せる後半の展開、そのポスト-な展開力をはじめギターの音使いからも、林ンゴのプログレッシブ・ミュージックに対する見識の広さを垣間見る事ができる#8”いろはにほへと”、ピアノ一本で聴かせるシンプルなバラードかと思いきや、間もなく高鳴る心臓の鼓動のように力強くテンポアップして純情的かつ情熱的な歌声を披露する#9”ありきたりな女”、終盤は朝ドラのOPでお馴染みの#10”カーネーション”、この手の打ち込みメインの英詞曲やらせたら菅野よう子の右に出る者は椎名林檎しかいないと思わせる#11”孤独のあかつき”、そして「フエ~フエ~ニッポンハエ~」こと#12”NIPPON”から、児童合唱団による清らかなコーラスを駆使したクラシック/アコースティックなシットリ系バラードの#13”ありあまる富”まで、林ンゴ自ら「もう王道のことしかしたくない」と語るように、 オルタナとしてもプログレとしても普遍的なJ-POPとしても聴けちゃう懐の深さ、アヴァンギャルドに見せかけて『王道』、奇をてらったように見せかけて『王道』、これぞ『王道、まさに王道中の『王道』を行く『王道音楽だ。本来、王道だけの音楽って面白くもなんともないハズなのに、むしろ『王道』のことしかやってないのに、それこそ王道的なことの面白さ、素晴らしさを突き詰めたような一枚と言える。つまりこの『日出処』には、椎名林檎なりの『王道の道、すなわち黄金の道』が描かれている。もはや椎名林檎とかいう女は、『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦『インターステラー』クリストファー・ノーランが映画あるいは漫画という創作場の中で描き出している『王道映画』及び『王道漫画』を、この椎名林檎は音楽の世界で『王道音楽』として表現しようとしているのかもしれない。
 


椎名林檎はプログレ ・・・このアルバム、ほぼ全曲にタイアップが付いている。よってその音に一貫性というのは皆無で、しかしバラバラの楽曲コンセプトを一つにパッケージングしてアルバム『日出処』として一つの物語を完結させてしまう、もはや音楽の枠組みを超えた1人のクリエイターとしての椎名林檎にリスペクト不可避だし、同時に「ババア最高だ・・・ってなる。とは言え、なんだかんだ東京事変で培ったジャジーでアヴァンギャルドなサウンドを聴かせる序盤、そんな中で"自由へ道連れ"のようなベッタベタなロックチューンを2曲に配置する曲順も実に王道的だし、そのアダルトな雰囲気から赤道を越えたら”→JLOO5便”→”ちちんぷいぷい”までの流れは本作のハイライトで、この椎名林檎がなぜオルタティブババアと称されるのか?なぜアヴァンギャルド変態ババアと称されるのか?その所以を垣間見る事ができる。中盤以降は、総勢数十名を超えるストリングスを全面にフューチャーしたプログレ度マシマシな楽曲が続き、その極めつけに【椎名林檎はプログレ】である事を証明するかのような曲で、そして【なぜ日本におけるPost-Progressiveが女性的なジャンルであるのか?】の答えを指し示すかのようないろはにほへと”の存在感ったらなくて、もはや森は生きているの岡田君がブヒりそうな気配すらある名曲だ。しかし、今作から醸し出される謎のプログレ感はそれだけじゃあなくて、それは今作の曲と曲の繋ぎが驚くほど自然(スムーズ)な所で、その音の繋ぎの異常な"こだわり"や細かな気配りが過去最高に研ぎ澄まされた結果、アルバム終盤の朝ドラOPすら例の「ニッポンハエ~」すらもアルバム曲として違和感なく馴染んでいる。というより、アルバムを通して聴いた時の違和感というか異物感を最小限に抑える事を最大限に考慮した曲順が功を奏していて、つまり全13曲まとめて一曲として聴かせる林ンゴの熟した身体に巻かれた一枚の絵巻物、それこそデカパイ(擬乳)もといプログレだ。これはプログレ以外ナニモノでもないのだ。
 

椎名林檎≒ANATHEMA ・・・昨今、かのスティーヴン・ウィルソンを中心とした本場イギリスのPost-Progressive界も、大所帯のストリングスを積極的に曲に組み込む流れがあるのを読者はご存知のはずだが、結論から言ってしまえば→待望の来日公演が決まったANATHEMAの『Distant Satellites』はPost-JPOPであるという俺の解釈を、このJ-POP界の女王すなわち卑弥呼である椎名林檎が身をもって証明してくれたのだ。おいら、一般的なJ-POPの嫌な所って、とりあえずサビでストリングス鳴らしときゃエエやろ的な、全く必然性の感じられないストリングスを平然と使い回すのが本当に嫌で、もはやバカにされているような気分になってしまうのだけど、しかしこの『日出処』の中で展開されるストリングスというのは、(これだけ過剰にストリングスぶっ放してんのにも関わらず)ダメな邦楽にありがちなストリングスの安売りとは正反対のソレで、それこそANATHEMA『Distant Satellites』と同じように必然的かつ必要不可欠な音として存在している。また面白いのは、この『日出処』とかいうタイトルの意味で、一見【日出ずる国のシンボルを背にしたブロンドヘアーの日本人】という皮肉の効いたジャケや「ニッポンハエ~」とかいうネトウヨマーケティングを狙った曲からも日本を指す語だと考えがちだが、林ンゴいわく「陽の光」をイメージして付けられたタイトルとの事で、そんな所からも俄然ANATHEMAの音楽性及び世界観と椎名林檎の親和性を見出す事ができる。

かつお
↓↓↓
中嶋

邦楽界のスティーヴン・ウィルソン ・・・もちろん初期の毒素やヤンデレ感は皆無に近いが、とは言えこれは紛れもなく椎名林檎のアルバムだ。しかし、それ以前にJ-POPのお手本のようなアルバムでもあって、今作の中にはJ-POPの王道を知っている人の素晴らしいメロディとJ-POPの『王道』を知っている人の素晴らしいソングライティング以外の概念は存在しない。それこそ現代の『勝訴ストリップ』、というより漢字とカタカナを組み合わせたタイトルからも分かるように、津野米咲自身が意図的にソレを狙って作った赤い公園猛烈リトミックも、実にバラエティに富んだ傑作アルバムだった。が、この『日出処』は更にその上をいく、 楽曲のコンセプトや和洋ごちゃ混ぜのオリエンタルな林ンゴのボーカルやバックの音使い的にも、まさに本当の意味でバラエティ&バラエティなアルバムと言えるのかもしれない。洋楽は大手女性SSW、かたや邦楽菅野よう子から森は生きているに至るまで、もはや邦楽界のスティーヴン・ウィルソンと呼ぶに相応しい日本人らしい咀嚼能力の高さと器用過ぎる創作技術を、いわゆる椎名林檎ごっこに余念がない昨今のガールズ系バンドに格の違いを見せつけるような、かつ今の日本に対する林ンゴらしい皮肉が込められた隙のない傑作だ。

「お~い佐藤~!椎名林檎ごっこしようぜ~!」
かつお2
↓↓↓
「アホくせぇ」
かつお3

椎名林檎ごっこ ・・・と言えば→まず赤い公園は、2ndアルバム『猛烈リトミック』の楽曲プロデュースをはじめ、遂には津野米咲が亀田のおっさんとバンド組み始めたり、このタイミングでねごとのドラマー澤村小夜子も亀田のおっさんプロデュースのGLAYの新曲に参加したり、一方でtricotは2ndアルバム『A N D』の中でこの 『日出処』にも参加しているex-東京事変のドラマー刄田綴色H ZETT Mことヒイズミマサユ機とコラボしてたり、一方できのこ帝国林ンゴの背中を追うようにしてEMIからメジャーデビューを果たし、そして最新シングルの桜が咲く前にでは名盤『勝訴ストリップ』を手がけた井上うにをエンジニアとして迎え入れ、その楽曲もポスト-椎名林檎を襲名するかのような作風だった。そのようにして、椎名林檎が生まれた1978年から十年後の1988年に自分をはじめ(えっ)、きのこ帝国佐藤千亜妃tricotヒロミ・ヒロヒロが誕生し(定期的にヒロミ・ヒロヒロを推していくスタイル)、その世代が成長して音楽を聴く側から創る側になった結果、どのバンドも何かしらどこかしらの部分で林ンゴからの影響を著しく受けている現状からも、あらためて椎名林檎が当時の音楽シーンに与えた衝撃、その計り知れない大きさを物語っている。全盛期が過ぎ去った今も、これからも椎名林檎常に邦楽界の最先端を行く唯一無二の存在、J-POP界のセックスシンボルすなわちSUNNYであり続けるのだろう。

「お~い津野~!椎名林檎ごっこしようぜ~!」 
かつお4
↓↓↓
っっっg

林檎フェス  ・・・昨年の後半から今年に入ってからも漠然としたままガールズ系バンドの尻を追っかけてきて、しかしその先に一体何があるのか?一体どんなオチがつくのか?と自分でも不安に思っていたけど、結局そのオチは他でもない椎名林檎のデカパイ(擬乳)だった、というわけです。決して今の林ンゴを聴かず嫌いしていたというわけじゃあないけど、いかんせん勝訴ストリップ 信者の自分は今作を積極的に聴こうという気持ちにはなれなくて、確かになぜ今更みたいに思うかもしれないが、むしろ逆に今このタイミングだからこそ意味があったと、上半期の流れを汲んで満を持して聴いたからこそ得ることができた感動なのかも知れないそれくらい、今の自分の耳に驚くほどマッチングする内容だったし、それこそ上半期の流れを総括するかのような、それと同時に、あらためて【音楽即ち引力だという事を確信させるような音楽体験だった。で、この音楽体験から予測できる事があるとすれば、それは近い将来、椎名林檎主宰の林檎フェス開催される可能性で、そのフェスを成功させて初めて椎名林檎は日出ずる処のシンボル、すなわち卑弥呼として邦楽界の頂点に即位し、そして腐海に沈んだ日出ずる国は真のクリエイティブ 国家として復活を遂げるッ!林ンゴよ、今こそ貴様が与えられた使命を全うする時だ...ッ!
 
日出処
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ああああああ

あああああああああああなあああああああああああしまあああああああああああ来日きたああああああああああああわああああああああああああああやっだああああああああゔぁああああああああああああああああああああああああ!!!、、!、!!!

8月31日と9月1日は、いわゆる俺の界隈の住人大集合の時間だああああああああああああ!!そして、今世紀最大の黄金体験ことUntouchable, Part 1が始まったら………


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……………………………………………飛べッ!!
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