【HDD】 あまりおすすめできないHDDの静音化。しかし、効果は絶大

HDD,静音

なんとなく試してみたら思った以上に効果のあったHDDの静音化をご紹介いたします。

まず、HDDをPCケースから取り出して、何重にも束ねたプチプチの上に置いて、四方を発砲スチロールのブロックで囲みます。

写真では繋がっていませんが、ケーブル類を繋げて蓋をします。

おわりです。

はい、色々と突っ込みどころがあるかと思います。見た目がアレすぎるとか、場所を占有しすぎるとか、こんな密閉して温度はどうなのかとか、こんなんで本当に静かになるのかとか。見た目と場所の占有は諦めてください。温度は後述しますが案外大丈夫です。そして、静音効果は絶大です。

何重にも束ねたプチプチの上にHDDを置くことで低振動を防ぎ、発泡スチロールブロックが耳障りなシャアアアアアアアアという回転音や、ジジ……ジジジジ……といったシーク音をしっかりとシャットアウトしてくれます。

個人的な体感では通常の状態の1/10程度にまで騒音が抑えられました。見た目はアレですが、冗談抜きで静音性は半端ないです。

色々とアレなので人様にはあまりおすすめできませんが、見た目や場所の占有を気にせず、どーーーーーしてもHDDの音をなんとかしたい方は試す価値はあると思います。たぶん。

以下、必要な材料と注意点になります。

・発砲スチロールブロック
適当に必要個数をご購入ください。Amazonなどのネットショップでも売っていますが、ダイソーで1個216円で買えるので、そっちの方が安いと思います。囲み方は任意で。ファンの風を通すために、吸気側に少し隙間を開けておいた方が良いと思います。写真に写っているタイプの発砲スチロールブロックでしか試していないため、それ以外のタイプだと効果にどういった差異が出てくるかはわかりません。写真のタイプは折り紙付きです。

・プチプチ
HDDの振動が設置面に伝わらないくらい厚めに束ねてください。

・ヒートシンク
適当なヒートシンクをHDDに付けておくと若干温度を下げることができます。

・ファン
割と密閉状態なのでHDDを冷却するファンは設置しておいた方が良いと思います。設置方法はテープなりネジ穴に串でも挿すなりお好みで。設置面との共振防止のため、ファンもプチプチの上に設置してください。

回転数は500rpm以下をおすすめします。GELIDや山洋電気が『静音ファン』と謳っている製品を販売しておりどっちも持っていますが、どちらも最低回転が800rpm以上のため、個人的にはうるさく感じます。

自分は小さめのファンを使いたかったのですが、低速回転が可能な小さめのファン単品を見つけることができませんでした/(^o^)\ 仕方がないので、低速回転が可能な92mm CPUクーラー『白虎 SCBYK-1000I』を購入してファンを400rpmにして使用しました。安くて静かでおすすめです。

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サイズ オリジナル設計 92mmサイドフロー型CPUクーラー 白虎 SCBYK-1000I

・各種ケーブル
環境によるとは思いますが、電源の延長ケーブル、ファンの延長ケーブルが必要になってくると思います。SATAケーブルは規格上、最大100cmまでのためご注意を。SATAケーブルの長さが鬼門になるかもしれません。

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変換名人 SATA電源(15ピン)延長ケーブル 50cm SPR/CA50

X-FAN 電源ケーブル XC-PWM70

オウルテック シリアルATAケーブル100cm OWL-CBSATA-SS100(SL)

これらの組み合わせでHDD(TOSHIBA DT01ACA200)のアイドル温度は36~37度(室温20~22度)、約10分間ファイルコピペをして負荷を掛けたら39度(室温20度)、そのまま続けてCrystalDiskMarkを回しても39度でした。問題のない温度と言えるでしょう。

実際に設置してみてHDDやファンの音が内側から響く場合は、プチプチの厚みを増やしてみたり、HDDやファンが発砲スチロールブロックと接触していないかを確認してみてください。特に接触はNGです。Good Luck!