Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

Depressive

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

Woods of Desolation 『As the Stars』

Artist Woods of Desolation
Woods of Desolation

Album 『As the Stars』
As the Stars

Tracklist
01. Like Falling Leaves
02. Unfold
03. And If All The Stars Faded Away
04. This Autumn Light
05. Anamnesis
06. Withering Field
07. Ad Infinitum

ぼく「えぇ!?ラントロス君がポストブラックをやめるだってぇ!?」
廃材君「えぇ!?ラントロス君がポストブラックをやめるだってぇ!?」

ぼく「よっしゃ!NEXT-ALCESTは廃材君に決まりや!」 
廃材君「よっしゃ!ラントロス君に習って俺たちも初期アルセ化や!」

ぼく「えっ」
廃材君「えっ」 

【ブラゲの極み乙女】・・・ポストブラック界の皇帝アルセスト『シェルター』でポストブラックを超越したとなると、じゃあその空いたポストに誰が入るの?という話で、その”ポスト-アルセスト”に最も近い存在こそ、このオーストラリア出身のD.氏によるWoods of Desolationなんだ。2011年作の2ndTorn Beyond Reasonを初めて聴いた時の衝撃ったらなくて、正直あのDEAFHEAVENよりも先に激情系ブラゲ/ポストブラックやってたのがこの廃材君なんだ。そのポストブラック界に名を残す名盤だった前作から約三年ぶり通算三作目となる『As the Stars』なんだけど、その幕開けを飾る#1”Like Falling Leaves”を再生すると同時に、無骨で粗暴なブラストとともに解き放たれるジジジ...ノイジーなギターの音使いから確信犯で、続く#2と#3などのポストロック流れにある気品漂うポジティヴなメロディを聴けば分かるように、まるでアルセが”ポストブラックをやめる”ことを予見していたかのような、まるで「俺たちがアルセだ」と言わんばかりの、それこそ初期アルセの代表作である『Le Secret』の再来を予感させる、これぞまさしく”ブラゲの極み乙女”なポストブラックを展開している。

【スーサイド系男子】・・・ふと胸を掻きむしりたくなるほどの衝動に襲われる、自傷行為イイネ☆系デプレブラックだった前作、それを何倍にもキレた印象を与えていた張本人である→時として激情的、時としてビャアアアアアアアアアアアアアア!!とかいう金切り声を聴かせていたTim "Sorrow" Yatras氏が惜しくも脱退し、今回は初期のデモ音源でボーカルを担当していたThrydwulf(Old)がバンドに出戻りした形となっている。彼は前任者のティムと違って、どちらかと言えば高音ではなく低音を効かせたイヴェ゛アアアアアアアアアアアアアア!!みたいな金切り声を特徴としていて、言うなればスウェーデンのShiningのスーサイド系男子ことNiklas Kvarforthを彷彿とさせ、それによってバンドのキモであるデプレッシヴな激情感およびepicッ!!な勇壮感が著しく減退している。このボーカル交代は、バンドの致命傷になるのではないかと少し心配していたが、その躁鬱感溢れる焦燥感と終末感が入り乱れた『幸福』な音世界に触れてしまうと、あたらめてD.氏の音作りと作曲能力の高さに脱帽させられる。確かに、ここ最近のポストブラック界隈で著しく流行っているシューゲイザー化の煽りを多少なりとも食らってはいるものの、しかしこれはポストブラ特有の儚くも淡いメランコリックな一面が露骨に表面化した結果であり、その音の根幹にある精神性は不変で、その著しく洗練された音使いと楽曲からは、少なくともダッチ産あたりのポストブラとは一線を画した確かな説得力がある。それこそ霧の季節20世紀メディアあたりと契約してもオカシクないレベルだと。

【ポストブラックの先駆け】・・・おいら、以前にも少し書いたが→KATATONIA『Brave Murder Day』はポストブラックの先駆けだと確信していて、今作の『As the Stars』では初期アルセは元より、そのKATATONIAの名盤『Brave Murder Day』を彷彿とさせる、ドゥーム/デプレッシブ・ロックな音を積極的に取り入れている所も大きなポイントだろう。それは#6”Anamnesis”を耳にすれば、いかにしてKATATONIA『Brave Murder Day』が、USのレジェンドAgallochをはじめとしたポストブラック界隈に与えた影響、その大きさを痛感する事になるだろう。そんな印象もあって、よりShining (Swe)っぽい鬱系ブラック感を与えている。

【Post-Black is Love】・・・本人達はこう呼ばれる事に不満を持つかもしれないが、このWoods of Desolationこそ”NEXT-ALCEST”と呼ぶに相応しい、その最もたる存在であることを皮肉にも証明してみせた一枚なんじゃあないか、って。現にラストを飾る#7”Ad Infinitum”は、それを確信的なモノにするくらい、とてつもなくラヴリィ♥な多幸感をまき散らしている。その超絶epicッ!!な光景は・・・まるでAlcestの名盤『Souvenirs d'un autre monde』の幼女が浜辺で戯れているかのような、それこそ「Post-Black is Love」のセカイだ。
 
As the Stars -Digi-
As the Stars -Digi-
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Woods of Desolation
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Gris 『À l'âme enflammée, l'äme constellée...』 レビュー

Artist Gris
Gris

Album 『À l'âme enflammée, l'äme constellée...』
À l'âme enflammée, l'äme constellée...

Track List
Disc I
01. L'Aube
02. Les Forges
03. Samsara
04. Igneus
05. Dil

Disc II
01. Moksha
02. Seizième Prière
03. Sem
04. Une Épitaphe De Suie
05. Nadir

『ポストブラックの分類』・・・そもそも、いわゆるポストブラックとかいうジャンルは、大雑把に3つのタイプに分類する事ができるんだが→まず1つ目は【マイブラ系もも色シューゲ×激情系HC】のDeafheavenタイプ、2つ目は【ポストロック/ドリームポップ×ブラゲ】のAlcestLes Discretsタイプ、そして3つ目は【ネオフォーク/アンビエント/ATMS×デプレ・ブラック】のAgallochさんを筆頭とした初期Ulver初期KATATONIAタイプの三種類あって、このカナダを拠点に活動するIcare氏とNeptune氏による二人ポストブラックことGrisは、その分類の中で言うとAgallochタイプとAlcestタイプの美味しいとこ取りした感じのブラックで、その手の好き者に高く評価された1stフルの『Il Était Une Forêt...』から約六年ぶり通算二作目となる本作の『À l'âme enflammée, l'äme constellée...』、しかも二枚組の幕開けを飾る#1”L'Aube”から只ならぬ情緒感を醸し出すアコギナンバーで、そして約15分ある長尺の#2Les Forgesを聴けば理解できるように、スーサイド願望に満ち溢れたIcareによる悲痛な叫びと、アコギを中心に琴や尺八などの和楽器やチェロやヴァイオリンを擁した壮麗優美なストリングスが、まるで初期Opethを思わせる”美と醜”の対比を強弱を効かせながら表現していく、わかりやすい話→スウェーデンのShining直系のジジジジ...ノイジーなデプレブラックに、本作のジャケを手がけたFursy Teyssier率いるLes DiscretsAlcestを連想させるオリエンタルなフレフレフレンチ感や、USのポストブラックレジェンドAgallochさん直系のタンビ(耽美)エントな要素がしなやかかつエレガントに交錯する、要するにみんな大好きATMS系ポストブラックやってるわけ。ちなみに、アルバムタイトルや曲目を見ればわかるように、全編フランス語の歌詞となっている。

 やはり今作の大きなポイントとして→キュルキュル♪と弦の音が生々しく鳴り響く、ほのかにメランコリックで麗しげなアコギを筆頭に、オーストラリア産のネ・バブリシャス(Ne Obliviscaris)顔負けの、天空を駆け巡るように超絶epicッ!!なヴァイオリンによるネオクラシカルなメロディセンスだろう。もはやこのバンド最大の持ち味と言っていい、それらのアコギやストリングスは、Disc1&2共に約40分トータル80分という作品全編に渡って美しく幻想的に、そして優雅に曲を彩っていて、その中でもDisc1とDisc2最後を締めくくる”Dil”と”Nadir”は涙なくして聴けない。あと#4”Igneus”のアウトロとか聴いたら、マジでネ・バブリシャスと対決させたくなる。で、基本的にDisc1と2も似たような構成で、【オープニング→大作→短いインスト→再び大作→泣きのアコギ】みたいな流れで、どちらも完成度が高く甲乙つけ難い。

 このバンド、単なるAgallochや初期Alcestのコピーバンドというわけではなくて、特に一枚目の名曲#2”Les Forges”の7分以降の展開や、二枚目の#2”Seizième Prière”あたりで垣間見せる、Rosettaなどのポストメタル勢からの影響を巧みに昇華した部分も聴きどころの一つとなっていて、もはやこの手の界隈を代表するその二組に引けをとらない、ヘタしたらそれ以上のポテンシャルを誇っている。間違いなく、今年のポストブラック界隈ではマストな一枚。
 
L'ame Enflammee, L'ame Constellee
Gris

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Clouds Collide 『Until the Wind Stops Blowing...』 レビュー

Artist Clouds Collide
Clouds Collide

Album 『Until the Wind Stops Blowing...』
Until the Wind Stops Blowing...

Track List
02. Endless Silence
03. Glaciate
04. Epoch of Ice
05. Deathless
06. The Way the Wind Blew
07. Et je m'en vais au vent mauvais 

USはペンシルベニア州アレンタウン出身のChris Pandolfo氏による独りポストブラック、Clouds Collideの1stフル『Until the Wind Stops Blowing...』なんだけど、そのスタイルとしては、アンビエンス/アトモス(ATMS)フィールド全開ッ!!要するにDeafheaven系のポストブラックゲイズで、シガーロスやモグワイを連想させるキレイめ系ポストロック譲りのヒンヤリとちべたい繊細なメロディ&トレモロとデプレッシヴな感情を吐き散らかす絶叫が、いい意味でチープ感の漂う無骨なブラストと重なり合う瞬間に自然発生する、まるで極寒の地アイスランドにトリップしたかのような極上のサウンドスケープすなわち幻想ノスタルジアを目の当たりにした僕達は、あの頃のノスタルジックな記憶(黒歴史)を思い返し、そして悶絶する・・・。都会から離れ、雪の結晶が舞い散る白銀の大地と雄大な自然界隈が生成する”生命エネルギー”に囲まれた日々のライフスタイルその経験からクリス氏がインスパイヤされた結果がありのまま音として具現化したような、まさにリアル志向のブラックメタル、それこそ自給自足系アイドルのWolves In The Throne Roomに近い創造性および精神性を持ち合わせている。まるで映画『バグダットカフェ』的なジャケのようにホットコーヒーを啜りながら聴きたい、そんなホッコリと暖かな気分にさせてくれる一枚。そんなわけで、UKのSleeping Peoniesとのスプリットも予定しているらしいので、その手の地下系ポストブラ好きなら要チェックや。

An Autumn for Crippled Children 『Everything』 レビュー

Artist An Autumn for Crippled Children
58538471

Album 『Everything』
An-Autumn-For-Crippled-Children-Everything

Track List
01. Forever Never Fails
02. Formlessness
03. Absence Of Contrast
04. We All Fall
05. Nothing/Everything
06. Her Dress As A Poem, Her Death As The Night
07. I Am The Veil
08. Cold Spring
09. Rain

オランダはフリースラント出身のMXMTXTCXCによる三つ子ポストブラックこと、An Autumn for Crippled Childrenの約一年ぶりの二作目『Everything』がメロ過ぎて、どうしてこんなにkawaiiんだろう・・・について早速なんだけど、昨年突如としてこの界隈に現われたこのバンド、まるで脳ミソを電ノコで削るかのような、そのまさしくBlackgaze然としたノイジー過ぎるギターと胸を掻き毟りながら絶叫し続ける重度の精神病患者のMXM氏とkeyの美メロのまぐあいによる、まるで”精神病棟のススメ”を提唱するかのような、恐ろしいほどデプレッシヴな世界を極めたマジキチブラックは、前作よりも格段とオルタナ/ポストブラックライクな、扇情的でありながらもどこか不安感を誘うスウィーティ&シュガーな美メロの洪水に溢れ、この儚くも女々しい安らぎのメロディこそポストブラ界隈の絶対なる証であり、要するに・・・まさにその存在を恥じながら死ねッ!

 ピコピコした電子的keyやアニソンばりに壮麗なストリングスが色鮮やかに咲き誇る#1”Forever Never Fails”からして、なんて女々しいッ!女々しいッ!!女々しいッ!!!けど・・・kawaiiッ!・・・次いで、みんなで手を取り合いながら華やかで優美なメロディに心躍らせる#2”Formlessness”は、これはもうブラック・ミュージックを極め一巡して辿り着く”本当の優しさ”を感じる。うん、なんてkawaiiんだろう・・・。華麗に舞い散るkeyのメロがkawaii過ぎる3”Absence Of Contrast”、ルンルン♪気分な幸せ過ぎる美メロとメランコリーかつエピックなギターのメロに悶絶必須な#4”We All Fall”、再び壮(躁)麗なるドラマティックな絶望kawaii世界を繰り広げる#5”Nothing/Everything”はもはや”激情系ブラック”とでも呼びたいレベル。で、ドゥーミーな#6、ポスト・パンクっぽくて儚くもkawaiiよぉ・・・な#7はブラストやクリーンVoを交えて展開。とにかく#1~#5までの流れがスゴイ。くっそメロkawaii。
 前作よりも7分ほど短いトータル約44分、最初から最後まで(躁)状態を持続させた超ハイテンションッ!な美メロ祭り・・・となると曲の区別がどうしても付きづらい難点こそあるが、それでもこの手の音楽スキーなヤツなら四の五の言わずにブヒってると思う。全体のイメージとしてはLifelover『Konkurs』的な、常に”躁状態”にあるオルタナ系デプレ・ブラックっぽいなぁって。・・・というわけで、なんとも女々しくそしてkawai過ぎるインテリア系カタワ隔離施設である本作品は、同郷のHypomanieFenら辺のポストブラック好きなら絶対的マスト。

        その女々しさを恥じろッ!そして生きろッ!

B

Everything
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An Autumn For Crippled Children
A Sad Sadness Song (2011-10-03)
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Heretoir 『Heretoir』 レビュー

Artist Heretoir
69254622

Album 『Heretoir』
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Track List
1. The Escape - Part I
2. Fatigue
4. 0
5. Weltschmerz
6. Graue Bauten
7. The Escape - Part II
8. To Follow The Sun
9. Heretoir

ドイツはアウグスブルク出身のEklatanz氏とNathanael氏による二人ポストブラック、Heretoirの約3年ぶりの二作目でセルフタイトル作なんだけど、そのスタイルとしては、俺たちのネージュ氏を擁するLantlôsAmesoeurs直系の幻想的かつ美メロマンティックなBlackgazeを基本の世界にして、同レーベルのWoods of Desolation譲りの自殺願望丸出しの陰鬱な感情を吐き散らすデプレッシヴかつプリミティヴなポストブラをやってる。

 keyの物哀しい音色を擁し
幻想的な世界へと誘うイントロの#1、 悲痛な絶叫と共に粗暴に疾走してから後半メランコリックなデプレメロを擁しながら展開する#2、そして超絶スウィーティな美メロインストの#3”Retreat To Hibernate”は中盤からの儚さに打ちひしがれる展開に泣ける名曲。で、ブラストやトレモロリフを擁してメロブラばりに気持ちを高揚させる#5、絶望感に打ちひしがれる絶叫が反響するデプレ・ブラックの#6、女性ボーカルを擁したAmesoeursライクな甘~いポストブラの#7”To Follow The Sun ”、再び幻夢世界へと誘うラストのタイトルトラック#9”Heretoir”・・・といった感じで、この手のSuicidal系ポストブラックが好きなら聴く価値アリ。

C
 
Heretoir
Heretoir
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Heretoir
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