2009年10月
2009年10月16日
隙間..
急ブレーキの音に振り返ると、いつもの場所で、いつものように、当事者たちが睨み
合っていた。私が行き先のルートを変更した途端、事故寸前の状況も繰り返し再現さ
れる。凄惨な事件や事故の瞬間に立ち会うことも減ってはいるが、意図的に目撃さ
せられるという状況は変わっていない。
他者が事故に遭う、他者が犠牲となる現場を目撃させることで、私を脅迫(強迫)し生
活を妨げる加害者はもはや人と呼べるレベルではない。隣人は低級な者に成り果て
たのだ。それが芝居であっても、この真実を否定することはできない。
人の運命が、人によって操作される。
解っていても逆らえない。それに気付けば狙われる。
「箱があったら積極的に開けてみるタイプ?」
「私たち(あなた)はパンドラの箱を開けたの」
「アナタは X X のスウィッチを押した」
犯罪者によって開封された箱が自らの棺桶と変化する。たとえ他人になりすましても、
当人(犯人)の姿は隠せない。人として存在する以上、隠れることはできないのだ。