(1)この投稿は雑文である。

ただ、いわゆる「ネット右翼」(!?)などと呼ばれる集団(!?)の集中書き込みに悩まされた方々にとっては、少しは興味をもって読んでいただける内容の投稿である。

なお、社会学においてその研究があると思うが、私はその成果を全く知らない。

(2)まず、事実を記しておこう。

年明け1月9日に集中アクセスと集中書き込みがあった。

いずれも、これまでになく大量のものだった。

その書き込みのほとんどは、12月下旬の投稿「永住外国人地方選挙権付与法案に対するデマによる反対運動はやめるべきだ」へのものだった。

しかし、そのコメントへ即座に応答できないし、後述するような理由で、私が承認しない限り、書き込まれたコメントが公表されないようにした

その後、書き込みは続いたが、多くはなかった。

その後、以下の投稿を行った。

10日の夜に
「永住外国人選挙権最高裁判決〜〜これが傍論なら、あれも傍論か!?」

12日の夜に
「永住外国人の地方選政権付与法案成立の可能性はまた高くなった!?」

連休明けの12日もアクセス数は従来に比べ多かった。


(3)少し分析してみよう。

集中アクセスし、集中投稿した人たちが、いわゆるネット右翼だけだったとは断定できない。

ただ、12月末の投稿に対して、ほぼ2週間後に、ひとつの投稿、それも永住外国人の選挙権のテーマの投稿に書き込みが集中したことを考えると、主にネット右翼が集中してアクセス・書き込みした可能性が高いだろう。

もっとも、自らをネット右翼と自覚しているかどうかは不明であるし、自覚していない者もいるだろう。
「追っかけ」のような人たちもいるだろう。

また、ネット右翼とは全く立場の異なる方々(むしろネット右翼とは反対の方々)のアクセスも集中した可能性がある。

あるメルマガで紹介されたので、アクセスした者もあったようだ。

(4)ネット右翼がある程度、集中アクセスと集中書き込みをしたということは、誰かがそれを指示あるいは誘導しなければ、考えられないことだろう。
現に、それらしいものを発見した。

また、私の最初の投稿内容が、永住外国人の地方選挙権についての最高裁判決の紹介であり、私見を書いていないにもかかわらず、当該選挙権の付与に反対する人たちが私を批判する投稿をしたということも、指示または誘導があったことを示唆しているのではなかろうか。

(5)このことからわかることは、私が批判したことが反対派の重要な主張・論拠であったということである。
そうでなければ、立場を表明していない私を批判するはずがない。

もちろん、私が書いている内容が何なのかわからないまま、私を批判した者もあったかもしれない。
言い換えれば、指示・誘導されるままに、批判を書き込んだのかもしれない。

品格のない書き込み、マナー違反の書き込みが多かった。

このような人たちが多かったとなると、論争するため、というよりも、単に私を批判したり、馬鹿にするために書き込みが行われた可能性が高いことになる。

現に、理論的な書き込みではなく、感情的な書き込みや、同じ内容の書き込みが多かった。

(6)書き込みについて私が承認制に変更しなければ、書き込みがもっと続いたかどうかは不明であるが、もし指示・誘導されるままに批判を書き込んだものが多かったとなると、承認制に変更しなければ書き込みはもっと続いた可能性が高いだろう。

現に、その後、私が応答しても、それに対する書き込みは大幅に減っている。
本当に論理的に論争したければ、承認制に変更しても書き込みはもっと続いただろう。

2ちゃんねんに書き込む気分、大学教授を馬鹿にしたい気分、ゲーム感覚の者たちが、集中アクセス・書き込みをしたのであろう。

自分の書き込みがすぐに表記され、私がすぐに応答するのを見ることが、楽しみでアクセスしている者、書き込みしている者も、多かったのではなかろうか。

現に、リアルタイムで、書き込みや私の応答がなされないとわかると、アクセス数も減り、書き込みも減った。

そうだとすると、純粋に右翼的思想の者だけではなく、社会的に疎外されている(と感じている)者たちがネット右翼あるいはその予備群になっている可能性がある。

(7)そんなネット右翼やその予備群は、格差社会が生み出した孤独な者たちなのかもしれない。
となると、彼ら・彼女らは財界政治の犠牲者なのかもしれない。

そうすると、批判する相手を間違っていることになる。
イデオロギー的に利用されているだけであろう。
可哀そうなことである。

(8)以上とは異なり、きちんとした科学的な分析は、社会学者の文献を読んでみてください。

(9)なお、蛇足であるが、永住外国人の地方選挙権の件で原稿依頼が舞い込んだ。
断ることも考えたが、最終的には引き受けた。
これも、集中アクセス・書き込みがあったことの副産物のひとつなのかもしれない。

(10)激励のメールや書き込みをしていただいた皆様、ありがとうございました。