現代振り飛車ナビ

角交換好きな振り飛車党による将棋定跡研究ブログ


前回の記事:先手中飛車―前田流・2手損角交換作戦

第8図以下の指し手②
△4四歩▲7八金△4三金(第9図)
2018-10-01a
△4四歩~△4三金は上部を手厚くして▲5四歩や▲3六角などの筋を緩和した手。

第9図以下の指し手
▲6六銀△4二銀(第10図)
2018-10-01b
▲6六銀は次に7七桂~5五飛~8五飛という大捌きを狙っているので△4二銀と脇を締めて将来の飛車の打ち込みに備えます。

また▲6六銀のとき△8六歩▲同歩△同飛の歩交換は▲8五歩(参考図)が妙手。
2018-10-01d
参考図以下△8五同飛は▲9六角、また放っておけば▲8二角があり先手良しです。

第10図以下の指し手
▲7五歩△5二金▲7七桂△5三金直▲7六角
(結果図)
2018-10-01c
上記の進行はソフトの示した一例。
最終手▲7六角が後手玉を間接的ににらみつつ8五歩取りを見た好打で先手ペースの戦いでしょう。

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前回の記事の続きです。

B.▲5四歩
2018-09-17a
▲5四歩の垂らしは『久保流最強先手振り飛車』で紹介された手(本と若干形が異なります)。以下△5二歩は明らかに利かされなので△4四銀が一番自然ですが……。

第10図以下の指し手
△4四銀▲6六銀△5三歩▲同歩成△同銀▲7五歩(結果B図)
2018-09-17b
後手は嫌味な5四の拠点を消しましたが、最終手の▲7五歩が機敏で先手十分。
結果B図以下△7五同歩▲同銀△7四歩に▲5四歩(好手)で先手の駒が捌けます(参考図)。
2018-09-17c

C.▲6六銀
2018-09-17d
▲6六銀は一手力を貯めて、次の▲3六角や▲5四歩をより効果的にする銀出。

『対先手中飛車完全攻略(小林本)』や『今泉の勝てる中飛車』では△8六歩▲同歩△同飛▲7七桂△8一飛と手順に引かれて先手不満と書かれていますが、△8六歩の瞬間に▲9五角(結果C図)という気づきにくい一着があって大丈夫なようです。
2018-09-17e

以上の検討により前田流に対して攻勢△7四歩~△7三桂で挑むのは▲3六角、▲5四歩、▲6六銀などの複合的な技を見せられて後手に苦労の多い将棋になります。

次回は第9図で②△4四歩~△4三金を見ていきたいと思います。

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前回の記事:先手中飛車―前田流・2手損角交換作戦

第8図以下の指し手①
△7四歩▲7八金△7三桂(第9図)
2018-09-16a
△7四歩~△7三桂は攻撃的な手法。

以下は①▲3六角、②▲5四歩、③▲6六銀が有力で順番に調べていきます。

A.▲3六角
2018-09-16b
▲3六角の自陣角は伊藤真吾著『先手中飛車の最重要テーマ21』で紹介された手(本と若干形が違います)。

上図以下①△5二金右は▲6三角成~▲5一飛成、
②△5四歩も▲同角△同銀▲同飛(参考図)で駒損ながら後手の歩切れが痛く先手ペースです。
2018-09-16c

ところが▲3六角の局面をソフトに読ませるとちょっと思いつかない手を示しました。

第10図以下の指し手
△5二金寄(第11図)
2018-09-16d
△4二金→△5二金が形にとらわれない柔軟な受け。
このまま局面が落ち着くと角打ちがぼけてしまうので先手は攻める一手ですが……。

第11図以下の指し手
▲5三歩△6二金寄▲6三角成△同金▲5二銀△6二金引
▲6一銀成△同金
(結果A図)
2018-09-16e
▲5三歩~▲6三角成は騎虎の勢いですが、冷静に対応されると先手がやや細そう。

結果A図以下、①▲6三金は△6五桂▲5二歩成△5八歩▲同飛△5七銀、②▲5二歩成も△同飛(△同金なら▲8三金)▲同飛成△同金で次に△6九飛~△4八銀の攻めが早く先手自信ありません。

次回の記事に続きます。

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