(1)猪瀬直樹東京都知事(すでに辞任)の5000万円受領問題については、このブログで、5000万円が”裏献金”であるとして法律上の問題点を指摘しました。

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その1):条例違反

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その2):裏献金

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その4):公選法・政治資金規正法違反

(2)そして、先月(2013年12月)8日(日)に私を含む31名が公職選挙法違反と政治資金規正違反で告発状を東京地検(特捜部)に郵送したこと、
あわせて「政治資金オンブズマン」のホームページで国民の皆さんに「はがき」による告発を呼びかけたこと
をブログで紹介しました。
マスコミも、それを報道してくれました。

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その5):私たちの告発

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その6):告発のススメ

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その7):告発状送付と告発呼びかけの報道

(3)猪瀬氏が知事を辞任すると表明するとの情報が流れた時、あるいはまた正式に辞任表明した時には、私たちの告発で捜査が進むと報道されました。

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その9):辞任表明直前以降の私たちの告発についてのマスコミ報道

しかし、告発状「受付」から2週間が経過しているのに、東京地検特捜部は私たちの告発状を受理しないのは、異常であることを指摘しました。

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その12):なぜ東京地検特捜部は私たちの告発の受理を渋っているのか?

(4)昨日(2014年1月7日)、私たち告発人の代理人の代表である阪口徳雄弁護士から、東京地検の検事から「本日付でで猪瀬の告発状が受理された」と連絡がありました、という連絡がありました。

阪口弁護士のブログで、紹介されています。

猪瀬直樹告発状正式受理(政治とカネ)

私たちの告発はやっと受理されました!

(5)東京地検特捜部には、私たちの告発状で指摘しているように、問題の5000万円が借入金ではなく闇献金であり、それが公選法と政治資金規正法に違反することをきちんと捜査して立件してほしいのは、言うまでもありません。

その捜査を厳正に行えば、その闇献金の動機も解明されることになるでしょう。
そうすると、この事件は贈収賄事件へと発展する可能性がありますし、また、その前の知事であった石原慎太郎氏にも事件が波及する可能性があります。
言い換えれば、徳洲会と知事らとの癒着の問題です。

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その10):辞任表明と百条委員会設置見送り問題

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その11):百条委員会設置で真相究明されるべき事柄

今の東京都議会でその真相究明ができないのであれば、残念ながら、それを東京地検特捜部に期待するしかありません。

(6)私たちの告発が正式に受理されたことについての報道を、以下、紹介します。

まず、テレビの報道です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140107/t10014310661000.html
NHK1月7日 12時2分
猪瀬前知事の告発 特捜部が受理 捜査へ

 東京都の猪瀬前知事が、おととしの都知事選挙の前に「徳洲会」グループから現金5000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は7日、前知事に対する告発を正式に受理しました。
特捜部は今後、捜査を始め、猪瀬前知事から任意で事情を聴くなどして、刑事責任の有無について慎重に判断するとみられます。
 東京都の猪瀬前知事は、おととし12月の都知事選挙の直前、徳洲会グループから現金5000万円を受け取った問題で、先月24日、知事を辞職しました。
猪瀬前知事は「5000万円は個人的に借りた金だ」と説明していますが、大学教授などで作る市民団体が先月、「選挙のための闇献金だ」と指摘して、公職選挙法違反などの疑いで東京地検特捜部に告発状を提出していました。
 特捜部はこの告発の扱いを検討していましたが、要件を満たしているとして、7日、正式に受理し、猪瀬前知事に対する捜査を始めることを決めました。
特捜部はすでに、徳洲会グループの選挙違反事件の捜査の中で、猪瀬前知事が返却したとされる5000万円を押収するとともに、資金を直接手渡した徳田毅衆議院議員から経緯を聴くなどしています。
 告発を受理したことで、今後は猪瀬前知事本人からも任意で事情聴取するなどして、提供された資金の趣旨の解明を進め、刑事責任の有無を慎重に判断するものとみられます。

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2097047.html
TBS(07日13:22)
猪瀬・前都知事の5千万円問題、特捜部が告発状受理

 東京都の猪瀬前知事が「徳洲会」側から現金5000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体から提出されていた告発状を正式に受理しました。
 猪瀬前都知事は、おととしの都知事選の直前に徳田毅衆院議員から現金5000万円を受け取りましたが、収支報告書には記載していませんでした。
 この問題について、特捜部は7日午前、市民団体が公職選挙法違反などの疑いで提出していた告発状を正式に受理しました。
 特捜部は今後、刑事事件として資金の流れなどの解明を進めるとともに、猪瀬氏本人からも任意で事情を聴くなど捜査を進める見通しです。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00260802.html
FNN(01/07 14:01)
猪瀬前都知事現金受領問題 東京地検、刑事告発を正式受理

東京都の猪瀬前知事が徳洲会グループから現金5,000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体による刑事告発を正式に受理した。
猪瀬前都知事が徳洲会側から現金5,000万円を受け取った問題をめぐっては、市民団体が「東京都知事選に関する『ヤミ献金』だ」と指摘し、公職選挙法違反などの疑いがあるとして、東京地検特捜部に告発状を提出していた。
関係者によると、特捜部は、徳洲会グループによる選挙違反事件を捜査する中で、5,000万円を押収していて、今後、猪瀬前都知事本人に説明を求めるなどして、刑事責任の有無を慎重に判断するものとみられる。

テレビ朝日(01/07 15:10)
猪瀬前都知事への告発、特捜部が正式に受理 捜査へ

 東京都の猪瀬直樹前知事が徳洲会側から5000万円を受け取っていた問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体からの刑事告発を正式に受理しました。今後、刑事責任の有無を慎重に判断するとみられます。
 猪瀬前知事は一昨年12月の東京都知事選の前に、徳田毅衆院議員から5000万円を受け取り、去年9月に返却しました。この問題を巡っては、市民団体が「都知事選のための闇献金だ」と指摘したうえで、選挙運動費用収支報告書への記載がなく、公職選挙法違反などの疑いがあるとして、先月、東京地検特捜部に告発状を提出していましたが、7日に正式に受理されました。今後、猪瀬前知事から説明を求めることも含めて本格的に捜査を進め、刑事責任について慎重に判断するとみられます。この問題について、猪瀬前知事は「個人的な借り入れだった」と説明していましたが、都議会での追及を受け、先月24日に辞職しました。

http://news24.jp/nnn/news89072615.html
日テレ[ 1/7 16:44 NEWS24]
東京地検、猪瀬前知事への告発状を正式受理(東京都)

 東京都の猪瀬直樹前知事が徳洲会側から現金5000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は、猪瀬前知事に公職選挙法違反などの疑いで市民団体から出されていた告発を7日、正式に受理した。  猪瀬前知事は2012年の都知事選の前、徳洲会側から現金5000万円を受け取ったにもかかわらず、選挙運動費用収支報告書などに記載していなかった問題をめぐり、13年、都知事を辞職した。この5000万円について、市民団体は「世間に公表できないヤミ献金の疑いがある」として、公職選挙法違反などの疑いで告発状を提出していた。  特捜部は既に徳田毅衆議院議員から5000万円を渡した経緯などについて事情を聞いているが、告発を7日、正式に受理し、今後、猪瀬前知事から任意で事情を聞くことも視野に捜査を進める。

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/news/post_57596/
テレビ東京1月7日
猪瀬前知事 東京地検が捜査本格化

「5000万円」の実態解明に向け捜査を進めます。東京都の猪瀬直樹前知事が医療法人徳洲会グループから現金5000万円を受け取っていた問題で、東京地検特捜部はきょう市民団体が提出していた告発状を正式に受理しました。告発状は、5000万円が選挙のための資金で公職選挙法違反などの疑いがあると指摘していて、特捜部は今後、猪瀬氏本人から事情を聴くなどして刑事責任の有無について慎重に判断します。


(7)次に通信社の配信記事とそれを採用した新聞報道です。
時事通信 1月7日(火)12時34分配信
猪瀬前都知事への告発受理=公選法違反など捜査本格化―東京地検

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)=辞職=が医療法人「徳洲会」から5000万円を受領した問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体が提出していた猪瀬氏に対する公選法違反容疑などの告発状を受理した。今後、関係者への聴取を行うほか、資料を押収して分析を進めるなど捜査を本格化させる。
 告発状によると、猪瀬氏は2012年11月、徳田毅衆院議員(42)を通じて徳田虎雄前理事長(75)から選挙資金として5000万円を受け取ったのに、出納責任者に伝えず、都知事選の収支報告書に記載しなかった同法違反の疑いがある。また、一個人から受け取れる寄付金の上限を150万円と定めた政治資金規正法にも違反するとしている。
 特捜部はこれまで、都政への影響を考慮し、都議会による責任追及を見守るにとどめていた。
 告発した市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)の上脇博之神戸学院大教授は「(猪瀬氏は)説明を二転三転させており、このままでは真相がうやむやになる」と話している
 
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版2014年 1月 07日 13:00
猪瀬前都知事への告発受理=公選法違反など捜査本格化;東京地検 .

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)=辞職=が医療法人「徳洲会」から5000万円を受領した問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体が提出していた猪瀬氏に対する公選法違反容疑などの告発状を受理した。今後、関係者への聴取を行うほか、資料を押収して分析を進めるなど捜査を本格化させる。
 告発状によると、猪瀬氏は2012年11月、徳田毅衆院議員(42)を通じて徳田虎雄前理事長(75)から選挙資金として5000万円を受け取ったのに、出納責任者に伝えず、都知事選の収支報告書に記載しなかった同法違反の疑いがある。また、一個人から受け取れる寄付金の上限を150万円と定めた政治資金規正法にも違反するとしている。
 特捜部はこれまで、都政への影響を考慮し、都議会による責任追及を見守るにとどめていた。
 告発した市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)の上脇博之神戸学院大教授は「(猪瀬氏は)説明を二転三転させており、このままでは真相がうやむやになる」と話している。 
[時事通信社]

2014/01/07 12:45 【共同通信】
猪瀬前都知事告発受理、捜査へ 東京地検特捜部

 東京都の猪瀬直樹前都知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で東京地検特捜部が7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理したことが関係者への取材で分かった。今後、猪瀬氏らを事情聴取し本格的に捜査を進めるとみられる。
 猪瀬氏は「個人的な借り入れ」と釈明してきたが、受領は知事選直前で告発状は「選挙資金」と指摘。また猪瀬氏は副知事在任中、東京電力に東電病院の売却を求めたが、徳洲会は当時、病院取得に動いており、資金提供の見返りに便宜を図る意図の有無を捜査する。

沖縄タイムス2014年1月7日 12:45
猪瀬前都知事告発受理、捜査へ 東京地検特捜部

 東京都の猪瀬直樹前都知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で東京地検特捜部が7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理したことが関係者への取材で分かった。今後、猪瀬氏らを事情聴取し本格的に捜査を進めるとみられる。
 猪瀬氏は「個人的な借り入れ」と釈明してきたが、受領は知事選直前で告発状は「選挙資金」と指摘。また猪瀬氏は副知事在任中、東京電力に東電病院の売却を求めたが、徳洲会は当時、病院取得に動いており、資金提供の見返りに便宜を図る意図の有無を捜査する。(共同通信)

西日本新聞2014年01月07日(最終更新 2014年01月07日 12時48分)
猪瀬前都知事告発受理、捜査へ 東京地検特捜部

 東京都の猪瀬直樹前都知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で東京地検特捜部が7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理したことが関係者への取材で分かった。今後、猪瀬氏らを事情聴取し本格的に捜査を進めるとみられる。
 猪瀬氏は「個人的な借り入れ」と釈明してきたが、受領は知事選直前で告発状は「選挙資金」と指摘。また猪瀬氏は副知事在任中、東京電力に東電病院の売却を求めたが、徳洲会は当時、病院取得に動いており、資金提供の見返りに便宜を図る意図の有無を捜査する。

神戸新聞2014/1/7 12:50
猪瀬前都知事告発受理、捜査へ 東京地検特捜部

 東京都の猪瀬直樹前都知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で東京地検特捜部が7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理したことが関係者への取材で分かった。今後、猪瀬氏らを事情聴取し本格的に捜査を進めるとみられる。
 猪瀬氏は「個人的な借り入れ」と釈明してきたが、受領は知事選直前で告発状は「選挙資金」と指摘。また猪瀬氏は副知事在任中、東京電力に東電病院の売却を求めたが、徳洲会は当時、病院取得に動いており、資金提供の見返りに便宜を図る意図の有無を捜査する。

サンスポ2014.1.7 20:59
猪瀬前都知事を捜査へ、5000万円問題で告発受理

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が徳洲会グループから5000万円を受け取った問題で東京地検特捜部は7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理した。関係者への取材で分かった。今後、猪瀬氏らを事情聴取し本格的に捜査を進めるとみられる。
 猪瀬氏は「個人的な借り入れ」と釈明してきたが、受領が知事選直前だったため告発状は「選挙資金」と指摘している。
 副知事だった猪瀬氏が東京電力に東電病院の売却を求めていた当時、徳洲会が病院取得に向けて動いていたことも分かっており、特捜部は、資金提供の見返りに便宜を図る意図がなかったか慎重に捜査する。
 また、徳洲会グループ事件で公選法違反(運動員買収、買収資金交付)の罪で起訴された徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の姉スターン美千代被告(46)について、東京地裁が31日に初公判を開く方向で調整していることも判明。起訴内容を認める方針で、3月にも判決が言い渡される見通し。連座制が適用されて毅氏が失職する公算が大きい。同法違反(買収資金交付)の罪で起訴された母秀子被告(75)の初公判は2月で調整しているが、秀子被告は起訴内容を争うとみられる。
 猪瀬氏は2012年11月6日、徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)と初めて面会し、知事選出馬のあいさつをした。関係者によると、この際に前理事長は東電病院を取得する意向を伝達。2週間後、次男の毅氏が5000万円を手渡した。
 しかし、選挙運動費用収支報告書には5000万円の記載がなく、市民団体メンバーらは「選挙運動に備えた資金で、公表できない闇献金だったと思われる」として、公選法の虚偽記入容疑に当たると主張している。(共同)

スポニチ[ 2014年1月8日 05:30 ]
猪瀬前都知事を捜査へ 5千万円問題で地検が告発受理

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が徳洲会グループから5000万円を受け取った問題で東京地検特捜部は7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理した。今後、猪瀬氏らを事情聴取し本格的に捜査を進めるとみられる。また、特捜側は、借入金が東電病院の売却の見返りとしての資金提供の意図がなかったかについても解明を進める。
 猪瀬氏は12年11月6日、徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)と初めて面会し、知事選出馬のあいさつをした。関係者によると、2週間後、次男徳田毅衆院議員(鹿児島2区)が5000万円を手渡し、猪瀬氏は12月の知事選で初当選した。
 しかし、選挙運動費用収支報告書には5000万円の記載がなく、猪瀬氏は「個人的な借り入れ」と釈明してきたが、受領が知事選直前だったため告発状は「選挙資金」と指摘。市民団体メンバーらは「選挙運動に備えた資金で、公表できない闇献金だったと思われる」として、公選法の虚偽記入容疑に当たると主張している。
(東電病院絡み/) また、猪瀬氏は副知事だった12年6月、東電の株主総会で「病室の稼働率が低い」と発言し東電病院の売却を迫り、東電は保有を続ける方針を転換。12年10月、競争入札での売却を公表した。一方、徳洲会は株主総会前から「東電病院が売却される」との毅氏の情報を基に取得を検討。13年8月に入札に参加したが、翌月に公選法違反容疑で強制捜査を受けた後に辞退した。特捜部はこの一連の流れにも注目。資金提供の見返りに便宜を図る意図がなかったか捜査する意向で、猪瀬氏を聴取するとみられる。
 都知事を辞任した猪瀬氏は「借金だった」と違法性を否定しており捜査は難航するとみられる。しかし「政治とカネ」に対する世間の関心は高く、特捜部は最終的に立件できない場合でも、検察審査会に委ねられることも見据えて徹底した解明を進めるとみられる。
 元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は「もちろん特捜部は東電病院に絡む収賄容疑も視野に入れている」と指摘。今回、告発状が受理されたことで「告発を受けたからという表面上の理由ができたので、捜査がしやすくなる。猪瀬氏の逮捕や立件まで行くかは分からないが、特捜部は今後証拠をそろえてくるはず。都知事選は来月9日と日程が迫っており、捜査が動くとしたらそれ以降になるだろう」とした。

(2014年1月8日06時03分 スポーツ報知)
瀬前都知事を聴取へ 告発状を東京地検が受理

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が徳洲会グループから5000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理した。関係者への取材で分かった。今後、猪瀬氏らを事情聴取する方針だが、猪瀬氏が「借金だった」と違法性を否定。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(57)は、起訴される可能性は「50%」と分析した。
 受け取った5000万円を「個人的な借り入れ」と主張し、一貫して違法性を否定してきた猪瀬氏。だが、市民団体は「選挙資金」と断定し、司法の前に突き出した。その告発状を、特捜部が受理した。
 猪瀬氏が徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)と初めて面会したのは、2012年11月6日。都知事選出馬のあいさつをしたが、関係者によると、この際に前理事長は東電病院を取得する意向を伝達。2週間後、次男の徳田毅衆院議員(鹿児島2区)が5000万円を手渡した。猪瀬氏は同年12月の知事選で初当選。
 しかし、選挙運動費用収支報告書には5000万円の記載がない。市民団体は「選挙運動に備えた資金で、公表できないヤミ献金だったと思われる」として、公選法の虚偽記入容疑に当たると主張している。
 猪瀬氏は副知事だった12年6月、東電の株主総会で「病院の稼働率が低い」と発言し、東電病院の売却を迫った。その後東電は保有を続ける方針を転換。同年10月、競争入札での売却を公表した。
 徳洲会は株主総会前から「東電病院が売却される」との毅氏の情報を基に取得を検討。13年8月に入札したが、翌月に毅氏が公選法違反容疑で特捜部の強制捜査を受けた後、辞退した。特捜部は、資金提供の見返りに便宜を図る意図がなかったかを捜査する。
 起訴の可能性を50%とみる若狭氏は「過去の例では、借入金だったとしても賄賂と認定されています。大きな職務権限を持つ都知事選の直前に金銭授受があったことから、特捜部としては『スジがいい(起訴しやすい)』事件と言えるでしょう」と話した。
 10年2月には、陸山会事件で告発された、小沢一郎氏(71)=生活の党代表=が嫌疑不十分で不起訴処分となった例もある。若狭氏は「徳洲会職員たちの口が堅くなった今後、どれだけ証拠収集ができるかが鍵になる」と指摘した。

(8)新聞社の報道です。
毎日新聞 2014年01月07日 12時57分
東京地検特捜部:猪瀬前知事への告発状を受理

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が医療法人「徳洲会」グループから5000万円を提供された問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体から出されていた公職選挙法違反容疑などでの告発状を受理した。今後、猪瀬氏からも事情を聴くとみられる。
 猪瀬氏は、都知事選への立候補を正式表明する前日の2012年11月20日に5000万円を受け取ったが、選挙運動費用収支報告書に記載せず、報告書の虚偽記載などに当たるとして市民団体が昨年告発状を提出していた。

産経新聞2014.1.7 12:58
猪瀬前都知事を捜査へ 5千万円問題で告発を受理 東京地検特捜部

 東京都の猪瀬直樹前都知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で東京地検特捜部が7日、市民団体メンバーらが提出していた公選法違反容疑での告発状を受理したことが関係者への取材で分かった。今後、猪瀬氏らを事情聴取し本格的に捜査を進めるとみられる。
 猪瀬氏は「個人的な借り入れ」と釈明してきたが、受領が知事選直前だったため告発状は「選挙資金」と指摘している。猪瀬氏は副知事在任中、東京電力に東電病院売却を求めていた。徳洲会は当時、病院取得に向けて動いており、特捜部は、資金提供の見返りに便宜を図る意図がなかったか慎重に捜査する。
 猪瀬氏は平成24年11月6日、徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)と初めて面会、知事選出馬のあいさつをした。関係者によると、この際に前理事長は東電病院を取得する意向を伝達。2週間後、次男徳田毅衆院議員(鹿児島2区)が5千万円を手渡し、猪瀬氏は翌月の知事選で初当選した。

産経新聞2014.1.7 12:58
猪瀬前知事を本格捜査へ 東京地検特捜部、5千万円問題の告発状を受理

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は7日、大学教授らが提出していた猪瀬氏らに対する公職選挙法違反罪などでの告発状を受理した。今後、猪瀬氏の聴取など本格的な捜査に乗り出し、刑事責任の有無を判断する。
 告発状によると、猪瀬氏は平成24年11月、徳田毅衆院議員(42)から5千万円を受け取ったにも関わらず、出納責任者に伝達せず、選挙運動費用収支報告書にも記載しなかったため、公選法に抵触するとしている。また、個人から受け取れる寄付上限額(150万円)を超えるため、政治資金規正法違反罪にも当たるとしている。
 猪瀬氏は現金受領前に毅氏の父でグループ創設者の徳田虎雄元衆院議員(75)と面会。グループが取得に意欲を示していた東京電力病院(東京都新宿区)が話題になったことも明らかになっている。
 猪瀬氏は都議会などで、選挙目的での借入であることを否定し、グループ側に「便宜を図ったこともない」と説明していたが、混乱を招いた責任を取る形で、昨年12月に辞任した。
 既に特捜部は毅氏から、資金提供の趣旨や借用証の作成経緯などについて事情を聴いており、今後、関係者への捜査を本格化させる。

日経新聞2014/1/7 13:19
猪瀬氏への告発受理 東京地検特捜部、捜査へ

 猪瀬直樹前東京都知事(67)が徳洲会グループから現金5千万円を受け取っていた問題で、東京地検特捜部は7日、大学教授らから出されていた公職選挙法違反容疑などでの告発状を正式に受理した。今後、猪瀬氏らを事情聴取し、資金の趣旨などの捜査を進めるとみられる。
 猪瀬氏は都知事選直前の2012年11月20日、徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=から5千万円を受領。都議会などで追及を受け昨年末に辞職した。現金は選挙運動費用収支報告書などに記載されておらず、選挙目的の資金なら公選法違反の虚偽記入に当たる可能性があるとして、大学教授らが同法違反容疑などでの告発状を特捜部に提出していた。
 関係者によると、特捜部は7日、告発状を正式に受理。資金提供が都政に関して便宜を図ってもらう趣旨なら贈収賄に当たる可能性もあり、特捜部は現金に込められた趣旨などを詳しく調べるとみられる。
 特捜部はすでに徳田議員から任意で事情を聴くなど、猪瀬氏と徳洲会を巡る不透明な資金のやりとりについて調べを進めている。

朝日新聞2014年1月7日13時30分
猪瀬氏5千万円問題、特捜部が告発受理 公選法違反容疑

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が医療法人「徳洲会」グループから現金5千万円を受け取っていた問題で、東京地検特捜部が7日、猪瀬氏に対する公職選挙法違反(収支報告書の虚偽記載)容疑などの告発状を正式に受理したことが分かった。特捜部は今後、猪瀬氏からも事情聴取するなどして実態解明を進めるとみられる。
 市民団体「政治資金オンブズマン」共同代表で、神戸学院大の上脇博之教授ら学者と一般市民らが昨年12月上旬に告発状を提出していた。上脇教授らは告発状で、猪瀬氏が受け取った現金5千万円は、返済期限が決められておらず、銀行口座を介さずに提供されていたことなどから「選挙に備えた資金で、公表できない闇献金だ」などと主張している
 特捜部はすでに、徳洲会をめぐる公選法違反事件の捜査の中で、猪瀬氏に5千万円を手渡したとされる徳田毅衆院議員(42)=自民党を離党=や、毅氏の母親で徳洲会前副理事長の秀子被告(75)=同法違反罪で起訴=らから猪瀬氏への資金提供についても事情を聴いている。今後、捜査を本格化させ、刑事責任の有無を慎重に判断する方針だ。

東京新聞2014年1月7日 夕刊
5000万円問題 猪瀬氏への告発受理

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が医療法人「徳洲会」グループから五千万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は七日、市民団体が提出していた猪瀬氏に対する公職選挙法違反容疑などの告発状を受理した。今後、猪瀬氏本人や関係者から事情を聴き、五千万円が提供された目的の解明など本格的な捜査に乗り出す。
 猪瀬氏のこれまでの説明によると、猪瀬氏は二〇一二年十一月六日、徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)と面会し、都知事選に出馬することを報告。その二週間後、前理事長の次男の徳田毅衆院議員(42)と議員会館で会い、議員から現金五千万円を受け取った。この問題の発覚で、猪瀬氏は先月二十四日、知事を辞職した。
 猪瀬氏は五千万円について「個人的な借り入れ」として、選挙費用でないと強調。徳田議員の前で借用書を書いたと主張している。
 これに対し、告発状は、現金の授受が知事選告示の九日前と直前で、多額の金が現金で受け渡しされたことなどから、選挙のための「闇献金」だったと主張。選挙運動費用収支報告書に記載しなかったのは公選法に違反しているとしている。また、年間百五十万円を超える寄付を禁じた政治資金規正法にも違反すると指摘している。
 昨年九月に猪瀬氏の特別秘書から五千万円の返却を受けた徳田議員の母の徳田秀子被告(75)=公選法違反罪で起訴=が「借用書は知らない」と周囲に話しており、猪瀬氏の説明と食い違っている。
 関係者によると、猪瀬氏は徳田前理事長と面会した際、東京電力病院(東京都新宿区)取得の意向を伝えられていた。都は東電の大株主で、副知事だった猪瀬氏が東電に病院売却を迫った経緯もあり、特捜部は、金にわいろの趣旨がなかったかについても慎重に調べるとみられる。

(2014年1月7日17時44分 読売新聞)
猪瀬氏への告発状受理、東京地検特捜部が聴取へ

 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が医療グループ「徳洲会」側から5000万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体から提出された公職選挙法違反(収支報告書の虚偽記入)容疑などでの告発状を受理した。
 今後、前知事を事情聴取するなど、捜査を本格化させるとみられる。
 大学教授らでつくる市民団体が昨年12月に告発していた。告発状では、5000万円が2012年12月の都知事選前、猪瀬前知事に現金で手渡されたことなどから、「選挙運動のための寄付にあたる」と指摘。選挙運動費用収支報告書に寄付金として記載されておらず、公選法違反の疑いがあるとしている。また、一個人からの寄付を年間150万円までとした政治資金規正法にも違反する疑いがあると主張している。

しんぶん赤旗2014年1月8日(水)
猪瀬前都知事告発を受理
「5000万円は闇献金」
市民ら提出 東京地検、捜査を本格化


 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が医療法人「徳洲会」から5000万円を受領した問題で、東京地検特捜部は7日、市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)が提出していた猪瀬氏に対する公選法違反容疑などの告発状を受理しました。告発状は、5000万円は猪瀬氏への「闇献金」と指摘しており、捜査が本格化するとみられます。
 告発状によると、猪瀬氏は2012年11月、徳田毅衆院議員(42)を通じて徳田虎雄前理事長(75)から選挙資金として5000万円を受け取ったのに、出納責任者に伝えず、都知事選の選挙運動費用収支報告書に記載しなかった公選法違反の疑いがあります。また、一個人から受け取れる寄付金の上限を150万円と定めた政治資金規正法にも違反するとしています。
 告発した同オンブズマンは、昨年12月8日に、東京地検に告発状を送付していました。
 昨年11月に発覚して以降、猪瀬氏は5000万円について「個人的な借入金」と繰り返してきましたが、説明は二転三転してきました。
 日本共産党東京都議団の追及で、東京電力病院の買収を狙う徳洲会への猪瀬氏の便宜供与、贈収賄の疑いが浮上。猪瀬氏は昨年12月24日に都知事を辞職しました。
 共産党都議団は、猪瀬氏の疑惑をあいまいにせず、百条委員会を設置するなどして引き続き都議会でも解明することを求めています。

贈収賄の可能性 捜査不可欠
 告発した上脇博之神戸学院大教授の話 私たちは、5000万円を「借入金」でなく「闇献金」と考えます。その点をしっかり捜査してほしい。「個人的な借入金」なら資産報告書に記載し、「選挙のための借入金」なら選挙運動収支報告書に記載していたはずです。
 5000万円をどこにも記載しなかったのは、この金が政治献金であり、政治資金規正法が定める上限(年間150万円まで)を超える金額だから、と考えざるをえない。そうすると「闇献金」という結論しかありません。
 なんのために徳洲会側が闇献金を行い、猪瀬氏が受け取ったのか、捜査を尽くせば、贈収賄に発展していく可能性があると思います。
 この闇献金が、徳田虎雄徳洲会理事長(当時)からのものならば、猪瀬氏だけに行ったものか、前任の石原慎太郎元知事にまでさかのぼるのか、徳洲会グループとの癒着が以前からあったのか、などの疑問も浮かんできます。ぜひ、そこまで真相を解明してほしい。


(9)なお、元検事の告発状については、酷い内容だと私見を書いておきました。

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その3):元検事の告発状の中身への疑問

猪瀬都知事5000万円「裏金」受領問題(その8):元検事の追加告発状についての感想

この元検事の告発が受理されたとの情報はありません。
ですから、上記紹介報道は、私たちの告発が受理されたというものです。
念のために。