はじめに
(1)これまで
安倍晋三首相の昭恵夫人の森友学園の幼稚園と小学校設置への積極的寄与・貢献
について2回の投稿しました。
安倍昭恵・首相夫人の森友学園への積極的寄与・貢献(1)
安倍昭恵・首相夫人の森友学園への積極的寄与・貢献(2)
この投稿は、そのテーマについての3回目の投稿です。
(2)第2回目の投稿では、
「安倍晋三からの森友学園への寄附100万円」の原資の可能性について
推測しましたが、
それが真実であったとしても、
森友学園が、返礼として「10万円」を昭恵夫人に渡したのであれば、
金融機関における寄附の振り込みは「90万円」になるのではないか
そうであれば、寄附100万円は真実ではないのではないか
との疑問を抱く方があるかもしれません。
そこで、この投稿では、この点について推測してみます。
1 講演の主体はどこか?
上記の疑問について検討する前に、別の疑問が頭に浮かびます。
それは、
そもそも安倍首相の昭恵夫人が講演した企画の主催者は、
どこだったのか、という疑問です。
通常、講演料や交通費を支払うのは、主催者だからです。
講演の企画の主催者は、
森友学園(の塚本幼稚園)だったのかもしれませんし、
ひょっとすると、正式には他だったかもしれません。
あるいはまた両者の主催(共催)だったかもしれません。
これについて私は、情報を収集できていないので、
そのような疑問・論点があることだけ指摘しておきます。
2 返礼「10万円」の原資を推測しよう
(1)「安倍晋三からの森友学園への寄附100万円」が真実だった場合
その原資の可能性について推測しました。
自民党の場合、使途不明金が多いので、
その可能性は複数あることを指摘しましたが、
それが真実であったとしても、
籠池氏が返礼として「10万円」を昭恵夫人に手渡したことも真実であった場合、
その「10万円」の原資は何なのでしょうか?
これも、いくつか考えられます。
(2)まず、考えられる可能性は、
「安倍晋三からの寄付100万円」のなかの「10万円」です。
この場合、実際の寄付は「90万円」になりますが、
金融機関に「寄附100万円」の振り込みをして処理したとなると、
その「10万円」は一時的な立て替えであり、
実質的には「10万円」の原資は別ということになります。
(3)そうすると、次に考えられるのが、
「森友学園・塚本幼稚園の10万円」です。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
「森友学園・塚本幼稚園」ということにあんります。
ただ、森友学園は1円でも多く寄附を集めなければならないので、
その可能性は悲喜うのかもしれません。
(4)そこで、次に考えられる可能性は、
「籠池夫妻のポケットマネーから10万円」です。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
籠池夫婦ということになります。
ただ、籠池夫妻は、安倍首相夫妻と同じイデオロギーなので、
ひょっとすると、
自分のカネを惜しんでポケットマネーではない可能性が
高いのかもしれません。
(5)最後に考えられ可能性は、
「森友学園の塚本幼稚園のPTAの予算からの10万円」
です。
インターネット上には、
「塚本幼稚園PTA」の「決算書」における「社会教育費」が紹介されており、
その「摘要欄」に「教育講座 9/5首相夫人安倍昭恵先生」と記載されているので、
これが真実であれば、
この「40万円」のうちの「10万円」であった可能性が高いのかもしれません。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
塚本幼稚園PTAということになります。
(6)最後に考えられるのは、
以上のうちの2つ(または3つ)である可能性です。
返礼「10万円」は、例えば、
森友学園と塚本幼稚園PTAの両方が
それぞれ幾らか支出した合計額である場合です。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
森友学園と塚本幼稚園PTAの両者ということになります。
あるいはまた、
上記両者に籠池夫婦のポケットマネーが加わる可能性もあるでしょうし、
籠池夫婦のポケットマネーと塚本幼稚園PTAがそれぞれ支出した合計
である可能性もあるでしょう。
(7)いずれにせよ、
「返礼10万円」がなされたのが真実だとしても、
それは、「寄附100万円」を否定することにはならないでしょう。
3 返礼「10万円」の意味
(1)籠池氏が昭恵夫人に対し「10万円」を渡したのは、
どのような意味があったのでしょうか?
以上までは「返礼」と書いてきましたが、
それは籠池氏の「証人喚問」での証言を前提にしています。
もっとも、
籠池氏が「10万円」をどのような支出として
内部的に処理したのかは、別である可能性があります。
(2)というのも、
前述した「10万円」の原資の可能性の一つとして
「森友学園の幼稚園のPTAの予算」を挙げたからです。
「10万円」が籠池夫婦のポケットからであれば、
「個人的な返礼」になるでしょうが、
「森友学園の塚本幼稚園のPTAの予算」からの支出であれば、
その「決算書」における「社会教育費」の「摘要欄」に
「教育講座」と明記されているので、
これが虚偽でなく真実であれば、
「返礼」は、「講師料」あるいは「講演料」である可能性があります。
(3)この場合であっても、
籠池氏が昭恵夫人に対し「講師料」あるいは「講演料」
と伝えていない可能性もあります。
「講師料」あるいは「講演料」は
内部的な説明にとどまっている可能性があります。
(4)しかし、それは、やはり昭恵夫人に「証人喚問」で尋問して、
聞き出すしかありません。
4 過去の講演の場合
(1)昭恵夫人は、森友学園で3回ほど講演しているので、
以上のように検討してくると、
上記の時とは別の2回では、
籠池氏は、昭恵夫人に対し、どう説明したのかは別にして
「講師料」あるいは「講演料」を支払っていないのか
という第1回目の投稿の疑問に戻ってしまいます。
(2)すでに指摘したように、
昭恵夫人が本当に「講演料なし」で講演するとなると、
昭恵夫人は、相当森友学園・塚本幼稚園に積極的に入れ込んでいたわけであり、
通常の主婦では行えないことです。
だからこそ、「100万円」の寄附の真実性が高まってしまうわけです。
(3)ただ、森友学園の塚本幼稚園が昭恵夫人に講演を依頼しておいて、
同学園・幼稚園の予算であれ、PTAの予算であれ、
本当に「講師料」あるいは「講演料」を支払っていなかったのでしょうか?
なかなか常識では考えられないことです。
そうでなければ、
「少し金額の多めの交通費」として支出がなされたのではないか
とも思えてきます。
そうでれば、
昭恵夫人も「交通費を十二分に受け取っているので講演料は不要です」
と返事した可能性があります。
何せ、昭恵夫人は、「森友学園のために役に立ちたい」と公言し、
3回も講演を引き受け、小学校の名誉校長を引き受けたのですから。
まさか公費が支出されているのでしょうか?
(4)いずれにせよ、
昭恵夫人の「証人尋問」を実現しなければ、
以上の疑問は疑問のままに終わってしまいます。
昭恵夫人は、真相解明に積極的に協力するために、
安倍首相に「証人喚問」を要請すべきです。
昭恵夫人は、一般の主婦ではなく、
「安倍晋三内閣総理大臣夫人として社会活動をし続けている」
のですから。
(つづく)
(1)これまで
安倍晋三首相の昭恵夫人の森友学園の幼稚園と小学校設置への積極的寄与・貢献
について2回の投稿しました。
安倍昭恵・首相夫人の森友学園への積極的寄与・貢献(1)
安倍昭恵・首相夫人の森友学園への積極的寄与・貢献(2)
この投稿は、そのテーマについての3回目の投稿です。
(2)第2回目の投稿では、
「安倍晋三からの森友学園への寄附100万円」の原資の可能性について
推測しましたが、
それが真実であったとしても、
森友学園が、返礼として「10万円」を昭恵夫人に渡したのであれば、
金融機関における寄附の振り込みは「90万円」になるのではないか
そうであれば、寄附100万円は真実ではないのではないか
との疑問を抱く方があるかもしれません。
そこで、この投稿では、この点について推測してみます。
1 講演の主体はどこか?
上記の疑問について検討する前に、別の疑問が頭に浮かびます。
それは、
そもそも安倍首相の昭恵夫人が講演した企画の主催者は、
どこだったのか、という疑問です。
通常、講演料や交通費を支払うのは、主催者だからです。
講演の企画の主催者は、
森友学園(の塚本幼稚園)だったのかもしれませんし、
ひょっとすると、正式には他だったかもしれません。
あるいはまた両者の主催(共催)だったかもしれません。
これについて私は、情報を収集できていないので、
そのような疑問・論点があることだけ指摘しておきます。
2 返礼「10万円」の原資を推測しよう
(1)「安倍晋三からの森友学園への寄附100万円」が真実だった場合
その原資の可能性について推測しました。
自民党の場合、使途不明金が多いので、
その可能性は複数あることを指摘しましたが、
それが真実であったとしても、
籠池氏が返礼として「10万円」を昭恵夫人に手渡したことも真実であった場合、
その「10万円」の原資は何なのでしょうか?
これも、いくつか考えられます。
(2)まず、考えられる可能性は、
「安倍晋三からの寄付100万円」のなかの「10万円」です。
この場合、実際の寄付は「90万円」になりますが、
金融機関に「寄附100万円」の振り込みをして処理したとなると、
その「10万円」は一時的な立て替えであり、
実質的には「10万円」の原資は別ということになります。
(3)そうすると、次に考えられるのが、
「森友学園・塚本幼稚園の10万円」です。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
「森友学園・塚本幼稚園」ということにあんります。
ただ、森友学園は1円でも多く寄附を集めなければならないので、
その可能性は悲喜うのかもしれません。
(4)そこで、次に考えられる可能性は、
「籠池夫妻のポケットマネーから10万円」です。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
籠池夫婦ということになります。
ただ、籠池夫妻は、安倍首相夫妻と同じイデオロギーなので、
ひょっとすると、
自分のカネを惜しんでポケットマネーではない可能性が
高いのかもしれません。
(5)最後に考えられ可能性は、
「森友学園の塚本幼稚園のPTAの予算からの10万円」
です。
インターネット上には、
「塚本幼稚園PTA」の「決算書」における「社会教育費」が紹介されており、
その「摘要欄」に「教育講座 9/5首相夫人安倍昭恵先生」と記載されているので、
これが真実であれば、
この「40万円」のうちの「10万円」であった可能性が高いのかもしれません。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
塚本幼稚園PTAということになります。
(6)最後に考えられるのは、
以上のうちの2つ(または3つ)である可能性です。
返礼「10万円」は、例えば、
森友学園と塚本幼稚園PTAの両方が
それぞれ幾らか支出した合計額である場合です。
この場合、安倍首相(夫婦)に返礼したのは、
森友学園と塚本幼稚園PTAの両者ということになります。
あるいはまた、
上記両者に籠池夫婦のポケットマネーが加わる可能性もあるでしょうし、
籠池夫婦のポケットマネーと塚本幼稚園PTAがそれぞれ支出した合計
である可能性もあるでしょう。
(7)いずれにせよ、
「返礼10万円」がなされたのが真実だとしても、
それは、「寄附100万円」を否定することにはならないでしょう。
3 返礼「10万円」の意味
(1)籠池氏が昭恵夫人に対し「10万円」を渡したのは、
どのような意味があったのでしょうか?
以上までは「返礼」と書いてきましたが、
それは籠池氏の「証人喚問」での証言を前提にしています。
もっとも、
籠池氏が「10万円」をどのような支出として
内部的に処理したのかは、別である可能性があります。
(2)というのも、
前述した「10万円」の原資の可能性の一つとして
「森友学園の幼稚園のPTAの予算」を挙げたからです。
「10万円」が籠池夫婦のポケットからであれば、
「個人的な返礼」になるでしょうが、
「森友学園の塚本幼稚園のPTAの予算」からの支出であれば、
その「決算書」における「社会教育費」の「摘要欄」に
「教育講座」と明記されているので、
これが虚偽でなく真実であれば、
「返礼」は、「講師料」あるいは「講演料」である可能性があります。
(3)この場合であっても、
籠池氏が昭恵夫人に対し「講師料」あるいは「講演料」
と伝えていない可能性もあります。
「講師料」あるいは「講演料」は
内部的な説明にとどまっている可能性があります。
(4)しかし、それは、やはり昭恵夫人に「証人喚問」で尋問して、
聞き出すしかありません。
4 過去の講演の場合
(1)昭恵夫人は、森友学園で3回ほど講演しているので、
以上のように検討してくると、
上記の時とは別の2回では、
籠池氏は、昭恵夫人に対し、どう説明したのかは別にして
「講師料」あるいは「講演料」を支払っていないのか
という第1回目の投稿の疑問に戻ってしまいます。
(2)すでに指摘したように、
昭恵夫人が本当に「講演料なし」で講演するとなると、
昭恵夫人は、相当森友学園・塚本幼稚園に積極的に入れ込んでいたわけであり、
通常の主婦では行えないことです。
だからこそ、「100万円」の寄附の真実性が高まってしまうわけです。
(3)ただ、森友学園の塚本幼稚園が昭恵夫人に講演を依頼しておいて、
同学園・幼稚園の予算であれ、PTAの予算であれ、
本当に「講師料」あるいは「講演料」を支払っていなかったのでしょうか?
なかなか常識では考えられないことです。
そうでなければ、
「少し金額の多めの交通費」として支出がなされたのではないか
とも思えてきます。
そうでれば、
昭恵夫人も「交通費を十二分に受け取っているので講演料は不要です」
と返事した可能性があります。
何せ、昭恵夫人は、「森友学園のために役に立ちたい」と公言し、
3回も講演を引き受け、小学校の名誉校長を引き受けたのですから。
まさか公費が支出されているのでしょうか?
(4)いずれにせよ、
昭恵夫人の「証人尋問」を実現しなければ、
以上の疑問は疑問のままに終わってしまいます。
昭恵夫人は、真相解明に積極的に協力するために、
安倍首相に「証人喚問」を要請すべきです。
昭恵夫人は、一般の主婦ではなく、
「安倍晋三内閣総理大臣夫人として社会活動をし続けている」
のですから。
(つづく)
2017年3月24日付日経新聞「春秋」より。
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO14440280U7A320C1MM8000/
関西には「おため」という習わしがある。結婚祝いなどを受け取ったときに、その場で1割ほどのお礼を返すことだ。お祝いを包んでいた風呂敷に、ちょっとした品物を入れて返したのが始まりらしい。森友学園の籠池泰典理事長が語った話は、この風習を彷彿(ほうふつ)させる。
▼きのう、国会の証人喚問に臨んだ籠池氏いわく――一昨年9月、学園の幼稚園を訪れた安倍晋三首相の妻、昭恵さんから寄付金100万円を受け取り、かわりに「感謝」と書いた封筒入りの講演料10万円を「お菓子の袋」とともに渡した――。先日来の発言を補強して、立て板に水の能弁ぶりだった。鮮明な記憶だという。
▼事実なら政権の危機である。森友問題の核心は、小学校建設のための国有地売却額が大幅に値引きされたことだ。しかしこの100万円と講演料の行き来だけでもとんでもない爆弾だろう。国民注視の喚問の場で言いたい放題だった籠池氏。全面否定する与党側は偽証罪での告発に動くのか、ほかに何か打つ手はあるのか。
▼謎だらけの森友問題だが、ここは昭恵夫人の話も聞きたい。籠池氏は、国有地をめぐる相談に夫人サイドが送ってきたというファクスを読み上げてみせた。これまた経緯不明なれど、森友に何やら後光が差すなかで土地売却は進んだのかもしれぬ。評価額の9割引きだから、国もずいぶん「おため」をはずんだ格好である。
※転載終了
どのような支出として内部的に処理したのかは分かりませんが…