2010年07月20日

 去る7月11日の参議院選挙の結果、衆参はねじれ国会となり、政策ごとの部分連合がささやかれている。キャスティングボートを握ると言われるみんなの党は「消費税の前にやることがある」として、国会議員や公務員の削減を呼びかけ、民主党もみんなの党を取り込むため衆院比例区80人削減で応じようとしている。自民党も定数削減では同じ立場だ。

 しかし待てよと言いたい。国会議員が率先して身を削ると言うが、国会定数を削減するということは国民の声を国会に届けるパイプを細くするということではないか。しかも比例代表部分を中心に削れば大政党の思うつぼである。たとえば今回の参議院選挙でも民主党の比例の得票率は31.6%、自民党は24.1%で、両党合わせても全体の半分強しかない。それだけの得票で2党合わせて全121の議席のうち78.5%の95議席を独占したのだ。もし全ての議席が得票率通りに配分されたら、民主38、自民29、みんな16、公明16、共産7、社民5、たちあがれ3、新党改革2、国民新党2、日本創新1、女性党1となるはずだ。参議院は2人区や3人区、そして東京のような5人区もあるのでまだましだが、衆議院のように比例区以外は完全小選挙区の制度で比例の削減を行えば、少数政党への打撃は計り知れない。

 民主党と自民党は憲法改正、消費税増税、法人税減税、集団的自衛権の行使などでは意見が一致している。比例を中心に定数を削減すれば、これらの政策はすぐにでも実現してしまうのだ。「政党も身を削る」というなら年間320億円にものぼる政党助成金こそ無くすべきである。 


H.NODAnhome at 00:16│コメント(0)トラックバック(1)ニュース・社会 │

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1. 役立つブログまとめ(ブログ意見集): 国会議員の定数削減 by Good↑or Bad↓  [ 役立つブログまとめ(ブログ意見集)(投稿募集中)by Good↑or Bad↓ ]   2010年07月23日 07:14
「国会議員の定数削減」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してください。

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