先日、書店に立ち寄ると「雁木・右玉伝説」の新刊が発売されていました。
 

棋界に伝わる二つの秘法 雁木・右玉伝説 (マイナビ将棋文庫)


これ、実は今から25年前(1991年)に刊行された「雁木伝説」「右玉伝説」の2冊をまとめた復刻版。どちらも現在1冊3000円を超える希少本で、一部マイナー戦法愛好家の間では知る人ぞ知る伝説の棋書なのです。(両方持ってるんだけど、本書が出たから価格が下がるだろうなぁ。ちょっぴり残念^^;)

――ところで、これはひそかな持論ですが、
「右玉&左玉」関連の書籍は数年後にプレミアがつく確率が非常に高い。
右玉(および左玉)の定義は、
①自分の飛車と同じ方向へ自分の玉を囲う
②相手の飛車と反対方向へ自分の玉を囲う
を同時に満たすものとします。
単に「右に玉を囲う」だけだと振り飛車全般が当てはまってしまうので。
えっ、引きこもりの話は当てにならないって?
論より証拠。では価格順にランキングを見てみましょう。




5位 「右玉伝説」(初版本) 1,950円

右玉伝説〈秘法巻之4〉 (秘法 (巻之4))

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¥1,950から
(2016/5/4 15:49時点)

1991年刊行当時の本です。
いかにも秘伝っぽい表紙がいいですね~(´∀`)

4位 細川大市郎著「とっておきの右玉」 2,975円

とっておきの右玉 (マイコミ将棋BOOKS)

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わりと最近出版された本(2009年)なのに定価の2倍近くになってます。
地下鉄飛車対策や対銀冠などの解説も載っており、貴重な一冊です。

3位 「右玉伝説」(再版本) 3,224円

右玉伝説―右玉の秘法を伝授 (MYCOM将棋文庫)

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「右玉伝説」2003年再版バージョン。
初版の内容に第4章「右玉七変化」が加筆されています。
ポケットサイズなので持ち運びも便利。

2位 高田尚平著「高田流 新感覚 振り飛車破り」 8,499円

高田流新感覚振り飛車破り

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いわゆる高田流対振り左玉。
玉を戦場(相手の飛車)からあらかじめ避けており、敵の攻めを適当にいなしてカウンターを狙う感覚は左右逆とはいえ右玉にそっくりです。

多少不利になっても玉頭攻めでワンチャンあるので個人的に相手に指されて一番嫌な戦法だったりします。。。

1位 伊藤果著「風車の美学」 11,751円

風車の美学―伊藤果直伝!

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で、出た~~~っ!!!まさかの1万円台!!!!!Σ(゚Д゚)

玉や飛車角を「風車」のようにグルグルと繰り替えて千日手を狙う戦法。
何といっても本書の見どころは対穴熊編で、現代将棋ではまず実現しない四枚穴熊をあっさりと許し、「堅さ」に対して「広さ」で対抗する指し方は勝負を超越してまさに美学そのもの。ぜひ棋譜を並べてみてください。

× × ×

――いかがだったでしょうか。
「いま金欠だから、古本で安くなるのを待って買おう・・・」と考えているかたは逆に数倍の金額を支払うはめになりかねないので、なるべくお早めの入手をおすすめします(笑)

相振り飛車で左玉戦法 居飛車で右玉戦法 (将棋最強ブックス)

南の右玉


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