上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

憲法研究者の社会活動の一環として、ブログを開設してみました(2008年4月5日)。 とはいえ、憲法問題全てについて意見を書くわけではありません。 政治問題について書くときがあるかもしれません。 記録として残しておくために、このブログを使用するときがあるかもしれません。 各投稿記事の右下の「拍手」が多いようであれば、調子に乗って投稿するかもしれません。 コメントを書き込まれる方は、カテゴリー「このブログの読み方とコメントの書き込みへの注意」の投稿を読んだ上で、書き込んでください。 皆様のコメントに対する応答の書き込みは直ぐにできないかもしれませんので、予めご了解ください。 ツイッターを始めました(2010年9月3日)。 https://twitter.com/kamiwaki フェイスブックも始めました(2012年7月29日) http://www.facebook.com/hiroshi.kamiwaki.7 かみわき・ひろし

2019年05月

政治資金問題から見える「維新の正体」その51(永藤英機府議の「政務活動費」詐取疑惑)

(1)このブログ連載の直近の下記の2回の投稿では、
永藤英機府議会議員(当時)の資金管理団体「永藤英機後援会」の事務所問題
について指摘をした。

「その49」(「永藤英機後援会」の少額の「経常経費」支出と2つの事務所)http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51916245.html

「その50」(永藤英機府議の「政務活動」事務所こそ「永藤英機後援会」事務所)http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51916366.html

(2)その2回の投稿で指摘した要点をまとめると以下のようになる。

 岷米1儺仝絮膕顱廚寮治資金収支報告書に記載されている事務所の所在地は、
大阪府堺市堺区大浜中町(以下略)である。

◆崙本維新の会堺市堺区支部」が「活動費」名目で「永藤英機後援会」に対し
2017年10月に支出したことを記載した「永藤英機後援会」の住所は
「堺市堺区栄橋町1−7−3 栄橋ビル4F」であり(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00306681/29PY0040.pdf)。 
この事務所も、「永藤英機後援会」である。

もっとも、この事務所は、永藤英機府議会議員の政務活動費
の会計帳簿及び領収書の記載から判断して、
「政務活動のための事務所」である。

い海了務所の「家賃」などは、そのほとんどが
永藤英機府議会議員の政務活動費から支出されているが、
政務活動費から賄われていない分については、
「永藤英機後援会」の「経常経費」から支出されている(金額が一致)ので、
この事務所は、以前から「永藤英機後援会」の事務所でもあることがわかる。

ァ岷米1儺仝絮膕顱廚寮治資金収支報告書に記載されている
「事務所費」などの「経常経費」の金額は、
政務活動のための事務所の、政務活動費で賄われない分の金額なので、
「永藤英機後援会」事務所固有の「経常経費」は支出されていないし、
無償提供(寄附)の記載もないから、
「永藤英機後援会」の政治資金収支報告書に記載されている事務所は
事務所としての使用実態がないことになる。

Δ靴燭って、「永藤英機後援会」の「主要な事務所」は、
政治資金収支報告書に記載されている事務所(大阪府堺市堺区大浜中町(以下略))から
政務活動費のための事務所(「堺市堺区栄橋町1−7−3 栄橋ビル4F」)
へと変更されるべきだったが、そうはされてこなかった。

以上はこれまでの投稿で判明していることである。

(3)ところで、
大阪府議会の「政務活動費の手引」(2017年4月)
(www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/documents/tebiki.pdf)
は、14頁から政務活動費の「使途基準の運用指針」を明示しており、
例えば「事務所費(賃料・管理運営費)」につては、16−17頁で
「自己所有物件及び生計を一にしている親族・・・の所有物件
の賃料ないし使用料、分担金の支払に政務活動費を充当させることはできません。」
などと説明している。

また、
「按分の考え方(賃借料、光熱水費、維持管理費)」については、
「原則」として「政務活動の使用実態に応じて按分する」などと説明し、
・政務活動の使用時間で按分する場合
・政務活動の使用実態で按分する場合
をあげ、
・「使用実態で按分することができない場合の充当限度割合」については、
 崕衢形態」が「第三者所有」の場合で、
 「政務活動+後援会活動」なら
 「賃借料1/2」 「光熱水費1/2」「維持管理費1/2」とし、
◆崕衢形態」が「第三者所有」の場合で、
 「政務活動+後援会活動+政党活動」なら
 「賃借料1/3」「 光熱水費1/3」「維持管理費1/3」とし、
「所有形態」が「自己所有・生計を一にする親族所有」および「自宅兼用」の場合
 「賃借料」については、
 「使用形態」が「政務活動+後援会活動」でも「政務活動+後援会活動+政党活動」でも
  充当を認めてらず、
 「光熱水費」については
  「所有形態」が「自己所有・生計を一にする親族所有」の場合で
  「政務活動+後援会活動」なら「1/2」
  「所有形態」が「自宅兼用」の場合で
  「使用形態」が「政務活動+後援会活動+政党活動」なら「1/4」とし、
 「維持管理費」については、
  「所有形態」が「自己所有・生計を一にする親族所有」で
   「政務活動+後援会活動」なら「1/3」
  「所有形態」が「自宅兼用」で「使用形態」が「政務活動+後援会活動+政党活動」なら
   「1/6」としている。

(「政務活動費の手引」17頁の一覧がわかりやすいんで、見ていただきたい)

なお、私は、議会活動のための政務活動費(税金)を
政治団体の賃料等に充当するのは原則違法という立場であるが、
ここでは、上記の「政務活動費の手引」における政務活動費の「使途基準の運用指針」
に基づいて、以下、私見を論述する。

(4)永藤英機府議会議員(当時)は、政務活動のための事務所につき、
2014年度政務活動費支出報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2600-0063-a.pdf)
2015年度4月政務活動費支出報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2704-0063-a.pdf)
2015年度政務活動費支出報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2700-0051-a.pdf)
2016年度政務活動費支出報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2800-0051-a.pdf)
2017年度政務活動費支出報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2900-0051-a.pdf)
の中の(後の方に掲載されえている)「事務所状況報告書」において、
「所有区分」を「賃貸物件」の「第三者所有」とし、
「使用形態」を「専用事務所」とし、「他用途との兼用」「無」と報告している。
そして、
「賃料」については
2015年3月までの2014年度および2015年4月は
「月額8万5000円(充当額7万8500円)とし、
「案分率の積算」を「事務所使用時間200時間内、政務活動に使用する時間180時間」
「9/10」とし、
2015年5月以降の2015年度〜2017年度は
「月額8万5000円(充当額8万750円)とし、
「案分率の積算」を「事務所使用時間200時間内、政務活動に使用する時間180時間」
「95/100」と報告している。

(5)「大阪維新の会」の2017年分政治資金収支報告書
(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00306160/29rk0005.pdf)
によると、永藤英機議員(当時)の住所は、
寄附の供与(事務所の無償提供)の記載の個所において
「大阪府堺市堺区大浜中町(以下略))と明記されているが、
この住所は、「永藤英機後援会」の「主たる事務所の所在地」
と同じのようである。

したがって、そこを政務活動のための事務所にしてしまうと、
事務所の賃借料について政務活動費を充当できないことになる。

そこが「自宅」または「自己所有物件」でないとしても
(今年の堺市長選での立候補の届け出住所とは違う)、
そこは「永藤英機後援会」事務所なので、
「使用実態で按分することができない場合の充当限度割合」は
「2分の1」になる。

それゆえ、永藤英機・府議会議員は、「永藤英機後援会」事務所を
政務活動のための事務にしなかったのだろう。

言い換えれば、事務所の賃料をできるだけ政務活動費で充当できるよう
「永藤英機後援会」の事務所とは別のところを
あえて政務活動勝のための事務所にしたのだろう。

(6)しかし、すでに確認したように
「永藤英機後援会」の事務所は、経常経費の支出は実質0円なので、
政務活動のために事務所は、実質的には「永藤英機後援会」の事務所として
後援会活動を行っていたはずである。
そうであれば、
事務所の使用実態で按分できないので、
按分による「充当限度割合」は「2分の1」になるはずだ。

(なお、百歩譲って、
事務所の使用実態で按分できるとしても、
永藤英機議員(当時)が報告した「10分の9」や「100分の95」という割合は
あまりにも高すぎる。)

地方議会は通年議会ではないから、
1年中ほとんど政務活動を行っており後援会活動をほとんど行っていない
ということはありえないだろう。

もし「永藤英機後援会」が後援会活動を活発に行っており、
それゆえ、経常経費も相当な支出を行っている、
というようであれば、
政務活動のための事務所は政務活動に専念していた
と弁明することも可能であろうが、
「永藤英機後援会」は「経常経費」の実質的支出がなく事務所の使用実態がない以上、
そのような弁明は通用しないだろう。

政務活動のための事務所が「永藤英機後援会」の事務所として
後援会活動もフル稼働していたからこそ、
「永藤英機後援会」の経常経費は実質的に0円だったのだろう。

(7)したがって、永藤英機議員(当時)が事務所の賃借料について
按分における「充当限度割合」を「2分の1」とせずに
(あるいは「10分の9」や「100分の95」という高い割合にし)、
政務活動費(税金)を充当させていたのは、違法であり、
税金をその限りで詐取したことになる、
という重大な疑惑が生じることになる。

この点は、事務所の「賃借料」(家賃)だけではなく。
「光熱水費」や「人件費」なども同様の疑惑が生じることになる。

(8)したがって、永藤英機氏は、すでに府議会議員を辞職してはいるが、
上記の疑念を払拭するために説明責任を果たすべきである。

(つづく)

政治資金問題から見える「維新の正体」その50(永藤英機府議の「政務活動」事務所こそ「永藤英機後援会」事務所)

(1)このブログ連載の「その49」(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51916245.html)
において、
「永藤英機後援会」(代表・永藤英機)は、
政治資金収支報告書における「主要な事務所の所在地」(堺市堺区大浜中町(以下略))
で記載されている事務所と、
それとは別の所在地(堺市堺区栄橋町(以下略))の事務所の
2つがあったのではないか、
それも、2017年7月より前も2つの事務所があったのではないか、
と指摘した。

〈2)念のために再度
「永藤英樹後援会」の支出のうち「経常経費」の支出を紹介しておこう。

・「永藤英機後援会」の2014年分政治資金収支報告書(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00201630/26ba0305.pdf)
経常経費の支出
人件費  15万6514円
光熱水費       0円
備品・消耗品費    0円
事務所費       0円
 計   15万6514円

・2015年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00228564/27ba0305.pdf)
経常経費の支出
人件費     12万2437円
光熱水費          0円
備品・消耗品費       0円
事務所費     6万8000円
    計   19万0437円 

・2016年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00260085/28ba0305.pdf)
経常経費の支出
人件費     7万2300円
光熱水費       565円
備品・消耗品費      0円
事務所費    5万1000円
   計   12万3865円   

・2017年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307365/29ba0305.pdf)
経常経費の支出
人件費     69万5450円
光熱水費     2万9799円
備品・消耗品費  2万5638円
事務所費    36万5081円
   計   111万5968円 

以上の「経常経費」の少額な支出内容から判断すると、
「永藤英機後援会」が政治団体として活発に活動しているとは到底思えない。

(3)実は、上記の「堺市堺区栄橋町(以下略)」にある事務所は、
永藤英機氏の大阪府議会議員の政務活動のための事務所だった。

そのことが確認できるのは、
大阪府議会がネット公表している、
永藤英機・府議会議員(当時)の政務活動費の会計帳簿を含む収支報告書と領収書
である。

まず、
2017年度分の収支報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2900-0051-a.pdf)
における会計帳簿には、以下の記載がある。

2017年4月26日に「事務所家賃(5月分)」8万750円 領収書等番号70 按分19/20
2017年5月26日に「事務所家賃(6月分)」8万750円 領収書等番号70 按分19/20
2017年6月27日に「事務所家賃(7月分)」8万750円 領収書等番号70 按分19/20
2017年7月27日に「事務所家賃(8月分・日割り8日分)」2万839円 領収書等番号70 案分19/20

また、
同年度分の領収書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2900-0051-b.pdf)
における領収書等番号70には、
「事務所家賃」8万5000円と明記されている。

さらに、以下の領収書によると、
領収書等番号12、16、22、29、33、71

政務活動のための事務所の住所は、
「堺市堺区栄橋町1−7−3 栄橋ビル4階」であり、
「日本維新の会堺市堺区支部」が「活動費」名目で「永藤英機後援会」に対し
2017年10月に支出したことを記載した「永藤英機後援会」の住所
「堺市堺区栄橋町1−7−3 栄橋ビル4F」と同じである(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00306681/29PY0040.pdf)。 
つまり、
政務活動のための事務所は「永藤英機後援会」の事務所でもあったのだ。

(4)もっとも、この指摘に対しては、
それは2017年7月以降で、かつ「永藤英機事務所」が家賃を支払っていた短期間
(下記参照)である、との反論が予想される。

・2017年「永藤英機事務所」の「事務所費」支出の明細
家賃   6万3065円 2017年7月27日 (株)栄橋ビル
家賃   8万5000円 2017年8月29日 (株)栄橋ビル
家賃   8万5000円 2017年9月26日 (株)栄橋ビル 

しかし、
2016年の政務活動における家賃の支払いについて調査すると、
政務活動のための事務所(「堺市堺区栄橋町1−7−3 栄橋ビル4階」)は
2017年7月以前から「永藤英機後援会」の事務所でもあったこと、
それどころか、
政務活動のための事務所(「堺市堺区栄橋町1−7−3 栄橋ビル4階」)こそが
「永藤英機後援会」の「主たる事務所」であり、
大阪府選挙管理員会に届け出され政治資金収支報告書に記載されている
「永藤英機後援会」の事務所(堺市堺区大浜中町(以下略))は
経常経費の実質的支出が0円であることが確認できる。

このことを以下で説明しよう。

(5)2016年1月から12月までも政務活動のための事務所の家賃は、
下記の会計帳簿と領収書を見ると、
月8万5000円を案分(19/20=95%)をして月8万750円が支払われている。

2015年度の会計帳簿等の収支報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2700-0051-a.pdf)
同年度の領収書等(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2700-0051-b.pdf)における領収書番号205
2016年度の会計帳簿等の収支報告書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2800-0051-a.pdf)
同年度の領収書等(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2800-0051-b.pdf)における領収書番号75

実際の家賃と政務調査費で賄われた支払額との差額は月4250円であり、
その12か月の合計額は5万1000円になる。
この金額は上記(2)で紹介したように、
「永藤英機後援会」が2016年に支払っている「事務所費5万1000円」
と全く同額である。

(6)2015年の「家賃」の支払いについても、同様に確認しておこう。

。横娃隠鞠1月から3月までも政務活動のための事務所の「家賃」は、
会計帳簿(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2600-0063-a.pdf)
には以下のように記載されていた。

2015年1月27日に「事務所家賃(2月分)」7万6500円 領収書等番号269 按分9/10
2015年2月24日に「事務所家賃(3月分)」7万6500円 領収書等番号270 按分9/10

領収書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2600-0063-b.pdf)
には、
家賃8万5000円の案分率90%で7万6500円が算出されていることがわかるので、
両者の2か月分の差額は1万7000円になる。

■横娃隠鞠4月の政務活動のための事務所の「家賃」は、
会計帳簿(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2704-0063-a.pdf)
には以下の記載がある。

2015年4月4日に「事務所家賃(4月分)」7万6500円 領収書等番号11 按分9/10
2015年4月28日に「事務所家賃(5月分)」7万6500円 領収書等番号12 按分9/10

領収書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2704-0063-b.pdf)
には、
家賃8万5000円の案分率90%で7万6500円が算出されていることがわかるので、
両者の2か月分の差額は1万7000円になる。

2015年5月から12月までも政務活動のための事務所の「家賃」は、
会計帳簿(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2700-0051-a.pdf)
領収書(http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2700-0051-b.pdf)
における領収書番号86、88、92、96、100、206
によると、
月8万5000円を案分(19/20=95%)をして月8万750円が支払われている。
両者の8か月分の差額は3万4000円になる。

ぃ横娃隠鞠の上記差額の合計額6万8000円になる。

この金額は上記〈2〉で紹介したように、
「永藤英機後援会」が2015年に支払っている「事務所費6万8000円」
と全く同額である。

(7)なお、
「永藤英機後援会」の経常経費における「事務所費」以外の各支出
(人件費、光熱水費、備品・消耗品費)も、
通常の政治家の資金管理団体の各支出額に比べれば少額なので、
永藤英機議員の政務活動費で賄えなかった分だけを
「永藤英機後援会」の政治資金から支出していると推定できそうだ。

(8)以上の計算を前提にすると、
永藤英機・府議会議員の政務活動のための事務所は、
「永藤英機後援会」の事務所だったことを証明しているのだ。
もし政務活動のための事務所が「永藤英機後援会」の事務所でなければ、
「永藤英機後援会」は、政務活動のための事務所の家賃を支払う義務がないので、
その支払いを記載すると、政治資金規正法違反の虚偽記載になってしまう。
虚偽記載にならないのは、
政務活動のための事務所が「永藤英機後援会」の事務所でもある場合である。

なお、
政務活動のための事務所が「永藤英機後援会」の事務所でない場合であっても、
永藤英機議員が「永藤英機後援会」に相応の寄附をしていたのであれば、
政務活動費で賄えなかった家賃分は、藤永英機議員が事実上負担した
と弁明できるかもしれないが、
永藤英機議員は「永藤英機後援会」に1円も寄附してはいないので、
その弁明もできないことになる。

(9)政務活動のための事務所の「家賃」などの支出のうち、
政務活動費で賄えなかった分については
「永藤英機後援会」の政治資金から支出していたのであり、
「永藤英機後援会」は、固有の「家賃」などの「経常経費」を
支払っていたわけではないことになる。
つまり、
「永藤英機後援会」の政治資金収支報告書に記載されている事務所は、
使用実態がないからこそ「経常経費」としての実質的支出をしてはおらず、
政務活動のための事務所の「家賃」などの支出の一部を
支払っていたにすぎないのである。

したがって、事務所の使用実態と実質的支出から判断すれば、
政務活動のための事務所こそ実際は「永藤英機後援会」の「主たる事務所」だったのである。

大阪府選挙管理委員会には、「永藤英機後援会」の「主たる事務所」については
「堺市堺区大浜中町(以下略)」
から
「堺市堺区栄橋町1−7−3 栄橋ビル4階」
へと変更届けを提出すべきだったのである。
そうされなかったのは、何故なのか?
その理由については、次の投稿で指摘しよう。

(10)また、以上の見立てが真実なら、別の問題も生じる。
その問題についても、次の投稿で説明しよう。

(つづく)

政治資金問題から見える「維新の正体」その49(「永藤英機後援会」の少額の「経常経費」支出と2つの事務所)

(1)永藤英機氏が2011年大阪府議会議員に初当選し、2015年2期目当選していたこと、
2017年には府議会議員を辞職して同年9月24日の堺市長選挙に
「大阪維新の会」公認で立候補したが、当選してはいないこと、
今年(2019年)6月9日の堺市長選にも「大阪維新の会」公認候補として立候補していること
については、「その48」で紹介した(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51916340.html)。

また、
永藤英機氏の政治団体は「永藤英機後援会」の一つだけであり、
この政治団体は、市民の勝手連的な政治団体ではなく、
代表は永藤英機氏本人で、資金管理団体であり、
会費を支払っている者は誰もいおらず、会費収入は0円であることも
紹介した。

(2)さらに、「永藤英機後援会」(代表・永藤英機)の「主たる事務所の所在地」は、
大阪府堺市堺区大浜中町(以下略)であることも紹介した。

この住所は、永藤英機氏の自宅の可能性が高いようである。
このことが確認できるのは、
例えば「大阪維新の会」の2017年分政治資金収支報告書
(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00306160/29rk0005.pdf)
である。
そこでは、寄附の供与(事務所の無償提供)の記載の個所で明記されている
永藤英機氏の住所は、「永藤英機後援会」の主たる事務所の所在地
と全く同じ(大阪府堺市堺区大浜中町(以下略))である。
この住所は、マンションの一室のようである
(ただし、今年の堺市長選での立候補の届け出住所とは違う)。

そのような所に政治団体の事務所が実際存在するのか、
疑問が生じる。
そこを訪問して政治団体の事務所が存在するか確認するしかないが、
以下で指摘するように、
「永藤英機後援会」の政治資金収支報告書をチェックすると、
事務所としても使用実態はないのではないかと思えてくる。
今回の投稿と次の投稿でそのことを説明しよう。

(3)「永藤英機後援会」の2013年以前の政治資金収支報告書は
入手できていないが、2014年分から2017年分までは入手できている。

「永藤英機後援会」の2014年分政治資金収支報告書(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00201630/26ba0305.pdf)
には、
「本年の収入額」として102万円の記載があるし、
支出のおける「経常経費」の「人件費」として15万6514円の記載があるので、
「永藤英機後援会」は活動実態が乏しいながらもあるように思えるかもしれない。

ところが、
「永藤英機後援会」における「経常経費」の他の支出は、
以下のように、すべて0円である。

光熱水費       0円
備品・消耗品費    0円
事務所費       0円

その結果、「経常経費」の支出合計額は「人件費」の15万6514円しかない。

「永藤英機後援会」の「主たる事務所の所在地」が同年も、
永藤英機氏の自宅であれば、
同年の政治資金収支報告書には、「事務所の無償提供」(寄附)を受けた
との記載がなければ、政治資金規正法違反の寄付記載になるが、
その記載がないのは、事務所の使用実態がないからこし、記載しなかったのかもしれない。

(4)以上の「経常経費」の支出については、2015年と2016年で変化する。

・2015年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00228564/27ba0305.pdf)
本年の収入額  14万4932円
経常経費の支出
人件費     12万2437円
光熱水費          0円
備品・消耗品費       0円
事務所費     6万8000円
    計   19万0437円 

・2016年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00260085/28ba0305.pdf)
本年の収入額  9万8943円
経常経費の支出
人件費     7万2300円
光熱水費       565円
備品・消耗品費      0円
事務所費    5万1000円
   計   12万3865円   

以上の紹介で分かるように、
「事務所費」は両年とも支出が生じ「光熱水費」は2016年に支出が生じる。
しかし、それらの支出も金額は多くないし「備品・消耗品費」は0円のままであるから、
本質的な変化とは言えないだろう。

(5)では、2017年は、どうか?

同年は、さらに以下のように変化する。

2017年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307365/29ba0305.pdf)
本年の収入額 614万4456円
経常経費の支出
人件費     69万5450円
光熱水費     2万9799円
備品・消耗品費  2万5638円
事務所費    36万5081円
   計   111万5968円 

2017年には「備品・消耗品費」も支出が生じている。

以上のうち、「事務所費」の明細については以下のように記載されていた。

家賃   6万3065円 2017年7月27日 (株)栄橋ビル 堺市堺区栄橋町(以下略)
家賃   8万5000円 2017年8月29日 (株)栄橋ビル 堺市堺区栄橋町(以下略)
家賃   8万5000円 2017年9月26日 (株)栄橋ビル 堺市堺区栄橋町(以下略)
その他の支出 13万2016円

これによると、「事務所費」として5万円以上の家賃が3回支払われていることがわかるが、
それは、7月から9月までであるし、かつ、支払先は永藤英樹氏ではなく
堺市堺区栄橋町(以下略)にある「(株)栄橋ビル」であった。

なぜ、「(株)栄橋ビル」に家賃が支払われているのだろうか?
永藤英樹氏の住居は賃貸でその家主が「(株)栄橋ビル」なのだろうか?
それとも、同年7月から3か月間だけ、新しく事務所を賃貸したのだろうか?
など疑問が生じる。

(6)ところで、「その48」で紹介したことであるが、
「日本維新の会堺市堺区支部」(代表・井関貴士)の2017年分政治資金収支報告書
(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00306681/29PY0040.pdf)
には、「組織活動費」として以下の支出をした旨、記載されていた。

活動費 7000円 2017年10月6日 永藤英機後援会 堺市堺区栄橋町(以下略)

この記載における「永藤英機後援会」の住所を見て、
上記〈5〉で書いた疑問に対する一つの答えができるようになった。

それは、「永藤英機後援会」の事務所が一つではなく二つだった、ということである。

(7)この答えに対しては、たとえ当該事務所が2つだったとしても、
それは、2017年以降であったと言えたとしても
それよりも前は一つだったのかもしれない、との疑問が提起されるかもしれない。

この疑問に対しては、
当該事務所が2つだったのは、2017年7月以降の短期間ではなく
2017年7月前も事務所は2つだった可能性が高いと答えることができるのである。
これについては詳しい説明を要するので、次の投稿で説明しよう。

(つづく)

政治資金問題から見える「維新の正体」その48(「永藤英機後援会」のセコイ寄付不記載疑惑)

(1)永藤英機氏は、2011年大阪府議会議員に初当選し、2015年2期目当選していた(https://oneosaka.jp/member/detail/nagafuji_hideki.html)。
2017年には、府議会議員を辞職して同年9月24日の堺市長選挙に
「大阪維新の会」公認で立候補したが、当選してはいない(http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/senkyo/senkyo_d/data01/H290924_shicho_senkyo.files/H29_shichosenkyo_kaihyoukekka.pdf)。

今年(2019年)6月9日執行の堺市長選にも「大阪維新の会」公認候補として立候補している(http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/senkyo/oshirase/H310322_touitu.files/kouhosya0526.pdf)。
この市長選挙における「選挙公報」(http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/senkyo/oshirase/H310322_touitu.files/senkyokouhou0526.pdf)
には、各候補者の公約が掲載されているが、
永藤英機候補は、「政治とカネの問題を二度と繰り返さないために」
3つの公約を掲げている。

(2)永藤英機氏の政治団体は一つだけのようだ
(ほかにあったら、ご存知の方、教えてください)。
それは「永藤英機後援会」であり、市民の勝手連的な政治団体ではない。
代表は永藤英機氏本人であり、資金管理団体であり、
会費を支払っている者は誰もいないので、会費収入は0円である。
また、政治資金の集金力もあまりない。

「永藤英機後援会」の「主たる事務所の所在地」は、
大阪府堺市堺区大浜中町(以下略)である。

(3)その「永藤英機後援会」(代表・永藤英機)については、
このブログの連載投稿における「その41」のなかの一つの問題として、
「2015年の収支計6万円不記載疑惑」を紹介した(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51914666.html)。
再度紹介しておこう。

 岼歐靴療渊圧脹‖膾緝楝茖隠形挙区支部」(代表・馬場伸幸)
の2015年分政治資金収支報告書(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00230075/27pq0019.pdf)
には、
2015年5月27日「永藤英機後援会」に3万円を寄附したと記載されていた。

しかし、
◆岷米1儺仝絮膕顱廖並緝宗Ρ米1儺 砲裡横娃隠鞠分政治資金収支報告(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00228564/27ba0305.pdf)には、
「維新の党衆議院大阪府第17選挙区支部」からの寄附3万円の受領は
記載されていなかった。

上記の,鉢△里い困譴真実であるかは、それぞれに確認するしかないが、
寄付の供与を記載している側の記載の方が真実である場合が多い。

上記,真実なら、
「永藤英機後援会」(代表・永藤英機)は、
「維新の党衆議院大阪府第17選挙区支部」からの寄附3万円の受領
を記載していないだけではなく、
その分の支出も記載していなかったことになる。
その場合、不記載額は収支計6万円になる。
また、収入総額と支出総額を虚偽記載したことにもなる。
いずれも政治資金規正法違反になる。

(もし上記△真実なら、
「維新の党衆議院大阪府第17選挙区支部」(代表・馬場伸幸)は、
支出先につき虚偽の記載をしたことになり、政治資金規正法違反になる。)

(4)もう一つセコイ寄付収入受領記載疑惑を発見したので紹介する。

 崙本維新の会堺市堺区支部」(代表・井関貴士)の2017年分政治資金収支報告書
(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00306681/29PY0040.pdf)には、
「組織活動費」における「活動費」として「永藤英機後援会」に対し
2017年10月6日に7000円を支出をした旨、記載されていた。

しかし、
◆岷米1儺仝絮膕顱廚裡横娃隠掲分政治資金収支報告書
(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307365/29ba0305.pdf)
には、
「日本維新の会堺市堺区支部」からの寄附は一切記載されていないし、
「政治団体からの寄附」における「その他の寄附」欄には0円だった
と記載されていた。

上記,竜載が真実であれば、
「永藤英機後援会」は、「日本維新の会堺市堺区支部」からの寄附
7000円(2017年10月6日)を記載していなかったことになるだけではなく
その分の支出も記載していなかったことになる。
その場合、不記載額は収支計1万4000円になる。
これは、政治資金規正法違反の不記載記載になる。
また、収入総額と支出総額を虚偽記載したことにもなり、
これも政治資金規正法違反になる。

(なお、上記△真実なら、上記,論治資金規正法違反の虚偽記載になる。)

(5)この(4)で指摘した問題を発見したことで
別の重大な政治資金問題を発見するきっかけになった。
これについては詳細な説明を要するので、別の投稿で紹介する。

(つづく)

政治資金問題から見える「維新の正体」その47(丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」の資金管理団体への寄附額は約4230万円)

(1)丸山穂高衆議院議員の「文書通信交通滞在費」問題については、
これまで以下の投稿をしてきた。

「その46」(丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」支出における3つの問題点)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51915952.html

「その45」(丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」の27カ月間約2017万円「ちょろまかし疑惑」)
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51915930.html

(2)丸山穂高議員が「文書通信交通滞在費」から「穂高会」に寄付したことについては、
2014年10月からで、これまでの投稿で以下の金額になることを確認した。

2014年 182万0051円(10月〜12月)
2015年 986万7676円
2016年 981万0612円
2017年 961万4521円

(3)「穂高会」の2018年分政治資金収支報告書はまだ公表されていない。
一方、丸山穂高議員の2019年以降の「文書通信交通滞在費」の使途については、
すでに紹介したように「日本維新の会」がネット公表しているので確認できる。
2018年1月以降も「資金管理団体への繰入」
(「事務所賃料」「駐車場代」「複合機リース費」)
がなされており、各月の合計額も確認できる。

ただし、
2018年11月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/11/)
2018年12月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/12/)
2019年2月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2019/02/)
においては、
丸山穂高議員の分の使途報告はアップされていない。
そもそも丸山穂高議員が使途報告を提出していないのか、
それとも、
使途報告は提出されえたもののネット上にアップする際にミスが生じたのかは、
不明である。

(4)以下では、2018年1月以降(現在公表している月までの)
各月の「資金管理団体への繰入」を紹介するが、
上記の使途報告のない各月については、
最低金額を当てて推定額として記載することにする。

まず、2018年は以下のとおりである。
2018年1月分 78万9081円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/be1aa80f7b16f7516314ae5fa7c0e900562b9ac1.pdf)
2018年2月分 79万6521円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/26502973b8c2ffd73bf3966383273a339a59f9f3.pdf)
2018年3月分 80万4673円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/f2a7c03baa96b03cba1b7ce4317a8216fe9df52e.pdf)
2018年4月分 83万6862円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/3e54c7da8db82b1811d55fba5d3efafebdae764e.pdf)
2018年5月分 81万2788円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/142365902472709a81f9d6e8a77df2f7f69ce27f.pdf)
2018年6月分 80万9658円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/e03aa1541481e3cce084fa35dcdd70b722b0b7cc.pdf)
2018年7月分 78万4444円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2019/images/c124c4be40b1b87d8e2f342ef2ce3ad1fef9130c.pdf)
2018年8月分 78万9516円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/4ede21c9d8d25014a558d9bb3abb1c6b7f729d93.pdf)
2018年9月分 79万2284円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/65cd8333853ccc0dd7f3c8bb48e61e7b6bca5f4a.pdf)
2018年10月分 82万8260円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2019/images/a7159e271b35f1b270479ad72278d0c39df28d09.pdf)
2018年11月分 78万4444円(推定)
2018年12月分 78万4444円(推定)
合計 961万2975円(推定を含む)

次は2019年である。

2019年1月分 78万7174円
(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2019/images/1304feb7f43c688d77a14e65d621feb3025906a2.pdf)
2019年2月分 78万4444円(推定)
 合計     157万1618円(推定を含む)

(5)丸山穂高議員が2014年10月から「穂高会」に寄付した毎年の合計額
をまとめると以下の通りになる。

2014年 182万0051円(10月〜12月)
2015年 986万7676円
2016年 981万0612円
2017年 961万4521円
2018年 961万2975円(推定を含む)
2019年 157万1618円(1月、2月。推定を含む)
 合計  4229万7453円(推定を含む)

(6)以上のうち、2014年は、
「穂高会」の「事務所賃料」「駐車場代」及び「複合機リース費」
の3つに相当すると推定できるのが12月だけである。
丸山穂高 89万0260円 2014年12月20日

ここから「事務所賃料」(月5万円)・「駐車場代」(月1・6万円)
を差し引いて算出される、
2014年の「複合機リース費」は82万4260円になる。

同様に計算すると(年間計79・2万円を差し引くと)、
「複合機リース費」は、以下のようになる。

2014年  82万4260円(12月のみ)
2015年 907万5676円
2016年 901万8612円
2017年 882万2521円
2018年 882万0975円(推定を含む)
2019年 143万9618円(1月、2月。推定を含む)
計    3800万1662円

(7)以上のうち、
「穂高会」の「事務所賃料」「駐車場代」を「文書通信交通滞在費」で補填することは、
その目的外支出になり、違法である。
「穂高会」の「複合機リース費」を「文書通信交通滞在費」で補填することは、
2014年から2017年までは、
「穂高会」の政治資金収支報告書にその名目の支出がないので、
違法と評することができるが、
2018年以降は、「穂高会」の政治資金収支報告書の記載内容を確認していないので、
現時点では、違法と断定することはできない。
なお、かりにその記載があった場合でも、「文書通信交通滞在費」で補填することが
当然合法になるわけではなく、
「複合機」の使用実態の説明を受けたうえで
目的外なら違法と判断する可能性はある。

(8)「日本維新の会」はいわゆる「戦争」発言につき
丸山穂高氏を議員辞職させないまま除名し、「逃亡」させたため、
丸山穂高氏は、議員を辞職していない。

丸山穂高議員は、上記のように毎月100万円の「文書通信交通滞在費」の多くを
自己の資金管理団体に寄付してきたため、
議員を辞職しなければそれが続けられうることになる。
丸山穂高氏が議員を辞職しない理由はここにもありそうだ。

(つづく)

政治資金問題から見える「維新の正体」その46(丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」支出における3つの問題点)

このブログにおける政治資金問題から見える「維新の正体」の連載「その45」では、
「日本維新の会」に当時所属していた丸山穂高衆議院議員の「文書通信交通滞在費」
の27カ月間約2017万円「ちょろまかし疑惑」
を投稿した(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51915930.html)。

そこでは、以下のようにまとめた。

ヾ飮格羚盖聴が2015年10月〜2017年12月まで(27カ月間)に、
「文書通信交通滞在費」から資金管理団体「穂高会」に
「繰入(寄附)」をしている金額の合計額は2195万1676円になる。

「複合機リース費」2016万9676円
「事務所賃料」135万円
「駐車場代」43万2000円
合計   2195万1676円

△修里Δ舛痢嵎9腟.蝓璽紅顱廝横娃隠極9676円が
資金管理団体では実際に支出がないのに、
「文書通信交通滞在費」の使途の自主報告では「資金管理団体で支出した」旨、
虚偽の記載をし
資金管理団体に寄付していたのである。

(2)以上の問題点は複数ある。
まず、2つの問題点を指摘する。

第一は、資金管理団体「穂高会」においては
「複合機リース費」名目の支出の実態がないのに
まるで支出の実態があるかのように虚偽の理由で支出した、ということである。

これについては、後述の違法支出以外に
例えば詐欺罪に該当するかどうか検討を要するが、
私は刑事法が専門ではないので、これ以上は論述しない。

(3)第二の問題点。
虚偽だった架空の「複合機リース費」名目の支出だけではなく、
資金管理団体の「事務所賃料」・「駐車場代」名目の支出を補填するために
「文書通信交通滞在費」から支出したことそのものが、
その目的を逸脱する違法支出である、ということだ。

国会法第38条:「議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、別に定めるところにより手当を受ける。」
「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」第9条:
「各議院の議長、副議長及び議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、文書通信交通滞在費として月額百万円を受ける。
2 前項の文書通信交通滞在費については、その支給を受ける金額を標準として、租税その他の公課を課することができない。」

そもそも「文書通信交通滞在費」は、上記両法律の各規定により
「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため」に
衆参の国会議員に交付されている公金であり、
使途の制限のない歳費とは全く違う。
したがって、「文書通信交通滞在費」をその目的以外のために支出すれば違法になる。

丸山穂高議員は、地元の資金管理団体の
「事務所賃料」・「駐車場代」等を補填するために
「文書通信交通滞在費」から支出しているが、
それは、その目的の範囲内の支出とはいえない。
つまり、「文書通信交通滞在費」から支出してはならないものに
「文書通信交通滞在費」を支出したのだから、その支出は違法である。

(4)以上では、「日本維新の会」が所属議員全員の「文書通信交通滞在費」の使途
をネット公表している2015年10月以降、資金管理団体「穂高会」の政治資金収支報告書
が公表されている2017年12月までの寄附額等を紹介したが、
そもそも丸山穂高議員は、いつから当該寄附を行っていたのであろうか?

この点は、現在ネットで入手できる資金管理団体「穂高会」
の2014年分以降の政治資金収支報告書で確認できる。
2014年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00201637/26hk0059.pdf)
2015年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00228557/27hk0059.pdf)
2016年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00260092/28hk0059.pdf)
2017年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307373/29hk0059.pdf)

以上によると、
丸山穂高議員が「文書通信交通滞在費」から「穂高会」に寄付し始めたのは、
2014年10月からのようだと推測できる(ただし、2013年以前は不明である)。
もっとも、当初は金額が少ない。

丸山穂高 39万0260円 2014年10月20日
丸山穂高 53万9531円 2014年11月20日
丸山穂高 89万0260円 2014年12月20日
 計  182万0051円

12月の89万円超は
「穂高会」の「事務所賃料」「駐車場代」及び架空の「複合機リース費」
の3つに相当すると推定できるが、
10月と11月は、なかなか推定できない。

なお、
2014年は、「穂高会」の「前年(2013年)からの繰越額」は
わずか59万1412円しかなく、
「穂高会」は、丸山穂高議員から計500万円を借り入れているほどである。
この借入金と「文書通信交通滞在費」からの寄付のお陰で、
同年の「翌年への繰越額」は374万7498円へと6倍に増えている。

(5)また、「文書通信交通滞在費」から「穂高会」への寄附は、
2015年は9月以前も行われているようだ。
2014年以降の毎年の当該寄付額は以下である。

2014年 182万0051円(10月〜12月)
2015年 986万7676円
2016年 981万0612円
2017年 961万4521円

以上のうち2015年以降の、
「事務所賃料」(月5万円、年60万円)・「駐車場代」(月1・6万円、年19・2万円)、
年間計79・2万円を差し引いた「複合機リース費」は、以下のようになる。

2015年 907万5676円
2016年 901万8612円
2017年 882万2521円
計    2691万6809円

(6)「日刊ゲンダイ」は、「丸山議員が辞めない理由か…政治資金“不正蓄財”疑惑が浮上」
(2019/05/18  06:00)の記事の中で、以下の趣旨の指摘をした(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/254092/2)。

 嵎羚皺顱廚裡横娃隠鞠分の政治資金収支報告書を見ると、
「前年からの繰越額」には約374万円と記され
「翌年への繰越額」には約1709万円と記載されていた。
△修痢嵳眷への繰越額」は2016年末には約2989万円となり、
2017年末は約3701万円になっている。
3年間で10倍近くに膨れ上がっている。

(7)「翌年への繰越額」については、「前年からの繰越額」を差し引いて
実質的な「翌年への繰越額」を算出すると、以下のようになる。
なお、上記(5)で紹介した架空の「複合機リース費」を括弧書きする。

2015年 1335万1047円(907万5676円)
2016年 1279万2481円(901万8612円)
2017年  712万0001円(882万2521円)

また、
2017年分の政治資金収支報告書に記載されている「翌年への繰越額」は
3701万1027円であるが、
ここから2014年分の政治資金収支報告書に記載されている「翌年への繰越額」
374万7498円を差し引くと、3326万3529円になる。
2015年から2017年までの架空の「複合機リース費」は
計2691万6809円だった。

(8)この数字から判断すると、
上記の架空・虚偽の「複合機リース費」が実質的な「翌年への繰越額」を
生み出していることがわかる。
つまり、「穂高会」は政治資金の集金力はないので、
丸山穂高議員は、税金が原資の「文書通信交通滞在費」から
架空の「複合機リース費」の補填と嘘の理由で「穂高会」に寄附し、
「穂高会」は、それを実質的には支出せず貯め込んでいるに等しいのである。

これが第3の問題点である。

(9)なお、2017年は
架空・虚偽の「複合機リース費」よりも実質的な「翌年への繰越額」が少ないのは、
すでに「その44」で指摘したように、
丸山穂高議員が代表の政党支部「日本維新の会衆議院大阪府第19選挙区支部」
が赤字支出(つまり裏金による支出)していたことを隠蔽するために
「穂高会」が同支部に400万円を貸付したからである(http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51915131.html)。

(つづく)

政治資金問題から見える「維新の正体」その45(丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」の27カ月間約2017万円「ちょろまかし疑惑」)

(1)衆参の国会議員には、国庫から「文書通信交通滞在費」が毎月支出されている。
月額100万円で、年間1200万円になる。

「文書通信交通滞在費」の原資は税金なのに、
その使途を各議員に報告させることは制度化されていない。

もっとも、
「日本維新の会」は、その所属議員全員の「文書通信交通滞在費」の使途について
2015年10月分からインターネット上で自主公表している(https://o-ishin.jp/news/bunsho/)。
この自主公表は「知る権利」を保障することになるので評価できるが、
その使途内容をチェックすると違法問題が発見される。

(2)ここでは、丸山穂高衆議院議員のそれを取り上げる。

なお、
丸山穂高議員は、北方領土に関し「戦争で取り戻す」発言をし、
この発言につき、日本維新の会の松井一郎代表は、
「まあそりゃ言論の自由なんで、どういう場所でどう発言するかはね 個人の色んな表現の仕方があるかもしれない」などと述べ(https://johosokuhou.com/2019/05/14/14633/)
暴言をまるで軽い扱いにできるかのように発言して擁護していた。
旗色が悪くなると、
議員辞職させないまま除名処分にし、丸山穂高議員を逃亡させた。
したがって、
丸山穂高議員は、現在では「日本維新の会」の党員ではないが、
以下で紹介する内容は、「日本維新の会」所属中のものである。

(3)「日刊ゲンダイ」は
「『戦争で』暴言の丸山議員に国費2000万円ちょろまかし疑惑」(2019/05/16 15:00)
を報道した(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253972/2)。
その要点を箇条書きで記載すると以下のとおりである。

ヾ飮格羚盖聴は2015年10月から毎月74万〜90万円の幅の「文書通信交通滞在費」
を「資金管理団体の繰入(寄付)」として計上し支出している。
△修亮腓米睫は「事務所賃料」「駐車場代・複合機リース費・等」と記載している。
4飮格羚盖聴の資金管理団体「穂高会」の政治資金収支報告書のうち、
現在閲覧可能な2015〜2017年分には、
月々5万円の「事務所賃料」と月々1万6000円の「駐車場代」が記載されているが、
「複合機リース費」名目の支出は一切、記載されていない。
づ該各政治資金報告書に記載されている
月々5万円の「事務所賃料」と月々1万6000円の「駐車場代」を差し引くと、
2015年10月〜2017年12月の27カ月間で
総額2016万9676円の税金の使途が「宙に浮いている」。

(4)この報道によると、
丸山穂高議員が2015年10月〜2017年12月まで(27カ月間)に、
「文書通信交通滞在費」から資金管理団体「穂高会」に
月々5万円の「事務所賃料」と月々1万6000円の「駐車場代」を含む
「繰入(寄附)」をしている金額の合計額は2195万1676円になる。

「複合機リース費」2016万9676円
「事務所賃料」135万円
「駐車場代」43万2000円
合計   2195万1676円

そのうちの「複合機リース費」2016万9676円が
資金管理団体では実際に支出がないのに、
「文書通信交通滞在費」の使途の自主報告では「資金管理団体で支出した」旨、
虚偽の記載をし
資金管理団体に寄付していたのである。

「日刊ゲンダイ」は、これを「ちょろまかし疑惑」と表現したのである。

以上における問題点は一つではない。その解説は次の投稿で行う。

(5)なお、上記報道に関係する、
丸山穂高議員の「文書通信交通滞在費」の使途は以下で確認できる。

2015年10月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2015/10/201510_maruyamahodaka.pdf)
2015年11月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2015/11/201511_maruyamahodaka.pdf)
2015年12月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2015/12/201512_maruyamahodaka.pdf)
2016年1月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/01/201601_maruyamahodaka.pdf)
2016年2月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/02/201602_maruyamahodaka.pdf)
2016年3月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/03/201603_maruyamahodaka.pdf)
2016年4月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/04/201604_maruyamahodaka.pdf)
2016年5月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/05/201605_maruyamahodaka.pdf)
2016年6月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/06/201606_maruyamahodaka.pdf)
2016年7月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/07/201607_maruyamahodaka.pdf)
2016年8月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/08/201608_maruyamahodaka.pdf)
2016年9月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/09/201609_maruyamahodaka.pdf)
2016年10月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/10/201610_maruyamahodaka.pdf)
2016年11月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/11/201611_maruyamahodaka.pdf)
2016年12月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2016/12/201612_maruyamahodaka.pdf)
2017年1月分(https://o-ishin.jp/bunsho/pdf/2017/01/201701_maruyamahodaka2.pdf)
2017年2月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/b38d02e3eaa6e2bd1f470fbf6be057a77f2a7d2c.pdf)
2017年3月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/1d0f2f8628483dfbaca84746b940c2789da419a2.pdf)
2017年4月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/72cf4356d06929d964d411f3daad0837332f34c1.pdf)
2017年5月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/a8feee697b01389729408298116755fb713a4ae6.pdf)
2017年6月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2017/images/4519f6fc34e3f0e81f8b2dc53ec58a9b4fae3733.pdf)
2017年7月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/d50574197cecdcfbf625dafc44d2ba95381b9f9b.pdf)
2017年8月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/da4f63c82a86fbd817873f0995f1194e46a4f168.pdf)
2017年9月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/da4f63c82a86fbd817873f0995f1194e46a4f168.pdf)
2017年10月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/52564da7f66b6a62e55a32ed59759ac910e54ff6.pdf)
2017年11月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/0946414939ded970703e06d4a61302f8a6faccd3.pdf)
2017年12月分(https://o-ishin.jp/news/bunsho/2018/images/aef7b0143c1f33ff8eb730026994bf191873734d.pdf)

また、
資金管理団体「穂高会」の政治資金収支報告書は以下である。

2015年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00228557/27hk0059.pdf)
2016年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00260092/28hk0059.pdf)
2017年分(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/11318/00307373/29hk0059.pdf)

(つづく)
Categories
あし@
livedoor プロフィール

nihonkokukenpou

TagCloud
livedoor × FLO:Q
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ