職場のクラブで。こういうところは、団体で勢いつけて行かないと、なかなか行く気になれません。

9月19日
有峰林道料金所6:10−折立7:30−8:50三角点−10:15五光岩ベンチ−11:00太郎平小屋11:15−13:10薬師沢−16:10高天原峠−17:10高天原山荘

9月20日
高天原山荘5:30−7:00温泉沢登り取り付き−8:50温泉沢の頭−11:10赤牛岳11:35−5/8標識12:50−15:50奥黒部ヒュッテ

9月21日
奥黒部ヒュッテ−8:40平の渡し10:20−14:20黒四ダム−15:30室堂16:30−17:45立山駅−18:55折立−20:30自宅

1日目
4時20分自宅発。天気は雨。回復との予報だがいまひとつ不安。予報では明日以降晴れるので一人だったら延期している。5時半前に立山駅。既に車はたくさん駐車しており、真川沿いの駐車場に誘導される。ここに車をデポし、仲間にピックアップしてもらい折立へ。有峰林道は開通待ちの車が白樺ハイツ手前まで伸びている。この連休に山へ入る人はやはり多そうだ。料金所通過後も工事信号待ちなどで時間がかかり折立到着は7時を過ぎてしまう。折立も駐車場は満車でヘリポート近くの空き地に止める。
天気は雨。カッパを着て出発。予定の30分遅れ。道はぬかるみや水溜りが多く、昨晩から結構降っている様子。登山者は大勢登りだすものの順調に進む。ほぼ予定通り太郎小屋へ。このあたりで雨はやみガスも切れだす。
薬師沢への下る時には快晴となり気分が良い。紅葉も進んでおり、オオシラビソの間に黄色く色づいた木々が混じり実にきれいだ。この道、何度も歩いているが、きれいと感じたのは今回が初めて。渡渉点は問題なく通過でき、薬師沢へ。ここまでは順調に歩け、天気も良く実に良い山行だ。
大東新道に入ると難儀してくる。川原歩きは慣れていないと歩きにくいし、道も所々わかりにくい(どこでも良いから下流に向えば良いだけなのだが)。今回は水量が多く巻き道を使う箇所も出てくる。1時間ほど歩きA沢と出会い、そこから15分ほどでB沢出会い。ここで川原と分かれて山道を登る。あまり歩かれていないのか、道幅は狭く荒れ気味。C沢までが遠く、D,Eとそれほど距離を置かずに現れる。E沢から高天原峠は水平移動基調だが距離がありちょっとうんざりしてくる。峠からは下るだけだが、さすがに1日の疲れも出てきて足が重い。沢を2度渡り湿原が開けてきたらもうすぐ小屋に。17時を過ぎてしまった。
夕食は18:15からと言うことなのでそれまでに温泉へ。15分ほど歩いて温泉。川原に浴槽があるだけだが、やっぱり気持ちいい。ただ、この日の湯温はやや低く、上がると寒く震えながら着替えて急いで小屋へ戻る。小屋はランプ。ちょっと暗くて静かなのが良い。料理は小屋番が高橋さんと言うことで期待したとおりおいしい。小屋も改装されきれいで機能的。混み具合は、1日でここまで来る人はあまりいないのか空いていて、一人1畳確保できた。

IMG_8324
ようやく晴れてきた
IMG_8333
これから向う高天原方面
IMG_8337
薬師沢は秋の日差し
IMG_8339
川原歩きは難儀する
IMG_8349
日は傾き、ようやく高天原

2日目
4時過ぎに起きて小屋前のテラスで朝食を摂り出発。まずは温泉沢を沢沿いに登る。マーキングは細かくしてあり迷うことは無いが、水量が多く渡渉に難儀する箇所も。比較的踏まれており不安定な箇所もない。沢を右に折れてしばらくして登りの取り付きに。ここからは急登になるが道はしっかりしており大東新道よりも歩きやすい。森林限界を超えると薬師岳をはじめ山々が見えてきて気分がよい。上を見ると目指す尾根がそびえるが、案外簡単に登りきることが出来る。
温泉沢の頭からはまさに絶景。天気は快晴で風も無く、この景色の中を赤牛岳に向け歩いていく。危険箇所もなく、タップダウンはあるがきつくも無く快適な尾根歩き。紅葉も今年は早いのか結構進んでいる。この読売新道、長く水場も無いため敬遠されがちなルートであるが、結構人は多い。我々と同じ下りだけではなくて登ってくる人もそれなりに。しかもテント装備だったりするから感心する。中には七倉からの日帰りトレランという兵も。
赤牛岳からも快適な尾根歩きは続く。全く無名の場所だが非常に良い場所だ。ガレ場や崩壊地、ザレたトラバースなど歩きにくいところもあるが危険と感じるところは無い。5/8の標識を過ぎたあたりから樹林帯の中を歩く。始めはハイマツと広葉樹に囲まれた気分の良い林だが、徐々に濡れた岩や木の根に悩まされることに。道もあまり整備されておらず歩きにくい。何度も脛をぶつけて痛い思いをした。ようやく2/8まで来たら後は1時間程度で発電機の音が聞こえてきて、奥黒部ヒュッテ。
ここもこの日は人が少なく一人に1畳以上のスペース。風呂もあり、山で2日続けて風呂に入れる快適な山となった。

IMG_8358
荒れた沢だがマーキングもあるし意外と足場はしっかりとしている
IMG_8368
温泉沢登り。ザレた急登。
IMG_8374
稜線を見上げる。遠いが効率よく高度を稼げる。
IMG_8379
稜線に出ると槍がお出迎え
IMG_8382
これから向う赤牛岳
IMG_8383
振り返って黒部五郎
IMG_8384
下には高天原山荘
IMG_8417
赤牛岳から見る薬師岳
IMG_8425
赤牛を過ぎても続く絶景。立山方面。
IMG_8436
徐々に林の中へ
IMG_8439
紅葉は進んでいる
IMG_8444
最後は鬱蒼とした樹林帯の中を歩く

3日目
平の渡しが10:20なのでゆっくりと起きて朝食。しかし6時半になるとすることも無いので出発。細かくアップダウンがあり、梯子が多いためなかなか厳しいルートとガイドブックには書かれているルート。なるほどその通りだが、そのように覚悟していたためか案外あっさりと平の渡し場に。渡し場は湖畔に下る梯子があるだけで何も無い。1時間半ほどその場で待つ。続々と人がやってくる。ルートは一本なので昨日から何度も顔を合わせている人たち。30人近くいただろうか。全員一度に乗せて船は出発。舟では釣りをする人もいて片道で3匹釣り上げていた。対岸にわたり同じような道を歩く。岩や梯子など雨が振ったら嫌な道。景色が変わらずうんざりしてくるが、2時間ほど歩くとロッジくろよんが見えてきてホッとする。一度御山谷方面に進み谷を渡り進んでいく。14時半前に黒四ダムに。せっかく来たので少しダム観光をして帰途へ。ケーブルカー、ロープウェー、トロリーバスは順調に乗り継いで進むことが出来る。この日はガスが掛かりがちで、ロープウェイからの景色はいまひとつ。室堂は大混雑。バス待ちの列の最後尾はなんと玉殿の湧水前。一体何時になったら帰れるのか。美女平のケーブル待ちはどうなるのだろうかと不安がよぎる。バスはグループ会社の応援バスも導入しフル回転。その甲斐あり、意外と列は進み1時間ほどでバスに乗れた。しかも幸いなことに立山駅直行便だった。ケーブル待ちから開放されてラッキーだった。
立山駅に到着後、折立へ車を取りに行く。18時を過ぎ真っ暗になっているが、意外とたくさんの車が入っていく。折立で1泊して明日早朝山へ登る人たちだろう。折立はトンネル手前から駐車の車が現れだし、トンネル内も路駐の車があり入山者の多さを物語っていた。ドライバーを降ろして帰路に。帰りもどんどん車が上がってくる。下る車も多い。こんな暗くなるころに下山と言う人も多いのか。

3日間天気にも概ね恵まれ、山小屋の混雑も無く快適な山だった。何よりも読売新道の稜線歩きは絶景で爽快。マイナールートであり行くことは無いだろうと思っていたルートに行けただけでなく、非常に良い場所であることを発見することが出来た。

IMG_8452
時折見える黒部川
IMG_8455
このような梯子が連続。見た目ほど怖くありませんが。
IMG_8456
だんだんダム湖らしくなってきた。向こうは一の越
IMG_8461
ようやくやってきた渡し舟
IMG_8465
やっと見えてきた黒四ダム
IMG_8473
ダムの上にて
IMG_8474
観光放水中
IMG_8476
大観峰を見上げる。ボチボチ紅葉
IMG_8484
室堂ターミナル屋上。バス待ちの列はまだ続く。
IMG_8486
立山はすっきりと見えていた
IMG_8489
天狗平は紅葉