行けるところまでと言う事で計画。職場のクラブで。この時期の大日はクラブのサポートが無いと登れません。

称名駐車場7:15−レストハウス前出発7:50−登山口8:00−猿が馬場9:00−牛首9:40−大日平10:30−大日小屋12:50−13:10大日岳−大日小屋13:50−大日平14:40−牛首15:35−猿が馬場16:10−登山口17:05

称名道路のゲートオープンは7時。さらに称名遊歩道は安全確認を行ってからと言うことで、レストハウス前で30ほど待たされてようやく出発。
登山口からすぐに雪の上。ジグザグに登っていくルートを直登できるので時間短縮できる。やがて雪もなくなり正規の登山道を歩くが、崩壊箇所が結構あり歩きにくい。逆に言うと、いつも7月頃までに誰かが整備してくれていると言うことで頭が下がる。猿が馬場から先は再び雪の上。斜度もきつくなりトラバース気味に登るので、アイゼンを装着し、ピッケルを持つ。これは帰り怖いなと思いながら足元だけを見て登る。牛首からしばらく雪はなくなるが、大日平取り付き手前から再び雪。ここからは完全に別世界で、気持ちよい雪山歩き。
大日岳に向けては小屋のある鞍部を目指してひたすら直登。徐々に傾斜はきつくなり、怖さも徐々に出てくる。小屋が見えてから息が切れてなかなか登れない。上りきった先には剣岳の絶景。時間的には厳しい時間に近づいてきているが、ここまできたのだから頂上を目指す。
絶景を満喫し、簡単に栄養補給をして下山。スリップに注意しながら下るも、雪上を真っ直ぐ下るだけなのでさすがに早くなんと40分で大日平へ。大日平が終ってから先が本日の核心部。牛首への下りは登ったときと違い高度感があるし傾斜もあり結構怖い。谷に吸い込まれそうで。実際に一回スリップして木に引っ掛かって止まった。牛首から下は登りのときから嫌な感じだったがやっぱり怖い。トラバース気味にジグザグに慎重に下りる。猿が馬場から先も、崩壊した登山道に足を取られ歩きにくいしスリップするし、上から落石はあるし。登山口に向けての最後の雪渓では油断してスリップ。同行したメンバーも皆疲れがきているようで足取りがおぼつかない。
17時過ぎに下山。なんとか称名道路のゲート閉鎖時間(18時)には間に合った。

この時期の大日はまだまだ雪が多く、しかも急斜面が多いので、スリップしたら止まらない危険が付きまとう。クラブでまとまって行くから勢いや安心感で行ける山。

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警備員がゲートをあけるまで足止め
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登山道は崩壊ぎみ
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猿が馬場から先。急斜面に雪が張り付く
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いやらしい箇所を登りきって弘法と同じ高さに。
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大日岳を目指しひたすら登る
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大日小屋は除雪作業中
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大日岳へ。雪庇や雪割れがいやらしい。
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剣岳の絶景
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立山
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牛首への下り。見上げるとたいしたことないが、下ると結構怖い。
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猿が馬場からの下り。雪の急斜面を下る。落石にも注意。