君は知ってる？

僕が口にすることは、僕が精一杯この頼りない頭の中から絞り出したほんの一部に過ぎないこと。


僕が見ている世界は、僕の目に映るほんの一部に過ぎないこと。



僕が聴いてる音は、僕が吸ってる空気がほんの少しだけ揺れただけのこと。




僕が「傍聴マニア」から受けたインスピレーションは、そんな些細な想いでした。


人間だもの。そういってしまえば簡単に片付くことかもしれない。


けれど、僕らは何かと繋がって、その何かに生かされている以上、そこに必ず想いを届けなければいけないと思うんです。



「かけら」のPV。僕は檻を前にして、一度だけ歌いました。楽器も持たず、今言ったようなことを抱きながら。はち切れるかと思いました。



この気持ちが、どうか僕以外の誰かに届きますように。