上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

憲法研究者の社会活動の一環として、ブログを開設してみました(2008年4月5日)。 とはいえ、憲法問題全てについて意見を書くわけではありません。 政治問題について書くときがあるかもしれません。 記録として残しておくために、このブログを使用するときがあるかもしれません。 各投稿記事の右下の「拍手」が多いようであれば、調子に乗って投稿するかもしれません。 コメントを書き込まれる方は、カテゴリー「このブログの読み方とコメントの書き込みへの注意」の投稿を読んだ上で、書き込んでください。 皆様のコメントに対する応答の書き込みは直ぐにできないかもしれませんので、予めご了解ください。 ツイッターを始めました(2010年9月3日)。 https://twitter.com/kamiwaki フェイスブックも始めました(2012年7月29日) http://www.facebook.com/hiroshi.kamiwaki.7 かみわき・ひろし

2008年11月

原爆症集団訴訟第三次訴訟スタート

知人から連絡を受けました、原爆症集団訴訟第三次訴訟についてのご紹介、その裁判傍聴および募金のお願い、そして兵庫県内における「不作為の異議申立て」行動についてのご紹介をいたします。

原爆症集団訴訟第三次訴訟スタート
12月10日(水)10時開廷〜11時まで
大阪地裁  法廷からあふれる傍聴を

第二次控訴審開廷決まる 来年1月30日15時から16時


◇近畿訴訟は、先発9人の原告が、2007年5月の大阪地裁で全面勝訴。全国の集団訴訟のトップをきった勝訴で、原爆症認定のたたかいを劇的に前進させました。
 そして、厚生労働省の不当な控訴に屈することなくたたかい、広島など5地裁での連続勝訴とあいまって、ついに国・厚労省に原爆症認定の審査基準を変えさせました。きわめて不十分な「新基準」ですが、新しい認定の拡大の道を拓きました。
 つづく控訴審(大阪高裁)でも全面勝訴し、国は上告することもできずに、全原告9人の原爆症認定が確定しました(2008年5月)。

◇第二次訴訟は、今年7月に地裁判決。救護被爆の原告の認定が認められなかったものの、「救護被爆も原爆症の対象」となる趣旨が受け入れられ、他の原告すべてが認定される勝訴でした。
 国側の控訴、原告側も「救護被爆」の原告の却下などで控訴しましたが、高裁での公判が来年2009年1月30日に行われることが決まりました。

◇第三次提訴は、兵庫県4人を含め11人(このうち3人が裁判前に認定)。
 9月札幌地裁、10月千葉地裁とさらに連続勝訴(12連勝)。
 国の「新しい審査基準」にはない高血圧なども認定され、国の審査基準の誤りがいっそう明確になりました。
 第三次近畿訴訟は、国の12連敗を受け、原爆症認定制度の抜本的改善を実現する上で大変重要な闘いになります。

☆12月10日(水)大阪地方裁判所202号法廷
*15分前に開廷予定。大阪地裁一階ロビーに集合します。
*裁判は、一時間だけで終わる予定。その後、隣接の弁護士会館で「報告集会」を予定しています。裁判に間に合わない方は、直接弁護士会館へ。

*初めての参加で場所不案内の方は、事前に、事務局(保険医協会078−393−1801)に問い合わせて下さい。
当日の連絡は、梶本携帯=090−6374−9655

◆原爆症訴訟の勝利のための募金にご協力ください。



「不作為の異議申立て」行動の集合場所

◇12月9日(火)13時―兵庫県庁第2号館(3つ並ぶ県庁建物の真ん中)南側広場

お粗末な党首討論

28日に麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表による党首討論が行われたようだ。
私はテレビを見てない。
ほんの少しニュースでの紹介を観た程度だ。
以下、時事通信が配信した「党首討論要旨」を紹介するが、これが全てであるとすれば、お粗末な党首討論だったとしか言いようがない。

1.党首討論要旨
時事通信(2008/11/28-19:48)

党首討論要旨

 28日の麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表による党首討論での主なやりとりは次の通り。

 【2次補正予算案】
 小沢氏 首相は2次補正を(今国会に)提案するという趣旨の発言をたびたびしてきた。首相に直談判したが、「臨時国会には提出しない」と伝えられた。筋道の通らない、国民に対する背信行為だ。可及的速やかに補正予算を提出することが論理的な結論ではないか。
 首相 年内は(資金の)借り手側に関しては1次補正で対応できると考えている。2次補正は3月末に向けて資金繰りを考え、2008年度の法人税などがかなり減収になるので、それを見極めなくてはならない。景気対策を考えれば09年度本予算が一番肝心だ。1月早々に通常国会を開催して2次補正を出したい。
 小沢氏 1次補正では十分ではないと判断したからこそ、2次補正をこの国会に出すという話をしたのではないか。今になって来年でいいとなると、今までの首相の発言からは筋道が通らないのではないか。
 首相 1次補正をつくって以降、状況がさらに悪化していく可能性も考えねばならないので2次補正の必要があった。貸し手側の銀行が貸し渋り、貸しはがしをせざるを得ないような今の状況に対応する必要がある。金融機能強化法改正案の審議はほとんど終わったので、小沢代表のリーダーシップで早急に参院で結論を出してほしい。
 小沢氏 (金融法案は)意図的に審議を引き延ばすようなことはしない。十分な、常識的な範囲で審議を尽くして結論を出す。ただ、わたしどもは別な主張があり、参院でも修正協議に応じていただきたい。
 首相 (金融法案の審議に応じると)公開の席で受けていただき、大変感激している。
 小沢氏 「総選挙より景気」「政局より経済」と言ってきたのが本当ならば、2次補正を出し、国民生活の安定を図っていくのが筋道だ。
 首相 1次、2次、本予算と3段ロケットできちんとやっていく。政党間協議、政策協議の機会を与えていただくと、本予算についても建設的な話し合いができると期待している。
 【衆院解散】
 小沢氏 首相は就任直前から選挙の洗礼を仰ぐという考えを持っていたと聞いている。来年に(2次)補正予算も先送りするならば、直ちに解散・総選挙をして国民の審判を仰いだらいい。国民の支持を得られたら、思う通りの政策を実行したらいい。
 首相 わたしも解散は1つの手段だと当初思っていた。ただし、その後、100年に1度と言われるほどの、金融災害という言葉が使われるほどの大きな問題への対応に世界中が必死になっている中、政治空白をつくることは第2の経済大国としてすべきでない。
 【首相発言】
 小沢氏 首相の話がころころ変わりすぎる。不適切な表現が多すぎる。首相の言葉はもっと重いものだ。綸言(りんげん)汗の如しという言葉がある。自分自身の発言に責任を持っていただきたい。
 首相 忠告をいただきありがとうございました。一部に誤解を与えたことはおわび申し上げたい。発言に今後とも気を付けて、首相として職務を全うしていきたい。(了)

2.解散

)秬限析瑳鸛蠅詫薪淆莪貪泙療渕鵝兵民党総裁)であり、小沢一郎衆議院議員は野党第一党の党首(民主党代表)である。
それなのにほとんど政策論争は行われなかったようだ。

¬閏臈泙論権交代を目指しているようなので、政局論を展開することが間違いだとは思わない。
だが、麻生内閣は迷走し、支持率が低迷しているため、衆議院を解散できる状況にない。
それなのに、解散を求めることを主要な争点にして党首討論しても、主権者国民にとっては、歯痒いだけだろう。

むしろ、絶対的な貧困層、構造的な格差社会を生み出してきた、これまでの新自由主義政策、小泉構造改革の是非について、もっと詰めた論争をすべきだっただろう。
つまり、麻生内閣は、新自由主義政策、小泉構造改革と決別するのかどうか、もし決別するとすれば、福祉国家政策を採用するのかどうか、議論して欲しかった。
絶対的な貧困層、構造的な格差社会と決別するのかどうか、決別するとしてもどのような政策を採用するのかどうか、有権者はそれを聞きたかったのではなかろうか。

い泙拭▲▲瓮螢の戦争、軍事占領を支援する政治の新保守主義の是非について論争して欲しかった。
具体的には、自衛隊のイラク派兵などが妥当だったのかどうか、議論して欲しかった。
そしてテロとの戦いと決別するかどうか、議論して欲しかった。

ネ廚垢襪法▲▲瓮螢型経済・政治、日本の財界が求める経済・政治をこのまま続けるのかどうか、議論して欲しかったのである。

自公の与党は、このままでは、次の総選挙で大敗するだろうが、民主党が大勝するかどうかは、わからない。
民主党は議席を大幅に増やすだろうが、単独過半数を獲得するのかどうか、他の野党も議席を増やすのかどうか、わからない。

党首討論で本当に民主党に任せても大丈夫なのか、多くの有権者が躊躇しているのではなかろうか。
無党派層・支持なし層は、次の総選挙(特に比例代表選挙)でそれでも民主党に投票するのか、それとも他の野党、特に革新政党に期待して投票するのか、悩んでいることだろう。

11月下旬の近況報告

過労というより、日ごろ運動不足のため体力がないので、
少し無理をしただけですぐに体調不良になってしまいます。

とはいっても、不良の程度は大したことはありません。

皆様は、ご自愛ください。


現時点での近況報告をしておきます。


1.原稿執筆の進捗状況

,△詼椶硫訂の企画(共同執筆。6項目・1コラムを担当)の原稿の校正はほぼ完了しています。
近日中に返送予定です。

10月31日締切の、ある記念論文集(20000字程度)の原稿は、すでに提出しました。校正ゲラを待っている状態です。

ここ数年毎年執筆させてもらっている、11月15日締切の原稿(約3000字)3本は、いずれも脱稿しました。

1本めは、橋下徹大阪府知事が「教育を受ける権利」について無知であることを書いています。
2本めは、衆議院の選挙制度が小選挙区本位になり保守二大政党制になっているが、国民の政治意識は保守二大政党制になっていないことを書いています。
3本めは、「日本国憲法の行方」について、ただし憲法9条関係に絞って、書いています。

今は、校正ゲラ待ちです。

ざ恐偲安膾緝榁了が「教育を受ける権利」について無知であることについては、他でも書きました。
分量は1200字でした。
そろそろ雑誌が届く頃です。

ィ況遑隠案に脱稿した依頼・雑誌論文原稿(4800字程度)については、すでに校正を終えていましたので、そろそろ(11月下旬)刊行される予定でした。
ところが、その出版社のHPを見ると、刊行は12月中旬に変更されていました。

Δ△觧┿錣隆覯茵屬い淦党のあり方が問われている」(仮)は、11月下旬〜12月上旬に、「対談」形式で行う予定にはなっていますが・・・。

来年2月末までに完了しなければならない仕事(判例に関するもの)については、今全く時間が確保できないので、特に年末年始に頑張ることになりそうです。


2.マスコミでのコメント

,△訖景梗劼竜者から電話取材を受けましたが、その後、連絡がありません。
記事にならなかったのでしょうかね?

∧未凌景梗劼竜者からは、直接会って取材を受けました。
これは、記事になる可能性が高いようです。
待ち遠しいですね。


3.講演

。隠卸遑憩(日)14時〜、兵庫県加古川市のある町の「9条の会」の発足2周年の集会で講演する予定です。
演題は「自衛隊派兵でなく九条を世界に」。

■隠卸遑横影(日)午後1時30分〜16時30分、 憲法改悪ストップ兵庫県共同センター主催『神戸・淡路ブロック交流会議』(会場は兵庫高教組会館3階ホール)の冒頭で少し話をする予定です。
演題は「改憲動向をめぐる情勢」。

自民党は次の総選挙での大敗北を甘受するようだ!?

麻生太郎首相がまたまた「本音」を言ったようだ。
この発言自体問題であるが、自民党内で麻生氏を引き摺り下ろす動きが出ないところに自民党の末期的症状が出ているようだ。

1.報道

〇事通信社(2008/11/27-00:33)
「何もしない人の分なぜ負担」=高齢者医療費で発言−首相

 「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の金(医療費)を何で私が払うんだ」。麻生太郎首相が20日の経済財政諮問会議で、高齢者の医療費増大の原因は患者側にあると受け取れる発言をしていたことが、26日に公開された議事録で明らかになった。
 20日の諮問会議は社会保障や税財政改革をテーマに議論した。首相は「67、68歳になって同窓会に行くと、よぼよぼして、医者にやたらかかっている者がいる」と指摘。「彼らは学生時代は元気だったが、今はこっちの方がはるかに医療費がかかっていない。それは毎朝歩いたりしているからだ。私の方が税金は払っている」とし、「何もしない人」の医療費は負担できないと語った。
 医療費膨張に歯止めを掛けるため、健康維持や疾病予防の努力を高齢者に促す狙いからの発言とみられるが、関係者の反発を呼びそうだ。


■裡硲 11月27日 17時31分
首相の医療費発言に党内苦言

 麻生総理大臣が、さきの経済財政諮問会議で「たらたら飲んで食べて何もしない人の分の医療費を、なんでわたしが払うんだ」と発言したことなどについて、自民党内から「発言には細心の注意を払ってもらいたい」といった苦言が相次ぎました。
 このうち、自民党の津島元厚生大臣は、記者団に対し「『皆健康であれば、結果的に医療費が節約される』という意味の発言ならばいいだろう。ただ、表現に十分配慮しないと誤解を招くおそれがある。特に、総理大臣という指導的な立場にある人は、細心の注意を払ってもらいたいということに尽きる」と苦言を呈しました。
 川崎元厚生労働大臣は、記者団に対し「特に高齢者は、健康で長生きするために早朝に体操をやって歩いている人がずいぶん多い。そうやって、みんな健康管理に気をつかっているという認識が薄かったといえば残念な話だ」と述べました。
 山崎前副総裁は、派閥の会合で「麻生総理大臣の放言のたぐいが報じられているが、『沈黙は金なり』ということもあり、放言はめっきのたぐいだから、そこがはがれないよう、余分なことは言わないよう、誇りをもって頑張ってもらいたい」と述べました。
 一方、伊吹前財務大臣は、派閥の会合で「麻生総理大臣が、小沢代表のことを『信用できない』と話しているが、信用できない人と国民のためになるような話ができるはずがないと思われるので、言ってはならない。小沢代表が信用できないことは確かだが、麻生総理大臣が言いたそうなことは、党の執行部が代わりに言ってあげるべきだ」と述べました。


2.感想

〜絢鸛蠅諒‥長夫氏が突然辞意を表明したとき、自民党内で福田氏を引き摺ろした結果ではない点で、派閥の功罪のうち「功」がなくなっている、と私は指摘した。

∨秬限析瑳鸛蠅痢嵋棆察徃言などについては、すでに紹介し、自民党総裁・首相を交代させた方が良いとも指摘しておいた。
もっと良いのは、衆議院議員の選挙制度のうち、小選挙区選挙を廃止した方が良いとも指摘しておいた。

この度の高齢者の医療費についての発言は、これまでと同じように、麻生氏の「本音」であろう。
医療制度についても、高齢者の実態についても、全く無知なのだろう。
よくもこのような人物が何度も選挙で当選し、自民党総裁になり、首相になったものである。
支持者、自民党員、与党の国会議員の眼力のなさには、驚くばかりだ。

い修譴砲靴討癲⊆民党内で、いまだに麻生氏を引き摺り下ろせないことには、これまた驚くばかりだ。
すでに安倍、福田の両氏が政権を投げ出しているから、麻生氏を引き摺り下ろせないのかもしれないが、むしろ、自民党内に人材がおらず、かつ自民党内には、引き摺り下ろす活力がなくなっているのだろう。
これは、自民党議員が新自由主義政策や新保守主義政策を全面的に否定できないほど財界政党の一員になっていることを意味してもいるだろう。

ゼ,僚圧脹〜軈挙がいつになるのか、わからないが、客観的に見ると、よほどのことが起こらない限り、麻生政権の下で与党が勝利するとは思えない。
もし、それでも勝利すると思っているとすれば、オメデタイ。
むしろ、自民党は大敗北を暗黙のうちに甘受しているのではなかろうか、とさえ思えてくる。

自民党議員の中には、「政権の地位にあるからこそ存在意義がある」と思っている」者が多いだろうから、総選挙で大敗北すると、自民党から逃げ出す議員・党員が出てくるだろうし、場合によっては自民党は分裂し、壊滅する可能性があるだろう。

そうなると、日本の政党政治、政党システムは、一気に変わってしまうのではなかろうか。

Г修Δ覆蕕覆い茲Δ砲垢襪燭瓩砲肋選挙区選挙を廃止するのが一番なのだろうが・・・。

竹下彌平さんについての情報提供をお願いします

竹下彌平さんについての情報提供をお願いします。

明治時代に存命だった竹下彌平さんの御子孫を探しています。
あるいは、竹下彌平さんについての情報を求めています。

竹下彌平さんとは、大日本帝国憲法(明治憲法)発布(1889年)の14年ほど前の1875年(明治8年)に、当時にしてはかなり民主的な内容の「憲法提言」を東京の「朝野新聞」(同年3月4日付)に投稿した方です。

竹下彌平さんは、当時、鹿児島県の「襲山郷」に居住されていました。
鹿児島県下大隅国贈唹郡襲山郷住居愛国愚夫
鹿児島明治8年2月1日謹述
                         竹下彌平

「襲山郷」とは、1869年〈明治2年)に「曽於郡郷と日当山郷とが合併してできた郷」です。
その「襲山郷」は、1879年(明治12年)に、「西襲山郷」と「東襲山郷」とに分かれていますから、わずか10年間だけ存在した郷です。

西襲山郷=朝日、西光寺、東郷、嘉例川=後の西襲山村(日当山村)
東襲山郷=田口、大窪、川北、重久、松永=後の東襲山村。

この郷は、今の霧島市(そのなかの姶良郡隼人町、霧島町、国分市)です。
私の故郷なのです。

霧島市に情報提供をお願いしましたが、当時の戸籍は廃棄されているとの返事でした。

竹下彌平さんの御子孫、あるいは竹下彌平さんについての情報をご存知の方は、お知らせいただければ幸いです。

◇参考文献:

・ 川嵜兼孝・久米雅章・松永明敏『鹿児島近代社会運動史』南方新社・2005年54−63頁。
・ 出原政雄「日本最初の民間憲法草案 ― 国分・隼人地方の竹下彌平」志学館大学生涯学習センター・隼人町教育委員会編『隼人学』南方新社・2004年109−118頁。

「NHK経営委員候補者の推薦に関する申し入れ」経過

すでにこのブログで、「NHK経営委員候補者の推薦に関する申し入れ」への賛同の呼びかけをいたしました。

その経過については、醍醐聰・東京大学大学院経済学研究科教授のブログの記事「正念場を迎えたNHK経営委員人事――視聴者の意思を反映させる貴重な第一歩――」で報告されていますので、ご覧ください。

http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-8e95.html


そこでも紹介されていますが、このブログでも、以下だけご紹介しておきます。


◇NHK経営委員候補者の推薦に関する申し入れ(両氏の略歴も掲載)

http://sdaigo.cocolog-nifty.com/20081114suisen_kobo_mousiire.pdf



◇桂、湯山両氏の経営委員推薦に賛同された方々の名簿(50音順;11月19日現在)

http://sdaigo.cocolog-nifty.com/keieiiin_suisen_sandosha_meibo20081119.pdf

供託金の引き下げだけではなく小選挙区選挙の廃止も考えるべきだ!

自公与党が国政選挙における供託金の金額を引き下げるようだ。
自公与党は切羽詰っているようだが、そうであれば小選挙区選挙を廃止するしかないのに!

1.報道
時事通信11月21日11時37分配信
供託金、3分の2に引き下げ=衆院選民主対策−自民が方針

 自民党の選挙制度調査会(会長・村田吉隆元防災担当相)は21日午前、党本部で総会を開き、国政選挙の立候補者が納付する供託金について、衆参両院とも選挙区は現行の300万円を200万円、比例代表は600万円を400万円にそれぞれ減額するとした公職選挙法改正案をまとめた。野党と協議した上で今国会に提出し、成立を目指す。
 供託金の没収基準については、衆院小選挙区は有効投票総数の「10分の1」を「20分の1」に緩和。参院選挙区では、有効投票総数を定数で割った値の「8分の1」を「16分の1」に引き下げる。
 共産党は毎回多額の供託金が没収されていることから、次期衆院選では大幅に小選挙区候補を絞り込む方針。このため、自民党内では「共産支持票が民主党候補に流れる」との懸念が高まっており、対策を検討していた。
 
2.感想

仝職選挙法は供託金を以下のように定めている。
第92条 町村の議会の議員の選挙の場合を除くほか、第86条第1項から第3項まで若しくは第8項又は第86条の4第1項、第2項、第5項、第6項若しくは第8項の規定により公職の候補者の届出をしようとするものは、公職の候補者1人につき、次の各号の区分による金額又はこれに相当する額面の国債証書(その権利の帰属が社債等の振替に関する法律(平成13年法律第75号)の規定による振替口座簿の記載又は記録により定まるものとされるものを含む。以下この条において同じ。)を供託しなければならない。
1.衆議院(小選挙区選出)議員の選挙  300万円
2.参議院(選挙区選出)議員の選挙  300万円
3.都道府県の議会の議員の選挙 60万円
4.都道府県知事の選挙 300万円
5.指定都市の議会の議員の選挙 50万円
6.指定都市の長の選挙 240万円
7.指定都市以外の市の議会の議員の選挙 30万円
8.指定都市以外の市の長の選挙 100万円
9.町村長の選挙 50万円
2 第86条の2第1項の規定により届出をしようとする政党その他の政治団体は、選挙区ごとに、当該衆議院名簿の衆議院名簿登載者1人につき、600万円(当該衆議院名簿登載者が当該衆議院比例代表選出議員の選挙と同時に行われる衆議院小選挙区選出議員の選挙における候補者(候補者となるべき者を含む。)である場合にあつては、300万円)又はこれに相当する額面の国債証書を供託しなければならない。
3 第86条の3第1項の規定により届出をしようとする政党その他の政治団体は、当該参議院名簿の参議院名簿登載者1人につき、600万円又はこれに相当する額面の国債証書を供託しなければならない。

国政選挙における供託金の金額を引き下げるのであれば、地方選挙の供託金の金額も引き下げるべきであるが、上記報道からでは、その点は不明である。

もし地方選挙における供託金の金額をそのままにしておくのであれば、理論的には、論理的整合性が問われることになる。

自公与党が、この供託金の金額を引き下げるというのは、憲法の被選挙権の保障するためというよりも、単なる政治的思惑によるものであろう。
だから、引き下げが中途半端である。

もし前者の目的であれば、供託金制度を廃止すべきである。
たとえ廃止しないとしても、もっとその金額を引き下げるべきである。

い泙拭∪治的思惑としても中途半端である。
麻生内閣の支持率が下がり、不支持率が上がり、不支持率の数字が支持率の数字を上回りつつある
このまま次の総選挙を迎えれば、自公与党は壊滅的に大敗北する可能性がある。
そのことを直視するのであれば、供託金の金額を引き下げて共産党に頼るという選択で、どうにか危機を乗り切れると思えるはずがないだろう。
共産党がこれで小選挙区選挙での立候補者を従来どおりの数まで増やすとは限らないのだから。

ゴに4ヶ月ほど前にも指摘したが、高額な供託金は、小選挙区選挙の類似の機能を有しているのだから、供託金の金額を引き下げるのであれば、理論的には、小選挙区選挙を廃止するべきであろう

Δ泙拭∪治的思惑を思惑で与党が公選法を改正するのであれば、供託金の金額を引き下げるだけではなく、小選挙区選挙を廃止して、大敗北を回避すべきであろう

Х法上の被選挙権を保障する点でも政治的思惑の点でも、今の与党の判断は中途半端である。
全うなブレーンはいないのであろうか。
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