2021年09月23日

 映画「マスカレード・ナイト」を見た。原作は東野圭吾の人気シリーズ第3作で、映画化は「マスカレード・ホテル」に続くものある。主演は前作に続いて木村拓哉、監督も前作と同じ鈴木雅之だ。

 ある日、警察に一通の密告状が届く。数週間前に若い女性を殺害した犯人が大晦日にホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウン・パーティーに現れるというのだ。件の密告者は前述の女性殺人の際も匿名で通報しており、真実性が感じられた。警視庁はホテルへの潜入捜査を決断し、前回に潜入捜査をした捜査一課刑事の新田浩介(木村拓哉)を招集する。再度フロントクラークとして潜入する新田とコンビを組むのは、フロントクラークからコンシェルジュに昇格した山岸尚美(長澤まさみ)だ。ホテルには部屋にクレームをつける女(田中みな実)や愛人と鉢合わせをする家族連れの男(勝村政信)、女性にプロポーズをするためコンシェルジュに無理難題を突きつける男(沢村一樹)や不審なゴルフケースを手放さない男(博多華丸)、夫の誕生日を祝うというがいっこうに夫が現れない女(麻生久美子)など、怪しい人物が次々とチェックインする。密告者の意図もわからない中、密告者と殺人者の特定は困難を極める。新田と山岸はお互いの職務の矜持を守り時に対立しながら、容疑者逮捕と新たな殺人阻止のために力を合わせていく。しかしカウントダウン・パーティーの参加者は500人、しかも全員仮面を着けて仮装し素顔がわからないという。新田は捜査一課の能勢(小日向文世)と共に一歩一歩真実に近づいていく・・・。

 前作はホテルマンと刑事という異職種の矜持のぶつかり合いがおもしろかったが、今回はお互いの気心が知れているせいかぶつかり合いも少なく、山岸も積極的に捜査に協力している。ホテルに現れる面々も前作ほど多種多様ではない。木村拓哉は東野があて書きしただけあってはまり役だ。小日向文世の刑事もいい味を出している。続編を期待させるラストだ。

https://masquerade-night.jp/

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H.NODAnhome at 10:20│コメント(0)映画 │

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