Welcome To My ”俺の感性”

音楽のレビューというか感想をてけとーに書き殴るブログです。

Symphonic

℃-ute解散がショック過ぎるので更新停止します

Symphony X 『Underworld』

Artist Symphony X
new_symphonyxband2015new2_638
Mixing/Mastering Jens Bogren
Jens Bogren

Album 『Underworld』
symphonyxunderworldcd

Tracklist
01. Overture
03. Underworld
06. Charon
07. To Hell And Back
08. In My Darkest Hour
09. Run With The Devil
10. Swan Song
11. Legend

ドタキャン ・・・今や日本で”ドタキャン”という言葉を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、Mステドタキャンのt.A.T.u.じゃなくてラウパドタキャンのSymphony Xだが、そんな彼らも2007年作のParadise Lostというアルバムで、かのイェンス・ボグレンの手によって、これまでDream Theaterの影に隠れていたアングラオタクな存在感を表舞台に、それまでのB級メタルバンド的なイメージを覆すように、一流バンドとしてその存在をシーンに示した。個人的に、2011年作の8thアルバム『Iconoclast』はイマイチハマりきれなかったのだけど、その前作から約四年ぶりでイェンスと組んでからは三作目となる9thアルバム『Underworld』は、まさに「イェンスと組んだ一作目は名作になる」という”メタル界の迷信”を真実だと裏付けるような傑作『Paradise Lost』の再来を予感させる力作となっている。

影響 ・・・DTの影に隠れながらも、実力派オタク・パワー・メタルバンドとして高い評価を得ているSymphony Xだが、実はそのスタイルもDTを意識しながら順応し変化していったのも事実で、近年ではDTPeripheryらの若手Djent勢からの影響を受けたセルフタイトル作のDream Theaterをリリースしていたが、その影響を受けてこのSymphony X『Underworld』も、Protest the Heroをはじめとした若手?テクニカル・メタル勢からの影響を随所に垣間見せる作風となっている。その影響が顕著に表れているのが、「アルバムの一曲目がインストじゃないチンポリオはチンポニーじゃない!」という前作の不満を解消する#1”Overture”に継いで始まる#2”Nevermore”で、もはや確信犯的なディグりを感じるメインリフや中盤のインストゥルメンタルを耳にすれば理解できるように、それこそProtest the Heroの3rdアルバム『Scurrilous』”C'est La Vie”を彷彿とさせるトリッキーなリフ、同作の”Hair-Trigger”を思わせるスリリングなインスト・パートからして、若手の影響を直に受けて尚も新たなるチンポニーへと進化し続ける、バンドの中心人物であるマイケル・ロメオの貪欲な姿勢からは、「もうイングヴェイの影武者とは呼ばせない!」・・・そんな魂の鳴き声が聞こえてくるかのようだ。

・・・で、傑作『Paradise Lost』の名曲”Set the World on Fire”の流れを汲んだイントロからガッツポーズ不可避な表題曲の#3”Underworld”、まるで『Paradise Lost』の表題曲に匹敵するバラードナンバーの#4”Without You”、若いもんには負けん!とばかりのグルーヴィなリフやブラストを交えてゴッリゴリに展開する#5”Kiss Of Fire”、ロメオのギターオタクっぷりを垣間見せるキザミリフを多用した#6”Charon”、そして今作のハイライトで約10分におよぶ#7”To Hell And Back”は、往年のHR/HMを彷彿とさせるクラシックな雰囲気と男気あふれるラッセルの熱唱が俄然ドラマティックに曲を演出する。以降はイントロからプログレ全開の#9”Run With The Devil”とイントロからSW”3 Years Older”を彷彿とさせる#11”Legend”まで、確かに傑作『Paradise Lost』ほどのネオクラ要素はないが、その代わりにプログレ要素マシマシの一枚と言える。とにかく、今作のラッセル・アレンは、もはやオールブラックスのセンターフォワードばりにガチムチな”攻め”の姿勢を貫き通し、持ちうるメタルシンガーとしてのポテンシャルをパワー&フルに発揮している。あとイェンスと組んで3作目だけあって、お互いに全てを知り尽くした者同士だからこそのプロダクションの質の高さは、ぐうの音も出ないほど音の説得力に溢れている。少なくとも、ラウパドタキャンの理由として納得できる内容だとは思う。でも、中には「ラウパドタキャンしといてこれかよ」みたいに思う人もいるかもしれないw

Underworld
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Symphony X
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AtomA 『Skylight』 レビュー

Artist AtomA
atoma

Album 『Skylight』
Skylight

Track List
01. Atoma
02. Skylight
03. Hole In The Sky
04. Highway
05. Bermuda Riviera
06. Resonance
07. Solaris
08. Rainmen
09. Saturn & I
10. Cloud Nine

惜しくも解散してしまった北欧スウェーデンの伝説的メロドゥーマーこと、Slumberのメンバーと元Scar Symmetryの超兄貴ことクリスチャン兄貴を擁する五人組、AtomAのデビュー作『Skylight』が、”確かに”中期のANATHEMAをメタル化したような、超絶ファンタジーで超絶ヲタッキーな世界観を壮大なスケールをもって繰り広げる、究極の”あともすふぇりっく・みゅーじっく♡”をやっててなんか凄いんだけど、アンビエントやエレクトロニカ、シンフォニックやポストロックに嗜好がある音を駆使しながら、カーズニキもビックリの超宇宙空間を創造する、前身のSlumberの音楽性とは一線を画し過ぎィな、その突き抜けた絶対的な個性に溢れた音世界は一聴の価値あり。で、このバンドを例えるのに、その”アナシマをメタル化させた”という表現の言い得て妙っぷりったらなくて、とりあえずボーカルのEhsanの歌謡曲バリにクサい歌につい笑ってしまうほどなんだが、正直ここまでプロダクションから何まで全方位”あともすふぇりっく♡”大好きな、言うなれば”プラネタリウム・メタル”は初めてかもしれない。いかにも北欧産らしい叙情性を持ち味としたクッサイクッサイ雰囲気というか、なんというかスカシン~クリスチャン兄貴の周辺界隈はかなりソレを得意とする印象がまたしても強くなった。

 前身のバンドの音楽性からは全く想像できない、指輪物語バリに超絶ファンタジックな超スケールで展開する#1で幕を開け、クリスチャン兄貴のグロウルをフューチャーした超あともすふぇりっく&シンフォニックな#2、メタリックなリフとスペーシーなkeyそしてクッサイ歌で聴かせる#3と#4、美メロエレクトロニカを擁したインストの#5、ポストロック/シューゲ寄りのアプローチが強い#8”Rainmen”からはAtomaというバンドの音楽嗜好を嫌でも理解ッする事ができる名曲。で、本作では一番アナシマっぽい#9、CLBを彷彿とさせる幻想的なアンビエント世界を繰り広げるラストの#10まで、シンフォニック/あともすふぇりっく/ポストロック/アンビエントまでを網羅した、アドレナリン出まくりな極上のヲタ世界を堪能させる。

 そんなわけで、好きな人にはトコトンツボにハマりそうなヲタッキーサウンドだが、この手の音は嫌じゃあない、むしろ好きなハズのおいら、個人的には、よく言われてるほど強く感じるものはなかった、というのが正直な感想。”アナシマをメタル化させた”からといって、じゃあAnathemaファンにオススメできるか、といったらそれはまた違う気がする。つうか、コレ聴いてアナシマっぽいと感じたら、それはもはや”負け”なんだと思う。いくらなんでもそれは安易すぎる、というか。よく聴くとそんなにアナシマっぽい所はないし。要するに、いわゆる”北欧メタル”の枠組みを超えているわけではない。しかし好き者なら絶頂する事ウケアイな一枚。

Skylight
Skylight
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Atoma
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Epica 『Requiem For The Indifferent』 レビュー

Artist Epica
Epica

Album 『Requiem For The Indifferent』
Requiem For The Indifferent

Track List
01. Karma
02. Monopoly On Truth
03. Storm The Sorrow
04. Delirium
05. Internal Warfare
06. Requiem For The Indifferent
07. Anima
08. Guilty Demeanor
09. Deep Water Horizon
10. Stay The Course
11. Deter The Tyrant
12. Avalanche
13. Serenade Of Self-Destruction

メタル界屈指の変顔嬢王ことシモーネ・シモンズ率いるオランダの至宝、Epicaの約二年半ぶりとなる通算五作目『Requiem For The Indifferent』なんだけど、このバンドといえば、3rdの『The Divine Conspiracy』で大きく化けて、当ブログの2009年度BESTにもランクインした前作の4thDesign Your Universeでメタル界の絶対的なバンドとなった感があるんだが、その3rdそして4thと立て続けに傑作をリリースし、さて期待と不安が入り交じる本作はというと・・・ジャケを見た時から嫌な予感はしてたが、その嫌な予感が的中してしまった。聴き始めてまず自分の耳を疑った、あの名作3rdと4thを世に放ったバンドとはまるで思えないほど、単純に第一印象のインパクトが弱く、全体的にクサミやパンチに欠け、リフや楽曲の構成力もフックが乏しい。3rdや4thには間違いなくあった”凄み”や”覇気”もどこかへ消え去っている。バンドのキモであるVoシモーネの美声をフューチャーした楽曲の耳に残らない具合もアレだし、粗削りなゴリゴリ感を持ち味としたバックのサウンドも以前までのキレが全く感じられず、平凡でヌルい。要するに、下手にプログレ・メタルをやろうやろうと変に意識しちゃった結果ダメになった典型をやってのけてる。つうか、ギターの音が死んだような、迫力がなさ過ぎる音質が更に本作のダサさを増長させる。これはもうイカンでしょ。褒める要素すら皆無。どうしちゃったのマーク・ヤンセン・・・。となると、俺たちは彼らのナニをドコを聴けばいいのかも分からなくなってしまい、結局、何がしたかったアルバムなのかも分からない。ここまで色々とアレだと、内容がこんなんだからジャケもあれでええやろ~的なノリだったんだろう。あれだ、Epicaは多分、本作を最初から最後までノンストップで聴き続けることができたドMには、ご褒美としてシモーネの変顔ブロマイドをプレゼントするというファニーな計画でも立ててるんだと思う。うん、きっとそうだ。冗談は置いといて、昨年にウィズインやナイトウィッシュがそれなりの新作を出してきて、さて仕上げはコイツらという場面で、正直かなりの期待感があっただけに、これは今年のワーストアルバム候補になっちゃいそうな予感。当然、オススメなんかできません。

レクイエム・フォー・ジ・インディフェレント
エピカ
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Nightwish 『Imaginaerum』 レビュー

Artist Nightwish
49866917

Album  『Imaginaerum』 
45987252

Track List
01. Taikatalvi
03. Ghost River
04. Slow, Love, Slow
05. I Want My Tears Back
06. Scaretale
07. Arabesque
08. Turn Loose The Mermaids
09. Rest Calm
10. The Crow, The Owl And The Dove
11. Last Ride Of The Day
12. Song Of Myself
    1 - From A Dusty Bookshelf
    2 - All That Great Heart Lying Still
    3 - Piano Black
    4 - Love
13. Imaginaerum

北欧フィンランドが誇るシンフォニック界の皇帝、Nightwishの約4年ぶりの通算七作目『Imaginaerum』なんだけど、本作品はターヤ・トゥルネンからアネット・オルゾンへの歌い手の交代劇によりファンの間で巻き起こった、”ターヤVSアネット”というフィンランド史における『悲劇の100年戦争』の幕開けとなってしまった前作の『Dark Passion Play』に次ぐ最新作で、持ち前の映画のサントラばりに壮大で超スケールなオーケストレーションを中心に構成されたシンフォニック・ロックを相も変わらず展開しているんだが、アネットが加入して2作目という事で、前作以上に伸び伸びと歌い上げるアネットのボーカルパフォーマンスを筆頭に、そのアネットに合いの手を差し伸べるまる子・ヒエタラの男気に溢れたオペラ役者顔負けのパフォーマンス、そしてバンドの核であるトォーマス・ホロパイネンのクラシカルなセンスが楽曲をより歌劇的かつ壮麗に演出された、ミステリアスな曲やスリリングな曲やらジャジーな曲やらケルティックな民族的楽曲やらを擁しながら、物語の場面場面に起伏とメリハリを与える事により一段とド派手なスケールで贈る、今のNightwishにしか成し得ない無二のミュージカル作品を築きあげる事に成功し、そのようにメンバーそれぞれのポテンシャルの高さに只々驚かされ、そして何よりもバンドの一体感というのを一番に実感させる一枚となっている。言わばアネットのお披露目的な作風だった前作と比較してもその違いは一目瞭然で、本作の中で明らかに歌モノと呼べるのは#2の”Storytime”くらいで、他の曲は五人のNightwishメンバー個々の持ち味と本作の舞台裏で活躍する数えきれないほどのクレジット達の一人一人が物語を構築する重要な役割となってこの作品の下地を力強く支えるパズルのピースに変わり、ありとあらゆる裏方の信頼感と共にNightwishメンバー五人の全てが集約された楽曲を中心に構成され、前作みたく女Voのキャッチーなメタルというよりは、作品の圧倒的な大作感を全面に押し出した重厚かつ壮大な音物語を繰り広げている。

 ・・・つうか、おいら、”ターヤVSアネット”なんて正直どうでもいいんだが、そんなことより、アー写のアネットのおぱーいに注目して欲しい。このトゥトィッツッ!!を拝めば世界は平和になり 、『悲劇の100年戦争』も終結する事となるでしょう・・・と思ったら、どうやら事態は更に激化したのである。これは長い『悲劇の100年戦争』の中で最も悲惨な出来事として後世に語り継がれる事となるでしょう・・・。そしてこの争いが無意味だと悟り絶望した人々は、こう叫ぶ・・・

             /  \____ 
             ⌒゙i\ \    \    
              . ゙i \ ゙i(゚)   ゙i     ____\   ー‐┐  一十一 
             。., ' ⌒。゙i )   ゙i      \      ノ´   ノ | 
            o。∴。゚//  ┬-、_      \    ー‐┐   
           (∴U//  }ノ ノ   \      ,>   ノ´   ─┬─ 
            |U゙/     / i |     l、     く.   ー‐┐    | 
ー‐┐ 一十一 /  u' \ヽ‐'´  !|     ト、     \   ,ノ´    ─┴─ 
 ノ´   ノ |  /_____,  }j  ハ、  ヽ ヽ,___/    /  ー‐┐  ─┬─ 
ー‐┐    .     / ___ノ /\_,≧/ u 人.   /     ,ノ´   ─┴─ 
 ノ´  ─┬─  く  {上rン´  ,厶../ / ヽヽ   \    ||   
ー‐┐   |    /    ̄   ノ{こ, /,〃   !|    \   ・・   ─┬─ 
 ノ´  ─┴─  \     ,.イ !l`T´ | /     |:|     /     ..─┴─ 
ー‐┐ ─┬─   \   //    l  |     |_|   ∠.、       
 ノ´  ─┴─     /   ヒ_ー--、_|ー、____,ノj┘    /        ─┬─ 
ー‐┐         /     \ ̄\ー`トー-<    /          .─┴─ 
 ノ´  ─┬─  \      \  ヽ  \  ヽ    ̄ ̄| 
 | |  .─┴─   >       \. ヽ.  ヽ   l      |/l   /|  ∧  /\ 
 ・・         /           ) lヽ   ',  l、      |/   | /   V 
     ─┬─  \       , イ、_,上ハ   }  小          |/ 
    ─┴─    \     (乙≧='''"´ ,∠,__ノ/ 
             /           厶乙iフ/ 
      ─┬─  く               `¨¨¨´ 
      ─┴─    \ 


Imaginaerum
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Nightwish
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Within Temptation 『The Unforgiving』 レビュー

Artist Within Temptation


Album 『The Unforgiving』


Track List

1. Why Not Me
2. Shot In The Dark
3. In The Middle Of The Night
4. Faster
5. Fire And Ice
6. Iron
7. Where Is The Edge
8. Sinéad
9. Lost
10. Murder
11. A Demon's Fate
12. Stairway To The Skies

”欧州の女帝”
こと、オランダの至宝Within Temptationの約4年ぶりとなる待望の新作『The Unforgiving』は、自身初となるコンセプトアルバムという事で、その内容もWT的シンフォニック・メタル然とした壮麗でいて壮大なスケールで描かれる・・・って・・・アレ?な・・・なんじゃこりゃあああああああッ!!!なにこの超絶メガ・ポップ&メガ・メインストリーム系ロックわよおおおおおおおおおおおお!!こりゃあああモハヤッ、『ババア!結婚してくれッ!!あっ、やっぱいいや...メロハー』なんだ。・・・えっ

 あらためて...ここまで思い切った変化を遂げるとは、正直意外...では全くなくて、WTの人気を確たるものにした前作『The Heart Of Everything』の時点で既に、メインストリーム市場を強く意識した歌モノ系ロック/メタルに歩み寄りをみせていたし、となると今回の変化も、ある意味想定内っちゃ想定内だし、むしろこれはこれで、WTが目指す先にある一つの到達点なんだろうね。っていう感じで納得できますね。つーか、コレは今のWithin Temptationにしかできない超ビッグスケールな”アリーナ級ロック”でしょう。あれだ、本作は完全に進化系っつーか最終形態なんじゃね、っていう。
 そして今回のアメコミ風のダサいジャケ、初めて見たときは『そんなジャケで大丈夫か?』って思ったけど、もはや”シンフォニック・メタル”と呼べるのかも疑わしい本作品の作風を考えれば、なんら違和感ないジャケになってるんじゃないかなーと。むしろこれで『大丈夫だ、問題ない』んだ。

 どんだけ”シャロン推し”なんだよ・・・ってほどに、大袈裟に言うとだ、"シャロンの声しか耳に入ってこない"、それほどまでにシャロンのハリのある歌声を直に感じさせる、胸が張り裂けそうなほどの超エモーションが込められた過去最高のボーカル・パフォーマンスを遺憾なく発揮し、今回は”エンダアアアアアアアアアア”の神ことセリーヌ・ディオンが乗り移ったんかと思うほど、声を力一杯張りながらパワフルに歌いまくりで、つまりは、1stから3rdの頃みたくシャロンの9オクターブのソプラノ系ヴォイスを繊細に”ジックリ”と堪能するというより、今回は”ド派手”に聴きながら、シャロンと一緒に歌謡曲ばりに熱唱したくなっちゃうアルバムですね。つーかホンマに”ド”キャッチーで、ライブでの盛り上がりったらパないだろうなぁ・・・っつーのが容易に想像がつくほど。特に#3”In The Middle Of The Night”とか、どんだけサビで盛り上がるんだよっていうね。ここまでくると最早パワー・メタルやで。同じく”熱唱系”の#2,#4 ,#6とかもね。ただ、いかんせんアルバム前半のインパクトが強すぎて、後半の曲の存在が少しばかり霞んでしまうのは、まぁご愛嬌ってことで。王道過ぎるバラードの#5,#7とかは、いやはや流石の一言。

 これまでのWTの持ち味でもあった”シンフォニック”な要素は控えめ、というか、一応シンフォニックではあるんだけども不思議とシンフォニックに感じないというか、それ以上に本作は若干古めかしいデジタルなポップサウンドを積極的に取り入れており(#8は特に)、これまでのシンフォニックな”壮麗さ”はほぼ皆無に近く、とにかく明るくポップな爽快感が凄い。どんだけ爽やかやねん。シンフォニックな音はアリーナ級の”ダイナミズム”を生み出すための道具として使ってる感じかな(あくまでもメインではない)。あっ、言うておくけど”ゴシック”な要素なぞ、もはや皆無ですw

 というわけで、今のWithin Temptationにいわゆる”本格派シンフォニック・・メタル”特有の壮麗でいて荘厳なサウンドを求める人には強くオススメできないけれども(そういう人は既に前作で離れた?)、逆にそれ以外の人には”オススメしない”という理由が見当たらないほど、シンプルに良いアルバムですわコレ。SP限定盤のボートラも聞いて損はないハズ。兎に角、過去のWTはあーだとかこうだとか、そういった邪念を一切消して、心を真っ白に、リラックスした気持ちで聴いてもらいたいです。そうすれば、自然と元気一杯になれると思うよ。

ぁぁ・・・お前が嬢メタル界の”嬢王様”だッ!!(ドジャアア~~~~ン!!)

8.0 / 10



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