職場のクラブで。久しぶりのテント泊。

7月14日
立山IC4:00−6:20扇沢6:35−登山口6:50−10:15種池10:30−爺ケ岳南峰11:10−12:15冷池
7月15日
冷池3:50−布引山4:40−鹿島槍ヶ岳南峰5:20−鹿島槍ヶ岳北峰6:10−鹿島槍ヶ岳南峰6:55−布引山7:30−8:10冷池9:20−爺ケ岳中峰10:20−11:10種池11:25−登山口13:45−14:00駐車地点

前回の蓮華岳と同じ行程で扇沢に向かうが遅い車に阻まれ少し遅くなる。かなり手前から路上駐車の車があり嫌な予感。扇沢周辺は予想を超えて車が多く駐車場確保に苦労。有料駐車場にも行列。しかたなく戻り路肩の空きスペースに止める。その間にも登山者が続々と歩いていく。晴天予報の3連休初日だけのことはある。
登山道も多くの人。詰ったりはしないが常に前後に人はいる。道はきれいに整備され歩きやすい。傾斜もきついところは少ない。所々看板が掛けられ(ケルンとか駅見岬とか水平道とか)飽きることないよう工夫されている。ずいぶん手前から種池の小屋が見え、もう少しと期待してしまうがしっかり3時間半は歩かなければいけない。
種池小屋からは快適な稜線歩き。高山植物は豊かだし、景色もよいし道もきつくない。爺ケ岳が結構なボリュームでそびえるが、難なく通過できる。冷池山荘も近くに見えている。
登山道の混雑からも予想される通り小屋やテント場は大盛況。種池ですでに冷池のテント場はいっぱいとか、もうすぐ小屋泊まりの登山者の制限が始まるとかのうわさも耳にする。冷池のテント場は空きは数か所を残すのみ。だが、我々の後に40張以上のテントが張られた模様。晴天は良いのだが遮るものが無く暑いし、することもないので明日のルートを少し散歩。気分的に緊張が切れているせいか、ビールを飲んだせいか結構きつい。明日予定時間通りに歩けるのか不安になる。
夜は風は出たが気温はあまり下がらず寒さは感じず。雲一つない満点の星空だが、月は無く寂しい。

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ギリギリ空いていたスペースに駐車。車はこの下300mくらい先までずっと続く。
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種池山荘。早くから見えるがしっかりと時間はかかる。
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山荘周辺は高山植物地帯
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先々週登った針ノ木雪渓
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これから向かう爺ケ岳。結構な存在感。
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今回の目的地、鹿島槍
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左手には立山、剱が常に見えている。
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テント前からの絶景
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テント場は13時でこの状態
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夕方。景色がちょっと幻想的に。
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遠き山に陽は落ちて

テント場の朝はややはり早い。明るくなってからと思っていたがこちらも引きずられて行動開始。日の出前でまだ暗いが、歩いている人が多く足元さえわかれば問題ない。寝たからか昨日と違い順調に歩いて行ける。きつそうと感じた布引山への登りはあっけなくクリアし、鹿島槍南峰への登りは地図では250mほど登らねばいけないがこれもあっけなく終わる。感覚的には立山の三の越から頂上のような感じの登り。
南峰から北峰へは初めの下りに注意が必要。50mほどだが急な岩場で足元の狭いところも。ここを過ぎればあとは何でもない稜線歩きになるのだが。北峰から先も岩場が続くようだ。直下にはキレット小屋も見える。
同じ道を引き返すが、南峰への登りは下りと違い難なく通過できる。布引山への下りは案外長い。登りの時は長いと感じなかったのだが。冷池にもどり朝食とテントの撤収。暖かかったので夜露に濡れることも無く簡単に撤収できた。
今日も大勢の人が歩いている。そして天気も良く景色も良い。このルート、立山から剱にかけての眺望が絶景と言える迫力。遠くには富士山、近くは針ノ木岳。見飽きることのない景色のルート。花もたくさん咲いている。なるほど人気のわけだ。
種池からは下るだけだが、この日は暑くて(大町で36℃、山の上でも20℃以上あると思われる。)樹林帯の中を歩くのはきつい。これまでの疲れも出てくるし。登山口におりて車まで向かうが暑く厳しい。車の通りも多く現実に戻ってきたような感じ。人は多かったが、めったに経験できないほど好条件の山だったからなおさら。

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夜明け前
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雲海から日が昇る
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立山も朝日に照らされ
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これまでの道を振り返る
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これから向かう北峰。はじめの下りがやや嫌らしい。
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白馬方面。険しそうな道が続く。
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南峰への登り返し
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ずっと見えているが見飽きないいい景色だ
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これから戻る種池
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大町の町が見える。遠くには富士山も。