(1)忙しくてなかなかブログの投稿ができなかった間に閣僚人事あり、それから10日も経過していないのに、その一人が辞任した。
これまでの経緯を記録に残すために、紹介しておこう。

(2)先月(2011年6月)27日、菅直人内閣総理大臣は、退任時期に関する言及を行うとともに、閣僚人事を行った。

具体的には、
松本龍氏を環境大臣から復興担当大臣(防災担当大臣兼務)に、
細野豪志氏を首相補佐官から原発事故収束・再発防止担当大臣に、
蓮舫行政刷新担当大臣を閣僚から外して行政刷新担当の首相補佐官に、
それぞれ起用。

行政刷新は枝野幸男官房長官が、
消費者・食品安全は細野氏が、
環境大臣大臣は江田五月法務大臣が、
それぞれ兼務。
(なお、細野氏は経済産業副大臣への就任を要請されたが固辞したようだ。)

国民新党の亀井静香代表は、副総理としての入閣は固辞し、「内閣の重要政策全般」を担当する首相補佐官に、
自民党に離党届を出した浜田和幸参院議員(鳥取選挙区)を総務政務官に起用。
(なお、自民党は浜田議員を今日(7月5日)除名処分にした。)

原発事故担当の馬淵澄夫首相補佐官は退任。
毎日新聞 6月27日(月)21時46分配信
<閣僚人事>首相「退陣時期、3法案成立がめど」

 菅直人首相は27日夜、東日本大震災復興対策本部の設置に伴う閣僚人事を行った後、首相官邸で会見し、自らの退陣条件として(1)11年度第2次補正予算案(2)再生可能エネルギー固定価格買い取り法案(3)特例公債法案−−の成立を挙げ「この三つをもって一定のめどと考える」と初めて明言した。8月末まで70日間延長した通常国会の会期中に成立しない場合の続投や衆院解散・総選挙の可能性を否定せず、8月退陣を前提に自民、公明両党との協力を得ようと3党協議を進めてきた民主党執行部の「菅離れ」に拍車をかける形となった。
 首相会見は「一定のめど」で退陣する意向を表明した6月2日以来。この間、民主党の岡田克也幹事長ら執行部は特例公債法案などの成立へ自公両党と「50日延長」の3党合意を交わしたが、首相は拒否。さらに首相は今回の人事で自民党から浜田和幸参院議員(鳥取選挙区)を総務政務官に引き抜いた。
 自民党は反発し、大島理森副総裁は「内閣と自民党の信頼、それを許す民主党執行部を含めて信頼は全くなくなる」と特例公債法案や2次補正審議に影響する可能性を警告した。石原伸晃幹事長も「民主党執行部が辞めろと言っているのに延命を図り、悪あがきをしている」と語った。
 引き抜きによって3党協議を妨害したうえに「退陣3条件」を突きつける首相の言動は民主党執行部にも「延命目的」と映る。首相が欠席した27日の役員会では安住淳国対委員長が「国会運営を今以上に困難にする」。子ども手当見直しを巡る3党政調会長協議の再開を控えていただけに、仙谷由人代表代行も「石破(茂・自民党政調会長)さんの地元・鳥取の議員を引っ張るとは何を考えているんだ」とあきれた。
 自民党議員の引き抜きは、国民新党の亀井静香代表が大幅な内閣改造とともに首相に働きかけてきた。亀井氏は27日、首相官邸での与党党首会談後、「首相が震災復興については与野党を超えて一致協力していきたいと呼びかけたのに自民党が断った」と正当性を強調した。
 ただ、会談で首相から求められた副総理としての入閣は固辞し、「内閣の重要政策全般」を担当する首相補佐官に就任した。
 退陣表明後の首相が閣僚人事を行うのは異例。民主党執行部は続投意欲と受け取られかねない内閣改造には反対してきた。枝野幸男官房長官は人事発表の記者会見で「内閣改造に伴って開かれる初閣議は招集していない」と述べ、今回の閣僚人事を内閣改造とは位置づけない見解を示した。誰が本気で首相を支えようとしているのかがはっきりせず、首相の孤立化が加速している。

 ◇原発事故担当相に細野氏を起用
 菅直人首相は27日の閣僚人事で、先に内定していた松本龍復興担当相(防災担当相兼務)に加え、原発事故収束・再発防止担当相に細野豪志首相補佐官を起用した。首相は記者会見で「復旧・復興を進め、原発事故再発を防止する態勢をつくる二つに尽きている」と人事の狙いを説明した。
 原発事故担当相に起用した細野氏は今年1月に首相補佐官に就任し、大震災後は東京電力福島第1原発事故の対応を担当してきた。民主党政権では最年少の39歳での入閣。首相は防災担当相として被災者支援を担当してきた松本氏の復興担当相起用と併せ、大震災・原発事故対応に最優先で取り組む菅内閣の姿勢をアピールしたい考えだ。対策本部は全閣僚で構成し、総務政務官に起用した自民党の浜田和幸参院議員も本部員に指名した。

 ◇蓮舫担当相は退任、環境相は江田法相が兼務
 菅内閣の閣僚数は内閣法の上限17人に達していたため、蓮舫行政刷新担当相を閣僚から外して行政刷新担当の首相補佐官に起用。蓮舫氏が担当していた行政刷新は枝野幸男官房長官、消費者・食品安全は細野氏が兼務する。松本氏の環境相兼務も解き、環境相は江田五月法相が兼務。また国民新党の亀井静香代表を首相補佐官に起用。補佐官の定員5人をオーバーしないよう原発事故担当の馬淵澄夫首相補佐官が退任した。

(3)以上の閣僚人事のうち、以下で取り上げるのは、松本龍復興大臣の言動である。

まず、「自民も民主も公明も嫌い」発言。
東京新聞2011年6月29日 朝刊
「自民も民主も公明も嫌い」 松本復興相

 「私は三月十一日以来、自民党も民主党も公明党も嫌いだ。私と私のチームはただ被災者に寄り添うだけだ」。東日本大震災復興対策本部が始動した二十八日、松本龍復興対策担当相は記者会見でこう強調した。
 閣僚が自分が所属する政党を「嫌い」とまで批判するのは異例だが、松本氏としては、首相の退陣をめぐる与野党の攻防などに惑わされることなく取り組む姿勢を強調したかったようだ。
 松本氏は三月十一日の震災発生以降、防災担当相として被災者支援に当たった経験に触れ「また復興に携わることで、大きな喜びを感じている」と指摘。基本指針の策定では、与野党各党からも意見を聞く考えを示した。
 昨年、生物多様性条約第十回締約国会議(COP10)で議長を務めた経験にも言及。難題が多い基本指針も、最終的にはまとめられるとの自信を示した。
 松本氏は「私を中心としてチーム復興、チームドラゴンをつくりたい」と発言。強い指導力を発揮したい決意を示した。

松本大臣は民主党も嫌いだという。
では、なぜ松本大臣は嫌いな民主党にいるのだろうか???

松本大臣のその発言に自民党などが反発した。
時事通信社(2011/06/29-11:57)
復興相「嫌い」発言に反発=自公

 自民、公明両党が29日午前に開いた幹事長・国対委員長会談で、松本龍復興担当相が28日の記者会見で「私は3月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌い」と発言したことへの反発が相次いだ。
 自民党の大島理森副総裁が問題提起し、出席者から「信じられない言葉だ。どういう意図なのかきちっと釈明してもらわなければならない」との声が上がった。同党の逢沢一郎国対委員長は会談後、記者団に「与野党の協力を取り付ける必要がないと考えているなら、その任に当たる資格なしだ」と述べ、松本氏を批判した。

これに対し、松本大臣は菅首相の6月いっぱいでの退陣を求めていたのに、先の発言の真意は「政局嫌い」だと不可解な弁明をした。
産経新聞2011.6.3 12:13
閣内からも反発 防災担当相「月内退陣を」
 菅直人首相が早期退陣を否定したことについて、松本龍防災担当相は3日午前の記者会見で、東日本大震災の復興基本法案や第2次補正予算案にめどを付けた6月いっぱいで退陣すべきだとの認識を示した。

時事通信社(2011/06/29-19:42)
「政局嫌い」が真意=復興相

 松本龍復興担当相は29日、都内で開かれた民主党衆院議員の会合であいさつし、28日の記者会見で「3月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌い」と発言したことについて、「私は政局が大嫌いだ。被災者に寄り添うことが私たちの使命だと言いたかった」と釈明した。
 その上で「これからはしっかり東北の復興のために私自身努力してまいる」と強調した。


(4)松本復興大臣は、今月2日、就任後初めて被災地を訪問し、復旧・復興に当たる政府の現地拠点を一元化する方針を示した(下の記事の本文のゴシックは上脇による)。
<東日本大震災>毎日新聞 7月2日(土)22時1分配信
現地本部一元化…松本復興相が方針

 松本龍復興担当相は2日、就任後初めて被災地を訪問し、復旧・復興に当たる政府の現地拠点を一元化する方針を示した。岩手、宮城、福島3県には現在、被災地支援や復旧を担う「緊急災害対策本部」(本部長・菅直人首相)の拠点があるが、復興基本法に基づき設置された「復興対策本部」の現地本部に吸収。両本部の職員の活用で「現地の態勢を膨らませる」(松本氏)ことを目指す。
 被災地と密接に連携するため、復興本部は当初、政務三役を専任の現地本部長として3県に常駐させる予定だった。ところが、専任本部長を置くために閣僚3人、副大臣6人、政務官6人を増員する内閣法改正案は、与野党対立のあおりで成立の見通しが立っていない。現在、復興本部の現地拠点に常駐しているのは国から派遣された事務局長ら職員5人ずつ計15人のみ。3本部長は津川祥吾国土交通政務官(岩手)、末松義規副内閣相(宮城)、吉田泉財務政務官(福島)がそれぞれ各府省の担当業務を持った上で兼任している。
 松本氏は2日、福島市で記者団に「(復興本部事務局は)100人態勢ですばらしいチームができている」と強調。緊急本部の職員も活用することで、現地本部の増員は可能との考えを示した。
 ただ、ある事務局員は「金も権限もなく、どこまで府省間や地方との有効な調整ができるのか」と、不安を隠さない。【中井正裕、笈田直樹】

(5)そして、松本復興大臣は、3日、岩手県と宮城県を訪問し以下のような発言をする。
毎日新聞 2011年7月5日 東京朝刊
東日本大震災:松本復興担当相の発言(要旨)

 松本龍復興担当相が3日に岩手、宮城両県庁を訪れた際の主な発言は次の通り。

 <宮城県庁での村井嘉浩知事との会談>
 うちのチームは多分戦後始まって以来、こんなに各県、各市町村と寄り添ったチームはないくらい、素晴らしいチームだから。
 仮設(住宅)とかに付属する施設なんか考えて、古里から離れたらシャトルバス出すとか、あるいは孤立死をさせないためにみんなで昼飯食べましょうとか、ね。みんなで食べましょう仮設作ればいいじゃん。
 何でも相談には乗る。だからしっかり政府に対して、甘えるところは甘えて、こっちも突き放すところは突き放すから、そのぐらいの覚悟でやってください。
 (漁港を)3分の1〜5分の1集約すると言っているけど、県で(漁業者の)コンセンサス得ろよ。そうしないと我々何もしないぞ。だからちゃんとやれ。そういうのは。
 今、後から(村井氏が)入ってきたけど、お客さんが入ってくる時は、自分が入ってからお客さん呼べ。いいか。長幼の序がわかっている自衛隊ならそんなことやるぞ。分かった? しっかりやれよ。最後の言葉はオフレコです、いいですか、みなさん。書いたらその社は終わりですからね

 <岩手県庁での達増拓也知事との会談>
 俺九州の人間だから、東北が、何市がどこの県とか分からんのよ。
 本当はね、仮設住宅はあなたたちの仕事だから、仮設よりも次の恒久住宅みたいなのを我々は構想する。だから、どういう知恵が出せるか、これからは知恵合戦だ。
 知事は県産品ばっかり売っているから、青森とか北海道の業者呼んで、その人たちに、例えば、県内で雇ってやれよと言えばいい。そのくらいの気持ちでやっていかないと。
 ちょっともどかしかったのは、緊急雇用創出基金とかいうのも提示をしたが、地方に伝わっていない。どんどん使いな。
 俺なんかちゃんとアイデアもっているだろ。ずっとこの仕事やっているから、ずっと指示しているから。国は今、進んだことやっているから、まずそこに付いてこないと。
 知恵出したところは助けますけど、知恵出さないやつは助けない、そのくらいの気持ちを持って。だから昨日、宮古市の山本(正徳市長)にも言ったけど、もうアレがほしいコレがほしいはダメだぞ、知恵出せよ、という話をした。あれ俺の弟みたいなものだから。甘えるなと言った。

この発言につき松本大臣は説明にならない非科学的な弁明を行った。
スポニチ[ 2011年7月5日 06:00 ]
松本復興相、言い訳「博多の人間」「B型で短絡的」

 松本龍復興対策担当相が東日本大震災の被災地を訪問した際に「知恵を出さないやつは助けない」などと発言し、一夜明けた4日、与野党内から「暴言だ」「辞任しろ」などと批判が相次いだ。松本氏は辞任を否定したが、菅直人首相への任命責任を追及する声も出るのは必至。正常化に向けて動きだした国会の、新たな火種となった。
 松本氏は3日、復興対策担当相として初めて岩手、宮城を訪れた。岩手県の達増拓也知事と会談した際、「(私は福岡1区の)九州の人間だから東北の何市がどこの県か分からない」と述べた。
 宮城県の村井嘉浩知事と会談した際は「県で意見集約をちゃんとやれ。やらなかったらこっちも何もしない」などと命令口調。自分より1分ほど遅れて応接室に現れた知事に不快感をあらわにし、握手を拒んだあげく「お客さんが来るときは、自分が入ってから呼べ」と?責(しっせき)。自らを「お客さん」とし、上から目線で応対。報道陣にも「今のはオフレコ。書いたらその社は終わり」とけん制した。
 一夜明け、野党が批判。「常軌を逸したひどい発言だ。暴言以外の何物でもない」(逢沢一郎自民党国対委員長)、「命令口調は言語道断」(山口那津男公明党代表)と反発した。民主党内からも「何様のつもり」「辞めるべきだ」との声が相次いだ。岡田克也幹事長は記者団に「被災者から見ると違和感を感じる発言なのかなと思う」と不快感を示した。
 これを受け、政府の復興対策本部が入るビルの屋上で会見した松本氏は「このまま真っすぐ前を向いて復興に当たっていく」と述べ、辞任は否定。「結果として被災者の皆さんを傷つけたならおわび申し上げたい」と謝罪したものの「博多の人間ですけん。語気が荒かったりしたとは思う」「(私の血液型は)B型で短絡的。本意が伝わらない部分がある」などと言い訳した。会見前には夫人から謝罪するよう促されたという。会見場を屋上に選んだのは「外が好きだから」とし、報道陣から「サングラスは?」と質問されると「忘れた」と答えた。
 松本氏は6月28日の就任会見で「3月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌いだ」と発言し、謝罪したばかりだった。

 ◆松本 龍(まつもと・りゅう)1951年(昭26)5月17日生まれ、福岡市出身。中央大学法学部卒。父親の松本英一参院議員の秘書を経て、90年2月の衆院選で日本社会党から出馬し初当選。96年に社民党を離党し旧民主党の結党に参加。党両院議員総会長を経て10年に環境相・防災担当相に就任。当選7回。

(6)だが、結局、松本龍氏は復興担当大臣を辞任した。
(2011年7月5日14時31分 読売新聞)
松本復興相辞任、後任打診に仙谷氏が固辞

 松本龍復興相(60)は5日朝、菅首相に首相官邸で会い、辞任する考えを伝えた。兼務の防災相も辞任するとした。首相は慰留したが、最終的に了承した。
 松本氏は3日、東日本大震災復興のため、岩手、宮城両県知事に会った際、「知恵を出さないやつは助けない」などと述べ、宮城県知事が不快感を表明するなど、被災地で反発が広がっていた。辞任は、就任からわずか9日目となる。野党は国会で、菅首相の任命責任を含めて追及する方針だ。政府の復興の取り組みへの影響も予想され、首相に対する退陣圧力がさらに強まるのは必至だ。
 松本氏は5日午前の閣議に先だって首相に会い、「真意は別として、発言の表現で被災者の心情を結果として傷つけた。国会運営をはじめ、内閣に迷惑をかける。スピード感を持って進めなければならない復興にマイナスの影響を与えかねない」と辞意を伝えた。首相はこの後の閣僚懇談会で、「(松本氏の)意思が固いので、辞表を受理した」と報告した。
 松本氏は首相との会談後、内閣府で記者会見し、「被災者とは人一倍寄り添っているつもりだったが、言葉が足りなかったりして、被災者の心を痛めたことを本当におわび申しあげたい。言葉が足りなかったり、荒かったりしたのは不適切だった」と述べ、一連の発言を改めて謝罪した。
 辞任の理由を問われると、「個人的な都合だ」と述べた。復興については「岩手でキックオフして、3日でノーサイドになった。相変わらず嫌いな与野党だが、心を合わせて復興に取り組んでほしい」と述べた。
 松本氏の辞任を受け、首相は5日午前、仙谷由人官房副長官と首相官邸で会談し、後任への就任を打診したが、仙谷氏は固辞した。首相はこの後、斎藤勁民主党国会対策委員長代理と会い、5日中にも後任を決める意向を伝えた。

(2011年7月5日11時33分 読売新聞)
松本復興相の辞任記者会見要旨

 松本復興相の辞任記者会見の要旨は以下の通り。

 (午前)8時45分に首相に復興相、防災相の職を辞する報告をした。
 300日ほどの大臣だったが環境と防災という大変大きな仕事を任されて、奇跡を見たり、地獄を見たりしてきた。環境省、防災担当の皆さんにお礼を申しあげたい。これからは子供たちのために、一兵卒として復興に努力していきたい。岩手でキックオフして3日でノーサイドになったが、相変わらず嫌いな与野党だが、心を合わせて復興に取り組んでいただきたい。
 (辞任の理由は)個人的な思いだ。被災者とは人一倍寄り添っているつもりだったが、言葉が足りなかったりして、被災者の心を痛めたことを本当におわび申しあげたい。言葉が足りなかったり、荒かったりしたのは不適切だった。
 復興本部は、私を除いて最高のチームだから、必ず復興のために努力してくれる。このチームはしっかり仕事をやり遂げるから、被災者のみなさんには安心いただきたい。去るにあたって心残りはない。
 (首相からは)「残念です」という言葉をもらった。こんな私でも慰留をいただいた。感謝する。

松本氏は辞任理由をきちんと説明しなかったようだ。

松本氏は、元代表の小沢一郎氏と同じ「一兵卒として」と発言している。
これは、まさか被災者・国民を置き去りにして政局に専念するということなのだろうか!?

菅内閣としては、4人目の辞任になるという。
時事通信 7月5日(火)11時28分配信
閣僚辞任は4人目=菅内閣

5日午前、閣議に臨む菅首相ら。この朝、東日本大震災の被災地復興をめぐる発言で松本復興担当相が辞表を提出、受理された。これで菅内閣閣僚の引責辞任は亀井金融担当相、柳田法相、前原外相に続いて4人となった

(7)菅首相は、辞任した松本氏の後任について、仙谷由人官房副長官に就任を打診したが固辞されたため、平野達男内閣府副大臣(復興担当)を昇格させた。
NHK7月5日 17時10分
復興相後任 平野副大臣昇格決定

 菅総理大臣は、辞任した松本龍復興担当大臣の後任に、復興担当の平野達男内閣府副大臣を昇格させることを決めました。

 松本復興担当大臣は、週末、岩手県の達増知事や宮城県の村井知事と相次いで会談した際「知恵を出さないやつは助けない」などと厳しい口調で述べたことに、被災地や野党側から批判が強まり、5日朝、菅総理大臣に対し、みずからの発言の責任を取りたいとして辞表を提出し受理されました。
 これを受けて菅総理大臣は人選を進めた結果、後任に復興担当の平野達男内閣府副大臣を昇格させることを決め、5日夕方、平野氏を総理大臣官邸に呼んで、復興担当大臣に起用することを伝えました。
 平野氏は、57歳。参議院岩手県選挙区選出で当選2回。農林水産省の官僚出身で、震災発生直後から内閣府の副大臣として被災者支援策の取りまとめに当たってきました。そして、復興基本法の施行に伴って先月27日に松本大臣の補佐役として復興担当の副大臣に就任していました。
 平野氏を起用した理由について、枝野官房長官は記者会見で「副大臣として、震災発生前から国家戦略という重要な課題について八面六ぴの活躍をしており、震災発生以降は、岩手出身ということもあって、震災対応でも活躍されていた。松本大臣のもとで、特に生活支援策の取りまとめに事実上の中心的な役割を担っており、震災対応の継続性の観点から、平野氏を起用することになった」と述べました。


毎日新聞2011年7月5日 21時48分 更新:7月5日 22時12分
復興相辞任:後任に平野氏が正式就任

 菅直人首相は5日、被災地で「知恵を出さないやつは助けない」などと発言して辞任した松本龍復興・防災担当相の後任に、平野達男副復興相(57)=参院岩手選挙区=を昇格させた。防災担当相も兼務する。平野氏は同日夜に皇居での認証式を経て正式に就任した。在任9日目の辞任で、野党は首相の任命責任を追及する構え。民主党執行部からも「醜態が恥ずかしい。新しい人にバトンタッチする環境を整えたい」(安住淳国対委員長)と早期退陣を求める声が噴出しており、首相は四面楚歌(そか)に陥った。
 平野氏は午後4時過ぎに首相から官邸に呼ばれ、昇格を伝えられた。平野氏はその後、記者団に「やらなくてはいけないことは山ほどある。早く課題を処理して具体的な復興に取りかかれる環境作りを急がねばならない」と意欲を語った。平野氏は元農水官僚で、昨年9月に国家戦略などを担当する副内閣相に就任。震災後は政府の被災地支援対策の中枢を担ってきた。平野氏の後任の副復興相には民主党の山口壮政調筆頭副会長を起用、平野氏とともに認証式に出席した。
 枝野幸男官房長官は記者会見で「継続性と見識能力の点で適切」と平野氏を評価。一連の混乱に関しては「被災者の皆さんの心情を傷つけたという松本氏の思いを政府も持っている。批判は厳しく受け止めながら目の前の責任を果たしていかないといけない」と釈明した。
 政府批判は民主党内でも高まっており、安住氏は会見で「首相の任命責任は当然ある。国会運営に努力する人たちが支えきれなくなったら政権なんて崩壊する。そういう配慮がまったくない」と激しく首相を非難した。
 一方、自民党の逢沢一郎国対委員長は「菅内閣というより民主党そのものに復興にあたる力量、体制、士気の高さが備わっていないことが分かった」と批判した。公明党の山口那津男代表は「菅政権の延命は国益を損なう。辞任劇は政治空白に拍車をかけるものだ」と退陣を求めた。野党各党は6日の衆院予算委員会集中審議で首相を追及する方針だ。
 一連の人事に関連し、首相は体調を崩して一時入院していた池田元久副経済産業相を退任させ、後任に中山義活経産政務官を昇格させると中山氏に電話で伝えた。しかし、1時間半後に「国対が反対しているのでなかったことにしてくれ」と取り下げた。党内での首相の求心力低下と、執行部との亀裂の深さは覆いようがなくなっている。【田中成之、朝日弘行】

(7)民主党政権も自民党政権とますます変わらなくなっているようだ。