2012年01月16日
2012年、今年はどんな年になるか想定が難しい。何が起こるか分からない。波乱・撹乱要因がたくさんあって予想ができない。考えても分からないのだからどうにもならない、と投げ出してしまうわけにはいかないから、何があってもいいように備えておくしかない。
こういう時に思い出して欲しいのが、孫子のこの教え。
『勝を知るに五有り。以て戦う可きと、以て戦う可からざるとを知る者は勝つ。衆寡の用を知る者は勝つ。上下の欲を同じうする者は勝つ。虞を以て不虞を待つ者は勝つ。将の能にして君の御せざる者は勝つ。此の五者は勝を知るの道なり。』
勝利を得るために知っておくべきポイントが5つあると孫子は言う。1つは、戦うべき時と戦うべきではない時の見極め。2つ目は、大部隊と小部隊の任用、運用方法の違いを知ること。3つ目は、上下の情報共有と意思疎通ができていること。4つ目は、事前の計画や段取りが周到で敵を待ち受ける準備ができていること。最後に5つ目は、将軍が有能であって、君主が過剰な口出しをしないことである。この5つが、勝てるかどうかを見極める上での要点であると、孫子は教えてくれている。
何が起こっても大丈夫なように、この5つのポイントで備えておこう。アクセルを踏むタイミングとブレーキのタイミングの見極めが今年は重要だし、慎重に行きたい。すでに台湾の総統選挙は終わった。先が見えないものも時間の経過により少しずつ見えてくる。これを見極めながらタイミングを計りたい。
次に、大手企業の真似ばかりせず小回りを利かせる組織運営。実際のところ大手企業がフレキシブルな組織編制や小規模のチーム編成などでスピードを上げている時代だ。中小がトロトロしてては話にならない。小さく分散させてリスクヘッジすることも考えねばなるまい。
そこで必須となるのが、意思疎通、情報共有である。何をしようとしているのか、どうしたいのか、上下の隔たりがないようにしておきたい。スピーディーな対応をするためにも意思疎通が基盤となる。
そしてまさに、備えを怠らず、余裕を持って敵(問題)を迎え撃つ。事前に想定し、考え、手を打っておきたい。イザとなってからでは遅い。
5つ目に現場のマネージャーの育成。有事の際に、いちいち経営者が指示しないと動けないようでは困る。現場の管理者、リーダーが現場にいるからこそできる指示命令によって、上からいちいち口を挟まなくていいようにしておきたい。経営者が口出ししないのではなく、口出し無用なように現場を育てておかなければならないということだ。
これができれば勝利への道が拓けると孫子は言う。2012年の備えはいかが?
こういう時に思い出して欲しいのが、孫子のこの教え。
『勝を知るに五有り。以て戦う可きと、以て戦う可からざるとを知る者は勝つ。衆寡の用を知る者は勝つ。上下の欲を同じうする者は勝つ。虞を以て不虞を待つ者は勝つ。将の能にして君の御せざる者は勝つ。此の五者は勝を知るの道なり。』
勝利を得るために知っておくべきポイントが5つあると孫子は言う。1つは、戦うべき時と戦うべきではない時の見極め。2つ目は、大部隊と小部隊の任用、運用方法の違いを知ること。3つ目は、上下の情報共有と意思疎通ができていること。4つ目は、事前の計画や段取りが周到で敵を待ち受ける準備ができていること。最後に5つ目は、将軍が有能であって、君主が過剰な口出しをしないことである。この5つが、勝てるかどうかを見極める上での要点であると、孫子は教えてくれている。
何が起こっても大丈夫なように、この5つのポイントで備えておこう。アクセルを踏むタイミングとブレーキのタイミングの見極めが今年は重要だし、慎重に行きたい。すでに台湾の総統選挙は終わった。先が見えないものも時間の経過により少しずつ見えてくる。これを見極めながらタイミングを計りたい。
次に、大手企業の真似ばかりせず小回りを利かせる組織運営。実際のところ大手企業がフレキシブルな組織編制や小規模のチーム編成などでスピードを上げている時代だ。中小がトロトロしてては話にならない。小さく分散させてリスクヘッジすることも考えねばなるまい。
そこで必須となるのが、意思疎通、情報共有である。何をしようとしているのか、どうしたいのか、上下の隔たりがないようにしておきたい。スピーディーな対応をするためにも意思疎通が基盤となる。
そしてまさに、備えを怠らず、余裕を持って敵(問題)を迎え撃つ。事前に想定し、考え、手を打っておきたい。イザとなってからでは遅い。
5つ目に現場のマネージャーの育成。有事の際に、いちいち経営者が指示しないと動けないようでは困る。現場の管理者、リーダーが現場にいるからこそできる指示命令によって、上からいちいち口を挟まなくていいようにしておきたい。経営者が口出ししないのではなく、口出し無用なように現場を育てておかなければならないということだ。
これができれば勝利への道が拓けると孫子は言う。2012年の備えはいかが?
2011年12月28日
いよいよ2011年も押し迫り、今日で御用納め。年末年始もなんだかんだで会社に来たりするのだが、一応会社としては明日から年末年始のお休みだ。そして、この12月は私の会社の決算月でもある。おかげさまで、今期は売上過去最高、過去最高益でフィニッシュできそうだ。設立から20年の記念すべき年にそれなりの成果が出せたのは嬉しいことだ。
1991年3月15日に設立して満20年。バブル崩壊と共に歩んできて、「失われた20年」と言われてしまうのは残念でもあり、バブリーな贅沢はできなかったが、それなりに山あり谷あり、楽しい20年だった。今年はせっかくだから3.15に20周年のイベントをしようと企画していたら、なんと3.11の大震災。落ち込んだ時こそ前向きに行くべきだと思ったのだが、首都圏もあれこれパニックとなって結局中止に。ガッカリだ・・・・・。マインドは大いに凹んだものの、大震災の影響はそう大きくはなかったが、そこから今度は退職者が出たりして、組織変更したり、やり方を変えてみたり・・・・・・バタバタしたが、それが案外良かったのか、盛り返した。「あいつが・・・こいつのせいで・・・」と人のせいにしても始まらないし、ちょっと人がいなくなったくらいで、グラついているようでは20年もやってきた意味がない。
孫子の兵法では、
『善く戦う者は、之を勢に求め、人に責めず。』
と教えてくれている。その人がいてくれるからできる、ということも確かにあるが、あの人がいなくなったからこそ、できた・・・ということもある。いずれにせよ、組織を動かそうと思えば、個人に頼っていてはダメだと孫子は言う。
今期、業績が良かったのも、属人的になって閉塞していたところを、一気にやり方を変えたのが奏功し、そこから勢いが出たからだと思う。当然、ベースには20年の蓄積があったし、勢いが出ればこそ、個々人もまた頑張って能力を発揮してくれる。
そう考えると、東日本大震災も福島原発の放射能問題も、「あいつが悪い、こいつの責任だ・・・」と犯人探しするのを止めて、前向きに改革の良いチャンスだと捉えて、復興の勢いを生み出していくことが重要だなと改めて感じる。今さら、すでに退陣した首相の責任を論っても何もプラスにはならない。
復興はさて置き、せっかく出てきた勢いだ。この勢いを来年も継続していきたい。
となると、やっぱり孫子の教えが必要となる。積水の計だ。
『勝者の民を戦わしむるや、積水を千仭の谷に決するが若き者は、形なり。』
来年、2012年は、積水ダムでさらに勢いを増すことにしよう。ダムを大きくし、それを一気に決壊させるほどの勢いを生み出す。過去最高益に甘んじることなく、過去の20年を自ら陳腐化させるほどの勢いで、新しい20年を創っていこう。こんな気持ちで一年を締め括れるのは、設立20周年の記念すべき年だからだろうか。ともかく、この調子でいこう。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。
1991年3月15日に設立して満20年。バブル崩壊と共に歩んできて、「失われた20年」と言われてしまうのは残念でもあり、バブリーな贅沢はできなかったが、それなりに山あり谷あり、楽しい20年だった。今年はせっかくだから3.15に20周年のイベントをしようと企画していたら、なんと3.11の大震災。落ち込んだ時こそ前向きに行くべきだと思ったのだが、首都圏もあれこれパニックとなって結局中止に。ガッカリだ・・・・・。マインドは大いに凹んだものの、大震災の影響はそう大きくはなかったが、そこから今度は退職者が出たりして、組織変更したり、やり方を変えてみたり・・・・・・バタバタしたが、それが案外良かったのか、盛り返した。「あいつが・・・こいつのせいで・・・」と人のせいにしても始まらないし、ちょっと人がいなくなったくらいで、グラついているようでは20年もやってきた意味がない。
孫子の兵法では、
『善く戦う者は、之を勢に求め、人に責めず。』
と教えてくれている。その人がいてくれるからできる、ということも確かにあるが、あの人がいなくなったからこそ、できた・・・ということもある。いずれにせよ、組織を動かそうと思えば、個人に頼っていてはダメだと孫子は言う。
今期、業績が良かったのも、属人的になって閉塞していたところを、一気にやり方を変えたのが奏功し、そこから勢いが出たからだと思う。当然、ベースには20年の蓄積があったし、勢いが出ればこそ、個々人もまた頑張って能力を発揮してくれる。
そう考えると、東日本大震災も福島原発の放射能問題も、「あいつが悪い、こいつの責任だ・・・」と犯人探しするのを止めて、前向きに改革の良いチャンスだと捉えて、復興の勢いを生み出していくことが重要だなと改めて感じる。今さら、すでに退陣した首相の責任を論っても何もプラスにはならない。
復興はさて置き、せっかく出てきた勢いだ。この勢いを来年も継続していきたい。
となると、やっぱり孫子の教えが必要となる。積水の計だ。
『勝者の民を戦わしむるや、積水を千仭の谷に決するが若き者は、形なり。』
来年、2012年は、積水ダムでさらに勢いを増すことにしよう。ダムを大きくし、それを一気に決壊させるほどの勢いを生み出す。過去最高益に甘んじることなく、過去の20年を自ら陳腐化させるほどの勢いで、新しい20年を創っていこう。こんな気持ちで一年を締め括れるのは、設立20周年の記念すべき年だからだろうか。ともかく、この調子でいこう。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。
2011年12月21日
北朝鮮の金正日総書記が亡くなった。らしい。すでに亡くなっていたのか、実は生きていて遺体が影武者なのか、疑えばキリがない。北朝鮮が発表した死亡日も怪しいらしい。特別放送で死亡を伝えたアナウンサーは2ヶ月前からテレビに出なくなっていたというし、実はクーデターで2ヶ月前には死んでいたという説もあるそうだ。何だかよく分からないが、日本はもとより韓国も米国も北朝鮮への諜報活動が充分ではなかったということが露呈したのは間違いないことだろう。まぁそれも本当かどうか分からないが、死亡発表時に韓国では大統領がパーティーをしていたというから、事前に情報をつかんでいなかったということか・・・。
諜報活動は孫子兵法の基本である。敵の情報をつかんでこそ勝つことができる。当然各国は諜報活動を行なっていて、金正日の動向などはつかんでいなければならないし、死亡という報に接してどう動くかもまた諜報活動、すなわちハカリゴトであって、それぞれの思惑を考えなければならない。
孫子の兵法では、
『上兵は謀を伐つ。其の次は交を伐つ。其の次は兵を伐つ。其の下は城を攻む。城を攻むるの法は已むを得ざるが為なり。』
と教えてくれている。戦争と言っても、実際に兵力を投入し戦闘するのは仕方なくやるものであって、敵の謀略を読んで無力化したり、同盟や友好関係を断って孤立させたりするのが先であると言うのだ。
ポスト金正日の北朝鮮がどのような謀略を持っているか、米中韓日がそれにどう対応するのか、見ものである。と、のん気なことは言ってられないか。。。。。。
中国が真っ先に中朝国境に兵員を投入したというのは興味深い。情報が先に入っていたのか、裏情報があるのか分からないが、そこには中国の謀があり、北朝鮮との交がある。それに対して隣国であり敵国である韓国の動きは緩慢なような気がするが、そこにも韓国の謀があると考えねばなるまい。米国はどうだろう。いきなり難民が押し寄せてくることはないわけだから他人事で済ませたいだろうが、韓国や日本に向けて暴発したら、無視もできないだろうし、ヘタに攻めて中国と揉めるのもイヤだろうし、なんとかこのまま金正恩体制に引き継がれるのを望むか。日本には大した謀がなさそうなのが何とも悲しいが、どうだろう。
そもそも北朝鮮がどういう謀を持っているかだな。総書記死亡の発表前には、すでに人民軍全軍に「金正恩大将命令1号」なる命令を出しているというから、謀は進んでいる。金正恩後継者が孫子の兵法を勉強していて、「城を攻むるの法は已むを得ざるが為」であり、下策であることを知っていてくれることを祈る。
諜報活動は孫子兵法の基本である。敵の情報をつかんでこそ勝つことができる。当然各国は諜報活動を行なっていて、金正日の動向などはつかんでいなければならないし、死亡という報に接してどう動くかもまた諜報活動、すなわちハカリゴトであって、それぞれの思惑を考えなければならない。
孫子の兵法では、
『上兵は謀を伐つ。其の次は交を伐つ。其の次は兵を伐つ。其の下は城を攻む。城を攻むるの法は已むを得ざるが為なり。』
と教えてくれている。戦争と言っても、実際に兵力を投入し戦闘するのは仕方なくやるものであって、敵の謀略を読んで無力化したり、同盟や友好関係を断って孤立させたりするのが先であると言うのだ。
ポスト金正日の北朝鮮がどのような謀略を持っているか、米中韓日がそれにどう対応するのか、見ものである。と、のん気なことは言ってられないか。。。。。。
中国が真っ先に中朝国境に兵員を投入したというのは興味深い。情報が先に入っていたのか、裏情報があるのか分からないが、そこには中国の謀があり、北朝鮮との交がある。それに対して隣国であり敵国である韓国の動きは緩慢なような気がするが、そこにも韓国の謀があると考えねばなるまい。米国はどうだろう。いきなり難民が押し寄せてくることはないわけだから他人事で済ませたいだろうが、韓国や日本に向けて暴発したら、無視もできないだろうし、ヘタに攻めて中国と揉めるのもイヤだろうし、なんとかこのまま金正恩体制に引き継がれるのを望むか。日本には大した謀がなさそうなのが何とも悲しいが、どうだろう。
そもそも北朝鮮がどういう謀を持っているかだな。総書記死亡の発表前には、すでに人民軍全軍に「金正恩大将命令1号」なる命令を出しているというから、謀は進んでいる。金正恩後継者が孫子の兵法を勉強していて、「城を攻むるの法は已むを得ざるが為」であり、下策であることを知っていてくれることを祈る。
2011年11月28日
読売巨人軍の内紛劇を見ていて、孫子の兵法をそれなりの立場の人は学んでおくべきだとつくづく思う。たぶん、ナベツネさんのワンマンぶりが許せなかったのだろうなぁ~、裏では同調して「そうだ、そうだ、ナベツネけしからん」と囃し立てている人がいるんだろうなぁ~、正義感に燃えて俺が言わねば誰が言う?と思ったのだろうなぁ~、と同情はできるが、なんだか冴えない内紛劇になってしまった。そもそも内輪の話を公にするなよと言いたいし、巨人がどうなろうとプロ野球がどっちにいこうと関係ないのだが、つい野次馬根性で気になる自分も、それはそれで情けない。
孫子は、
『主は怒りを以て師を興す可からず。此れ国を安んじ軍を全うするの道なり。』
と教えてくれている。
君主が一時の怒りによって戦争を起こしてはいけないし、将軍が憤激に任せて戦闘に突入してはならないと孫子は説く。個人的な怒りの感情はやがて収まり、喜びの感情が湧くこともあるし、一時の憤激もまた静まって愉快な気分になることもあるが、滅んだ国は建て直すことができず、死んだ者を生き返らせることもできない、と孫子は言うのだ。
一度こじれた人間関係を修復するのは難しいし、表面上はともかく本心から信頼することもできなくなるだろう。ワンマンなボスへの批判はともかく、内輪のやり取りや裏話を公言するのはいかがなものか。それによって、愛する巨人軍の来季の人事や編成に影響があれば、どうするつもりなのか。監督、コーチ、フロントの信頼関係が崩れれば、現場の戦績にも影響を与えるかもしれない。
勝算もないのに、その場の感情で、戦争を起こしてはならない。清武さんには勝算があったのだろうか。そこが気になる。孫子の兵法を学んでいてくれたらいいのだが。。。。
孫子は、
『主は怒りを以て師を興す可からず。此れ国を安んじ軍を全うするの道なり。』
と教えてくれている。
君主が一時の怒りによって戦争を起こしてはいけないし、将軍が憤激に任せて戦闘に突入してはならないと孫子は説く。個人的な怒りの感情はやがて収まり、喜びの感情が湧くこともあるし、一時の憤激もまた静まって愉快な気分になることもあるが、滅んだ国は建て直すことができず、死んだ者を生き返らせることもできない、と孫子は言うのだ。
一度こじれた人間関係を修復するのは難しいし、表面上はともかく本心から信頼することもできなくなるだろう。ワンマンなボスへの批判はともかく、内輪のやり取りや裏話を公言するのはいかがなものか。それによって、愛する巨人軍の来季の人事や編成に影響があれば、どうするつもりなのか。監督、コーチ、フロントの信頼関係が崩れれば、現場の戦績にも影響を与えるかもしれない。
勝算もないのに、その場の感情で、戦争を起こしてはならない。清武さんには勝算があったのだろうか。そこが気になる。孫子の兵法を学んでいてくれたらいいのだが。。。。
2011年11月04日
馬鹿の一つ覚えという言葉がある。馬鹿でも賢くても、一つのことに永年精進し、その道を極めて「○○○バカ」と呼ばれるくらいになるのであれば結構なことだ。だが、毎度毎度ワンパターンで、どんな状況でも同じことしかできないという一つ覚えではお粗末だ。
学校教育の影響か、ゆとり教育の問題か、マークシートなんていう試験があるせいか、決まった正解がないと気が済まない、こういう時はこう、ああいう場合はこれ、と決まったパターンがないと理解できない人間が少なくない。
決まった正解はないのだから、目の前の事象、目の前の顧客、目の前の問題を個別に見て、その都度個別に考えていけ、と言ってもダメ。今度はそれをどう判断するかというパターンを教えてくれ、と言う。これでは、「よくあるパターン」は何とかなっても、少し外れた例外に対処できない。
頭が悪いと言ってしまえばそれまでだが、決して馬鹿ではないと思われる人でもそういう人がいるから、クセのようなものだな。思考が横着になっているということか。
もう一つ困るのが、過去に教わったこと、覚えたことを、時代や環境が変わっても変えられない、アレンジできない人だ。これまた馬鹿の一つ覚えのように凝り固まってしまっている人がいる。以前はそれでもよかったけど、今は環境も変わったし、変えないとダメだよ、と言うのに変えられない。というか、変える気がないように思える。こっちはクセというよりも、変化が理解できないという意味で頭が悪いということなのかもしれないが、時代が変わり、環境も変わればやり方や正解も変わってくるのだから、柔軟に変えていく姿勢を持って欲しいものだ。
孫子は、
『兵の形は水に象る。兵に常勢無く、常形無し。』
と教えてくれた。
孫子は、軍の形は水のようなものだと言うのだ。水には決まった形はない。相手(敵や地形)に合わせて形を変える。場所に合わせて勢いを変える。流れも常に一定ではなく、時に増水して地形まで変えてしまう。この水の如く柔軟であることが力となる。
企業経営も水の如く、柔軟に、マーケットに合わせ、時代に合わせ、戦略を変え、それに応じて組織の形も変えなければならない。100年、200年と続く老舗企業も、創業時とまったく変わらない事業スタイルではない。時代に合わせて必要な変化を遂げて来たからこそ、世紀を超えて存続できているのだ。
しかし、残念なことに、「うちにはうちのやり方がある」「うちの強みはこれだ」「ずっとこうしてやってきた」と、過去の成功体験にしがみついて変化することから逃れようとする会社がある。どんな成功体験か分からないが、その割に大したことになっていないから困ったものだ。あのソニーだって赤字に苦しんでいる。成功体験にしがみついて変化が遅れたからではないのか。それが一般の中堅・中小企業だったらどうだろう?果たして成功体験と呼べるのかどうか。そんなものにこだわっていてはまずいのではないか。
社員一人ひとりの仕事も同様だ。水の如く柔軟に変えてみよう。澱んだ水は腐る。
学校教育の影響か、ゆとり教育の問題か、マークシートなんていう試験があるせいか、決まった正解がないと気が済まない、こういう時はこう、ああいう場合はこれ、と決まったパターンがないと理解できない人間が少なくない。
決まった正解はないのだから、目の前の事象、目の前の顧客、目の前の問題を個別に見て、その都度個別に考えていけ、と言ってもダメ。今度はそれをどう判断するかというパターンを教えてくれ、と言う。これでは、「よくあるパターン」は何とかなっても、少し外れた例外に対処できない。
頭が悪いと言ってしまえばそれまでだが、決して馬鹿ではないと思われる人でもそういう人がいるから、クセのようなものだな。思考が横着になっているということか。
もう一つ困るのが、過去に教わったこと、覚えたことを、時代や環境が変わっても変えられない、アレンジできない人だ。これまた馬鹿の一つ覚えのように凝り固まってしまっている人がいる。以前はそれでもよかったけど、今は環境も変わったし、変えないとダメだよ、と言うのに変えられない。というか、変える気がないように思える。こっちはクセというよりも、変化が理解できないという意味で頭が悪いということなのかもしれないが、時代が変わり、環境も変わればやり方や正解も変わってくるのだから、柔軟に変えていく姿勢を持って欲しいものだ。
孫子は、
『兵の形は水に象る。兵に常勢無く、常形無し。』
と教えてくれた。
孫子は、軍の形は水のようなものだと言うのだ。水には決まった形はない。相手(敵や地形)に合わせて形を変える。場所に合わせて勢いを変える。流れも常に一定ではなく、時に増水して地形まで変えてしまう。この水の如く柔軟であることが力となる。
企業経営も水の如く、柔軟に、マーケットに合わせ、時代に合わせ、戦略を変え、それに応じて組織の形も変えなければならない。100年、200年と続く老舗企業も、創業時とまったく変わらない事業スタイルではない。時代に合わせて必要な変化を遂げて来たからこそ、世紀を超えて存続できているのだ。
しかし、残念なことに、「うちにはうちのやり方がある」「うちの強みはこれだ」「ずっとこうしてやってきた」と、過去の成功体験にしがみついて変化することから逃れようとする会社がある。どんな成功体験か分からないが、その割に大したことになっていないから困ったものだ。あのソニーだって赤字に苦しんでいる。成功体験にしがみついて変化が遅れたからではないのか。それが一般の中堅・中小企業だったらどうだろう?果たして成功体験と呼べるのかどうか。そんなものにこだわっていてはまずいのではないか。
社員一人ひとりの仕事も同様だ。水の如く柔軟に変えてみよう。澱んだ水は腐る。
2011年10月20日
先日、拙著「孫子の兵法 経営戦略」を読んだという大阪の高校3年生から、内容についての質問メールが届いた。そもそも読者から滅多にメールなど来ないのに、質問者が高校生だと言うからビックリした。授業の一環で「孫子」についての論文を書いているのだそうだ。すごい高校だ。高校の古典の授業などロクに聞いていなかった私が答えていいのか・・・ふふふ。
この質問が、単なる感想みたいな話ではなく、本に書いている内容からさらに踏み込んで、こういう場合はどう考えればいいか、みたいな質問でなかなかよろしい。そして、それに一度回答したら、それに対してまた質問が来て・・・なかなかしぶとい(笑)。どんな論文を書いているのか知らないが、表面的に本に書いてある内容を読んで終わりという姿勢ではなく、きちんと理解して、どうそれを現実の世界に当てはめるかと自分の頭で考えようとしている姿勢に感心した!
そこで、孫子ではなく、論語の一節を思い出した。
『子曰く、学びて思はざれば則ち罔し。思ひて学ばざれば則ち殆し。』
孔子は、勉強して知識や情報を得ても、その内容を自分なりに思索し納得できなければ活かしようがない。逆に、自分なりに考えるばかりで書物や師から学ぶことがなければ独善的になる恐れがある、と教えてくれた。うーーん。論語もなかなかいい。
本を読んだり、研修やセミナーを受講して、それだけで分かったつもりになってしまってはいけない。それを自分の場合はどうか、自社の場合はどうか、我が家の場合はどうなのか、と自分なりに思索し、消化していく過程がなければならない。
逆に多いのは、普段から本も読まず、研修なども敬遠しがちになっている人かもしれない。まともに勉強したり研究したりすることもなく、自分の考えや経験だけを頼りに物事を進めて行こうとするのは、あまりにも危な気だ。自分の持っている知識や情報、また過去の経験には限りがあるから、本や研修などを通じて先人、先達の経験や智恵を分けてもらい、疑似体験する必要がある。それによって自分の経験知をより多く積み増して行くことができるのである。
孫子だけでなく、論語からも多くの学びを得ようではないか。高校生だって孫子の勉強をしているくらいなのだから。右手に孫子、左手に論語、くらいでどうだろう?
この質問が、単なる感想みたいな話ではなく、本に書いている内容からさらに踏み込んで、こういう場合はどう考えればいいか、みたいな質問でなかなかよろしい。そして、それに一度回答したら、それに対してまた質問が来て・・・なかなかしぶとい(笑)。どんな論文を書いているのか知らないが、表面的に本に書いてある内容を読んで終わりという姿勢ではなく、きちんと理解して、どうそれを現実の世界に当てはめるかと自分の頭で考えようとしている姿勢に感心した!
そこで、孫子ではなく、論語の一節を思い出した。
『子曰く、学びて思はざれば則ち罔し。思ひて学ばざれば則ち殆し。』
孔子は、勉強して知識や情報を得ても、その内容を自分なりに思索し納得できなければ活かしようがない。逆に、自分なりに考えるばかりで書物や師から学ぶことがなければ独善的になる恐れがある、と教えてくれた。うーーん。論語もなかなかいい。
本を読んだり、研修やセミナーを受講して、それだけで分かったつもりになってしまってはいけない。それを自分の場合はどうか、自社の場合はどうか、我が家の場合はどうなのか、と自分なりに思索し、消化していく過程がなければならない。
逆に多いのは、普段から本も読まず、研修なども敬遠しがちになっている人かもしれない。まともに勉強したり研究したりすることもなく、自分の考えや経験だけを頼りに物事を進めて行こうとするのは、あまりにも危な気だ。自分の持っている知識や情報、また過去の経験には限りがあるから、本や研修などを通じて先人、先達の経験や智恵を分けてもらい、疑似体験する必要がある。それによって自分の経験知をより多く積み増して行くことができるのである。
孫子だけでなく、論語からも多くの学びを得ようではないか。高校生だって孫子の勉強をしているくらいなのだから。右手に孫子、左手に論語、くらいでどうだろう?
2011年10月05日
全国津々浦々、日本企業を見ていると、マーケット縮小の人口減少時代にはM&Aが必須であると感じる。買う側も売る側も、切迫した状況になって考えるのではなく、多少余裕のある内にM&Aの可能性、シナリオについて考えておくことが大切だ。
大手企業が業界再編していくのはすでに当り前のようになってきたが、中堅・中小企業でも同業者間での連携、統合は避けて通ることのできない課題である。そういう視点で自社の周りを見渡してみると、今まで敵にしか見えなかった競合企業が、自社の貴重な経営資源を持った魅力的な会社に見えてきたりする。
孫子は、
『敵を殺す者は怒なり。敵の貨を取る者は利なり。』
と、教えてくれている。孫子は、怒りに任せて敵を殺してしまい、物資や兵器を焼き捨てるようなことはせず、自軍の利を冷静に考えて、敵の装備や兵隊をも取り込んで行くべきだと説いた。現代の企業経営に置き換えると、まさにM&Aである。「戦わずして勝つ」ことを考える孫子が、現代に生きていたら、きっとM&Aを勧めるに違いない。M&Aは大手企業のものだと考えずに、中小企業でも是非考えてみて欲しい。
同業者であれば、事業構造がわかっているから、評価もしやすいし、設備投資や人材採用面でもメリットが出やすいから、後継者がいないような企業なら売る側も渡りに船となるWIN-WINのM&Aが考えやすいと思う。
実際、NIコンサルティングでもM&Aの支援、仲介を行なっているのだが、中堅・中小のオーナー企業のM&Aは、金額だけの話にならない。相手企業に対する尊敬と配慮が必要で、間に立つ我々の役目も重要になる。企業価値の計算をするだけなら、事務的にササッと終わらせることができるのだが、なかなかそういうわけにもいかず、苦労もあるが、その分、やりがいも大きい。
そんなM&Aコンサルタントの日々の思いを綴ったブログもスタートした。生々しい現場の温度感が伝わればいいと思う。孫子もきっと応援してくれるはずだ。
大手企業が業界再編していくのはすでに当り前のようになってきたが、中堅・中小企業でも同業者間での連携、統合は避けて通ることのできない課題である。そういう視点で自社の周りを見渡してみると、今まで敵にしか見えなかった競合企業が、自社の貴重な経営資源を持った魅力的な会社に見えてきたりする。
孫子は、
『敵を殺す者は怒なり。敵の貨を取る者は利なり。』
と、教えてくれている。孫子は、怒りに任せて敵を殺してしまい、物資や兵器を焼き捨てるようなことはせず、自軍の利を冷静に考えて、敵の装備や兵隊をも取り込んで行くべきだと説いた。現代の企業経営に置き換えると、まさにM&Aである。「戦わずして勝つ」ことを考える孫子が、現代に生きていたら、きっとM&Aを勧めるに違いない。M&Aは大手企業のものだと考えずに、中小企業でも是非考えてみて欲しい。
同業者であれば、事業構造がわかっているから、評価もしやすいし、設備投資や人材採用面でもメリットが出やすいから、後継者がいないような企業なら売る側も渡りに船となるWIN-WINのM&Aが考えやすいと思う。
実際、NIコンサルティングでもM&Aの支援、仲介を行なっているのだが、中堅・中小のオーナー企業のM&Aは、金額だけの話にならない。相手企業に対する尊敬と配慮が必要で、間に立つ我々の役目も重要になる。企業価値の計算をするだけなら、事務的にササッと終わらせることができるのだが、なかなかそういうわけにもいかず、苦労もあるが、その分、やりがいも大きい。
そんなM&Aコンサルタントの日々の思いを綴ったブログもスタートした。生々しい現場の温度感が伝わればいいと思う。孫子もきっと応援してくれるはずだ。
2011年09月26日
台風15号が東海から関東地方を直撃した。その21日は、品川のNIコンサルティング本社で終日研修があり、終了後は新幹線で広島まで移動する予定だったのだが・・・・・・・新幹線も止まって断念。在来線も夕方には止まってしまって、研修受講者の皆さん、無事帰れましたか?心配だ・・・。
ともかく、急遽予定が変更となり、ヒマになったが、在来線も止まって品川駅もパニックだろうから、他の仕事でもしてタイムシフトすることにした。
3.11の経験もむなしく、首都圏は交通マヒして帰宅難民が溢れた。なぜ焦って帰宅させるのか・・・。余計パニックになることは大震災の経験で分かっているだろうに。今回はおまけに台風だ。過ぎ去ることは分かっていて、そのタイミングも予想できる。暴風雨の中、急いで帰らせるよりも、少し様子を見させて、場合によっては会社に泊まらせるくらいの対応が必要なのでは?大震災を教訓に、そうした準備をしたのではなかったか。BCP(事業継続計画)はどうなっているのか?
JRをはじめ、私鉄各社も、運行見合わせの発表だけでなく、運転再開見通しも発表してはどうか。地震があって、さらに余震が続いていて見通しが立たない、という場合には仕方がないが、台風なんだし大体見当くらいつくだろう。今回も、「16時から運転を見合わせますが、台風の進路予想から20時前後には運転再開の見通しです」、といったアナウンスをしていれば、20時くらいまでは仕事をするなり時間をつぶしておこうと考えることができて、駅でのパニックを抑えることができたのではないか。
オフィスで仕事をしながら、ちょいちょいインターネット上で各社から運行状況が発表されるのを見ていたのだが、運転再開しました、と出ても実際には駅はパニック状態で長蛇の列ができ、電車には乗車できない、というのでは意味がない。そこまで情報を出せよ、と言いたい。実際、弊社でも、様子見していた社員たちが、「運転再開したみたいなので帰ります」と言いながら帰り始めたのだが、彼らから続々と情報が・・・。「駅はパニックで身動きできず。。。」「電車は動いてますが、途中で何度も停止して進みません。。。」「入場制限で改札に入れません。。。」これでは、運行情報の意味なし。
そこで私は孫子の兵法を使う。
『明主・賢将の動きて人に勝ち、成功の衆に出づる所以の者は先知なり。』
孫子は、優れた国主や将軍が人並み以上の成果を収めるのは、事前に敵情を知るからだと、孫子は言った。決して、神仏に頼ったり、祈祷や占いで知るのではなく、人間(間諜)が直接動いて情報をつかむことによって、先に知ることができるからだと言う。
先に帰った社員たちはまさに先知のための間諜役を果たしてくれた。人が溢れてひどい事になっている駅の状況を携帯写真で送ってくれた社員もいて、これはまさに現場が「見える化」されて状況が良く分かった。
孫子兵法家としては、この情報を活かすしかない。ネット上の情報を鵜呑みにせず、現場の間諜の情報によって適切な判断をする。「運行再開」とネットに出ても、信じてはならない。結局、23時過ぎまでオフィスで粘り、品川駅に行ってみると改札は入れるようになっているものの結構人がいて断念。結局歩いて帰ることにした。
歩いて帰るなら、もっとはやく帰っても良かったのだが・・・・・・・。電車が途中で止まって缶詰状態にされるよりはマシだったということにしておこう。風雨も治まっていたし・・・。これも孫子の教えのおかげである。孫子バンザイ!
だが、首都圏の交通機関は改善の必要がある。首都直下地震が来る前に何とかして欲しい。
ともかく、急遽予定が変更となり、ヒマになったが、在来線も止まって品川駅もパニックだろうから、他の仕事でもしてタイムシフトすることにした。
3.11の経験もむなしく、首都圏は交通マヒして帰宅難民が溢れた。なぜ焦って帰宅させるのか・・・。余計パニックになることは大震災の経験で分かっているだろうに。今回はおまけに台風だ。過ぎ去ることは分かっていて、そのタイミングも予想できる。暴風雨の中、急いで帰らせるよりも、少し様子を見させて、場合によっては会社に泊まらせるくらいの対応が必要なのでは?大震災を教訓に、そうした準備をしたのではなかったか。BCP(事業継続計画)はどうなっているのか?
JRをはじめ、私鉄各社も、運行見合わせの発表だけでなく、運転再開見通しも発表してはどうか。地震があって、さらに余震が続いていて見通しが立たない、という場合には仕方がないが、台風なんだし大体見当くらいつくだろう。今回も、「16時から運転を見合わせますが、台風の進路予想から20時前後には運転再開の見通しです」、といったアナウンスをしていれば、20時くらいまでは仕事をするなり時間をつぶしておこうと考えることができて、駅でのパニックを抑えることができたのではないか。
オフィスで仕事をしながら、ちょいちょいインターネット上で各社から運行状況が発表されるのを見ていたのだが、運転再開しました、と出ても実際には駅はパニック状態で長蛇の列ができ、電車には乗車できない、というのでは意味がない。そこまで情報を出せよ、と言いたい。実際、弊社でも、様子見していた社員たちが、「運転再開したみたいなので帰ります」と言いながら帰り始めたのだが、彼らから続々と情報が・・・。「駅はパニックで身動きできず。。。」「電車は動いてますが、途中で何度も停止して進みません。。。」「入場制限で改札に入れません。。。」これでは、運行情報の意味なし。
そこで私は孫子の兵法を使う。
『明主・賢将の動きて人に勝ち、成功の衆に出づる所以の者は先知なり。』
孫子は、優れた国主や将軍が人並み以上の成果を収めるのは、事前に敵情を知るからだと、孫子は言った。決して、神仏に頼ったり、祈祷や占いで知るのではなく、人間(間諜)が直接動いて情報をつかむことによって、先に知ることができるからだと言う。
先に帰った社員たちはまさに先知のための間諜役を果たしてくれた。人が溢れてひどい事になっている駅の状況を携帯写真で送ってくれた社員もいて、これはまさに現場が「見える化」されて状況が良く分かった。
孫子兵法家としては、この情報を活かすしかない。ネット上の情報を鵜呑みにせず、現場の間諜の情報によって適切な判断をする。「運行再開」とネットに出ても、信じてはならない。結局、23時過ぎまでオフィスで粘り、品川駅に行ってみると改札は入れるようになっているものの結構人がいて断念。結局歩いて帰ることにした。
歩いて帰るなら、もっとはやく帰っても良かったのだが・・・・・・・。電車が途中で止まって缶詰状態にされるよりはマシだったということにしておこう。風雨も治まっていたし・・・。これも孫子の教えのおかげである。孫子バンザイ!
だが、首都圏の交通機関は改善の必要がある。首都直下地震が来る前に何とかして欲しい。
2011年09月14日
いちいち指示し、監視し、小言を言わないと動けない人がいる。とても悲しい現実だ。そういう現実があるから、経営者、管理者は行動管理したくなる。そうすると今度は自分の行動を隠そう、誤魔化そうとするようになる。するとますます行動管理しなければならなくなる。悪循環だ。
行動管理はどうせ嘘やゴマカシを産んで、大した成果につながらない。私は永年、日報による社員指導を提唱しているから、よく知らない人からは、行動管理の権化のように思われるかもしれないが、一貫して行動管理を否定してきた。行動管理が必要な社員を雇用し、教育や指導の時間とコストをかけるのが無駄だと思うからだ。行動管理し、監視し、いちいち文句を言わないといけない悲しい人にはお引取り願おう。上司の前では頑張っている風を装いながら、面従腹背で裏では手を抜き、人の足を引っ張り、挙句には会社や上司の悪口を言って周囲の人間のモチベーションまで下げるような人間を許していては、本当に頑張っている、自発的に取り組んでいる他の社員に申し訳ない。
孫子は、
『其の兵は修めずして戒め、求めずして得、約せずして親しみ、令せずして信なり。』
と教えてくれている。
一致団結し、決死の覚悟ができた軍隊は、特に教えなくても行動を自戒し、指示を出さなくても思うように動き、いさかいを起こさないように約束事を作らなくてもお互いに親しみ、法令を作らなくても信頼できるものだと、孫子は説いた。なぜそうなるかと言えば、窮地に追い込まれて、そうせざるを得ないからだ。リーダーは時と場合によってはそうした状況に部下を追い込む必要がある。
現代の企業経営では、命は取られないし、すぐにクビにもならず、転職も簡単になったから、緩んでしまっている人や組織が目に付く。だが、今の経営は厳しい。与えられた仕事をイヤイヤでもこなしていれば通用した時代はとっくに終わった。自ら自発的に取り組み、頭を使い、智恵を絞り、必死にやらなければ勝てない。そんな時に、給料をもらうために仕方なくやっているだけで、極力サボって楽をしたいと考える人間が紛れ込んでいたら・・・・・・・・・勝てるものも勝てなくなる。
やるしかない、戦うしかない、前に進むしかない、という状況を作り出し、そこに社員を置いてみる。これが孫子の兵法の実践である。それでもゴマカシや嘘で逃げようとする人間には厳しい処断をするしかない。戦いなのだ。そんな人間を管理するようなことに余計な工数とコストをかけるのはまったくの無駄である。そういう人にはなるべく早くお引取り願って、前向きに頑張ろうとする人を支援することに手間をかけた方が良い。
企業も軍隊もゲゼルシャフトであり目的を持った集団である。すべての人を救うゲマインシャフトではないし、家族でも親戚でもない。同じ目的を実現して行く同志として、チームワークや友愛の精神は必要だが、目的や目標を共有できず、チームに貢献しようとしない人間を許容することはできない。
本人が自ら気付いて、自己変革してくれるのが一番良いのだが・・・・・・。そういう人は孫子の兵法なんて勉強しないだろうしなぁ~。
行動管理はどうせ嘘やゴマカシを産んで、大した成果につながらない。私は永年、日報による社員指導を提唱しているから、よく知らない人からは、行動管理の権化のように思われるかもしれないが、一貫して行動管理を否定してきた。行動管理が必要な社員を雇用し、教育や指導の時間とコストをかけるのが無駄だと思うからだ。行動管理し、監視し、いちいち文句を言わないといけない悲しい人にはお引取り願おう。上司の前では頑張っている風を装いながら、面従腹背で裏では手を抜き、人の足を引っ張り、挙句には会社や上司の悪口を言って周囲の人間のモチベーションまで下げるような人間を許していては、本当に頑張っている、自発的に取り組んでいる他の社員に申し訳ない。
孫子は、
『其の兵は修めずして戒め、求めずして得、約せずして親しみ、令せずして信なり。』
と教えてくれている。
一致団結し、決死の覚悟ができた軍隊は、特に教えなくても行動を自戒し、指示を出さなくても思うように動き、いさかいを起こさないように約束事を作らなくてもお互いに親しみ、法令を作らなくても信頼できるものだと、孫子は説いた。なぜそうなるかと言えば、窮地に追い込まれて、そうせざるを得ないからだ。リーダーは時と場合によってはそうした状況に部下を追い込む必要がある。
現代の企業経営では、命は取られないし、すぐにクビにもならず、転職も簡単になったから、緩んでしまっている人や組織が目に付く。だが、今の経営は厳しい。与えられた仕事をイヤイヤでもこなしていれば通用した時代はとっくに終わった。自ら自発的に取り組み、頭を使い、智恵を絞り、必死にやらなければ勝てない。そんな時に、給料をもらうために仕方なくやっているだけで、極力サボって楽をしたいと考える人間が紛れ込んでいたら・・・・・・・・・勝てるものも勝てなくなる。
やるしかない、戦うしかない、前に進むしかない、という状況を作り出し、そこに社員を置いてみる。これが孫子の兵法の実践である。それでもゴマカシや嘘で逃げようとする人間には厳しい処断をするしかない。戦いなのだ。そんな人間を管理するようなことに余計な工数とコストをかけるのはまったくの無駄である。そういう人にはなるべく早くお引取り願って、前向きに頑張ろうとする人を支援することに手間をかけた方が良い。
企業も軍隊もゲゼルシャフトであり目的を持った集団である。すべての人を救うゲマインシャフトではないし、家族でも親戚でもない。同じ目的を実現して行く同志として、チームワークや友愛の精神は必要だが、目的や目標を共有できず、チームに貢献しようとしない人間を許容することはできない。
本人が自ら気付いて、自己変革してくれるのが一番良いのだが・・・・・・。そういう人は孫子の兵法なんて勉強しないだろうしなぁ~。
2011年09月05日
「どじょう」の演説で支持率も上がった野田佳彦新首相が10分1000円散髪をしたそうだ。「QBハウス虎ノ門店」が行きつけのお店だそうで、これまでも利用していたと言う。
これまた「どじょう」らしく庶民的でいい。首相になったからと言って、気取らないところがいい。まさに相田みつをの「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」を地で行く感じだ。
民主党総裁レースも苦戦を予想されながら、泥臭く決選投票で勝ち残ったわけだが、民主党らしい(?)軽さがなく、なんとなく発言も重々しいのがいい。リーダーたる者、軽口ではいけない。何を考えているのか分からないが、やると決めたらやる。結果で示す。そうした気構えが欲しい。
孫子の兵法では、
『将軍の事は、静かにして以て幽く、正しくして以て治まる。』
と教えてくれている。
リーダーは、表には常に平静を保ちつつ、内面の思考は周囲からは窺い知れないほど奥深いもので、何事につけ公正で的確な判断をするから、組織を統治することができるのだと孫子は言う。
「どじょう総理」はまさにそんな感じがする。結果を残してくれることを祈りたい。
そこで重要になるのが、スピードである。トロトロやっているヒマはない。孫子の兵法で拙速を尊ぶべし。
『兵は拙速を聞くも、未だ巧久なるを賭ざるなり。』である。
誰もが納得する満点の施策、答えなどないのだから、思い切って動かしていくべきである。大震災の復興から、円高、財政立て直し、増税、TPP、エネルギー政策、成長戦略・・・どれも明確な正解はなし。そしてゆっくり考えている時間もなし。
そこで拙速を尊ぶ「10分散髪総理」に期待したい。髪の毛なんかどうせすぐに伸びるのだし、散髪屋でビシッとセットしてもシャンプーしたら崩れてしまうのだから、拙速でいい。そういう合理的な判断をして、面子やプライドなど気にせずにパッと動けるところに期待したい。
ちなみに、私も10分散髪にしたいのだが、整髪料をつけている関係で断念している。一度、行ってみたことがあるのだが、怒られた・・・。だが、たまたまヒマだったので、「普通は髪を固めたような人はお断りなんですけどねぇ」なんて嫌味を言われながら切ってもらった。10分で終わるのは魅力的だが、いちいち文句を言われるのも癪に障るので私は行かないが、散髪なんか短時間で済ませてしまえ、という考えには大いに賛同する。
私のことはさて置き、野田首相には、「どじょう精神」「10分散髪精神」で頑張って欲しい。どじょうが金魚になろうとして余計な時間をかけるくらいなら、どじょうのままで、拙速を尊ぼう。それが孫子の教えである。
これまた「どじょう」らしく庶民的でいい。首相になったからと言って、気取らないところがいい。まさに相田みつをの「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」を地で行く感じだ。
民主党総裁レースも苦戦を予想されながら、泥臭く決選投票で勝ち残ったわけだが、民主党らしい(?)軽さがなく、なんとなく発言も重々しいのがいい。リーダーたる者、軽口ではいけない。何を考えているのか分からないが、やると決めたらやる。結果で示す。そうした気構えが欲しい。
孫子の兵法では、
『将軍の事は、静かにして以て幽く、正しくして以て治まる。』
と教えてくれている。
リーダーは、表には常に平静を保ちつつ、内面の思考は周囲からは窺い知れないほど奥深いもので、何事につけ公正で的確な判断をするから、組織を統治することができるのだと孫子は言う。
「どじょう総理」はまさにそんな感じがする。結果を残してくれることを祈りたい。
そこで重要になるのが、スピードである。トロトロやっているヒマはない。孫子の兵法で拙速を尊ぶべし。
『兵は拙速を聞くも、未だ巧久なるを賭ざるなり。』である。
誰もが納得する満点の施策、答えなどないのだから、思い切って動かしていくべきである。大震災の復興から、円高、財政立て直し、増税、TPP、エネルギー政策、成長戦略・・・どれも明確な正解はなし。そしてゆっくり考えている時間もなし。
そこで拙速を尊ぶ「10分散髪総理」に期待したい。髪の毛なんかどうせすぐに伸びるのだし、散髪屋でビシッとセットしてもシャンプーしたら崩れてしまうのだから、拙速でいい。そういう合理的な判断をして、面子やプライドなど気にせずにパッと動けるところに期待したい。
ちなみに、私も10分散髪にしたいのだが、整髪料をつけている関係で断念している。一度、行ってみたことがあるのだが、怒られた・・・。だが、たまたまヒマだったので、「普通は髪を固めたような人はお断りなんですけどねぇ」なんて嫌味を言われながら切ってもらった。10分で終わるのは魅力的だが、いちいち文句を言われるのも癪に障るので私は行かないが、散髪なんか短時間で済ませてしまえ、という考えには大いに賛同する。
私のことはさて置き、野田首相には、「どじょう精神」「10分散髪精神」で頑張って欲しい。どじょうが金魚になろうとして余計な時間をかけるくらいなら、どじょうのままで、拙速を尊ぼう。それが孫子の教えである。



