書き逃げ旅団

兵は詭道なり

■絶賛倍プッシュ中■
Star Wars: Outer Rim (FFG)


和訳に関するご意見等は、各エントリのコメント
またはMustAttackの「OK303」宛に頂けますと幸いです。

Imperial Struggle (GMT Games) 「序盤のMinistryカードをどうするか」

久しぶりにImperial Struggleをひもときましたが、まだいろいろ考証の余地がありそうです。
なかでも、Ministryカードの組み合わせが悩ましいところじゃないでしょうか。

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特にフランス側をプレイしていると、Ministryカードに「ジャコバイト蜂起」を入れるかどうかが序盤の焦点になるんじゃないかと思います。

ジャコバイトは軍事1の入力でスコットランド/アイルランドのシフトに変換できるのが基本機能ですから、最大出力は「3」のスペースを変換したときの差分の2アクション。とはいえ、「2」のスペースであってもアライアンスがついているので、まあ良いカードですわ。

これとスコットランドの支配で負債を軽減できるジョン・ローを入れるか、ヨーロッパの外交を強化する枢機卿を入れるのかが序盤の定番じゃないでしょうか。
ただイギリスがスウィフトを入れてジャコバイト対策に本腰を入れてきた場合はどうでしょうか?

個人的には、ジャコバイトの厄介さを知っているイギリスプレーヤーに対しては、ユグノー+枢機卿の組み合わせでも良いかなと考えています。
フランスはジャコバイト蜂起で負けてもペナルティが少ないので、イギリスが首を突っ込んでいる間に、別な場所で優位を確立するという戦略です。

ユグノーを入れるのは、主にアン女王戦争対策。イギリスはフランスより先にオハイオ・フォークス要塞に到達できるため、ここを真っ先に確保してケベックに圧力をかけられると、なかなか厄介なことになります。

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逆にイギリスはイングランド銀行とハレーが2枚看板でこれをスウィフトと置き換えるかどうかが悩ましいところ。

イングランド銀行は実質的な出力は1だけど、序盤デッキにやたら多い経済イベントをさばくのに便利。
ただしスウィフトはジャコバイトに対する強い抑止力になるので、フランスがセオリー通りにジャコバイトで殴ってくると保険になります。

Nevsky (GMT Games) 「ルール把握ははるかに遠く」

紛れもない2019年の大傑作ですが、相変わらずマニュアルが読みにくいせいで全体像を把握しにくい。
どれだけ役にたつかは不明ですが、基本的なところで分かってきたことがあるので初動の部分をメモ。



ロシア陣営

強いよ
・お金がどんどん集まる
・射撃戦能力が鬼

弱いよ
・ユニットがひたすら脆弱
・ダメな諸侯はガチでダメ
・補給線が長くなりがち

入れておきたい能力
「Black Sea Trade」
「Baltic Sea Trade」
ノブゴロド集金マシーン。ロシアの強さの根源。アクション数に余裕があれば、冬季はバルト海を抜いても良いかも。

「Luchniki」
民兵と軽騎兵に射撃能力がつくよ・・・って言うとお得な感じもするが、実質的な主力がこの2つというのがロシアの厳しい台所事情。

「Veliky Knyaz」
徴税アクションでユニットを全回復できるベホマ。ネフスキーが持つと最高にヤバいが、ほかでも充分にヤバい。

「Lodya」
船バフ。北部を守備する諸侯は、常に海上輸送を視野に入れる必要があるので有効。

「Stone Kremlin」
ロシアのお城は大概ヘボいが、これを入れるとなんとか戦える程度に。

備考
チュートンとまともに叩き合ったら死ぬ。
ネフスキーが出るまで諸侯の数が足りず、あんまり下げられないのもキツい。
ノヴゴロドが無事ならいいやくらいの精神が大事だと思う。


チュートン陣営

強いよ
・個々の戦力が強く当たり負けしない
・装甲が鬼
・補給が容易で前に出やすい
・お城が強い

弱いよ
・攻めないと点が取れない。
・軍役についている期間が短く、息切れしやすい


入れておきたい能力
「Willeam of Modena」
「Ordensburgen」
この2つはセット。シリンダーの位置を動かせるので、諸侯をローテーションしやすくなる。

「Balistarii」
「Halbbruder」
射撃戦能力+装甲強化のコンボにすると鬼。たぶん、ネフスキーが石弓もってきてようやくなんとかなるレベル。

「Stonemasons」
ネフスキーが出る前に、これで国境線に城を建ててVPをもぎ取るのが良さそう。
ロシアに奪取されたら1点献上する? 大丈夫。そうなる事態だと、そもそも負けてる。

備考
資金繰りが厳しいので、ローテーションがキツい。圧力を維持し続ける計画が必須。

Imperial Struggle (GMT Games) 「迷ったら経済」

どこにAPを投下しか何をするかが非常に分かりにくいタイトルですが、繰り返しプレイするうちに、指針的なものが見えてきたので備忘録代わりに。

大原則
「イベントやアドバンテージは、何AP分儲かるかで評価する」
イベントの場合、タイルのAP減を入れて、2APのプラスを取るのが目標。つまりイベント単体で3APの出力があれば、それは良いイベント。
アドバンテージやミニストリーは2APの出力があれば良し。
ちなみにフランスの強さの象徴みたいに扱われるジャコバイトですが、実はシフト能力の出力は最大2APしかありません。あれの本体は3APで最大4VP持っていけるアクションですね。

「1戦力の加算に釣り合うAPコストは、およそ1.2AP」
つまり3APの投入で獲得できる政治アライアンスが3回の戦争に寄与できる場合、長期的に見るとプラス。

「1VPの獲得に必要なAP出力は、世代が進むほど低下する」
序盤はVPを追うより、盤面の状況を作る方が強い(推定)。

強いムーブとして、「コンフリクトを置ける政治アライアンスを取る」、「戦争直前に相手テリトリーに接続する要塞や港湾を支配する」、「希少なタイルを先に取って相手の選択肢を狭める」、「艦隊を作る」などは意識しておきたい。
艦隊は物凄く高コストだが、実は戦力への寄与が大きく、マーケット支配の起点になる重要な存在。艦隊数で大きく負けていると、だいたいは7年戦争で後悔することになる。

あと、迷ったら経済対策(経済拡張を実施するための、軍事プレゼンス確保を含む)というのが現状の個人的トレンド。
経済は、いったん引き離されると追いつくのが困難なので。


以下は、それぞれのリージョンのチョークポイント。

ヨーロッパ
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Baltic Trade(アドバンテージ)
2AP分を稼げる、という点において他のタイルと大差ないように思えるが、「負債」を軽減できるので、実質的な使い道に制限のないところが強い。
デンマーク・ノルウェーのアライアンスもなにげにお得。

北アメリカ
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オハイオフォークス(要塞)
ノーザン・コロニーズとケベック/モントリオールに接続されている要所。
1ターン目にここを取られると、いきなりアン女王戦争が危険な戦場になる。
ただしフランス側は、ユグノーカードでケベック/モントリオールの守りを固めてしまう方法がある。

カリブ
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アンティグア(マーケット)
英仏にとって、砂糖マーケットへの出口にあたる。従って、アンティル諸島に艦隊を派遣するのは、かなり強い手。

インド
2020-08-20 00.53.31
西ベンガル(マーケット)
北回りでインド西部にアクセスするためには欠かせない。フランスは、ここを落とすと分断されやすい。

マラバル海岸(港湾)
スパイス市場を争ううえで、最重要の港湾。

フーグリー川(港湾)
コットン市場の要。両陣営のテリトリーに隣接しているのでプレッシャーが強い。

Dawn of Empire (Compass Games) 「ヒストリカル」

2020-06-28 14.40.28
米西戦争をテーマにしたWar at Seaシステムのゲーム。

物量のアメリカ対、質のスペインみたいな構造かと思いきや、倍近くの物量があり艦艇の性能も高いホームグラウンドの米海軍に対し、貧弱なスペイン海軍がなんとかする(ならない)という話だった!
うーん、この史実の残酷さ。

ゲームとしては、艦隊ごとにミッションをプロットしたり、1回出撃すると石炭補給が必要になるので、ローテーションに頭を悩ませるあたりが新機軸でしょうか。
システムは機能してそうですが、マニュアルが大変読みにくく、記述が曖昧な点には難儀しました。

2020-06-28 20.14.29
しかも、人類がまだ見たことのないレベルの誤植が・・・。


ちなみに、スペイン側は海域支配のVP獲得量が多いのですが、出撃して捕捉されると低速のため逃げ切れない点が気になります。
そもそもスペインが先行移動なので、スペイン側が展開した海域に米軍が大兵力をブチ当ててくるということになるわけです。

これいったい、どうすれば良いのでしょうか?

Struggle for Europe 1939 - 1945 (Worthington Publishing)「フランス精強なり」

2020-03-05 14.36.20
あのワレス先生が生み出した『Lincoln』のデッキデストラクションシステムを、まるっとトリビュートしてWW2テーマに置き換えた作品。
KS案件でしたが、ようやく到着したので流してみました。

まあ、発売の経緯に関してパブリッシャーにいろいろ問いたいことがありますが、そこは今回は置いておくとしまして一言だけ。
ワレス先生の名前はクレジットされていませんでした。

うーん。
なんとも・・・

ただ、あのシステムを「WW2に応用できるのでは?」と考えたのは慧眼でしょう。
リンカーンでの海上封鎖要素が、通商破壊や戦略爆撃などの戦略戦闘に置き換えていますが、きちんと機能しています。

逆にマズい点としては、まずユニットが多すぎることが気になります。
リンカーンはユニットの総数が動員可能なハードリミットになっており、どこにどれだけのユニットを送り込むか計画的にマネジメントする必要があり、戦略面での深みを生み出していました。
本作では事実上、作りたいだけのユニットを作れるため、リンカーンの良さをスポイルしているように感じられます。

あと、単純にマップの範囲が広がったことで、プレーヤーの手番数が圧倒的に足りないように思えます。
リンカーンはスタック数が少なく、同時に多方面で攻勢に出る必要もありませんが、同じ1手番2アクションでヨーロッパ全域をカバーするのは、やや無理があるのでは?
デッキのカード総数からして、西部と東部とアフリカで史実と同様の攻勢に出て、なおかつ戦略戦闘と動員をこなすなんてのは、かなり困難に見えます。

アクション数が足りないとなれば、戦力を集中して最短距離で敵の心臓部に侵攻するのが最適解になりますが、連合側がその条件を満たす侵攻ルートって「ノルウェー→デンマーク→ベルリン」の北欧ルートなんですよね。
ロンドンから一本道で補給を切られる心配もなく、地形修正もそんなにキツくない。

あれ? これって・・・そう、リンカーンのプレイテスト版で問題視されてた「マナサスハンマー」(南軍が一点集中でマナサスからぶん殴ると、ワシントンが陥落してしまう問題)の再現じゃなかろか?
これはもう、コペンハーゲンハンマーと呼んでも差し支えないでしょう。

とまあ、ほかにもいろいろありますが、まずはこのあたりで。

Ostkrieg: WWII Eastern Front (Compass Games) 「継続しない戦争」

2020-02-14 15.50.50
『Pacific Tide』(Compass)の原点にあたるゲームですね。

なかなか面白いタイトルだと思うのですが、ちょっと気になる点があったので、備忘録代わりに書いておきます。

その1
トルコがプレイアブルなエリアなのに、トルコ参戦に関するルールが一切ない。

2020-02-14 21.21.25
マジか!
びっくりしたわ!
BGG見に行ったらアメリカの人も全員びっくりしてたよ!
(エラッタは出てます)

おそらくオプションルールかエキスパンションで対応する予定だったんでしょうけど、そこを見落とすとはなにごとか。

進入不可エリアと考えれば済む話なんですが、これ、トルコをプレイ可能にしようと思うとカードとユニットの追加が不可避ですよね?


その2
ギリシャとユーゴとカザンより東をマップに含めた意図がよく分からない。

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ギリシャとユーゴに勝敗を争う要素がなく、ユーゴにいくらパルチザンが湧こうが放置しておいて良さそうに見える。
またソ連の増援はすべてカザン以西に登場するうえ、カザンが奪取される状況であれば、そもそもソ連の勝ち目が皆無。

まあ、あってもプレイ上の問題が生じるような内容ではないので、将来的な拡張を想定しているのかもしれません。


その3
なんだかよく分からないカードがある。

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ソ連1942年カードのこの子↑、戦闘結果に関わらず相手を退却させるという効果があります。
このカードを用いて、レニングラードの矛でヘルシンキの盾を突いたらどうなるか!
そう、退却先のないフィンランドが全滅即時降伏するのである。

えっ!?

文面通りに解釈すると、VPエリアですら無条件で切り取れる鬼性能。
これはなんなのだろうか。

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もうひとつ、ルーマニアがソ連陣営に転向するカードですが、1945年の最終手番で使用されるとドイツに対応するチャンスがありません。
つまり、確定でブカレストを持って行かれるということ。

これが意図された流れなのか、ちょっと判別できません。
ううーん・・・

『Search & Destroy: Vietnam』 playtest版公開

いろいろあっていろいろなのですが、PnP版のゲームを作ってみたので、良かったら遊んでみてください。

WS000013

WS000012

ダウンロードリンク

ベトナム戦をテーマにした、ミニマルなカードゲーム(アブストラクト風味)です。
PDFファイルをダウンロードし、カード16枚を自作していただく必要があります。

ポイント
・MS Wordで作った(えっ!?)
・公開期間は未定です。ファイルリンクだけ、いつの間にか消える可能性があります。
・私的利用に限ります。
・目標: イラストレーターを買う。

2019年総括

今年の後半は、ちょっと事情があって、あまり更新できませんでした。
ただ最後くらい、きちんと締めておきたいと思います。

2019年にプレイして、印象に残ったタイトル10選(ぱくった)。


Axis & Allies & Zombies (Wizards of the Coast)
ロメロ愛を感じる、Axis & Alliesシリーズのマスターピース。
スタンダードな1941より面白いってどういうことなの?

2019-04-04 14.13.08
Tango Down: Man to Man Urban Combat (Tiny Battle Publishing)
グリッドマップのよくあるコンバットゲームを、特殊部隊ルームクリアリングものに仕上げたアイディアの勝利。
内容的に、ひたすらエモい。

2019-05-28 15.32.25
第三帝国の盛衰 (GJ)
ETOの大傑作がこんなところにあった! という驚愕の出来。
どのタイトルもやたら苦労している外交と技術開発の処理を、デッキビルドでエレガントに解決。

Res Arcana (Sand Castle Games)
10周遅れくらいでRace for the Galaxyアプリにハマり、大層楽しかったので本作も購入。
ゲームとしての軽やかさと戦略性を兼ね備えた作品ですわ!
展開のバリエーションが豊富で、リプレイアビリティも高い。

Blitzkrieg! (PSC Games)
驚愕のシンプルさと面白さ。『GIジョー』オマージュのような箱絵を除けば、完璧すぎる出来。
拡張マップは、なぜか米本土で日独が戦う『高い城の男』設定。

Air, Land & Sea (Arcane Wonders)
デザイナーはJon Perry先生。
わずか18枚のカードを使う、1次元マジョリティ系ゲーム。
テーマがテーマであれば100倍は売れていたであろうと思われる、とんでもない切れ味の良さ。

Unconditional Surrender! World War 2 in Europe (GMT Games)
4年越しのプレイを、ようやく実現。
和訳には本当に苦労したが、もっと出来の良いものが公開されていて泣いた。
ゲームとしては最高に良いものの、唯一、外交メカニズムだけはランダム性が強く荒っぽい。

Nights of Fire: Battle for Budapest (Mighty Boards)
COIN職人、Brian Train先生の本領発揮。
KSで買ったのだが、版元が2か月バカンスでバックレていたのは絶許。

Freeman's Farm 1777 (Worthington Publishing)
1.5次元マップの、ちょっと不思議なカードドリブン。
戦術的な選択肢は少ないのに、すごく奥深いプレイ感がある。

2019-11-29 18.59.53
Jaws (Ravensburger)
パーティージョイみたいな値段で、ここまでしっかりしたコンポーネントを出してくるのが凄い。
ハイド&シーク系のメカニズムが機能しており、ゲームとして面白いのも大変に良かったです。


てことで、今年は軽いタイトルの購入が多かったんですが、まだまだ奥の深さを感じます。


キックスターターは失敗の教科書だ

以下は、War-Gamers Advent Calendar 2019向けに投稿された記事になります。
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キックスタータリストの皆さん、お元気ですか?
昨年バックしたプロジェクトは、18個でした。遠い世界だと思っていたSuperbackerの称号(過去1年で10ドル以上のプロジェクトを25個バック)が、意外と近いところにあると知って戦慄しています。

さて、今年はしくじりという言うような大きなしくじりはありませんでしたが、それでもプロジェクト主がバカンスに出かけて2か月メールを放置するとか、箱に穴が開いて届くとか波乱万丈でした。
ほんとにストレスが多いサービスだと思います。



ちなみに、これまでのトラブルの原因としては、プロジェクト主が逃げる破産する開発失敗するなんてのが主流でしたが、今年の傾向としてはフルフィルメント系のトラブルが多い気がします。

要は送料の計算や回収、発送手続きなんかの一切を請け負う外部業者に関する話ですね。まあ、ユーロゲームなんかでも中国で印刷をかける場合、わざわざヨーロッパの版元に戻してから発送するというのは無駄が多いので、アジア向けの発送に関しては中国のフルフィルメント会社が担当する、なんてことはよくあります。
たまにアジアフレンドリーな送料設定だったりしますが、つまりそういうことです。

問題は、この業者が玉石混交であること。
不真面目であったり(発送が遅い、トラッキングナンバーを出さない)、ゲームに対する理解がなかったり(梱包が雑)、甚だしい場合にはデータを間違えたり。
おそらくは物流を行うフルフィルメント会社の方がゲームの版元より規模が大きいでしょうから、あんまり統制が効いてないんじゃないかなという気がします。
問い合わせをしても、伝言ゲームになるのでとにかくレスポンスが悪い。

その際たる例が、Shakosの『Napoleon 1807』に関する一件ではないでしょうか。
面倒な話なので雑に説明しますと、フルフィルメント会社が70ドルのゲームに対して後乗せ送料で100ドルの請求(アジア/オセアニア)を吹っ掛けてしまったことから怒りのレーティング1が乱発されてる事態に・・・。

ちなみに、初期のKSはだいたい自前で発送作業をやっていたので、この手のトラブルは表面化していなかったように思います。

自衛策としては・・・残念ながらないですね。
どんなに注意していても、トラブるときはトラブるので、相手が反応するまで細かくしつこくクレームを出すしかないかと。
少なくとも、放置しておいて勝手に解決したことはただの1度もありません。


あと違う話になりますが、個人的に危うい思いをしたのは、発注用のクーポンコードがSPAMフォルダに入っているのを見つけたときですかね。
最近のKSプロジェクトでは直接ブツを発送せずに、一般通販サイトの「100%引きクーポンコード」(つまり無料で注文できる)だけを送ってくる例があります。
つまりメールを受け損なうと、リワードを受け取る権利がロストするというわけ。
いやー、あぶないあぶない。

当たり前ですが、アップデートを見ると必ず「いついつごろに〇〇を送るよ」みたいなことを書いてあるんで、面倒だからって読み飛ばしてると私みたいにバチがあたりますよ。


最後に個人的ではありますが、今年のバック履歴を振り返ってみますと、

ベストKSアナログゲー(ちなみにサポートはひどかった)

ベストKSデジタルゲー

てなところでしょうか。
ではまた。


Triumph & Tragedy (GMT Games) 「収納可能」

2019-09-06 22.21.43
匣の中には綺麗な駒がぴつたり入つてゐた。

初版は2インチ箱なのですが、カード+大量のブロックという構成なので、アップグレードキットのマウンテッドマップボードを入れると、当然入るものも入らんわけです。

あれっ? でもエラッタがあたった初版のマップとマニュアルは捨ててもいいんじゃね?
いやいやいや無理でしょ・・・あ、あれ?
なんとかなった!

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さて、今回は安心の3インチボックス入り2版でしたが、いまいちよく分からないレベルの変更が加えられている模様。

やいのやいの言いながら検証しましたが、エラッタ修正のほかはセットアップが微妙に変わっている程度で、サイゼリヤの間違い探しより難しいなと思いました。


よく考えたら、フランスが降伏した時点で旧フランス植民地は武装中立になってないとおかしいですよね?

Space Empires: Close Encounters (GMT Games) 「大艦巨砲主義の落日」

2019-08-21 14.11.46
SFテーマの4Xゲームをアナログでやろうよ・・・的コンセプトが完璧に決まっているSpace Empires。


年単位でエイジングしていたEX1: Close Encountersを、ようやく稼働させる環境(駒を切った)が整ったので、またすこしずつリハビリしていこうと思います。

んで、あらためて情報を整理しますと

EX1とはなんぞや。
山盛り追加ルールの拡張キットその1。
基本キットユニットの完全なデュプリケートと追加ユニット、戦闘ボードなどが付属。

・生産力とテックツリー調整
・カードデッキによる種族固有能力とエイリアン能力のサポート
・地上戦闘ルールとユニット追加
・接舷戦闘のサポート
・デススター級の超大型艦「タイタン」のサポート
・オリジナル艦船設計ルール
・練度のサポート
・上級研究ルール
・スペースアメーバシナリオ

といったところでしょうか。まさに圧巻。
カウンターシートだけで4.5枚あるので、カウンター切ったら蓋が閉まるや閉まらざるやというあたりが特に凄い。

テックツリー調整は、一部の使いにくかった技術やカウンターテックをお安くしている感じで、機雷の弱体化と掃海能力の強化、戦闘機の強化あたりがメインじゃないかなと思います。

ちなみにEX2というのも出ておりまして、こちらは地形タイルの追加、エイリアン種族である第5プレーヤーの追加、カード追加、なんかが入っております。
こちらも内容的にはフルサイズの拡張になっており、マジメなSE4Xプレーヤーは3箱担ぐことになるわけですよ!


しかしまあ、相変わらず良くできたゲームだと思います。
そりゃもう、PCでEndless SpaceとかStellaris(やったことないけど)とか遊んでいる方は最高にフィットすると思うのです。

Nights of Fire: Battle for Budapest (Mighty Boards) 「早く送ってほしいの」

2019-08-09 14.18.22-1
ハンガリー動乱をテーマにした、非対称COINゲーム。
Kickstater案件。

間違ってもハチゴー(T-34/85)が群馬の峠を下る話ではない。

ゲーム自体はユニットが秘匿されている革命軍と、アクションをプロットするソ連軍の対比が面白い。
シンプルながら、繰り返し遊べるような工夫が随所に見られ、なかなか良いタイトルとの印象を受けました。


手放しで褒めたいところですが、
ワタクシの荷物がまだ届いていませんよ!
このままだと、届く前に飽きるのではないか。

最近のKSはfullfilmentサービス関係でのトラブルが多く、ちょっとうんざりしています。

KeyForge: Call of the Archons (FFG) 「ビルドのいらない手軽さ」

2019-07-31 01.04.25
カードゲーの神様、Richard Garfield先生の準新作である『KeyForge』(赤箱)を買ってみました。

アンドロイド・ネットランナーみたいに捻ったシステムを予想していましたが、マニュアルを読んだところ意外とシンプルな感じ。
細かい字でぞろぞろとテキストが書いてある他のLCGと比較して、言語依存も低い印象を受けました。

LCGなのにデッキビルドが不要という点に興味がありましたが、プレイで使用するデッキがアーミー単位で固定されており、ブースターもアーミー単位で売られているということのよう。
なんとなーくNeuroshima Hexみたいな印象を受けました。

2019-07-31 01.04.49
ちなみに、ボックスにはスターターの2アーミーにランダムな2アーミーが封入されており、ボックス単位で構成が異なっている模様。
これ、ランダムなアーミーが被ってたりする事故はないんですかね?



ついで


2019-07-30 00.28.00-1
『Star Wars: Destiny』が割と良かったので、ボバ・フェットとグリーヴァス将軍(輸送中)のスターターを買い増しました。

ボバ・フェットのお供キャラはストームトルーパー(一般兵)。
特殊能力がなく、その分ブランクの出目が増えています。
こ、これは・・・

デッキの特徴として、全般的に与ダメージ能力は高いのですが、射撃主体で目標キャラを指定できない攻撃が多い印象。ブランクも目立つので、リロール能力が大事かもしれないです。




2019-07-25 15.34.50
『Star Wars: Outer Rim』
銀河の辺境におけるアウトロー稼業で名をあげるゲーム。
これは良い!

原作のフレーバーを上手く活かしたうえで、ゲームとしても完成させているさすがのコニエツカ先生。

序盤は輸送や密輸で稼いで、船や装備をアップグレードしたら、賞金首の捕獲やミッションの受注に進む感じでしょうか。
完全にイベントの内容を把握してしまったらさすがに飽きるとは思いますが、それでも相当は楽しめそう。

3人ベストとのことですが、4人だとマップが狭くなりすぎて、イベントが枯渇する感じなんですかね〜。

プレーヤー同士の殴り合いはあんまり発生しないので、ユーロ寄りの設計だと思います。

Star Wars: Destiny (Fantasy Flight Games) 「ダイスマネジメントが楽しい」

2019-07-06 22.35.21
これなんなん?

TCGの1種。
カード24枚、ダイス8個というのが1デッキの標準構成です。
各プレーヤーごとに2人いるキャラの、体力を削り切れば勝ち。

2019-07-13 04.46.03
ダイスは特定のカードと1対1で対応しており、カードの使用時の効果をランダムに決定します。
ダイスの使用タイミングや組み合わせに、ちょっとしたマネジメント要素のあるのがミソ。

さすがアメゲーの星、Konieczka先生という感じで良くできております。
1戦は30分ちょっと。

1デッキは15ドルくらいの値段ですかね。
とりあえずはヴィランを中心に集める予定です。

Cataclysmリビングルールをざっと確認する

今年の2月に出ている修正ですが、けっこう内容的に重要な部分があるので、影響が出そうな範囲をまとめてみました。

孤立主義
ワシントン海軍軍縮条約が解除された場合でも、参戦するまでアメリカはフィリピンに陸軍を展開できなくなりました。

これにより、日本のフィリピン占領が容易に。
やっぱりフィリピンはチョークポイントですし、日本が北進してソ連を叩く場合でも、ここだけは必要だと思います。

しかしフィリピン陥落がほぼ確定的になると、米国は英国と同盟しないと開戦時にまるで動きが取れなくなりますね。
逆に日本の空母の役割は、フィリピンに対する米国のLOCを潰すことと定義しても良さそう。

あと連合がフィリピンを奪還する起点としてインドシナが重要そうなので、仮に英仏の同盟が成立したら英軍1個をインドシナに入れる手があるのでは? と思いました(フランス降伏時にゲットできる)。

エチオピア侵攻
外交マーカー(すなわちドゥーチェ)でできるようになりました。
あとあと、ギリシアあたりへの外交シツレイや軍事侵攻シツレイをしてしまった時のフラッグ流出を考えると、ここで1枚渡してでも1VP取っておくのは良い考えかもしれませぬ。(西側とのVPが逆転したら、年をまたがずフランス奇襲でしょうから)


あと前から修正入ってましたけど、参戦度が「シビリアン」のときの「攻勢マーカー→生産」への交換レートが、生産フェイズと同じ2対1だと明記されました。
つまり攻勢マーカーが2枚ないと1生産にならないんですね。
今までのレートが錬金術だったので、これで一安心。
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