昨年のリベンジとばかりに望んだのですが。10本爪のアイゼンも装備して望んだのですが。

自宅6:00−駐車場7:20−登山口7:35−猿が馬場8:20−牛の首8:35−大日平9:20−撤退地点11:20−12:40大日平13:10−登山口14:40−称名滝−駐車場−自宅

桂台ゲートは7時にしか開かない(週明けから7月なのだから今日から6時にしてくれてもいいのに)のでゆっくり家を出る。駐車場には5台ほどの車。単独は少なくそれなりの人数が登りだす。登山道の崩壊箇所は新たな崩壊などなく順調に通過できる(整備されている方がいるからこそです。感謝。)。牛の首を過ぎてからが崩壊がすすんだような気がする。昨年秋とは景色が違うような。大日平に出たら上方にガスが掛かっていた。梅雨時なので仕方ないか。
大日平を過ぎ、水場あたりから雪が現れる。昨年よりは少ない。これがむしろ歩きにくい。木の枝に行く手を阻まれたり、沢の水で大きな空洞があったり。近くに、水の流れる音のする雪渓を歩くのは結構怖い。実際に2回雪渓を踏み抜いてしまった。踏み抜くと1mくらい落ちてしまう。今回は10本爪のアイゼンを付けて雪渓を登る。やはり楽だし、安心感が出て余裕ができる。昨年引き返した地点まで順調に登る。が、そこから先がそうは行かなかった。道が分からない。赤布はあるので道は間違っていないはずだが、雪渓を登りきったところから先が分からない。夏道らしい踏み跡や赤布を探すが見つからず。先行者もおらず後続者も来ない。15分くらいうろうろしていたが道は分からず。時折ガスがかかり、上は完全にガスの中。無理に進んでも危険なだけなので引き返すことに。
後から地図を検証したがどうも正規のルートより東側を進んでいた可能性が高い。最後に確認した赤布から上に向かって左側も確認したのだが。
上るときも下るときも何人かの登山者と一緒になったが、みなさん、道が分からないから引き返すとか、思ったより雪が多いので無理といって引き返していった。今日、頂上まで行ったのは何人いたのか。

山というやつはどうも登るほどに難しくなるものらしい。無雪期や残雪の多い時期に難なく登っていた山なのに、中途半端な残雪で2年連続敗退。先々週行った大熊山も2年連続もっと雪の多いコンディションで難なく上れたのに今年は敗退。初めは勢いで登れても、そうは行かないことは多く、そのときに本当の実力が試される。
どうやら、私の実力は無いに等しく、今まで運が良かっただけなのかも。

崩壊箇所。比較的安定していました。下りは慎重に。
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大日平にでたら。立山方面はガスの中。
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いよいよ雪。アイゼンをつける。
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時折、晴れ間ものぞきますが、ガスが出やすい天気。
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雪解け時期だけにハンノキ滝も現れる。
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