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18年振りの阪神の優勝に沸き返った2003年に発売された、大阪をモチーフにしたバラードを集めたコンピレーションアルバム。ジャケットも大阪の象徴とも言える道頓堀グリコ看板。このアルバムがヒットして、以降シリーズ化されている様です。出た当時から気にはなってはいたんですが、なかなか聴く機会がなくて。この前TSUTAYAに行った時にそういえばと思って借りてきたんですが、めっっっちゃめちゃいいんですよコレが!「悲しい色やね / 上田正樹」「大阪で生まれた女 / BORO」「酒と泪と男と女 / 河島英五」など、スーパーメジャー大阪ソウル3曲は勿論の事、個人的にはソレよりも、凄い前に聴いてから耳にこびり付いていて、アレってナンていう曲なんだろうとずっと思ってた憂歌団の名曲「大阪ビッグ・リバー・ブルース」、あと予想を反して超名曲だったのが「いじめやんといて / トミーズ雅」「大阪で生まれた男 / 間寛平」。この3曲に「OSAKA ON MY MIND / 上田正樹」を加えた4曲は、もう最近では一日に何回聴いてるかわかりません(笑)。マジで芸人二人の曲は、最初はおまけ的に入れたんやろなぁって思ってたんですが、意外や意外、どちらもほんっとにいい曲です。さすがにプロの歌手ではないノデ、歌唱力的には勿論落ちるんですが、その下手さが又大阪の男が歌う歌って感じで更に味が出ていていいんですよ。アルバム全体通して聴いても、大阪1000%な楽曲ばかりで、ほとんどの曲も歌詞が関西弁で、関西育ちのオレには非常にグッときます。大阪から連想されるメロウマッドな部分を、大阪シンガー特有の"ブルース×演歌"なアプローチで見事に表現しています。コレほんとお薦めです。特に関西生まれや関西育ち、関西在住経験のある人には絶対的にお薦めです。未だの人は是非一度。一生聴ける、一生歌える、一生泣ける、珠玉の大阪ソウルバラードです。