訪問介護のでの「自立支援」に関して。

改定により
「見守り的支援」という位置づけが出来たようです。
その内容に、「調理や掃除などの家事動作を含めた生活動作を利用者自身で行う事ができるように支援する」とあります。
 具体的には、訪問介護員が「ご利用者が安全に実施できるように、転倒予防の為に見守りや必要なお声掛けを行う」(ご利用者と一緒に手助けや声掛け及び見守りをしながら行う掃除・整理整頓)となっています。今まで、出来る事も「やってあげていた」内容が「見守り・声掛け」をしご利用者が出来るなら「生活支援」から「身体介護」として認めるとなっています。

上記内容が出来れば、一回の報酬単価は100単位以上上がります。

「自立支援」は確かに大切な事だと思います。
しかし、今回の内容だと・・・今まで「やってあげればいい」や「どう自立支援していいかわからない」「身体介護は出来ない」と言っていた事業所が、単価が上がるから「お声掛けをして身体にしよう」と言ったことが起こってしまうのではないかと疑問が生じてしまいました。

訪問介護は基本ご利用者と一対一・・・

整理整頓を例に挙げると、
「安全面を確保」=「座ったまま」

訪問介護員が手元に持っていき
「片付けてください」=「お声掛け」

実際にご利用者は何もしなくても、「自立支援のためのサービスを提供しています」
と、誰も見ていないところで行われる「身体介護の請求」と言った問題が直ぐに出てきてしまうかと思います。

または、ただやれば単価が上がると言ったことからしっかりと評価も出来ない状態で「やってもらえばいい」と言ったサポートに変わり、2次・3次障がいへの移行で、介護保険料が膨らむことに繋がってしまう心配があります。

今回の「自立支援」への移行に関しては、重度化や能力の維持といった予防などの位置づけにはなく、マイナスの影響へ向かってしまうのではないでしょうか?

当法人の訪問介護では、開所当初から自立支援を行い4年目になります。
4年間ずっと、調理や片づけ・掃除などご自分で出来る関りをさせていただき、IADL・ADLが向上出来ている方もいらっしゃいます。

しかし、当初は生活支援の中でも「じりつ支援」をさせてほしいとCMにお願いしていました。

「身体介護は単価が高い、だから自立支援と言って身体の単価をとろうとしているんでしょ?」
と言われたことがあり、

「うちは家政婦ではないから自立支援に入らせて欲しいと言っているだけ、そのようにとらえるのなら生活支援で何の問題もないからケアプランに落とし込んで欲しい」と言ったことがあります。

中には、「自立支援のプランをどう書いていいかわからない」と言われたCMもいましたが(汗)

何が言いたいかと言うと・・・今回の内容では本来の「自立支援」の目的だはなく、利益の為に「やっている」になってしまうような危険性を感じているという事です。

特に、居宅介護事業所併設の訪問介護事業所は・・・
っていうのも、以前「生活支援で調理なんてコンビニ弁当買ってきてを盛りつければいいのよ。どうせ分からないから」って平然と言ったCMがいました。もちろん、訪問介護事業所併設の・・・

さらに、通所で朝のお迎えに行った際・・・メンバーさんが玄関から飛び出してきて「助けて~、あの人に殺される」と・・・送り出しで入っている方に怯えている事がありました。時間前でしたが、「もう私には無理です」と帰ってしまったのですが、CMからはその報告ではなく「○○さん、介護拒否が酷くて暴れんでしょ?」と・・・うちではそんなこと一切ない為「そんなこと一度もないですが・・・」と伝えると、「昨日は警察沙汰にもなっているのに、そんなはずない」と。

「いやいや、あなたの事業所の訪問介護員さんが入っている時だけじゃないですか!」って突っ込み入れそうになりました(笑)

それでも「身体介護」の報酬請求している事実があるくらいですから・・・
間違いなく、なんでもかんでも「身体介護」にする問題が出てきてしまいますね。。。