2007年09月18日

ロングテール効果

ネット通販市場は、1998年にわずか645億円に過ぎなかったものが、2001年には、1兆4840億円と、3年で3倍近くに膨れ上がった。

2004年には5兆6430億円と、その後の3年で、4倍と急成長を遂げている。

ある有名カタログショッピング会社(社外秘)のネット通販部門は、立ち上げからわずか数年で、年間340億円を超えた。

凄まじい伸びを示している。

その一方、伊藤ハムのネット通販は、立ち上げからわずか数年で、昨年、閉鎖された。

北京ダッグなどスーパーでは売れないニッチ商品約3000点が、全国相手のネットでは、そこそこ売れたが、やはり大量生産大量販売の大手ハムメーカーが扱うものではなかった。

この点でも、ネット通販は小さな市場を標的に絞る零細、中小に有効な媒体ツールともいえよう。

2・8の法則がある。

つまり現実の店舗では、売れ行き上位2割の商品で、売り上げ8割を占めるとされる法則だが、ネット店舗では、この法則は当てはまらない。

ネット店舗では、尻尾のように伸びた、あまり売れない商品が欠かせない収入源となっている。

いわゆる「死に筋が売れ筋」と言うもので、これがロングテール効果と呼ばれるもの。

たとえば、調理道具は軽く10万点以上の商品がある。

仮に1年に1個しか売れない商品でも、

利益1000円×10万個=1億円

これが毎月1個なら、利益12億円に上る。

名古屋市西区那古野に厨房、調理道具の「名調(有限会社オーディーエー)」がある。

間口は狭く、うなぎの寝床のような細長い小さな店舗を構えるが、展示商品は当然少ない。

しかし、楽天に出店し、出品数は88771点にのぼる。

店に並べきれない商品も、ネット店舗なら、ほぼ無限。

しかも、6月になれば、かき氷の器械を目に付く棚に並べ、9月になれば、それをしまい込んで、おでんの器械を並べるが、ネット店舗では、その必要もない。

カタログショッピングなら、秋と夏でカタログを刷りなおし、デパートなら、季節ごとに商品を並べ替える。

そこでは、膨大な費用とエネルギーを費やすことになる。

だがネット通販では、その必要性もなく、むしろ冬でもどこでも売っていない夏物が売れる。

ネットでは売れるものを並び替える必要もなく、売れないものを並べてこそ、その効果が現れる。

松坂屋、名鉄百貨店などデパートのオンラインショッピングでは、どれほどロングテール効果について意識付けがなされているのだろうか。

特に、丸栄のインターネットショッピングは、メディアポート名古屋、ヤフーショッピングに出店しているが、場所提供をするデパートが、場所提供をするショッピングモールに出店するその効果は何だろう。

またフレームのホームページでは、携帯電話のサイトでは開かないこともあり、これも再考したらどうだろうと思う。


ngoya_keizai at 23:28コメント(0)トラックバック(1) 
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1. 飲食ビジネスの再生  [ おいコラ社長・経営批評 ]   2007年10月15日 09:36
先ごろ愛知県産業貿易会館で、「飲食ビジネスの再生」をテーマに「あい創会」主催のミニ講演会をしました。

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