みなさん、こんにちは
編集長の阿部です


先日、「立会(たちあい)」の依頼がありました

「立会」と聞くと、
不動産決済の「立会」を
想像する方が多いと思います


しかしながら、
依頼があった「立会」は、
M&A(企業買収)の「立会」でした


幣所では商業登記の依頼が多く、
以前設立登記をお手伝いさせていただいた企業様から
「会社を買うので諸々の手続をお願いしたい。」
とのご依頼でした


現状として、多くの企業が
M&A(企業買収)に
取り組んでいます

「企業買収」と聞くとドラマ等の影響で
敵対する企業を乗っ取ることを
イメージする方もいると思いますが、
実際には2代目がいなかったり、
他のビジネスに挑戦するためだったり、
立ちいかなくなってしまったりといった
様々な理由でM&Aが行われています

今回は、手を広げたい企業と
当該業種を辞めたい企業の
需要と供給が合致して実現しました


M&Aについて法務や登記の観点からみると
主に下記変更が発生することが多いです

①現役員の退任
②新役員の就任
③本店移転
④商号変更
⑤改印手続
⑥株式譲渡


例えば上記①②といった役員変更では
会社を売る企業(現役員)作成の辞任届等の
捺印書類が必要となります


不動産に置き換えていただけると想像しやすいでしょうか

不動産(会社)と引き換えに売買代金を支払う
そこにはもちろん
所有権移転登記(役員変更登記等)も必要になります


不動産決済時に司法書士は
登記書類に漏れや不備がないか確認をします

その商業登記バージョンです


不動産と一緒でM&Aにも仲介会社さんがいます

具体的には仲介会社さんのオフィスで
買主・売主である企業が揃い
書類がスクリーンに映し出され
登記上問題ないかを私が確認して
問題がなければその場で印刷をして
互いに署名や捺印をしていきました


現場での一発勝負なので日々の
商業登記に関する業務での研鑽が
生きる仕事だなと思いました

例えば商業登記規則61条関係

普段のなんとなくな執務姿勢や、
自信がないと、
緊張感がある場面では
なかなか発言や応答が難しい


司法書士試験のあの1発勝負の感覚を
思い出した1日でした


編集長