2018年08月06日
 FIFAワールドカップ2018ロシア大会が終わって1ヶ月が過ぎたが、遅ればせながら孫子兵法家として、日本代表の戦いっぷりについて触れておかないわけにはいかない。この間、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)があったり、あまりに暑い日が続いて夏バテ気味だったりして、テンションが下がっていたのだが、8月に入ったことだし、気合を入れ直して行きたいと思う。
 さて、W杯ロシア大会の日本代表だが、なんと言っても直前の監督交代で、西野監督が急ごしらえの西野ジャパンをどう戦わせるのか、代表選考も含め興味深かった。「ビッグ3」と呼ばれる本田圭佑、香川真司、岡崎慎司を招集したことで「おっさんジャパン」という批判も受けたが、やはり大舞台での安定感、途中交代でも存在感を示せたのは良かったのではないか。
 そして、孫子兵法的に押さえておきたいのが、そのハリルホジッチの下では代表から外されそうになっていたベテランたちが「やるしかない」「西野監督の期待に応えるしかない」「この批判を覆してみせる」と覚悟を決めたであろうという点だ。結果として、グループリーグで最もFIFAランキングが低く、直前のゴタゴタもあって3戦全敗だろうという予想を覆し、1勝1敗1分で決勝トーナメント進出を勝ち取った。
 細かいゲーム内容は、1ヶ月も前のことなので置いておくとして、孫子兵法的にもう一点、3戦目のポーランド戦で0-1で負けていながらボールを回して時間を稼ぎをしたことの意味を考えたい。ここでの本当の負けは、予選リーグで敗退することだ。要するに、西野ジャパンは「(無理に)戦わずして勝った(決勝トーナメントに進んだ)」。敵はすべて格上であり、孫子の兵法を単純に当てはめれば、戦ってはならない。それではW杯に出るなということになるので、出場した以上は戦うしかないわけだが、無用な戦いをする必要はないし、予選リーグでは全勝を目指す必要もない。
 どうしても日本では「正々堂々と戦うべきだ」「負けてもいいから潔く」といった意見が優勢になるが、高校生の部活動ではあるまいし、「全力を尽くしたのだからそれでいい」なんて無責任なことは言っていられない。恰好悪くても、潔くなくても、目先では負けていても、決勝トーナメントに進むという勝利を得るにはどうするかをシビアに考えるべきである。西野監督は批判されることも覚悟の上で、時間稼ぎを指示したはずだ。
 案の定、批判された。だが、この批判も決勝トーナメントのベルギー戦で「やるしかない」と開き直るパワーとして利用できたのではないかと考える。「時間稼ぎまでして決勝トーナメントに残ったのだから、日本代表はそれに見合った力を持っていたと世界に示さなければならない」「卑怯なままで終わればただの卑怯者だが、そこで結果を残せばそれも一つの戦い方だったとなるだろう」という意識をチームにもたらしたということだ。
 孫子は、

『凡そ客たるの道は、深く入れば則ち専らにして、主人克たず。饒野に掠むれば、三軍も食に足る。謹み養いて労すること勿く、気を併わせ力を積み、兵を運らして計謀し、測る可からざるを為し、之を往く所無きに投ずれば、死すとも且つ北げず。死焉んぞ得ざらんや、士人力を尽くす。兵士は甚だしく陥れば則ち懼れず、往く所無ければ則ち固く、深く入れば則ち拘し、已むを得ざれば則ち闘う。』 

 と説いた。背水の陣の元となった教えである。「敵国に侵攻する場合、敵地に深く入り込むほど自軍は結束して強化され、防衛する側は対抗できなくなる。肥沃な土地を掠奪すれば、全軍の食糧確保も充分となる。そこで兵士たちに配慮して休養を与え無駄な労力を使わせないようにし、士気を高めて戦力を蓄え、軍を移動させながら策謀を巡らせ、敵にも味方にもこちらの意図をつかめないようにしておいて、どこにも行き場のない状況に兵を投入すれば、死んでも敗走することはない。これでどうして死にもの狂いの覚悟が得られないことがあるだろうか。士卒はともに決死の覚悟で力を尽くすことになる。兵士たちは、あまりにも危険な状況に陥ると、もはや恐れなくなり、行き場がなくなれば覚悟も固まり、深く入り込めば手を取り合い一致団結し、戦うしかないとなれば、奮戦するものなのだ。」という意味だ。
 あれこれ考えていても仕方ない、ここまで来たら戦って勝つしかないという状況に兵士を追い込む。それが将軍(監督)の役割である。ここまで意識してポーランド戦での時間稼ぎを指示していたとしたら、西野監督はなかなかの孫子の使い手である。
 結果はご存知のように、あのベルギーを2点リードするところまで追い詰めながら、悔しい逆転負け。最後は地力の違いを見せつけられた感があったが、途中までは互角どころか、リードしていたくらいだから良く戦ったと言えるだろう。
 次の代表監督に決まった森保監督にも、孫子の兵法をしっかり研究しておいてもらいたい。格下の日本が格上の敵に勝つには、背水の陣で「やるしかない」状況に選手を追い込むしかないのだ。

Posted by KazuhiroNagao at 15:27
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2018年06月04日
 前回、孫子関連本の第8作として、「AIに振り回される社長 したたかに使う社長」(日経BP社)の発刊をご紹介したが、書店に並び始めてからおよそ3週間で重版(増刷)が決定した。これも偏に、孫子兵法家を応援してくださる皆様のおかげです。厚く御礼申し上げます。
 おかげさまで、本書を読んだ方から、講演のご依頼が来たり、寄稿のご依頼が来たりしているので、内容的にも御評価いただけているかと・・・。
 とはいえ、まだまだお読みいただいていない方も多いでしょうから、まだの方は是非、お近くの書店かネット書店で。表紙はこういうデザインです。

AIに振り回される社長 したたかに使う社長

 しかし、重版が決まったからと言って、喜んでばかりはいられない。これだけ毎日のようにAIだ、IoTだ、ロボットだ、自動運転だと新聞記事やテレビのニュースで騒がれているわけだから、重版しなかったら困るくらいであって、もっと売れても良いはずだ。「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」なんてすごく売れている。やはり戦いは相対的なもので、敵と味方の両方をつかんでおく必要がある。
 孫子の定番、

『彼を知り己を知らば、百戦殆うからず。彼を知らずして己を知らば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。』

 である。己の本が重版されたというだけで手放しで喜んでいては、「彼を知らずして己を知る」程度の話であって、一勝一負がせいぜいだ。
 さらに、

『彼を知り己を知らば、勝、乃ち殆うからず。地を知り天を知らば、勝、乃ち全うす可しと。』

 を考えておかなければならない。敵と味方の相対比較だけではなく、地を知り天を知ることが必要になる。地とは競合とのポジショニング、天とは時流、トレンドだ。AIやIoTなど最新テクノロジーについてのトレンドは共通でも、それぞれの本のポジショニングが違う。当然、孫子兵法家の本は、企業経営に孫子兵法を応用するものであり、他のAI関連本と一緒にされては困る。だが、それがうまく伝わっているかどうか・・・。読んでくれたら分かるだろうが、読む前に分からなければそもそも読んでもらえない。
 反対に、これはAI関連本ではありません、他のAI本とは違うと言い過ぎても、今度はAIの時流にうまく乗れなくなる。「なんだよ、孫子かよ。最新の話が知りたいのに紀元前の話をするなよ」と言われてしまっては、これまた読んでもらえない。
 そこで、「歴史と古典に学ぶ最新テクノロジーの活かし方」というタイトルのセミナーを行うことにした。特別講師として、歴史小説家として有名な伊東潤先生をお招きし、基調講演「戦国と幕末のイノベーター 織田信長と鍋島閑叟」をお願いした。
 なぜ歴史や古典と最新のテクノロジーの話がつながるのかということが、このセミナーで解き明かされることになるだろう。日本IBMをはじめ外資系IT企業で最新テクノロジーを扱った経験を持つ歴史小説家、伊東潤先生だからこそ語れるテクノロジー活用の本質論だ。
 織田信長は言うまでもなく、鍋島閑叟(なべしまかんそう)の話にもご期待いただきたい。鍋島閑叟は、肥前佐賀藩主鍋島家の10代目。殖産興業や軍備の強化につとめ、公武合体を推進した維新の立役者の一人である。伊東先生の講演内容は、
 戦国武将は新しいテクノロジーをどう活かしたか 
 長篠合戦の真相 
 信長の夢と光秀の見ていた現実 
 本能寺の変の真相(初公開最新説) 
 幕末のイノベーター 鍋島閑叟 
 IBMでの経験から言えること  他 
となっている。
 もちろん、第二部では、孫子兵法家、長尾一洋がお話しさせていただく。歴史や古典から最新テクノロジーにどう向き合えば良いのかを学べる貴重な時間となるはずだ。乞うご期待。

Posted by KazuhiroNagao at 19:31
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2018年04月23日
 これも孫子兵法家による孫子本である。孫子の兵法を21世紀の企業経営に応用する。これが孫子兵法家のミッションであり役割なのだが、まさにそれ。そのための本が、「AIに振り回される社長 したたかに使う社長」(日経BP社)である。本のタイトルに孫子とは書いてないじゃないか、孫子がAIなんて語るわけないだろ、と突っ込みたい人もいるだろうが、文句は本書を読んでから言ってもらいたい。読めば分かる。
 もちろん、紀元前500年にいくら孫子がすごくてもAIについて直接語っているわけではない。だが、AIやIoTを活用して実現すべき「フィードフォワード」については間違いなく語っていて、2500年前の孫子の言葉をそのまま現代の企業経営に当てはめたら「フィードフォワード経営」になったと言っても過言ではない。「本当かな?」と思う人は、是非読んでみて欲しい。
 表紙はこんな感じだ。

AIに振り回される社長 したたかに使う社長

 ちょっとタイトルは長い気がするが、装丁のデザインはなかなか気に入っている。AIやIoT、ビッグデータなどに翻弄され振り回される社長や企業と、それらの最新テクノロジーをしたたかに使いこなす社長や企業との対比が本書のコンセプトだ。それをよく表した表紙になっているのではないだろうか。
 書名には孫子は入っていないが、第6章では直接、孫子兵法についても触れている。紛れもなく、「孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!」(集英社)に続く、孫子兵法家、長尾一洋による孫子関連本の第8作である。
 孫子は、

『明主・賢将の動きて人に勝ち、成功の衆に出づる所以の者は「先知」なり。』

 と説いた。先に知り、先に情報をつかむことが成功の秘訣なのだ。
 そして、

『未だ戦わずして廟算するに、勝つ者は算を得ること多きなり。未だ戦わずして廟算するに、勝たざる者は算を得ること少なきなり。算多きは勝ち、算少なきは勝たず。』

 と、事前に「廟算」すべきであると教えてくれている。これを先に知り先に考える「先知先考管理」と呼ぶ。さらにそれによって先手を打つ。

『勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む。』

 というわけだ。こうした孫子の兵法を現代の企業経営に当てはめると「フィードフォワード経営」となり、それを実践する最新の武器がAIやIoTということになるのだ。
 死んだ兵士や滅んだ国は生き返ることはない。済んだこと、過ぎ去った過去を振り返って「フィードバック」しても時すでに遅し。そうではなくこれから先の戦いに備えて先手を打つ「フィードフォワード」が必要なのであり、命がけの戦いを制する孫子の兵法の真髄なのだ。是非、本書をお読みいただきたい。



Posted by KazuhiroNagao at 21:17
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2018年03月05日
 平昌五輪の女子フィギュアスケートで4位入賞した宮原知子選手は、孫子の兵法を愛読しているという。1998年生まれの若い女性が孫子を愛読しているとは!! 孫子兵法家としては大変嬉しいことである。
 だが、孫子の兵法をフィギュアに活かしているなら、オリンピックでメダルくらい獲れよと突っ込みたくなる人もいるだろう。4位だったということは孫子の兵法に価値がないのではないかと疑いたくなる人もいるかもしれない。
 だが、そもそも孫子の兵法は戦争の書であって、フィギュアスケートの書ではないのだから、孫子の兵法を読んだからと言ってオリンピックでメダルを獲らないとおかしいなどと突っ込む方がおかしい。4位と言っても学校で4位なのでも、県大会で4位なのでもない。世界の4位だ。素晴らしい成績だ。
 おまけにショートプログラムもフリーも自己ベスト。日本の歴代最高得点をマーク。銀メダリストの浅田真央選手よりも、金メダリストの荒川静香選手よりも、得点は上ということを忘れてはならない。失礼ながら小柄で華はないが、ニックネームは「ミス・パーフェクト」。ミスがなくて確実。すなわち守りが堅いスケートである。
 孫子は、

『昔の善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為して、以て敵の勝つ可きを待つ。勝つ可からざるは己に在り、勝つ可きは敵に在り。』

 戦いに巧みな者は、まず敵が自軍を攻撃しても勝てないようにしておいてから、敵が弱点を露呈し、自軍が攻撃すれば勝てるようになるのを待ち受けたものである。負けないようにすることは自分自身によってできることだが、自軍が敵に勝つかどうかは敵軍によって決まることであると言うのだ。
 ミスをして自滅してはいけない。予定した演技を確実にこなす。それを宮原選手は初のオリンピックでやり切って自己ベスト、日本歴代最高記録を叩き出した。そこまでは自分自身でできる。しかし、それで勝つかどうかは敵次第。今回は彗星の如く現れたアリーナ・ザギトワの出来が良すぎた。
 そこで孫子は続けて、

『能く勝つ可からざるを為すも、敵をして勝つ可からしむること能わず。故に曰く、勝は知る可くして、為す可からずと。』

 敵にやられないように(ミスしないように)は出来ても、敵に負けさせるように(ミスさせるように)は出来ない。こちらがどれだけ完璧であっても、敵がそれ以上であれば、勝てないことがあると言うのだ。
 実は、宮原選手の戦い方は、孫子の兵法そのものだった。ライバルと自分との力を見極め、自分の力をパーフェクトに出し切った。ザギトワがいなければ銅メダルだったし、さらにケイトリン・オズモンドがミスしていれば、メドベージェワがいても銀だった。
 オリンピックだからメダルを獲らなければならないと気負って、ミスしてしまっては孫子の兵法を学んだ価値はなかったが、彼女は孫子の教え通り、勝ちに行かずに負けない戦いをした。
 孫子は、

『善く戦う者は、不敗の地に立ちて、敵の敗を失わざるなり。』


 と言って、負けない態勢をとっておいて、敵のミスを見逃すなと説いた。まさに宮原選手の戦い方である。今回の平昌は、敵がアッパレだった。その勢いに飲まれずに初のオリンピックで負けない戦いが出来た宮原選手は、孫子の兵法の使い手と言ってよいだろう。4位入賞おめでとう。さすが孫子の兵法を学んだだけのことはある。

Posted by KazuhiroNagao at 19:14
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2018年01月30日
 先日、ロボットが接客をするという「変なホテル」に泊まった。「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」として、ギネスにも登録されたというから、どんなに凄いのかと期待が膨らみ過ぎたのがいけなかったかもしれない・・・。
 こんな感じで、恐竜ロボットに出迎えられた。

恐竜ロボット


 フロントにも恐竜ロボットがいて、多言語対応してくれるそうだ。外国人には良いのかもしれないが、日本語を話す人間にはあまりメリットなし。などと、「変なホテル」にケチをつけたいわけではない。むしろこうしたチャレンジングな取り組みを称賛したい。
 AIだ、ロボットだ、と言っても面白がる人ばかりではないだろうし、クレームも結構あるだろう。だが、近い将来、遅くとも10年、20年先にはこうしたロボットホテルが受け容れられるだろうし、必要とされるだろうと考えて取り組んでおられるのだろう。さすがHIS。今からやっておくからノウハウも貯まるだろうし、ロボット技術を持った人たちも集まって来るだろう。
 孫子は、

『戦いの地を知り、戦いの日を知らば、千里なるも戦うべし。戦いの地を知らず、戦いの日を知らざれば、左は右を救うこと能わず、右は左を救うこと能わず、前は後を救うこと能わず、後は前を救うこと能わず。』


 と説いた。戦闘地点も分かっており、戦闘開始の時期も分かっているなら、それが千里も離れた遠方であっても主導権を持って戦うことができる。千里なるも戦うべし。AIやロボット領域が戦場であり、時期としては5年から10年後、となったら多少先のことにはなるけれども、主導、先行してその戦場に向けて出発すべしだ。HISとしては、実績もノウハウもある旅行、宿泊、観光という領域とも絡む戦場だ。自社の強みも活かせて、時流にも乗っていける戦場を先回りして確保している感じだろう。
 それがビジョンとして示され、社内でコンセンサスを得ているから、今は苦労があっても、社員、スタッフがついてくる。まさに、孫子の兵法をビジネスで実践していると言える事例だ。ご苦労もあるだろうが、ホテルも増やしているようだし、是非頑張っていただきたい。
 孫子兵法家である私も負けずに、長期ビジョンを持ってチャレンジングに取り組んでいかねばと改めて思った。千里なるも戦うべし。


Posted by KazuhiroNagao at 11:28
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2017年12月26日
 2017年の年の瀬、間近に2018年が迫ってきたところだが、世間ではすでに2019年の新卒採用がバンバン行われている・・・。これだけルール破りをするなら、そもそもルールを設けなければ良いのではないかと思う。経団連さん、しっかりしてください。加盟してないけど・・・。加盟させてももらえないだろうけど・・・。守れないルールは疑心暗鬼を生むだけで意味がないし、特にこれから社会に飛び立とうとしている学生さん達に、抜け駆けや騙し合いをさせてしまうのが申し訳ない。
 特に今年からワンデーインターンが解禁されて、実質的な採用活動が夏から始まってしまっている。先日ある学生さんに話を聞いたら、すでに何社かのインターンを体験したと言っていた。インターンを隠れ蓑にしたやり方が腹立たしいので、弊社ではインターンより役立つ企業説明会と称して、堂々と説明会をやってみたりもしてみたが、そこにもちゃんとリクルートスーツを着た学生さんが来てくれるわけで、嬉しいのやら悲しいのやら腹立たしいのやら、訳が分からなくなってくる。まさに就活とは詭道なりだ。
 そんな本音トークもぶち込んで、「孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!」(集英社)という本を書いた。就活には孫子の兵法が必要だ。表向きのルールに従って真面目にやっているだけでは勝てない。

孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!


 孫子は、

『兵とは詭道なり。故に、能なるも之に不能を示し、用いて之に用いざるを示す。』

 と言った。時には能力を隠して、相手(面接官やリクルーター)を欺く必要すらある。悲しい現実だが、それを乗り越える智恵が兵法だ。綺麗事を言っているだけでは命を落として終わり。本書を読んで、孫子の兵法を就活に応用してもらいたい。
 当然、孫子である以上、用間篇の教えも書いておいた。就活に間諜を用いよう。戦争も就活も情報戦だ。情報とは、スマホやPCで操作するITの情報、ネット情報だけではない。リアルな現場で拾ってくる生情報も重要となる。それらを総合してどう動くかを決めなければならない。この辺りも孫子の兵法を使って解説してあるので、是非読んでもらいたい。
 どうも、就活の本だというのが分かりにくいようで、書店でも就活本コーナーに置かれていなかったりするが、そういう時は検索を。ネットで買うと話が早いだろうが、たまにはリアル書店に行ってみても良い。就活の期間は世間を知る良いチャンスだ。普段とは行動様式を変え、行動範囲を拡げてみて、新しい出会いも受け入れてみると良いだろう。
 日本を代表するような有名大企業が不正事件を起こしたり経営破綻に追い込まれ、就職人気ランキングの常連であるメガバンクが人員削減を発表するような時代だから、「超売り手市場」とはいえ、仕事えらび、就活の難易度は上がっているように思う。内定がもらえれば良いのではない。これから長く続く社会人生活のスタートを良きものにしていただきたい。そのために孫子の兵法が役立てば、孫子兵法家として嬉しく思う。



Posted by KazuhiroNagao at 16:27
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2017年12月06日
 私、孫子兵法家、長尾一洋による孫子関連本の第7作「孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!」(集英社)が出版された。サブタイトルは、「戦わずしてつかむ、就職・転職・起業」。そう、孫子の兵法を就活や仕事えらびに活かしてもらおうという本である。
 こちらが、その表紙。

 孫子の兵法で勝つ仕事えらび!!

 インパクトのある表紙のイラストは、人気イラストレーターのサイトウユウスケ氏によるものだ。さすが集英社!!こういうところに売れっ子を使ってくれる。感謝。
 本の内容は、読んでいただくとして、ここで伝えておきたいのは、なぜ私が孫子の本を7冊も出すことが出来ているのか?ということ。
 それは、私が「孫子兵法家」だから。本当に、リアルに、現実のビジネスに、孫子の兵法を応用、活用し、実践しているからである。
 孫子は、こう言っている。

『我は専りて一と為り、敵は分かれて十と為らば、是れ、十を以て其の一を攻むるなり。我寡なくして敵衆きも、能く寡を以て衆を撃つ者は、則ち吾が与に戦う所の者約なればなり。』

 我が軍は、一点に兵力を集中させ、一方の敵軍は、分散して10隊に分かれたとすると、敵の10倍の兵力(敵が自軍の10分の1の兵力)をもって攻めることができる。我が軍の兵力が全体としては少なく、敵軍の方が多かったとしても、その小兵力で大兵力を打ち破ることができるのは、個々の戦闘において、兵力を集約させ、集中して敵に当たるからであると言うのだ。
 私は、「兵法研究家」でもなく「中国文学者」でもなく単なる「兵法家」でもない。「孫子兵法家」である。はい! 今すぐスマホでもPCでも良いから「孫子兵法家」で検索してみて欲しい。
 どうだろうか? 検索結果出ましたか? 長尾、孫子兵法家、長尾、孫子兵法家・・・と並んでいるだろう。途中にWikipedia「孫子」がいたりするかもしれないが、他は全部私だ。私は孫子の兵法を現代のビジネスに活かすという「孫子兵法家」というカテゴリーに兵力を集中させており、その領域を占有している。
 ちなみに、「孫子」で検索しても、Wikipediaの次か、次の次には私のサイトが表示される。ふふふ・・・。「我は専りて一と為」っているのだ。
 では、敵はどうかということだが、「こども孫子」というヒットを飛ばし、他にも孫子の著作がある齋藤孝先生を敵として取り上げてみよう。念のため言っておくが、私は別に齋藤先生に敵対したいわけでもないし気に入らないわけでもない。戦わずして勝つ孫子兵法家として無用な敵を作る気もないが、対比として分かりやすいので取り上げるだけだ。テレビにも良く出るので齋藤先生をご存知の方も多いだろう。東大卒の明治大学文学部教授であり、「声に出して読みたい日本語」は260万部の大ベストセラーになったそうだ。要するに、私よりも兵力が大きい。齋藤先生の兵力は大きいが、「敵は分かれて十と為らば、是れ、十を以て其の一を攻むるなり」だ。孫子もあるが、論語もある。日本文学もあれば中国古典もある。「こども孫子」のシリーズだけでも、「こども菜根譚」「こども君主論」「こどもブッダのことば」・・・と何でもあり。
 もうお分かりだろう。齋藤先生は、東大卒のブランドを持ち日本から中国から仏陀やマキアヴェリまでフルラインを網羅する大企業だ。その一部に孫子があるだけ。それに対してこちらは、テレビにも出ていないし横浜市大卒だが、孫子に一点集中。おまけに、孫子の古典解説なら齋藤先生が詳しいかもしれないが、孫子をビジネスに活かす、経営に活かす、仕事に活かすとなったら、悪いがこちらは経営コンサルタント歴30年、大学の先生に負けることはない。これが孫子の実践、「能く寡を以て衆を撃つ者は、則ち吾が与に戦う所の者約なればなり」ということなのだ。
 「兵学者」はいくらでもいるが、「兵法家」は少ない。さらにその中でも「孫子兵法家」と名乗ることが出来るのは私だけだろう。いや、実は名乗るだけなら他の人でも名乗れるのだが、WEB検索で1ページ目に出て来ない。検索しても出て来ないようでは存在しているとは見なされない。これが孫子兵法の現代ビジネスへの応用である。
 以上の内容をあなたのビジネス、あなたのカテゴリー、あなたのドメインで実践してみよう。孫子関連の拙著が7冊ありますから、それを読んでしっかり研究を。
 今すぐ「孫子兵法家」で検索!!



Posted by KazuhiroNagao at 11:56
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2017年10月10日
 衆議院が解散になり、いよいよ選挙戦に突入した。党首討論などで発言していることを鵜呑みには出来ないし、報道されている内容が正しいとも思えないから、政治の世界は実際のところどうなのかよく分からないが、実体として民進党を解体同然にして一人も候補を立てないことを決断した前原さんと、希望の党に排除されたから仕方なく作ったかどうかは分からないが、立憲民主党を立ち上げた枝野さんの動きに、孫子兵法家としては注目したい。
 今回の衆院選で言えば、希望の党を立ち上げた小池東京都知事に注目するところでしょという意見もあるだろうが、どうにも小池さんの動きは理解不能。言葉とは裏腹に自民党、公明党とつながっているのではないかとも思えるし、情勢を見極めて勝ち戦しかしないと判断するのは孫子の兵法っぽいのだが、国政の前に都政をどうにかしろよとどうしても突っ込みたくなるので置いておく。

 民進党の衰退振りは明らかだった。前原新代表となっても回復の兆しなし。そして離党者がチラホラ…蓮舫もすっかり姿を見せなくなった。といった状況を見て安倍首相も解散に踏み切ったのかもしれないが、まさかそこで前原さんが希望の党への合流という奇策を打つとは・・・。自暴自棄になって投げ出したわけではなく、背水の陣を敷いたのだと考えてあげたい。
 孫子は、
 
『謹み養いて労すること勿く、気を併わせ力を積み、兵を運らして計謀し、測る可からざるを為し、之を往く所無きに投ずれば、死すとも且つ北げず。死焉んぞ得ざらんや、士人力を尽くす。』

 と説いている。
 兵士たちに配慮して休養を与え無駄な労力を使わせないようにし、士気を高めて戦力を蓄え、軍を移動させながら策謀を巡らせ、敵にも味方にもこちらの意図をつかめないようにしておいて、どこにも行き場のない状況に兵を投入すれば、死んでも敗走することはない。これでどうして死にもの狂いの覚悟が得られないことがあるだろうか。士卒はともに決死の覚悟で力を尽くすことになるのだと。
 まさに民進党内部でも前原さんの意図は隠されていたのではないか。希望の党の公認を得ようとした人たちは全員拾ってもらえるはずが安保法制で踏み絵を踏まされ、一部議員は排除された。ここに危機的状況が生まれ、枝野さんは、護憲派の受け皿となる立憲民主党を立ち上げた。新党を立ち上げるべきか否か、どんな党にすべきか、護憲を旗印にして勝てるかどうか、などと逡巡している暇もなし。やるしかない。じっとしていても落選するだけなら戦うしかない。
 だから、孫子は続けて、

『兵士は甚だしく陥れば則ち懼れず、往く所無ければ則ち固く、深く入れば則ち拘し、已むを得ざれば則ち闘う。』

 と言っている。
 兵士たちは、あまりにも危険な状況に陥ると、もはや恐れなくなり、行き場がなくなれば覚悟も固まり、深く入り込めば手を取り合い一致団結し、戦うしかないとなれば、奮戦するものなのだと。
 そう考えると、希望の党の公認をもらった旧民進党の人たちよりも、案外、立憲民主党で戦うしかないと開き直った人たちの方が奮戦、当選するのではないか?
 長年、枝野さんと同じ党で政治家を続けてきた前原さんが、その僚友・戦友のためにこの背水の陣を敷いたのだとしたら、なかなかの孫子兵法の使い手と見る。たまたま流れがそうなっただけのような気がしなくもないが・・・。
 孫子兵法家としては、そんなことを考えながら衆院選を楽しみたいと思う。政治にはあまり興味がないし、選挙費用も無駄だし、余計なことをせずにしっかり国の行く末を議論しろよと言いたいが、やっぱり政治家になる人は選挙が好きなのかな。とりあえずまた都知事選をすることにならなくて良かった。東京都は無駄遣いを止めて豊洲問題や五輪準備をさっさと進めていただきたい。
 前原さん枝野さんの戦いぶりを観戦しよう。枝野さんの福耳を見ていると大丈夫だとは思うけど落選しないでね・・・。前原さんは大丈夫なのかな・・・。ここは孫子の兵法で生き残っていただきたい。(政治的に支持しているわけではないが・・・)

Posted by KazuhiroNagao at 18:05
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2017年08月31日
 ソフトバンクの孫社長について書かれた本を読んだ。557ページに及ぶ大著である。「孫正義 300年王国への野望」という本だ。著者は、日経新聞の記者。密着取材によるノンフィクションだそうだ。日頃ビジネスでソフトバンクさんにはお世話になっているので、何となく内部の動きなども見聞きすることがあり、会社としての歴史もそれなりに知っているつもりでいたが、改めて大きなビジョンに向けて国境など気にせずに突き進む会社だと感心した。

孫正義 300年王国への野望

 何しろ孫社長は、「孫の二乗の法則」を編み出した孫子兵法の使い手でもあるので、孫子兵法家としてはその戦略、戦い方を注視しているわけだが、一番参考にすべきだと思うのはビジョンであり旗印である。本のタイトルにもあるように、孫社長は300年のビジョンを持って経営していると言う。だからブレないのだと。
 孫子は、

『軍政に曰く、言うも相聞えず、故に金鼓を為る。視すも相見えず、故に旌旗を為る。是の故に昼戦に旌旗多く、夜戦に金鼓多し。夫れ、金鼓・旌旗は人の耳目を一にする所以なり。人既に専一なれば、則ち勇者も独り進むことを得ず。怯者も独り退くことを得ず。此れ衆を用うるの法なり。』

 と教えてくれている。孫社長ももちろん読んでいるだろう。
 口で言ったのでは聞こえないので、鉦や太鼓を用いる。手で指し示しても見えないので、旗や幟を用意する。そして、昼間の戦闘では見えるから旗や幟が多く使われ、夜戦では見えないので鉦や太鼓をよく使うのだと。肝心なのはここからで、そもそも鉦や太鼓、旗や幟などは、兵士たちの耳目を統一し集中させるために用いる手段に過ぎない。大切なことは、人の耳目を一にするということだ。これが出来て兵士たちの意識が統一されていれば、勇敢な兵士も勝手に進むことはできず、臆病な兵士も勝手に退散することはできない。これが組織を動かす時の秘訣であると説いたのだ。
 この「人の耳目を一にする」ための、金鼓・旌旗こそが旗印でありビジョンである。その中身や方法は金鼓と旌旗を場合によって使い分けるように色々あるだろうが、やりたいことは、人の耳目を一にすることだ。孫社長はこれを「同志的結合」と呼ぶ。志すなわちビジョンを同じうする者の結合。これが「金銭的結合」よりも強いのだと。
 やっぱり人の「気」なんだよなぁ~と思う。能力の差、待遇の高低より意識の問題。
 だから孫子も続けて、

『故に三軍には気を奪う可く、将軍には心を奪う可し。故より朝の気は鋭、昼の気は惰、暮れの気は帰。故に善く兵を用うる者は、其の鋭気を避けて、その惰帰を撃つ。此れ気を治むる者なり。治を以て乱を待ち、静を以て譁を待つ。此れ心を治むる者なり。』

 と言っている。
 それが組織を動かす要諦だからこそ、軍全体においては兵士の気力を奪い取ることができ、将軍についてはその心を奪い取ることができる。もともと朝方の気力は鋭く、昼には気力が落ちて、暮れ時には気力が尽きてしまうものだ。だから、戦上手な者は、敵の鋭い気力の時を避けて、気力が落ちて、尽きようとしている時を狙って攻撃する。これが気力によって制するやり方である。整然と統率された状態で、混乱して統制を失った敵を待ち受け、冷静な心境で慌てふためく敵と当たる。これが心理状態によって敵を制するやり方であるのだと。
 自軍のために「人の耳目を一」にすることを考えたら、逆に敵に対しては、「気」を奪い、「心」を乱せというわけだ。
 やはり孫子の兵法は、ビジネス、組織運営、人事にも応用できる。それを具現化している現代の孫氏から孫子の兵法の実践法を学んでみるのもおすすめだ。

Posted by KazuhiroNagao at 20:47
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2017年07月27日
 厚生労働省が7月27日に発表した2016年の日本人の平均寿命は、男性が80.98歳、女性が87.14歳で、ともに香港に次ぐ世界第2位となり、いずれも過去最高記録を更新した。
 長生きできることはおめでたいことで、寿命が伸びていることは国を挙げて喜ぶべきなのだろうが、高齢者がさらに比重を増し、少子化で若者が増えないと思うと喜んでばかりはいられない。これからこの国はどうなって行くのだろう。
 どこに学校を作るとか獣医学部がいるとかいらないとか日報があるとかないとか大臣が辞めるとか党首が辞めるとか、どうでもいいような議論しかしていない政治を見ていると暗澹たる気持ちになる。年金はすでにあてにしていないが、長生きしても高齢者が多過ぎて介護施設や病院に入れないような事態になるのではないだろうか。
 そんな長生きはしたくないなと思うが、平均年齢が80歳を超えているということは、今すでに50代なのでヘタすると90歳くらいまで生きかねない。厚労省によると「ガン、心疾患、脳血管疾患の三大死因の死亡率低下が、寿命の伸びに寄与している」そうだ。ガンで死にたくはないし、医療の進化によってガンが治療可能になっているのは嬉しいことだが、それによってヘタに長生きする人が増えるのも今後の高齢化社会を考えると諸手を挙げて喜ぶことはできない。
 孫子は、

『智者の慮は、必ず利害を雑う。利に雑うれば、而ち務は信なる可し。害に雑うれば、而ち患いは解く可し。』

 と説いた。
 優秀な人が物事を考え、判断する時は、必ず利と害の両面を合わせて熟考するものである。有利なことにもその不利な面を合わせて考えるから、成し遂げようとしたことがその通りに運ぶ。不利なことに対しても、その利点を考えるから憂いを除き、困難を乗り越えることができると言うのだ。
 まさに孫子兵法家として、物事の利と害を考えているところだ。プラスの裏にはマイナスがある。マイナスの裏にはプラスがある。寿命が伸びるというプラスの出来事の裏にあるマイナス面を考え、そのマイナスをケアすることでプラスを活かさなければならない。
 長寿というプラスは、介護というマイナスを必ず伴う。「ピンピンころり」と行けばいいが、そうはいかない。歳をとればあちこちが痛み出し、目は見えにくくなり、どうしても人の手を借りなくてはいけなくなる。こうして介護が必要になると、介護で仕事を続けられなくなる人が出てくる。それじゃなくても人手不足で困っているところに、介護離職となってはますます高齢者を支えることなどできなくなる。一度離職してしまった中年のオジサン、オバサンは、介護が終わればまだ働けるのに再就職は厳しく、あっても条件が悪くなるだろう。
 そこで、孫子兵法家としては、このマイナスをクリアする方法として、テレワーク体制構築の支援に乗り出すことにした。在宅勤務がスムーズに出来るようになると介護をしながらでも仕事を続けられるケースが増えるはずだ。すべては救えないが半数程度は救えるのではないかと思う。その中身については経営の道標「介護離職防止に在宅勤務」を参照。
 そしてこのマイナスをプラスに転じるべく、テレワーク体制構築への取り組みが、大災害やパンデミック、テロなどに備える事業継続計画(BCP)にもつながるようにした。こちらは、経営の道標「テレワーク体制構築でBCPの整備を」を参照。
 転んでもタダでは起きない。マイナスがあっても何とかプラス面を見出して患いを解く可し。これが孫子兵法家の在り方ではないかと思う。
 日本人の長寿をすべての人が寿げる社会にするべく孫子の兵法を活用して行きたい。

Posted by KazuhiroNagao at 21:27
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