プログラミングなしでiPhone/Androidスマートフォンアプリが作成できるサービスの業界トップの「yappli(ヤプリ)」を使ってみました。

▼「yappli(ヤプリ)」

アプリエンジンサービスの「yappli(ヤプリ)」を簡潔にまとめると、
blogやtwitterの背景デザインやプロフィールを設定をする感覚で誰にでも簡単にアプリを作れるサービスです。
アプリエンジンサービスはその他にも、「DeployGate」「Mobile Roadie」を代表に、ひとつひとつの使用検証はしていませんが、その他、20程度の類似サービスがあります。

使用した感想としては、とても使いやすく、簡単にアプリ作成が出来ました。
blogやtwitterの背景デザインやプロフィールを設定をする感覚で流れに沿って選んでいくだけで、30分程度でそれっぽいアプリになりました。アプリの登録申請はしていませんが、実機でテスト確認し、それだけでなんだか満足してしまいました。

デザイン設定|テスト|Yappli 誰でも作れるiPhoneアプリ


つい先日、以下のニュースが出て、コピーである「誰でも作れるスマホのアプリ」に向けてまい進しているようです。

--【引用】--
株式会社TAMが「Yappli」のファストメディア株式会社と協業開始。
高機能スマホアプリ作成サービス「Yappli」を使うことで、オリジナルアプリの提供がよりスムーズに。

パートナー型デジタルプロダクションの株式会社TAM(本社:大阪市北区)は、2013年12月10日、スマホアプリ作成サービス「Yappli」を運営するファストメディア株式会社(本社:東京都港区)と業務提携し、協業を開始しました。今回の協業により、従来は数か月かかっていたアプリ開発が数日から可能になり、リリースまでの期間を戦略の検討やコンテンツの企画に充てられるようになります。
--【引用】--


しかし、このニュースを見て「yappli(ヤプリ)」を使用して疑問に思ったことがあります。

これ、だれが使うんだろう。。。?

【チェックポイント(1)】
あなたがこれからアプリにしようとしているコンテンツデータは本当にアプリを使わないと配信できないの?

直感で考えた答えとしては、このアプリエンジンサービスはこのままじゃ普及しない。
理由としては、ランニングコストが高いと思ったからです。

このサービスは、「誰でも作れるスマホのアプリ」と謳っているので、メインターゲットは、大企業ではなく中小企業や、個人(既に何かを発信している人)と推測される。
このメインターゲットが、店舗検索、商品カタログ、電子書籍、音楽・動画配信、ニュース配信などを、アプリを使ってプッシュ通知やSNS連携に利用を魅力を感じ、使用するのだろうが、現時点で、スタータープランは「9,800円/月(税抜き)から」となっています。

上記の目的を概ね達成でき、かつ安いサービスがあります。

「LINE@」です。

▼LINE@ 
「yappli(ヤプリ)」では出来るけど、「LINE@」で出来ないのは以下の3つのみです。

・アプリのダウンロード訴求とApp Store、Google Playへの直接リンクの配信
・会員登録やECサイトへの商品の購入リンクの配信
・契約者以外の第三者の宣伝をする内容の配信

ネックになりそうなのは、「会員登録やECサイトへの商品の購入リンクの配信」が不可能な点ですが、既に、スマホ最適化ページをもっているユーザーであれば、直接、会員登録・商品の購入リンクをしなくても、導線を上手く設計すれば、目的を達成することが容易に想像できます。

その他、ジオプッシュ機能(指定したロケーションの近くに来たアプリ利用者のみに、メッセージをプッシュ通知することができる)が「yappli(ヤプリ)」にはありますが、実店舗を持つユーザーがどれだけお客さんの誘導として、魅力を感じるかどうかの判断になると思います。
「LINE@」は現時点で「yappli(ヤプリ)」の半額程度の「5,250円/月(税込)最大3ヶ月無料」となっています。


【チェックポイント(2)】
あなたは、お気に入りのお店やWEBサイトのアプリをダウンロードした事がありますか?

スマートフォンを使用して数年たちますが、お店やWEBサイトのアプリをダウンロードした事がありません。
理由としては、そもそもアプリを出していない所が多いですが、仮にアプリを出したとし妄想した場合でも、ブックマーク(お気に入り)登録や検索で、都度情報を取りに行くのが想像できるからです。

そういえば、具体的な実例が1つありました。

「乗換案内、時刻表 - Yahoo!路線情報」です。
このサービスはアプリサービスもありますが、スマートフォン最適化ページで十分目的達成が出来るため、わざわざアプリをダウンロードし、スマートフォンの容量を圧迫したくないと考えるからです。

また、「App Store」や「Google Play」のランキングでもいつも上位にいるのは、ゲームかサービスか実用モノ(画像加工)のアプリとなっています。
▼「App Store」ランキング

「yappli(ヤプリ)」の、スタータープラン「9,800円/月(税抜き)から」では、上記で挙げた複雑なアプリは現時点では作れません。

【チェックポイント(3)】
あなたがこれからアプリにしようとしているコンテンツデータはデータベース系ですか?

唯一、「yappli(ヤプリ)」でうまくいきそうなものとして、沢山のテキスト、写真、動画コンテンツを体系的にまとめているデータベース系のコンテンツではないかと考えています。

例えば、100円で配信し月に100ダウンロード以上をコンスタントに実現できれば、ランニングコストを吸収し黒字化可能です。
※iPhoneアプリをリリースするためにはiOSデベロッパプログラムへの登録(8,400円/年)が必要で、AndroidアプリはGoogle Playデベロッパコンソールへの登録(25ドル/回)が必要となります。

この類のアプリは比較的ダウンロードされているのではないでしょうか。
つい最近「絶対にググってはいけない検索ワード 」シリーズのアプリをダウンロードした記憶があります。


以上、チェックポイントをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
いやいや、こんなコンテンツでもうまくいくだろう!や、データベース系でもダメだろう!という意見がありましたら、是非教えて下さい!

「yappli(ヤプリ)」の「誰でも作れるスマホのアプリ」の考えに共感しましたし、水を差す気はありません。
実際に使用感も良い事はわかりました。ただ現時点の価格設定とサービス内容では、なかなか普及しないと思うわけです。

そこで、どうすれば普及するか考えてみました。

【近未来予想_20140105】
(1)価格設定を下げる。(無料~高くても980円/月程度まで)
(2)デザインテンプレートだけでなく、細かい拡張機能を増やす。(APIなどを使ってもうちょっと複雑なことを選択できるようにする)
(3)ユーザーが作ったアプリの宣伝をするポータルサイトやニューズリリースなどで、ローンチ時に超絶バックアップをする。(抽選当選枠を設ける)

上記で挙げたいずれかの内容が、近未来に実現すれば、魅力が一気に増し、普及に向かうでしょう。
ビジネスモデル、技術の制約などで簡単にいかないのは想像できますが、是非チャレンジして頂きたいと思います。

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