NIBのツイアカには国内外に100名を超える奇特なフォロワーさんがいらっしゃるのだが、その中にはNIBなど足下に及ばないほどBowieへの造詣が深い方が確実に存在する。

今日はその中のお一人「安里さん」のツイートで紹介されていたサイトの記事を元にしたエントリーである。
David Bowie Blackstar.it(http://www.davidbowieblackstar.it)というイタリア語のサイトに掲載されている「Lazarus]PVの未発表widescreenバージョンについての記事は、ありがたいことに英語表記である。
安里さんのツイートによるとこのwidescreenバージョンは「1月17日にヨハン・レンク監督のサイトにリリースされたが数時間後には削除されてしまった」とのことである。
幸いにもNIBはUPと同時にPCにDLしていたので、それを元にこの記事の内容を検証してみることにする。

昨年1月8日に、「Lazarus」のPVは2ndシングルとしてWebで公開された。しかし、正方形にトリミングされた映像は、時に窮屈さを覚えるものであり、違和感を禁じ得なかったファンも少なからずいたのでは無いだろうか?

両者が持つ情報量の違いは明らかである。そして、リリースバージョンの正方形トリミングが如何に不自然かは次の画像を見比べれば疑う余地は無い。

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そして、とりわけ注目に値するのが次のシーンだ。

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widescreenの方では右の電気スタンド下に骸骨が置かれているがリリースバージョンではトリミングによりフレームアウトしているのだ(これは、「★」のPV後半で登場する頭蓋骨と関連しているのだろうか?)。
さらにwidescreenでは左後方に映り込んでいるベッドにBowieが横たわっているのだが、これもリリースバージョンではカットされている。

こうした「死」をイメージさせるものがトリミングでカットされているのは、本人の意思によるものだろうか? PVリリースの時期に闘病の事実すら公になっていなかったことを考えると、おそらくそれは、レコード会社の判断によるモノではないだろうか? いまとなってはそれを確かめる術は無いのだけれど。