前回の記事:石田流vs左美濃(銀冠)―軽い捌きを狙う現代的な▲7七角型

第6図以下の指し手②
▲4六歩△5五歩▲4七銀引(第7図)
2018-11-15a
▲4六歩~▲4七銀引はダイヤモンド美濃の堅陣に組み替える持久戦志向の手。

手順中△5五歩に▲4五銀と前進するのは△2三銀で後続手段がなく先手失敗です(A図)。
2018-11-15b
もし▲4六歩と突いてなければ▲6五歩△同歩▲3六飛と転換して先手面白いのですが……。

第7図以下の指し手
△7二飛(第8図)
2018-11-15c
6七銀の配置換えで角頭の守りが薄くなったので△7二飛がいやらしい揺さぶり。

以下▲8六歩には△7四歩(△8二飛も有力)▲8五歩△7五歩▲8六飛△7六歩▲8八角(▲5九角は△8八歩▲同飛△5六歩が厳しい)△7四銀▲8四歩△7五銀で先手の角が捌けず後手有利(B図)。
2018-11-15e
B図で▲8五飛には△9三桂がぴったりで、飛車を渡すと△8七飛が激痛です。

第8図以下の指し手
▲9五歩△7四歩▲9四歩△7五歩▲9六飛△9二歩
▲3六歩△7四飛▲5六歩△5四銀
(結果図)
2018-11-15d
△7二飛に対して定跡書では▲9五歩△同歩▲同香と端から手を作って振り飛車戦えると書かれています。
【関連棋譜】
・2011-12-09 高崎一生 vs. 三浦弘行 王位戦
・2012-07-19 安用寺孝功 vs. 北浜健介 順位戦
しかし▲9五歩を手抜きで△7四歩と攻め合ってどうか。結果図は一局ながら後手の駒の方が伸び伸びしている気がします。

次回は第6図で②▲4六歩~▲4七銀引にかえて③▲9六歩~▲9八香の変化を見ていきたいと思います。

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