Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

Hardcore

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

Killer Be Killed 『Killer Be Killed』

Artist Killer Be Killed
Killer Be Killed

Album 『Killer Be Killed』
Killer Be Killed

Tracklist
01. Wings Of Feather And Wax
02. Face Down
03. Melting Of My Marrow
04. Snakes Of Jehova
05. Curb Crusher
06. Save The Robots
07. Fire To Your Flag
08. I.E.D.
09. Dust Into Darkness
10. Twelve Labors
11. Forbidden Fire

【DEP×丼×Soulfly×The Mars Volta】・・・先日、Opethミカエル・オーカーフェルトIn Flamesビョーン・イエロッテMastodonビル・ケリハーによる新プロジェクトが発表された。Opethのミカエルはコラボの常連だが、そのミカエルとビョーンのスウェディッシュ勢とUS勢のビルとの組み合わせはちょっと想像つかなかった。しかし、ビルと同じマストドンのベーシストトロイ・サンダースは、一足先にThe Dillinger Escape PlanSoulfly/ex-Sepulturaの主要メンバーらとコラボしてたりする。そのスーパーバンドこそ、このKiller Be Killedだ。

【kojiki-Metal】・・・これまたムッサ苦しいくらい濃ゆいメンツで、この獣臭い髭もじゃ野郎たちで繰り広げるメタルはさぞかしムッサい”kojiki-Metal”なんだろうと想像したとおり→とりあえず、一曲目の”Wings Of Feather And Wax”を聴けば分かるように、アメリカン・モダンヘヴィネス/グルーヴ・メタルとブラジリアン・スラッシュがエクストリーム合体した、なんかもう”計算され尽くしたメタルコア”といった感じの曲で、リードボーカルはトロイでサビメロはDEPのグレッグが担当し、転調してからはマックス・カヴァレラの独壇場だ。普段はバカテクのカオティックなハードコアを本職としている連中には、もはや「メタルコアなんてチョロいっす」みたいなノリというか余裕すらある。実際スゲー良い曲なんだけど、本家でやってる音楽性から見ると「へーすごい(棒)」みたいな感想しか出てこないのは、本家のDEPやマストドンの”凄み”を表しているのか、それともDjentに立ち位置を奪われたメタルコアというジャンルに倦怠感を感じているからなのか?まぁ、それはさて置き、それ以降は「メロディなんかクソ食らえ」と言わんばかりの、ブルータリティ溢れる重心の低い極悪なヘヴィネス一辺倒で全てを捻り潰していく。そして、マストドン譲りのプログレッシヴな展開力を発揮しながら、ザックザクに刻み込むリフに乗せてトロイ&グレッグ&カヴァレラの野性的かつ獰猛な咆哮のかけ合いが、半ば強制的にヘドバンを誘発する。その中でも、グレッグ中心のDeftonesライクなオルタナティブ・ヘヴィの#3”Melting Of My Marrow”や#6”Save The Robots”、スラッシーな#4”Snakes Of Jehovah”、ミドルテンポ主体で凶悪なヘヴィネスを轟かせる#5、カオティック・ハードコアの#7”Fire To Your Flag”、もはや当たり前のようにGojiraライクなハードコアパンク/デスロールの#8”I.E.D.”、オルタナ期のメタリカっぽい#11”Forbidden Fire”など、各メンバーそれぞれの持ち味を活かした男気あふれる硬派なエクストリーム・ハードコアをよりどりみどり取り揃えている。例えるなら→グルーヴ・メタル化したConvergeみたいな雰囲気すらある。

最大手Nuclear Blastからのリリースということで、言わずもがな、その内容は折り紙つきだ。メタルコアというより、メロディを極力排除したガチなハードコアファン向けって感じだけど、どちらかと言えば各メンバーが属するバンドのコアなファン向けの企画モノなのかもしれない。



Killer Be Killed
Killer Be Killed
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Killer Be Killed
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Misery Signals 『Absent Light』 レビュー

Artist Misery Signals
Misery Signals

Album Absent Light
Absent Light

01. A Glimmer of Hope
02. Luminary
03. Reborn (An Execution)
04. Carrier
05. Shadows And Depth
06. Lost Relics
07. Two Solitudes
08. Departure
09. The Shallows
10. Ursa Minor
11. Everything Will Rust

USはミルウォーキー出身の五人組、Misery Signalsの前作Controllerから約五年ぶりとなる待望の新作で、ミキシングにはTDEPの作品で知られるSteve Evetts、マスタリングには重鎮アラン・ドーチェスを迎え、ギタリストのRyan Morganと新メンのGreg Thomaによるセルフプロデュース作となる通算四作目『Absent Light』なんだけど、わかりやすい前置きとして→前作をリリースした後に所属するFerret Musicを離れてから「やっべw 新譜作る金がねぇ・・・」と気づき→「くっそ!こうなったら乞食の出番や!」と自身のHPでカンパを募った結果→「ファッ!?10万ドルも集まったンゴ・・・やったぜ。」というお話。で、プロデューサーにデヴィン・タウンゼンド総裁を迎えた2008年作の3rdControllerはメタルコア界屈指の名盤だったが、待ちに待った新作でセルフリリース(Basick)となる本作の作風としては、メシュガニキやゴジラにも通じるゴッリゴリなブルータリティや独特のマシナリー感を帯びた、マスいリズムをタイトに刻んでいく無機質なテクニカル・メタルコアをベースに、ポストロックにも通じるアート/オルタナ成分や叙情派ナントカスクールHC直系のメロディセンス、そして今のDjent界隈にも多大な影響を与えたであろうカオティックなポリリズムやキング・クリムゾンでも予測不可能な未知なる展開その構成力の高さにはやはり驚かされるし、とにかく音の根幹にある漢クサい硬派なハーコー精神は相変わらずかっこ良くて、間違いなくここ数年の中では一番刺激的なメタルコアだと言い切れちゃうほど、そこらのメタルコアとは比べものにならないぐらいの”格”の違いを見せつけるような、それこそ五年も待ち望んだ甲斐が本当にあった力作となっている。

 とりあえずオープニングを飾る#1”A Glimmer of Hope”からして、(あぁ...遂にコイツらもスクリーモ化してしまったか・・・)と勘違いするぐらい超絶エモーティヴッ!!なイントロの美メロや立体的な空間を形成する荘厳なオーケストラ、そしてフロントマンKarl Schubachの獣性むき出しの獰猛な咆哮が織りなす、まるで「ABRよ、これが10万ドルのストリングスだ」と言わんばかりの、激しくも美しい壮麗なサウンドスケープを目の当たりにした僕たちは自然と胸がepicッ!!に高まる。その流れからMSらしい複雑怪奇(カオティック)な展開を見せる#2”Luminary”や#3”Reborn (An Execution)”での優美なストリングスを擁したドラマティックかつダイナミックな展開は圧巻の一言だし、本作のハイライトとなる#5”Shadows And Depth”ではスラッジーな激重ヘヴィネス、#7”Two Solitudes”ではエレクトロニクスな【ATMSフィールド】、#9”The Shallows”ではToolスキーなexperimentalismを発揮したりと、これまでにはなかったようなインスト面での新しい試みが多く、要するにその”新要素”と今までの”MSらしさ”が絶妙なバランスで共存した結果の傑作というわけ。だから、近頃のメタルコアというジャンルに対して嘆かれる”マンネリ”という言葉は、この今のMisery Signalsには一切通用しない。けど、今回は起伏のある大胆な展開やシンフォニックなアプローチを強めて音にスケール感を持たせた分、少なくとも前作みたいなDjent直系の変拍子を多用した”リフリフアンドリフ”でゴリ押していく感じのインテリ作品ではないし、あのScale the Summitにも通じる癒し系メロディも最小限に抑えられてる感じだから、その辺は好みが別れそうな予感する。なんつーか、過去最高に”プログレ”に対する意識が高くなってる感スゴい。あと#4,#6,#11にはそれぞれゲストVoが参加。

 確かに、傑作『Controller』特有の”いともたやすく行われるえげつない冷徹さ”を纏った、緊迫感のある鋭くモダンな空間は薄くなっているし、ほぼ曲間なく一気に畳みかける勢いは前作ほどではないけれど、今作は曲単体の濃密度が高く、音の広がりや幅もあって、これ以上ないってほど”メタルコアの中の漢のメタルコア”を存分に堪能させてくれる。さすがに、より俄然Djent大好きな作風かつ知的なインテリ系メタルコア気取ってた前作を超える衝撃というのはないけど、過去最高に自身のexperimental性を高めた今作もその前作を凌ぐレベルの完成度で、またしてもメタルコア界を代表する一作がココに誕生したと言っていい。なんかもう【メタルコア界のTool】とでも呼んじゃいたいぐらいだ。これは文句なしにオススメだけど...このジャケだけは謎、ホント謎。
 
Absent Light
Absent Light
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Misery Signals
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Heaven Shall Burn 『Veto』 レビュー

Artist Heaven Shall Burn
Heaven Shall Burn

Album 『Veto』
Veto

Track List
01. Godiva
04. Fallen
06. You Will Be Godless
07. Valhalla [Blind Guardian cover]
08. Antagonized
09. Like Gods Among Mortals
10. 53 Nations
11. Beyond Redemption

CalibanMaroonと並んで三大ジャーマンポテトメタルコアの一角を担う、Heaven Shall Burnの約三年ぶり通算七作目となる『Veto』が、今となってはホントーに貴重な硬派で漢クサいガチムチ系メタルコアやってて、その内容も相変わらず壮絶的な件。で、イギリス人画家ジョン・コリアが1898年頃に描いた『ゴダイヴァ夫人』をアートワークに掲げた本作品は、5thの『Iconoclast』からライブ作品『Blindersturm』に続く三部作の最終章である2010年リリースの前作Invictusからは約三年ぶりの新作で、とりあえず一曲目のゴダイヴァを聴けば分かるとおり、相変わらず鋭利なエッジを効かせたゴッリゴリかつブルータルなGリフとツインギターのハモリが織りなす90s北欧メロデスリスペクトな”無慈悲”でありながら【美しいかぎりの、聖い心もちの女性】と讃えられたゴダイヴァ夫人のキメ細やかな素肌のように滑らかで美しい叙情的なメロディを主体に、そしてフロントマンMarcus BischoffのUSニュースクールHC界隈リスペクトな、ある種【悪魔】のような只ならぬ【狂気】を感じる残虐的なスクリームが、今やベテランと呼ばれる長い活動歴の中で培ったその成熟した形/スタイルと共に過去最高のパフォーマンスを発揮し、そして近年のDIR EN GREYやワンオクの最新作でも知られる重鎮チュー・マッドセンの彼らHSBの作品および作風そして【精神性】に対する親のような理解ッが最高の成果を生んだ結果→まさに彼らの【集大成】と呼べる一作となった。そして、この作品でジャーマンHC界隈で頭ひとつ抜きん出た絶対的な存在へとのし上げることに成功した結果→本国ドイツのチャートで二位を獲得するという快挙を成し遂げた。ゲストVoに本家ブラガのハンズィ・キアシュを迎えた#7”Valhalla”やKilling Jokeの”Beyond Redemption”のカバーも王者としての風格、余裕すら感じられる。冗談じゃなしに、久々にここまでゴッツいメタルコア聴いた気がする。それぐらい、もはや『伊藤英明×坂口憲二』もビックリのアツいキモチ入りまくりな一枚。良作。
 

VETO
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KEN mode 『Entrench』 レビュー

Artist KEN mode
KEN mode

Album Entrench
Entrench

Track List
02. No; I'm In Control
03. Your Heartwarming Story Makes Me Sick
04. The Terror Pulse
05. The Promises Of God
06. Romeo Must Never Know
07. Secret Vasectomy
08. Figure Your Life Out
09. Daeodon
10. Why Don't You Just Quit
11. Monomyth

今や、かの”ぴっちゅふぉーく”に見っかっちゃった状態の、”テンガロンハットニキ”ことフロントマンのジェシー・マシューソン率いるカナダの三人トリオ、KEN modeの約二年ぶり通算五作目『Entrench』なんだけど、俺的2011年度BESTにも堂々ランクインした前作の4thVenerableが、その手のメディアや好き者に高く評価された結果→(新作を控えた)かのKylesaと同レーベル霧の季節からのリリースが本作で目出度く実現したという事で、個人的に大変嬉しく思っている。つうか、今さらKENちゃん推しとか...どんだけ鈍感なんだよピカチューふぉーくw あの名盤の前作を推してない時点でピッチャーフォーク厨のミーハー具合が分かっちゃうんだが(やピ糞)、まぁ、それはステレオガム厨の陰謀という事にして、確かに本作はIsisMastodonを筆頭に幾多のビッグネームを手がけたMatt Baylesがプロデュースを担当ってトコロからしてスデに、マチュピチュフォーク厨がこぞって擦り寄ってきそうな感じ全開なんだが(案の定である)、しかし基本的には前作を素直に踏襲した上で、そこへTrap ThemConverge直系のキレまくりのカオティック/ハーコーパンク的なノリとデロデロデロデロデロレロレロレロレロレロ♪とかいうキモ過ぎるほど複雑怪奇なマス/テクニカルなリフをブッ込んだ感じのエクストリーム・メタルやってる。なんつーか、前作みたくスラッジ/ドゥーム大好きな”ヘヴィ”な部分と”メロディック”な部分が絶妙なバランスで共存した作風じゃあなくて、俄然今風のハードコア的な勢い/バカノリ重視の”至ってシンプル”な作風、といった印象。要するに、俺たちスラッジボーイよりもハーコーキッズにアピールした作品、というわけ。Kylesaの作品で例えると、名盤Static Tensionsが前作のVenerableで、本作『Entrench』がKylesaのSpiral Shadowに当たる作品、みたいな。なんつーか、「あっ、なんかコイツら垢抜けたな」って感覚ね。で、初っ端の#1”Counter Culture Complex”や#3”Your Heartwarming Story Makes Me Sick”そして同じくMatt Bayles繋がりのNarrowsのVoをゲストに迎えた#5”The Promises Of God”を筆頭に、前作の名曲”Batholith”がまさしく”Converge化”したような感じのド直球の爆走ハーコーやってのけ、MelvinsHelms Aleeを連想させる#2や#4、Isis風ポストメタルの#6”Romeo Must Never Know”は新機軸って感じの曲で聴き応えあるし、ポストハードコア然とした#8”Figure Your Life Out”の後半にかけての展開も見事だし、Earthを彷彿とさせる曲調から荘厳なストリングスを使ったラストの#11”Monomyth”もなかなか新鮮。といった感じで、本作を聴いても改めて前作の唯一無二っぷりを再確認するばかりなんだが、少なくとも音質は絶対に前作のが良い。今回のはちょっと軽いというか、妙にモダンさを意識した感がある。”重さ”という概念を”あえて”削ぐかのような音というか。今回はその辺りの変化も面白く聴けた。まぁ個人的には、ジェシーのとマジキチ染みたキレ芸および咆哮が聴けただけで大満足なんだけどね。

 結論として、全体を通してみても、やはり前作を基調にしているため、多少の既聴感は否定できないし、作品のインパクトという点でも、まさしく”初期衝動”が込められた前作に大きく劣る。しかし、この手の界隈の名プロデューサーの腕により一皮も二皮も剥けた、馬鹿でも猿でも分かる爆熱ハードコアは聴いてて素直にキモティィ!!し、完成度という点では前作並み、いや、それ以上か。ちなみに、今回のバンドロゴは前作同様にIsisアーロン・ターナーが手がけたもの。というトコロからも、あらゆる面においてメジャー嗜好の強い作風だという事が理解ッできる。だから今回のブッチャーフォークの擦り寄りも納得ッ~。あと相変わらずジャケ/ブックレットの粘土アートもセンスいい。今年、この手のハーコー好きなら当然のようにマスト。これはオススメ。



Entrench
Entrench
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Vales 『Clarity』 レビュー

Artist Vales
Vales

EP Clarity
Clarity

Track List
1. Standing Alone (Isolation)
2. Caves (Anxiety)
3. Stallions (Adrenaline)
4. Stronghold (Destruction)
5. Surrender (Clarity)

夏のハーコー祭り第七弾はコイツら→紅一点の女ボーカルChlo Edwards率いる、UKはコーンウォール出身の四人組、Veils改めValesのデビューEP『Clarity』が、エモ/スクリーモ/ポストハードコアの要素を上手い具合に吸収したメロディック・ハードコアをやっててクッソカッコイイ件。まるで伝説の女メタルコアことLight This Cityを彷彿とさせる、女VoのChloちゃんによる刹那的かつ激情的な感情を呼び起こすスクリーム=”破壊”と、仄かにリバーブがかった切なすぎるエモーショナルなメロディ=”無慈悲な静寂”が、まるで弱肉強食の厳しい自然界を逞しく生き抜くシカさんの美しくも儚く散りゆく命をリアルに描き出すかのような”刹那の極み”と極上の”カタルシス”を形成し、その胸が張り裂けそうなほど生々しい感情と只ならぬ初期衝動に、俺たちのクソカス魂は忽ち突き動かされる。トータル約15分、これでもかというほど濃密ッに詰め込まれた激情激情アンド激情の嵐に只々圧倒され、俺たちは泣きながら神に許しを請う。正直、ここまでポテンシャルを感じさせるEPはなかなかない。これは俄然フルが楽しみですわ。今年のBESTに入ってもおかしくないレベルだし、これはオススメですわ。
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