(1)阪口徳雄弁護士が
ブログの投稿「NHK受信料支払停止に踏み切らざるを得ない(NHK) 」で、
「NHKの会長を辞任するよう求めます」「辞任しなければNHK受信料の支払の停止にあえて踏みきらざるを得ない」

とブログで書いておられることは、すでに紹介しました。

NHK受信料の支払い停止に向けた手続きは簡単!(ケーブルテレビを通じて支払っていても)

(2)私も参加した「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」が、先日(2014年3月3日)夕方、「籾井NHK会長の解任を求める申し入れ書」を送付したことも、すでに紹介しました。

「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」の「籾井NHK会長の解任を求める申し入れ書」の紹介

(3)この「申し入れ書」についてのマスコミ報道についても、紹介しました。

NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」の「籾井NHK会長の解任を求める申し入れ書」のマスコミ報道の紹介

(4)私たちの「申し入れ」内容については、これまでの投稿を読んでいただければ十分理解していただけると思いますが、それでもまだ十分にはわからないという方もおられるかもしれません。
中には、勘違いされておられる方もおられるようです。

そこで、冒頭で紹介した阪口弁護士(「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」の共同代表)のインタビュー記事を紹介し、「申し入れ」の趣旨を一人でも多くの方々に理解していただこうと思います。

また、「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」について阪口弁護士がブログで説明していますので、それを紹介します。


1.アジアプレス・ネットワークによる阪口徳雄弁護士インタビュー記事の紹介
2014年3月 4日 12:54 アジアプレス
NHK受信料支払い停止宣言 阪口弁護士に聞く

◇「視聴者としての抗議の意思表明です」

NHKの籾井勝人会長の言動に対する批判がやまない。3日、弁護士と研究者のグループが、「もはや、公共放送の会長に貴殿がこれ以上、座り続けることを、視聴者として認めることはできない」として、籾井氏が会長職を辞めるまで受信料支払いを停止することを宣言。NHKと経営委員会に辞任要求書を送った。グループの世話人の弁護士・阪口徳雄さんに聞いた。(聞き手 石丸次郎)

石丸 ひどく怒っておられます。

阪口 慰安婦問題に対する発言の他、特定秘密保護法についての「一応通っちゃったんで、言ってもしょうがないんじゃないかと思う」という発言、国際放送(委託放送でない国際放送)についての「政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない」という発言など、公共放送の会長としてあるまじき言動です。

NHKは国営放送ではなく公共放送。多くの国民によって支えられているわけだから、時の権力者、時の総理大臣が、都合のいい人を選ぶということは控えなければならないと思う。なぜなら、権力を批判しない報道機関になっては困るわけですから。本来は放送法上もあってはならないことです。

石丸 籾井会長の発言の放送法上の問題は?

阪口 放送法はいわばNHKの「憲法」です。(そこには)放送の仕方について、政治的には公平でなくてはならないと書いてあります。仮に意見が対立している問題については、できるだけ、一方の意見だけでなくて、多くの角度からその論点を明らかにするということが書かれています。時の会長が、ある一方の都合のいいことばかりを言うのは、本来あってはならんことです。

籾井さんは放送法を知らないんじゃないか? あるいは、知っていてあえて「俺はやってやるんだ」と乱暴なことを考えている人で、それが記者会見の席で本音がポロリと出てしまったのか。今まで、NHKの会長にはいろんな批判を受けた人がいましたが、籾井さんほど露骨に言う人はいなかったですよ。

石丸 「アベ様のNHK」になってしまったという声もあります

阪口 籾井さん、あるいは経営委員会に安倍晋三首相のお気に入りで入った人たちの中に、いろんな暴言を吐く人がいます。籾井会長はじめ、こういう人たちが辞めるまでNHKの受信料の支払いを停止しようと、弁護士と学者で宣言しました。

NHKには、籾井問題で多数の抗議のメールや電話が行っているそうですが、それぐらいでは効かないですよ。NHKの今の事態はあってはならないことです。それを視聴者として抗議の意味を込めて、受信料の支払停止を連名で通知します。

石丸 支払い停止に対してNHKは裁判に訴えるかもしれません。

阪口 NHKが裁判を起こしてくれたら、どんどん受けて立ちますよ。籾井さんみたいな人がNHKの会長にふさわしいのかどうか、現場は委縮しないかどうか、放送が会長に不利な報道を控えているではないか等・・・、視聴者が日頃疑問に感じていることの論争を挑みます。国会議員の生っちょろい質問ではなくて、籾井さん等を証人申請して公開の法廷で2時間でも3時間でも尋問するつもりです。

NHKに提出された籾井会長辞任要求書 (PDF)

※ 受信料の支払い停止を決めたのは、弁護士の阪口徳雄さん、神戸学院大学大学院教授の上脇博之さんら20名で結成した「NHKを考える弁護士・研究者の会」。


※ 放送法の抜粋

(目的)
第1条 この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。
一 放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。
二 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。
三 放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。

(放送番組編成の自由)
第3条 放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。

(国内放送等の放送番組の編集等)
第4条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

ヤフーでも同じものが紹介されました。
NHK受信料支払い停止宣言 阪口弁護士に聞く
アジアプレス・ネットワーク 3月4日(火)13時10分配信

2.「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」とは

共同代表の阪口徳雄弁護士のブログで、「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」について説明していますので、その部分だけ抜粋し紹介しておきます。

弁護士阪口徳雄の自由発言
≪NHK受信料一時停止の見解≫

・・・(略)・・・・
「NHKのあり方を考える弁護士・研究者の会」とは

籾井NHK会長が就任の記者会見で発言がきっかけでNHKが時の政権の広報機関になりそうだとの危機感で意見交換をしようと集まった弁護士・研究者らの集まりです。参加者は弁護士、研究者、公認会計士、ジャーナリストなど今のところ30名余。NHKと受信契約している者、今回の事件で契約を止めた者が大半で、もともと支払ったことがない人達も若干名参加しています。

特に規約などもなく、メールを通じて意見交換し、一致した事項で賛同する者だけが活動する会です。


活動内容は

(1)NHKの会長の選任経過がおかしいので、会のメンバーがその情報公開請求を行っています。

(2)次に、NHKの会長の辞任を求め、辞任しない場合は受信契約を払っている者達が連名で一時受信停止する旨の要請をNHKに行いました。

要請書の全文は上脇教授のブログに引用されています。

http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51762544.html

NHK経営委員会にも会長を解任せよという要請書もだしました。

(3)百田、長谷川経営委員の行動も放送法に定める経営委員として失格ではないかと考えるメンバーが多いのですが、この問題についてもどうするか検討中です。

(4)受信停止した私達のメンバーに対してNHKから受信料支払請求の裁判が予想されますので、その法的な検討を行っています。私達はこの裁判を通じてNHKの公共放送と受信料の支払者との法的関係をNHKと論じるつもりです。なおもし裁判が起こされればそのNHK側の主張、一時停止する側のメンバーの主張などを順次公表していきます。

(5)私達はNHK受信料の不払運動一般を法的に支える会ではありません。NHKが国営放送でなく真の公共放送にする為に受信料の支払いの必要性を認めている会です